JP2010245268A - 電界効果トランジスタ及び電界効果トランジスタの製造方法 - Google Patents

電界効果トランジスタ及び電界効果トランジスタの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】電界効果トランジスタのオン抵抗の増大や電流コラプスの増加を改善することである。
【解決手段】本発明にかかる電界効果トランジスタは、第1の半導体層6と当該第1の半導体層6とヘテロ接合した第2の半導体層4とを含む半導体構造と、第1の半導体層6上に形成されたソース電極8、ドレイン電極10、及びゲート電極9と、第1の半導体層6上に形成された金属内包フラーレンを少なくとも含む保護膜11と、を有する。保護膜11の材料は、金属を内包したフラーレンと絶縁材料とが混合した材料でもよく、また、金属を内包したフラーレンと金属を内包しないフラーレンとが混合した材料でもよい。
【選択図】図1

Description

本発明は電界効果トランジスタ及び電界効果トランジスタの製造方法に関し、特に有極性半導体材料を用いた電界効果トランジスタ及び電界効果トランジスタの製造方法に関する。
電界効果トランジスタの一つに、窒化物半導体などに代表される有極性半導体材料を用いた電界効果トランジスタがある。有極性半導体としては、GaN、AlGaNなどのIII族窒素化合物半導体のほか、ZnOなどのII族酸化物半導体も用いられている。GaN、AlGaNなどのIII族窒素化合物半導体が電子デバイスへの応用において最も先行しているので、以下ではIII族窒素化合物半導体を例として背景技術を説明する。
非特許文献1には、III族窒素化合物半導体を用いた電界効果トランジスタが開示されている。図8は、非特許文献1に開示されているヘテロ接合電界効果トランジスタ(Hetero-Junction Field Effect Transistor: 以下HJFETと呼ぶ)の構成を示す断面図である。
図8に示すHJFETは、サファイア基板101の上にAlNバッファ層102が形成されている。AlNバッファ層102の上にはGaNチャネル層103が形成され、その上にAlGaN電子供給層105が形成されている。電子供給層105の上にはソース電極106及びドレイン電極108が形成されており、これらの電極は電子供給層105にオーム性接触している。
また、ソース電極106とドレイン電極108との間にはゲート電極107が形成されており、この電極は、電子供給層105にショットキー接触している。そして、最上層には、保護膜(パッシベーション膜)として機能する窒化シリコン膜(SiN膜)109が形成されている。
図9は、電子供給層105にAl0.2Ga0.8N、チャネル層103にGaNを用いたHJFETのバンド・ダイヤグラムである。ここで、Al0.2Ga0.8NとGaNはヘテロ接合104を形成している。図9(a)は、伝導帯ポテンシャルを示す図である。また、図9(b)は、Al組成を示す図である。また、図9(c)は、III族窒化物半導体の特徴である自然分極およびピエゾ分極から生成される分極電荷を示す図である。
図9(c)に示すように、正の分極電荷201と負の分極電荷202は互いにバランスを保っている。また、ゲート電極107の直下においては、Al0.2Ga0.8N/GaNヘテロ接合における正の分極電荷201は、フリーキャリアの電子203によって補償される。また、Al0.2Ga0.8N電子供給層105の表面に生成した負の分極電荷202は、ゲート電極107における正の電荷204によって補償される。このようにして、分極電荷は電気的中性条件を保っている。Al0.2Ga0.8N/GaNヘテロ接合におけるフリーキャリアは、2次元電子ガス(2DEG)104を形成しており、これがこのヘテロ接合電界効果トランジスタのチャネルを形成している。
また、特許文献1にも窒素化合物半導体を用いた電界効果トランジスタが開示されている。特許文献1に開示されている電界効果トランジスタも基本的には図8に示す構造と同様である。特許文献1にかかる電界効果トランジスタは、コラプスを改善するために電子供給層105の上に保護膜109としてp型有機半導体膜を形成している。
