JP2010246642A - カラーゴルフボール - Google Patents

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Abstract

【解決手段】本発明は、コアと、該コアを被覆する1層以上のカバーと、該カバーの最外層の表面に施されるペイント層とを有するカラーゴルフボールにおいて、上記カバーの最外層及び/又は上記ペイント層が蛍光顔料により着色されており、JIS Z 8722に準拠した反射物体の測定方法における測定孔径φ5mmにおけるボール自体の色調が、Lab表色系で、30≦L、−40≦a≦60、−20≦b≦60であることを特徴とするカラーゴルフボールを提供する。
【効果】本発明のカラーゴルフボールは、スピン性能や耐久性に優れ、かつ視認性,ファッション性及び高級感に優れた外観を有し、更に耐候性に優れる。
【選択図】図1

Description

本発明は、蛍光色を有するカラーゴルフボールに関するものであり、更に詳述すると、スピン性能や耐久性に優れ、かつ視認性やファッション性および高級感に優れた外観を有し、更には耐候性に優れたカラーゴルフボールに関する。
最近では、白色系のゴルフボールだけではなく、ゴルフプレイヤーの嗜好性に応じて種々のカラーボールが市場に出回っている。特に、女性向けのゴルフボールとして、ファッション性に優れたカラーゴルフボールや高級感のあるカラーゴルフボールも開発されている。
一方、近年のゴルフボールの多機能化に伴い、上級者が満足することができるようなゴルフボールを作成するためには、コア、中間層、カバーで構成されるスリーピース以上とすることが前提条件となりつつある。スリーピース以上のマルチピースソリッドゴルフボールにおいては、各層の厚さや色の違いにより、ゴルフボールが与える感覚が異なってしまう。また、ボール性能のみならず、ゴルフプレーの心理的な点から、好きな色のボールを使うことで心理面によい影響を与え、パフォーマンスが高まるという側面を考慮した上級者向けのカラーゴルフボール、特に最外層にポリウレタン系材料のカバー層を被覆させたカラーゴルフボールは市場にはあまり出てはいなかった。
従来から提案されたカラーゴルフボールについては、下記の先行技術がある。
特開平10−155937号公報(特許文献1)には、白色以外の色に着色されたゴルフボールであって、ゴルフボールの色調をLab方式で表示した時に、L値が80以上、a値が−30〜+30、b値が−30〜+30の範囲内にあるカバーが青・緑・ピンク・黄・オレンジ色に着色されたものが記載されている。しかしながら、このゴルフボールは、従来のカラーボールに比べてファッション性が向上したゴルフボールであったが、該表色範囲内では、淡色系の色調であり、高級感や鮮やかさに欠け、更なるファッション性向上に向けて改良の余地があった。
特開2000−024139号公報(特許文献2)には、カバー用樹脂100質量部に対して1種以上の蛍光顔料3.0〜7.0質量部及び酸化チタン0.05〜0.5質量部を配合し、かつカバー上に1層以上のクリアペイント層を有するゴルフボールが提案されている。しかしながら、蛍光顔料の配合量がやや多めであることと、そこに更に酸化チタン0.05〜0.5質量部とを組み合わせることによって、色調がきつくなりやすく、また光輝性にもやや欠けるため、視認性には優れるものの高級感にやや劣っていた。
特開2000−254250号公報(特許文献3)には、少なくとも1層の着色層を有するゴルフボールであって、該着色層には白色有機顔料及び/又は白色無機顔料と蛍光顔料と無機顔料及び/又は有機顔料を含有し、鮮やかで視認性を持つゴルフボールが提案されている。しかしながら、このゴルフボールは淡色系の色調であり、高級感や鮮やかさに欠けるものであった。
特開2003−126299号公報(特許文献4)には、鮮やかな黄色を呈するゴルフボールであって、過酷な使用環境下のおいても、退色・変色等の生じにくい耐候性に優れたゴルフボールが提案されている。このゴルフボールは、明るく、耐候性に優れており、濃い目の黄色を呈しているが、高級感には欠ける色調であった。
特開2004−081350号公報(特許文献5)には、ゴルフボール本体の表面にペイントを被覆形成した塗装ゴルフボールであって、該ペイントが偏光材料を含有することを特徴とするゴルフボールであり、かつ該ペイントに白色以外の着色材を含有し、上記ゴルフボール本体の表面が白色以外の色に着色され、L*a*b*表色系の基づく明度L*値が50以下であることが記載されている。しかしながら、このゴルフボールでは、明度が十分ではなく、ファッション性や視認性にやや劣るという欠点がある。
特開2004−033594号公報(特許文献6)には、青色・ピンク色・黄色のいずれかに着色され、視覚的な違和感を殆ど生じることなく視認性に優れたゴルフボールであって、L値・a値・b値が所定の関係式を満たすことが記載されている。このゴルフボールは、視覚的な違和感を生じることなく視認性に優れているが、光輝性や高級感の点で改良の余地があった。
