JP2010245630A - スピーカシステム - Google Patents

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【課題】低音再生能力を向上でき、かつ組立てが容易で、かつ小型化および薄型化が可能なバスレフ方式のスピーカシステムを提供する。
【解決手段】本スピーカシステムは、フロントバッフル4とフロントグリル3を用いてダクト6を形成するため、ダクト6を形成するのに他に部材を必要とせず、ダクト6を容易に形成できる。また、ダクト6は、フロントバッフル4よりも前側に形成されるため、キャビネット2内に十分な空間を確保でき、低音再生能力を向上できる。さらに、ダクト6の長手方向をスピーカユニット1の前面方向に沿って配置するため、ダクト6の内径を大きくしても、スピーカシステムを薄型化することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、バスレフ方式のスピーカシステムに関する。
音楽再生が可能な携帯型の電子機器や、デザイン性に優れた薄型TVおよびPC等の薄型電子機器の普及に伴って、小型および薄型でかつ音質に優れたスピーカシステムに対する要求が高まっている。
このような要求に応えるために、キャビネットの一部に開口部を設けて、この開口部にダクトを取り付けたバスレフ(Bass Reflex:低音輻射)方式のスピーカシステムが知られている(特許文献1〜4参照)。バスレフ方式のスピーカシステムは、スピーカの再生レベルがより低い周波数まで維持できるという特徴があり、低音の再生能力を向上させる用途で採用されることが多い。
この種のバスレフ方式のスピーカシステムにおいて、ダクトをキャビネットの奥行き方向に配置すると、奥行きが長くなり、薄型化の妨げになる。このため、上述した特許文献1〜3では、ダクトの長手方向をスピーカシステムの前面に沿って配置して、小型化および薄型化を図っている。
図8は特許文献1に開示されたスピーカシステムの断面図である。図8のスピーカシステムは、スピーカユニット51の前面側および底面側にそれぞれ配置される本体52および蓋部53と、本体52および蓋部53内に配置されるバスレフポート54とを備えている。バスレフポート54は、本体52に一体成形される下側分割体55と、この下側分割体55に接合される上側分割体56を有する。
特開2005−318081号公報 特開2007−36921号公報 特開平4−83499号公報 特開平11−41681号公報
しかしながら、図8のスピーカシステムでは、下側分割体55は本体52に一体成形されているものの、上側分割体56は本体52や蓋部53とは別個の部材であり、このような部材を別個に用意しなければならない。また、本体52と蓋部53を接合する前に、本体52に上側分割体56を取り付ける工程が必要となり、工程数も増えてしまう。
一方、特許文献2には、後ろキャビネットの内部に、管軸方向に半割り状の凹部を形成しておき、前キャビネットと後ろキャビネットを一体に接合することでバスレフ用ダクトを形成するバスレフ型スピーカ装置が開示されている。特許文献2の場合、後ろキャビネットに鍔部を設けて、この鍔部にダクト用の凹部を形成しているが、凹部の下方はキャビネットとして利用しないため、ダクトの後方の空間を低音再生用に利用できず、低音再生能力を向上できないおそれがある。
また、特許文献3には、スピーカユニットの前面に配置されるグリルに突出板を一体成型したスピーカ装置が開示されている。このスピーカ装置は、スピーカユニットとスピーカキャビネットの間にバスレフダクトが配置されており、スピーカユニットの前面をバスレフダクトが覆う形状となるため、中高域の再生がしづらくなる。また、構造的にバスレフダクトのサイズを大きくできないため、低音再生能力も向上できないおそれがある。
さらに、特許文献4には、スピーカユニットをバッフルに固定する取付具にポートダクトを一体に形成したスピーカシステムが開示されている。特許文献4の場合、ダクトの長手方向がスピーカユニットの前後方向に配置されており、スピーカシステムを薄型化できないという問題がある。
本発明は、上述した種々の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、低音再生能力を向上でき、かつ組立てが容易で、かつ小型化および薄型化が可能なバスレフ方式のスピーカシステムを提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様では、スピーカユニットの前面に取り付けられるフロントバッフルと、このフロントバッフルに取り付けられ前記スピーカユニットの側面から底面側を覆うリアキャビネットとを有するキャビネットと、
