JP2010244061A - 可搬型ディスプレイ端末 - Google Patents

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Abstract

【課題】電子ペーパー技術を用いた取扱いの容易なディスプレイ端末を提供する。
【解決手段】一実施形態に係るディスプレイ端末9は、透明絶縁性液体と第1色の電気泳動粒子及び第2色の電気泳動粒子とを含むセルと第3色の着色面を含み、入力された画像データに基づいて画像を表示する表示部14と、前記表示部14に表示される画像の画像データを、複数ページ分格納するための不揮発性メモリ72と、電池を内蔵すると共に先端に電極51aを設けた電池保持部51と、前記先端に設けられた電極51aから給電を受けると共に、前記表示部に電源電流を供給する充電式の電池76と接続している導電性部材13cと、ユーザインターフェース部からのユーザ指示に応じて、前記メモリに記録された複数ページ分の画像データのうちの1ページを読出し、読出した画像データに対応する画像を前記表示部に表示する制御手段とを具備する。
【選択図】 図3

Description

本発明は静止画像を表示する可搬型ディスプレイ端末及び該ディスプレイ端末に対する画像データの記録、記録された画像データの読出し及び消去を行う画像記録装置に関する。
情報化あるいはIT化の流れの中で、オフィス等で用いられる表示装置において電子ペーパーなるものが登場した。電子ペーパーとしては、例えばEink社に代表されるようなマイクロカプセルを用いた電気泳動方式や、表示画素がメモリ性を有する反射型のコレステリック液晶を用いた方式等が提案されている。これらの技術を使用すると、フレキシブルで軽量、静止画表示時には電力を殆ど消費しない等、通常のLCDに比べると、かなり紙に近いハンドリング性を有する表示装置が実現できる。
基板、入力部、基板に関連した表示メディア、及び制御部とを有するシンプルな構造の電子ペーパー技術を使用したリライタブルメディアに関する技術がある(例えば特許文献1)。
特開2000−209760号公報
このような状況の中で、記録する情報量が紙1枚分のみで紙と同様に使用し、表示媒体のみを再利用するリサイクルペーパーとして電子ペーパー媒体を使用する場合、電子ペーパー媒体は視認性、重さ、薄さ、コスト等に関して紙より扱いにくい。更に通常の紙とは区別して扱う必要がある等、たとえ省資源化に貢献できたとしても、従来の電子ペーパー媒体は非常に扱いにくい。
一方、1枚の電子ペーパー端末に、パーソナルコンピュータ又は他の電子ペーパー端末との通信を行う機能あるいは手書き入力機能等、様々な機能を追加すると、ハンドリング性が紙とはかけはなれたものになり、更に消費電力も大きくなって、端末の価格も高価になってしまう。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたもので、電子ペーパー技術を用いた取扱いの容易なディスプレイ端末を提供することを目的とする。
本発明の一実施形態に係る可搬型ディスプレイ端末は、透明絶縁性液体と第1色の電気泳動粒子及び第2色の電気泳動粒子とを含むセルと第3色の着色面を含み、入力された画像データに基づいて画像を表示する表示部と、前記表示部に表示される画像の画像データを、複数ページ分格納するための不揮発性メモリと、ユーザ指示を入力するためのユーザインターフェース部と、電池を内蔵すると共に先端に電極を設けた電池保持部と、この電池供給部の先端に設けられた前記電極から給電を受けると共に、前記表示部に電源電流を供給する充電式の電池と接続している導電性部材と、前記ユーザインターフェース部からのユーザ指示に応じて、前記メモリに記録された複数ページ分の画像データのうちの1ページを読出し、読出した画像データに対応する画像を前記表示部に表示する制御手段とを具備する。
電子ペーパー技術を用いた取扱いの容易なディスプレイ端末が提供される。
