JP2010248587A - スパッタリング装置およびスパッタリング方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】基板8が載置され、回転可能な基板ホルダ7と、該基板ホルダ7の中心軸9から外周方向に向けて、同種の成膜材料からなるターゲット201a,201bを有する複数のスパッタリングカソード203a,203bを備えたスパッタリング装置において、外周側に設置されたスパッタリングカソード203bのターゲット201bの面積を、内周側に設置されたスパッタリングカソード203aのターゲット201aの面積よりも大きく設定する。
【選択図】図2
Description
図1は本発明の実施の形態1におけるスパッタリング装置のターゲットと基板との位置関係の概略を示す平面図、図2は図1におけるA−O−B−C−D断面図である。
これは、S2がπL1 2よりも小さくなると、ターゲット201a,201b間での膜厚補正が不充分となり、基板8の面内において局所的に膜厚の薄い部分が生じ、逆に、π(L2−L1)2よりも大きくなるとターゲット201a,201b間での補正効果が過剰となり、膜厚の厚い部分が生じるためである。また、S2/S1比が2未満であると、基板8の面内の内周における膜厚が厚くなり、逆にS2/S1比が6超では外周での膜厚が厚くなるためである。
図3は本発明の実施の形態2におけるスパッタリング装置のターゲットと基板との位置関係の概略を示す平面図である。
図4は本発明の実施の形態3におけるスパッタリング装置のターゲットと基板との位置関係の概略を示す平面図、図5は図4におけるA−B−C−D−E−F断面図である。
πL1 2≦S≦π(L2−L1)2,2≦2S/S≦6 ・・・(式3)
これは、SがπL2 2あるいはπL1 2よりも小さくなると、ターゲット301a,301b,301c間での膜厚補正が不充分となり、基板8の面内において局所的に膜厚の薄い部分が生じ、逆に、π(L3−L2)2あるいは(L2−L1)2よりも大きくなると、ターゲット301a,301b,301c間での補正効果が過剰となり、膜厚の厚い部分が生じるためである。また、ターゲット面積比(ここでは、5S/2S=2.5、あるいは2S/S=2)が2未満では、基板8面内おいて内周で膜厚が厚くなり、逆にターゲット面積比が6超では外周での膜厚が厚くなるためである。
図6は本発明の実施の形態4におけるスパッタリング装置のターゲットと基板との位置関係の概略を示す平面図である。
3 カソード本体
4 磁気回路
7 基板ホルダ
8 基板
9 基板ホルダの中心軸
12 スパッタ粒子
103 スパッタリングカソード
107 真空チャンバ
109 真空ポンプ
110 ガス流量調整器
112 スパッタリング電源
201a,201b,201c ターゲット
201a’,201b’,201c’ ターゲット
203a,203b,203c スパッタリングカソード
203a’,203b’,203c’ スパッタリングカソード
301a,301b,301c ターゲット
301a’,301b’,301c’ ターゲット
303a,303b,303c スパッタリングカソード
303a’,303b’,303c’ スパッタリングカソード
Claims (13)
- 排気系とガス導入系を有する真空チャンバと、前記真空チャンバ内でターゲットが設置される複数のスパッタリングカソードと、処理対象の基板が載置されると共に中心軸を中心として回転可能な基板ホルダと、前記スパッタリングカソードに接続されるスパッタリング用電源とを備えたスパッタリング装置において、
複数の前記スパッタリングカソードにそれぞれ設置される各ターゲットの面積を前記基板ホルダの面積よりも小さく設定し、同種の成膜材料からなるターゲットが設置される前記スパッタリングカソードを複数基搭載したこと
を特徴とするスパッタリング装置。 - 同種の成膜材料でかつ異なる面積のターゲットを有する前記スパッタリングカソードを少なくとも2基以上搭載したこと
を特徴とする請求項1記載のスパッタリング装置。 - 前記基板ホルダの中心軸上から外周方向に向けて複数設置される複数の前記スパッタリングカソードにおいて、より外周側に設置されるスパッタリングカソードのターゲット面積が、内周側に設置されるスパッタリングカソードのターゲット面積よりも大きく設定したこと
を特徴とする請求項2記載のスパッタリング装置。 - 面積SnおよびSn+1のターゲットを設置した複数の前記スパッタリングカソードの中心軸線と、前記基板ホルダの中心軸線との距離を、それぞれLn、Ln+1(ただし、Ln<Ln+1)としたとき、下記の条件を満たすこと
を特徴とする請求項3記載のスパッタリング装置。
πLn 2≦Sn+1≦π(Ln+1−Ln)2、2≦Sn+1/Sn≦6 - 同種の成膜材料でかつ同じ面積のターゲットを有する前記スパッタリングカソードを少なくとも3基以上搭載したことを特徴とする請求項1記載のスパッタリング装置。
- 前記基板ホルダの中心軸上から外周方向に向けて複数設置される複数の前記スパッタリングカソードにおいて、軸対称線上に設置されたスパッタリングカソードのターゲット面積の合計が、内周側より外周側を大きく設定したこと
を特徴とする請求項5記載のスパッタリング装置。 - 同じ面積Sのターゲットを設置した複数の前記スパッタリングカソードの中心軸線と、前記基板ホルダの中心軸線との距離をLn、Ln+1(ただし、Ln<Ln+1)とし、該距離にて前記基板ホルダの中心軸の軸対称線上に設置された前記スパッタリングカソードのターゲット面積の合計を、それぞれSt、St+1としたとき、下記の条件を満たすこと
を特徴とする請求項6記載のスパッタリング装置。
πLn 2≦S≦π(Ln+1−Ln)2、2≦St+1/St≦6 - 複数の前記スパッタリングカソードのターゲットが円形平面体であること
を特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載のスパッタリング装置。 - 複数の前記スパッタリングカソードのターゲットが矩形平面体であること
を特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載のスパッタリング装置。 - 複数の前記スパッタリングカソードの少なくとも1基のターゲット面と前記基板ホルダ面との距離が、他のターゲット面と前記基板ホルダ面との距離と異なるように設定したこと
を特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載のスパッタリング装置。 - 複数の前記スパッタリングカソードの少なくとも1基が、前記基板ホルダ面に対して傾斜して設置されたこと
を特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載のスパッタリング装置。 - 複数の前記スパッタリングカソードのターゲット材料とは異なる成膜材料のターゲットを設置した複数のスパッタリングカソードを搭載したこと
を特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載のスパッタリング装置。 - 請求項1〜12のいずれか1項に記載のスパッタリング装置を用い、ターゲットが設置される複数のスパッタリングカソードにてマグネトロン放電させ、かつ処理対象の基板が載置されると共に中心軸を中心として回転可能な基板ホルダを、回転させながら前記基板に薄膜を形成すること
を特徴とするスパッタリング方法。
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- 2009-04-17 JP JP2009100858A patent/JP5299049B2/ja not_active Expired - Fee Related
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