JP2010246751A - 生体電極パッド、生体電極、粘着パッド及び粘着パッドシート - Google Patents

生体電極パッド、生体電極、粘着パッド及び粘着パッドシート Download PDF

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Abstract

【課題】心電計用電極などの生体電極について、人体に貼り付けて電極ヘッドを固定する粘着パッドのみを単回使用で使い捨てることができる構成を基本としつつ電極ヘッドのレントゲン透過性を高める。
【解決手段】心電計用電極1は電極本体10と粘着パッド50とを備えており、電極本体10の電極ヘッド40を、カーボンシート41に印刷又は塗布にて形成した銀−塩化銀塗膜41cを形成する。従来の心電計用電極では、所定の電極形状の樹脂基材に施した銀メッキ層がレントゲン写真に写り込む原因となっていたが、本発明の心電計用電極1には銀メッキ層がなく、銀−塩化銀含有インクの印刷又は塗布にて形成した塗膜としているので写り込みを少なくすることができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、被験者に貼り付けて生体の電気信号を取り出す生体電極に関する。この技術は特に心電計用電極、脳波検査用電極に適用することができる。
人間の心臓や脳、筋肉などの活動によって生じる生体電気は、誘導心電図検査、脳波検査等、様々な診断に利用できる。それらの検査には生体電極が使用されるが、生体電極を多数の被験者に使い回して体脂や角質が付着すると次の不具合があることから、使い捨て用のものを使用するのが好ましい。
〔1〕電極の界面活性が妨げられて電気特性が落ち、正確な測定が困難となる。
〔2〕電極を人体に貼り付ける導電性ゲルの粘着性が低下して皮膚面に貼り付きにくくなり、ノイズが増加し測定精度が悪化する。
〔3〕被験者間での交差感染を生じるおそれがある。
しかしながら、例えば心電計用電極を1回ごとに使い捨ててしまうと、心電計用電極が高価であり医療費の高騰につながることや、資源の有効利用による医療廃棄物の減少という社会環境的な側面では必ずしも望ましいとは言えないことから、なかなか普及が進まないのが現状である。
こうした課題に応えるべく本出願人は、生体電極と、それを人体に貼り付ける粘着パッドとを別部材として分けて、使用済みの粘着パッドを分離して捨てることができるようにし、生体電極については耐用回数に応じて繰り返し使えるようにした心電計用電極を提案している(特許文献1)。
特開2007−252473号公報
この使い捨て用の心電計用電極は、粘着パッドのみを単回使用で使い捨てるという、資源の有効活用の観点で合理的な構造をもった優れた電極であり、測定精度の劣化や交差感染といった前述の不都合を確実に回避することができるものの、次のような課題があることが分かった。
心電計用電極は、心電計に接続する接触子と、接触子に心線の一端を接続するリード線と、心線の他端を接続する測定電極を備えている。そしてこれらのうちリード線と測定電極はX線透過性の材料で作られており、心電計用電極を身体に貼り付けたままレントゲン撮影を行うことができる仕様となっている。
ところが実際にこの心電計用電極を使ってレントゲン撮影をしてみると、僅かながら測定電極の影が写り込んでしまうことが判明した。その原因を調べると、リード線を接続する測定電極の構造にあることが分かった。すなわち、この電極は、所定の電極形状に成形したABS等の基材樹脂に銀メッキを施し、銀メッキ層に塩化銀をメッキした構造の銀−塩化銀電極を使用するものであるが、その銀メッキ層がレントゲン画像に写り込んでしまう原因となっていたのである。また他の電極構造として、所定の電極形状とした薄片状の銀板に塩化銀をメッキしたものもあるが、銀板も銀メッキ層と同様に写り込んでしまう。
以上のような従来技術を背景になされたのが本発明である。すなわち本発明の目的は、生体電極について、粘着パッドのみを単回使用で使い捨てることができる構成を基本としつつレントゲン透過性を高めることにある。
上記目的を達成すべく本発明は、以下のように構成される。
(1)本発明では、生体電気測定器にリード線を介して電気接続する電極ヘッドと、一方面が電極ヘッドに着脱可能であり他方面を被験者に貼り付ける粘着パッドと、を備える生体電極パッドについて、
電極ヘッドが導電性のカーボンシートに電極用塗料による電極塗膜を形成したカーボン電極であり、
粘着パッドが被験者に貼り付ける粘着性ゲルと、粘着性ゲルを保持する基材シートとを備えており、基材シートには粘着性ゲルにカーボン電極を貼り付けることで電極ヘッドを粘着パッドに保持する取付孔を有することを特徴とする。
