JP2005330917A - 船外機における内燃機関の排気装置 - Google Patents

船外機における内燃機関の排気装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 船外機における内燃機関のアイドリング時における排気騒音を、より十分に低減させるようにする。
【解決手段】 船体に支持可能とされるケース8と、このケース8の上面に支持される内燃機関10とを設ける。ケース8が、その上部を構成するガイドエキゾースト18と、このガイドエキゾースト18の下面に取り付けられるオイルパン20とを備える。内燃機関10から排出される排気13をケース8の上端部側から下端部側に導くと共に、この下端部側から水2中に排出させる排気通路30をケース8に形成する。排気通路30の長手方向の中途部から分岐して、排気通路30内の排気13を大気側に排出させる分岐通路31をケース8に形成する。分岐通路31の中途部に膨張室37を形成する。分岐通路31の膨張室37をガイドエキゾースト18とオイルパン20との間に形成する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、船体に支持されるケースと、このケースの上面に支持される内燃機関とを設け、この内燃機関から排出される排気を導く排気通路を上記ケースに形成した船外機における内燃機関の排気装置に関するものである。
上記船外機における内燃機関の排気装置には、従来、下記特許文献1に示されるものがある。この公報のものによれば、船体に支持されるケースと、このケースの下端部に支持されて水中に没入されるプロペラと、上記ケースの上面に支持される内燃機関とが設けられている。上記ケースは、その上部を構成するガイドエキゾーストと、このガイドエキゾーストの下面に取り付けられるアッパケースと、このアッパケースの下面に取り付けられ水中に没入するロアケースとを備え、このロアケースに上記プロペラが支持されている。
上記内燃機関から排出される排気を上記ケースの上端部側から下端部側に導くと共に、この下端部側から水中に排出させる排気通路が上記ケースに形成されている。また、上記排気通路の長手方向の中途部から分岐して、上記排気通路内の排気を大気側に直接排出させる分岐通路が上記ケースに形成されている。上記排気通路と分岐通路の各中途部にそれぞれ膨張室が形成されている。
上記内燃機関を駆動させると、これにプロペラが連動して船が推進させられる。この場合、上記内燃機関の駆動により、この内燃機関から排出される排気のほとんどは、上記排気通路を通って水中に排出される。また、上記排気の一部は上記排気通路の中途部から分岐通路を通って大気側に直接排出される。上記内燃機関のアイドリング時には、排気は少量で、その圧力は低い。このため、上記内燃機関から排気通路の中途部に達した排気のほとんどは、ここから上記分岐通路を通って大気側に直接排出される。この場合、排気が各膨張室を通ることにより、排気騒音が低減させられる。
特開平6−66125号公報
ところで、上記従来の技術では、各膨張室はいずれもアッパケースに形成されている。ここで、上記各膨張室は、排気騒音の低減を、より十分にさせるため、その容積を大きくすることが望まれる。一方、上記船外機の取り扱いを容易にさせるためなどの理由で、上記アッパケースを含むケースは、より小形であることが望まれる。
このため、上記各膨張室の容積をそれぞれ十分に大きくするということは困難である。そして、この状況下で、特に、排気のほとんどが、上記分岐通路から大気側に直接排出させられるアイドリング時には、排気騒音の低減が不十分になるおそれがある。
一方、上記内燃機関の始動時には、上記排気通路を通る排気の量が少なく、排気速度が小さい。このため、この始動時の排気脈動に基づき上記排気通路に生じる負圧により、この排気通路を通し内燃機関に水が吸入されるという現象が生じ易くなる。
また、内燃機関の停止時の直後には、一般的に内燃機関は逆転しがちとなる。そして、この逆転に基づき上記排気通路に生じる負圧によっても、この排気通路を通し内燃機関に水が吸入されるという現象が生じ易くなる。
