JP2010245815A - 撮像素子モジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】モジュール内のデッドスペースを活かし撮像素子モジュールを小型化すること。
【解決手段】第1、第2のランドを有する配線パターンを第1の面側に備えた第1の配線板と、受光部と端子パッドを含む非受光部とを有する機能面が第1の配線板の側とは反対の側に向けられこの配線板の第1の面上に設けられた固体撮像素子チップと、ほぼ矩形の板形状を有し、該板形状の対向する第1、第2の端面のうちの第1の端面上に導体部を備え、第2の端面の側が固体撮像素子チップの側に向けられて該固体撮像素子チップの非受光部上に接着剤を介して立設された第2の配線板と、第2の配線板の第1の端面上の導体部と第1の配線板上の第1のランドとを電気的に導通するように第1の端面上から第1の配線板の第1の面上まで延設された、電気線路を含む接続基材と、固体撮像素子チップの端子パッドと第2のランドとを電気的に導通させるボンディングワイヤとを具備する。
【選択図】図1

Description

本発明は、固体撮像素子チップと配線板とを有する撮像素子モジュールに係り、特に、その小型化に好適な撮像素子モジュールに関する。
携帯電話や携帯型PCなどの携帯型電子機器は近年、撮像入力部を備えたものが多い。撮像入力部は、固体撮像素子チップとその周辺部品を実装した配線板、およびレンズユニットで主に構成される(以下、部品としての撮像入力部を「撮像素子モジュール」という)。このような携帯型電子機器の撮像素子モジュールでは、一般に、さらに小型のスペースに収まり、なおかつさらに多画素による撮像に対応することが要求されている。固体撮像素子チップでは、近年、500万画素や800万画素のものが市場投入されている。配線板としては、その多層化や、パターンの高密度レイアウト化、部品の内蔵化などによりその小型化対応が図られている。
撮像素子モジュールの技術として、特開2004−120615公報に開示のものがある。この開示では、固体撮像素子チップの周縁外側に周辺部品を備えた配線板が用いられている。このような構成においては、固体撮像素子チップの多画素化によってそのチップサイズの大型化すると、必然的に2次元的な全体としての大きさが増す。また、その配線板はモジュールとして求められる周辺回路部分をすべて担うため層数が多くなりがちであり、これによりモジュールとして厚さ方向のサイズもあまり低減が効かない。
特開2004−120615号公報
本発明は、上記の事情を考慮してなされたもので、固体撮像素子チップと配線板とを有する撮像素子モジュールにおいて、モジュール内のデッドスペースを活かしてその小型化に資することが可能な撮像素子モジュールを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明の一態様である撮像素子モジュールは、第1の面と第2の面とを有し、第1のランドと第2のランドとを有する配線パターンを前記第1の面側に備えた第1の配線板と、受光部と端子パッドを含む非受光部とを有する機能面を有し、該機能面が前記第1の配線板の側とは反対の側に向けられて前記第1の配線板の前記第1の面上に設けられた固体撮像素子チップと、ほぼ矩形の板形状を有し、該板形状の対向する端面をそれぞれ第1の端面、第2の端面として、該第1の端面上に導体部を備え、該第2の端面の側が前記固体撮像素子チップの側に向けられて該固体撮像素子チップの前記非受光部上に接着剤を介して立設された第2の配線板と、前記第2の配線板の前記第1の端面上に設けられた前記導体部と前記第1の配線板の前記第1のランドとを電気的に導通するように前記第1の端面上から前記第1の配線板の前記第1の面上まで延設された、電気線路を含む接続基材と、前記固体撮像素子チップの前記端子パッドと前記第1の配線板の前記配線パターンの前記第2のランドとを電気的に導通させるボンディングワイヤとを具備することを特徴とする。
すなわち、この撮像素子モジュールでは、モジュールとして求められる周辺回路部分を、固体撮像素子チップの下側に位置する第1の配線板と、固体撮像素子チップの非受光部上に立設される第2の配線板とに分担的に担わせることができる。したがって、モジュールとしての2次元的な大きさを支配している第1の配線板の小型化が可能である。また第1の配線板に必要な回路パターン構成も軽減され、配線層数の低減により第1の配線板の厚みも薄くすることができる。
一方、第1の配線板の簡素化に伴い導入された、固体撮像素子チップ上の第2の配線板は、固体撮像素子チップの非受光部上に設けられるため、モジュールとしての受光機能を害さない。また、固体撮像素子チップの受光部上に結像させるためのレンズは、この固体撮像素子チップから離間して設けられるため、固体撮像素子チップの非受光部上に第2の配線板を設けても、モジュールとして厚みの増加にならない。
したがって、モジュール内のデッドスペースを活かし小型化が実現された撮像素子モジュールとなる。
本発明によれば、固体撮像素子チップと配線板とを有する撮像素子モジュールにおいて、モジュール内のデッドスペースを活かしてその小型化に資することが可能な撮像素子モジュールを提供することができる。