生体電極の電極ヘッドが導電性のカーボンシートに電極用塗料による電極塗膜を形成したカーボン電極であるため、レントゲンの透過を阻害する銀メッキ層が存在せず、しかも電極用塗料による電極塗膜にて電極を形成するため電極ヘッドのレントゲン写真への写り込みを改善することができる。
粘着パッドが被験者に貼り付ける粘着性ゲルと、粘着性ゲルを保持する基材シートとを備えるため、基材シートが補強材として機能して粘着性ゲルの形状を保持するので、柔らかい粘着性ゲルにおける皺の発生や破損や変形を防ぐことができる。
基材シートには、粘着性ゲルにカーボン電極を貼り付けることで電極ヘッドを粘着パッドに保持する取付孔を有する。この取付孔は開口の大きさ、形状を自由に変更することで、粘着性ゲルによるカーボン電極の保持力を、粘着性ゲルと皮膚との粘着力との兼ね合いで調整することができる。そのため、電極ヘッドや皮膚からの粘着パッドの取り外し易さを調整することができる。これにより、粘着性ゲルを電極ヘッドと一体とさせることも、粘着性ゲルから電極ヘッドを引き剥がすことも容易に行うことができる。そして基材シートを粘着性ゲルの厚みに応じて皮膚から浮かすことができるので、皮膚面から浮いている基材シートを皮膚に触れずに摘むことができる。
そして本発明では使用済みの粘着パッドを剥がして廃棄できるので、生体電極は耐用回数まで使用可能としつつ、被験者ごとに新しい未使用の粘着パッドを使用することができる。
(2)本発明の生体電極パッドでは、電極用塗料として例えば銀−塩化銀含有インキを使用することができる。それを所定の電極形状に印刷したり塗布することで例えば銀−塩化銀塗膜による電極塗膜を形成することができる。
電極塗膜は、基材シートを介さずに生体に近接させることができる粘着パッドの取付孔と厚み方向で重なる位置に形成すると生体電気のピックアップ性が高まり、より正確な測定に寄与することができる。この点で本発明では印刷や塗布によって位置、形状、厚みを制御した印刷層、塗布層として電極塗膜を形成することができるので、粘着パッドの取付孔との位置関係を考慮した電極塗膜を容易且つ正確に形成することができる。
(3)本発明の生体電極パッドでは、電極ヘッドにカーボン電極とリード線を保持する電極ディスクを備える。電極ディスクには、リード線をカーボン電極側に突出しないように収容するリード線収容部を有しており、したがって粘着性ゲルに粘着させるカーボン電極の電極面は平坦面である。
このためカーボン電極の電極面を粘着パッドの粘着性ゲルに対して面で密着させることができ、カーボン電極に対する高い保持力を得ることができる。
(4)本発明の生体電極パッドでは、基材シートに粘着性ゲルとの積層部位から外方に突出するタブを設ける。
このタブを摘むことで粘着パッドを皮膚から容易に剥がすことができる。また、タブは粘着性ゲルの厚みの分、皮膚面から浮いているので、皮膚に触れずに粘着パッドを剥がすことができる。さらにタブには粘着性がないので、手指にまとわりつくことが無く簡単に手指から離して捨てることができる。
(5)本発明の生体電極パッドでは、基材シートの取付孔を、粘着パッドに貼り付けた電極ヘッドのリード線の被覆と重ならない位置に設ける。
電極ヘッドは粘着パッドの取付孔から表出する粘着性ゲルに対して貼り付いている。この電極ヘッドを粘着パッドから剥がす際には、電極ヘッドに繋がるリード線を引っ張ってしまう可能性がある。その場合に、引っ張り力が直接加わるリード線の被覆と重なる粘着パッドの部分が、取付孔から表出する粘着性ゲルであると、リード線の引っ張りによって粘着性ゲルが破れてしまって電極ヘッドに破片が残り、それを取り除かなければならないという不都合がある。しかし本発明ならばそれを回避できる。
(6)本発明の生体電極パッドでは、基材シートの取付孔として複数の取付小孔を設ける。
粘着パッドの取付孔として一つの大きな孔を設けた場合、取付孔に表出する部分は粘着性ゲルだけの弱い部分となり、電極ヘッドを剥がす際に破断するおそれがある。それを防ぐには不織布のような補強材を埋め込んだ粘着性ゲルを使うのが望ましいが、通常の粘着性ゲルと比べるとコスト面でのデメリットが大きい。しかし本発明であれば、取付孔として単一の大きな孔ではなく、複数の取付小孔を設けるので、電極ヘッドを剥がす際に粘着性ゲルに作用する剪断応力を小さく破れにくくすることができる。
(7)以上のような本発明の生体電極パッドでは、具体的には生体電気測定器を心電計とし、電極ヘッドを心電計電極とすることができる。