前記フロントバッフルに取り付けられ、前記スピーカユニットの前面側を覆うフロントグリルと、を備えたバスレフ方式のスピーカシステムにおいて、
前記フロントバッフルの一部と前記フロントグリルの一部とにより形成されるダクトを備え、
前記ダクトの一端側の開口部は前記キャビネット内に配置され、前記ダクトの他端側の開口部は前記キャビネットの前面側に配置されることを特徴とするスピーカシステムが提供される。
本発明によれば、フロントバッフルの一部とフロントグリルの一部を利用してダクトを形成し、ダクトの設置場所および方向も工夫するため、低音再生能力を向上でき、かつ組立てが容易で、かつ小型化および薄型化が可能なバスレフ方式のスピーカシステムを提供できる。
本発明の第1の実施形態によるバスレフ方式のスピーカシステムの構造を示す図であり、図1(a)は正面図、図1(b)は図1(a)のXO−XO線断面図。 本発明の第2の実施形態によるバスレフ方式のスピーカシステムの構造を示す図であり、図2(a)は正面図、図2(b)は図2(a)のXO−XO線断面図。 本発明の第3の実施形態によるバスレフ方式のスピーカシステムの構造を示す図であり、図3(a)は正面図、図3(b)は図3(a)のXO−XO線断面図。 本発明の第4の実施形態によるバスレフ方式のスピーカシステムの構造を示す図であり、図4(a)は正面図、図4(b)は図4(a)のZO−ZO線断面図、図4(c)は図4(a)のX1−X1線断面図。 本発明の第5の実施形態によるバスレフ方式のスピーカシステムを内蔵した薄型テレビの構造を示す図であり、図5(a)は正面図、図5(b)は図5(a)のA−O−B線断面図、図5(c)は図5(b)の左半分(A−O線)の拡大断面図。 本発明の第6の実施形態によるバスレフ方式のスピーカシステムを内蔵した薄型テレビの構造を示す図であり、図6(a)は正面図、図6(b)は図5(a)のダクト6付近の拡大正面図、図6(c)は図6(b)のZI−ZI線断面図。 第6の実施形態の比較例となるスピーカシステムの構造を示す図であり、図7(a)は正面図、図7(b)は図7(a)のダクト6付近の拡大正面図、図7(c)は図7(b)のZI−ZI線断面図。 特許文献1に開示されたスピーカシステムの断面図。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は本発明の第1の実施形態によるバスレフ方式のスピーカシステムの構造を示す図であり、図1(a)は正面図、図1(b)は図1(a)のXO−XO線断面図である。
図1のスピーカシステムは、スピーカユニット1を内蔵するキャビネット2と、このキャビネット2の前面を覆うフロントグリル3とを備えている。
キャビネット2は、スピーカユニット1の前面に取り付けられるフロントバッフル4と、スピーカユニット1の側面から底面側を覆うリアキャビネット5と、ダクト6とを有する。
本実施形態のダクト6は、フロントバッフル4の一部とフロントグリル3の一部とを利用して形成される。ダクト6を形成するフロントグリル3の一部は、フロントグリル3とフロントバッフル4との接触部3aから、フロントグリル3の一端部3bまでの領域である。ダクト6を形成するフロントバッフル4の一部は、フロントバッフル4がキャビネット2の前面側から後方側に曲がる境界領域4aから、フロントバッフル4の一端部4bまでの領域である。
ダクト6の長手方向は、キャビネット2の前面に沿った方向に配置され、これにより、スピーカシステムの薄型化を図っている。
ダクト6の一端側の開口部6aはキャビネット2内(例えば、スピーカユニット1の側面に対向する側)に配置され、ダクト6の他端側の開口部6bはキャビネット2の前面側に配置されている。
フロントグリル3の少なくとも前面は保護用のネット7で覆われている。これにより、ダクト6内に異物が混入することも防止される。ネット7の材料は、例えば主に布や金属、樹脂などが用いられ、音の再生の妨げにならない材料であれば、特に問わない。
フロントバッフル4とリアキャビネット5は、例えばネジにより互いに固定される。あるいは接着部材やボスなどで固定してもよい。フロントバッフル4とリアキャビネット5をネジで固定する場合は、ネジ山が目立たないように、例えばリアキャビネット5の背面側からネジを嵌挿して、リアキャビネット5、フロントバッフル4およびフロントグリル3を一体に固定すればよい。