特開2007−27284号公報
安藤ら、2001年インターナショナル・エレクトロン・デバイス・ミーティング・ダイジェスト(IEDM 01−381〜384)
しかしながら、図8に示す電子供給層105の表面のうち、電極(ゲート電極107など)が形成されない領域においては、電子供給層105の表面に生成している負の分極電荷202を補償する正の電荷204が存在しない。このため、電極が形成されない電子供給層105の表面では、電気的中性条件を保つ機構が働かない。
したがって、保護膜109を形成していない場合、電子供給層105の表面に生成している負の分極電荷202の量は減少する方向に向かう。これに伴い、電子供給層105の表面に生成している負の分極電荷202とバランスを保っていたAl0.2Ga0.8N/GaNヘテロ接合104における正の分極電荷201も減少する。そして、結果として、正の分極電荷201を補償する関係にあったフリーキャリア203も減少する。
このようなフリーキャリア203の減少を低減させるために、背景技術にかかる電界効果トランジスタでは、図8に示すように、窒化シリコン膜(SiN膜)109を表面保護膜として用いている。窒化シリコン膜(SiN膜)109を設けることで、窒化シリコン膜(SiN膜)109が、電子供給層105に発生した分極電荷202を補償することができる。そして、最終的には、半導体へテロ接合界面(2次元電子ガス)104におけるキャリア203の量を保つことができる。
しかしながら、窒化シリコン膜(SiN膜)109を用いたとしても、その補償効果は十分ではない。そのため、半導体へテロ接合界面(2次元電子ガス)104におけるキャリア量の減少による電界効果トランジスタのオン抵抗の増大や電流コラプスの増加を十分に改善することができない。
よって、本発明の目的はオン抵抗の増大や電流コラプスの増加を改善することが可能な電界効果トランジスタ及び電界効果トランジスタの製造方法を提供することである。
本発明にかかる電界効果トランジスタは、第1の半導体層と、当該第1の半導体層とヘテロ接合した第2の半導体層と、を含む半導体構造と、前記第1の半導体層上に形成されたソース電極、ドレイン電極、及びゲート電極と、前記第1の半導体層上に形成された、金属を内包したフラーレンを少なくとも含む保護膜と、を有する。
また、本発明にかかる電界効果トランジスタの製造方法は、基板上に、第1の半導体層と、当該第1の半導体層とヘテロ接合した第2の半導体層と、を含む半導体構造を形成し、前記第1の半導体層上に、ソース電極、ドレイン電極、及びゲート電極を形成し、前記第1の半導体層上に、金属を内包したフラーレンを少なくとも含む保護膜を形成する。
本発明にかかる電界効果トランジスタ及び電界効果トランジスタの製造方法により、電界効果トランジスタのオン抵抗の増大や電流コラプスの増加を改善することができる。
実施の形態1にかかる電界効果トランジスタを示す図である。 実施の形態2にかかる電界効果トランジスタを示す図である。 電界効果トランジスタの保護膜に金属を内包したフラーレンを用いた場合の効果を説明するための図である。 ゲート電極にフィールド・プレート(FP)構造を適用した電界効果トランジスタを示す図である。 ゲート電極にフィールド・プレート(FP)構造を適用した電界効果トランジスタの特性を説明するための図である。(a)は、FPなし、ゲートバイアスVgが深い場合(Vg<0V)、(b)は、FPなし、ゲートバイアスVgが浅い場合(Vg>0V)、(c)は、FPあり、ゲートバイアスVgが深い場合(Vg<0V)、(d)は、FPあり、ゲートバイアスVgが浅い場合(Vg>0V)である。 フィールド・プレート(FP)構造を有するゲート電極が電子供給層に埋め込まれた構造を有する電界効果トランジスタを示す図である。 フィールド・プレート(FP)構造及びファラデーシールド電極による電界強度緩和の効果を示す図である。 背景技術にかかる電界効果トランジスタを示す図である。 背景技術にかかる電界効果トランジスタの、(a)伝導帯ポテンシャル、(b) Al組成、(c)自然分極およびピエゾ分極から生成される分極電荷、を示す図である。
実施の形態1.
