JP2010243685A - 画像表示素子の位置調整装置 - Google Patents

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正嗣 冨岡
Yasumasa Sawai
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Kohei Watari
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Abstract

【課題】画像表示素子の位置を高精度かつ簡単に調整可能な位置調整装置の提供。
【解決手段】基板105、DMD11、及びパッケージ101がねじ108で基準部材104に共締めされ、DMD11の反射面と基準部材104との間に球状部品110が介在する。球状部品110は共締めによる基準部材104に対する押し付け力を支承してDMD11の反射面の法線方向の位置を位置決めする一方、法線方向と直交する面方向にはDMD11の移動を許容する。圧電素子103が弾性片102の付勢力に抗してDMDを面方向に変位させることにより、DMD11の位置を高精度かつ簡易に調整できる。
【選択図】図15

Description

本発明は、デジタルマイクロミラーデバイス(DMD)等の反射型表示素子を含む画像表示素子の位置調整装置に関する。
画像投影装置(プロジェクタ)では、画像表示素子の高精細化により、使用時間の経過に伴う熱に起因する画像表示素子の位置ずれが顕著な問題となっている。特に、画像表示素子としてデジタルマイクロミラーデバイス(DMD)等の反射型表示素子を採用した画像投影装置では、反射型表示素子の位置ずれは投影画像の画質に大きな影響を及ぼす。
特許文献1には、DMDの位置調整装置が開示されている。この位置調整装置は、DMDを固定した金属板を他の金属板に対してねじの進退を利用して移動させる構成である。DMDを固定した金属板の移動は、一方の金属板に設けた溝孔に他方の金属板に形成された突起を配置することで案内される。
画像表示素子の位置ずれを調整するためには、画像表示素子の1個の画素の半分程度の微小な変位が必要であり、高精度での画像表示素子の位置調整が要求される。しかし、特許文献1に開示された位置調整装置では、このような高精度での位置調整は困難である。また、DMDを採用する画像投影装置では、DMDはプリズム面に対して垂直方向の押し付け力を加えて固定されるため、プリズム面と平行な面方向にDMDを変位させて位置調整することが困難である。しかし、特許文献1の位置調整装置では、この点に関して何ら考慮されていない。
特開2002−229122号公報
本発明は、画像表示素子の位置を高精度かつ簡易に調整可能な位置調整装置を提供することを課題とする。
本発明は、画像表示素子を移動可能に収容するパッケージと、前記パッケージに対して前記画像表示素子の画像表示面の側に配置された基準部材と、前記パッケージに対して前記反射型表示素子の裏面の側に配置され、前記パッケージ及び前記画像表示素子と共に前記基準部材に対して押し付けて固定される基板と、前記画像表示素子の前記画像表示面側と前記基準部材との間に介在し、前記基準部材に対する押し付け力を支承して前記画像表示素子の前記画像表示面の法線方向の位置を位置決めする一方、前記法線方向と直交する面方向には前記画像表示素子の移動を許容する球状部品と、前記画像表示素子の接点と前記基板の接点とを、前記画像表示素子の前記面方向の移動を許容するように電気的に接続する導電部品と、前記画像表示素子を前記面方向に変位させるための少なくとも1つのアクチュエータとを備える、画像表示素子の位置調整装置を提供する。
パッケージに移動可能に収容された画像表示素子と基準部材との間には球状部品が介在する。球状部品は、押し付け力を支承して画像表示素子を画像表示面の法線方向に位置決めする一方、画像表示素子の面方向の移動は許容する。画像表示素子の面方向の移動を球状部品によって実現しているので、画像表示素子の面方向の移動の際に作用する摩擦力が小さい。従って、アクチュエータは小さい力で画像表示素子を面方向に変位させることができ、使用時間の経過に伴い熱に起因する位置ずれが生じた場合でも、高精度かつ簡易に画像表示素子の位置を調整できる。特に、画像表示素子が重いために押し付け力を強く設定している場合でも、アクチュエータは比較的小さい力で画像表示素子を面方向に変位させることができる。
具体的には、前記アクチュエータとして、前記画像表示素子を前記面方向のうちの第1の方向に変位させるための少なくとも1つの第1のアクチュエータと、前記画像表示素子を前記第1の方向と直交する第2の方向に変位させるための少なくとも1つの第2のアクチュエータとを備える。
好ましくは、前記第1及び第2のアクチュエータのうちの少なくとも一方を2つ以上備える。
この構成により、画像表示素子を面方向に直進移動させるだけでなく回転させることができる。
例えば、前記画像表示素子に対して前記面方向の弾性的な付勢力を作用させる弾性付勢機構が前記パッケージ内に設けられ、前記アクチュエータは前記弾性付勢機構の前記付勢力に抗して前記画像表示素子を移動させる。
アクチュエータの動力源には、圧電素子、油圧シリンダ等の流体圧シリンダ、モータ等がある。
導電部材には、導電性を有する球体やばね部材がある。
本発明に係る画像表示素子の位置調整装置では、画像表示素子と基準部材の間に球状部品を介在させたことにより、画像表示素子は画像表示面の法線方向に位置決めされる一方、面方向には移動可能である。そのため、アクチュエータは小さい力で画像表示素子を面方向に変位させることができ、使用時間の経過の経過に起因する位置ずれが生じた場合でも、高精度かつ簡易に画像表示素子の位置を調整できる。
本発明の第1実施形態の画像投影装置の側面図。 図1の部分平面図。 本発明の第1実施形態における画素ずれ量検出の手法の概略のフローチャート。 画素ずれ量の検出の原理を説明するための模式図。 画素ずれ量の検出の原理の他の例を説明するための模式図。 画素ずれ量の検出の原理の他の例を説明するための模式図。 本発明の第1実施形態の変形例の画像投影装置の側面図。 本発明の第2実施形態の画像投影装置の側面図。 フォトダイオードにより光束の重心の検出原理を説明するための模式図。 本発明の第2実施形態における画素ずれ量検出の手法の概略のフローチャート。 画素ずれ量の検出の原理を説明するための模式図。 本発明の第3実施形態の画像投影装置の側面図。 図12の部分平面図。 DMDの位置調整装置の第1の例の斜視図。 DMDの位置調整装置の第1の例の分解斜視図。 DMD及びパッケージをDMDの裏面側から見た図。 DMD及びパッケージをDMDの反射面側から見た図。 位置調整装置の断面図(電極間をばね部材で接続している。)。 位置調整装置の断面図(電極間を球体で接続している。)。 DMDの位置調整装置の第2の例の斜視図。 DMDの位置調整装置の第2の例の分解斜視図。 DMDの位置調整装置をDMDの裏面側から見た図。 位置調整装置の断面図(電極間をばね部材で接続している。)。 位置調整装置の断面図(電極間を球体で接続している。) DMDの位置調整装置の第2の例で油圧シリンダを駆動するための油圧回路を示す図。 DMDの位置調整装置の第3の例をDMDの裏面側から見た図。 位置調整装置の断面図(電極間をばね部材で接続している。)。 位置調整装置の断面図(電極間を球体で接続している。)。 DMDの位置調整装置の第3の例で油圧シリンダを駆動するための油圧回路を示す図。 DMDの位置調整装置の第4の例をDMDの裏面側から見た図。 位置調整装置の断面図(電極間をばね部材で接続している。)。 位置調整装置の断面図(電極間を球体で接続している。)。
