JP2005083254A - 汎用エンジンの排気浄化装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 コンパクト且つ安価な構成で排気中への二次空気の導入を可能とし、触媒の排気浄化効率を向上する。
【解決手段】 マフラ12の第1排気室18の外殻を、外壁16aと内壁16bとからなる二重壁で形成し、外壁16aと内壁16bとの間に空気室18aを形成する。そして、外壁16aに複数の空気導入孔を開口し、内壁16bに逆止弁22を設けることで、エンジン1の排気脈動によって逆止弁22が開弁したとき、外壁16aの空気導入孔から空気室18aを経て新気(二次空気)を第1排気室18内に導入する。これにより、コンパクト且つ安価な構成で、触媒15の酸化作用を促進して排気浄化効率を向上することができる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、排気中に二次空気を導入して触媒の排気浄化効率を向上する汎用エンジンの排気浄化装置に関する。
一般に、発電機や作業機、スノーモビル等の原動機として使用される汎用エンジンは、駆動する機器や使用環境等の条件から、出力安定性を確保するため理論空燃比よりもリッチ側の空燃比で運転することが多い。このため、マフラ内に触媒を設け、この触媒により排気浄化を図ろうとしても、リッチ空燃比の燃焼ガスを効率的に浄化することが困難となる。
これに対処するに、特許文献1や特許文献2には、マフラ本体内にエゼクタを備え、排気を吐出する際のエゼクタ効果を利用して排気中に二次空気を導入し、触媒の浄化反応の促進を図る技術が開示されている。
特開平6−207512号公報 特開平7−19039号公報
しかしながら、特許文献1に開示の技術では、構造が複雑化してコスト上昇を招くばかりでなく、単にデフューザ部を設けてエゼクタ効果により二次空気を導入するようにしているため、二次空気が逆流する虞があり、デフューザ部によりマフラの大型化を招いてしまう。特にコストや小型化の要求が厳しい汎用エンジンでは、採用は困難である。
また、特許文献2に開示の技術においても、エゼクタやエゼクタ室を設けてエゼクタ効果により二次空気を導入するため、二次空気の逆流や構造が複雑化する等の不都合がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、コンパクト且つ安価な構成で排気中への二次空気の導入を可能とし、触媒の排気浄化効率を向上することのできる汎用エンジンの排気浄化装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明による汎用エンジンの排気浄化装置は、エンジンの排気管に接続されるマフラ内に、上記排気管に接続されて排気が導入され、導入された排気を触媒に導く排気室を設け、上記排気室の外壁に、上記排気室内の排気圧力が大気圧力より低下したときに開弁して外部に連通し、上記排気室に外気を導入する逆止弁を設けたことを特徴とする。
また、本発明による他の汎用エンジンの排気浄化装置は、エンジンの排気管に接続されるマフラ内に、上記排気管に接続されて排気が導入され、導入された排気を触媒に導く排気室を設け、上記排気室の外殻を、外気に接する外壁と、この外壁との間に空間部を形成する内壁とからなる二重壁により形成し、上記外壁に外気を取入れるための開口部を設けると共に、上記内壁に上記排気室内の排気圧力が上記空間部の圧力より低下したときに開弁して上記空間部に連通し、上記排気室に外気を導入する逆止弁を設けたことを特徴とする。
その際、上記排気室は、上記排気管から導入される排気を拡張して排気騒音を低減する消音室とすることが望ましい。
本発明の汎用エンジンの排気浄化装置は、コンパクト且つ安価な構成で排気中に二次空気を導入することができ、触媒の排気浄化効率を向上することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1〜図3は本発明の実施の一形態に係わり、図1はエンジン及びマフラの配置を示す全体図、図2はマフラの断面図、図3はマフラを上部から見た平面図である。
図1においては、符号1は、発電機や作業機、スノーモビル等の原動機として使用される汎用エンジンであり、クランクケース2に対してシリンダ3を傾斜させ、全高を低くする構成としている。クランクケース2には、出力軸となるクランクシャフト1aが回動自在に軸支され、このクランクシャフト1aに、コネクティングロッド4を介してシリンダ3内で摺動自在に往復動するピストン5が連設されている。
ピストン5の上部には、シリンダヘッド6とシリンダ3とより燃焼室7が形成され、この燃焼室7に、シリンダヘッド6に配設される動弁機構によって駆動される吸気バルブ8及び排気バルブ9と図示しない点火プラグとが臨まされている。シリンダヘッド6には、吸気バルブ8によって開閉される吸気ポート10と排気バルブ9によって開閉される排気ポート11とが形成されており、下方に開口される吸気ポート10が図示しないエアクリーナに連通され、上方に開口される排気ポート11が排気管13を介してシリンダ3の上部に配置されるマフラ12に連通されている。
マフラ12は、コストや使用環境の制限等を考慮して小型化したマフラであり、一方の端部側には、排気管13が挿通されて固着され、他方の端部側には、大気に連通する排出管14が貫設されている。そして、排気管13がシリンダヘッド6の排気ポート11が開口する部位にフランジを介して取付けられることにより、マフラ12がシリンダ3の上部に配設される。
更に、マフラ12には、触媒15が内蔵されると共に、マフラ12内に二次空気を導入する二次空気導入構造が備えられ、エンジン1の排気音を低減すると共に、マフラ12内の触媒15とマフラ12内に導入される二次空気とにより、リッチ空燃比で運転されるエンジン1の排気を効率的に浄化することができる。以下、マフラ12の構成について説明する。
