JP2013127344A - 燃料電池用熱交換器 - Google Patents

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Abstract

【課題】コンパクトで、システムへの配置が容易な燃料電池用熱交換器を得る。
【解決手段】内部を熱交換媒体が通る中空状の扁平なシェル部材1を備え、シェル部材1の内部に燃焼ガスが通過する複数のパイプ17を並べて配置した。シェル部材1の平坦部2a,4aに内部に突き出た補強リブ8,9,10,11を形成すると共に、補強リブ8,9,10,11は熱交換媒体の流れ方向に沿って形成した。シェル部材1の両端側にそれぞれ熱交換媒体の供給口12と排出口6とを設けると共に、排出口6側のシェル部材1の端部を上方に突出させて形成し、更に、供給口12側のシェル部材1の端部を下方に突出させた。シェル部材1の両端を閉塞する両隔壁部材14,16にパイプ17の両端をそれぞれ挿入して固定し、隔壁部材14,16にキャップ部材18,20を被せた。
【選択図】図1

Description

本発明は、燃料電池発電システムに用いられ、燃焼ガスと熱交換媒体との間で熱交換を行なう燃料電池用熱交換器に関し、特に改質器に用いられる燃料電池用熱交換器に関する。
従来より、燃料電池では、炭化水素系原料ガスと水蒸気とを改質器に供給して、改質器で水蒸気改質して水素リッチな改質ガスを生成し燃料電池本体の燃料極に供給している。その際、特許文献1にあるように、改質器に供給する水蒸気を低温の水から加熱していたのではエネルギーロスになるため、水と燃焼ガスとの熱交換により水を加熱する熱交換器を設けて、省エネを図ったものが提案されている。
特開平06−103999号公報
しかしながら、燃料電池は、改質器や熱交換器等の多くの機器から構成されており、小型化を図るためには、それぞれの機器が配置しやすい構造であることが望まれる。特に、燃料電池の一般家庭への普及が促進されており、一般家庭での設置が容易なように、それら多くの機器をコンパクトに配置して小型化が望まれている。
燃料電池発電システムに用いられる改質器も小型化が求められているため、水蒸気改質に用いる改質水を予熱する燃料電池用熱交換器の形状と配置について解決すべき課題が発生している。
第一に、燃料電池発電システムを停止する際、改質器内は乾燥させる必要があるので、燃料電池用熱交換器とその改質水流路の下流に配置される蒸発器からは水を抜かなければならない。一本の配管でスムーズに水を抜くためには、燃料電池用熱交換器は蒸発器の下方に、かつ水がスムースに流れるよう一定の傾斜を持って配置されることが望ましい。小型化の観点から蒸発器下方のスペースの高さは限られているので、燃料電池用熱交換器は接続配管も含めて高さが低いことを求められる。
第二に、燃料電池用熱交換器は条件によっては内部で沸騰が始まり出口で二相流となるが、水や気泡が流出し難い構造であると、一定時間蒸気のみ流出してから急に純水のみが流出する場合がある。液体の水の密度は水蒸気の1000倍以上なので、純水のみ流れるときの重量流量は燃料電池用熱交換器入口の重量流量に対して増え、反対に蒸気のみの状態では少なくなるので、蒸発器出口の水蒸気流量が時間で変動することになる。このような状態では改質ガスの組成が変動し、燃料電池発電システムの運転が不安定化するリスクがある。燃料電池用熱交換器は、二相流となっても蒸気と水が混合した状態で導出されることを求められる。
第三に、改質水は最終的には沸騰し過熱水蒸気になるので、条件によっては90kPaまで圧力が上昇する。燃料電池用熱交換器はこの圧力に耐え、かつ内部で沸騰が発生したときに破損してはならない。