本発明の一実施形態に係る撮像素子モジュールの構成を模式的に示す縦断面図および横断面図。 図1中に示した配線板10の具体的構成例を模式的に示す断面図。 図1中に示した配線板20の具体的構成例を模式的に示す断面図。 図1中に示した配線板20の具体的構成の別の例を模式的に示す断面図。 図1中に示した配線板20の具体的構成のさらに別の例を模式的に示す断面図。
本発明の実施態様として、前記接続基材が、前記第2の配線板の前記第1の端面上を覆うように設けられたフィルム状配線基板である、とすることができる。このような構成によれば、固体撮像素子チップの非受光部上に立設された第2の配線板は、その第1の端面を気中に曝させないようにできる。端面上は、製造途上のダイシングにより発塵していることがあり、発塵は固体撮像素子チップの受光部表面に対する光学的な汚染源になり得る。したがって、この構成によれば、汚染源としての端面を封じることができ好ましい。
また、実施態様として、前記第2の配線板と前記接続基材とが、同数でそれぞれ複数存する、とすることができる。固体撮像素子チップの非受光部は、通常、受光部を取り囲むように設けられているので、第2の配線板は、受光部を介して非受光部上の対向する位置に2つあるいは受光部を取り囲むように4つ設けることが可能である。いずれの場所もデッドスペースであり、これにより、モジュール内のデッドスペースを活かした小型化を一層進めることができる。
また、実施態様として、前記フィルム状配線基板と前記第2の配線板の前記第1の端面上の前記導体部との電気的、機械的接続が異方性導電性フィルムによりなされている、とすることができる。異方性導電性フィルムは、これを挟むものどうしを電気的に接続可能であるとともに機械的には樹脂によってこれらの接着を行う。よって、フィルム状配線基板と第2の配線板との必要な接続状態を容易に得ることができる。
また、実施態様として、前記フィルム状配線基板と前記第1の配線板の前記第1の面上の前記第1のランドとの電気的、機械的接続が異方性導電性フィルムによりなされている、とすることができる。この場合にも、異方性導電性フィルムを用いることで、フィルム状配線基板と第1の配線板との必要な接続状態を容易に得ることができる。
また、実施態様として、前記第2の配線板が、該第2の配線板の主面上に、または埋め込まれて部品が実装された配線板である、とすることができる。第2の配線板に部品実装をすることで、第1の配線板における部品実装の負担を減らすことが可能である。これにより、モジュールとしての2次元的な大きさを支配している第1の配線板のさらなる小型化が可能である。
また、実施態様として、前記第1の配線板が、該第1の配線板の前記第2の面に外部接続用の第3のランドを有する第2の配線パターンを備える、とすることができる。第1の配線板の裏面にこのように外部接続用のランドを設けることで、外部接続のための部材として例えば別の基板やリードフレームが不要であり、モジュール小型化に好ましい。
また、実施態様として、前記第1の配線板または第2の配線板が、導電性組成物を有する縦方向の電気的接続路を備える、とすることができる。導電性組成物を有する縦方向の電気的接続路は、スルーホールを利用するめっき層による縦方向の電気的接続路より小さな領域に形成可能であり、モジュールとしての小型化に寄与できる。また、より複雑なパターン設計にも向いている。
また、実施態様として、前記固体撮像素子チップの前記受光部に対向して設けられたレンズを含むレンズユニットをさらに具備する、とすることができる。レンズユニットを備えることで付加価値を高めることができる。また、レンズを固体撮像素子チップの受光部に対して適切な位置に配置するように組み立てたモジュールとして、市場供給できる。
ここで、前記レンズユニットが、前記レンズを支持するレンズ支持部を備え、該レンズ支持部が、前記第1の配線板の周縁に沿って該周縁付近から壁状に起立する起立部を有し、前記第2の配線板が、前記第1、第2の端面とは異なる対向する端面をそれぞれ第3の端面、第4の端面として、該第3の端面と前記起立部の内側壁面の一部位とが対向し、かつ該第4の端面と前記起立部の内側壁面の別の部位とが対向するように、前記起立部の該一部部位と該別の部位との間に挟み込まれている、とすることができる。
このような構成によれば、固体撮像素子チップの非受光部上に立設された第2の配線板は、その第1、第2、第3、第4の端面のすべてが気中に曝されることなく何らかの部材により覆われた表面を有することが可能になる。これらの端面上は、製造途上のダイシングにより発塵していることがあり、発塵は固体撮像素子チップの受光部表面に対する光学的な汚染源になり得る。したがって、この構成によれば、汚染源としての端面をすべて封じることができ好ましい。
また、実施態様として、前記第2の配線板の前記第1の端面上の前記導体部が、該第2の配線板に形成された、内壁面上にめっき層を備えたスルーホール導電体を縦に切断して現れた断面を有する、とすることができる。これは、第2の配線板の(第1の)端面上に導体部を設けるためのひとつの構成である。この場合、製造工程を含めて構成が簡単である。