図2に示すように、マフラ12は、一対のケース半体16,17を互いに接合して箱形に形成したマフラ外殻内に、上下2つの第1、第2排気室18,19を有し、これらの排気室18,19を仕切る仕切板20の略中央に、触媒15(例えば、酸化触媒)が固設されている。上側の第1排気室18は、排気管13から導入される排気を拡張して排気騒音を低減する消音室であり、触媒15上流側に、排気管13の先端に設けた開口部13aが臨まされている。また、下側の第2排気室19の触媒15下流側には、排出管14が臨まされている。
排気管13は、その外周部が仕切板20と下側の第2排気室19の底形状をなすケース半体17とに溶接等によって強固に固定されており、排気管13の開口部13aから第1排気室18に流入する排気は、二次空気と混合されて触媒15で浄化された後、第2排気室19から排出管14を経て大気に排出される。
ここで、第1排気室18の外殻となる蓋状のケース半体16は、外側の外壁16aと内側の内壁16bとからなる二重壁で形成され、外壁16aと内壁16bとの間に空間部をなす空気室18aが形成されている。外壁16aには、外気を取入れるため開口部としての複数の空気導入孔21(図3参照)が開口され、内壁16bの排気管13と触媒15との間の部位には、第1排気室18の内圧が空気室18aの圧力(大気圧)より低くなったときに開弁して第1排気室18と空気室18aとを連通するリードバルブ等からなる逆止弁22が設けられている。
すなわち、エンジン1の排気脈動により第1排気室18の圧力が大気圧よりも低下したとき、逆止弁22が開弁し、外壁16aの空気導入孔21から空気室18aに流入した外部の新気(二次空気)が逆止弁22を通って第1排気室18に導入され、触媒15の排気浄化作用が促進される。
外壁16aと内壁16bとによる二重壁は、本形態においては、下側のケース半体17の外周に形成したフランジ部外縁を、上側のケース半体16を成す外壁16a,内壁16bにより挟み込む形で二重にカシメ固定することで実現している。このカシメ方式により二重壁を安価に実現することができるが、溶接、ボルトナット止め、リベット止め等により、二重壁を実現するようにしても良い。
以上の構成によるマフラ12では、エンジン1が稼動し、排気ポート11から排気管13を経て排気がマフラ12に送出されると、排気管13の開口部13aから第1排気室18へ排気が放出されて膨張(拡張)し、排気騒音が低減される。このとき、第1排気室18の圧力はエンジン1の排気脈動に応じて脈動し、大気圧に対して負圧になると、内壁16bに設けた逆止弁22が開弁して第1排気室18と空気室18aとが連通する。
この逆止弁22の開弁により、図3に示すように、外壁16aの空気導入孔21から空気室18aを経て新気(二次空気)が第1排気室18内に吸引され、二次空気と排気とが混合されながら触媒15に流入する。これにより、触媒15の酸化作用が促進され、リッチ空燃比で運転されるエンジン1の排気中に含まれる有毒なHC(炭化水素),CO(一酸化炭素)が浄化され、浄化された排気が第2排気室19から排出管14を経て排出される。
このとき、外壁16aと内壁16bとの間の空気室18aにより、触媒15の反応熱が断熱され、マフラ12表面の温度を比較的低温に保持することができる。更に、この空気室18aは、第1排気室18内の排気音や逆止弁22から外部への排気音を吸収するよう作用し、エンジン1の排気音を効果的に低減することができる。
このように、マフラ12の第1排気室18に、排気脈動によって開閉する逆止弁22を設け、この逆止弁22を介して外気を二次空気として導入するので、極めてコンパクト且つ安価な構成でマフラ12内の触媒15の排気浄化効率を向上することができ、通常の単なる消音機能のみのマフラと容易に置換え可能である。
しかも、本実施の形態では、第1排気室18の外殻を二重壁で構成して二重壁内に空気室18aを設け、この空気室18aを介して二次空気を排気室18内に導入するようにしているので、空気室18aが断熱層及び遮音層となり、マフラ12表面の温度上昇を抑制すると共に、エンジンの排気音を効果的に低減することができる。
エンジン及びマフラの配置を示す全体図、 マフラの断面図 マフラを上部から見た平面図
符号の説明
1 エンジン
12 マフラ
13 排気管
15 触媒
16a 外壁
16b 内壁
18 排気室
18a 空気室(空間部)
21 空気導入孔(開口部)
22 逆止弁

代理人 弁理士 伊 藤 進

Claims (3)

  1. エンジンの排気管に接続されるマフラ内に、上記排気管に接続されて排気が導入され、導入された排気を触媒に導く排気室を設け、
    上記排気室の外壁に、上記排気室内の排気圧力が大気圧力より低下したときに開弁して外部に連通し、上記排気室に外気を導入する逆止弁を設けたことを特徴とする汎用エンジンの排気浄化装置。
  2. エンジンの排気管に接続されるマフラ内に、上記排気管に接続されて排気が導入され、導入された排気を触媒に導く排気室を設け、
    上記排気室の外殻を、外気に接する外壁と、この外壁との間に空間部を形成する内壁とからなる二重壁により形成し、
    上記外壁に外気を取入れるための開口部を設けると共に、上記内壁に上記排気室内の排気圧力が上記空間部の圧力より低下したときに開弁して上記空間部に連通し、上記排気室に外気を導入する逆止弁を設けたことを特徴とする汎用エンジンの排気浄化装置。
  3. 上記排気室を、上記排気管から導入される排気を拡張して排気騒音を低減する消音室とすることを特徴とする請求項1又は2記載の汎用エンジンの排気浄化装置。
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