JP2010243125A - 多管式熱交換器 - Google Patents

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Abstract

【課題】長期間に亘って振動等の衝撃を受け続けた場合でも外管や伝熱管が破損しにくい実用的な多管式熱交換器を提供する。
【解決手段】多管式熱交換器1は、伝熱管2,2・・、外管3、導入管6および排出管7によって組み付けられている。そして、各伝熱管2,2・・の表面に、複数の突起体(突起体21,21・・および突起体26,26・・)が所定の配置の散点状に突設されているとともに、外管3の内面に、複数の突起体(突起体10,10・・および突起体14,14・・)が同様な配置の散点状に突設されており、外管3の突起体(突起体10,10・・あるいは突起体14,14・・)と伝熱管2,2・・の突起体(突起体21,21・・あるいは突起体26,26・・)、および、隣接した伝熱管2,2の突起体同士(突起体21,21・・および突起体26,26・・)が、それぞれ接合していない状態になっている。
【選択図】図5

Description

本発明は、自動車の内燃機関等に用いられる熱交換器に関するものである。
自動車の内燃機関のガス冷却装置(排気ガスを冷却水によって冷却する装置)等に用いられる熱交換器としては、扁平な中空角柱状の複数の伝熱管と、それらの複数の伝熱管を積層させた状態で収納する外管とを備えており、外管と伝熱管との隙間を流通する媒体と、伝熱管内を流通する媒体との間で熱交換を行わせるもの(所謂、多管式熱交換器)が知られている(特許文献1)。
この多管式熱交換器においては、伝熱管や外管の強度を増加する目的、および、隣接した伝熱管同士の隙間を確保しつつ、隣接した伝熱管同士の接触面積を小さくする目的等により、各伝熱管の表面および外管の内面に複数の突起体が形成されており、組み付けられた状態においては、外管の内面の突起体と各伝熱管の突起体、および、各伝熱管の突起体同士が、それぞれ接合し合った状態となっている。
特開2007−225190号公報
上記従来の多管式熱交換器は、製造時に、伝熱管および外管の構成部品を組み付けて仮止めされた後に、溶接(ロウ付)されるため、外管の内面の突起体と各伝熱管の突起体、あるいは各伝熱管の突起体同士が、高温に曝されて流れたロウ材によって接合してしまうことがある。しかしながら、そのように外管の内面の突起体と各伝熱管の突起体、あるいは各伝熱管の突起体同士が接合した状態で、自動車の内燃機関に装着されると、エンジン作動時の振動等の衝撃を受けた場合に、そのように接合し合った突起体同士に応力が集中してしまい、伝熱管や外管に亀裂が生じてしまうことがある。殊に、長期間に亘って使用されると、そのような傾向が顕著なものとなる。
本発明の目的は、上記従来の多管式熱交換器が有する問題点を解消し、長期間に亘ってエンジン作動時の振動等の衝撃を受け続けた場合でも外管や伝熱管がきわめて破損しにくい実用的な多管式熱交換器を提供することにある。
本発明の内、請求項1に記載された発明は、扁平な中空角柱状の複数の伝熱管と、それらの複数の伝熱管を積層させた状態で収納する外管とを備えており、前記外管と前記伝熱管との隙間を流通する媒体と、前記伝熱管内を流通する媒体との間で熱交換を行わせる多管式の熱交換器であって、各伝熱管の表面に、複数の突起体が所定の配置の散点状に突設されているとともに、外管の内面に、複数の突起体が前記所定の配置と同様な配置の散点状に突設されており、外管の突起体と伝熱管の突起体、および、隣接した伝熱管の突起体同士が、それぞれ接合していないことを特徴とするものである。なお、本発明でいう「伝熱管の突起体同士が接合していない」とは、伝熱管の突起を形成している金属同士が拡散接合し合ったり、ロウ材を介して接着し合ったりしていない状態のことである。
請求項2に記載された発明は、請求項1に記載された発明において、外管の突起体と伝熱管の突起体との間、および、隣接した伝熱管の突起体同士の間に、炭化物質が介在していることを特徴とするものである。
請求項3に記載された発明は、請求項1、または請求項2に記載された発明において、外管が、内面に突起体を設けた2個の半筒状のアウターケースからなり、各アウターケースの突起体の表面にそれぞれ接合防止剤を塗布した状態で、それらのアウターケースを溶接することによって形成されたものであるとともに、各伝熱管が、突起体の表面に接合防止剤を塗布した状態で積層された後に、前記外管の溶接時に外管内部に溶接されたものであることを特徴とするものである。なお、本発明でいう接合防止剤とは、各種のロウ付接合防止剤やアクリル系やウレタン系等の合成樹脂製の塗料等のことである。