次に、添付図面を参照した本発明の実施形態を詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1から図7は、本発明の第1実施形態を示す。
図1を参照すると、画像投影装置(プロジェクタ)91は、照明光学系IL、内部全反射プリズム(TIR)プリズムPRとダイクロイックプリズムDPからなるプリズムユニットPU、反射型撮像素子の一例であって光変調を行うデジタルマイクロミラーデバイス(DMD)11B,11R,11G、投影光学系PLを備える。
以下、DMD11B,11R,11Gについて説明する。なお、DMD11B,11R,11Gの構成は同一であるので、これらを区別する必要がない場合には、単にDMD11と表記する。
図16Bを参照すると、DMD11は多数のマイクロミラー11aを2次元マトリクス配置した反射面11bを備える。個々のマイクロミラー11aがスクリーン上の投影画像の1画素を構成する。個々のマイクロミラー11aの傾斜角度ないし姿勢は2つの状態に切換可能である。2つの状態のうちの一方の状態(オン状態)のマイクロミラーは、投影光学系PLに向かう投影光となるように照明光を反射する。他方の状態(オフ状態)のマイクロミラー11bは、TIRプリズムPRから外れた方向に向かう非投影光となるように照明光を反射する。図16Aを参照すると、DMD11の裏面11cには多数の電極12が形成されている。これらの電極12を介して入力されるDMD制御部28(図1参照)からの制御信号により、個々のマイクロミラー11aがオフ状態又はオン状態に設定される。
青色光、赤色光、及び緑色光にそれぞれ対応するデジタルマイクロミラーデバイス(DMD)11B,11R,11Gのうち、2個のDMD11に位置調整装置25が設けられている。本実施形態では、青色DMD11Bと赤色DMD11Rにそれぞれ位置調整装置25が設けられている。位置調整装置25は図4に概念的に示すよう反射面11bの法線方向(光軸方向)に対して垂直な面方向(光軸直交面内の互いに直交する2方向に)DMD11を変位させるための3つのアクチュエータP1,P2,P3を備える。これらのうちアクチュエータP1,P2は反射面11bの短辺に沿った方向に作用点を変位させ、アクチュエータP3は反射面11bの長辺に沿った方向に作用点を変化させる。位置調整装置25の種々の具体的な構成の例については、後に詳述する。
以下、図1を参照して照明光学系ILを説明する。1は超高圧水銀ランプより成る光源であり、白色光を発生させる。2は光源1を取り囲むように配置されるリフレクタであり、回転楕円面である反射面2aを有している。光源1の後方には、ロッドインテグレータ3が長手方向が光軸に沿うように配置されている。リフレクタ2の反射面2aの回転楕円面の一方の焦点位置に光源1が配置されており、光源1からの光は他方の焦点位置に集光されて、ロッドインテグレータ3の一端の入射面3aより入射する。ロッドインテグレータ3に入射した光は、内面反射を繰り返し、均一な光量分布となって他端の射出面3bより出射される。ロッドインテグレータ3の射出面3b直後には集光レンズ4が配置されており、その後方にはリレー光学系5が配置されている。ロッドインテグレータ3から出射された光(照明光)は、集光レンズ4で効率よくリレー光学系5に導かれ、TIRプリズムPRからダイクロイックプリズムDPを経てDMD11を略テレセントリックで均一に照明する。
以下、図1及び図2を参照してプリズムユニットPUを説明する。プリズムユニットPUは、TIRプリズムPRに隣接して配置されたダイクロイックプリズムDPとを備える。
TIRプリズムPRは、それぞれ略三角柱状の第1プリズムPR1と第2プリズムPR2とから構成され、各プリズム斜面間にエアギャップ層が設けてある。このTIRプリズムPRによって、DMD11に対する入力光と出力光との分離が行われる。第1プリズムPR1は、照明光学系ILから射出した照明光を斜面の全反射面PR1aで全反射させる。このときの照明光の全反射面PR1aに対する入射角は48.5°である。なお、全反射面PR1aは、上記エアギャップを隔てて第2プリズムPR2の斜面と対面している。ここで、照明光のFナンバーは2.7であり、主光線に対して空気中で片側約10.7°、プリズム中で片側約7.0°の角度分布を持つ。一方、TIRプリズムPRの屈折率n=1.52なので、その全反射条件は空気との界面に対する入射角が約41.1°以上となる。故に、照明光は全反射条件を満たし、全反射面PR1aで全反射する。
ダイクロイックプリズムDPは、TIRプリズムPUから入射した照明光を青色、赤色、及び緑色の色光に分解して対応するDMD11B,11R,11Gに照射する。
ダイクロイックプリズムDPは、TIRプリズムPRの図2において下側に配置されており、略三角柱状の第1プリズムDP1と第2プリズムDP2、ブロック状の第3プリズムDP3とが、順次下方に向かって組み合わされている。第1プリズムDP1と第2プリズムDP2との間には、青色光を反射するダイクロイック面Db及びそれに隣接するエアギャップ層が設けられている。また、第2プリズムDP2と第3プリズムDP3との間には、赤色光を反射するダイクロイック面Dr及びそれに隣接してエアギャップ層が設けられている。
図2においてダイクロイックプリズムDP及び第1プリズムDP1の上面である入射出面DPaより入射した照明光は、ダイクロイック面Dbで青色光が反射され、他の緑色光及び赤色光は透過する。ダイクロイック面Dbで反射された青色光は、入射出面DPaで全反射され、第1プリズムDP1側面である入射出面DP1aより射出して、青色DMD11を照明する。一方、ダイクロイック面Bを透過した緑色光と赤色光のうち、赤色光はダイクロイック面Drで反射され、緑色光はダイクロイック面Drを透過する。ダイクロイック面Drで反射された赤色光は、ダイクロイック面Dbに隣接して設けられたエアギャップ層により全反射され、第2プリズムDP2側面である入射出面DP2aより射出して、赤色DMD11Rを照明する。ダイクロイック面Drを透過した緑色光は、第3プリズムDP3下面である入射出面DP3aより射出して、DMD11Gを照明する。