本発明の一実施形態に係るディスプレイ端末9の概観図である。 電気泳動ディスプレイの構成例を示す図である。 ディスプレイ端末9の構成を示すブロック図である。 本発明に係る画像記録装置100の構成例を示す図である。 画像記録装置100の制御系の構成を示すブロック図である。 ディスプレイ端末処理部20の構成を示すブロック図である。 ディスプレイ端末用トレイ23を上方から見たときの詳細図である。 ディスプレイ端末9の端子12の構成を示す図である。 複数のディスプレイ端末9に画像データを書き込む動作を示すフローチャートである。 ディスプレイ端末用トレイ23の他の実施形態を示す図である。 端末読取り部22の上から見た概観図である。 手差しトレイとしても使用される端末読取り部22の上から見た概観図である。 ディスプレイ端末の他の実施形態を示す図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は本発明の一実施形態に係るディスプレイ端末9の概観図である。ディスプレイ端末筐体11の全体サイズはほぼA4で、 一部が斜めにカットされた形状を有し、表示部14のサイズは10.4インチ確保され、表示部外に感圧式のタッチパネル13a、13bが設けられている。ディスプレイ端末9の厚みは、表示部14をチップオングラス(Chip on Glass)方式で作製して、シート型の電池を使えば5mm以下が可能である。ディスプレイ端末9は、端面に複数の電極12を有し、それぞれ、GND、充電端子、信号端子の順に配置されている。信号端子から画像データが転送されると、後述するように内部不揮発性メモリにデータが収納され、データはコントローラやプロセッサ、ドライバを介して、表示部14上に画像表示される。タッチパネル13を操作することにより、メモリに格納した複数画像のうち1つを、適宜ディスプレイ上に選択的に表示することができる。
ディスプレイ端末9の表示部14にはいわゆる電気泳動ディスプレイが用いられる。電気泳動ディスプレイに関しては幾つかの表示方法が知られている。図2は電気泳動ディスプレイの構成例を示す。電気泳動ディスプレイは、表示画素(以下単に画素という)10ごとに区切られたセル8が、厚さ0.1〜0.2mm程度の基板に挟まれた構造を有する。上部の基板(図示されず)は透明で、セル8上には透明電極3が設けられている。又、セルと下方側の基板(図示されず)との間には、第1電極1及び第2電極2、及び特定の色で着色された部材7が設置される。
セル8の表示面側(図中では上側)の大きさは30〜100μm四方で、セルの高さは50μm程度、絶縁性液体6は例えばエクソン社製のアイソパーLをセル内に封入する。白粒子5は、酸化チタン系の材料を用い、黒粒子4は電子写真プロセス等で使用されるトナー、主にカーボンブラックを用いており、粒子径は、100nm〜5μm程度までのものが使用可能である。
先ず、セル8上部の透明電極3をGNDに設定しておき、セル下部の第1電極1及び第2電極2を−25Vにすると、マイナスに帯電した黒粒子4が透明電極側に移動して、黒表示となる。その際、プラスに帯電した白粒子は第1電極、第2電極に引き寄せられる。次に、第1電極1及び第2電極2に25Vを印加すると、プラスに帯電した白粒子5は透明電極3側に付着して、白表示となる。同時に、マイナスに帯電した黒粒子4は、第1電極1及び第2電極2に引き寄せられる。更に、第1電極を−25Vにして第2電極を+25Vにすると、セルの上方(透明電極側)には粒子が存在せず、白黒粒子が、それぞれ第1電極と第2電極側に移動し、白粒子、黒粒子及び着色部材が見えるようになる。このとき、白黒粒子と比較して着色部材の表面積の方が大きいので、結果的に着色部材の色が支配的に見えるようになる。このようにして、ディスプレイ端末9は3色表示が可能である。
図3はディスプレイ端末9の構成を示すブロック図である。
表示部14は図2に示したようなセル8及び第1及び第2電極を含む画素10が行と列のマトリクス状に配置された電気泳動ディスプレイである。信号端子12aからインターフェース(I/F)71を介して入力された画像信号は、制御部73の下に不揮発性メモリ72に一旦記憶される。メモリ72に記憶された画像データは表示コントローラ(DCT)74により、例えばアナログシフトレジスタにより構成される水平駆動回路77に、水平同期信号HSに同期してシリアルに供給される。
表示部14において、複数の信号線79及び複数の走査線80が交差する位置に対応して画素10が配置されている。各画素の第1及び第2電極には、それぞれスイッチ素子としてのTFT(thin film transistor)(図示されず)が設けられる。各TFTの制御入力端子は走査線80の中の1本に接続され、TFTの2つの電流端子のうち一方は信号線79の中の1本に接続され、他方は第1又は第2の電極に接続されている。
