JP2010248914A - 船舶推進器の排気装置 - Google Patents

船舶推進器の排気装置 Download PDF

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Abstract

【課題】排気通路内に外気を導入するに当たって、低コスト、低騒音、熱負荷の低減、外気量の安定化などが図られた船舶推進器の排気装置を提供する。
【解決手段】エンジン3の排ガスが流れる主排気通路13と、主排気通路13と大気中とを連通するアイドル排気通路14とを備える。アイドル排気通路14内には消音用の絞りおよび膨張室が設けられる。アイドル排気通路14の下流側端部とアイドル排気通路14の上流部とを接続するバイパス通路41を有する。バイパス通路41には、アイドル排気通路14の上流部に向けて空気が流れるようにリード弁43が設けられている。
【選択図】 図4

Description

本発明は、外気導入用の空気通路を備えた船舶推進器の排気装置に関するものである。
従来の船舶推進器の一つとして挙げられる船外機は、排ガスを主に水中に排出する排気装置を備えている。一方、船舶においては、例えば船体を停止させるようなときに船舶推進器の前・後進切換機構を前進状態から後退状態に切り換えてプロペラを逆転させることがある。
この場合、スロットル弁を急激に閉じたことが原因でエンジン出力が急激に低下又は失火し、エンジンの回転が低下すると、プロペラが水圧によって強制的に正転させられ、エンジンが逆転することがある。エンジンが逆回転すると、排気通路からシリンダ内に空気が吸引されるようになって排気通路内が負圧になる。このように排気通路内が負圧になると、水が排気通路内を上昇してエンジンの燃焼室内に流入し、エンジンが破壊されるおそれがある。また、排気通路内に触媒コンバータ(以下、単に触媒という)が設けられている場合は、触媒に水が接触することになる。
排気通路内が負圧になることを防止した従来の船舶推進器の排気装置としては、例えば特許文献1に記載されているものがある。
特許文献1には船外機の排気装置が開示されている。この排気装置は、複数の気筒から排出された排ガスをエンジン内で集合させて下方に導く排気通路と、この排気通路内に設けられた触媒と、前記排気通路内とエンジンの外とを連通する空気導入路を備えている。前記排気通路は、エンジンの上端部から下端部まで上下方向に延在している。
特許文献1に記載されている船外機は、カウリング内の空気をカウリングの上方に排出する換気装置を備えている。この換気装置は、クランク軸と一体に回転するファンが吸引したカウリング内の空気を専用の送風路によってカウリングの上方に導く構成が採られている。前記送風路は、エンジンの上方に位置する流路ケースによって形成されている。前記空気導入路は、前記送風路内と前記排気通路とを連通している。
この空気導入路には、排気通路内が負圧になったときに開くチェックバルブが設けられている。すなわち、特許文献1に示す排気装置においては、外気が前記空気導入路とチェックバルブとを通して排気通路内に吸い込まれることによって、排気通路内の負圧が解消される。
特開2008−309129号公報
しかしながら、特許文献1に記載されている船舶推進器の排気装置においては、排気通路内に外気を導入するために専用の空気導入路を使用している。この空気導入路は、パイプやその他の部材の通路孔などによって形成されている。
このため、特許文献1に示す排気装置では、前記空気導入路を形成する分だけ製造コストが高くなるという問題があった。
また、前記空気導入路の下流端は、排気エネルギーが殆ど減衰されていない排気通路に接続されている。このため、前記チェックバルブが開いたときに大きな排気音が漏洩して騒音が大きくなるし、チェックバルブの弁体の熱負荷が大きくなる。
さらに、前記空気導入路の他端部は、換気装置の流路ケースに接続されている。このため、流路ケースは、空気導入路を介して排ガスの熱が伝達されるから、耐熱性の高い高価な材料で形成しなければならない。
前記流路ケースの空気出口は、換気が効率よく行われるように大きく開口している。このため、チェックバルブが開いたときに空気導入路から流路ケース内に漏洩した大きな排気音が殆ど消音されない状態で流路ケースから大きな騒音となって出ることになる。
加えて、流路ケースの内部の圧力は、エンジンの運転状況の変化に伴って変化する。このため、チェックバルブが開いたときに空気導入路を通って排気通路内に吸い込まれる空気の量が安定しない。
本発明はこのような問題を解消するためになされたもので、排気通路内に外気を導入するに当たって、コストを低く抑えることができ、騒音を小さく抑えることができ、通路を形成する部材や弁の熱負荷が小さくなり、排気通路に導入される外気の量が安定する船舶推進器の排気装置を提供することを目的とする。
この目的を達成するために、本発明に係る船舶推進器の排気装置は、エンジンの排気口に上流端が接続されかつ下流端が水中に開口する主排気通路と、前記主排気通路に上流端が接続されかつ下流端が大気中に開口するアイドル排気通路と、前記アイドル排気通路内に設けられた消音用の絞りおよび膨張室と、前記アイドル排気通路の下流側端部に一端部が接続されかつ他端部がアイドル排気通路の上流部に接続されたバイパス通路と、前記バイパス通路の前記一端部から他端部にのみ空気が流れるようにバイパス通路に設けられた逆止弁とを備えているものである。
請求項2に記載した発明は、請求項1に記載した船舶推進器の排気装置において、前記主排気通路に触媒を設けたものである。
請求項3に記載した発明は、請求項1又は請求項2に記載した船舶推進器の排気装置において、前記アイドル排気通路の上流端を、前記主排気通路における前記触媒より下流側に接続したものである。