各DMD11の偏向角は±12°である。この偏向角の設定により、投影光軸Pは各DMD11(緑色DMD11Gで例示)の反射面11b(図16Bを併せて参照)に垂直、即ち反射面11bの法線方向となり、照明光軸は法線に対して24°を成す。そして、各色の照明光は対応するDMD11を入射角24°で照明する。DMD11の各画素のマイクロミラー11a(図16Bを併せて参照)は、照明光軸I側に12°傾いた状態(オン状態)で照明光を反射することにより、DMD11の反射面11bに垂直な方向に投影光を射出する。また、DMD11の各画素のマイクロミラー11aは、照明光軸I側とは逆方向に12°傾いた状態(オフ状態)で照明光を反射することにより、射出角48°で非投影光を射出する。これにより光変調が行われる。
以下、図1及び図2を参照して、DMD11に到達した色分解された照明光がマイクロミラー11aによって反射された後の光路を説明する。まず、投影光の光路を説明する。
青色DMD11Bで反射された青色の投影光は、入射出面DP1aに入射して、ダイクロイックプリズムDPの入射出面DPaで全反射された後、ダイクロイックDbで反射される。また、赤色DMD11Rで反射された赤色の投影光は、入射出面DP2aに入射して、ダイクロイック面Bに隣接して設けられたエアギャップ層により全反射された後、ダイクロイック面Drで反射され、さらにダイクロイック面Dbを透過する。さらに、緑色DMD11Gで反射された緑色の投影光は、入射出面DP3aに入射して、ダイクロイック面Dr,Dbを透過する。そして、これら青色、赤色、及び緑色の各投影光は、同一光軸に合成され、ダイクロイックプリズムDPの入射出面DPaから射出して、TIRプリズムPRに入射する。
この色合成された投影光は、TIRプリズムPRの上記エアギャップ層に入射角33.0°で入射する。このとき、照明光と同じく投影光のFナンバーも2.7であり、主光線に対して空気中で片側約10.7°、プリズム中で片側約7.0°の角度分布を持つが、ここでは全反射条件を満たさないので、エアギャップ層を透過し、複数のレンズ等から成る投影光学系PLによって、図示しないスクリーンに投影される。
次に、非投影光の光路を説明する。
非投影光のDMD11からの射出角は48°であるから、緑色の非投影光はダイクロイック面Drに隣接したエアギャップ層へ31.2°の入射角で±約7.0°の角度分布を持ちながら入射し、このエアギャップ層を透過した後、ダイクロイック面Drも透過する。ダイクロイック面Drを透過した緑色の非投影光は、ダイクロイック面Dbに隣接したエアギャップ層へ40.0°の入射角で±約7.0°の角度分布を持ちながら入射する。入射した緑色の非投影光のうち、入射角41.1°以上の非投影光は全反射され、入射角41.1°未満の非投影光がエアギャップ層を透過し、さらにダイクロイック面Dbを透過する。また、赤色の非投影光は、ダイクロイック面Dbに隣接したエアギャップ層で全反射され、さらにダイクロイック面Drで反射された後、再びダイクロイック面Dbに隣接したエアギャップ層へ入射する。このときの赤色の非投影光は、緑色光の非投影光と同様に、40.0°の入射角で±約7.0°の角度分布を持ちながら入射するので、入射角41.1°以上の非投影光は全反射され、入射角41.1°未満の非投影光がエアギャップ層を透過し、さらにダイクロイック面Dbを透過し、緑色光の非投影光と同一光軸に合成される。さらに、青色光の非投影光は、ダイクロイックプリズムDPの入射出面DPaで全反射され、さらにダイクロイック面Dbで反射され、緑色及び赤色光のOFF光と同一光軸に合成された後、再び入射出面DPaへ約29.3°の入射角で入射し、ここを透過する。このようにして、各色光の非投影光は、投影光と同様にダイクロイックプリズムDPによって、同一光軸に合成されて出射する。
以下、画素ずれ量検出と検出した画素ずれ量に基づくDMD11の位置調整のための構成に関して説明する。
「画素ずれ量」とは、3個のDMD11B,11R,11Gでスクリーン上に投影された青色、赤色、及び緑色の投影像の画素間の位置のずれ(画素ずれ)の量である。画素ずれは、画像投影装置91の使用時間の経過に伴うDMD11B,11R,11Gの保持構造の熱膨張等に起因して経時的に増大する傾向を有する。画素ずれ量を検出し、検出した画素ずれ量に基づいて画素ずれを解消するようにDMD11B,11R,11Gの位置調整(アラインメント調整)を行うことで、スクリーン上に投影された投影像の画質を確保できる。
図1を参照すると、画像投影装置91は画素ずれを観察するために非投影光を撮像する2個のCCD22A,22Bを備える。本実施形態では、これらのCCD22A,22Bはカラー撮像が可能であり、青色、赤色、及び緑色の非投影光の検出できる。2個のCCD22A,22Bのそれぞれについて、ダイクロイックプリズムDPから出射した非投影光をCCD22A,22Bに結像させる撮像レンズ21A,21Bが設けられている。前述のように、ダイクロイック面Dbに隣接したエアギャップ層で入射角41.1°以上の赤色と緑色の非投影光が全反射されるため、CCD22A,22Bと撮像レンズ21A,21Bは入射角41.1°未満の非投影光を受光できるように配置されている。
色合成後の非投影光でDMD11を観察することで、投影光を損失することなく画素ずれ量を高精度で検出できる。具体的には、CCD22A,22Bで受光される非投影光は投影レンズを介してしないので、投影レンズの色収差の影響を受けず、正確に画素ずれ量が把握できる。また、非投影光を使用するので、スクリーンへの投影像を使用する場合のように画像投影装置の設置条件により画素の観察条件が変化することなく、常に良好な条件で正確な画素ずれ量を把握できる。さらに、非投影を利用し、投影光を利用していないので、投影光の損失がない。さらにまた、スクリーンに設けたセンサとの通信を行う必要も、投影光を途中で分岐させて検出器に導くための複雑な光学系も必要ないので、装置の複雑化や大型化を招かない。また、CCD22A,22Bによってマイクロミラー11aの像を撮像することにより、僅かな画素ずれ量も構成で検出できる。
撮像レンズ21A,21Bの入射側には必要な光路部の開口を有した遮光板23が設けられ、不要な非投影光が撮影レンズ21A,21BやCCD22A,22Bに入射しないように構成されている。また、適切な光量がCCD22に入射するように、NDフィルタ24が設けられている。これらの構成により、大光量の非投影光から撮影レンズ21A,21BとCCD22A,22Bを保護し、良好な撮影状態を実現している。
図4を併せて参照すると、本実施形態における2組の撮像レンズ21A,21BとCCD22A,22Bは、DMD11の反射面11bの一方の短辺の周縁部に位置する1個のマイクロミラー11aに相当する画素31(31’)と、この画素31(31’)から十分離れた位置にある反射面11bの他方の短辺の周縁部に位置するマイクロミラー11aに相当する画素32(32’)とをそれぞれ拡大して撮像する。なお、画素31(31’)と画素32(32’)は反射面11bの短辺方向の位置を揃えている。このようにDMD11の反射面11b全体を撮像するのではなく、1個の画素(マイクロミラー)単位で撮像を行うことにより、僅かな画素のずれも高精度で検出できる。また、2個の画素31,32を撮像することで、反射面11bの長辺方向(X方向)及び短辺方向(Y方向)での画素ずれ(並進方向の画素ずれ)だけでなく、反射面11bの面内での回転に伴う画素ずれも検出できる。前述した位置制御装置25のアクチュエータP1〜P3のうち、アクチュエータP1の作用点は画素31(31’)と反射面11bの長辺方向の位置が位置合わせされ、アクチュエータP2は画素32(32’)と反射面11bの長辺方向の位置が位置合わせされ、アクチュエータP3は画素32(32’)及び画素32(32’)と反射面11bの短辺方向の位置が位置合わせされている。