特開2007−144097号公報(特許文献7)には、透明なカバー用樹脂組成物に蛍光染料が添加されたカバー原料から形成され、視認性を向上させたゴルフボールが記載されている。このゴルフボールは、比較的鮮明な色調を発現し得るが、蛍光染料を用いた場合、経時・天候などの影響によって退色等の色調変化を起こし易く、未だ改良の余地があった。
特開平10−155937号公報 特開2000−024139号公報 特開2000−254250号公報 特開2003−126299号公報 特開2004−081350号公報 特開2004−033594号公報 特開2007−144097号公報
本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、スピン性能や耐久性に優れ、かつ視認性やファッション性及び高級感に優れた外観を有し、更に耐候性に優れたカラーゴルフボールを提供するものである。
本発明者らは、上記目的を達成するため鋭意検討を行った結果、コアと、該コアを被覆する1層以上のカバーと、好ましくはポリウレタンにより形成されたカバー最外層の表面に施されるペイント層とを有し、上記カバーの最外層及び/又は上記ペイント層が蛍光顔料により着色されており、JIS Z 8722に準拠した反射物体の測定方法における測定孔径φ5mmにおけるボール自体の色調が、Lab表色系で所定範囲を満たすカラーゴルフボールが、スピン性能や耐久性、耐候性に優れると共に、視認性やファッション性及び高級感にも優れることを知見し、本発明を完成するに至ったものである。
従って、本発明は、下記のカラーゴルフボールを提供する。
[1]コアと、該コアを被覆する1層以上のカバーと、該カバーの最外層の表面に施されるペイント層とを有するゴルフボールにおいて、上記カバーの最外層及び/又は上記ペイント層が蛍光顔料により着色されており、JIS Z 8722に準拠した反射物体の測定方法における測定孔径φ5mmにおけるボール自体の色調が、Lab表色系で、30≦L、−40≦a≦60、−20≦b≦60であることを特徴とするゴルフボール。
[2]上記カバーの最外層及び/又は上記ペイント層に配合される蛍光顔料がオレンジ系蛍光顔料であり、かつ、上記のボール自体の色調が、Lab表色系で、40≦L、−10≦a≦60、0≦b≦50である[1]記載のゴルフボール。
[3]上記カバーの最外層及び/又は上記ペイント層に配合される蛍光顔料がピンク系蛍光顔料であり、かつ、上記のボール自体の色調が、Lab表色系で、30≦L、10≦a≦60、−20≦b≦10である[1]又は[2]記載のゴルフボール。
[4]上記カバーの最外層及び/又は上記ペイント層に配合される蛍光顔料がイエロー系蛍光顔料であり、かつ、上記のボール自体の色調が、Lab表色系で、40≦L、−40≦a≦0、10≦b≦60である[1]、[2]又は[3]記載のゴルフボール。
[5]上記カバーの最外層が熱硬化型ポリウレタン,熱可塑性ポリウレタン及び反応射出成型ポリウレタンから選ばれる[1]〜[4]のいずれか1項記載のゴルフボール。
[6]上記カバーの最外層が熱可塑性ポリウレタンである[1]〜[5]のいずれか1項記載のゴルフボール。
[7]上記カバーの最外層を構成する熱可塑性ポリウレタンが芳香族系ポリイソシアネートを成分として含む[6]記載のゴルフボール。
[8]上記カバーの最外層が蛍光顔料により着色されており、該最外層の基材樹脂100質量部中に対して1種類以上の蛍光顔料樹脂を0.05〜2.5質量部配合する[1]〜[7]のいずれか1項記載のゴルフボール。
[9]上記カバーの最外層に配合される蛍光顔料が、キサンテン系,アクリジン系,キノリン系,チアゾール系及びアミノケトン系の群から選ばれる色素をアミノ樹脂系又はアクリル樹脂系基材樹脂に着色してなる有機蛍光顔料である[8]記載のゴルフボール。
[10]コアまたは該コアに1層以上のカバー層を被覆する中間球状物が、白色に着色されたもの、または、白色に着色された球体に厚み0.5〜2.5mmの透明樹脂層を被覆したものであり、上記コアまたは中間球状物の測定孔径φ5mmにおける色調が、Lab表色系で、40≦L、−5≦a≦5、−5≦b≦5であり、更に、この中間球状物に厚み0.3〜2.0mmの最外層カバーを被覆する[1]〜[9]のいずれか1項記載のゴルフボール。
[11]コアまたは該コアに1層以上のカバー層を被覆する中間球状物が、蛍光顔料により着色された外層と同系統色に着色されたもの、または、上記外層と同系統色に着色された球体状物に厚み0.5〜2.5mmからなる透明樹脂層を被覆したものであり、上記コアまたは中間球状物の測定孔径φ5mmにおける色調と上記外層の色調との色調差ΔEがLab表色系で15未満であり、更に、この中間球状物に厚み0.3〜2.0mmの最外層カバーを被覆する[1]〜[10]のいずれか1項記載のゴルフボール。