請求項4に記載した発明は、請求項1〜請求項3に記載した船舶推進器の排気装置において、前記逆止弁を、前記主排気通路の圧力低下により開くリード弁としたものである。
主排気通路の下端部には、エンジンが停止している状態においては水が浸入している。この水は、エンジン運転時に排ガスの圧力によって排気通路から押し出される。エンジンの運転状態がアイドリング運転状態であったり、低速で航走するような低回転状態である場合は、排ガスの圧力が小さいために、排ガスの圧力によって排気通路内の水を押し出すことはできない。この場合、排ガスは、アイドル排気通路から船舶推進器の外に排出される。アイドル排気通路を排ガスが流れるときは、消音用の絞りおよび膨張室によって排気音が低減される。
一方、主排気通路内が負圧になったときは、アイドル排気通路内も負圧になるために、アイドル排気通路の下流端の開口に外気が吸い込まれるようになる。アイドル排気通路は、消音用の絞りが設けられているために、外気を円滑に主排気通路に導くことはできないものである。
本発明による前記バイパス通路は、アイドル排気通路の前記絞りを迂回するように形成することができる。このため、本発明によれば、前記負圧によってアイドル排気通路の下流端の開口に吸い込まれた外気は、通気抵抗が相対的に小さくなるバイパス通路を通ってアイドル排気通路の上流部に導かれる。バイパス通路を流れる外気の流量は、消音用の絞りを流れる外気より多くなる。このとき、逆止弁は、外気がバイパス通路内をアイドル排気通路の上流部に向けて流れるように開く。
したがって、本発明においては、例えばエンジンが逆転して主排気通路内が減圧された場合、外気をアイドル排気通路から主排気通路に大量にかつ速く吸い込ませることができるから、水が主排気通路内を上昇することを確実に防ぐことができる。アイドル排気通路は、一般的な船舶推進器には必ず設けられているから、このアイドル排気通路を使用して負圧の解消を図るためには、バイパス通路と逆止弁とを付加するだけで実現することができる。
この結果、本発明によれば、低いコストで排気通路内に外気を導入することが可能な船舶推進器の排気装置を提供することができる。
また、バイパス通路は、アイドル排気通路の上流部と下流側端部とを接続しているから、主排気通路に較べて排気エネルギーが減衰された部位に接続されている。このため、逆止弁が開いたときに漏洩する騒音が小さくなるとともに、逆止弁の熱負荷を低減することができる。
アイドル排気通路は、もともと排ガスの熱に耐え得る部材によって形成されているから、バイパス通路を介して排ガスの熱が伝達されたとしても何ら不具合が生じることはない。
さらに、アイドル排気通路の排ガス出口は、通常は必要最小限の広さに形成されている。このため、逆止弁が開いたときにバイパス通路を通って漏洩する騒音は、特許文献1に示す従来の排気装置に較べると著しく小さくなる。
アイドル排気通路は、アイドリング時に排ガスを大気中に排出するものである。すなわち、アイドル排気通路の下流側端部の圧力は、略大気圧で安定している。このため、主排気通路内が負圧になったときにバイパス通路によって主排気通路内に吸い込まれる外気の量は、エンジンの運転状況に影響を受けることなく安定する。
本発明に係る排気装置を備えた船外機の側面図である。 主排気通路の下端部を示す断面図である。 ガイドエキゾーストの平面図である。 図3におけるIV−IV線断面図である。 図3におけるV−V線断面図である。 リード弁の横断面図である。 アイドル排気通路を説明するための図で、同図(A)はガイドエキゾーストの底面図、同図(B)はガスケットの底面図、同図(C)はアッパーケーシングとオイルパンの平面図である。 ガイドエキゾーストの平面図である。 アイドル排気通路を説明するための図で、同図(A)はガイドエキゾーストの底面図、同図(B)はガスケットの底面図、同図(C)はアッパーケーシングとオイルパンの平面図である。 図8におけるA−A線断面図である。 ガイドエキゾーストの平面図である。 バイパスパイプとリード弁の横断面図である。 図11におけるB−B線断面図である。 図11におけるC−C線断面図である。 アイドル排気通路を説明するための図で、同図(A)はガイドエキゾーストの底面図、同図(B)はガスケットの底面図、同図(C)はアッパーケーシングとオイルパンの平面図である。 ガイドエキゾースト部分の平面図で、同図においては排気管を破断して描いてある。 左側排気管の左側面図である。 右側排気管の右側面図である。 主排気通路の下端部を示す断面図である。同図の破断位置を図16中にDーD線によって示す。 アイドルマフラーの断面図である。 アイドルマフラーを示す図で、同図(A)は右側アイドルマフラー半部の船外機左側から見た側面図、同図(B)は触媒の船外機左側から見た側面図、同図(C)は触媒の船外機右側から見た側面図、同図(D)は左側アイドルマフラー半部の船外機右側から見た側面図である。 図21(A)におけるEーE線断面図である。 ガイドエキゾースト部分の平面図で、同図においては排気管を破断して描いてある。 ガイドエキゾースト部分の底面図である。 図24におけるFーF線断面図である。 図24におけるGーG線断面図である。 アイドル排気通路を説明するための図で、同図(A)はガスケットの底面図、同図(B)はアッパーケーシングとオイルパンの平面図である。
(第1の実施例)
以下、本発明に係る船舶推進器の排気装置の一実施例を図1〜図7によって詳細に説明する。この実施例においては、本発明を船外機に適用する場合の例について説明する。図1〜図4においては、船外機の前方を矢印Fで示す。