また、実施態様として、前記第2の配線板の前記第1の端面上の前記導体部が、該第2の配線板の板厚み内に埋設して形成された、内壁面上にめっき層を備えたスルーホール導電体を縦に切断して現れた断面を有する、とすることができる。これは、第2の配線板の(第1の)端面上に導体部を設けるための別の構成である。第2の配線板が例えば多層配線板の場合には、このような構成にすることができる。
また、実施態様として、前記第2の配線板の前記第1の端面上の前記導体部が、該第2の配線板に形成された、導電性組成物の充填されたスルーホール導電体を縦に切断して現れた断面を有する、とすることができる。これは、第2の配線板の(第1の)端面上に導体部を設けるためのさらに別の構成である。この場合、第1の端面上での導体部の断面面積をより大きく確実に確保することができ、フィルム状配線基板との電気的接続の確実性を向上することができる。
また、実施態様として、前記第2の配線板の前記第1の端面上の前記導体部が、該第2の配線板の板厚み方向一部に貫通形成された導電性組成物を縦に切断して現れた断面を有する、とすることができる。これは、第2の配線板の(第1の)端面上に導体部を設けるためのさらに別の構成である。この場合、導電性組成物が、スルーホールを利用するめっき層による縦方向の電気的接続路より小さな領域に形成可能であり、第2の配線板の小型化やより複雑なパターン設計に向いている。また、第1の端面上での導体部の断面面積をより大きく確実に確保することができ、フィルム状配線基板との電気的接続の確実性を向上することができる。
以上を踏まえ、以下では本発明の実施形態を図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る撮像素子モジュールの構成を模式的に示す縦断面図および横断面図である。図1(a)中のA−Aa位置に相当する断面が図1(b)に示される。図1に示すように、この撮像素子モジュールは、配線板10、配線板20、固体撮像素子チップ30、ボンディングワイヤ41、フィルム状配線基板42、異方性導電性フィルム51、同52、接着剤61、レンズ71、レンズ保持部72を有する。
配線板10は、ランド11、12を含む表面の配線パターンと、ランド13を含む裏面の配線パターンとを少なくとも備え、不図示の縦方向導電体により、これらの配線パターンは電気的に接続可とされている。配線板20は、表面に配線パターンを備え、この配線パターン上に表面実装された部品(表面実装型受動素子部品)21を有している。固体撮像素子チップ30は、受光部31を備えており、受光部31のある面の面端近くには端子パッド32が位置している。
配線板10と固体撮像素子チップ30との間は、不図示の接着剤の層が配され、それら間を固定している。配線板20は、ほぼ矩形の板形状であり、その対向する端面の一方の側が固体撮像素子チップ30に対向して立設されている。配線板20の端面と固体撮像素子チップ30との間は、接着剤61の層が配され、それら間を固定している。配線板10および配線板20のそれぞれ表裏面には、不図示のソルダーレジストの層がある。このソルダーレジストの層は、はんだ、ボンディングワイヤ、導電性接着剤などの導電材が接続され得るランド上を除いて全面的に形成された保護膜である。配線板10および配線板20については、より具体的な構成の例を後述する(図2ないし図5)。
配線板10は、その面ほぼ中央に固体撮像素子チップ30を載置、保持する基板として機能するとともに、電気的には、固体撮像素子チップ30の端子パッド32からボンディングワイヤ41を介しランド11を経てさらにランド13に至る経路を仲介している仲介基板である。ランド13が、この撮像素子モジュールとしての外部接続用の端子になる。このように配線板10に外部接続用の端子を設ければ、モジュールとしてコンパクトなまとまりにできる。配線板10の、固体撮像素子チップ30が位置する場所の周辺外側には、ランド11、12が設けられている。
配線板20は、固体撮像素子チップ30の受光部31上を避けてその機能面上に接着剤61を介して立設された部品実装基板である。電気的には、配線板10上のランド12からフィルム状配線基板42を通り配線板20の端面の経路で配線板10と相互に接続されている。このため配線板20のその端面には導体部(不図示)が配されている。配線板20における部品実装の形態としては、その表面に部品21が実装されている形態に限らず、板内に内蔵(埋め込み)で設けられていてもよい。
固体撮像素子チップ30は、機能面に、光電変換素子がアレー状に集積形成された受光部31があり、機能面にはさらに、受光部31の素子を制御、駆動するための回路が集積形成された領域(以下、非受光部という場合がある)も確保されている。受光部31は機能面のほぼ中央に位置し、非受光部は平面的に見て受光部31を取り囲む枠状に位置している。非受光部の外側端部近傍には、固体撮像素子チップ30の端子である端子パッド32が形設されている。上記の配線板20は、固体撮像素子チップ30の非受光部上であって、端子パッド32のない領域上に設けることができる。