以下、図面を参照して本発明の実施の形態1について説明する。図1は本実施の形態にかかる電界効果トランジスタを示す図である。
本実施の形態にかかる電界効果トランジスタは、第1の半導体層(以下、電子供給層ともいう)6と、当該第1の半導体層とヘテロ接合した第2の半導体層(以下、チャネル層ともいう)4と、を含む半導体構造を有する。また、第1の半導体層6上に形成されたソース電極8、ドレイン電極10、及びゲート電極9を有する。更に、第1の半導体層6上に形成された、金属を内包したフラーレンを少なくとも含む保護膜11を有する。以下、本実施の形態にかかる電界効果トランジスタについて詳細に説明する。
図1に示すように、本実施の形態にかかる電界効果トランジスタは、基板1の上にチャネル層4が形成されている。更に、チャネル層4の上には電子供給層6が形成されている。ここで、基板1には、例えばサファイア、SiC、Siなどを用いることができる。 また、チャネル層4、電子供給層6には有極性半導体材料を含む材料、III族窒化物半導体、II族酸化物半導体を含む材料、互いに電子親和力の異なる半導体材料等を用いることができる。また、チャネル層4には、例えばInGa1−xN(0≦x<1)等を用い、電子供給層6には、例えばAlGa1−xN(0<x≦1)等を用いることもできる。
ここで、チャネル層4と電子供給層6はそれぞれ異なる材料からなり、ヘテロ接合5を形成している。このヘテロ接合5に基づいてピエゾ分極またはピエゾ分極と自発分極が電子供給層6に生じ、この分極に基づく電界によって、チャネル層4のヘテロ接合5の近傍領域に点線で示す2次元電子ガス(2DEG)層5が生じる。そして、2次元電子ガス層5がこのヘテロ接合電界効果トランジスタのチャネルを形成している。
また、電子供給層6の上には、ソース電極8及びドレイン電極10が形成されており、これらの電極は電子供給層6にオーム性接触している。また、ソース電極8とドレイン電極10との間にはゲート電極9が形成されており、このゲート電極は電子供給層6にショットキー接触している。
そして、本実施の形態にかかる電界効果トランジスタでは、電子供給層6の上に金属を内包したフラーレンを少なくとも含む保護膜11を形成している。ここで、保護膜の材料には、金属を内包したフラーレンと絶縁材料とが混合した材料や、金属を内包したフラーレンと金属を内包しないフラーレンが混合した材料等を用いてもよい。また、保護膜は、ソース電極8とゲート電極9の間、または、ドレイン電極10とゲート電極9の間の少なくとも一部に形成してもよい。
本実施の形態にかかる電界効果トランジスタの保護膜に用いている金属を内包したフラーレンについて説明する。金属内包フラーレンとは、球殻分子であるフラーレンの内部空間に金属が入っている構造を有する材料である。
例えば、La@C82で表される金属内包フラーレンは、中心のランタン(La)からフラーレン・ケージに3つ電子が移動し、ケージがマイナス3価の還元状態となり、スピン(s=1/2)を持つ。一方、Laはプラス3価のイオンになっている。Laイオンは分子の中心からずれた位置に存在するため、金属内包フラーレンの分子自体が1つの電気双極子を形成している。