図1に示す船外機1は、図示していない船体に取付けられるガイドエキゾースト2と、このガイドエキゾースト2の上に搭載されたエンジン3と、ガイドエキゾースト2の下に取付けられたアッパーケーシング4と、このアッパーケーシング4の下端部に取付けられたロアケーシング5と、このロアケーシング5に回転自在に支持されたプロペラ6と、エンジン3の排ガスをプロペラ6の軸心部から水中に排出する排気装置7などを備えている。プロペラ6は、ロアケーシング5内に設けられた前・後進切換機構8を介してドライブシャフト9に接続されている。ドライブシャフト9は、船外機1の前部内を上下方向に延在しており、エンジン3のクランク軸3aによって回転させられる。
ガイドエキゾースト2は、図示してはいないが、前端部にステアリング軸が接続されており、このステアリング軸を介して船体側のブラケットに操舵自在かつチルト可能に支持されている。
前記ガイドエキゾースト2の下端部には、図2に示すように、前記アッパーケーシング4と、このアッパーケーシング4の内側に収容されたオイルパン11とが取付けられている。
前記排気装置7は、ガイドエキゾースト2を上下方向に貫通する通路孔12(図5参照)から下方に延在する主排気通路13と、前記通路孔12の一側部に接続されたアイドル排気通路14とによって排ガスを船外機1の外に排出する構成が採られている。前記通路孔12は、図示してはいないが、エンジン3の排気口に接続されている。
前記主排気通路13は、図2に示すように、ガイドエキゾースト2の前記通路孔12と、オイルパン11に形成された通路孔15と、オイルパン11の上端部に取付けられた排気管16と、オイルパン11の下端部に取付けられたマフラー17と、ロアケーシング5内の排気通路18などによって形成されている。主排気通路13に排出されたエンジン3の排ガスは、最終的にプロペラ6のボス部から水中に排出される。
前記アイドル排気通路14は、主排気通路13の下端部内に浸入している水を排ガスの圧力で押し出すことができないときに排ガスを排出するためのものである。すなわち、エンジン3がアイドル運転を行っているときや、船体が低速で航走するような運転状態にあるときには、排ガスは専らアイドル排気通路14を通って船外機1の外に排出される。
この実施例によるアイドル排気通路14は、いわゆる多段膨張式のマフラーを構成しており、ガイドエキゾースト2とアッパーケーシング4との間に形成されている。詳述すると、アイドル排気通路14の上流側端部は、図5に示すように、ガイドエキゾースト2の一側部(船外機左側の側部)内を上下方向に延在するアイドル用通路孔21によって形成されている。このアイドル用通路孔21の上端は、ガイドエキゾースト2の前記通路孔12に接続されている。
アイドル用通路孔21の下端部は、図4および図7(A)に示すように、ガイドエキゾースト2の下端部に形成された第1の凹溝22の前端部に開口している。第1の凹溝22は、下方に向けて開口し、前記アイドル用通路孔21からガイドエキゾースト2の船外機左側{図7(A)においては上側}の端部を後方に延在するように形成されている。
この第1の凹溝22の下端の開口部分は、ガイドエキゾースト2とアッパーケーシング4およびオイルパン11との間に挟み込まれたガスケット23によって閉塞されている。
ガスケット23における第1の凹溝22の後端部と対向する部分には、図7(B)に示すように、多数の後側貫通孔24が形成されている。これらの後側貫通孔24は、前記第1の凹溝22内と、後述するアッパーケーシング4内の環状気室25{図4および図7(C)参照}とを連通している。この環状気室25は、アッパーケーシング4と、オイルパン11と、これら両者の間に貯留された冷却水26(図4参照)と、前記ガスケット23とによって囲まれて形成されている。
また、この環状気室25は、図7(C)に示すように、平面視においてオイルパン11を囲むように形成されている。
この環状気室25の船外機右側の前部は、前記ガスケット23に形成された多数の前側貫通孔27{図7(B)参照}によって後述するガイドエキゾースト2の第2の凹溝28{図7(A)参照}に連通されている。
前記第2の凹溝28は、下方に向けて開口し、ガイドエキゾースト2の下端部であって船外機右側{図7(A)においては下側}にガイドエキゾースト2の前端部から下端部まで延在するように形成されている。この第2の凹溝28の下端の開口部分は、前記ガスケット23によって閉塞されている。
第2の凹溝28の後端部は、図2および図7(A)に示すように、ガイドエキゾースト2に形成された複数のスリット29を介して後述するアイドルマフラー31に接続されている。
アイドルマフラー31は、ガイドエキゾースト2の後端部とアッパーケーシング4の後端部とによって上下方向に延在するように形成されている。このアイドルマフラー31は、図4に示すように、前記第1の凹溝22とは前後方向に近接する位置に設けられている。このアイドルマフラー31と前記第1の凹溝22とは、隔壁32によって互いに仕切られている。このアイドルマフラー31の内部は、図2および図4に示すように、仕切板33によって前側膨張室31aと後側膨張室31bとに分けられている。前記後側膨張室31bは、ガイドエキゾースト2に一体に形成された排出用パイプ34によって大気中に開放されている。
すなわち、この実施例によるアイドル排気通路14は、前記アイドル用通路孔21と、第1の凹溝22と、後側貫通孔24と、環状気室25と、前側貫通孔27と、第2の凹溝28と、スリット29と、アイドルマフラー31と、排出用パイプ34などによって構成されている。また、この実施例においては、前記後側貫通孔24と、前側貫通孔27と、スリット29と、前後の膨張室31a,31bの壁と仕切板33との間の隙間などによって、本発明でいう消音用の絞りが構成されている。さらに、この実施例においては、前記環状気室25と、第2の凹溝28と、アイドルマフラー31の前後の膨張室31a,31bなどによって、本発明でいう消音用の膨張室が構成されている。
アイドルマフラー31の上壁35には、図2、図4および図7(A)に示すように、本発明でいうバイパス通路41の一端部を構成する貫通孔42が開口している。この貫通孔42は、前記上壁35を上下方向に貫通するように形成されている。