(8)本発明では、生体電気測定器に電気接続する接触子と、接触子から伸長するリード線と、リード線の端末に取付けられ、粘着パッドを介して被験者に貼り付ける電極ヘッドとを備える生体電極について、電極ヘッドに、導電性のカーボンシートに電極用塗料による電極塗膜を形成したカーボン電極を備えることを特徴とする。
これによれば、前述の生体電極パッドにおける電極ヘッドと同様の作用・効果を奏することができる。
(9)本発明の生体電極では、電極ヘッドにカーボン電極との間でリード線を挟持する電気絶縁性の電極ディスクを備えており、電極ディスクにはリード線をカーボン電極側に突出しないように収容するリード線収容部を有しており、粘着パッドに粘着させるカーボン電極の電極面が平面となっている。
このためカーボン電極の電極面を粘着パッドの粘着性ゲルに対して面で密着させることができ、カーボン電極に対する高い保持力を得ることができる。
(10)本発明では、一方面に生体電極の電極ヘッドが貼り付けられ、他方面を被験者に貼り付ける粘着性ゲルと、粘着性ゲルを保持する基材シートとを備える生体電極用の粘着パッドについて、基材シートに、基材シート側から電極ヘッドを粘着性ゲルに貼り付けて保持するための取付孔と、粘着性ゲルとの積層部位から外方に突出するタブとを設けることを特徴とする。
このタブを摘むことで粘着パッドを皮膚から容易に剥がすことができる。また、タブは粘着性ゲルの厚みの分、皮膚面から浮いているので、皮膚に触れずに粘着パッドを剥がすことができる。さらにタブには粘着性がないので、手指にまとわりつくことが無く簡単に手指から離して捨てることができる。
(11)本発明の生体電極用の粘着パッドでは、取付孔を、粘着パッドに貼り付けた電極ヘッドと繋がるリード線の被覆と重ならない位置に形成する。
電極ヘッドは粘着パッドの取付孔から表出する粘着性ゲルに貼り付いている。これを粘着パッドから剥がす際には、電極ヘッドに繋がるリード線を引っ張ってしまうおそれがある。その場合に、引っ張り力が直接加わるリード線の被覆と重なる粘着パッドの部分が、取付孔から表出する粘着性ゲルであると、リード線の引っ張りによって粘着性ゲルが破れてしまって電極ヘッドに破片が残り、それを取り除かなければならないという不都合がある。しかし本発明ならばそれを回避できる。
(12)本発明では、一方面に生体電極の電極ヘッドが貼り付けられ、他方面を被験者に貼り付ける粘着性ゲルと、粘着性ゲルを保持する基材シートとを備える生体電極用の粘着パッドを複数配列した粘着パッドシートであって、粘着パッドの基材シート側を覆う第1の保護フィルムと、粘着パッドの粘着性ゲル側を覆う第2の保護フィルムとを備え、第1の保護フィルムが第2の保護フィルムよりも柔軟で曲げやすい樹脂フィルムでなる。
これによれば基材シート側の第1の保護フィルムが第2の保護フィルムよりも柔軟で曲げやすいため、柔軟で曲げやすい第1の保護フィルムを捲り、粘着パッドの基材フィルム側を先ず露出させるようにして容易に取り扱うことができる。
(13)本発明では、一方面に生体電極の電極ヘッドが貼り付けられ、他方面を被験者に貼り付ける粘着性ゲルと、粘着性ゲルを保持する基材シートとを備える生体電極用の粘着パッドを複数配列した粘着パッドシートであって、粘着パッドの基材シート側を覆う第1の保護フィルムと、粘着パッドの粘着性ゲル側を覆う第2の保護フィルムとを備え、第1の保護フィルムを粘着パッドの取付孔から露出する粘着性ゲルに貼り付けて保持してなる。
これによれば第1の保護フィルムを別の貼り付け方法を用意しなくても、取付孔に表出する粘着性ゲルで保持することができる。
(14)本発明の粘着パッドシートは、粘着パッドを3枚、4枚、5枚、6枚又は10枚の何れかを一組として第1及び第2の保護フィルムに配列したものとして構成できる。
例えば3枚や5枚を一組とする粘着パッドシートは心電波形のモニタリング用として、4枚一組の粘着パッドシートは四肢誘導用として、6枚一組の粘着パッドシートは胸部誘導用として、さらに10枚一組の粘着パッドシートは四肢誘導と胸部誘導を合わせた誘導心電図検査用として、それぞれ1回で使い切ることができて便利であり、資材管理も容易である。
(15)また、第2の保護フィルムには、複数配列された粘着パッドを少なくとも2つのグループに分離可能なミシン目を設けるとともに、第1の保護フィルムには、当該ミシン目に対応する分離縁を設けるようにし、第2の保護フィルムをミシン目で切断し分離することで、第1及び第2の保護フィルム及び粘着パッドを複数に分割できるものとして構成できる。