フロントバッフル4とフロントグリル3は、例えばフロントグリル3側からボスをフロントバッフル4に圧入して固定する。あるいは、接着部材で固定してもよいし、接着部材とボスを併用してもよい。
フロントバッフル4とフロントグリル3の材料は、例えば樹脂が用いられるが、特に材料に制限はない。
バスレフ方式のスピーカシステムでは、キャビネット2内にダクト6が配置されるため、キャビネット2内の空間の容積も小さくなる。低音再生能力を向上させるには、キャビネット2内の空間の容積は大きいほど望ましい。図1のスピーカシステムでは、フロントバッフル4の一部とフロントグリル3の一部とを用いてダクト6を形成しており、ダクト6がスピーカシステムの前方寄りに配置される。これにより、キャビネット2内の空間の容積を広く確保でき、低音再生能力が向上する。
図1のスピーカシステムは、フロントバッフル4とフロントグリル3を組み付けるだけで、ダクト6が形成されるため、製造組立が容易であるという利点がある。上述した特許文献1の場合、ダクト6を構成する部品を別個に組み付けなければならず、ダクト6の製造に手間がかかり、製造コストが上昇してしまう。
また、図1のスピーカシステムのダクト6は、その内径を比較的大きくしても、ダクト6の長手方向をスピーカユニット1の前面方向に沿って配置することで、スピーカシステムの薄型化を図ることができる。これにより、低音再生能力に優れていながら、薄型化が可能となる。
このように、第1の実施形態では、フロントバッフル4とフロントグリル3を用いてダクト6を形成するため、ダクト6を形成するのに他に部材を必要とせず、ダクト6を容易に形成できる。また、ダクト6は、フロントバッフル4よりも前側に形成されるため、キャビネット2内に十分な空間を確保でき、低音再生能力を向上できる。さらに、ダクト6の長手方向をスピーカユニット1の前面方向に沿って配置するため、ダクト6の内径を大きくしても、スピーカシステムを薄型化することができる。
(第2の実施形態)
図2は本発明の第2の実施形態によるバスレフ方式のスピーカシステムの構造を示す図であり、図2(a)は正面図、図2(b)は図2(a)のXO−XO線断面図である。図2では、図1と共通する構成部分には同一符号を付しており、以下では相違点を中心に説明する。
図2のスピーカシステムは、ダクト6の構造が図1と異なっている。図2のダクト6は、その長手方向がキャビネット2の前面から斜め後方にかけて配置されている。このような構造にするために、ダクト6を構成するフロントバッフル4の一部のうち、基端側は図1のダクト6よりも前側に配置され、その先端側はスピーカユニット1の底面側に向かって斜めに伸びている。同様に、ダクト6を構成するフロントグリル3の一部のうち、基端側はキャビネット2の前面側に向かって斜めに伸び、その先端側はネット7の面に沿って形成されている。
図2のスピーカシステムは、図1のスピーカシステムよりも、ダクト6がより前側に配置されており、その分、キャビネット2内の空間の容積が広くなり、低音再生能力がより向上する。
(第3の実施形態)
図3は本発明の第3の実施形態によるバスレフ方式のスピーカシステムの構造を示す図であり、図3(a)は正面図、図3(b)は図3(a)のXO−XO線断面図である。図3では、図1と共通する構成部分には同一符号を付しており、以下では相違点を中心に説明する。
図3のスピーカシステムは、ネット7がないことを特徴とする。ネット7がないと、スピーカユニット1の前面が露出するため、本実施形態では、フロントグリル3の一部にスリット3cを形成して、スピーカユニット1の前面を保護している。
図3のスピーカシステムにおけるダクト6は、図1と同様に、フロントバッフル4とフロントグリル3で形成されており、ダクト6の位置および方向も図1と同様であるため、製造が容易で、薄型化が可能で、かつ低音再生能力の向上が図れる。
(第4の実施形態)
第4の実施形態は、スピーカシステム内にチャネルアンプを内蔵したものである。
図4は本発明の第4の実施形態によるバスレフ方式のスピーカシステムの構造を示す図であり、図4(a)は正面図、図4(b)は図4(a)のZO−ZO線断面図、図4(c)は図4(a)のX1−X1線断面図である。図4では、図1と共通する構成部分には同一符号を付しており、以下では相違点を中心に説明する。