前記バイパス通路41は、図4に示すように、前記貫通孔42と、アイドルマフラー31の上に設けられたリード弁43のハウジング44と、前記第1の凹溝22の後端部に開口する貫通孔45とによって構成されている。この実施例によるバイパス通路41は、アイドル排気通路14の下流側端部と上流側端部とを連通するように形成されている。
前記リード弁43は、図6に示すように、ハウジング44内がリード弁本体46によって上流室47と下流室48とに仕切られる構造のものである。この実施例においては、このリード弁43によって本発明でいう逆止弁が構成されている。
前記ハウジング44は、上流側ハウジング半部44aと下流側ハウジング半部44bとによって構成され、固定用ボルト49によってガイドエキゾースト2に固定されている。
上流側ハウジング半部44aには、前記貫通孔42に接続される貫通孔50が形成されている。下流側ハウジング半部44bには、前記貫通孔45に接続される貫通孔51が形成されている。
リード弁本体46は、前記ハウジング44に保持されたフレーム46aと、このフレーム46aに固定された板状の弁体46bおよび押さえ板46cとによって構成されている。弁体46bは、ステンレス製の板によって形成されており、下流側ハウジング半部44b内の圧力が上流側ハウジング半部44a内の圧力より低下したときに開く。
すなわち、このリード弁43は、バイパス通路41の前記一端部(アイドルマフラー31に接続される部分)から他端部(第1の凹溝22に接続される部分)にのみ空気が流れるように構成されている。この実施例によるリード弁43は、耐熱性の向上を図るために、ゴム製のシール部材を使うことなく組立てられている。
このように構成された船外機1の排気装置7において、前記主排気通路13の下端部には、エンジン3が停止している状態においては、プロペラ部分の開口から水が浸入している。この水は、エンジン運転時に排ガスの圧力によってロアケーシング5内の排気通路18から押し出される。
エンジン3の運転状態がアイドリング運転状態であったり、船体が低速で航走するような低回転状態である場合は、排ガスの圧力が小さいために、排ガスの圧力によって前記排気通路18内の水を押し出すことはできない。この場合、排ガスは、アイドル排気通路14から船外機1の外に排出される。
すなわち、アイドリング運転時の排ガスは、エンジン3からガイドエキゾースト2の通路孔12に排出され、図5中に黒塗りの矢印で示すように、アイドル用通路孔21に流入する。
アイドル用通路孔21に流入した排ガスは、図4および図7(A)中に黒塗りの矢印で示すように、第1の凹溝22内を後方に流れ、ガスケット23の後側貫通孔24を通過してアッパーケーシング4内の環状気室25に流入する。
この排ガスは、環状気室25内を船外機右側の前部まで流れ、そこからガスケット23の前側貫通孔27を通過してガイドエキゾースト2の第2の凹溝28内に流入する。
このように第2の凹溝28内に流入した排ガスは、第2の凹溝28内を図7(A)中に黒塗りの矢印で示すように後方に流れ、スリット29を通過してアイドルマフラー31(前側膨張室31a)に流入する。そして、この排ガスは、前側膨張室31aから後側膨張室31bに流入し、排出用パイプ34を通って大気中に排出される。
排ガスがアイドル排気通路14から排出されるときの排気音は、排ガスがアイドル排気通路14内で膨張、収縮を繰り返すことによって消音される。
この排気装置7を備えた船外機1においては、航走中(前進中)に前・後進切換機構8が前進状態から後退状態に切り換えられることがある。この場合、エンジン3の出力が何らかの原因で著しく低下していたり、エンジン3が失火していたりすると、プロペラ6が水圧によって正転させられてエンジン3が逆転するおそれがある。エンジン3が逆転すると、主排気通路13から排ガスがエンジン3に吸引され、主排気通路13内が減圧される。
このように主排気通路13内が負圧になったときは、アイドル排気通路14内も負圧になるために、アイドル排気通路14の下流端の開口(排出用パイプ34)に外気が吸い込まれるようになる。アイドル排気通路14は、その内部に複数の絞りが設けられているために、外気を円滑に主排気通路13に導くことはできないものである。
この実施例によるアイドル排気通路14には、複数の絞りを迂回するようにバイパス通路41が設けられている。このため、この実施例によれば、アイドル排気通路14の下流端の開口に吸い込まれた外気は、図4、図5および図7(A)中に白抜きの矢印で示すように、通気抵抗が相対的に小さくなるバイパス通路41を通ってアイドル排気通路14の上流部(第1の凹溝22内)に導かれ、アイドル用通路孔21を通って主排気通路13に流入する。
前記バイパス通路41を流れる外気の流量は、前記絞りを流れる外気より多くなる。このとき、リード弁43は、外気がバイパス通路41内をアイドル排気通路14の上流部に向けて流れるように開く。
したがって、この実施例においては、主排気通路13内が減圧された場合、外気をアイドル排気通路14から主排気通路13に大量にかつ速く吸い込ませることができるから、水が主排気通路13内を上昇することを確実に防ぐことができる。
アイドル排気通路14は、一般的な船外機には必ず設けられているから、このアイドル排気通路14を使用して負圧の解消を図るためには、バイパス通路41とリード弁43とを付加するだけで実現することができる。
このため、この実施例によれば、低いコストで排気通路内に外気を導入することが可能な船外機の排気装置を提供することができる。
前記バイパス通路41は、アイドル排気通路14の上流部と下流側端部とを接続しているから、主排気通路13に較べて排気エネルギーが減衰された部位に接続されている。このため、リード弁43が開いたときに漏洩する騒音が小さくなるとともに、リード弁43の熱負荷を低減することができる。