CCD22A,22Bによる青色、赤色、及び緑色の撮像情報は、画素ずれ量算出部26に送られる。画素ずれ量算出部26はCCD22A,22Bから取得した撮像情報に基づいて画素ずれ量を算出する。本実施形態では、緑色DMD11Gの画素の位置を基準に、赤色DMD11R及び青色DMD11Bの対応する画素の画素ずれ量が算出される。
画素ずれ量算出部26で算出された赤色DMD11R及び青色DMD11Bの画素ずれ量は、アクチュエータ制御部27に送られる。アクチュエータ制御部27は、画素ずれ量算出部26から取得した画素ずれ量に応じて、位置調整装置25のアクチュエータを駆動し、画素ずれが解消されるように赤色DMD11R及び青色DMD11Bの位置を調整する。このように本実施形態では、正確に検出した画素ずれ量に基づいて赤色及び青色DMD11R,11Bの位置調整が自動的に実行され、良好な画質の投影像が得られる。
以下、画素ずれ量の検出とDMD11の位置調整についてより具体的に説明する。
図3を参照すると、まず赤色DMD11Rと緑色DMD11Gの非投影光を2個のCCD22A,22Bで撮像する(ステップS3−1)。次に、得られた撮像情報から画素ずれ量を算出して、それに基づいて赤色DMD11Rを緑色DMD11Gを基準に位置調整する(ステップS3−2)。次に、青色DMD11Rと緑色DMD11Gの非投影光を2個のCCD22A,22Bで撮像する(ステップS3−3)。次に、得られた撮像情報から画素ずれ量を算出して、それに基づいて青色DMD11Bを緑色DMD11Gを基準に位置調整する(ステップS3−4)。
赤色DMD11Rと緑色DMD11Gの非投影光の撮像(図3のステップS3−1)の詳細は以下の通りである。
DMD制御部28は、緑色DMD11Gの2個のマイクロミラー11aと、これらと同一アドレスの赤色DMD11Rの2個のマイクロミラー11aとを同時にオフ状態とする。緑色DMD11G及び赤色DMD11Rの残りのマイクロミラー11aはオン状態とする。さらに、青色DMD11Bのすべてのマイクロミラー11aをオン状態とする。前述のように、本実施形態では、赤色及び緑色DMD11R,11Gのそれぞれについて、反射面11bの2つの短辺の周縁部に位置する2個のマイクロミラー11aがオフ状態となる。図4において、画素31,32は緑色DMD11Gのオフ状態となった2個のマイクロミラー11aの像であり、画素31’,32’は赤色DMD11Rのオフ状態となった2個のマイクロミラー11aの像である。このとき、スクリーン上には画素31(31),32(32’)が青表示で残りの画素が白表示のパターンの投影像が表示される。これに対して、非投影光を撮像する2個のCCD22A,22Bの撮像される像は画素31(31),32(32’)が白表示で残りの画素が青表示のパターンである。一方のCCD22Aが画素31,31’を撮像し、他方のCCD22Bが画素32,32’を撮像する。
画素ずれ量の算出と赤色DMD11Rの位置調整(ステップS3−2)の詳細は以下の通りである。
画素ずれ量算出部25はCCD22Aで撮像した緑色DMD11Gの画素31と同一アドレスの赤色DMD11Rの画素31’を比較し、画素31’の画素31に対する長辺方向及び短辺方向のずれ量ΔX1,ΔY1を算出する。また、画素ずれ量算出部25はCCD22Bで撮像した緑色DMD11Gの画素32と同一アドレスの赤色DMD11Rの画素32’を比較し、画素32’の画素32に対する長辺方向及び短辺方向のずれ量ΔX2,ΔY2を算出する。
アクチュエータ制御部27は画素ずれ量算出部25が算出したずれ量ΔX1〜ΔY2に基づいて赤色DMD11Rの位置調整装置25のアクチュエータP1,P2,P3を制御する。まず、ずれ量ΔY1に応じてアクチュエータP1を作動させる共に、ずれ量ΔY2に応じてアクチュエータP2を作動させて、赤色DMD11Rの短辺方向の画素ずれと回転に伴う画素ずれを補正する。具体的には、アクチュエータP1,P2によりΔy1≒Δy2≒0となるように赤色DMD11Rの位置を調整する。アクチュエータP1,P2による位置調整が完了して赤色DMD11Rの回転が補正されると、Δx1≒Δx2となるので、アクチュエータP3を操作することにより、Δx1≒Δx2≒0となるように赤色DMD11Rの位置を調整すれる。これらアクチュエータP1〜P3による調整により、赤色DMD11Rは緑色DMD11Gに対して画素ずれが解消された位置(アラインメントが確保された位置)に補正される。
青色DMD11Bに関しても、赤色DMD11Rと同様に、非投影光の撮像(図3のステップS3−3)と画素ずれ量の算出と色DMD11Rの位置調整(ステップS3−4)が実行され、青色DMD11Bは緑色DMD11Gに対して画素ずれが解消された位置に補正される。
以上のように、非投影光から検出した正確な画素ずれ量に基づいて赤色及び青色DMD11R,11Gの位置を調整して画素ずれを解消することにより、良好な投影画像が得られる。画像投影装置91の設置時に画素ずれの補正を行うことで、良好な設置状態を実現できる。また、画像投影装置91の電源投入時、電源遮断時、DMD11に対する入力信号の切換時、特定時間間隔等の適時に画素ずれの補正を行うことも可能であり、これによって経時的な画素ずれを適時観察し補正を行うことができる。
図5は画素ずれ量の検出に関する他の例を示す。この図5の例では、画素ずれ量の検出に使用する画素31(31’)と画素32(32’)として反射面11b内の比較的近い位置に位置する画素を選択している。図5において二点鎖線で概念的に示す1個のCCDの視野内に収まる程度に2個の画素31,32が近接していれば、図7に示すように1個のCCD22と1個の撮像レンズ22から得られる撮影像からずれ量ΔX1〜ΔY2を算出できる。
図6は画素ずれ量の検出に関する他の例を示す。この図6の例では、一方のCCD22Aで反射面11bの図において左上隅の部分の緑色DMD11G、赤色DMD11R、及び青色DMD11Bの画像33,33’,33''を撮像し、他方のCCD22Bで反射面11bの図において右下隅の部分の緑色DMD11G、赤色DMD11R、及び青色DMD11Bの画像33,33’,33''を撮像する。そして、画素ずれ量算出部26は、画像33’,33''を画像33と比較してずれ量ΔX1,ΔY1を算出し、画像34’,34''を画像34と比較してずれ量ΔX2,ΔY2を算出する。
(第2実施形態)
図8から図11は、本発明の第2実施形態を示す。