図4のスピーカシステムは、中央部に配置されるチャネルアンプ11と、このチャネルアンプ11を挟んで両側に配置されるスピーカユニット1と、これらスピーカユニット1とチャネルアンプ11の間にそれぞれ配置されるダクト6とを備えている。
2つのスピーカユニット1はいずれも、フロントバッフル4に固定されている。これらスピーカユニット1とチャネルアンプ11の側面および背面側はリアキャビネット5で覆われている。
2つのダクト6は共に、第1〜第3の実施形態と同様に、フロントバッフル4とフロントグリル3により形成されている。
これらダクト6の長手方向は、キャビネット2の前面に沿って配置されている。ダクト6の一端側の開口部は、キャビネット2の前面に沿って設けられ、他端側の開口部はキャビネット2内(例えば、スピーカユニット1の側面に対向する位置)に設けられている。
第4の実施形態の場合も、ダクト6がフロントバッフル4とフロントグリル3で形成されるため、製造が容易であり、かつダクト6の長手方向がスピーカシステムの前面に沿って配置されるため、小型化および薄型化が可能となる。
図4では、スピーカユニット1のそれぞれに近接させてダクト6を配置したが、スピーカユニット1の数は2個に限定されない。また、各スピーカユニット1に対応づけて1個ずつダクト6を設けているが、複数のスピーカユニット1に対応づけて1個ずつダクト6を設けてもよく、あるいは、1個のスピーカユニット1に対応づけて複数のダクト6を設けてもよい。
(第5の実施形態)
第5の実施形態は、薄型テレビジョン(以下、薄型テレビ)に内蔵されるスピーカシステムの一例である。
図5は本発明の第5の実施形態によるバスレフ方式のスピーカシステムを内蔵した薄型テレビの構造を示す図であり、図5(a)は正面図、図5(b)は図5(a)のA−O−B線断面図、図5(c)は図5(b)の左半分(A−O線)の拡大断面図である。図5では、図1と共通する構成部分には同一符号を付している。また、スピーカシステムに関連のない部分については符号とその説明を省略する。
図5のスピーカシステムは、同システムの前面に沿って近接配置される2つのスピーカユニット1と、これらスピーカユニット1に近接配置されるダクト6とを備えている。
スピーカユニット1は、フロントバッフル4に固定されており、スピーカユニット1の側面から底面側はリアキャビネット5で覆われている。
ダクト6の前面側はフロントグリル3で形成され、ダクト6の底面側はR部を有するフロントバッフル4で形成されている。ダクト6の一端側の開口部はキャビネット2の前面に沿って形成されている。また、ダクト6の他端側の開口部はキャビネット2内(例えば、スピーカユニット1の側面に対向する位置)に形成されている。
フロントグリル3の少なくとも前面はネット7で覆われているが、ネット7の材料や形状は特に問わない。また、図3と同様に、ネット7を省略してもよい。
このように、図5のダクト6も、フロントバッフル4とフロントグリル3で形成されるため、製造が容易であり、また、ダクト6の長手方向がスピーカシステムの前面に沿って配置されるため、小型化および薄型化が可能となる。
(第6の実施形態)
第6の実施形態は、ダクト6の開口部をフロントグリル3内に設けたものである。
図6は本発明の第6の実施形態によるバスレフ方式のスピーカシステムを内蔵した薄型テレビの構造を示す図であり、図6(a)は正面図、図6(b)は図5(a)のダクト6付近の拡大正面図、図6(c)は図6(b)のZI−ZI線断面図である。図6では、図1と共通する構成部分には同一符号を付しており、以下では相違点を中心に説明する。
図6のスピーカシステムのダクト6は、フロントバッフル4とフロントグリル3を接合することにより形成される。フロントバッフル4は、その中央部にダクト構成部6cがあり、その両側にリアキャビネット5にネジ止めするためのボス部6dが配置されている。フロントバッフル4は、ボス部6dにネジ12を嵌挿してリアキャビネット5にネジ止めされる。
フロントバッフル4とフロントグリル3は、例えばフロントグリル3の前面側からボスをフロントバッフル4に圧入することで固定される。なお、固定するための具体的手段については特に問わない。
フロントバッフル4とフロントグリル3を固定することで、ダクト6が形成され、このダクト6の開口部6eは、フロントグリル3内に設けられる。