ボンディングワイヤ41は、固体撮像素子チップ30の端子パッド32と配線板10のランド11とを電気的に導通する部材である。ボンディングワイヤ41は、その材質が例えば金(Au)であり、端子パッド32、ランド11との接続には、周知の金ボンディング技術を利用できる。
フィルム状配線基板42は、その面内にラミネートされて配線パターン(電気線路の一例)の形成されたフレキシブルな配線基板である。その絶縁基板材料には例えばポリイミド樹脂を用いることができる。その屈曲性を活かし、接続基材として、段差のある、配線板10上(のランド12)と配線板20の端面とを結び相互に電気的に導通させている。フィルム状配線基板42と配線板10との電気的、機械的な接続、およびフィルム状配線基板42と配線板10との電気的、機械的な接続は、それぞれ、異方性導電性フィルム52、同51を介してなすことができる。フィルム状配線基板42は、配線板10上(のランド12)と配線板20の端面とを結び相互に電気的に導通させる目的としては、これに代えて、フラットケーブル、樹脂被覆電線(ケーブル)、金属ケーブルなどを使用することもできる。
なお、本実施形態では、フィルム状配線基板42は、配線板20の上側の端面をすべて覆うように配されている。このように端面をすべて覆うようにすると、配線板20の端面に発塵がある場合にその塵埃を受光部31上に撒き散らす原因を排除する効果が高くなる。
配線板20の端面の発塵は、その製造工程に依拠して生じる可能性を有している。配線板20は、その板状の大きさが、例えば10mm×3〜4mm程度であり、生産性を考慮して製造の最終近くの工程でダイシングにより個片化される。ダイシングを用いた場合、そのカット面には硬化された樹脂の微小な破片が残留している。当初は安定していても、撮像素子モジュールとして組み上げたあとに塵埃となって経時的に浮遊する可能性があり、それにより固体撮像素子チップ30の受光部31上に付着すると、光学的な欠陥源になり得る。特に近年、受光部31内に形成された光電変換素子のサイズは微小であり、塵埃は撮像素子モジュールとして相対的に非常に大きな欠陥源になり得る。
異方性導電性フィルム51は、電気的に、フィルム状配線基板42に設けられた配線による端子(不図示)と、配線板20の上側端面に設けられた導体部(不図示)とを導通させる。また、機械的には、その含まれる接着性樹脂成分により、フィルム状配線基板42と配線板20の端面とを固着させる。異方性導電性フィルム51は、同様の機能を有する異方性導電性ペーストに代えることも可能である。
異方性導電性フィルム52は、電気的に、フィルム状配線基板42に設けられた配線による端子(不図示)と、配線板10上に設けられたランド12とを導通させる。また、機械的には、その含まれる接着性樹脂成分により、フィルム状配線基板42と配線板10とを固着させる。異方性導電性フィルム52も、異方性導電性ペーストに代えることが可能である。
接着剤61は、固体撮像素子チップ30の非受光部上に配線板20を立設するため用いた接着剤の層である。例えば、熱硬化型、紫外線硬化型の接着性樹脂を用いることができる。固体撮像素子チップ30上に設けるため、熱硬化型の場合、低温硬化型(例えば100℃程度の硬化温度)として固体撮像素子チップ30へのダメージを避けるのが好ましい。接着剤61を設けることで、配線板20の下側の端面に発塵がある場合にその発塵を閉じ込めて、塵埃を受光部31上に付着させる原因を排除する効果が高められる。
レンズ保持部72は、レンズ71の位置が固体撮像素子チップ30の受光部31から所望の間隔になるように保持するものである。レンズ71は、その光軸が固体撮像素子チップ30の受光部31の面に直交するように設けられていて、固体撮像素子チップ30が位置する側とは反対側からの光を導いて受光部31上に像を結像させる。レンズ71とレンズ保持部72とでレンズユニットが構成される。
レンズ保持部72は、さらに、配線板20を挟み込む部材としても機能している。すなわち、レンズ保持部72は、配線板10の周縁に沿ってこの周縁から壁状に起立する起立部を有しており、この起立部の内壁面の一部部位どうしの間に、配線板20の左右の端面が対向位置するように挟み込まれている。このように配線板20の端面を挟み込むことで配線板20の左右の端面に発塵がある場合にその発塵面を覆い、塵埃を受光部31上に撒き散らす原因を効果的に軽減することが可能である。また、このようなトレイ状のレンズ保持部72は、受光部31が曝される空間を外界から遮断された空間とするので、受光部31上を塵埃などから保護する効果が高い。
以上説明の撮像素子モジュールは、固体撮像素子チップ30の下に位置する配線板10が担うべき機能の一部が、配線板20に移されている。すなわち、モジュールとして必要な、固体撮像素子チップ30の周辺回路部分が、配線板20に設けられている。したがって、配線板10をより小面積にすることができる。配線板10は図示でわかるようにモジュールとしての平面的な面積を支配しているので、配線板20を設けることによるモジュールの平面的な小型化の効果は大きい。
また、配線板10のパターン設計はより簡易に済ませることも可能になる。このため、配線層数の多い配線板の使用を避けることができる。これにより、配線板10を薄くして、モジュールとしてより薄型化(低背化)することにも寄与できる。