本発明は、上記のような事情に注目してなされたもので、本発明の目的は、船外機における内燃機関のアイドリング時における排気騒音を、より十分に低減させるようにすることである。また、他の目的は、排気通路から分岐する分岐通路の成形が容易にできるようにすることである。
また、本発明の他の目的は、内燃機関の始動時や停止時に、排気通路を通し内燃機関に水が吸入されないようにすることである。
請求項1の発明は、船体3に支持可能とされるケース8と、このケース8の上面に支持される内燃機関10とを設け、上記ケース8が、その上部を構成するガイドエキゾースト18と、このガイドエキゾースト18の下面に取り付けられるオイルパン20とを備え、上記内燃機関10から排出される排気13を上記ケース8の上端部側から下端部側に導くと共に、この下端部側から水2中に排出させる排気通路30を上記ケース8に形成し、上記排気通路30の長手方向の中途部から分岐して、上記排気通路30内の排気13を大気側に排出させる分岐通路31を上記ケース8に形成し、上記分岐通路31の中途部に膨張室36,37を形成した船外機における内燃機関の排気装置において、
上記膨張室37を上記ガイドエキゾースト18とオイルパン20との間に形成したものである。
請求項2の発明は、請求項1の発明に加えて、一端部が上記膨張室37の下部に配置され、他端部が上記膨張室37の上部を通ってその外方に向かい開口する排気パイプ56,57を設け、上記排気通路30側からの排気13が上記膨張室37の上部から下部に向かって流動した後、上記排気パイプ56,57内をその一端部から他端部に向けて流動するようにしたものである。
請求項3の発明は、請求項1、もしくは2の発明に加えて、上記分岐通路31よりも上流側の上記排気通路30における上流側通路32を上記膨張室37に連通させるバイパス通路60を形成したものである。
なお、この項において、上記各用語に付記した符号は、本発明の技術的範囲を後述の「実施例」の項や図面の内容に限定解釈するものではない。
本発明による効果は、次の如くである。
請求項1の発明は、船体に支持可能とされるケースと、このケースの上面に支持される内燃機関とを設け、上記ケースが、その上部を構成するガイドエキゾーストと、このガイドエキゾーストの下面に取り付けられるオイルパンとを備え、上記内燃機関から排出される排気を上記ケースの上端部側から下端部側に導くと共に、この下端部側から水中に排出させる排気通路を上記ケースに形成し、上記排気通路の長手方向の中途部から分岐して、上記排気通路内の排気を大気側に排出させる分岐通路を上記ケースに形成し、上記分岐通路の中途部に膨張室を形成した船外機における内燃機関の排気装置において、
上記膨張室を上記ガイドエキゾーストとオイルパンとの間に形成している。
このため、上記膨張室は上記オイルパンに形成することに加え、上記ガイドエキゾーストによっても形成できる。よって、上記膨張室を上記オイルパンに相当するアッパケースのみで形成していた従来の技術に比べ、上記膨張室の容積を、より大きくできる。この結果、内燃機関のアイドリング時における排気騒音を、より十分に低減させることができる。
また、上記したように膨張室はガイドエキゾーストとオイルパンとの間に形成される。つまり、上記膨張室は、ガイドエキゾーストとオイルパンとの各合い面に形成される。よって、特に、これらガイドエキゾーストとオイルパンとが鋳造製である場合、上記膨張室を成形するときの型抜きが容易にできる。この結果、上記分岐通路の成形が容易にできる。
請求項2の発明は、一端部が上記膨張室の下部に配置され、他端部が上記膨張室の上部を通ってその外方に向かい開口する排気パイプを設け、上記排気通路側からの排気が上記膨張室の上部から下部に向かって流動した後、上記排気パイプ内をその一端部から他端部に向けて流動するようにしている。