本実施形態では、CCD22A,22Bに代えてフォトダイオード42A,42Bを備え、撮像レンズ21A,21Bに代えてフォトダイオード42A,42Bに非投影光を集光させる集光レンズ41A,41Bを備える。図9を参照すると、フォトダイオード42A,42Bは個別に受光量を算出可能な4分割された受光領域42a〜42dを設けている。符号43で示すように非投影光の光束の重心Gが受光領域42a〜42dの中心と一致していれば個々の受光領域42a〜42dの受光量は等しい。しかし、符号43’で示すように非投影光の光束の重心Gが受光領域42a〜42dの中心からずれていれば、個々の受光領域42a〜42dの受光量が異なる。従って、画素ずれ量算出部26は個々の受光領域42a〜42dの受光量から非投影光の重心Gを算出できる。また、画素ずれ量算出部26は算出した非投影光の重心Gから緑色DMD11Gの画素31,32に対する赤色DMD11Rの対応する画素31’,32’の画素ずれ量ΔX1〜ΔY2(図11参照)を算出する(青色DMD11Bの画素ずれ量も同様にして算出できる)。
図10を参照すると、本実施形態では3個のDMD11G,11R,11Bから1個ずつ順次に非投影光を発生させてフォトダイオード42A,42Bで受光する(ステップS10−1〜10−3)。そして、得られた緑色、赤色、及び青色の投影光の重心Gから画素ずれ量を算出して、それに基づいて赤色DMD11R及び青色DMD11Bを緑色DMD11Gを基準に位置調整する(ステップS10−4,10−5)。このように3個のDMD11G,11R,11Bから1個ずつ順次に非投影光を受光することで、安価なフォトダイオード42A,42Bを使用した画素ずれ量の検出が可能となる。なお、本実施形態では、フォトダイオード42A,42Bに代えて、モノクロの2次元撮像素子(CCDやCMOS)を使用することもできる。モノクロの2次元撮像素子を使用すれば同一画素数のカラーの撮像素子を使用する場合と比較すると、画素ずれ量の検出に使用される画素数は3倍になり、高精細に画素ずれ量を検出できる。
第2実施形態のその他の構成及び作用は第1実施形態と同様であるので、同一の要素には同一の符号を付して説明を省略する。
(第3実施形態)
図12及び図13は、本発明の第3実施形態を示す。
この第3実施形態では画素ずれ量算出部26で算出された画素ずれ量ΔX1〜ΔY2は、画素ずれ判別部29に送られる。画素ずれ判別部29は画素ずれ量ΔX1〜ΔY2を予め設定された基準量と比較し、画素ずれ量ΔX1〜ΔY2が基準量を超えた場合、画素ずれ表示部30に、いずれのDMD11の画素ずれ量ΔX1〜ΔY2が基準量を超えたか、基準量を超えた画素ずれ量の種類(短辺方向、長辺方向、又は回転)等が表示される。画素ずれ表示部30は、例えば複数のLEDで構成できるように構成できる。また、投影画面やモニターを利用してもよい。この場合、撮像された画素を映像とすれば、画素ずれが視覚的に分かるのでより好ましい。また、本実施形態では、アクチュエータ制御部27に代えて位置制御装置25のアクチュエータP1,P2,P3を手動操作するためのアクチュエータ操作部20が設けられている。
画素ずれ表示部30により、画素ずれが生じていることを認識したユーザーがアクチュエータ操作部20により位置制御装置25のアクチュエータP1,P2,P3を手動操作し、画素ずれを補正して画素の重ね合わせ状態の良い良好な投影像が得ることができる。
第3実施形態のその他の構成及び作用は第1実施形態と同様であるので、同一の要素には同一の符号を付して説明を省略する。第2実施形態のように受光素子としてフォトダイオードやモノクロの2次元撮像素子を採用し、3個のDMD11G,11R,11Bから1個ずつ順次に非投影光を受光してもよい。
第3実施形態の変形例としては、画素ずれ表示部36と画素ずれ判別部29をなくし、撮像レンズ21A,21BでCCD22A,22Bに結像させた非投影光の映像を画素ずれ表示部30(モニターやスクリーン)に表示させる構成がある。この構成の場合も、ユーザーはモニターやスクリーンに表示された映像を見ながらアクチュエータ操作部20を手動操作することで画素ずれを修正することができる。
以下、位置調整装置25の具体的な構成の例について説明する。これらの例は、第1から第3実施形態のいずれにおける位置調整装置25についても採用できる。また、青色DMD11Bに設けられた位置調整装置25について以下に説明するが、赤色DMD11Rの位置調整装置25も同様の構造を有する。
(位置調整装置の第1の例)
図14から図18は、位置調整装置25の第1の例を示す。
位置調整装置25は、厚み方向に貫通する収容孔101a内にDMD11Bを収容する枠体状のパッケージ101を備える。収容孔101aの寸法はDMD11Bの外形よりも十分大きく設定されており、後に詳述するようにDMD11Bは収容孔101a内において反射面11bの法線方向に対して直交する方向である面方向に移動可能である。
図16A及び図16Bにおいて収容孔101aの孔壁の下側部分には、一端がパッケージ101に対して一体に固定されて他端が自由端である2個の弾性片102A,102Bが設けられている。これらの弾性片102A,102Bの自由端はDMD11Bの外周の図において下側に当接し、DMD11Bを反射面11bの短辺方向に図において上向きに弾性的に付勢する。同様に、図16A及び図16Bにおいて収容孔101aの孔壁の一方の側部には、一端がパッケージ101に対して一体に固定されて他端が自由端である弾性片102Cが設けられている。この弾性片102Cの自由端はDMD11Bの外周の一方の側部に当接し、DMD11Bを反射面11bの長辺方向に弾性的に付勢する。
図16A及び図16Bに示すように、弾性片102A,102Bの自由端のDMD11Bへの接触位置に対して反射面11bの短辺方向の反対側に2個の圧電素子103A,103Bがそれぞれ配置されている。同様に、弾性片102Cの自由端のDMD11Bへの接触位置に対して反射面11bの長辺方向の反対側に圧電素子103Cが配置されている。具体的には、これらの圧電素子103A〜103Bは伸縮方向の両端がDMD11Bの外周端面とパッケージ101の収容孔101aの孔壁とに当接している。弾性片102A〜102Cから作用する面方向の弾性的な付勢力により、圧電素子103A〜103Bは常にDMD11Bの外周端面とパッケージ101の収容孔101aの孔壁とに当接した状態で維持される。アクチュエータ制御部25(図1、図2、図7、及び図8参照)やアクチュエータ操作部20(図12及び図13参照)で制御される電圧に応じて圧電素子103A〜103Bが伸縮し、弾性片102A〜102Cから作用する面方向の弾性的な付勢力に抗して、DMD11Bを面方向に移動させる。図16A及び図16Bと図4から図6及び図11とを比較すれば明らかなように、圧電素子103A,103BがそれぞれアクチュエータP1,P2に相当し、圧電素子103CがアクチュエータP3に相当する。
図14、図15、及び図17を参照すると、パッケージ101に対してDMD11Bの反射面11bの側には基準部材104が配置され、電極12が配置されているDMD11の裏面11cの側には基板105が配置されている。
基準部材104はダイクロイックプリズムDP(第1プリズムDP1)のプリズム面に装着された台座金具106A,106Bに対して、ねじ108によってねじ止めで固定されている。基準部材104には、ねじ108を挿通するための挿通孔104aが形成されている。台座金具106A,106Bには、ねじ108を螺合するためのねじ孔106aが形成されている。また、基準部材104にはDMD11Bの反射面11bと対応して照明光、投影光、及び非投影光を通過させるための開口104bが形成されている。