配線板20は、固体撮像素子チップ30の受光部31とレンズ71との離間で必要な空間であって、そのうちの非受光部上の領域に配されている。したがって、受光部31とレンズ71間の光学的機能を害することがないことはもちろんのこと、従来のデッドスペースと言える空間への配置なので、モジュールとして何らの大きさ増加をもたらすものでない。
以上より、この撮像素子モジュールは、平面的にも、厚さ方向にも、その大きさが縮減されたものになる。
なお、配線板20は、図1に示すように固体撮像素子チップ30上の受光部31を介した対向する位置に設ける以外にも、種々の態様が考えられる。例えば、1枚のみ立設する態様、受光部31を取り囲むように4枚立てて設ける態様、この4枚のうちの任意の1枚を除いた3枚を設ける態様、さらに、その3枚のうちの任意の1枚を除いた2枚を設ける態様が例示できる。必要な部品実装の規模に応じて決定することができる。
配線板20の左右の端面の発塵対策のためには、図1に示すようにレンズ保持部72の内壁を利用する以外に、工程は増加するが、左右の端面上に樹脂を塗布し発塵を閉じ込めるような構成を採ることも可能である。ちなみに、配線板20の左右の端面は、上下の端面より面積が小さく、さらに受光部31との距離も上下の端面より離れているので、塵埃の発生源としての注視は相対的には小さくてよい。モジュールとして求められる仕様によっては、左右の端面についてはダイシングのカット面として露出する態様とすることも考えられる。
また、配線板20の上側の端面に対してフィルム状配線基板42が全面的に覆うような態様に代えて、上側端面の一部上のみをフィルム状配線基板42が覆うような態様も考えられる。その場合には、フィルム状配線基板42に覆われずに残る端面領域上に樹脂を塗布し発塵を閉じ込めるような構成を採り得る。また、配線板20と配線板10との電気的接続には、配線板20の端面を接続部位として利用する図示のフィルム状配線基板42のほかに、配線板20の主面上を接続部位として利用する別のフィルム状配線基板を設ける形態もあり得る。
図2は、図1中に示した配線板10の具体的構成例を模式的に示す断面図である。図2において、図1中に示した構成要素と同一のものには同一符号を付してある。図1に示した撮像素子モジュールで使用の配線板10は、この図2に示される構成のものには限られない。しかし、例示として説明する。図2では、図1では図示省略されたソルダーレジスト17、18と、配線板10の内部構造とが示されている。
配線板10は、ランド11、12を含む表面の配線パターン、ランド13を含む裏面の配線パターン、内層の配線層141、同161、絶縁層14、同15、同16、層間接続体14a、同15a、同16a、ソルダーレジスト17、同18を有する。したがって、この配線板10は、絶縁層14、15、16によって隔てられる配線層が4つ存在する4層基板である。
絶縁層14、15、16は、それぞれ、例えばガラスエポキシ樹脂でできたリジッドな層である。ランド11、12を含む表面の配線パターン、ランド13を含む裏面の配線パターン、および内層の配線層141、161は、それぞれ、例えば、銅箔を周知のフォトリソグラフィ技術で所望にパターニング加工して得られた層である。層間接続体14a、15a、16aは、それぞれ、絶縁層14、15、16を貫通して配線パターン間に挟設された導電性組成物の接続体であり、これにより、縦方向の電気的接続路として機能する。ソルダーレジスト17、18は、はんだまたはボンディングワイヤが接続され得るランド上を除いて絶縁層14上または絶縁層16上に全面的に形成された保護膜である。
製造プロセスを概略説明すると、はじめに、ランド13を含む配線パターン、配線層141、絶縁層14、層間接続体14aを有する部分積層体と、ランド11、12を含む配線パターン、配線層161、絶縁層16、層間接続体16aを有する部分積層体とがそれぞれ形成される。前者の方の部分積層体で言うと、まず、配線層141とすべき銅箔上に層間接続体16aとすべき、ペースト状の導電性組成物(樹脂中に微細な例えば銀粒子を分散させた組成)をバンプ状に印刷形成する。
続いて、導電性組成物を乾燥、硬化させ、この導電性組成物のバンプを貫通させるように、絶縁層14とすべきプリプレグを上記銅箔上に積層する。そして、貫通したバンプの頭部にかぶせるように、ランド13を含む配線パターンとすべき、別の銅箔を上記プリプレグ上に積層する。さらに、その状態で積層方向に圧縮加圧、加熱してプリプレグを硬化させて一体化し絶縁層14を中心とする部分積層体に仕上げる。そのあと、その部分積層体の両面の銅箔をパターニングし、ランド13を含む配線パターン、および配線層141を形成する。ランド11、12を含む配線パターン、配線層161、絶縁層16、層間接続体16aを有する部分積層体についても同様に形成できる。
絶縁層14を中心とする部分積層体においては、両面の銅箔のパターニングに続いて、配線層141上の所定位置に、層間接続体15aとすべき、ペースト状の導電性組成物をバンプ状に印刷形成する。続いて、この導電性組成物を乾燥、硬化させ、この導電性組成物のバンプを貫通させるように、絶縁層15とすべきプリプレグをこの部分積層体上に積層する。