アイドル排気通路14は、排ガスの熱に耐え得る部材(ガイドエキゾースト2、アッパーケーシング4およびオイルパン11等)によって形成されているから、バイパス通路41を介して排ガスの熱が伝達されたとしても何ら不具合が生じることはない。
また、アイドル排気通路14の排ガス出口(排出用パイプ34の開口)は、通常は必要最小限の広さに形成されている。このため、リード弁43が開いたときにバイパス通路41を通って漏洩する騒音は、特許文献1に示す従来の排気装置に較べると著しく小さくなる。
アイドル排気通路14は、アイドリング時に排ガスを大気中に排出するものである。すなわち、アイドル排気通路14の下流側端部の圧力は、略大気圧で安定している。このため、主排気通路13内が負圧になったときにバイパス通路41によって主排気通路13内に吸い込まれる外気の量は、エンジンの運転状況に影響を受けることなく安定する。
この実施例においては、主排気通路13の圧力低下により開くリード弁43によって本発明でいう逆止弁が構成されている。このリード弁43は、弁体46bの弾性によって閉じ、主排気通路13内が減圧されたときに自動的に開くものである。このため、この実施例によれば、開閉用のアクチュエータを有する他の逆止弁を使用する場合に較べて、コストをより一層低く抑えることができる。
(第2の実施例)
アイドル排気通路のバイパス通路は、図8〜図10に示すように形成することができる。これらの図において、前記図1〜図7によって説明したものと同一もしくは同等の部材については、同一符号を付し詳細な説明を適宜省略する。
図8〜図10に示すバイパス通路41は、アイドルマフラー31の後側膨張室31b内と第2の凹溝28内とを連通するように形成されている。すなわち、この実施例によるリード弁43の下流側ハウジング半部44bに形成された貫通孔51は、第2の凹溝28の後端部に開口する貫通孔61に接続されている。
この構成を採ることにより、主排気通路13内が減圧されたときに排出用パイプ34に吸い込まれた外気は、アイドル排気通路14の下流側端部に設けられている消音用の絞りを迂回して第2の凹溝28内に吸い込まれる。ここでいう消音用の絞りとしては、アイドルマフラー31内の仕切板33の周辺に形成されている幅が狭い通路と、スリット29などである。
このため、この実施例においては、主排気通路13内が減圧されることによって、排出用パイプ34に吸い込まれた外気がバイパス通路41を通って第2の凹溝28内に流入し、図9(A)〜(C)中に白抜きの矢印で示すように、アイドリング時の排ガスとは逆の方向に流れて主排気通路13内に吸い込まれる。
この実施例に示す構成を採る場合であっても図1〜図7に示す実施例と同等の効果を奏する。
特に、この実施例に示したようにバイパス通路41により第2の凹溝28とアイドルマフラー31の後側膨張室31bとを連通させることによって、アイドル排気通路14を排ガスが流れるときにバイパス通路41を介して排出用パイプ34側に漏洩する排気音を小さく抑えることができる。これは、第2の凹溝28内を流れる排ガスは、二箇所の絞り(ガスケット23の後側貫通孔24と前側貫通孔27)を通過することによってある程度消音されているからである。
(第3の実施例)
アイドル排気通路のバイパス通路は、図11〜図15に示すように形成することができる。これらの図において、前記図1〜図7によって説明したものと同一もしくは同等の部材については、同一符号を付し詳細な説明を適宜省略する。
図11〜図13に示すリード弁43の下流側ハウジング半部44bには、船外機1の前方に延在するパイプ62が一体成形によって一体に形成されている。このパイプ62の前端部は、ガイドエキゾースト2の船外機左側の側部に取付けられている。また、このパイプ62の前端部は、図14に示すように、ガイドエキゾースト2のアイドル用通路孔21に貫通孔63によって接続されている。
この実施例によるリード弁43は、リード弁本体46を通過した外気が全て前記パイプ62に流入するように構成されている。このため、この実施例において、主排気通路13内が減圧されたときには、図12〜図15中に白抜きの矢印で示すように、排出用パイプ34からアイドルマフラー31の後側膨張室31b内に吸い込まれた外気が貫通孔42,50→リード弁43→パイプ62→貫通孔63→アイドル用通路孔21という経路で主排気通路13内に吸い込まれる。
バイパス通路41をこの実施例で示すように構成しても図1〜図7で示した実施例と同等の効果を奏する。
(第4の実施例)
本発明は、主排気通路内に触媒コンバータ(以下、単に触媒という)を備えた船外機の排気装置にも適用することができる。この種の排気装置に本発明を適用する場合の一実施例を図16〜図22によって説明する。これらの図において、前記図1〜図7によって説明したものと同一もしくは同等の部材については、同一符号を付し詳細な説明を適宜省略する。
図16に示すガイドエキゾースト2には排気管71が取付けられている。この排気管71は、排ガスがエンジン3の近傍で略水平方向に流れるように形成されており、触媒72を備えている。詳述すると、この排気管71は、ガイドエキゾースト2の船外機左側(図16においても左側)の端部に固定された左側排気管73と、ガイドエキゾースト2の船外機右側の端部に固定された右側排気管74と、前記左側排気管73の後端部と右側排気管74の後端部とを接続する連通管75とによって構成されている。前記連通管75の船外機左側の端部は、左側排気管73の後端部に固定され、連通管75の船外機右側の端部は、右側排気管74の後端部に移動可能に嵌合している。