これによれば、例えば保管時には複数の粘着パッドを1枚に纏めた粘着パッドシートを、粘着パッドの使用時には1枚の粘着パッドシートを複数に分離することができて便利である。例えば誘導心電図検査で10個の粘着パッドを使用する場合に、粘着パッドシートを、四肢誘導用として4つの粘着パッドを含む部分と、胸部誘導用として6つの粘着パッドを含む部分とに分離し、それぞれ別々の人に手渡して生体電極の貼り付けを行うことができるので、検査の作業効率を高めることができる。
なお、以上の本発明による解決手段は、具体的には前述の心電計用電極、また脳波検査用電極などとして使用することができる。
本発明によれば、使用済みの粘着パッドを電極本体から分離して未使用のものに容易に交換することができ、被験者ごとに新しい粘着パッドを使用できる。したがって正確な測定を実現でき、被験者間の交差感染も防ぐことができる。
被験者ごとに交換する部材は粘着パッドのみであり、接触子、リード線及び測定電極からなる電極本体については繰り返し使うことができる。このため接触子、リード線を含めすべてを使い捨てる既存のディスポーザブル仕様の心電計用電極と比較して、誘導心電図検査を安価に行うことができ、また資源の有効利用という社会環境的な価値要請にも応えることができる。よって使い捨て用の心電計用電極の普及の妨げとされていた阻害要因を解消することができ、より正確でより安全な心電図検査の実施に貢献することができる。
また、レントゲン写真に写りにくいため、生体向け電極を身体につけたままレントゲン撮影を行うことができる。そのため、健康診断などの作業性を高めることができるとともに、被験者の便宜にも適うことになる。
一実施形態による心電計用電極の説明図。 図1で示す心電計用電極を構成する電極本体の分解図。 電極ディスクへのリード線の挿入状態を示す説明図であり、図3(a)は底面図、図3(b)は図3(a)のSB−SB線断面図、図3(c)は図3(a)のSA−SA線断面図。 図1で示す粘着パッドの分解図。 ゲル保持シートの実施形態の例を示す平面図。 一実施形態による粘着パッドシートの分解図。 他の実施形態による粘着パッドシートの分解図。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。本実施形態では「生体電極パッド」として心電計用電極を例示して説明する。
心電計用電極1は、図1で示すように「生体電極」としての電極本体10と粘着パッド50を備えている。このうち電極本体10は接触子20、リード線30及び電極ヘッド40により構成される。
接触子20は、硬質樹脂でなる筒状カバーの中に図外の心電計に接続する端子を備えており、その端子にリード線30が接続されている。
リード線30は、導電性でX線透過性のカーボンファイバーでなる心線30aを、ポリエチレン樹脂やシリコーン樹脂等の絶縁性でX線透過性の軟質樹脂でなる被覆30bで覆って構成されている。
電極ヘッド40は、図2の分解図で示すように、カーボンシート41と、電極ディスク42との間にリード線30の心線30aを保持する構成をしている。
電極ディスク42は、カーボンシート41の形状を保持し、カーボンシート41にリード線30を載置して固定する蓋としての機能を有する。平板状に形成しているが、リード線30を導入し収容する部分には、電極ディスク42の表面42a側に突起し、電極ディスク42の裏面42b側で凹状に凹むリード線収容部42cを備えている。電極ヘッド40の電極面(カーボンシート41の裏面41b)にリード線30等による大きな凹凸ができると、粘着パッド50に対して着脱するときに、その凹凸によって電極面に接着不均衡が生じ、より強く接着する突出部分について大きな応力が作用して損傷し易くなり、電極ヘッド40自体の寿命が短くなってしまう。このためカーボンシート41の裏面41bの側(即ち電極ヘッド40の裏面)を平坦面に保つために、リード線30の厚みを電極ディスク42のリード線収容部42cで吸収できるようにしている。
このような電極ディスク42は、電気絶縁性でX線透過性の合成樹脂の成形体として形成する。例えばABS樹脂などの一般的な樹脂に加え、熱可塑性エラストマーなどの比較的柔軟な材料を含めた広い意味での樹脂を用いることができる。こうした材料の中では特に熱可塑性エラストマーを用いると、電極ヘッド40を粘着パッド50に押し付けて人体に貼り付ける際に、硬質樹脂を皮膚に押し付けるような硬い触感を与えることなく、触感が柔らかくて暖かみを与える点で好ましい。識別マーク42dは、電極ヘッド40ごとに色分けしてそれぞれを区別する目印となるように色付きシールを貼ったものである。
カーボンシート41は炭素繊維をシート状に形成したものであり、可撓性のある比較的柔らかなシートである。導電性があるので電極ヘッド40の表出電極として用いられる。カーボンシート41としては、炭素繊維をシート状に織り込んだカーボン織布、炭素繊維に樹脂を含浸させてシート状としたプリプレグ等の形態のものを使用することができ、本実施形態で使用するのはプリプレグである。その厚みは、80μm〜300μmであることが好ましい。