このような要求に対し、例えば燃料電池用熱交換器を内側ガス、外側純水の二重管構造にすると、改質水流路の耐圧については問題ないものの、高さは管外径で制限される上、水をスムースに抜くよう構成すると、純水の配管接続は入口出口とも鉛直に突き出される形になるので、蒸発器下方のスペースに収容困難になる。また熱交換面積を確保するために二重管の内管に凹凸をつけると、二相流化した水蒸気の流れを妨げ、発生蒸気流量を変動させて燃料電池発電システムの運転を不安定化させるリスクがある。一方二重管の内管に凹凸をつけなければ、蒸気の流れの妨げにならないが、熱交換面積を確保するために全長を長くすることになり、改質器内に配置することが困難になる。
またプレート式熱交換器(多数のプレートを並べて流路を構成し、プレートとプレートとの間にはガスケットを挟んで締め付けた構成のもの)を水平に近い状態で設置すれば高さについては問題ないものの個々の流路が狭いので水抜きが困難であり、また局所的に突沸が発生した場合に破損するリスクがある。
このように従来使用されている熱交換器は、蒸発器下方の限られたスペースに設置する燃料電池用熱交換器としては仕様を満足しないという課題があった。
本発明の課題は、コンパクトで、システムへの配置が容易な燃料電池用熱交換器を提供することにある。
かかる課題を達成すべく、本発明は課題を解決するため次の手段を取った。即ち、
燃焼ガスと熱交換媒体との間で熱交換を行なう燃料電池用熱交換器において、
内部を前記熱交換媒体が通る中空状の扁平なシェル部材を備え、前記シェル部材の内部に前記燃焼ガスが通過する複数のパイプを並べて配置し、かつ、前記シェル部材の平坦部に内部に突き出た補強リブを形成すると共に、前記補強リブは前記熱交換媒体の流れ方向に沿って形成したことを特徴とする燃料電池用熱交換器がそれである。
前記シェル部材の両端側にそれぞれ前記熱交換媒体の供給口と排出口とを設けると共に、前記排出口側の前記シェル部材の端部を上方に突出させて形成した構成としてもよい。更に、前記供給口側の前記シェル部材の端部を下方に突出させた構成としてもよい。また、前記シェル部材の両端を閉塞する隔壁部材を備えると共に、前記両隔壁部材に前記パイプの両端をそれぞれ挿入して固定した構成としてもよい。その際、前記両隔壁部材にそれぞれキャップ部材を被せて複数の前記パイプの端を連通すると共に、前記両キャップ部材に燃焼ガスのガス入口とガス出口とをそれぞれ形成した構成とするとよい。また、前記シェル部材は上シェル部材と下シェル部材とを重ね合わせて形成した構成としてもよい。更に、前記シェル部材はプレス成形してもよい。
本発明の燃料電池用熱交換器は、シェル部材が扁平であるのでシステムへの配置が容易であるにもかかわらず、シェル部材が扁平であっても補強リブにより十分な剛性が得られ、また、燃焼ガスが通過する複数のパイプを並べて配置したので、コンパクトであるにもかかわらず十分な熱交換性能が得られるという効果を奏する。
排出口側のシェル部材の端部を上方に突出させて形成することにより、気泡の発生による脈動を抑制できる。隔壁部材を設けることにより、シェル部材の両端を閉塞して複数のパイプを保持しやすくなる。また、キャップ部材を設けることにより、ガス入口とガス出口とを設けやすくなる。更に、シェル部材を上シェル部材と下シェル部材とにより形成することにより、プレス成形が容易になる。
本発明の一実施形態としての燃料電池用熱交換器の斜視図である。 本実施形態の燃料電池用熱交換器の正面図である。 本実施形態の燃料電池用熱交換器の下側面図である。 本実施形態の燃料電池用熱交換器の背面図である。 図2のAA断面矢視図である。 図5のBB断面矢視図である。 図5のCC断面矢視図である。
以下本発明を実施するための形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1に示すように、1は熱交換器のシェル部材で、シェル部材1は上シェル部材2と下シェル部材4とを重ね合わせて形成されている。上シェル部材2と下シェル部材4とは、図7に示すように、断面形状がコ字状に形成されており、上シェル部材2と下シェル部材4とを互いに内部が中空状となるように重ね合わせて、直方体の長手方向両端が開口され内部が中空の扁平状のシェル部材1が構成されている。