そして、貫通したバンプの頭部にかぶせるように、上記で述べた後者の方の部分積層体を絶縁層15とすべきプリプレグ上に積層する。さらに、その状態で積層方向に圧縮加圧、加熱して絶縁層15とすべきプリプレグを硬化させて一体化し3層の絶縁層を有する積層体を得る。その後、ソルダーレジスト17、18の層をこの積層体両面に形成し、図2に示すような配線板10に仕上げる。
なお、ランド11、12を含む表面の配線パターン、およびランド13を含む裏面の配線パターンについては、そのパターニングを後者の積層(全体の積層)のあとに行うこともできる。また、ランド11、12、13上には、ボンディング接続などの他金属との接続に適するように表面にNi/Auのめっき処理を行うのが適当である。
このような配線板10は、縦方向の電気的接続路が、導電性組成物印刷による導電性バンプを由来とするものであり、例えば、スルーホールを利用するめっき層による縦方向の電気的接続路より小さな領域に形成可能である。したがって、配線板10として複雑な配線を必要とする場合であっても、配線板10をより小型にまとめることができる。
次に、図3は、図1中に示した配線板20の具体的構成例を模式的に示す断面図である。図3において、図1中に示した構成要素と同一のものには同一符号を付してある。図1に示した撮像素子モジュールで使用の配線板20は、この図3に示される構成のものには限られない。しかし、例示として説明する。図3では、図1では図示省略されたソルダーレジスト261、同262、端面の導体部22、および配線板20の内部構造が示されている。
配線板20は、ソルダーレジスト261、同262、端面の導体部22のほか、表面の配線パターン226、裏面の配線パターン221、内層の配線層222、同223、同224、同225、絶縁層201、同202、同203、同204、同205、層間接続体231、同232、同234、同235、スルーホール導電体233を有する。また、板内埋設で配線層222にはんだ251を介して実装された表面実装型受動素子部品241を有し、さらに、表面の配線パターン226上にも表面実装型受動素子部品21がはんだ21aを介して実装されている。この配線板20は、絶縁層201〜205によって隔てられる配線層が6つ存在する6層基板である。
絶縁層201〜205は、それぞれ、例えばガラスエポキシ樹脂でできたリジッドな層である。表面の配線パターン226、裏面の配線パターン221、および内層の配線層222〜225は、それぞれ、例えば、銅箔を周知のフォトリソグラフィ技術で所望にパターニング加工して得られた層である。層間接続体231、232、234、235は、それぞれ、絶縁層201、202、204、205を貫通して配線パターン間に挟設された導電性組成物の接続体であり、これにより、縦方向の電気的接続路として機能する。
さらに、ソルダーレジスト261、262は、はんだが接続され得るランド上を除いて絶縁層201または絶縁層205上に全面的に形成された保護膜である。スルーホール導電体233は、絶縁層203を貫通するスルーホールの内壁面に銅めっき層として形成された縦方向の電気的接続路である。端面の導体部22は、当初は、スルーホール導電体233と同様に、絶縁層203を貫通するスルーホールの内壁面に銅めっき層として形成されたものである。そのようにして形成されたあとに、ダイシングにより、銅めっき層を縦に切断して現われた断面が導体部22になっている。導体部22には、製造途上で充填される樹脂部が伴われるが図示省略している。
導体部22としては、図示するような板厚み内に埋設して形成されたスルーホール導電体を由来とする以外に、配線板20を貫通して形成されたスルーホールの内壁面にめっき層を成長させこれを縦に切断して現われた断面を利用することももちろん可能である。この場合、原始的ではあるが、導体部22として面積が大であり、また、樹脂部が伴われないので異方性導電性フィルム51との導電接続には向いている。
この配線板20の製造プロセスは、導電性組成物の層間接続体231、232、234、235を用いている点で前述した配線板10と類似する点が多い。主な違いは、配線層数の違いおよび部品241の内蔵についてである。
はじめに、配線層226、配線層225、絶縁層205、層間接続体235を有する第1の部分積層体と、配線層221、配線層222、絶縁層201、層間接続体231を有する第2の部分積層体と、配線層223、配線層224、絶縁層203、スルーホール導電体233、導体部22を有する第3の部分積層体とがそれぞれ形成される。第1、第2の部分積層体については、図2での部分積層体の説明と同様の要領で形成できる。第3の部分積層体については、通常の両面銅張り基板にスルーホールを形成し、その内壁面に銅のめっき層を成長させてスルーホール導電体233および導体部22とし、形成することができる。
第1の部分積層体上には、図2における層間接続体15a、絶縁層15と同様の要領で、層間接続体234、絶縁層(プリプレグ段階)204を形成する。また、第3の部分積層体上にも、図2における層間接続体15a、絶縁層15と同様の要領で、層間接続体232、絶縁層(プリプレグ段階)202を形成する。その後、第3の部分積層体には、部品241の位置に合わせて開口を形成しておく。