カーボンシート41がリード線30と接する表面41aの反対側となる裏面41bには、銀−塩化銀でなる銀−塩化銀塗膜41cを有する。銀−塩化銀は生体からの電気のピックアップの点で優れているからである。本実施形態の銀−塩化銀塗膜は、銀−塩化銀含有インキをカーボンシート41の裏面41bに薄膜塗層することで設ける。具体的には銀−塩化銀含有インキを印刷したり塗装することで薄膜状に形成する。
図3には、電極ディスク42のリード線収容部42cにリード線30の先端を収容した状態を示す。図3(a)の底面図や図3(b)の断面図で示すように、リード線30がリード線収容部42cに入り込む境界部には、リード線30の破断や心線30aの内部断線を防止する軟質のリード線保護材30cが装着されている。
リード線保護材30cは、その全長に亘ってリード線30を密着状態で拘束するのではなく、拘束部分30dと非拘束部分30eとに分かれている。これらの部分は、リード線保護材30cとして熱収縮性チューブを使用し、密着部分30dだけ部分的に加熱・収縮させ密着させることで形成している。
拘束部分30dと非拘束部分30eとの境界部は、次のような理由から、電極ディスク42のリード線収容部42cの導入口から離間する位置に配置する。
他の多くの生体電極と同様に心電計用電極1は人体に貼り付けて使用されるが、人体と測定機器とを繋ぐリード線30は、電極ヘッド40の後端部から斜めに引っ張られてしまうことがある(図3(b)の二点鎖線参照)。このため、リード線30にリード線保護材30cを付けず、電極ディスク42の後端部(リード線収容部42cの導入口)を、斜めに引っ張られたときのリード線30の屈曲可能点とすると、カーボン細線を撚った心線30aが断線し易くなってしまう。そこで本実施形態では2つの対策をとっている。
その一つが、リード線保護材30cを設けることであり、細くて弱いリード線30の急激な屈曲を緩和してリード線30を保護する。もう一つがそのリード線保護材30cを拘束部分30dと非拘束部分30eとに分けて、それらの境界部をリード線収容部42cの外部に位置させるようにしたことである。こうすると、斜めに引っ張られたリード線30は特にその境界部で屈曲しようとするものの、同心状に位置する非拘束部分30eの内周面に当接して過剰な屈曲が緩衝され、これによってリード線30を保護することができる。
リード線保護材30cの拘束部分30dの先端からは、被覆30bの無い心線30aが剥き出しのまま伸長している。この剥き出しになった心線30aは、心線30aを構成する個々のカーボン細線をまとめた状態で、あるいは、カーボン細線を扇形に広げた状態でカーボンシート41と接触させることができる。扇形に広げて配置した方がカーボン細線とカーボンシート41の接触面積が大きくなり接触抵抗の点で好ましい。また、束になった心線30aによってカーボンシート41の裏面41bに凹凸ができないようにする点でも好ましい。
電極ディスク42とカーボンシート41とは接着剤や両面テープ等で固着して、心線30aをカーボンシート41に接続し、また、リード線30の先端を電極ディスク42から外れにくくしている。さらに、リード線収容部42cとカーボンシート41とで、リード線保護材30cとリード線30を押圧することによっても、リード線30を外れにくくしている。
なお、リード線保護材30cは、個々の電極ヘッド40ごとに色分けすることで、生体のどの部位に固着させるべき電極ヘッド40であるかを区別する目印にすることができる。識別マーク42dの色彩と同じにすることでデザイン的にも優れた電極ヘッド40とすることができる。
図4には粘着パッド50を示す。粘着パッド50は、粘着性ゲル51を「基材シート」としてのゲル保持シート52に貼着して形成している。
粘着性ゲル51は、柔軟な導電性ゲルでなり、図面では平面視で隅丸矩形状に形成しているが、こうした形状に限られるわけではなく、電極ディスク42と略同一の形状とすることが好ましい。電極ディスク42と略同一の形状とすることで、電極ディスク42を有する電極ヘッド40をしっかりと生体に固着することができるからである。こうした粘着性ゲル51は、定形性を有しているが、ゲル自体の剪断剥離を防ぐために不織布のような繊維がゲルの中に埋め込まれて形成されたような粘着性ゲル51であっても良い。こうした粘着性ゲル51には、ヒドロゲルやシリコーンゲルなど導電性の種々のゲルを用いることができる。