垂直駆動回路78は表示コントローラ74から供給される垂直同期信号VSを、各走査線80に1パルスずつ順番に供給する。該パルスは1行のTFTの制御端子に同時に供給され、該1行のTFTが同時にオンする。このとき水平駆動回路77から画像データが複数の信号線79を介して各画素の第1及び第2の電極に供給される。つまり、メモリ72から表示コントローラ74を介して水平駆動回路77に供給された画像データは、走査線単位で表示部14の各画素行に、複数の信号線79を介して順次転送される。この結果、表示部14には画像データに対応した画像が表示される。尚、TFTから第1及び第2の電極に供給された電荷は、TFTがオフされた後も保持され、表示部14に表示された画像も保持される。従ってディスプレイ端末9の画像保持電力は、殆ど0に等しい。
ディスプレイ端末9のフレキシブル化を達成するためには、TFTはプラスチック上に形成した有機トランジスタであってもよいが、ここでフレキシブル性かどうかは重要な問題ではない。更にディスプレイ端末9は、タッチパネル13a、13b等のセンサ用回路、第1の電源である充電式の2次電池(例えばリチウムイオン電池)76、及び電源端子12bを具備する。これら電子要素は、電池76を除いて、低温ポリシリコン技術を用いたチップオングラス(Chip on Glass)方式で、例えばガラス基板上に集積回路として作製できる。
次に、ディスプレイ端末9に対して画像の書込み及び読出しを行う本発明による画像記録装置について説明する。図4は本発明に係る画像記録装置100の構成例を示す。ここでは、通常の複写機の複合機に本発明を組み込んだ例を示す。複合機の主な機能は紙出力(印刷)であるので、この画像記録装置100も一般の複合機と同様に紙出力部25や、紙情報等を読み取るためのスキャナー部24を含む。現在、複写機は、紙に印刷してある画像をスキャナーで読み取った後に、ネットワークを介してファイルサーバーやネットワーク接続されたパーソナルコンピュータへ、読取った画像データを送ることができるものが多い。複写機における複合機に本発明を適用すると、通常の複写やプリントの他に、更にディスプレイ端末へのデータ複写というカテゴリが生まれる。
画像記録装置100は、複数の紙トレイ26、27及びディスプレイ端末専用トレイ23を具備する。このトレイ23にディスプレイ端末9が複数又は1つセットされ、画像データが書き込まれる。画像記録装置100は、更にディスプレイ端末からデータを読み込むための読取り部22を有している。読取り部22により画像データを読み込み、ディスプレイ端末用トレイ23にセットされているディスプレイ端末9に、読み込んだ画像データを書き込んだり、用紙トレイ26、27に格納されている用紙に、読み込んだ画像データに対応する画像を印刷することが出来る。更に、読取り部22により画像データを読み込んだ後、ユーザーの指示に応じて該ディスプレイ端末をディスプレイ端末用トレイ23に移動し、該端末を次回以降のデータ書き込みに使用できる構成とすることが可能である。
図5は画像記録装置100の制御系の構成を示すブロック図である。
画像記録装置100は、原稿画像を読取り原稿画像に対応する画像データを提供するスキャナ部24と、本発明のディスプレイ端末9を処理する電子画像記録部としてのディスプレイ端末処理部20と、スキャナ部24又はディスプレイ端末処理部20からの画像データを基に、用紙に画像を形成するプリンタ部28、ユーザインターフェースを行うコントロールパネル部29、公衆回線又はLAN等の通信網を介して外部機器と通信を行う通信インターフェース38、及びコントロールパネル部29を介して入力されるユーザ指示に基づいてデジタル複写機100の各部を総合的に制御する主制御部30を含む。
主制御部30は、スキャナ部24又はディスプレイ端末処理部20により読取った画像データを電話回線等の公衆回線を介してファクス送信できる。又、主制御部30は、公衆回線を介してファクス受信した画像データをプリンタ部28により印刷したり、ディスプレイ端末9に記録することができる。主制御部30は又、LAN等のネットワークを介してパソコン等の外部機器から文書データを受信し、受信したデータをプリンタ部300により印刷したり、ディスプレイ端末9に記録することができる。
図6はディスプレイ端末処理部20の構成を示すブロック図である。ディスプレイ端末処理部20は、上記ディスプレイ端末読取り部22及びディスプレイ端末用トレイ23、及びトレイ23にセットされたディスプレイ端末9に対してデータの書込み制御及びデータ消去制御を行う書込み/消去部28を有する。更にディスプレイ端末処理部20は、ディスプレイ端末9に電源を供給し電池76を充電する第2の電源である充電部29、端末トレイ23に載置されたディスプレイ端末9の端子にトレイ側電極(後述される)を押し付ける電極支持部31、及びディスプレイ端末移動部37を含む。