更に、このフラーレン分子からなる結晶は、分子間力が弱いファンデアワールス力で互いに結合しているので、分子性結晶と液体の中間的な状態の1つである柔粘性結晶(plastic crystal)を形成する。そして、膜や結晶を構成するフラーレン分子の位置は固定されるが、フラーレン分子の向きは自由に変わることができる。従って、フラーレン分子の双極子は自由に回転し、外部電場に反応することができる。その結果、例えばLa内包フラーレンの常温における材料の比誘電率は40にもなる。
本実施の形態にかかる電界効果トランジスタでは、電気分極がある半導体構造(主にGaN系の材料を用いている)の保護膜の材料として、この金属内包フラーレンを用いている。これにより、半導体構造の表面の分極電荷を強力に補償することができるため、半導体構造中におけるチャネル電子の減少を抑制することができ、電界効果トランジスタのオン抵抗の増大や電流コラプスの増加を改善することができる。
図3は、電界効果トランジスタの保護膜に金属を内包したフラーレンを用いた場合の効果を説明するための図である。保護膜11を構成する金属内包フラーレンの単分子12は、図3に示す方向に分極している。このため、電子供給層6の、電子供給層6と保護膜11の界面13側の領域では、図3に示すように負の分極電荷14が生成される。この負の分極電荷14は、背景技術で説明した図9(c)の負の分極電荷202に対応している。そして、図9(c)に示すように、正の分極電荷201と負の分極電荷202は互いにバランスを保っており、また、ヘテロ接合5における正の分極電荷201は、フリーキャリアの電子203によって補償される。
つまり、本実施の形態にかかる電界効果トランジスタでは、保護膜の材料として金属内包フラーレンを用いているので、図3に示す電子供給層6のうち界面13側の領域に負の分極電荷14を多く生成することができる。そして、負の分極電荷14を多く生成できるので、結果としてヘテロ接合5におけるフリーキャリアの量を多くすることができる。これにより、2次元電子ガス層におけるフリーキャリアの減少を抑制することができ、電界効果トランジスタのオン抵抗の増大や電流コラプスの増加を改善することができる。
なお、金属内包フラーレンの導電性は高くはないが、金属内包フラーレンの絶縁性が不十分である場合は、金属内包フラーレンとその他の絶縁材料(金属を内包しない純粋のフラーレンを含む)が混在した材料を用いることもできる。
次に、本実施の形態にかかる電界効果トランジスタの製造方法について説明する。本実施の形態にかかる電界効果トランジスタの製造方法は、次のステップを有する。
基板上に、第1の半導体層(電子供給層)6と、当該第1の半導体層とヘテロ接合した第2の半導体層(チャネル層)4と、を含む半導体構造を形成するステップ。
前記第1の半導体層6上に、ソース電極8、ドレイン電極10、及びゲート電極9を形成するステップ。
前記第1の半導体層6上に、金属を内包したフラーレンを少なくとも含む保護膜11を形成するステップ。
本実施の形態にかかる電界効果トランジスタは、スパッタ法、MOCVD法等の通常の成膜方法を用いて製造することができる。
実施の形態2.