ゲル保持シート52には、「取付孔」としての開口52aがシートの厚みを貫通して形成されている。その開口52aを通じて電極ヘッド40の電極面であるカーボンシート41の裏面41bを、粘着性ゲル51の一方面51aに貼付けるためである。なお、電極ヘッド40、ゲル保持シート52、及び身体の皮膚面に対する密着は粘着性ゲル51自体の粘着性を利用している。
開口52aの形状や数は、図4や図5(a)で示す円形や一つに限らず、例えば図5(b)〜図5(e)で示すような、複数の開口52aであったり、円と楕円からなる形状等、種々の形状や数とすることができる。
これらの中では、図5(c)で示すように、開口52aがリード線30の被覆30bの部位が設けられた位置を避ける形状であることが好ましい。被覆30bのある部分を避けて開口52aを有しているため、リード線30があって接着力が弱い部分が粘着性ゲル51と強固に固着してカーボンシート41が剥がれやすくなる現象を防ぐことができるからである。
また、繊維を含まないような粘着性ゲル51を用いる場合は、その粘着性ゲル51に剪断応力をかかりにくくする点で図5(d)や図5(e)で示すような複数の開口52aを有することが好ましい。開口52aが大きいと、粘着性ゲル51に大きな剪断応力がかかり、粘着性ゲル51内で容易に材内破壊を起こし、開口52aの部分にある粘着性ゲル51が開口52a以外の部分にある粘着性ゲル51から剥離して、粘着パッドとして一体に廃棄することができなくなるからである。
ゲル保持シート52には、粘着性ゲル51との積層部位、即ち、粘着性ゲル51と同形に形成された部分から、外方に突き出すタブ52bを有している。タブ52bの部分は、粘着性ゲル51や電極ヘッド40から突出しているため、被験者に触れることなく被験者から粘着パッド50を取り外すことができ、また、簡単に電極ヘッド40から粘着パッド50を取り外すことができる。ゲル保持シート52の材質には、薄くても定型保持性を有する比較的硬い樹脂フィルムを用いることが好ましい。
以上のような粘着パッド50は、図6で示すように、ゲル保持シート52の側を比較的柔らかい第1の粘着パッド保護フィルム61aで被覆し、粘着性ゲル51の側を比較的硬い第2の粘着パッド保護フィルム61bで被覆した粘着パッドシート70として製造することが好ましい。
本実施形態では1つの粘着パッドシート70に粘着パッド50を10枚一組として配列しているが、これは誘導心電図検査で使う心電計用電極1の数(10個)と一致させたものであり、被験者一人につき1枚の粘着パッドシート70を使い切るようにして、資材管理を容易にしている。この他の形態としては、誘導心電図検査や心電波形のモニタリングに適したものとして、粘着パッド50を、3枚一組、4枚一組、5枚一組、6枚一組として配列したものとすることもできる(図示略)。
第1の粘着パッド保護フィルム61aと第2の粘着パッド保護フィルム61bとの硬さの相違は、粘着パッドシート70に触れた試験者が、そのフィルムの相違を認識できる程度にゲル保持シート52の側を覆う第1の粘着パッド保護フィルム61aが、粘着性ゲル51の側を覆う第2の粘着パッド保護フィルム61bよりも柔らかければ足りる。
粘着パッド50の使用時にはゲル保持シート52の側を手前側(上側)にして粘着パッドシート70から剥離すると良いが、そのためにゲル保持シート52を覆う第1の粘着パッド保護フィルム61aを捲り易くする。他方、第2の粘着パッド保護フィルム61bは、粘着パッドシート70の全体の取扱性を良くするため、シート形状を保持できるようにある程度の硬さを持たせる。こうした相対的な硬さの相違によって捲りやすさに違いを出すようにする。
第1の粘着パッド保護フィルム61aと第2の粘着パッド保護フィルム61bは、同種類の樹脂フィルムであっても異種類の樹脂フィルムであっても良いが、同種類の樹脂フィルムを用いる場合は、第2の粘着パッド保護フィルム61bの厚みを第1の粘着パッド保護フィルム61aよりも厚くする(硬くする)ことで違いが分かるようにする。
また、異種類の樹脂フィルムを用いる場合は、例えば、第1の粘着パッド保護フィルム61aに比較的柔らかい性質を有するウレタン系樹脂フィルムを用い、第2の粘着パッド保護フィルム61bに比較的硬いPETフィルムを用いることができる。
第1の粘着パッド保護フィルム61aと第2の粘着パッド保護フィルム61bとの区別をより容易にするために、それぞれの粘着パッド保護フィルム61a,61bの色彩を色分けするとさらに良い。
粘着パッド50は、粘着パッドシート70として形成しておけば、粘着パッド50の保存に適し、心電図の測定の際にも心電計用電極1の使い勝手が向上する。