図7は第6の実施形態の比較例となるスピーカシステムの構造を示す図であり、図7(a)は正面図、図7(b)は図7(a)のダクト6付近の拡大正面図、図7(c)は図7(b)のZI−ZI線断面図である。図7では、図6および図8と共通する構成部分には同一符号を付している。
小型のスピーカシステムの場合、キャビネット2内のスペースが限られているため、図8に示すように、フロントバッフル4とリアキャビネット5を固定するためのフロントバッフルボス部6dの開孔部がダクト6の開口面6eに配置されることが多い。この場合、空気の乱れが大きく、低域再生に劣化が生じてしまう。低域再生の観点では、ダクト6の開口部6eの形状は滑らかな方が、空気の乱れが少なくて望ましい。
図7のスピーカシステムでは、ダクト6の開口部6eがフロントグリル3に位置し、この開口部6eよりも後方にボス部6dが位置するため、ダクト6の開口部6eの空気の流れが滑らかになり、低音再生能力が向上する。
本発明の態様は、上述した個々の実施形態に限定されるものではなく、当業者が想到しうる種々の変形も含むものであり、本発明の効果も上述した内容に限定されない。すなわち、特許請求の範囲に規定された内容およびその均等物から導き出される本発明の概念的な思想と趣旨を逸脱しない範囲で種々の追加、変更および部分的削除が可能である。
1 スピーカユニット
2 キャビネット
3 フロントグリル
4 フロントバッフル
5 リアキャビネット
6 ダクト
7 ネット
11 チャネルアンプ

Claims (9)

  1. スピーカユニットの前面に取り付けられるフロントバッフルと、このフロントバッフルに取り付けられ前記スピーカユニットの側面から底面側を覆うリアキャビネットとを有するキャビネットと、
    前記フロントバッフルに取り付けられ、前記スピーカユニットの前面側を覆うフロントグリルと、を備えたバスレフ方式のスピーカシステムにおいて、
    前記フロントバッフルの一部と前記フロントグリルの一部とにより形成されるダクトを備え、
    前記ダクトの一端側の開口部は前記キャビネット内に配置され、前記ダクトの他端側の開口部は前記キャビネットの前面側に配置されることを特徴とするスピーカシステム。
  2. 前記ダクトの長手方向は、前記キャビネットの前面に沿って配置されることを特徴とする請求項1に記載のスピーカシステム。
  3. 前記ダクトの長手方向は、前記キャビネットの前面から斜め後方にかけて配置されることを特徴とする請求項1に記載のスピーカシステム。
  4. 前記ダクトを形成する前記フロントグリルの一部は、前記フロントグリルと前記フロントバッフルとの接触部を基端部として、前記フロントグリルの一端部までの領域であり、
    前記ダクトを形成する前記フロントバッフルの一部は、前記フロントバッフルが前記キャビネットの前面側から後方側に曲がる境界領域を基端部として、前記フロントバッフルの一端部までの領域であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のスピーカシステム。
  5. 前記フロントバッフルの一端部までの前記領域のうち少なくとも一部分は、前記フロントバッフルと前記リアキャビネットとの間の空間が広がるように、前記キャビネットの前面に対して斜め方向に形成されることを特徴とする請求項4に記載のスピーカシステム。
  6. 前記フロントグリルの少なくとも前面を覆うネット7を備えることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のスピーカシステム。
  7. 前記フロントグリルは、前記スピーカユニットと対向する位置に沿って、スリット状に加工されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のスピーカシステム。
  8. 複数個の前記スピーカユニットが配置され、
    1以上の前記スピーカユニットのそれぞれに対して、前記ダクトが一つずつ近接配置されることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載のスピーカシステム。
  9. 前記ダクトの他端側の開口部は、前記フロントグリル内に設けられることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載のスピーカシステム。
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