次に、本発明の実施の形態2について、図2を用いて説明する。なお、図1に示す実施の形態1と同様の構成部分については同一の符号を付し、重複した説明を省略する。
図2に示すように、本実施の形態にかかる電界効果トランジスタは、基板1の上に核生成層2が形成されている。基板1には、例えばサファイア、SiC、Siなどを用いることができる。また、核生成層2には、例えばAlNを用いることができる。また、核生成層2の上には、バッファ層3が形成されている。バッファ層3には、例えばGaN、AlGaN等を用いることができる。
また、バッファ層3の上にはチャネル層4が形成されている。チャネル層4の上には電子供給層6が形成されている。ここで、チャネル層4、電子供給層6には分極性半導体材料を含む材料、III族窒化物半導体、II族酸化物半導体を含む材料、互いに電子親和力の異なる半導体材料等を用いることができる。また、チャネル層4には、例えばInGa1−xN(0≦x<1)等を用いることができ、電子供給層6には、例えばAlGa1−xN(0<x≦1)等を用いることができる。
ここで、チャネル層4と電子供給層6はそれぞれ異なる材料からなり、ヘテロ接合5を形成している。このヘテロ接合5に基づいてピエゾ分極またはピエゾ分極と自発分極が電子供給層6に生じ、この分極に基づく電界によって、チャネル層4のヘテロ接合5の近傍領域に点線で示す2次元電子ガス(2DEG)層5が生じる。そして、2次元電子ガス層5がこのヘテロ接合電界効果トランジスタのチャネルを形成している。
また、電子供給層6の上には、キャップ層7が形成されている。キャップ層7には、例えばGaNあるいはn−GaNを用いることができる。キャップ層7の上には、ソース電極8及びドレイン電極10が形成されている。また、ソース電極8とドレイン電極10との間にはゲート電極9が形成されている。
そして、電子供給層6の上には、金属を内包したフラーレンを少なくとも含む保護膜11が形成されている。ここで、保護膜の材料には、金属を内包したフラーレンと絶縁材料とが混合した材料や、金属を内包したフラーレンと金属を内包しないフラーレンが混合した材料等を用いてもよい。また、保護膜は、ソース電極8とゲート電極9の間、または、ドレイン電極10とゲート電極9の間の少なくとも一部に形成してもよい。
本実施の形態にかかる電界効果トランジスタにより、電界効果トランジスタのオン抵抗の増大や電流コラプスの増加を改善することができる。尚、このような効果が得られる理由は実施の形態1で説明した理由と同様であるので説明を省略する。
実施例1.
次に、本発明にかかる電界効果トランジスタの実施例1について説明する。
まず、本実施例で保護膜として用いた金属内包フラーレンについて説明する。本実施例では、保護膜として金属内包フラーレンであるLa内包フラーレン(La@C82)薄膜を用いた。La内包フラーレン薄膜は、アーク放電法を用いて合成し、高速液体クロマトグラフィー法により精製した。また、蒸着して保護膜を形成する前に、環境温度150℃、2×10−6Torrの高真空下で24時間かけて脱気した。
上記の方法により得たLa内包フラーレン薄膜を、真空蒸着を用いて700Å堆積し、その物理的特性を事前に調べた。電極にはアルミニウムを使用し、La内包フラーレン薄膜を両側から挟む構造とした。誘電率の測定は、LCRメータ(HP社製4284A)を用いて、環境温度約100(K)から500(K)の間、周波数は100Hzの条件で測定した。また、レファレンス試料として通常のフラーレンC60も同様の方法で形成し、同様の方法で誘電率を測定した。
誘電率の測定の結果、C60の室温における比誘電率は約4であり、文献値とほぼ一致した。一方、La内包フラーレンの比誘電率は40であった。この値は、C60の約10倍である。これは、La内包フラーレン分子が双極子を持ち、それが室温で電場に対して応答しうる(格子点上で回転できる)ことを示している。また、誘電率は温度の低下とともに減少した。これは、温度の低下とともに分子の回転が徐々に凍結していることを示している。