第2の部分積層体上には、配線層222上所定位置に部品241をはんだ251を用いて実装する。これには、通常の部品表面実装と同様に、例えば、はんだ251とすべきクリームはんだのスクリーン印刷、部品241のマウンタによる載置、クリームはんだのリフローという手順を採用できる。
その後、上記の第2(下)、第3(中)、第1(上)の部分積層体を重ねて配置しプレス機で加圧・加熱する。これにより、絶縁層202とすべきプリプレグおよび絶縁層204とすべきプリプレグが完全に硬化して全体が一体化し、5層の絶縁層を有する積層体を得る。この一体化では加熱により得られる各プリプレグの流動性により、部品241の周りの空間に加えて、スルーホール導電体233および導体部22の内部の空間に各プリプレグが変形進入し空隙は発生しない。また、配線層222、224は、層間接続体232、234にそれぞれ電気的に接続される。
その後、ソルダーレジスト261、262の層をこの積層体両面に形成する。さらに、部品21を通常の表面実装プロセスを実行して実装し、さらにダイシングにより個片化して図3に示すような配線板20に仕上げる。なお、表面の配線パターン226、および裏面の配線パターン221については、そのパターニングを全体の積層のあとに行うこともできる。
このような配線板20は、縦方向の電気的接続路が、一部を除き導電性組成物印刷による導電性バンプを由来とするものであり、小さな領域に形成可能である。したがって、配線板20として複雑な配線を必要とする場合であっても、配線板20をより小型にまとめることができる。また、部品241の内蔵により、部品の実装密度を向上しており、小さな面積により多くの部品を実装することができる。よって、モジュールとしての2次元的な大きさを支配している配線板10に部品実装されなければならない事態をさらに回避することができ、モジュールとしてのさらなる小型化に貢献する。
次に、図4は、図1中に示した配線板20の具体的構成の別の例を模式的に示す断面図である。図4において、すでに説明した図中に示した構成要素と同一のものには同一符号を付しその説明を省略する。この配線板20は、その端面の導体部22Aの構成を除き、図3に示したものと同一である。
導体部22Aは、スルーホール導電体233と同様に、絶縁層203を貫通するスルーホールの内壁面に銅めっき層として形成されたものをその一部として有している。その銅めっき層形成のあとに、導電性組成物を充填させている。そのように導電性組成物を充填されたスルーホール導電体として形成されたあとに、ダイシングにより、銅めっき層および導電性組成物を縦に切断して現われた断面が導体部22Aになっている。この場合、導体部22Aとして面積が大になり、異方性導電性フィルム51との導電接続に確実性が増す。
次に、図5は、図1中に示した配線板20の具体的構成のさらに別の例を模式的に示す断面図である。図5において、すでに説明した図中に示した構成要素と同一のものには同一符号を付しその説明を省略する。この配線板20は、その端面の導体部22Bの構成を除き、図3、図4に示したものと同一である。
導体部22Bは、当初は、層間接続体234と同様に、絶縁層204を貫通して配線層224と配線層225との間に形成された導電性組成物による縦方向の電気的接続路である。そのように形成されたあとに、ダイシングにより、その導電性組成物を縦に切断して現われた断面が導体部22Bになっている。
この場合、導電性組成物が、スルーホールを利用するめっき層による縦方向の電気的接続路より小さな領域に形成可能であるため、配線板20としてその小型化や複雑なパターン設計を行う場合に、導体部22Bの形成と両立性がよい。また、端面上での導体部22Bの断面面積をより確実に確保することができ、異方性導電性フィルム51との導電接続の確実性を向上することができる。
10…配線板(第1の配線板)、11…ランド(第2のランド)、12…ランド(第1のランド)、13…ランド(第3のランド)、14…絶縁層、14a…層間接続体(導電性組成物印刷による導電性バンプを由来とする)、15…絶縁層、15a…層間接続体(導電性組成物印刷による導電性バンプを由来とする)、16…絶縁層、16a…層間接続体(導電性組成物印刷による導電性バンプを由来とする)、17…ソルダーレジスト、18…ソルダーレジスト、20…配線板(第2の配線板)、21…表面実装型受動素子部品、21a…はんだ、22…導体部(スルーホール導電体を由来とする)、22A…導体部(導電性組成物の充填されたスルーホール導電体を由来とする)、22B…導体部(貫通形成された導電性組成物を由来とする)、30…固体撮像素子チップ、31…受光部、32…端子パッド、41…ボンディングワイヤ、42…フィルム状配線基板、51…異方性導電性フィルム、52…異方性導電性フィルム、61…接着剤、71…レンズ、72…レンズ保持部、141…配線層(配線パターン)、161…配線層(配線パターン)、201…絶縁層、202…絶縁層、203…絶縁層、204…絶縁層、205…絶縁層、221…配線層(配線パターン)、222…配線層(配線パターン)、223…配線層(配線パターン)、224…配線層(配線パターン)、225…配線層(配線パターン)、226…配線層(配線パターン)、231…層間接続体(導電性組成物印刷による導電性バンプを由来とする)、232…層間接続体(導電性組成物印刷による導電性バンプを由来とする)、233…スルーホール導電体、234…層間接続体(導電性組成物印刷による導電性バンプ)、235…層間接続体(導電性組成物印刷による導電性バンプを由来とする)、241…表面実装型受動素子部品(基板内蔵部品)、251…はんだ、261…ソルダーレジスト、262…ソルダーレジスト。