すなわち、粘着パッドシート70の柔らかい第1の粘着パッド保護フィルム61aを引きはがし、電極ヘッド40を粘着パッド50の上に乗せていく。こうして、開口52aを通じて粘着性ゲル51が表出したところに電極ヘッド40が貼り付いて、粘着パッド50と電極ヘッド40が一体化される。
次に、第2の粘着パッド保護フィルム61bを剥がしながら、電極ヘッド40に付いた粘着パッド50を被験者の身体の所定の皮膚面に貼り付けていく。特に、電極ヘッド40の数に応じた粘着パッド50を一つの粘着パッドシート70としておけば、必要な電極ヘッド40分だけ粘着パッド50を貼り付ける際に、粘着パッド保護フィルム61a,61bを引きはがす手間がそれぞれ1回で済むため、効率的に作業を進めることができる。
以上の説明では、粘着パッド50を先に付けた心電計用電極1を被験者の皮膚面に貼付けたが、先に被験者の皮膚面に粘着パッド50を貼り付けてから、その上に電極ヘッド40を貼り付けるようにしても良い。
測定後は電極ヘッド40と粘着パッド50を皮膚面から引き剥がすとともに、粘着パッド50についてはゲル保持シート52のタブ52bをつまんで、電極ヘッド40から簡単に引き剥がすことができ、引き剥がした後も粘着パッド50が手指に付着することなく簡単に廃棄することができる。
すなわち、心電計用電極1によれば、前述のように電極本体10から使用済みの粘着パッド50を粘着性ゲル51ごと容易に分離することができる。また未使用の粘着パッド50に電極ヘッド40を容易に貼付けることができる。このようにして被験者ごとに常に新しい粘着パッド50を使用することで、被験者ごとに正確な測定を実現することができ、また被験者間の交差感染を確実に防ぐことができる。
そして、被験者ごとに交換するのは粘着パッド50のみであり、電極本体10については耐用回数まで繰り返し使用することができる。したがって、すべてを使い捨てる既存のディスポーザブル用の心電計用電極と比べて、検査コストを削減することができ、また資源の有効利用という社会環境的な価値要請にも応えることができる。
粘着パッドシート70は前述の実施形態のほかに、例えば図7の形態で実施することもできる。
この形態では、第2の粘着パッド保護フィルム61bに切断用のミシン目61cを設ける。これとともに第1の粘着パッド保護フィルム61aには、ミシン目61cに対応して切断することで分離縁61dを形成し、左側の保護フィルム61a(6)と右側の保護フィルム61a(4)とに2分割するようにしている。これによって粘着パッドシート70は、粘着パッド50が6つある左側部分と、4つある右側部分とに分けることができる。
これによれば、粘着パッド50の使用形態に応じて粘着パッドシート70を分割することができるので便利である。即ち、図7の例では、誘導心電図検査で10個の粘着パッド50を使用する場合に、粘着パッドシート70を、ミシン目61cと分離縁61dによって、四肢誘導用として4つの粘着パッド50を含む右側部分と、胸部誘導用として6つの粘着パッド50を含む左側部分とに分離し、それぞれ別々の人に手渡して電極本体10の貼り付けを行うことができるようになり、検査の作業効率を高めることができる。また、2枚に分けた状態としても粘着パッドシート70の両面が第1及び第2の上記保護フィルム61a,61bで覆われているので、粘着性ゲル51に対する異物の付着防止や破損防止という点でも好ましい。
なお、ここでは6枚と4枚で分けるようにミシン目61cと分離縁61dを設けるようにしたが、他の枚数の組み合わせとして実施しても良い。また、異物の付着防止や破損防止という点を考慮しなければ、ミシン目61cか分離縁61dの何れか一方のみを備える形態にて実施することもできる。
1 心電計用電極(生体電極パッド)
10 電極本体(生体電極)
20 接触子
30 リード線
30a 心線
30b 被覆
30c リード線保護材
30d 拘束部分
30e 非拘束部分
40 電極ヘッド
41 カーボンシート
41a 表面
41b 裏面
41c 銀−塩化銀塗膜(電極塗膜)
42 電極ディスク
42a 表面
42b 裏面
42c リード線収容部
42d 識別マーク
50 粘着パッド
51 粘着性ゲル
51a 一方面
52 ゲル保持シート(基材シート)
52a 開口(取付孔)
52b タブ
61 粘着パッド保護フィルム
61a 第1の粘着パッド保護フィルム
61b 第2の粘着パッド保護フィルム
61c ミシン目
61d 分離縁
70 粘着パッドシート

Claims (16)

  1. 生体電気測定器にリード線を介して電気接続する電極ヘッドと、一方面が電極ヘッドに着脱可能であり他方面を被験者に貼り付ける粘着パッドと、を備える生体電極パッドにおいて、