次に、上記金属内包フラーレンを本発明にかかる電界効果トランジスタの保護膜として適用した場合について説明する。電界効果トランジスタは、3インチSi基板上に、MOCVD法にて、i−Al0.15Ga0.85N(膜厚45nm)/i−GaNヘテロ接合エピタキシャル膜を成長した。また、以降の工程での目合わせマークを形成するために、本試料にレジストでパターニングした後、ドライエッチングによって試料表面にメサ段差を形成した。
試料を有機洗浄した後、80nmの窒化膜SiNをスルー膜として堆積した。そして、試料に選択的にn層を形成するために、レジストを用いて試料にパターニングした後、傾斜角度7度にて28Siのイオン注入(加速エネルギー100eV、ドーズ量1E16cm−2)を行った。2DEGでの注入イオン密度は約1×1021cm−3となる。スルー膜は、この後、フッ酸で除去した。
このままでは注入したドーパント28Siは活性化していないので、活性化アニールを行う必要がある。まず、アニール保護膜を形成するために、試料のレジストを除去した後、試料のトップ面、裏面、及び側壁にシリコン酸窒化膜Si(x、yの範囲はおよそ0<x≦1.0、1<y<4)をプラズマCVD法で1200Å堆積した。
次に、1200℃の温度で窒素雰囲気中で試料に活性化アニール(保持時間:3分)を施した。次に、アニール保護膜を除去するために、試料を濃厚なフッ酸(フッ化水素49%含有)に5分浸し、その後、試料を水洗した。
次に、試料にレジストでパターニングした後、塩酸で表面処理を行い、さらに、オーミック金属Ti/Pt/Auを蒸着した。その後、試料にリフトオフ処理を施してオーミック電極を形成した。
さらに、試料にレジストでパターニングし、傾斜角7度で14Nイオンを注入(1回目:100eV、1E14cm−2、2回目:20eV、1E14cm−2の2段注入)することによってアイソレーションを形成した。
さらに、試料をレジストでパターニングし、NiAuを真空蒸着し、リフトオフすることでゲート電極を形成した。
最後に、保護膜として、試料1には、約600ÅのLa内包フラーレンを真空蒸着により堆積した。また、レファレンス試料として試料1と同様のディメンジョンをもつ試料2には、約600Åの窒化膜(SiN膜)をプラズマCVD法により堆積した。
その結果、保護膜として窒化膜(SiN)を用いたレファレンス試料2では、耐圧BVgdは50V、コラプス量は22%、線形利得gmは50mS/mm、オン抵抗は2.55Ωであった。
一方、保護膜として金属内包フラーレンを用いた試料1では、耐圧BVgdは45Vと少々低下したが、コラプス量は5%と減少し、線形利得gmは100mS/mmと向上し、オン抵抗は1.67Ωと低減した。
コンタクト抵抗等の要素を考慮に入れてチャネル部のシート抵抗を見積もると、金属内包フラーレンによる保護膜を適用した結果、シート抵抗は約40%低減したことになる。また、本実施例ではチャネル狭窄が減った分、耐圧が低下した。しかし、耐圧の低下に関しては、フィールド・プレート(FP)電極や、ファラデー・シールド電極などのサブ電極を用いることで改善することができる。
本実施例により、電界効果トランジスタのオン抵抗の増大や電流コラプスの増加を改善することができた。
実施例2.
次に、本発明にかかる電界効果トランジスタの実施例2として、サブ電極を用いた場合について説明する。
図4にフィールド・プレート構造を適用した場合の電界効果トランジスタのデバイス構造を示す。ここで、図4乃至6に示した符号は実施の形態で説明した符号と同様である。図4のように、ゲート電極9のドレイン側の部分が、保護膜11の上をドレイン電極10側に向かって張り出した部分をフィールド・プレート(FP)15と呼んでいる。図4においてLFPで示した長さがフィールド・プレート長である。
図5を用いてフィールド・プレート(FP)の果たす機能について説明する。FPのない構造の場合で、且つゲート印加電圧Vgが深い(Vg<0V)場合、図5(a)に示すようにゲートのドレイン端近くの空乏層17の周辺部分に激しく電界集中する領域が生成される。そして、この強電界の印加される領域で破壊耐圧が決定されるため、この構造におけるゲート・ドレイン間のブレークダウン電圧BVgdは十分なものとはならない。