[12]上記の測定孔径φ5mmにおけるボール自体の色調と測定孔径φ30mmにおけるボール自体の色調との色調差ΔEが10より大きい[1]〜[11]のいずれか1項記載のゴルフボール。
[13]水銀灯24時間照射後の色調変化ΔEが8以下である[1]〜[12]のいずれか1項記載のゴルフボール。
[14]水銀灯24時間照射前後のJIS−K7103反射法に基づく変色差(ΔYI)が−10以上10以下である[1]〜[13]のいずれか1項記載のゴルフボール。
[15]最外層上に施されたペイント層が、基材樹脂組成物100質量部に対し、偏光顔料を0.1〜10質量部配合する[1]〜[14]のいずれか1項記載のゴルフボール。
[16]最外層上に施されたペイント層が、基材樹脂組成物100質量部に対し、偏光顔料を0.2〜8質量部配合する[1]〜[15]のいずれか1項記載のゴルフボール。
本発明のゴルフボールは、スピン性能や耐久性に優れ、かつ視認性やファッション性及び高級感に優れた外観を有し、更に耐候性に優れたものである。特に最外層カバー層にポリウレタン系材料を適用し、上級者が要求する優れたスピン性能・耐久性を有し、かつ、通常の白色着色系外観とは異なり、ファッション性や高級感に優れた外観を有するものであり、視認性に優れ、他のゴルフプレイヤーの差別化を十分に図ることができる。
本発明の一実施例を示したゴルフボールの概略断面図である。
以下、本発明につき更に詳しく説明する。
本発明のボール構造は、コアと、該コアを被覆する1層以上のカバーと、該カバーの最外層の表面に施されるペイント層とを有するものであり、上記カバー表面には、通常、多数のディンプルが形成される。例えば、図1のボール断面図では、コア1にカバーを被覆し、該カバーが中間層2及び最外層3の2層に形成されたスリーピースゴルフボールGを示している。最外層3の表面には多数のディンプルDが形成されている。なお、カバーを3層以上とすることにより、フォーピース以上のマルチピースソリッドゴルフボールにすることもできる。また、コア1は単層であっても2層以上であってもよい。そして、上記カバーの最外層3にはペイント層4がボール表面を覆って形成されるものである。
本発明に使用されるコアは、1,4−シスポリブタジエン等の公知のゴム材料を基材とし、これに、不飽和カルボン酸及びその金属塩等の共架橋剤や、酸化亜鉛,硫酸バリウム等の無機充填剤,ジクミルパーオキサイドや1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)シクロヘキサン等の有機過酸化物等を配合したゴム組成物を加硫することにより得ることができる。本発明においては、コア直径は特に制限はない。また、コアの色調については特に制限はない。
次に、本発明に使用されるカバーの材料としては、アイオノマー樹脂、ポリウレタン等の各種熱可塑性樹脂または熱可塑性エラストマーの樹脂材料を主材として形成することができる。
上述したようにカバーを1層または2層以上に形成することができ、カバーの各層の厚さは、特に制限はないが、好ましくは0.3mm以上、より好ましくは0.4mm以上、さらに好ましくは0.5mm以上であり、上限値としては、好ましくは2.5mm以下、より好ましくは2.0mm以下、さらに好ましくは1.5mm以下である。また、カバーが2層の場合、即ち、最外層及び中間層を含む場合、それらの合計厚さは、0.8〜3.0mmであることが好ましい。
カバーが2層の場合、中間層と最外層との間に接着性改良のため、必要に応じて各種接着剤(プライマー)を塗布することができる。
カバー層のうち最外層はポリウレタン系材料を主材として形成することが好適である。具体的には、熱硬化性ポリウレタン,熱可塑性ポリウレタン及び反応射出成型ポリウレタン等の各種ウレタン樹脂を使用することができるが、特に、生産性や着色自由度の高さ、各種無機/有機系充填剤やウレタン系材料以外のポリマー素材とのブレンド/アロイ系材料を配合設計する自由度が高い点から熱可塑性ポリウレタンを用いることが好ましい。この場合、熱可塑性ポリウレタンの構成成分としては、芳香族系ポリイソシアネート成分を含むことが、生産時の安定性と、発現される物性とのバランスの点から好適に採用し得る。このように、最外層にポリウレタン系材料を使用することにより、上級者が求めるスピン性能・耐久性能を実現しつつ、ファッション性・高級感に優れるゴルフボールを提供することができる。
上記最外層の基材樹脂自体はファッション性を向上させる目的として透明又は半透明状にすることが好ましく、本発明では、この樹脂基材に更に蛍光顔料を混合することができる。蛍光顔料の配合量については、特に制限はないが、基材樹脂100質量部に対して0.01〜10質量部とすることが好ましく、より好ましくは0.02〜5質量部、さらに好ましくは0.05〜2.5質量部とする。この配合量が少なすぎると、蛍光性のある色調を発現することができなくなるおそれがある。また、この配合量が多過ぎると、蛍光性が増し視認性に優れるものの、色調が鮮明過ぎて高級感に欠け、プレイヤーが受け入れ難い色調となるおそれがある。