請求項1に記載の多管式熱交換器は、外管の突起体と伝熱管の突起体、および、隣接した伝熱管の突起体同士が接合しておらず、接合し合った突起部同士に応力が集中するという事態が起こらないため、長期間に亘ってエンジン作動時の振動等の衝撃を受け続けた場合でも、きわめて伝熱管が破損しにくい。
請求項2に記載の多管式熱交換器は、外管の突起体と伝熱管の突起体との間、および、隣接した伝熱管の突起体同士の間に、炭化物質が介在しており、隣接した伝熱管の突起体同士が確実に離反した状態で保たれているため、きわめて高い精度で伝熱管の破損を防止することができる。
請求項3に記載の多管式熱交換器は、外管および各伝熱管の突起体の表面に接合防止剤を塗布することのみによって、外管の突起体と伝熱管の突起体、および、隣接した伝熱管の突起体同士の接合を回避したものであるので、安価かつ容易に製造することができる。
多管式熱交換器の外観を示す斜視図である。 多管式熱交換器を分解した状態を示す説明図である。 伝熱管の平面図である。 伝熱管を分解した状態を示す説明図である。 多管式熱交換器の断面(長手方向に沿った鉛直断面)の様子を示す説明図である。 隣接し合う伝熱管の突起設置部分を示す説明図である。
以下、本発明に係る多管式熱交換器について、図面に基づいて詳細に説明する。
<多管式熱交換器の構造>
図1は、本発明に係る多管式熱交換器の外観を示したものであり、図2は、多管式熱交換器を分解した状態を示したものである。多管式熱交換器1は、7個の伝熱管2,2・・、上側アウターケース4と下側アウターケース5とからなる外管3、導入管6および排出管7によって組み付け形成されている。
上側アウターケース4は、金属板(ステンレス板)をプレス加工することによって、半筒状(断面コ字状の半四角柱状)に形成されており、略長方形状の天板8の左右にそれぞれ側板9,9が下向きに直交するように連設された状態になっている。そして、天板8の内面には、同じ高さを有する扁平な円柱状の4個の突起体10,10・・が、下向きに突出するように設けられており、それらの4個の突起体10,10・・が、それぞれ長方形の頂点を成すように規則正しく配置された状態になっている。なお、各突起体10,10・・は、下端が略フラットな円形面になっており、基端の径が下端面の径より若干大きくなっている。また、片方の側板9の後端際には、導入管6を係合させるための係合孔11が穿設されている。
また、下側アウターケース5も、上側アウターケース4と同様に、金属板(ステンレス板)をプレス加工することによって、半筒状(断面コ字状の半四角柱状)に形成されており、略長方形状の底板12の左右にそれぞれ側板13,13が上向きに直交するように連設された状態になっている。なお、各側板13,13の上端縁際同士の間隔は、上側アウターケース4の側板9,9同士の間隔よりも若干広くなっている。そして、底板12の内面には、上側アウターケース4と同様に、同じ高さを有する扁平な円柱状の4個の突起体14,14・・が、上向きに突出するように設けられており、それらの4個の突起体14,14・・が、上側アウターケース4の突起体10,10・・と同じ配置になるように、規則正しく配置された状態になっている。さらに、片方の側板13の前端際には、排出管7を係合させるための係合孔15が穿設されている。
一方、図3は、伝熱管2の平面を示したものであり、図4は、伝熱管2を分解した状態を示したものである。各伝熱管2,2・・は、上側ケース16、下側ケース17および放熱フィン18を組み付けることによって形成されている。