一方、ゲート印加電圧Vgが浅い(Vg>0V)場合、図5(b)に示すように保護膜に誘起された負の電荷が、ゲート・ドレイン間の空乏層17を拡大させ、チャネル領域のキャリアが枯渇する。このため、電流コラプスが明瞭に現れることになる。
FPのある構造の場合で、且つゲート印加電圧Vgが深い(Vg<0V)場合、図5(c)に示すように、フィールド・プレートに印加される負電圧の影響で、ゲート・ドレイン間の空乏層17が拡大し、その結果、ゲートのドレイン端下付近の電界集中が緩和される。これによってゲート・ドレイン間のブレークダウン電圧BVgdが向上することになる。
一方、ゲート印加電圧Vgが浅い(Vg>0V)場合、図5(d)に示すように、フィールド・プレートの正電圧の影響で、ゲート・ドレイン間の空乏層17は縮小し、その結果、チャネルのキャリアの枯渇が解消して電流コラプスも解消する。
更に図6に示す電界効果トランジスタのゲート電極9のように、ゲート電極9を電子供給層6中に埋めこみ、埋め込みFP構造にすると、ゲートのドレイン端における電界集中が緩和し、ゲート・ドレイン間のブレークダウン電圧BVgdが更に高耐圧となる。また、埋め込みFP構造のゲート電極9は電子走行層表面と保護膜界面にトラップされた電子からの影響を受けにくくなるので、電流コラプスもさらに低減される。更に、相互コンダクタンスgmが増大するので、利得が向上する。
図6に示す電界効果トランジスタには、更にファラデーシールド電極19も配置した。ファラデーシールド電極19は、図6のごとくゲート電極9とドレイン電極10の間の保護膜11上あるいは、保護膜11中に配置され、電気的にはソース電極8と同電位(すなわち通常グラウンド)に設定される。保護膜11には、金属内包フラーレンを用いた。
図7に、このファラデーシールド電極19を配置した場合の、半導体ヘテロ接合部における電界強度の変化の数値計算結果を示す。ドレイン電圧VdはVd=100Vを想定した。
図7のAは基本構造の場合の電界強度を示している。この場合、ゲート電極9は埋め込まれているが、フィールド・プレート部15を持たず、かつ、ファラデーシールド電極19も配置されていない場合である。FP電極15の付け根の直下で、1.7E6V/cmもの強い電界が発生している。
Bは、Aの埋め込みゲート電極9にFP電極15を付けた場合の電界強度を示している。FP電極15の下では、FP電極15からの電位の影響で、電界強度がAの場合よりも分散していることが分かる。
Cでは、Bに更にファラデーシールド電極19を適用した場合の電界強度を示す。ファラデーシールド電極は、FP電極15と同様、ゲート・ドレイン間の電界集中を緩和する働きがあるため、電界強度のピークはBの場合よりさらに緩和され、ゲート・ドレイン間ブレークダウン電圧が大幅に向上することが分かる。
ファラデーシールド電極19は、ゲート・ドレイン間の電気的結合をシールドする働きもあるので、ゲート・ドレイン間容量(Cgd)を低減させることが出来る。従って、ファラデーシールド電極19を適用することによって、MSGなどのRF利得も向上する。
上記Cの構造に相当する構造のデバイスを試作したところ、オン抵抗は1.55Ωと良好な値を保ったうえ、耐圧BVgdは300Vに向上し、コラプス量は0.8%に減少し、線形利得gmは270mS/mmと大幅に向上した。
本実施例により、電界効果トランジスタのオン抵抗の増大や電流コラプスの増加を改善することができた。
以上、本発明を上記実施の形態に即して説明したが、上記実施の形態の構成にのみ限定されるものではなく、本願特許請求の範囲の請求項の発明の範囲内で当業者であればなし得るであろう各種変形、修正、組み合わせを含むことは勿論である。
1 基板
2 核生成層
3 バッファ層
4 チャネル層、あるいは電子走行層(第2の半導体層)
5 ヘテロ接合、2次元電子ガス層(2DEG)
6 電子供給層(第1の半導体層)
7 キャップ層
8 ソース電極
9 ゲート電極
10 ドレイン電極
11 保護膜
12 金属内包フラーレンの単分子
13 界面
14 分極電荷
15 フィールド・プレート(FP)部分
16 チャネル領域(ヘテロ接合部とその上層)
17 空乏層
18 ゲート埋め込み深さ(tr)
19 ファラデーシールド電極

Claims (17)