図7は、ディスプレイ端末用トレイ23を上方から見たときの詳細図である。ディスプレイ端末用トレイ上に複数のディスプレイ端末9を載置すると、離間していた電極支持部31がディスプレイ端末に接近する。その際、ガイド34がディスプレイ端末9の斜め部分9aに当たり、複数の重なったディスプレイ端末9が正確に位置合わせされながら束ねられていく。トレイ側の電極33は、表面が導電性ゴムで構成されており、わずかな端末の位置ズレは、電極の弾性で吸収して良好な接触状態を維持する。このような方法により、トレイ23中の複数のディスプレイ端末の端子12すべてに、共通な電極33が接触することになる。トレイ23側の電極33として導電性ゴム等を使用することによって、ディスプレイ端末9の端子12は、図8(a)に示すような単純な固定接点のみの構造でよく、コスト的に非常に安価にできる。又、別の方法としては、図8(b)ように、ディスプレイ端末9の電極を、バネを使って構成することで、トレイ23側の電極33に導電性弾性部材を用いなくても、確実な給電が可能になる。この場合、外部電極42が押されると、バネ43の力で押圧力が保持される。しかし、端末9の電極にこのように複雑な構造を適用すると、端末9の厚みを5mm以下で構成することが少々難しくなる。
このように、複数のディスプレイ端末9の端子12に共通の電極33を接触させ、この状態で、ディスプレイ端末に内蔵した電池を自動的に充電するので、ディスプレイ端末用トレイ23は構成が簡単で扱いやすい。
次に、コンピュータで作成したデータや、別のディスプレイ端末のデータ、あるいはスキャナ部24で読み込んだデータを、ユーザー指示に応じて端末トレイ23内に収納してある複数のディスプレイ端末9に書き込む動作を図9のフローチャートを参照して説明する。
ディスプレイ端末用トレイ23内では、複数のディスプレイ端末9の端子123は共通に接続されているので、書き込みたい端末9が1台のみであっても、データは全ての端末9に書き込んでしまう。この場合、端末9それぞれに固有のアドレスを設定し、そのアドレスを選択して1つの端末9だけにデータを記録することが可能である。しかし、ここではトレイ23中の端末9全てに同じデータをいったん書き込む場合を説明する。
先ず、ディスプレイ端末用トレイ23に複数の端末9がセットされると、充電部29により該複数の端末9の電池76が充電される(ST1)。主制御部30は読取り部22にセットされた原稿としてのディスプレイ端末(以下原稿端末という)に格納されている画像データを、端末用トレイ23に収納された複数の端末9に転送する。これにより端末用トレイ23に収納された複数の端末9に同一データが書き込まれる(ST2)。
書き込み動作が終了した後、ユーザーが端末用トレイ23を引き出すと、主制御部30は電極支持部31を後退させる(ST3)。ユーザは必要な枚数だけ端末9を取り出し、再度トレイ23を装置100に収める。
読取り部22にセットされた原稿端末をユーザーがその後使用しないことが、コントロールパネル部29を介して入力されると(ST4)、主制御部30はディスプレイ端末移動部37を用いて、原稿端末を端末用トレイ23内に搬送する。ステップST6において書き込み/消去部28は、端末用トレイ23に収納されている全端末9のデータを消去する。ただし、この消去はセキュリティ対策のために行なうことであって、データの機密性があまり高くない場合は、端末9のデータを消去せずに、次のデータ書き込み時に上書きしてもよい。又、ユーザーが端末トレイ23からディスプレイ端末を取り出す旨を記載したが、ピックアップローラにより、ディスプレイ端末を排紙トレイに排出してもよい。その場合は、紙と同じ排紙トレイに送出してもよいし、ディスプレイ端末専用の排出トレイに送出してもよい。
上記実施形態では、電極を接触させてディスプレイ端末9と画像記録装置とがデータ転送を行なう例を示したが、他の方法として非接触のアンテナ(コイル状)方式を用いてもよい。このようにアンテナ(無線)方式を用いると、端末の消費電力の点で不利になってしまうという問題はあるが、交信する距離を非常に短く限定すれば、その送信出力は小さくて済み、更に電力伝送も可能である。又、接触式の電極と違いアンテナ方式を用いると、汚れによる接触不良や、電極自体の磨耗による通電不良等の問題がなくなる効果がある。