ここで、カバーに配合される蛍光顔料の種類としては、特に制限はないが、キサンテン系(赤・ピンク色系),アクリジン系(黄色系),キノリン系(黄色系),チアゾール系(黄色系)及びアミノケトン系(黄色系)の群から選ばれる色素をアミノ樹脂系又はアクリル樹脂系基材樹脂に着色してなる有機蛍光顔料を使用することが好適である。
上記蛍光顔料としては、有機蛍光顔料を採用することが好適である。有機蛍光顔料は非常に鮮明で明るい色相を持つことを特徴としており、無機蛍光体とは異なり、紫外線ランプ等を必要とせず、太陽光の元で発光する利点を有する。また、蛍光顔料と併せて無機フィラーを配合することができる。無機フィラーは、光を散乱・拡散させ、視認性改良をより一層向上させることができ、具体的には、水酸化アルミニウム,炭酸カルシウム,酸化チタン等の無機系フィラーを配合しても良い。
蛍光顔料によりカバー(最外層)を着色する方法としては、カバー材の樹脂材料に蛍光顔料を微粉末状態で配合し、着色された樹脂に仕上げる方法を採用することができる。また、分散性及び作業性を改善するために、予め蛍光顔料と滑材系成分とをプリブレンドした着色材を使用し、これをカバー樹脂材料に適宜量配合しても良い。
なお、カバーの最外層の表面には多数のディンプルが形成される。上記ディンプルは最外層の表面に多数の凹凸を有するものであり、その直径、個数や深さによりボールの外観に影響を及ぼすものである。したがって、発明の効果を損なわない範囲でディンプルを構成することが好ましい。このディンプルの個数については、特に制限はないが、好ましくは250個以上330個以下であり、また、ボール表面に形成されるディンプルの表面占有率(SR)は、特に制限はないが、好ましくは80%以上、より好ましくは90%以上であり、上限値としては、好ましくは98%以下、より好ましくは95%以下である。例えば、ディンプルの個数が多すぎると、ボールに光が当たっている上体において、カラーボールの視認性の効果が小さくなるおそれがある。即ち、ボールを見る角度によってディンプルのそこに影ができてしまい、ボールが暗く見えてしまうおそれがある。逆にディンプルの個数が少なすぎる場合には、ボールを打撃したときに空気力学特性を良好に得ることができなくなり、所望の飛距離を出せない場合もある。
上記カバーを有する球体の製造方法については、ポリブタジエン等を主体とするゴム組成物を公知の加硫条件により加硫してゴム架橋成形物(コア)を製造し、次いで、射出成形等の公知の方法により、コアの周囲にカバー(最外層・中間層)を順次形成して1層以上のゴルフボールを製造することができる。なお、通常、ボール表面にはディンプルが多数形成されるため、最外層であるカバー材料の射出成型と同時に、金型キャビティーの内壁面に多数形成された凸部によりディンプルが形成されることになる。
上記カバー最外層の表面には、図1に示したように、ペイント層(符号4)が被覆される。このペイント層の膜厚は、特に制限はないが、好ましくは5μm以上、さらに好ましくは10μm以上であり、また、好ましくは20μm以下、好ましくは16μm以下である。ペイント層が薄すぎると、塗料の耐久性を損なう要因となるおそれがある。逆に、ペイント層の膜厚が厚すぎると、ディンプル形状に与える影響が大きくなり、設計通りの飛行特性が得られなくなり、飛距離が出なくなるおそれがある。また、ペイント層の膜厚が厚すぎると、塗料の剥離が生じやすくなり、その結果、繰り返し打撃による耐久性が低下することがある。
ペイント層をクリア塗装(透明塗料による塗装)により形成した場合、クリア塗装については、2液硬化型ウレタン塗料を使用することが好ましい。2液硬化型ウレタン塗料は、水酸基をもつポリオール成分とイソシアネート基を持つポリイソシアネート成分とからなる。
ポリオールとしては、ウレタン,ポリエステル,アクリル樹脂等が主として用いられるが、必要に応じてエポキシ樹脂等の他の樹脂を使用することができる。一方、ポリイソシアネートとしては、TDI,MDI,HDI,IPDI,NDI,PDI,XDI,HXDIを単一又は複数用いて変性されるものであり、一般的には、アダクト体,ビュレット体,イソシアヌレート体の形をとり得る。
塗装方法は、公知に使用されている方法を用いることができる。例えば、針台の針先にボールを載せた状態でスプレーによりボール全体を各種の塗料により塗装することができる。塗装に先立ち、被塗装物とペイント層との密着性を改善する目的で、これら手法に限られるものではないが、プラズマ処理やコロナ放電処理等による表面改質を行っても良いし、プライマー等を塗布しても良い。
本発明におけるペイント層に蛍光顔料を含有することができる。ペイント層に蛍光顔料を使用する場合、上述したカバー最外層に使用される蛍光顔料と同様の種類の蛍光顔料を使用することができる。ペイント層に蛍光顔料を配合する場合、その配合量については、塗膜固形分100質量部に対して、蛍光顔料を1〜100質量部、好ましくは10〜80質量部の範囲で使用することが好ましい。蛍光顔料配合量が少ないと塗膜隠蔽力が劣り、目的とする発色性が得られなくなる。また、配合量が多過ぎると耐久性等の塗膜物性が劣り好ましくない。蛍光顔料により着色されたペイント層を塗布する場合、必要に応じ、着色ペイント層の塗装前にプライマー塗装やシーラー塗装を施しても良い。