  1. 第1の半導体層と、当該第1の半導体層とヘテロ接合した第2の半導体層と、を含む半導体構造と、
    前記第1の半導体層上に形成されたソース電極、ドレイン電極、及びゲート電極と、
    前記第1の半導体層上に形成された、金属を内包したフラーレンを少なくとも含む保護膜と、を有する電界効果トランジスタ。
  2. 前記保護膜の材料は、金属を内包したフラーレンと絶縁材料とが混合した材料である、請求項1に記載の電界効果トランジスタ。
  3. 前記保護膜の材料は、金属を内包したフラーレンと金属を内包しないフラーレンとが混合した材料である、請求項1に記載の電界効果トランジスタ。
  4. 前記保護膜は、前記ソース電極と前記ゲート電極の間、または、前記ドレイン電極と前記ゲート電極の間の少なくとも一部に形成されている、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の電界効果トランジスタ。
  5. 前記第1及び第2の半導体層は分極性半導体材料を含む、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の電界効果トランジスタ。
  6. 前記第1及び第2の半導体層はIII族窒化物半導体、またはII族酸化物半導体を含む、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の電界効果トランジスタ。
  7. 前記第1及び第2の半導体層は互いに電子親和力の異なる半導体材料であり、当該第1及び第2の半導体層をヘテロ接合したときに生成する2次元電子ガスをチャネルとして用いる、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の電界効果トランジスタ。
  8. 前記ゲート電極の一部が前記第1の半導体層に埋め込まれた構造を有する、請求項1乃至7のいずれか一項に記載の電界効果トランジスタ。
  9. 前記ゲート電極は、前記保護膜上あるいは前記保護膜中において前記ドレイン電極側に向かって延びるフィールド・プレート構造を有する、請求項1乃至8のいずれか一項に記載の電界効果トランジスタ。
  10. 前記ゲート電極と前記ドレイン電極との間の保護膜上あるいは保護膜中に、前記ソース電極と同電位であるファラデーシールド電極を有する、請求項1乃至9のいずれか一項に記載の電界効果トランジスタ。
  11. 基板上に、第1の半導体層と、当該第1の半導体層とヘテロ接合した第2の半導体層と、を含む半導体構造を形成し、
    前記第1の半導体層上に、ソース電極、ドレイン電極、及びゲート電極を形成し、
    前記第1の半導体層上に、金属を内包したフラーレンを少なくとも含む保護膜を形成する、電界効果トランジスタの製造方法。
  12. 前記第1の半導体層上に、金属を内包したフラーレンと絶縁材料とが混合した材料を含む保護膜を形成する、請求項11に記載の電界効果トランジスタの製造方法。
  13. 前記第1の半導体層上に、金属を内包したフラーレンと金属を内包しないフラーレンとが混合した材料を含む保護膜を形成する、請求項11に記載の電界効果トランジスタの製造方法。
  14. 前記保護膜を、前記ソース電極と前記ゲート電極の間、または、前記ドレイン電極と前記ゲート電極の間の少なくとも一部に形成する、請求項11乃至13のいずれか一項に記載の電界効果トランジスタの製造方法。
  15. 前記ゲート電極の一部を前記第1の半導体層に埋め込まれるように形成する、請求項11乃至14のいずれか一項に記載の電界効果トランジスタの製造方法。
  16. 前記ゲート電極を前記保護膜上あるいは前記保護膜中において前記ドレイン電極側に向かって延びるように形成する、請求項11乃至15のいずれか一項に記載の電界効果トランジスタの製造方法。
  17. 前記ゲート電極と前記ドレイン電極との間の保護膜上あるいは保護膜中に、前記ソース電極と同電位であるファラデーシールド電極を形成する、請求項11乃至16のいずれか一項に記載の電界効果トランジスタの製造方法。
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