前記触媒72は、詳細には図示してはいないが、いわゆるメタル触媒と呼称されるもので、渦巻き状に巻かれたステンレス製の板状担体72aと、この板状担体72aを挿入した円筒72bと、この円筒72bの外周部における軸線方向の中央部に溶接された固定用フランジ74cなどによって構成されている。この触媒72の板状坦体72aと円筒72bは、左側排気管73の後端部に形成された左側触媒ハウジング半部76と、前記連通管75の船外機左側の端部に形成された右側触媒ハウジング半部77とに収容されている。
円筒72bと前記両ハウジング半部76,77の内面との間には、図20に示すように、環状の隙間S1,S2が形成されている。固定用フランジ72cは、前記両ハウジング半部76,77に挟まれて支持されている。
この実施例による排気管71には、図16に示すように冷却水通路78が形成されている。この冷却水通路78は、排気管71の各部材を貫通し、ガイドエキゾースト2の船外機左側の冷却水通路79(図19参照)と、ガイドエキゾースト2の船外機右側の冷却水通路80とを連通するように形成されている。
この実施例による主排気通路13は、ガイドエキゾースト2の船外機左側に形成された上流側通路孔2a(図16参照)が上流端となるように形成されている。この上流側通路孔2aは、図19に示すように、ガイドエキゾースト2に上方と左側方とに向けて開口するように形成されている。エンジン3の排ガスは、上流側通路孔2aにその上端部から流入する。一方、ガイドエキゾースト2の船外機右側の端部には、前記上流側通路孔2aに前記排気管71を介して連通された下流側通路孔2bが形成されている。この下流側通路孔2bは、ガイドエキゾースト2に右方と下方とに向けて開口するように形成されている。
この実施例による主排気通路13は、前記上流側通路孔2aと、排気管71と、下流側通路孔2bと、この下流側通路孔2bから下方に延在するオイルパン11内の通路孔83(図19参照)と、オイルパン11の下端部に取付けられたマフラー17と、ロアケーシング5内の排気通路(図示せず)などによって構成されている。
前記排気管71の後端部には、図20および図21(A)〜(D)に示すように、アイドル排気通路14が接続されている。なお、図21(A)は図16におけるL1矢視図であり、同図(B)は図16におけるL2矢視図、同図(C)は図16におけるR1矢視図、同図(D)は図16におけるR2矢視図である。
この実施例によるアイドル排気通路14は、触媒72の下方に設けられた多段膨張式のアイドルマフラー31と、このアイドルマフラー31の後端部に設けられた排出用パイプ34などによって形成されている。
この実施例によるアイドルマフラー31は、前記左側触媒ハウジング半部76に一体に形成された左側アイドルマフラー半部81と、前記右側触媒ハウジング半部77に一体に形成された右側アイドルマフラー半部82と、前記触媒72の固定用フランジ72cに一体に形成された仕切板83とによって構成されている。
左側アイドルマフラー半部81には、図21(D)に示すように、第1〜第3の膨張室84〜86が形成されている。右側アイドルマフラー半部82には、図21(A)に示すように、入口側膨張室87と出口側膨張室88とが形成されている。入口側膨張室87は、図20および図21(A)に示すように、右側触媒ハウジング半部82に形成された貫通孔89によって触媒72より下流側の排気通路90に接続されている。
出口側膨張室88は、前記排出用パイプ34によって大気中に連通されている。この排出用パイプ34は、右側アイドルマフラー半部82に一体に形成されている。また、入口側膨張室87と出口側膨張室88とは、図22に示すように、後述するバイパス通路41によって連通されている。上述した各膨張室84〜88は、左側アイドルマフラー半部81と右側アイドルマフラー半部82とにより前記仕切板33を挟むことによって、それぞれ独立した気室となるように形成されている。
左側アイドルマフラー半部81に膨張室どうしを仕切るように設けられている隔壁91,92には、消音用の絞りを構成する貫通孔93,94が形成されている。仕切板83には、第1の膨張室84と入口側膨張室87を連通する貫通孔95と、第3の膨張室86と出口側膨張室88とを連通する貫通孔96とが形成されている。これらの貫通孔95,96は消音用の絞りを構成している。
この実施例において、アイドリング時の排ガスは、図20および図21中に黒塗りの矢印で示すように、触媒72の下流側の排気通路90から貫通孔89を通って入口側膨張室87に流入し、ここから仕切板83の貫通孔95→第1の膨張室84→貫通孔93→第2の膨張室85→貫通孔94→第3の膨張室86→貫通孔96→出口側膨張室88→排出用パイプ34からなるアイドル排気通路14を通って大気中に排出される。
アイドル排気通路14の排ガス入口を構成する前記貫通孔89は、右側触媒ハウジング半部77の最も低くなる部位に位置付けられている。ところで、排気管71の内部には、いわゆる排気凝縮水や結露水などが生じることがある。排気凝縮水とは、排ガス中に含まれている水分が排気通路内で冷却されて凝縮したものである。また、結露水とは、エンジン停止後に冷えた排気通路の壁面に排気通路内の水分が結露したものである。
触媒下流側の排気通路90内の排気凝縮水や結露水は、前記環状の空間S2と前記貫通孔89とを通って右側アイドルマフラー半部82内に流れ、この右側アイドルマフラー半部82の下端部に取付けられているホース用継手97{図21(A)参照}から排出される。なお、左側アイドルマフラー半部81内で生じた排気凝縮水や結露水は、左側アイドルマフラー半部81の下端部に取付けられたホース用継手98{図21(D)参照}から排出される。
一方、触媒72より上流側に位置する排気通路99(図20参照)内で生じた排気凝縮水や結露水は、左側触媒ハウジング半部76に形成されている排水通路100によって排出される。この排水通路100には、未浄化の排ガスが前記水とともに流出することがないように、フロート式の排水弁101が設けられている。この排水弁101は、排気凝縮水や結露水が貯留される水室102を有し、この水室102に設けられたフロート103が上に移動することによって開くように構成されている。