Claims (15)

  1. 第1の面と第2の面とを有し、第1のランドと第2のランドとを有する配線パターンを前記第1の面側に備えた第1の配線板と、
    受光部と端子パッドを含む非受光部とを有する機能面を有し、該機能面が前記第1の配線板の側とは反対の側に向けられて前記第1の配線板の前記第1の面上に設けられた固体撮像素子チップと、
    ほぼ矩形の板形状を有し、該板形状の対向する端面をそれぞれ第1の端面、第2の端面として、該第1の端面上に導体部を備え、該第2の端面の側が前記固体撮像素子チップの側に向けられて該固体撮像素子チップの前記非受光部上に接着剤を介して立設された第2の配線板と、
    前記第2の配線板の前記第1の端面上に設けられた前記導体部と前記第1の配線板の前記第1のランドとを電気的に導通するように前記第1の端面上から前記第1の配線板の前記第1の面上まで延設された、電気線路を含む接続基材と、
    前記固体撮像素子チップの前記端子パッドと前記第1の配線板の前記配線パターンの前記第2のランドとを電気的に導通させるボンディングワイヤと
    を具備することを特徴とする撮像素子モジュール。
  2. 前記接続基材が、前記第2の配線板の前記第1の端面上を覆うように設けられたフィルム状配線基板であることを特徴とする請求項1記載の撮像素子モジュール。
  3. 前記第2の配線板と前記接続基材とが、同数でそれぞれ複数存することを特徴とする請求項1記載の撮像素子モジュール。
  4. 前記フィルム状配線基板と前記第2の配線板の前記第1の端面上の前記導体部との電気的、機械的接続が異方性導電性フィルムによりなされていることを特徴とする請求項2記載の撮像素子モジュール。
  5. 前記フィルム状配線基板と前記第1の配線板の前記第1の面上の前記第1のランドとの電気的、機械的接続が異方性導電性フィルムによりなされていることを特徴とする請求項2記載の撮像素子モジュール。
  6. 前記第2の配線板が、該第2の配線板の主面上に、または埋め込まれて部品が実装された配線板であることを特徴とする請求項1記載の撮像素子モジュール。
  7. 前記第1の配線板が、該第1の配線板の前記第2の面に外部接続用の第3のランドを有する第2の配線パターンを備えることを特徴とする請求項1記載の撮像素子モジュール。
  8. 前記第1の配線板が、導電性組成物を有する縦方向の電気的接続路を備えることを特徴とする請求項1記載の撮像素子モジュール。
  9. 前記第2の配線板が、導電性組成物を有する縦方向の電気的接続路を備えることを特徴とする請求項1記載の撮像素子モジュール。
  10. 前記固体撮像素子チップの前記受光部に対向して設けられたレンズを含むレンズユニットをさらに具備することを特徴とする請求項1記載の撮像素子モジュール。
  11. 前記レンズユニットが、前記レンズを支持するレンズ支持部を備え、該レンズ支持部が、前記第1の配線板の周縁に沿って該周縁付近から壁状に起立する起立部を有し、
    前記第2の配線板が、前記第1、第2の端面とは異なる対向する端面をそれぞれ第3の端面、第4の端面として、該第3の端面と前記起立部の内側壁面の一部位とが対向し、かつ該第4の端面と前記起立部の内側壁面の別の部位とが対向するように、前記起立部の該一部部位と該別の部位との間に挟み込まれていること
    を特徴とする請求項10記載の撮像素子モジュール。
  12. 前記第2の配線板の前記第1の端面上の前記導体部が、該第2の配線板に形成された、内壁面上にめっき層を備えたスルーホール導電体を縦に切断して現れた断面を有することを特徴とする請求項1記載の撮像素子モジュール。
  13. 前記第2の配線板の前記第1の端面上の前記導体部が、該第2の配線板の板厚み内に埋設して形成された、内壁面上にめっき層を備えたスルーホール導電体を縦に切断して現れた断面を有することを特徴とする請求項1記載の撮像素子モジュール。
  14. 前記第2の配線板の前記第1の端面上の前記導体部が、該第2の配線板に形成された、導電性組成物の充填されたスルーホール導電体を縦に切断して現れた断面を有することを特徴とする請求項1記載の撮像素子モジュール。
  15. 前記第2の配線板の前記第1の端面上の前記導体部が、該第2の配線板の板厚み方向一部に貫通形成された導電性組成物を縦に切断して現れた断面を有することを特徴とする請求項1記載の撮像素子モジュール。
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