上シェル部材2は、ほぼ平らな平坦部2aと平坦部2aの両側がほぼ直角に下方へ折り曲げられた側壁部2b,2cとを備え、平坦部2aと両側壁部2b,2cとにより断面形状がコ字状に形成されている。上シェル部材2の一方の端側の平坦部2aが上方に突き出されて傾斜部2dと上壁部2eとが形成されている。上壁部2eからほぼ直角に折り曲げられている一方の側壁部2bには、バーリング加工等により排出口6が上壁部2eに接近し、上壁部2eの壁面と排出口6の内周面とが連なるように形成されている。
図1、図2に示すように、平坦部2aには、補強リブ8,10a,10b,10c,10dが形成されている。各補強リブ8,10a,10b,10c,10dは、平坦部2aからシェル部材1の内部に向かって凸状にプレス成形されている。本実施形態では、平坦部2aの中央に形成された補強リブ8は菱形に形成されると共に、向かい合った頂点を結ぶ2本の対角線のうち、長い方の対角線がシェル部材1の長手方向に沿って形成されている。
他の補強リブ10a,10b,10c,10dは、略水滴形状に形成されると共に、中央の補強リブ8に対して、平坦部2aの空いた箇所で平坦部2aの四隅に、補強リブ8に対して対称に形成されている。
各補強リブ8,10a,10b,10c,10dの形状は、菱形や水滴形に限らず、楕円形等でもよく、シェル部材1の長手方向に沿った形状に形成すればよく、長手方向に対して垂直な壁が形成されない形状、特にシェル部材1の長手方向に沿った後述する熱交換媒体の流れに対して陰となり、気泡が溜まりやすい壁が形成されない形状がよい。本実施形態のように、補強リブ8,10a,10b,10c,10dの数は5個に限らず、1個でも複数でもよい。
下シェル部材4も上シェル部材2と同様に、図7に示すように、ほぼ平らな平坦部4aと平坦部4aの両側がほぼ直角に上方へ折り曲げられた側壁部4b,4cとを備え、平坦部4aと両側壁部4b,4cとにより断面形状がコ字状に形成されている。図3、図4に示すように、上シェル部材2の上壁部2eと反対の端側の平坦部4aが下方に突き出されて傾斜部4dと下壁部4eとが形成されている。上シェル部材2の一方の側壁部2bと同じ側面側の側壁部4bには、バーリング加工等により供給口12が下壁部4eに接近して形成されている。供給口12は排出口6よりも下方に設けられている。
下シェル部材4の平坦部4aには、前述した平坦部2aの補強リブ8,10a,10b,10c,10dと同様に、図4に示すように、平坦部4aからシェル部材1の内部に向かって凸状にプレス成形された補強リブ9,11a,11b,11c,11dがシェル部材1の長手方向に沿って形成されている。
下シェル部材4の両側壁部4b,4cの上端側が外側に膨らまされて、上シェル部材2の両側壁部2b,2cの下端が嵌め合わされ、上シェル部材2と下シェル部材4とが重ね合わされている。図3に示すように、重ね合わせの割線が、高さ方向でオフセットされて、排出口6側では低く、供給口12側では高く形成されて、シェル部材1の高さを小さくして、小型化を図っている。また、これにより排出口6や供給口12の廻りのスペースが確保でき、排出口6や供給口12へのパイプの接続の際に、溶接やロー付け作業の作業性が向上する。
シェル部材1の長手方向の両端は開口されており、両端にそれぞれ隔壁部材14,16が挿入され溶接により固定されて、シェル部材1の両端が閉塞されている。図5、図6に示すように、両隔壁部材14,16の間には、複数のパイプ17が架設されており、複数のパイプ17はシェル部材1の長手方向に沿ってシェル部材1の内部を貫通して配置されている。
複数のパイプ17の両端はそれぞれ両隔壁部材14,16を貫通して、パイプ17の両端が両隔壁部材14,16の外部に開口するように両隔壁部材14,16に取り付けられている。本実施形態では、両隔壁部材14,16は、一面が開口した直方体の箱状に形成されており、開口側がシェル部材1に挿入されて、シェル部材1に沿って溶接やロー付けにより固定されている。