上側ケース16は、金属板(ステンレス板)をプレス加工することによって、断面コ字状の扁平な半四角柱状に形成されており、略長方形状の天板19の左右にそれぞれ側壁20,20が下向きに直交するように連設された状態になっている。そして、天板19の外面には、同じ高さを有する扁平な円柱状の4個の突起体21,21・・が、上向きに突出するように設けられており、それらの4個の突起体21,21・・が、それぞれ長方形の頂点を成すように規則正しく配置された状態になっている。なお、各突起体21,21・・の形状は、上側アウターケース4の突起体10,10・・および下側アウターケース5の突起体14,14・・と同様である。また、天板19および側壁20,20の前後の端縁際には、各突起体21,21・・の高さと同じ長さだけ外向きに突出するように膨出部22,22が形成されている。さらに、突起体21,21・・の配置は、上側アウターケース4の突起体10,10・・および下側アウターケース5の突起体14,14・・の配置と同様である。加えて、側壁20,20の前側および後側には、下側ケース17と重ね合わせた際に位置ずれを防止するための膨出係合部23,23・・が形成されている。
また、下側ケース17も、上側ケース16と同様に、金属板(ステンレス板)をプレス加工することによって、断面コ字状の扁平な半四角柱状に形成されており、略長方形状の底板24の左右にそれぞれ側壁25,25が上向きに直交するように連設された状態になっている。なお、下側ケース17は、各側壁25,25同士の間隔が、上側ケース16よりも若干狭くなっている。そして、底板24の外面には、上側ケース16と同様に、同じ高さを有する扁平な円柱状の4個の突起体26,26・・が、下向きに突出するように設けられており、それらの4個の突起体26,26・・が、上側ケース16の突起体21,21・・と同じ配置になるように、規則正しく配置された状態になっている。なお、各突起体26,26・・の形状は、上側ケース16の各突起体21,21・・、上側アウターケース4の突起体10,10・・および下側アウターケース5の突起体14,14・・と同様である。また、底板24および側壁25,25の前後の端縁際には、各突起体26,26・・の高さと同じ長さだけ外向きに突出するように膨出部27,27が形成されている。さらに、側壁25,25の前側および後側には、上側ケース16と重ね合わせた際に膨出係合部23,23と合致する膨出係合部33,33が形成されている。
一方、放熱フィン18は、金属板(ステンレス板)をプレス加工することによって、多数の筋状凹部28,28・・と筋状凸部29,29・・とを左右方向に連設してなる扁平なプレート状に形成されている。そして、各筋状凹部28,28・・および各筋状凸部29,29・・には、熱交換の効率を高めるための多数の突出片(図示せず)が内向きに突出するように設けられている。
<多管式熱交換器の組み付け>
多管式熱交換器1は、上側ケース16、下側ケース17および放熱フィン18を組み付けることによって各伝熱管2,2・・を形成し、形成された各伝熱管2,2・・を積層して仮止めすることによって伝熱管積層体30を形成し、上側アウターケース4と下側アウターケース5とを溶接(ロウ付)して外管3を形成する際に、当該伝熱管積層体30を、その外管3内に収納させて溶接(ロウ付)することによって形成されている。
各伝熱管2,2・・を組み付ける際には、上側ケース16の突起体21,21・・および下側ケース17の突起体26,26・・の表面に、接合防止剤(たとえば、アクリル・ウレタン系樹脂からなるもの)が所定の厚み(0.1μm〜100μm)で塗布される。そして、下側ケース17の底板24の上に、筋状凹部28,28・・の底面および筋状凸部29,29・・の上面に銅ロウやニッケルロウ等のロウ材を塗布した放熱フィン18を載置した状態で、下側ケース17の各側壁25,25の外側に、上側ケース16の各側壁20,20が位置するように、上側ケース16を外嵌させ、その上側ケース16の各側壁20,20と下側ケース17の各側壁25,25との間にロウ材を塗布することによって、各伝熱管2,2・・が、それぞれ一体的に組み付けられる。しかる後、それらの各伝熱管2,2・・が積層され、その状態で仮止めされることによって伝熱管積層体30が形成される。なお、各伝熱管2,2・・が積層される際には、上側ケース16の膨出部22および下側ケース17の膨出部27の外面にもロウ材が塗布される。
上記の如く伝熱管積層体30が形成された後には、上側アウターケース4と下側アウターケース5とを溶接(ロウ付)して外管3が形成され、その際に外管3内に伝熱管積層体30が収納される。上側アウターケース4と下側アウターケース5とをロウ付する際には、上側アウターケース4の突起体10,10・・および下側アウターケース5の突起体14,14・・の表面に、上側ケース16の突起体21,21・・、下側ケース17の突起体26,26・・に塗布したものと同様な接合防止剤が塗布される。