右側アイドルマフラー半部82には、図22に示すように、本発明でいうバイパス通路41を形成するためのリード弁43が取付けられている。この実施例によるリード弁43は、右側アイドルマフラー31の入口側膨張室87内に外側から挿入されたリード弁本体46と、このリード弁本体46を外側から覆う状態で右側アイドルマフラー半部82に固定されたハウジング104とによって構成されている。
リード弁本体46には、ハウジング104と協働して空気通路105を形成するフランジ106が設けられている。前記空気通路は105、フランジ106に形成された貫通孔107と、右側アイドルマフラー半部82の出口側膨張室88の壁に形成された貫通孔108とによって出口側膨張室88に接続されている。
すなわち、この実施例によるバイパス通路41は、アイドル排気通路14の出口側膨張室88と入口側膨張室87とを連通している。このため、この実施例によれば、主排気通路13内が減圧されたときには、図22中に白抜きの矢印で示すように、排出用パイプ34から出口側膨張室88内に吸い込まれた外気が貫通孔107,108→空気通路105→リード弁本体46→入口側膨張室87→貫通孔89という経路で触媒下流側の排気通路90(主排気通路13)内に吸い込まれる。バイパス通路41をこの実施例で示すように構成しても図1〜図7で示した実施例と同等の効果を奏する。
この実施例に示す主排気通路13には触媒72が設けられている。このため、この実施例によれば、主排気通路13内を上昇した水が触媒72に接触することがない船外機用排気装置を提供することができる。
この実施例においては、アイドル排気通路14の上流端が主排気通路13の触媒72より下流側(排気通路90)に接続されている。このため、主排気通路13内が減圧されたときには、触媒72の下流側に外気が導入される。
したがって、触媒72の下流側が負圧になることがなく、主排気通路13の下端部に浸入している水が主排気通路13内を触媒72まで上昇することを確実に防ぐことができる。
(第5の実施例)
触媒の下流側にアイドル排気通路によって外気を導入するためには、図23〜図27に示すように構成することができる。これらの図において、前記図1〜図22によって説明したものと同一もしくは同等の部材については、同一符号を付し詳細な説明を適宜省略する。
図23に示すガイドエキゾースト2の後端部には、船外機1の幅方向に延在する貫通孔111が形成されている。この実施例による排気管71は、ガイドエキゾースト2の船外機左側の端部に固定された左側排気管73と、ガイドエキゾースト2の船外機右側の端部に固定された右側排気管74とによって構成されている。
これらの排気管73,74の後端部には、触媒72を収容するための左側触媒ハウジング半部76と右側触媒ハウジング半部77とがそれぞれ一体に形成されている。
これらの触媒ハウジング半部76,77は、前記貫通孔111内に側方から挿入されている。また、これらの触媒ハウジング半部76,77は、触媒72の固定用フランジ72cを左右両側から挟んで保持している。さらに、これらの触媒ハウジング半部76,77と貫通孔111の孔壁面との間には、排ガスや冷却水などの漏洩を防ぐためにシール部材112が設けられている。
左側排気管73および右側排気管74には、前記貫通孔111の開口部分を閉塞するためのフランジ113,114が設けられている。これらのフランジ113,114とガイドエキゾースト2の貫通孔111とによって囲まれた部分は、左右の排気管73,74の冷却水通路115,116に連通されており、冷却水によって満たされている。左側排気管73内および右側排気管74内の冷却水通路115,116は、ガイドエキゾースト2の冷却水通路79,80に接続されている。また、左側排気管73と貫通孔111の孔壁面との間に形成されている冷却水通路115aと、右側排気管74と貫通孔111の孔壁面との間に形成されている冷却水通路116aとは、ガイドエキゾースト2の上端部に取付けられたパイプ117によって互いに連通させられている。
左側触媒ハウジング半部76および右側触媒ハウジング半部77の下端部には、図23に示すように、排気管76,77内で生じた前記排気凝縮水や結露水を排出するために第1、第2の排水通路121,122が接続されている。第1の排水通路121は、触媒72より上流側の排気通路99内の排気凝縮水および結露水を排出する。第2の排水通路122は、触媒72より下流側の排気通路90内の排気凝縮水および結露水を排出する。
前記第1の排水通路121は、左側排気管73に取付けられたフロート式の排水弁101と、後述するアイドルマフラー31内と、アイドルマフラー31の後端部に接続された排水用ニップル123(図25参照)とを通って前記水が排出されるように形成されている。
第2の排水通路122は、前記水がガイドエキゾースト2の下流側通路孔2bに排出されるように形成されている。これらの排水通路121,122は、ガイドエキゾースト2とオイルパン11との合わせ部分の近傍に凹溝や孔として形成されている。
前記ガイドエキゾースト2の下端部には、図24に示すように、アイドル排気通路14を形成するための第1、第2の凹溝22,28と、後述するアイドルマフラー31の上部124と、排出用パイプ34とが形成されている。
第1、第2の凹溝22,28は、下方に向けて開放するように形成されている。これらの凹溝22,28の下端部の開口部分は、ガイドエキゾースト2とアッパーケーシング4およびオイルパン11との間に設けられたガスケット23によって閉塞されている。