両隔壁部材14,16は、シェル部材1の外部に突き出されており、この両隔壁部材14,16に一面が開口した直方体の箱状のキャップ部材18,20が開口側から装着されて、両キャップ部材18,20に沿って溶接やロー付けにより一体的に固定されている。両隔壁部材14,16と両キャップ部材18,20とはプレス成形により形成すればよい。
供給口12に近い一方のキャップ部材18の側面には、バーリング加工等によりガス出口22が形成されており、排出口6に近い他方のキャップ部材20の端面には、バーリング加工等によりガス入口24が形成されている。
扁平なシェル部材1の内部に複数のパイプ17を挿入しているので、パイプ17が複数であっても、外形が扁平で直方体状のコンパクトな形状に形成できる。その際、シェル部材1には平坦部2a,4aが形成され、平坦部2a,4aは外力により変形しやすい。
特に、上シェル部材2と下シェル部材4とが溶接等により一体的に結合され、シェル部材1と両隔壁部材14,16とが溶接等により一体的に結合され、両隔壁部材14,16と両キャップ部材18,20とが溶接等により一体的に結合される。
これらの溶接時に発生する溶接熱による応力が平坦部2a,4aに作用すると、平坦部2a,4aに熱変形が発生しやすいが、平坦部2aには補強リブ8,10a,10b,10c,10dが、また、他方の平坦面4aには補強リブ9,11a,11b,11c,11dが形成されており、剛性が高められ、溶接時の熱変形を防止する。溶接に限らず、ロー付けする場合も同様である。
次に、前述した本実施形態の燃料電池用熱交換器の作動について説明する。
ガス入口24には燃焼ガスが供給されると共に、供給口12には熱交換媒体としての水が供給される。ガス入口24に供給された燃焼ガスは、ガス入口24からキャップ部材20の内部に流入し、複数のパイプ17に分かれて、パイプ17の内部を他方のキャップ部材18側に流れる。複数のパイプ17から他方のキャップ部材18内に流入した燃焼ガスは、ガス出口22から排出される。
一方、供給口12に供給された水は、供給口12からシェル部材1の内部に流入し、シェル部材1の長手方向に沿って流れ、排出口6から外部に排出される。水がシェル部材1の内部を長手方向に流れる際には、複数のパイプ17を介して、パイプ17の内部を流れる燃焼ガスとパイプ17の外部を流れる水との間で熱交換が行われ、水の温度が上昇する。
上シェル部材2の補強リブ8,10a,10b,10c,10dと下シェル部材4の補強リブ9,11a,11b,11c,11dとがシェル部材1の内部に突き出て形成されるが、水の流れ方向に沿って形成されているので、流体抵抗の増加を抑制できる。
また、水がシェル部材1の内部を流れる際、気泡が生じる場合があり、気泡が内部に滞留すると、錆の発生等により耐久性が低下する。水と共に流入した気泡、あるいは内部で発生した気泡は、上昇して、上シェル部材2の平坦部2aに沿って移動する。
気泡が補強リブ8,10a,10b,10c,10dに達すると、補強リブ8,10a,10b,10c,10dは内部に向かって凸状であるので、補強リブ8,10a,10b,10c,10dの縁を廻り込むように移動する。補強リブ8,10a,10b,10c,10dを通過すると、気泡は排出口6から外部に排出されるので、内部に滞留することはない。
即ち、補強リブ8,10a,10b,10c,10dが上シェル部材2の外部に凸状に形成されると、気泡が補強リブ8,10a,10b,10c,10dの内部に入り込み、そのまま滞留するので、錆の発生等により耐久性が低下してしまう。
更に、気泡は平坦部2aから傾斜部2dに沿って流れ、上壁部2eに達し、上壁部2eから排出口6を介して外部に気泡が排出される。排出口6が上壁部2eと連なるように形成されると共に、平坦部2aから傾斜部2dを介して上壁部2eに連接しているので、気泡が平坦部2aから上壁部2e側に流れやすく、また、上壁部2eから排出口6に滞留することなく流れ出やすい。