基板105はパッケージ101及びDMD11Bと共に基準部材104に対して押し付けて固定されている。具体的には、基板105はねじ107によって基準部材104に対してねじ止めで固定されており、基準部材104と基板105との間にパッケージ101とDMD11Bが挟み込まれている。つまり、基板105、パッケージ101、及びDMD11Bは共締めの態様で基準部材104に対して固定されており、ねじ107の締付によって基板105、パッケージ101、及びDMD11Bが基準部材104に押し付けられている。基板105には、ねじ107を挿通するための挿通孔105aが形成され、基準部材104には、ねじ107を螺合するためのねじ孔104cが形成されている。なお、パッケージ101の両面には基準部材104及び基板105に対して反射面11bの面方向の位置決めするための位置決めピン101b,101cが形成されおり、これらは基準部材104及び基板105に設けられたピン孔に挿入されている(図17及び図18を併せて参照)。
図15及び図17を参照すると、DMD11Bの反射面11bの周囲の部分と、基準部材104との間には3個の球状部品110が介在しており、DMD11Bはこれらの球状部品110を介して基準部材104に対して押し付けられている。図17を参照すると、本実施形態では、基準部材104に形成された保持凹部104dに球状部品110の少なくとも一部が収容されており、球状部品110の第1保持凹部104dから突出する部分にDMD11Bが当接している。球状部品110は、ねじ107の締付による押し付け力を支承し、基準部材104に対するDMD11Bの反射面11bの法線方向の位置(反射面11bで反射させる投影光の光軸方向の位置)を位置決めする。一方、DMD11Bに対して反射面11bの面方向の力が作用すると、球状部品110が保持凹部104dで保持された状態を維持しつつ転動するので、DMD11Bは作用する面方向の力に応じて弾性片103A〜103Cの付勢方向に抗して移動する。つまり、球状部品110はDMD11Bの面方向の移動は許容する。このようにDMD11Bの面方向の移動を球状部品110の転動によって実現しているので、DMD11Bの面方向の移動の際に作用する摩擦力が小さい。従って、圧電素子102A〜102C(アクチュエータP1,P2,Q)は小さい力でDMD11Bを面方向に変位させることができる。そのため、使用時間の経過に伴い熱に起因する位置ずれが生じた場合でも、高精度かつ簡易にDMD11Bの位置を調整できる。特に、DMD11は比較的重量が重いため、ねじ107の締付による押し付け力を強く設定する必要があるが、圧電素子102A〜102Cは比較的小さい力でDMD11Bを面方向に変位させることができる。
具体的には、DMD11Bの反射面11bの面方向(光軸に対して直交する面内)のうち、反射面11bの長辺方向にDMD11Bを変位させる場合には、圧電素子103Cを伸縮させる。一方、反射面11bの短辺方向にDMD11Bを変位させる場合や、反射面11bの面内(光軸に対して直交する面内)でDMD11Bを回転させる場合には、圧電素子103A,103Bを伸縮させる。
DMD11Bが裏面に備える多数の電極12と、これらの電極12に対応して設けられている基板105の多数の電極112は、DMD11Bの面方向の移動を許容する態様で電気的に接続されている。図17に示すように、本実施形態では、導電性を有する材料からなるつる巻ばね状のばね部材113の両端をそれぞれ電極12,112に接続することで、電極12,112を電気的に接続している。圧電素子102A〜102CからDMD11Bに面方向の力が作用すると、ばね部材113が伸縮や変形することで、電極12,112間の電気的な接続を維持しつつ、DMD11Bが移動する。図18に示すように、電極12,112間に導電性を有する材料からなる球体114を介在させることで、電極12,112を電気的に接続してもよい。この場合、圧電素子102A〜102CからDMD11Bに面方向の力が作用すると、球体114が転動することで、電極12,112間の電気的な接続を維持しつつ、DMD11Bが移動する。基板105側の電極112には球体114の位置を保持するための保持凹部112aが設けられている。このような保持凹部はDMD11B側の電極12に設けても良い。
(位置調整装置の第2の例)
図19から図24は、位置調整装置25の第2の例を示す。
この例では、それぞれアクチュエータP1,P2,P3(図4から図6及び図11参照)に相当する3個の油圧シリンダ201A,201B,201Cを備える。これらの油圧シリンダ201A〜201CはプリズムユニットPUに対する位置が固定された取付部材202にナットで固定されている。図21に示すように、2個の油圧シリンダ201A,201Bはロッド201aがDMD11Bの反射面11bの短辺方向に延びる姿勢で配置され、1個の油圧シリンダ201Bはロッド201aがDMD11Bの反射面11bの長辺方向に延びる姿勢で配置されている。油圧シリンダ201A,201Bのロッド201aの先端面201bは、弾性片102A,102Bの自由端のDMD11Bへの接触位置に対して反射面11bの短辺方向の反対側でDMD11Bの外周端面と接触する。一方、油圧シリンダ201Cのロッド201aの先端面201bは、弾性片102Cの自由端のDMD11Bへの接触位置に対して反射面11bの長辺方向の反対側でDMD11Bの外周端面と接触する。弾性片102A〜102Cから作用する面方向の弾性的な付勢力により、油圧シリンダ201A〜201Cのロッド201aの先端面201bは常にDMD11Bの外周端面と当接した状態で維持される。パッケージ101には油圧シリンダ201A〜201Cのロッド201aを挿通させるための挿通孔101dが形成されている。
球状部品110は、押し付け力を支承してDMD11Bを基準部材104に対して反射面11bの法線方向(反射面11bで反射させる投影光の光軸方向)に位置決めする一方、DMD11Bの面方向の移動は許容する。また、図22に示すように、ばね部材113によってDMD11Bと基板105の電極12,112がDMD11Bの面方向の移動は許容するように電気的に接続されている。図23に示すように、球体114でDMD11Bと基板105の電極12,112を電気的に接続してもよい。
図24に示す油圧回路の動作がアクチュエータ制御部25(図1、図2、図7、及び図8参照)やアクチュエータ操作部20(図12及び図13参照)で制御されることで油圧シリンダ201A〜201Cのロッド201aが進退し、弾性片102A〜102Cから作用する面方向の弾性的な付勢力に抗して、DMD11Bを面方向に移動させる。具体的には、DMD11Bの反射面11bの面方向(光軸に対して直交する面内)のうち、反射面11bの長辺方向にDMD11Bを変位させる場合には、油圧シリンダ201Cのロッド201aを進退させる。一方、反射面11bの短辺方向にDMD11Bを変位させる場合や、反射面11bの面内(光軸に対して直交する面内)でDMD11Bを回転させる場合には、油圧シリンダ201A,201Bのロッド201aを進退させる。