具体的には図10のように、電極支持部材312上に、電極のような突起62を形成し、その内部にコイルが設けられている。更にディスプレイ端末9側にも電極支持部材上の突起62に対応した窪み64が形成され、その窪みを囲むようにコイルが設けられる。このようにして、コイル同士を近接させることで、例えば電磁誘導や電磁結合方式を使ってディスプレイ端末に対する通信及び給電を行うことができる。この場合は、端末9と端末トレイ23の両アンテナ(コイル)間の距離は極力短くする必要がある。このように端末に給電されているときのみディスプレイ端末9側と端末トレイ23側とのデータ通信が行なわれる。しかし、例えばマイクロ波方式を使用すれば、電極間距離は若干離れていても交信が可能になるため、特に凸と凹を組み合わせて近接面積拡大及び距離縮小を厳密に考慮する必要はない。
図11は端末読取り部22の上から見た概観図である。
図11(a)のように、端末読取り部22には電極ユニット22aが設けられ、電極ユニット22aには複数の電極35及び機械式センサ36が設けられる。図11(b)のように、端末9が所定の位置まで挿入されると、端末9側の電極部に設けられた窪みに電極ユニット22aの電極が勘合し、機械式センサ36がONする。このONに応答して、主制御部30は端末9が挿入されたと判断する。
次に端末読取り部22の他の実施形態を説明する。
本実施形態の場合、従来複合機の手差しトレイに端末読取り部22の機能が追加される。このときに問題となるのは、ディスプレイ端末9が紙と同様に扱われてしまうことである。例えば、最近の複写機では、手差しトレイでは、280g/m2 以上の厚紙を通紙可能なものまであり、厚紙対応性は今後もますます向上すると想定される。ここで、手差しトレイに挿入されたディスプレイ端末9が紙と判断されると、端末9のプリンタ部28への搬送が開始する。すると端末9は多少紙よりも厚くてコシがあっても、結果的には破壊されてしまう。
図12は手差しトレイとしても使用される本実施形態の端末読取り部22の上から見た概観図である。本実施形態では図12(a)に示すように、手差しトレイに通常備えてある紙センサ(光センサ)74の他に、更に光センサ75を設け、手差しトレイから送られてきた媒体がディスプレイ端末9であるかどうかを検出する。図12(b)のように、ディスプレイ端末9がユーザにより読取り部22に挿入され、ディスプレイ端末9がセンサ74の位置までくると、センサ74が先ずONになり、フィードローラ(図示されず)が回転を開始し端末9は自動的に読取り部22内部に搬送される。
更に図12(c)のように、端末9の斜面9aがセンサ75を横切るとセンサ75がONする。このようにセンサ74及び75のON時間に所定時間以上の差がある場合、主制御部30は挿入された媒体がディスプレイ端末9であると判断する。この判断に応答して、電極ユニット22bが端末9側に移動し、端末9の電極が電極ユニット22bの電極と接続される。ここで、挿入された媒体が紙と判断されると、電極ユニット22bは移動せず、挿入された紙は通常にプリンタ部28に搬送され、画像が印刷される。
上記実施形態では、ディスプレイ端末の認識は、光センサ、機械的センサあるいは電気的接触を利用して行ったが、電磁誘導を利用してもよい。一般的には無線タグのようなものを端末9に設け、端末読取り部22側にそれを検出するアンテナが備えてあれば、ディスプレイ端末の認識は容易に達成可能である。又、この点に関しては、前記した電極のかわりに電磁誘導等の被接触方式を使用している場合は、そのアンテナをディスプレイ端末検出部材として共通で使用することができ合理的である。
次にディスプレイ端末9の機能に関する実施形態を説明する。
図3に示したディスプレイ端末9のメモリ72には、画像記録装置100のスキャナ部24により読取った複数頁分の画像データ、あるいは外部ホスト装置からLANを経由して画像記録装置100に入力された複数頁分の画像データを格納出来る。そのような場合、タッチパネル13a又は13bをタッチすることにより、表示されるページを順送り又は逆送りすることができる。
又、ディスプレイ端末9は電池76を内蔵しているが、画像記録装置100から取り出されて使用されているとき、電池が消耗して使用不能になることが考えられる。そこで図13のように、タッチパネル13上には透明の導電性部材13cが設けられる。タッチパネル13は電池保持部であるペン型のペン電池51により操作される。ペン電池51の先端に設けられた電極51aがタッチパネル上の導電性部材13cに触れることにより、ペン電池51から端子12bを介して端末9へ給電が行なわれる。また、導電性部材13cは表示部に電源電流を供給する充電式の電池と接続している。同時にタッチパネル13a又は13bがONになり、画像表示(ページ)の切り換えが行なわれる。ペン電池51には、GND線ケーブル51bが設けられ、該GND線は端末9のGNDと接続される。