第1、第2の凹溝22,28のうちガイドエキゾースト2の船外機右側(図24においては左側)の端部に形成されている第1の凹溝22は、図25に示すように、ガイドエキゾースト2の側部内を前後方向に延在している。この第1の凹溝22の前端部は、ガイドエキゾースト2の下流側通路孔2bに接続されている。また、この第1の凹溝22の後端部は、図25および図26に示すように、ガイドエキゾースト2の後端部に形成された後部気室125に接続されている。
この後部気室125は、ガイドエキゾースト2の後端部とアッパーケーシング4の後端部とによって上下方向に延在するように形成されている。
前記第1の凹溝22の後端部は、前記ガスケット23の後側貫通孔24{図27(A)参照}によって下方の環状気室25{図27(B)参照}に接続されている。この環状気室25の前端部であって船外機左側の端部は、前記ガスケット23の前側貫通孔27{図27(A)参照}によって前記第2の凹溝28に接続されている。
第2の凹溝28は、図24に示すように、ガイドエキゾースト2の船外機左側(図24においては右側)の端部を前後方向に延在するように形成されている。この第2の凹溝28の後端部は、複数のスリット29を介してアイドルマフラー31に接続されている。
この実施例によるアイドルマフラー31は、図26に示すように、ガイドエキゾースト2の後端部によって形成された上部124と、アッパーケーシング4の後端部によって形成された下部126と、上部124内および下部126内を前後方向に仕切る仕切板33とによって構成されている。
前記第2の凹溝28は、スリット29を介してアイドルマフラー31の前端部内に接続されている。また、このアイドルマフラー31の後端部内は、図24に示すように、排出用パイプ34を介して大気中に連通されている。
アイドルマフラー31の上端部には、図26に示すように、リード弁43を有するバイパス通路41が設けられている。この実施例によるバイパス通路41は、アイドルマフラー31の上端部と、前記後部気室125の上端部とを連通している。詳述すると、アイドルマフラー31の上端部には、リード弁43を取付けるための取付座131と、アイドルマフラー31の上壁132を上下方向に貫通する貫通孔133とが形成されている。
リード弁43は、弁体43bを有するリード弁本体46と、このリード弁本体46を前記取付座131に取付けるためのハウジング134とを有し、アイドルマフラー31の上部124内を上下方向に仕切っている。また、このリード弁43は、アイドルマフラー31内の空気が前記貫通孔133側にのみ流れるように構成されている。前記ハウジング134には、リード弁43内に空気を導入するための貫通孔135が形成されている。
前記アイドルマフラー31の上壁132の上には、通路形成用のダクト136が取付けられている。このダクト136は、前記貫通孔133と、後部気室125の上端部に形成された貫通孔137とを上方から囲むように形成されている。
このように構成された排気装置7において、アイドリング運転時の排ガスは、図24、図25および図27中に黒塗りの矢印で示すように、エンジン3から排気管71(触媒72)を通って浄化された後にガイドエキゾースト2の下流側通路孔2bに流入し、ここから第1の凹溝22→後側貫通孔24→環状気室25→前側貫通孔27→第2の凹溝28→スリット29→アイドルマフラー31→排出用パイプ34という経路によって排出される。
一方、この排気装置7において、主排気通路13内が減圧された場合は、図24〜図26中に白抜きの矢印で示すように、外気が排出用パイプ34からアイドルマフラー31の上部124内に吸い込まれ、ここからリード弁43→貫通孔133→ダクト136内→貫通孔137→後部気室125→第1の凹溝22という経路によって主排気通路13(下流側通路孔2b)に導かれる。すなわち、前記外気は、アイドルマフラー31やアイドル排気通路14内の絞りを通ることなく主排気通路13に吸い込まれることになる。
したがって、この実施例に示す構成を採る場合であっても上述した各実施例と同等の効果を奏する。
この実施例においても外気が触媒72より下流側の主排気通路13内に導入される。このため、この実施例によれば、触媒72の下流側が負圧になることがなく、主排気通路13の下端部に浸入している水が主排気通路13内を触媒72まで上昇することを確実に防ぐことができる。
1…船外機、2…ガイドエキゾースト、2a…上流側通路孔、2b…下流側通路孔、3…エンジン、4…アッパーケーシング、11…オイルパン、13…主排気通路、14…アイドル排気通路、22…第1の凹溝、23…ガスケット、24…後側貫通孔、27…前側貫通孔、28…第2の凹溝、29…スリット、31…アイドルマフラー、41…バイパス通路、43…リード弁、71…排気管、72…触媒、125…後部気室。

Claims (4)

  1. エンジンの排気口に上流端が接続されかつ下流端が水中に開口する主排気通路と、
    前記主排気通路に上流端が接続されかつ下流端が大気中に開口するアイドル排気通路と、
    前記アイドル排気通路内に設けられた消音用の絞りおよび膨張室と、
    前記アイドル排気通路の下流側端部に一端部が接続されかつ他端部がアイドル排気通路の上流部に接続されたバイパス通路と、
    前記バイパス通路の前記一端部から他端部にのみ空気が流れるようにバイパス通路に設けられた逆止弁とを備えた船舶推進器の排気装置。
  2. 請求項1記載の船舶推進器の排気装置において、前記主排気通路には触媒が設けられている船舶推進器の排気装置。
  3. 請求項1又は請求項2記載の船舶推進器の排気装置において、前記アイドル排気通路の上流端は、前記主排気通路における前記触媒より下流側に接続されている船舶推進器の排気装置。
  4. 請求項1〜請求項3記載の船舶推進器の排気装置において、前記逆止弁は、前記主排気通路の圧力低下により開くリード弁である船舶推進器の排気装置。
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