以下、図24の油圧回路の動作を説明する。
油圧シリンダ201A〜201Bのロッド201aを押し出す場合(進出動作させる場合)は、油圧ポンプ215によって油圧タンク216から送り出された油が、電磁弁213とパイロットチェック弁212を通過して、絞り調整弁211で所定の流量Q1、油圧OP1に制御される。油圧シリンダ201A〜201Cのシリンダ室201d内の油圧OP1が油圧シリンダ201A〜201C内の押し付けバネ力量Fに対して、OP1>Fの場合はロッド201aが繰り出される。余分な流量qはリリーフ弁214よってタンク216に還流される。
油圧シリンダ201A〜201Bのロッド201aを停止させる場合は、電磁弁213を切り替え、油圧ポンプ215及び油圧タンク216をシリンダ201A〜201Cのシリンダ室201dから遮断する。
油圧シリンダ201A〜201Bのロッド201aを反転させる場合(引き込み動作せる場合)、電磁弁213で流路を変えパイロットチェック弁212へパイロット圧を加えることで、パイロットチェック弁212内のチェック弁を開放し、油圧OP1と流量Q1を下降させて、ロッド201aの繰り込みを行う。また、パイロットチェック弁212は逆流防止のチェック弁を備えており、ポンプ215と電磁弁213の停止後もロッド201aの位置が保持される。
アクチュエータの動力源として油圧シリンダ201A〜201Cを用いたことで、アクチュエータの出力が高く、強い押し付け力で基準部材104に押し付けられているDMD11Bを確実に変位させることができる。また、油圧駆動回路は配管でつなげばよく、シリンダ部を除く各構成部材を自由に配置することができ、部品が集中するDMD11Bのレイアウト自由度が高くなる。なお、油圧シリンダに代えて水等の油以外の液体の圧力で動作するシリンダや、空気等の気体の圧力で動作するシリンダを採用できる。
図19から図24の位置調整装置25のその他の構成及び作用は、図14から図18の位置調整装置25と同一であるので、同一の要素には同一の符号を付して説明を省略する。
(位置調整装置の第3の例)
図25から図28は、位置調整装置25の第3の例を示す。
この第3の例の位置調整装置25では弾性片102A〜102Cは設けられていない。また、油圧シリンダ201A〜201Cのロッド201aの先端付近の外周面201cがDMD11Bの外周面付近に設けられた反射面11bと平行な当接面11dに面に押し付けられており、ロッド201aの外周面201cと当接面11dとの間には摩擦力が作用する。図28に示す油圧回路の動作がアクチュエータ制御部25(図1、図2、図7、及び図8参照)やアクチュエータ操作部20(図12及び図13参照)で制御されることで油圧シリンダ201A〜201Cのロッド201aを振動させる。その結果、DMD11Bの位置が変化する。具体的には、DMD11Bを移動させる方向には緩やかな速度でロッド201aが移動させ、その逆の方向には早い速度でロッド201aを移動するように、ロッド201aを連続的に進退させることで、慣性力によってDMD11Bの位置を変化させる。
以下、図28の油圧回路の動作を説明する。
油圧シリンダ201A〜201Bのロッド201aを押し出す場合(進出動作させる場合)は、油圧ポンプ215によって油圧タンク216から送り出された油が、電磁弁213を通過して、絞り調整弁217で所定の流量Q1と油圧OP1に制御される。シリンダ室201dに流量Q1が供給され、シリンダ201e内の油がタンク216に還流されることにより、シリンダが繰り出される。余分な流量q1はリリーフ弁214よって油圧タンク216に還流される。
油圧シリンダ201A〜201Bのロッド201aを停止させる場合、電磁弁213で流路を遮断し、油圧ポンプ215及び油圧タンク216をシリンダ201A〜201Cのシリンダ室201dから遮断する。
油圧シリンダ201A〜201Bのロッド201aを反転させる場合(引き込み動作せる場合)、電磁弁213で流路を変え、油圧ポンプ215によって油圧タンク216から送り出された油は、電磁弁213を通過して、絞り調整弁218で所定の流量Q2と油圧OP2に制御される。シリンダ室206eに流量Q2が供給され、シリンダ室206d内の油が油圧タンク216に還流されることにより、シリンダが繰り出される。余分な流量q2はリリーフ弁214よってタンク216に還流される。
ロッド201aの繰り出し時と繰り込み時の速度差は、流量Q1,Q2の差となる。電磁弁213の切り替えを繰り返し行うことで、ロッド201aを振動させる。なお、219はポテンショメータであり、シリンダの位置を検出しており、検出された位置情報は、制御部220に送られる。制御部220は電磁弁213へ電流信号を送り、電磁弁213の切換を行うことで、流量Q1,Q2を制御しており、前記位置情報に応じて電流信号を変化させ、シリンダの振幅が一定となるように、流路Q1,Q2の流量制御を行う。DMD11Bは電極12,112間のばね部材113の弾性力(図26)や球体114の摩擦力(図27)により面方向の位置が保持されるので、油圧ポンプ215や電磁弁213の停止後もDMD11Bの位置を確実に保持できる。
図25から図28の位置調整装置25のその他の構成及び作用は、図19から図24の位置調整装置25と同一であるので、同一の要素には同一の符号を付して説明を省略する。また、油圧シリンダに代えて水等の油以外の液体の圧力で動作するシリンダや、空気等の気体の圧力で動作するシリンダを採用できる。
(位置調整装置の第4の例)
図29から図31は、位置調整装置25の第4の例を示す。
この第4の例の位置調整装置25はパッケージ101に形成されたねじ孔101eにそれぞれ挿通された3本のねじロッド301A,301B,301Cを備える。個々のねじロッド301A〜301Cの外周に形成された雄ねじ部がねじ孔101eに螺合している。個々のねじロッド301A〜301Cの先端面301aはDMD11Bの外周端面に当接している。一方、パッケージ101の外側に位置している個々のねじロッド301A〜01Cの基端部には従動歯車302がそれぞれ固定されている。この従動歯車302は正逆回転可能なモータ303A,303B,303Cの回転出力軸に固定された駆動歯車304と噛み合っている。個々の従動歯車302とパッケージ101の外周面との間には、ねじロッド301A〜301Cの位置を保持するためのばね305が縮装されている。
図29に示すように、2本のねじロッド301A,301BはDMD11Bの反射面11bの短辺方向に延びる姿勢で配置され、1本のねじロッド301CはDMD11Bの反射面11bの長辺方向に延びる姿勢で配置されている。ねじロッド301A,301Bの先端面301aは、弾性片102A,102Bの自由端のDMD11Bへの接触位置に対して反射面11bの短辺方向の反対側でDMD11Bの外周端面と接触する。一方、ねじロッド301Cの先端面301aは、弾性片102Cの自由端のDMD11Bへの接触位置に対して反射面11bの長辺方向の反対側でDMD11Bの外周端面と接触する。弾性片102A〜102Cから作用する面方向の弾性的な付勢力により、ねじロッド301A〜301Cの先端面301aは常にDMD11Bの外周端面と当接した状態で維持される。