ここで、上記ケースは、一般に、鉛直方向に長いものである。しかも、上記膨張室は、ガイドエキゾーストとオイルパンとに跨るように形成することにより、鉛直方向により長くできる。そして、上記したように、一端部が上記膨張室の下部に配置され、他端部が上記膨張室の上部を通ってその外方に向かい開口する排気パイプを設け、上記排気通路側からの排気が上記膨張室の上部から下部に向かって流動した後、上記排気パイプ内をその一端部から他端部に向けて流動するようにしている。
このため、上記膨張室における排気の流動管長を長くできる。よって、排気騒音を更に十分に低減させることができる。
請求項3の発明は、上記分岐通路よりも上流側の上記排気通路における上流側通路を上記膨張室に連通させるバイパス通路を形成している。
ここで、上記内燃機関の始動時や、内燃機関の停止に伴う逆転時には、上記排気通路における上流側通路が負圧になりがちである。
しかし、上記のように上流側通路が負圧になろうとするときには、この上流側通路には、上記分岐通路を通り大気側から空気が吸入されることに加えて、容量の大きい上記膨張室内から上記バイパス通路を通って直ちに上記上流側通路側に空気(排気)が吸入される。
よって、内燃機関の始動時や、内燃機関の停止に伴う逆転時に、上記排気通路の負圧が過大になるということは防止される。この結果、内燃機関の始動時や、内燃機関の停止に伴う逆転時に、上記排気通路を通り内燃機関に水が吸入されるということは防止される。
本発明の船外機における内燃機関の排気装置に関し、船外機における内燃機関のアイドリング時における排気騒音を、より十分に低減させるようにする、という目的を実現するため、本発明を実施するための最良の形態は、次の如くである。
即ち、船体に支持可能とされるケースと、このケースの上面に支持される内燃機関とが設けられる。上記ケースは、その上部を構成するガイドエキゾーストと、このガイドエキゾーストの下面に取り付けられるオイルパンと、このオイルパンの下面に取り付けられるアッパケースとを備えている。上記内燃機関から排出される排気を上記ケースの上端部側から下端部側に導くと共に、この下端部側から水中に排出させる排気通路が上記ケースに形成される。上記排気通路の長手方向の中途部から分岐して、上記排気通路内の排気を大気側に排出させる分岐通路が上記ケースに形成され、上記分岐通路の中途部に膨張室が形成されている。
上記膨張室が上記ガイドエキゾーストとオイルパンとの間に形成されている。
本発明をより詳細に説明するために、その実施例を添付の図に従って説明する。
図1において、符号1は船である。この船1は、水2面上に浮かべられる船体3と、この船体3の後端部にブラケット4により支持される船外機5とを備えている。図中矢印Frは、この船1の推進方向の前方を示している。
上記船外機5は、鉛直方向に長く延びてその上部が上記ブラケット4により枢支され、下部側が上記水2中に没入させられるケース8と、このケース8の下端部に回転可能に支持されるプロペラ9と、上記ケース8の上面に支持される内燃機関10と、上記ケース8に収容され、上記内燃機関10のクランク軸に上記プロペラ9を連動連結させる動力伝達装置11と、上記内燃機関10に大気側の空気と燃料との混合気を供給する吸気装置と、上記内燃機関10から排出される排気13を水2中と大気側とに導く排気装置14と、上記内燃機関10と吸気装置とをその外方から一体的に覆うカウリング15とを備えている。
上記ケース8はアルミ鋳造製とされている。このケース8は、このケース8の上部を構成して、その上面に上記内燃機関10を支持するガイドエキゾースト18と、このガイドエキゾースト18の下面に締結具19により取り付けられるオイルパン20と、このオイルパン20の下面に締結具21により取り付けられるアッパケース22と、このアッパケース22の下面に締結具23により取り付けられ、上記プロペラ9を支持するロアケース24と、上記オイルパン20とアッパケース22との間に介設され、上記オイルパン20の下面に締結具25により取り付けられる仕切り板26とを備えている。