しかる後、伝熱管積層体30を下側アウターケース5の内部に収納した状態で、下側アウターケース5の側板13,13の内側に、上側アウターケース4の側板9,9が位置するように、上側アウターケース4を内嵌させ、その上側アウターケース4の側板9,9と下側アウターケース5の側板13,13との間にロウ材を塗布することによって、外管3が一体的に組み付けられ、当該外管3の内部に伝熱管積層体30が収納される。さらに、上側アウターケース4の側板9の係合孔11に、基端にロウ材を塗布した導入管6が係合され、下側アウターケース5の側板13の係合孔15に、基端にロウ材を塗布した排出管7が係合されることによって、多管式熱交換器1の仮組み付けを完了する。
しかる後、仮組み付けされた多管式熱交換器1を、所定の温度に設定された還元雰囲気の炉中に所定の時間だけ放置した後、所定の時間だけ冷却することによって、各部材に塗布されたロウ材を溶融・固化させる(ロウ付工程)。かかるロウ付工程によって、各伝熱管2,2・・においては、上側ケース16、下側ケース17および放熱フィン18が一体的に溶接される。また、伝熱管積層体30においては、上側に位置した伝熱管2の下側ケース17の膨出部27と下側に位置した伝熱管2の上側ケース17の膨出部22とが互いに互いに溶接される。さらに、最上位置の伝熱管2の上側ケース17の膨出部22および最下位置の伝熱管2下側ケース17の膨出部27が、それぞれ、上側アウターケース4の内面、下側アウターケース5の内面に溶接される。加えて、導入管6、排出管7が、それぞれ、上側アウターケース4の側板9、下側アウターケース5の側板13に溶接される。そして、伝熱管積層体30が、外管3の内部に気密的に溶接された状態となる。
また、上記の如く、ロウ付工程が施される際には、隣接した伝熱管2,2に設けられた突起体(すなわち、上側に位置した伝熱管2の下側ケースの突起体26,26・・および下側に位置した伝熱管2の上側ケースの突起体21,21・・)同士、最上位置の伝熱管2の上側ケース16の突起体21,21・・と上側アウターケース4の突起体10,10・・、最下位置の伝熱管2の下側ケース17の突起体26,26・・と下側アウターケース5の突起体14,14・・は、いずれも隣接した状態になっている(図5参照)。しかしながら、それらの各伝熱管2,2・・の上側ケース16の突起体21,21・・、下側ケース17の突起体26,26・・、上側アウターケース4の突起体10,10・・および下側アウターケース5の突起体14,14・・は、いずれも、ロウ付工程の前に、表面に接合防止剤が塗布されていたため、ロウ付工程の後には、図6の如く、各突起体同士の隣接界面に、高温暴露により炭化した接合防止剤Aが介在することとなり、接合し合った状態にはならない。
<多管式熱交換器の作用>
上記の如く形成された多管式熱交換器1においては、外管3の前端の導入口31から導入された媒体(たとえば、排気ガス)が、伝熱管積層体30を構成する各伝熱管2,2・・内を流通し、外管3の後端の排出口32から外部へ排出される。一方、導入管6から流入した媒体(たとえば、冷却水)は、外管3と伝熱管積層体30との隙間、および、伝熱管積層体30を構成している各伝熱管2,2・・同士の隙間を流通し、排出管7から外部へ排出される。そして、上記した2種類の媒体の流通の際に、効率的な熱交換が行われる(たとえば、外管3内を流通する排気ガスが効率的に冷却される)。それゆえ、多管式熱交換器1は、たとえば、自動車のEGR(Exhaust Gas Recirculation)システムに用いることにより、内燃機関の排気マニホールドから排気ガスの一部を導入して所定の温度まで冷却し、冷却後の排気ガス(所謂、EGRガス)を、EGR弁を介して吸気マニホールドに排出させることができる。
<多管式熱交換器の効果>
多管式熱交換器1は、上記の如く、各伝熱管2,2・・の表面に、複数の突起体(突起体21,21・・および突起体26,26・・)が所定の配置の散点状に突設されているとともに、外管3の内面に、複数の突起体(突起体10,10・・および突起体14,14・・)が同様な配置の散点状に突設されており、外管3の突起体(突起体10,10・・あるいは突起体14,14・・)と伝熱管2,2・・の突起体(突起体21,21・・あるいは突起体26,26・・)、および、隣接した伝熱管2,2の突起体同士(上側ケース16の突起体21,21・・および下側ケース17の突起体26,26・・)が、それぞれ接合していないため、長期間に亘ってエンジン作動時の振動等の衝撃を受け続けた場合でも、きわめて外管3や伝熱管2,2・・が破損しにくい。