球状部品110は、押し付け力を支承してDMD11Bを基準部材104に対して反射面11bの法線方向(反射面11bで反射させる投影光の光軸方向)に位置決めする一方、DMD11Bの面方向の移動は許容する。また、図30に示すように、ばね部材113によってDMD11Bと基板105の電極12,112がDMD11Bの面方向の移動は許容するように電気的に接続されている。図31に示すように、球体114でDMD11Bと基板105の電極12,112を電気的に接続してもよい。
アクチュエータ制御部25(図1、図2、図7、及び図8参照)やアクチュエータ操作部20(図12及び図13参照)がモータ303A〜30Bを正転又は逆転させることで、ねじロッド301A〜301Cがねじ孔101eと螺合した状態で回転しつつ進退し、弾性片102A〜102Cから作用する面方向の弾性的な付勢力に抗して、DMD11Bを面方向に移動させる。DMD11Bの反射面11bの面方向(光軸に対して直交する面内)のうち、反射面11bの長辺方向にDMD11Bを変位させる場合には、ねじロッド301Cをモータ303Cにより進退させる。一方、反射面11bの短辺方向にDMD11Bを変位させる場合や、反射面11bの面内(光軸に対して直交する面内)でDMD11Bを回転させる場合には、ねじロッド301A,301Bをモータ303A,303Bにより進退させる。
図29から図31の位置調整装置25のその他の構成及び作用は、図14から図18の位置調整装置25と同一であるので、同一の要素には同一の符号を付して説明を省略する。
1 光源
2 リフレクタ
2a 反射面
3 ロッドインテグレータ
3a 入射面
3b 射出面
4 集光レンズ
5 リレー光学系
6 エントランスレンズ
11B,11R,11G デジタルマクロミラーデバイス
11a マイクロミラー
11b 反射面
11c 裏面
11d 当接面
12 電極
20 アクチュエータ操作部
21,21A,21B 撮像レンズ
22,22A,22B CCD
23 遮光板
24 NDフィルタ
25 位置調整装置
26 画素ずれ量算出部
27 アクチュエータ制御部
28 DMD制御部
29 画素ずれ判別部
30 画素ずれ表示部
31,31’,32,32’ 画素
33,33’,33'',34,34’,34'' 画像
41A,41B 集光レンズ
42A,42B フォトダイオード
91 画像投影装置
101 パッケージ
101a 収容孔
101b,101c 位置決めピン
101d 挿通孔
101e ねじ孔
102A,102B,102C 弾性片
103A,103B,103C 圧電素子
104 基準部材
104a 挿通孔
104b 開口
104c ねじ孔
104d 保持凹部
105 基板
105a 挿通孔
106A,106B 台座金具
106a ねじ孔
107,108 ねじ
110 球状部品
112 電極
112a 保持凹部
113 ばね部材
114 球体
201A,201B,201C 油圧シリンダ
201a ロッド
201b 先端面
201d,201e シリンダ室
202 取付部材
211 絞り調整弁
212 パイロットチェック弁
213 電磁弁
214 リリーフ弁
215 油圧ポンプ
216 油圧タンク
217,218 絞り調整弁
219 ポテンションメータ
301A,301B,301C ねじロッド
301a 先端面
302 従動歯車
303A,303B,303C モータ
304 駆動歯車
305 ばね
PU プリズムユニット
IL 照明光学系
PR 内部全反射プリズム
PR1 第1プリズム
PR2 第2プリズム
PR1a 全反射面
DP ダイクロイックプリズム
DP1 第1プリズム
DP2 第2プリズム
DP3 第3プリズム
Db,Dr ダイクロイック面
DPa,DP1a,DP2a,DP3a 入射出面

Claims (9)

  1. 画像表示素子を移動可能に収容するパッケージと、
    前記パッケージに対して前記画像表示素子の画像表示面の側に配置された基準部材と、
    前記パッケージに対して前記反射型表示素子の裏面の側に配置され、前記パッケージ及び前記画像表示素子と共に前記基準部材に対して押し付けて固定される基板と、
    前記画像表示素子の前記画像表示面側と前記基準部材との間に介在し、前記基準部材に対する押し付け力を支承して前記画像表示素子の前記画像表示面の法線方向の位置を位置決めする一方、前記法線方向と直交する面方向には前記画像表示素子の移動を許容する球状部品と、
    前記画像表示素子の接点と前記基板の接点とを、前記画像表示素子の前記面方向の移動を許容するように電気的に接続する導電部品と、
    前記画像表示素子を前記面方向に変位させるための少なくとも1つのアクチュエータと
    を備える、画像表示素子の位置調整装置。
  2. 前記アクチュエータとして、前記画像表示素子を前記面方向のうちの第1の方向に変位させるための少なくとも1つの第1のアクチュエータと、前記画像表示素子を前記第1の方向と直交する第2の方向に変位させるための少なくとも1つの第2のアクチュエータとを備える、請求項1に記載の位置調整装置。
  3. 前記第1及び第2のアクチュエータのうちの少なくとも一方を2つ以上備える、請求項2に記載の位置調整装置。
  4. 前記画像表示素子に対して前記面方向の弾性的な付勢力を作用させる弾性付勢機構が前記パッケージ内に設けられ、
    前記アクチュエータは前記弾性付勢機構の前記付勢力に抗して前記画像表示素子を移動させる、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の位置調整装置。
  5. 前記アクチュエータは動力源として圧電素子を備える、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の位置調整装置。
  6. 前記アクチュエータは動力源として流体圧シリンダを備える、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の位置調整装置。
  7. 前記アクチュエータは動力源としてモータを備える、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の位置調整装置。
  8. 前記導電部材は導電性を有する球体である、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の位置調整装置。
  9. 前記導電部材は導電性を有するばね部材である、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の位置調整装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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