また、ペイント層の別の態様としては、特に図示してはいないが、蛍光顔料を含む着色材料を、ディンプルを有するカバー最外層表面に吹き付け等により被覆し、更に、その上に通常のクリア塗装等の塗装を施すことにより、着色されたペイント層を形成することができる。即ち、ペイント層を極薄膜の着色層とクリア塗装層との2層に構成することもできる。
一般的には、塗料は上述したベース樹脂に各種の溶剤や添加剤を適宜添加したものであるが、この塗料には更に偏光顔料を含有することができる。偏光顔料を使用する場合には、基材樹脂100質量部に対して蛍光増白剤を0.05〜0.5質量部、偏光顔料を0.1〜10質量部、好ましくは0.2〜8質量部の範囲で使用することが望ましい。偏光顔料の配合量が少なすぎると、ボール表面に光輝性を発現できない。逆に、配合量が多すぎると、光が干渉し合い、光輝性が損なわれる場合があるだけでなく、更にボールとしてのスピン性能が変化したり、塗装が剥離する要因となり得る。また、偏光顔料は、一般に高額であるため、適量以上の配合は無用なコスト上昇を招き、更に偏光顔料は固化前のペイント材中で沈殿し易いため、ペイント塗布工程において生産性を悪化させる原因となり易い。蛍光増白剤/偏光顔料の質量割合としては0.08〜0.5となるように使用することが好ましい。ボールに明るさと輝きを引き出すためには、蛍光増白材と偏光顔料との比率を調整することは重要である。蛍光増白剤と偏光顔料との添加量が適切でないときには、ボールの適切な明るさが失われてしまうおそれがあり、その結果、本発明の効果が得られなくなる場合がある。
また、偏光顔料としては、パール顔料を好適に用いてよい。パール顔料は、大別すると、金属酸化物被覆雲母,塩基性炭酸鉛,酸塩化ビスマス,天然魚燐箔に分類されるが、無毒で化学的安定性に最も優れている点から、金属酸化物被覆雲母を選択することが好ましい。この金属酸化物としては、一般には、二酸化チタンや酸化鉄が多く用いられており、その被覆率(被覆層の厚み)を変えることにより、様々な色彩や干渉作用を得ることができる。これら顔料の粒径は大きいほど光輝性が得られる。しかし、顔料の粒径は大きいほど光輝性沈降し易くなるので、適切な粒径を有する顔料を選択することが望まれる。
上記のようなパール顔料を含有した塗料にて形成されたペイント層を有するゴルフボールにおいては、様々な角度に光を反射させることができるため、高級感が増す。また、太陽光を十分に反射するためよりゴルフボールを見つけ易くすることができる。
本発明では、ボールの色調については、JIS Z 8722(2000年)に準拠した反射物体の測定方法における測定孔径φ5mmにおけるボール自体の色調が、Lab表色系で、30≦L、−40≦a≦60、−20≦b≦60であることを特徴とする。この色調試験の評価は、より広域のデータを採取する目的で測定孔径φ30mmを使用して実施することができる。なお、測定孔径φ5mmとφ30mmとの違いについては、φ5mmとφ30mmとの間に色調差がある程、光輝性に優れ、視認しやすいゴルフボールとなる。特に、本発明の対象物は小さな直径を有するゴルフボールであり、その小さなボールの色調から発現し得る従来にない高級感や視認性を与えるためには、測定孔径φ30mmだけではなくφ5mmの小さな孔径により色調を計測してボール色調を総合的に評価する必要がある。具体的には、上記の測定孔径φ5mmにおけるボール自体の色調と測定孔径φ30mmにおけるボール自体の色調との色調差ΔEが10より大きくなることが好適である。
カバーの最外層及び/又は上記ペイント層に配合される蛍光顔料がオレンジ系蛍光顔料の場合には、ゴルフボールの色調は、Lab表色系で、40≦L、−10≦a≦60、0≦b≦50であることが好適である。また、蛍光顔料としてピンク系蛍光顔料を配合する場合には、ゴルフボールの色調は、30≦L、10≦a≦60、−20≦b≦10であることが好ましい。さらに、蛍光顔料としてイエロー系蛍光顔料を用いる場合には、ゴルフボールの色調は、Lab表色系で、40≦L、−40≦a≦0、10≦b≦60であることが好適である。
本発明では、本発明の所定の効果を有効に発揮させる具体的な態様の一つとして、コアまたは該コアに1層以上のカバー層を被覆する中間球状物が、白色に着色されたもの、または、白色に着色された球体に厚み0.5〜2.5mmの透明樹脂層を被覆したものであり、上記コアまたは中間球状物の測定孔径φ5mmにおける色調が、Lab表色系で、40≦L、−5≦a≦5、−5≦b≦5であり、この中間球状物に厚み0.3〜2.0mmの最外層カバーを被覆するボール構造を例示することができる。また、コアまたは該コアに1層以上のカバー層を被覆する中間球状物が、蛍光顔料により着色された外層と同系統色に着色されたもの、または、上記外層と同系統色に着色された球体状物に厚み0.5〜2.5mmからなる透明樹脂層を被覆したものであり、上記コアまたは中間球状物の測定孔径φ5mmにおける色調と上記外層の色調との色調差ΔEがLab表色系で15未満であり、この中間球状物に厚み0.3〜2.0mmの最外層カバーを被覆することもできる。