上記オイルパン20内には、潤滑油の貯留室28が形成され、この潤滑油は上記内燃機関10に連動する不図示のオイルポンプにより、各被潤滑部に供給される。この被潤滑部を潤滑した後の潤滑油は,上記貯留室28に戻される。
上記排気装置14につき説明する。上記内燃機関10から排出される排気13を上記ケース8の上端部側から下端部側に導くと共に、この下端部側から水2中に排出させる排気通路30が上記ケース8に形成されている。また、上記排気通路30の長手方向の中途部から分岐して、上記排気通路30内の排気13の少なくとも一部(図2,6中、二点鎖線)を大気側に直接排出させる分岐通路31が上記ケース8に形成されている。
上記排気通路30と分岐通路31の各上流側通路32,33と各下流側通路34,35との間の中途部には、それぞれ膨張室36,37が形成されている。これら各膨張室36,37は、上記各上流側通路32,33よりも断面積が大きくされている。
上記ガイドエキゾースト18、オイルパン20、および仕切り板26には、これをそれぞれ鉛直方向に貫通し、互いに連通する貫通孔39,40,41が形成されている。上記オイルパン20の貫通孔40の下部側にエキゾーストパイプ42が嵌入され、このエキゾーストパイプ42の下端部は上記仕切り板26の貫通孔41に嵌入されている。上記エキゾーストパイプ42は締結具19,43により上記ガイドエキゾースト18とオイルパン20とに取り付けられている。上記ガイドエキゾースト18の貫通孔39、オイルパン20の上部の貫通孔40、および上記エキゾーストパイプ42の内孔が互いに連通し、これら孔が上記排気通路30の上流側通路32を形成している。
上記アッパケース22には、鉛直方向に貫通する貫通孔46が形成されている。この貫通孔46にマフラー47が嵌入され、このマフラー47の上端部が締結具21,48により上記オイルパン20と仕切り板26とに取り付けられている。上記マフラー47の内孔が上記排気通路30の膨張室36とされている。上記エキゾーストパイプ42内の上流側通路32の下端が上記マフラー47内の膨張室36の上端に連通している。上記ロアケース24に、上記排気通路30の下流側通路34が形成されている。上記マフラー47内の膨張室36の下端が上記ロアケース24内の下流側通路34の上端に連通している。
上記分岐通路31の膨張室37は、上記ガイドエキゾースト18とオイルパン20との間に形成されている。上記膨張室37は、互いに連通する複数の第1―第4膨張室51―54により形成されている。これら第1―第4膨張室51―54は、この順序で、上記膨張室37の上流側から下流側に向かって直列に連通し、各膨張室同士の連通部は、これら各膨張室51―54よりも断面積が小さくされている。
上記膨張室37の第1―第4膨張室51―54の各上部は、上記ガイドエキゾースト18の下面に形成され、各下部は上記オイルパン20に形成されている。上記第1膨張室51の下部は、上記オイルパン20の下方に向かって開口し、その下端開口は上記仕切り板26により閉じられている。上記第2膨張室52の下部は、上記オイルパン20の上面に沿うように形成されている。上記第3、第4膨張室53,54の各下部は、鉛直方向で、上記オイルパン20のほぼ全体にわたりそれぞれ形成され、有底とされている。
上記分岐通路31の上流側通路33は、上記排気通路30の膨張室36の上流端部を上記第1膨張室51の下端部(上流端部)に連通させるよう、上記仕切り板26に形成されている。上記分岐通路31の下流側通路35は、上記第4膨張室54を大気側に連通させるよう、上記オイルパン20の後面に形成されている。
上記第3膨張室53の下部を上記第4膨張室54の上部に連通させる排気パイプ56が設けられ、この排気パイプ56は上記オイルパン20に支持されている。上記排気パイプ56の一端部は上記第3膨張室53の下部に配置され、他端部は、上記第3膨張室53の上部を通ってこの第3膨張室53の外方である上記第4膨張室54の上部に開口している。