更に他の実施形態では電磁誘導を利用した電力伝送を行なうこともできる。その場合は、ペン電池の先端をタッチパネル近辺に埋め込まれたアンテナに近接させることで、電力伝送が行なわれる。この方法を使うと、ペン電池とディスプレイ端末との間にGND線が不要になるため、更に使いやすくなる。更に、ディスプレイ端末9の操作部としは、感圧式のタッチパネルに限らず、例えば赤外線を用いても良い。その場合は、ペン電池自体に予めマークをつけておいて、赤外線を利用してそのマーク位置を検出する。
上記説明では、ディスプレイ端末が電池を内蔵していることを前提としたが、このように電池ペン51を使用する場合は、端末側に電池を内蔵する必要は必ずしもない。なぜなら、電気泳動ディスプレイを用いたディスプレイ端末9の場合、表示されている画像を保持するために必要な電力は極めて小さいからである。このようにして、端末9から電池がなくなることで、端末9の薄型軽量化に更に有利になり、ハンドリング性が向上することは言うまでもない。
次に、本発明による画像記録装置を一般の企業等に貸し出し、ディスプレイ端末の使用に対して課金する課金方法について説明する。
通常の複写機の場合は、複写やプリントの枚数をカウントし、カウント値が課金の対象になる。一般的に画像をスキャナにより読み取るだけの場合は課金はされないものが多い。しかし、本発明のディスプレイ端末は、画像を取り込むだけで紙と同じように使用できるので、画像データの書き込みに対して課金することが出来る。この際、通常の紙への書き込みと同様に、画像を書き込む際にカウントしてもよいし、画像記録装置のディスプレイ端末用トレイ23からディスプレイ端末8が取り外されて使用された時間をカウントして課金の対象にしてもよい。ディスプレイ端末と画像記録装置が接続されているときには電極が接触しているが、外で使用される際は電極が離れる。そこで、離れている時間をディスプレイ端末がカウントする。この場合、ディスプレイ端末があまりに無造作に使われ紛失、破壊するのを防ぐのに有効であるばかりでなく、装置外で使用された時間をカウントすることによって、ディスプレイ端末の使用頻度も明確になり、一定以上使用した後は、交換するようにしてもよい。
以上説明したように、本発明の一実施形態に係る画像記録装置は、電子ペーパー技術を使用したディスプレイ端末用の専用トレイを備え、専用トレイに重ねて収納した複数のディスプレイ端末の電極に、トレイ側の電極が共通に接触される。その電極を介して、ディスプレイ端末の充電、データの書き込み、読出し及び消去等を行なう。ディスプレイ端末間で電極が共通に接触しているため、例えば同一データを複数のディスプレイ端末に同時にしかも高速に書き込むことができる。通常、紙に複写した十数枚の資料を十数人に配る場合、資料の複写に相当な時間が必要になってしまうが、本発明を適用すれば、非常に短時間で終了する。複数のディスプレイ端末へのデータ複写後、ユーザーがデータ複写されたディスプレイ端末を必要な枚数取り出した後、不要な端末に記録したデータは消去できる。
本発明によるディスプレイ端末は、画像を保持するための電力を消費しない構成なので、内蔵する電池は非常に小型なものでよく、端末の小型化、薄型化が可能である。又、ペン型の外部バッテリーを、ディスプレイ端末の表示画像切換え時に用いると、表示の切り換えと共に端末に対する給電が行われる。従って、端末本体のバッテリーが消耗しても、又小型化を優先して最初からバッテリーを省いても、端末を動作させることができる。

Claims (2)

  1. 透明絶縁性液体と第1色の電気泳動粒子及び第2色の電気泳動粒子とを含むセルと第3色の着色面を含み、入力された画像データに基づいて画像を表示する表示部と、
    前記表示部に表示される画像の画像データを、複数ページ分格納するための不揮発性メモリと、
    ユーザ指示を入力するためのユーザインターフェース部と、
    電池を内蔵すると共に先端に電極を設けた電池保持部と、
    この電池供給部の先端に設けられた前記電極から給電を受けると共に、前記表示部に電源電流を供給する充電式の電池と接続している導電性部材と、
    前記ユーザインターフェース部からのユーザ指示に応じて、前記メモリに記録された複数ページ分の画像データのうちの1ページを読出し、読出した画像データに対応する画像を前記表示部に表示する制御手段と、
    を具備することを特徴とする可搬型ディスプレイ端末。
  2. 前記ユーザーインターフェースは、前記導電性部材を含む感圧式のタッチセンサーを備えていることを特徴とする請求項7記載の可搬型ディスプレイ端末。
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