また、本発明において、水銀ランプを24時間照射した場合のボールの色差ΔEが8以下であることが好適である。この色差ΔEは、ボールに照射する前と24時間照射した後の色差であり、値が小さいほど変色が少ないことを示す。ボールの色差ΔEの測定については、公知の色差計を用い、JIS Z 8701(1999年)の基準に基づいて行うことができる。
また、ゴルフボール表面として紫外線による容易な変色は好ましくないため、耐黄変性の目安として、ゴルフボール表面に水銀灯で24時間照射した場合、照射後のゴルフボール表面と、水銀灯で照射する前のゴルフボール表面とのJIS−K7103反射法に基づく変色差(ΔYI)が−10以上10以下であることが推奨される。
ボール色調については、需要者の色の好みやイメージによって、男性向けや女性向け、或いは、ボール性能の点からディスタンス系・スピン系など区別することも可能である。通常、白色系が多いゴルフボールの製品群の中でユーザーに対する商品選定のし易さなどの面でも着色されたゴルフボールを提供することは有効な手段である。
本発明のゴルフボールは、競技用としてゴルフ規則に従うものとすることができ、直径42.67mm以上、重さ45.93g以下に形成することができる。
以下、実施例と比較例を示し、本発明を具体的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるものではない。
〔実施例1〜5、比較例1〜4〕
各実施例及び比較例について、下記表1に示すゴム組成物を調製し、ニーダー又はロールにて混練りした後、所定の加硫条件にてコアを作成した。次に、コアの周囲に表2に示す樹脂混合材料を射出成形用金型により射出成形してコアに中間層を被覆した球体を作成し、これを別の金型にセットし、表3に示すように、蛍光顔料を所定量含有した外層カバー材料を射出成形した。そして、カバー表面にプラズマ処理を施した後、無黄変ウレタン/アクリル樹脂系塗料をスプレー塗装法により塗布し乾燥させて、厚さ約15μmのクリアペイント層を被覆、または、無黄変ウレタン/アクリル樹脂系塗料樹脂に所定量のパール顔料を配合したものを上記同様の手法により塗布し、同程度の厚さのパールペイント層を被覆した。
Figure 2010246642
* 表中の配合数字は「質量部」を示す。
コア配合に使用される材料は下記のとおりである。
ポリブタジエン…商品名「BR730」JSR製 cis1,4−ポリブタジエン
アクリル酸亜鉛…日本触媒製 アクリル酸亜鉛とステアリン酸亜鉛の混合物
酸化亜鉛…堺化学工業製 3種酸化亜鉛
硫酸バリウム…堺化学製 商品名「沈降性硫酸バリウム#100」
老化防止剤…大内新興化学工業株式会社製 商品名「ノクラックNS−6」
ステアリン酸亜鉛…日本油脂社製 商品名「ステアリン酸亜鉛G」
ペンタクロロチオフェノール亜鉛塩…ZHEJIANG CHO & FU CHEMICAL CO.,LTD.(中国)
過酸化物…・日本油脂社製 パーオキサイド パーヘキサC−40
着色材(1)…レジノカラー工業製 RESINO RED K−50%LB
着色材(2)…レジノカラー工業製 RESINO GREEN GBA−50%LB
Figure 2010246642
* 表中の配合数字は「質量部」を示す。
中間層配合に使用される材料は下記のとおりである。
商品名「ハイミラン1605」…三井・デュポンポリケミカル社製 ナトリウム中和−エチレン−メタクリル酸−アクリル酸エステル共重合体
商品名「ハイミラン1706」…三井・デュポンポリケミカル社製 亜鉛中和−エチレン−メタクリル酸−アクリル酸エステル共重合体
商品名「ハイミラン1557」…三井・デュポンポリケミカル社製 亜鉛中和−エチレン−メタクリル酸−アクリル酸エステル共重合体
商品名「サーリン 6320」…デュポン社製 マグネシウム中和−エチレン−メタクリル酸−アクリル酸エステル共重合体
商品名「ニュクレル 035C」…三井・デュポンポリケミカル社製 エチレン−メタクリル酸−アクリル酸エステル共重合体
酸化チタン…石原産業社製 商品名「タイペークR550」
ステアリン酸マグネシウム…日本油脂社製 商品名「マグネシウムステアレートG」
酸化マグネシウム…協和化学工業社製の酸化マグネシウム
Figure 2010246642
* 表中の配合数字は「質量部」を示す。
最外層配合に使用される材料は下記のとおりである。
商品名「パンデックスT8290」…ディーアイシーバイエルポリマー(株)製 MDI−PTMGタイプ熱可塑性ポリウレタン材料、樹脂硬度Shore A「93」、反発弾性率52%