上記第4膨張室54の下部を上記下流側通路35を通し大気側に連通させる他の排気パイプ57が設けられ、この排気パイプ57は上記オイルパン20に支持されている。上記排気パイプ57の一端部は上記第4膨張室54の下部に配置され、他端部は、上記第4膨張室54の上部を通って上記下流側通路35に開口している。つまり、上記排気パイプ57の他端部は、上記下流側通路35を通し、上記第4膨張室54の外方である大気側に開口している。
上記排気通路30における上記膨張室36よりも上流側の上流側通路32を、上記分岐通路31の膨張室37に連通させるバイパス通路60が形成されている。このバイパス通路60は、上記上流側通路32の上端部を上記膨張室37の第1膨張室51に連通させるよう、上記ガイドエキゾースト18の下面に形成されている。
上記内燃機関10に冷却水通路62が形成され、また、上記排気通路30に沿って延びる冷却水通路63が上記ケース8に形成されている。上記内燃機関10に動力伝達装置11を介し連動する冷却水ポンプ64が設けられている。この冷却水ポンプ64が駆動すれば、水2中から水2が揚水され、上記各冷却水通路62,63を流動させられた後、水2中に戻される。これにより、上記内燃機関10とケース8とが冷却される。
上記内燃機関10を駆動させると、これに上記プロペラ9が連動して、船1が推進させられる。この場合、上記内燃機関10の駆動により、この内燃機関10から排出される排気13のほとんどは、上記排気通路30を通って水2中に排出される。また、上記排気13の一部(図2,6中、二点鎖線)は上記排気通路30の中途部から分岐通路31を通って大気側に直接排出される。上記内燃機関10のアイドリング時には、排気13は少量で、その圧力は低い。このため、上記内燃機関10から排気通路30の中途部に達した排気13のほとんどは、ここから上記分岐通路31を通って大気側に直接排出される。この場合、排気13が上記排気通路30と分岐通路31の各膨張室36,37を通ることにより、排気騒音が低減させられる。
上記の場合、分岐通路31の膨張室37において、第2膨張室52内の排気13は第3膨張室53の上部に流入する。次に、上記排気13は上記第3膨張室53の上部から下部に向って流動する。その後、上記排気13は上記排気パイプ56の一端部から他端部に向けて流動し、第4膨張室54の上部に流入する。次に、上記排気13は上記第4膨張室54の上部から下部に向かって流動する。その後、上記排気13は上記他の排気パイプ57の一端部から他端部に向けて流動し、大気側に排出される。
上記構成によれば、分岐通路31の膨張室37を上記ガイドエキゾースト18とオイルパン20との間に形成している。
このため、上記分岐通路31の膨張室37は上記オイルパン20に形成することに加え、上記ガイドエキゾースト18によっても形成される。よって、上記膨張室36,37を上記オイルパン20に相当するアッパケースのみで形成していた従来の技術に比べ、上記膨張室37の容積を、より大きくできる。この結果、内燃機関10のアイドリング時における排気騒音を、より十分に低減させることができる。
また、上記したように膨張室37はガイドエキゾースト18とオイルパン20との間に形成される。つまり、上記膨張室37は、ガイドエキゾースト18とオイルパン20との各合い面に形成される。よって、特に、これらガイドエキゾースト18とオイルパン20とが鋳造製である場合、上記膨張室37を成形するときの型抜きが容易にできる。この結果、上記分岐通路31の成形が容易にできる。
また、前記したように、一端部が上記分岐通路31の膨張室37の下部に配置され、他端部が上記膨張室37の上部を通ってその外方に向かい開口する排気パイプ56,57を設け、上記排気通路30側からの排気13が上記膨張室37の上部から下部に向かって流動した後、上記排気パイプ56,57内をその一端部から他端部に向けて流動するようにしている。
ここで、上記ケース8は、一般に、鉛直方向に長いものである。しかも、上記膨張室37は、ガイドエキゾースト18とオイルパン20とに跨るように形成することにより、鉛直方向により長くできる。そして、上記したように、一端部が上記分岐通路31の膨張室37の下部に配置され、他端部が上記膨張室37の上部を通ってその外方に向かい開口する排気パイプ56,57を設け、上記排気通路30側からの排気13が上記膨張室37の上部から下部に向かって流動した後、上記排気パイプ56,57内をその一端部から他端部に向けて流動するようにしている。