また、多管式熱交換器1は、外管3の突起体(上側アウターケース4の突起体10,10・・あるいは下側アウターケース5の突起体14,14・・)と伝熱管2の突起体(上側ケース16の突起体21,21・・あるいは下側ケース17の突起体26,26・・)との間、および、隣接した伝熱管2,2・・の突起体同士(上側に位置した伝熱管2の下側ケース17の突起体26,26・・および下側に位置した伝熱管2の上側ケース16の突起体21,21・・)の間に、炭化物質が介在しているため、隣接し合った突起体同士が確実に離反した状態で保たれているので、きわめて高い精度で外管3や伝熱管2,2・・の破損を防止することができる。
さらに、多管式熱交換器1は、外管3の突起体(上側アウターケース4の突起体10,10・・および下側アウターケース5の突起体14,14・・)および各伝熱管2,2・・の突起体(上側ケース16の突起体21,21・・および下側ケース17の突起体26,26・・)の表面に接合防止剤を塗布することのみによって、外管3の突起体と各伝熱管2,2・・の突起体、および、隣接した伝熱管2,2・・の突起体同士の接合を回避したものであるので、安価かつ容易に製造することができる。
<多管式熱交換器の変更例>
なお、本発明に係る多管式熱交換器の構成は、上記実施形態の態様に何ら限定されるものではなく、伝熱管(上側ケース、下側ケース、放熱フィン)、外管(上側アウターケース、下側アウターケース)等の材質、形状・構造等の構成を、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、必要に応じて適宜変更することができる。
たとえば、本発明に係る多管式熱交換器は、伝熱管および外管をステンレスによって形成したものに限定されず、伝熱管、外管の全部あるいは一部を他の金属によって形成したものでも良い。また、多管式熱交換器は、7個の伝熱管を積層した伝熱管積層体を収納したものに限定されず、6個以下あるいは8個以上の伝熱管を積層した伝熱管積層体を収納したものでも良い。
一方、伝熱管の上下ケースおよび外管の上下アウターケースに設ける突起体の個数も4個に限定されず、3個以下、あるいは5個以上でも良い。また、突起体の形状も扁平な円柱状に限定されず、扁平な角柱状や、扁平な楕円柱状等に変更することが可能である。加えて、突起体の配置も、上記実施形態の如く、長方形の各頂点を成すような配置に限定されず、格子状や千鳥状等の配置に変更することが可能である。
1・・多管式熱交換器
2・・伝熱管
3・・外管
4・・上側アウターケース
5・・下側アウターケース
30・・伝熱管積層体
A・・炭化した物質

Claims (3)

  1. 扁平な中空角柱状の複数の伝熱管と、それらの複数の伝熱管を積層させた状態で収納する外管とを備えており、前記外管と前記伝熱管との隙間を流通する媒体と、前記伝熱管内を流通する媒体との間で熱交換を行わせる多管式の熱交換器であって、
    各伝熱管の表面に、複数の突起体が所定の配置の散点状に突設されているとともに、外管の内面に、複数の突起体が前記所定の配置と同様な配置の散点状に突設されており、
    外管の突起体と伝熱管の突起体、および、隣接した伝熱管の突起体同士が、それぞれ接合していないことを特徴とする多管式熱交換器。
  2. 外管の突起体と伝熱管の突起体との間、および、隣接した伝熱管の突起体同士の間に、炭化物質が介在していることを特徴とする請求項1に記載の多管式熱交換器。
  3. 外管が、内面に突起体を設けた2個の半筒状のアウターケースからなり、各アウターケースの突起体の表面にそれぞれ接合防止剤を塗布した状態で、それらのアウターケースを溶接することによって形成されたものであるとともに、
    各伝熱管が、突起体の表面に接合防止剤を塗布した状態で積層された後に、前記外管の溶接時に外管内部に溶接されたものであることを特徴とする請求項1、または請求項2に記載の多管式熱交換器。
JP2009095101A 2009-04-09 2009-04-09 多管式熱交換器 Active JP4773541B2 (ja)

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