    電極ヘッドが導電性のカーボンシートに電極用塗料による電極塗膜を形成したカーボン電極であり、
    粘着パッドが被験者に貼り付ける粘着性ゲルと、粘着性ゲルを保持する基材シートとを備えており、基材シートには粘着性ゲルにカーボン電極を貼り付けることで電極ヘッドを粘着パッドに保持する取付孔を有することを特徴とする生体電極パッド。
  2. 電極用塗料が銀−塩化銀インクであり、電極塗膜が銀−塩化銀塗膜である請求項1記載の生体電極パッド。
  3. 電極ヘッドにカーボン電極とリード線を保持する電極ディスクを備えており、
    電極ディスクにはリード線をカーボン電極側に突出しないように収容するリード線収容部を有しており、粘着性ゲルに粘着させるカーボン電極の電極面が平坦面となっている請求項1又は請求項2記載の生体電極パッド。
  4. 基材シートに粘着性ゲルとの積層部位から外方に突出するタブを設ける請求項1〜請求項3何れか1項記載の生体電極パッド。
  5. 基材シートの取付孔を、粘着パッドに貼り付けた電極ヘッドのリード線の被覆と重ならない位置に設ける請求項1〜請求項4何れか1項記載の生体電極パッド。
  6. 基材シートの取付孔として複数の取付小孔を設ける請求項1〜請求項5何れか1項記載の生体電極パッド。
  7. 生体電気測定器が心電計であり、電極ヘッドが心電計電極である請求項1〜請求項6何れか1項記載の生体電極パッド。
  8. 生体電気測定器に電気接続する接触子と、
    接触子から伸長するリード線と、
    リード線の端末に取付けられ、粘着パッドを介して被験者に貼り付ける電極ヘッドとを備える生体電極において、
    電極ヘッドに、導電性のカーボンシートに電極用塗料による電極塗膜を形成したカーボン電極を備えることを特徴とする生体電極。
  9. 電極ヘッドにカーボン電極との間でリード線を挟持する電気絶縁性の電極ディスクを備えており、電極ディスクにはリード線をカーボン電極側に突出しないように収容するリード線収容部を有しており、粘着パッドに粘着させるカーボン電極の電極面が平坦面となっている請求項8記載の生体電極。
  10. 一方面に生体電極の電極ヘッドが貼り付けられ、他方面を被験者に貼り付ける粘着性ゲルと、
    粘着性ゲルを保持する基材シートとを備える生体電極用の粘着パッドにおいて、
    基材シートに、基材シート側から電極ヘッドを粘着性ゲルに貼り付けて保持するための取付孔と、粘着性ゲルとの積層部位から外方に突出するタブとを設けることを特徴とする生体電極用の粘着パッド。
  11. 取付孔を、粘着パッドに貼り付けた電極ヘッドと繋がるリード線の被覆と重ならない位置に形成した請求項10記載の生体電極用の粘着パッド。
  12. 一方面に生体電極の電極ヘッドが貼り付けられ、他方面を被験者に貼り付ける粘着性ゲルと、粘着性ゲルを保持する基材シートとを備える生体電極用の粘着パッドを複数配列した粘着パッドシートであって、
    粘着パッドの基材シート側を覆う第1の保護フィルムと、
    粘着パッドの粘着性ゲル側を覆う第2の保護フィルムとを備え、
    第1の保護フィルムが第2の保護フィルムよりも柔軟で曲げやすい樹脂フィルムでなる粘着パッドシート。
  13. 一方面に生体電極の電極ヘッドが貼り付けられ、他方面を被験者に貼り付ける粘着性ゲルと、粘着性ゲルを保持する基材シートとを備える生体電極用の粘着パッドを複数配列した粘着パッドシートであって、
    粘着パッドの基材シート側を覆う第1の保護フィルムと、
    粘着パッドの粘着性ゲル側を覆う第2の保護フィルムとを備え、
    第1の保護フィルムを粘着パッドの取付孔から露出する粘着性ゲルに貼り付けて保持してなる粘着パッドシート。
  14. 粘着パッドを3枚、4枚、5枚、6枚又は10枚の何れかを一組として第1及び第2の保護フィルムに配列した請求項12又は請求項13記載の粘着パッドシート。
  15. 第2の保護フィルムには、複数配列された粘着パッドを少なくとも2つのグループに分離可能なミシン目を設けるとともに、
    第1の保護フィルムには、当該ミシン目に対応する分離縁を設けるようにし、
    第2の保護フィルムをミシン目で切断し分離することで、第1及び第2の保護フィルム及び粘着パッドを複数に分割可能となっている請求項14記載の粘着パッドシート。
  16. 粘着パッドが請求項10又は請求項11記載の粘着パッドである請求項12〜請求項15何れか1項記載の粘着パッドシート。
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