しかも、上壁部2eが上方に突き出されて、排出口6の周囲のシェル部材1内の容積を大きくした気泡溜まりが形成されているので、気泡が流れてきたときには気泡が一旦気泡溜まりに溜まって、気液二層状態で排出口6から流れ出るので、脈動の発生を抑制できる。
このように、シェル部材1が扁平であるので燃料電池発電システムへの配置が容易になると共に、シェル部材1が扁平であっても補強リブ8,9,10a,10b,10c,10d,11a,11b,11c,11dにより十分な剛性が得られる。また、燃焼ガスが通過する複数のパイプ17を並べて配置したので、コンパクトであるにもかかわらず十分な熱交換性能が得られる。補強リブ8,9,10a,10b,10c,10d,11a,11b,11c,11dがシェル部材1の内部に突き出しているので、シェル部材1の外部に突き出すことによる燃料電池発電システムの他の機器との干渉を招くことがなく、配置が容易になる。
本実施形態では、上シェル部材2と下シェル部材4とをほぼ対称形状に形成しているので、プレス金型の共通化が図りやすく、費用の低減を図ることができる。シェル部材1を扁平形状とすることにより、プレス成形しやすくなり、量産性が向上する。更に、シェル部材1を上シェル部材2と下シェル部材4とにより形成することにより、よりプレス成形が容易になる。
以上本発明はこの様な実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々なる態様で実施し得る。
1…シェル部材 2…上シェル部材
2a,4a…平坦部 2b,2c,4b,4c…側壁部
2d,4d…傾斜部 2e…上壁部
4…下シェル部材 4e…下壁部
6…排出口
8,9,10a,10b,10c,10d,11a,11b,11c,11d…補強リブ
12…供給口 14,16…隔壁部材
17…パイプ 18,20…キャップ部材
22…ガス出口 24…ガス入口

Claims (7)

  1. 燃焼ガスと熱交換媒体との間で熱交換を行なう燃料電池用熱交換器において、
    内部を前記熱交換媒体が通る中空状の扁平なシェル部材を備え、前記シェル部材の内部に前記燃焼ガスが通過する複数のパイプを並べて配置し、かつ、前記シェル部材の平坦部に内部に突き出た補強リブを形成すると共に、前記補強リブは前記熱交換媒体の流れ方向に沿って形成したことを特徴とする燃料電池用熱交換器。
  2. 前記シェル部材の両端側にそれぞれ前記熱交換媒体の供給口と排出口とを設けると共に、前記排出口側の前記シェル部材の端部を上方に突出させて形成したことを特徴とする請求項1に記載の燃料電池用熱交換器。
  3. 更に、前記供給口側の前記シェル部材の端部を下方に突出させたことを特徴とする請求項2に記載の燃料電池用熱交換器。
  4. 前記シェル部材の両端を閉塞する隔壁部材を備えると共に、前記両隔壁部材に前記パイプの両端をそれぞれ挿入して固定したことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の燃料電池用熱交換器。
  5. 前記両隔壁部材にそれぞれキャップ部材を被せて複数の前記パイプの端を連通すると共に、前記両キャップ部材に燃焼ガスのガス入口とガス出口とをそれぞれ形成したことを特徴とする請求項4に記載の燃料電池用熱交換器。
  6. 前記シェル部材は上シェル部材と下シェル部材とを重ね合わせて形成したことを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の燃料電池用熱交換器。
  7. 前記シェル部材はプレス成形されたことを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の燃料電池用熱交換器。
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