このため、上記膨張室37における排気13の流動管長を長くできる。よって、排気騒音を更に十分に低減させることができる。
また、前記したように、分岐通路31よりも上流側の上記排気通路30における上流側通路32を上記分岐通路31の膨張室37に連通させるバイパス通路60を形成している。
ここで、上記内燃機関10の始動時や、内燃機関10の停止に伴う逆転時には、上記排気通路30における上流側通路32が負圧になりがちである。
しかし、上記のように上流側通路32が負圧になろうとするときには、この上流側通路32には、上記分岐通路31を通り大気側から空気が吸入されることに加えて、容量の大きい上記分岐通路31の膨張室37から上記バイパス通路60を通って直ちに上記上流側通路32側に空気(排気13)が吸入される。
よって、内燃機関10の始動時や、内燃機関10の停止に伴う逆転時に、上記排気通路30の負圧が過大になるということは防止される。この結果、内燃機関10の始動時や、内燃機関10の停止に伴う逆転時に、上記排気通路30を通り内燃機関10に水2が吸入されるということは防止される。
なお、以上は図示の例によるが、第1―第4膨張室51―54は、3つ以下であってもよく、排気パイプ56,57はなくてもよい。
船外機の全体側面図である。 図1の一部分の拡大断面図である。 図1の他部分の拡大断面図である。 図2の4‐4線矢視図である。 図2の5‐5線矢視図である。 図2の6‐6線矢視図である。 図2の7‐7線矢視図である。 仕切り板の平面図である。 図2の9‐9線矢視図である。 図3の10‐10線矢視図である。
符号の説明
1 船
2 水
3 船体
5 船外機
8 ケース
9 プロペラ
10 内燃機関
11 動力伝達装置
13 排気
14 排気装置
18 ガイドエキゾースト
20 オイルパン
22 アッパケース
24 ロアケース
26 仕切り板
30 排気通路
31 分岐通路
32 上流側通路
36 膨張室
37 膨張室
56 排気パイプ
57 排気パイプ
60 バイパス通路

Claims (3)

  1. 船体に支持可能とされるケースと、このケースの上面に支持される内燃機関とを設け、上記ケースが、その上部を構成するガイドエキゾーストと、このガイドエキゾーストの下面に取り付けられるオイルパンとを備え、上記内燃機関から排出される排気を上記ケースの上端部側から下端部側に導くと共に、この下端部側から水中に排出させる排気通路を上記ケースに形成し、上記排気通路の長手方向の中途部から分岐して、上記排気通路内の排気を大気側に排出させる分岐通路を上記ケースに形成し、上記分岐通路の中途部に膨張室を形成した船外機における内燃機関の排気装置において、
    上記膨張室を上記ガイドエキゾーストとオイルパンとの間に形成したことを特徴とする船外機における内燃機関の排気装置。
  2. 一端部が上記膨張室の下部に配置され、他端部が上記膨張室の上部を通ってその外方に向かい開口する排気パイプを設け、上記排気通路側からの排気が上記膨張室の上部から下部に向かって流動した後、上記排気パイプ内をその一端部から他端部に向けて流動するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の船外機における内燃機関の排気装置。
  3. 上記分岐通路よりも上流側の上記排気通路における上流側通路を上記膨張室に連通させるバイパス通路を形成したことを特徴とする請求項1、もしくは2に記載の船外機における内燃機関の排気装置。
JP2004150912A 2004-05-20 2004-05-20 船外機における内燃機関の排気装置 Pending JP2005330917A (ja)

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