商品名「パンデックスT8283」…ディーアイシーバイエルポリマー(株)製 MDI−PTMGタイプ熱可塑性ポリウレタン材料、樹脂硬度 Shore A「83」、反発弾性率55%
ポリイソシアネート化合物…4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、商品名「ハイトレル4001」東レ・デュポン(株)製、ポリエステル系熱可塑性エラストマー
商品名「ハイミラン1557」…三井・デュポンポリケミカル社製 亜鉛中和−エチレン−メタクリル酸共重合体
商品名「ハイミラン1855」…三井・デュポンポリケミカル社製 亜鉛中和−エチレン−メタクリル酸−アクリル酸エステル共重合体
ポリエチレンワックス…三洋化成工業株式会社製 商品名「サンワックス161P
酸化チタン…石原産業社製 商品名「タイペークR550」
ステアリン酸マグネシウム…日本油脂社製 商品名「マグネシウムステアレートG」
酸化マグネシウム…協和化学工業社製の酸化マグネシウム
上記により作成したゴルフボールの諸物性、初速度、アプローチスピン性能、耐擦過傷性、視認性、高級感及び光輝性を下記の基準により評価した。
ボールのたわみ量
コアに対し、初期荷重98N(10kgf)を負荷した状態から終荷重1275N(130kgf)を負荷したときまでの変形量(mm)を計測した。
初速度
初速は,R&Aの承認する装置であるUSGAのドラム回転式の初速計と同方式の初速測定器を用いて測定した。ボールは23±1℃の温度で3時間以上温調し、室温23±2℃の部屋でテストされた。250ポンド(113.4kg)のヘッド(ストライキングマス)を使って打撃速度143.8ft/s(43.83m/s)にてボールを打撃した。1ダースのボールを各々4回打撃して6.28ft(1.91m)の間を通過する時間を計測し、初速を計算した。約15分間でこのサイクルを行った。
アプローチスピン
ゴルフ打撃ロボットにブリヂストンスポーツ社製の「Tour Stage X−Wedge」(ロフト角58°)のサンドウェッジ(SW)クラブをセットし、ヘッドスピード(HS)20m/sで打撃した時のスピン量(rpm)を測定した。
ボールの耐擦過傷性
ボールを23℃、13℃、0℃に各々保温するとともに、スウィングロボットマシンを用い、クラブはピッチングウェッジを使用して、ヘッドスピード33m/sで各ボールを打撃し、打撃傷を以下の基準で目視にて評価した。
5点:傷がついていないか、ほとんど傷が目立たない。
4点:やや傷が見られるものの、ほとんど気にならない。
3点:表面がやや毛羽立っている。
2点:表面が毛羽立ったり、ディンプルが欠けたりしている。
1点:ディンプルが完全に削り取られてしまっている
ボール色調
ボールの色調を、色差計(型式SC−P、スガ試験機株式会社製)を用い、JIS Z 8722 反射物体の測定方法(拡散光照明、8度受光の光学系:条件c)に準拠し、d/8(試料の正反射成分を含まないで測定:光トラップあり)により測定した。測定孔径はφ30mm及びφ5mmを使用した。
ボール変色性試験
株式会社東芝製の褪色試験用水銀ランプ「H400−F」を用いて、光源とボールの距離30cm、ドラム回転数1rpmの条件で試験した。ボール表面を水銀ランプで24時間照射した。照射前後でのボール表面の色の変化をスガ試験機株式会社製の色差計(型式SC−P)を用いて測定し、JIS Z 8701のLab表色に基づき、照射前と照射後のボールの色差ΔEを求めた。なお、色差ΔEが小さいほど変色が少ないことを示す。また、同試験機により、照射前後での黄変に対する変色性(ΔYI)を調べた。数値が大きい程、黄変が大きいことを示す。
視認性
上級ゴルフプレイヤー10名により下記の基準に従い官能評価した。
◎:10人中8人以上が「芝上で見やすい」と感じた
○:10人中5〜7人が「芝上で見やすい」と感じた
△:10人中3〜4人が「芝上で見やすい」と感じた
×:10人中2人以下が「芝上で見やすい」と感じた
高級感
上級ゴルフプレイヤー10名により下記の基準に従い官能評価した。
◎:10人中8人以上が「高級感あり」と感じた
○:10人中5〜7人が「高級感あり」と感じた
△:10人中3〜4人が「高級感あり」と感じた
×:10人中2人以下が「高級感あり」と感じた
光輝性
上級ゴルフプレイヤー10名により下記の基準に従い官能評価した。
◎:10人中8人以上が「輝きのある色調」と感じた
○:10人中5〜7人が「輝きのある色調」と感じた
△:10人中3〜4人が「輝きのある色調」と感じた
×:10人中2人以下が「輝きのある色調」と感じた
Figure 2010246642
比較例1のゴルフボールは、灰色系色調のコアに透明色の中間層を被覆し、更にその上に着色された外層を被覆させているため、下地の灰色系色相が視認性・高級感・光輝性を損なわせる結果となった。
比較例2のゴルフボールは、外層(カバー)の着色材として、蛍光染料を使用しているため、耐変色性(耐候性)に劣る結果となっている。また、耐変色性の悪さに加えて更に最外ペイント層がクリア塗装であるため、やや高級感に欠ける。
比較例3のゴルフボールは、最外層が酸化チタンによる隠蔽系の白色系着色であるため、JIS Z 8722に準拠した測定法における測定孔径φ5mm時とφ30mm時の表色上の差が無く、更にペイント層がクリア塗装であるため、光輝性・高級感が無く、視認性にも劣る。
比較例4のゴルフボールは、最外層カバーがアイオノマー系材料であるため、本実施例記載のウレタン系材と比較すると、アプローチスピン量に劣り、また耐擦過傷性も劣るため、上級者が満足するゴルフボール物性を満たしていない。更に最外ペイント層がクリア塗装であるため、高級感に欠ける。

Claims (16)

  1. コアと、該コアを被覆する1層以上のカバーと、該カバーの最外層の表面に施されるペイント層とを有するゴルフボールにおいて、上記カバーの最外層及び/又は上記ペイント層が蛍光顔料により着色されており、JIS Z 8722に準拠した反射物体の測定方法における測定孔径φ5mmにおけるボール自体の色調が、Lab表色系で、30≦L、−40≦a≦60、−20≦b≦60であることを特徴とするゴルフボール。
  2. 上記カバーの最外層及び/又は上記ペイント層に配合される蛍光顔料がオレンジ系蛍光顔料であり、かつ、上記のボール自体の色調が、Lab表色系で、40≦L、−10≦a≦60、0≦b≦50である請求項1記載のゴルフボール。
  3. 上記カバーの最外層及び/又は上記ペイント層に配合される蛍光顔料がピンク系蛍光顔料であり、かつ、上記のボール自体の色調が、Lab表色系で、30≦L、10≦a≦60、−20≦b≦10である請求項1又は2記載のゴルフボール。
  4. 上記カバーの最外層及び/又は上記ペイント層に配合される蛍光顔料がイエロー系蛍光顔料であり、かつ、上記のボール自体の色調が、Lab表色系で、40≦L、−40≦a≦0、10≦b≦60である請求項1、2又は3記載のゴルフボール。
  5. 上記カバーの最外層が熱硬化型ポリウレタン,熱可塑性ポリウレタン及び反応射出成型ポリウレタンから選ばれる請求項1〜4のいずれか1項記載のゴルフボール。
  6. 上記カバーの最外層が熱可塑性ポリウレタンである請求項1〜5のいずれか1項記載のゴルフボール。
  7. 上記カバーの最外層を構成する熱可塑性ポリウレタンが芳香族系ポリイソシアネートを成分として含む請求項6記載のゴルフボール。
  8. 上記カバーの最外層が蛍光顔料により着色されており、該最外層の基材樹脂100質量部中に対して1種類以上の蛍光顔料樹脂を0.05〜2.5質量部配合する請求項1〜7のいずれか1項記載のゴルフボール。
  9. 上記カバーの最外層に配合される蛍光顔料が、キサンテン系,アクリジン系,キノリン系,チアゾール系及びアミノケトン系の群から選ばれる色素をアミノ樹脂系又はアクリル樹脂系基材樹脂に着色してなる有機蛍光顔料である請求項8記載のゴルフボール。
  10. コアまたは該コアに1層以上のカバー層を被覆する中間球状物が、白色に着色されたもの、または、白色に着色された球体に厚み0.5〜2.5mmの透明樹脂層を被覆したものであり、上記コアまたは中間球状物の測定孔径φ5mmにおける色調が、Lab表色系で、40≦L、−5≦a≦5、−5≦b≦5であり、更に、この中間球状物に厚み0.3〜2.0mmの最外層カバーを被覆する請求項1〜9のいずれか1項記載のゴルフボール。
  11. コアまたは該コアに1層以上のカバー層を被覆する中間球状物が、蛍光顔料により着色された外層と同系統色に着色されたもの、または、上記外層と同系統色に着色された球体状物に厚み0.5〜2.5mmからなる透明樹脂層を被覆したものであり、上記コアまたは中間球状物の測定孔径φ5mmにおける色調と上記外層の色調との色調差ΔEがLab表色系で15未満であり、更に、この中間球状物に厚み0.3〜2.0mmの最外層カバーを被覆する請求項1〜10のいずれか1項記載のゴルフボール。
  12. 上記の測定孔径φ5mmにおけるボール自体の色調と測定孔径φ30mmにおけるボール自体の色調との色調差ΔEが10より大きい請求項1〜11のいずれか1項記載のゴルフボール。
  13. 水銀灯24時間照射後の色調変化ΔEが8以下である請求項1〜12のいずれか1項記載のゴルフボール。
  14. 水銀灯24時間照射前後のJIS−K7103反射法に基づく変色差(ΔYI)が−10以上10以下である請求項1〜13のいずれか1項記載のゴルフボール。
  15. 最外層上に施されたペイント層が、基材樹脂組成物100質量部に対し、偏光顔料を0.1〜10質量部配合する請求項1〜14のいずれか1項記載のゴルフボール。
  16. 最外層上に施されたペイント層が、基材樹脂組成物100質量部に対し、偏光顔料を0.2〜8質量部配合する請求項1〜15のいずれか1項記載のゴルフボール。
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