JP2008297993A - Egrクーラ - Google Patents

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Abstract

【課題】排ガス温度の高い排ガス入口側において、チューブを冷却する冷却水の淀みをなくし、沸騰を防止できるEGRクーラを提供すること。
【解決手段】EGRクーラ10において、少なくとも冷却水の流入口21が設けられている部分が略円筒形状の突部18とされたケース11と、所定間隔で並設されてケース11内に収容される複数の偏平チューブ12と、並設方向の両端側に配置されたチューブ12A,12Bの外方側の表面と当該表面に対向する突部18の内面との間に配置されたプレート30とを備え、流入口21からの冷却水を、複数のチューブ12の並設方向とは異なる方向、具体的には、前記並設方向およびチューブ12内での排気ガスの流れ方向の両方に対して直交する向きでケース11内に流入させる。
【選択図】図4

Description

本発明は、EGR(Exhaust Gas Recirculation)クーラに関する。
従来、ディーゼルエンジンに搭載されるEGRシステムにおいては、給気側に戻す排気ガスを冷却するためのEGRクーラが設けられることがある。EGRクーラは、排気ガスを流通させる複数のチューブと、これらのチューブが収容されるケースとを備え、ケースの一端側には冷却水を流入させる流入口が設けられ、他端側には冷却水を流出させる流出口が設けられている。
冷却水としては、エンジンの冷却水の一部を分流して用いることが一般的であり、流入口からケース内部に流入した冷却水は、チューブの表面を冷却しながら他端側に向かうとともに、チューブを冷却することでチューブ中の排気ガスと熱交換を行って排気ガスを冷却し、他端側の流出口から流出する。
また、EGRクーラの中には、ケース内に収容される複数のチューブとして、偏平チューブを用いたものが知られている(例えば特許文献1)。複数の偏平チューブを等間隔で並設し、チューブ間の隙間、および最も側方にある両側のチューブにあっては、当該チューブの表面とケースの内面との隙間が冷却水の流路となる。
そして、このようなEGRクーラにおいて、流入口からの冷却水をチューブの平坦な表面に当たるように流し込んだのでは、この表面に当たった後に各チューブ間の隙間に入り込むようになるため、最初に当たるチューブは良好に冷却されるが、それぞれの隙間での流れがよどみがちとり、他のチューブでの冷却効率が悪くなる。従って、ケースに対する流入口の取付位置は、流入口からの冷却水がチューブ間の隙間に直接入り込むように決められるのが一般的である。
一方、EGRクーラを構成するケースや、チューブ、ヘッダプレートは、溶接や鑞付けで固定されることが一般的で、ケースとチューブとの熱膨張差によってチューブの付け根およびヘッダプレートに熱応力が生じる。このため、その部分のケースの形状を他の部分よりも一回り大きい突部として形成し、ヘッダプレートの面を大きくすることによって歪みを小さくすることが行われる。この際、突部を円筒形状とすることが望ましく、これによってケースの両端(流入口・流出口)部分での剛性が向上するうえ、応力集中が生じない堅固なものにできる。
特開2004−177060号公報
しかしながら、偏平チューブを並設したEGRクーラのケースの場合では、流入口部分を拡大して突部にすると、チューブの並設方向の両端側のチューブにおいて、外方側の表面と突部の内面との間の隙間がチューブ間の隙間よりも大きくなってしまうため、両端側のチューブの表面に沿って流れる冷却水の速度が落ちてしまい、冷却水の温度が上昇して沸騰し、チューブが過熱して熱応力で破損するという問題が生じる。
本発明の目的は、排ガス温度の高い排ガス入口側において、チューブを冷却する冷却水の淀みをなくし、沸騰を防止できるEGRクーラを提供することにある。
本発明の請求項1に係るEGRクーラは、冷却水の流入口が設けられた筒状のケースと、複数並設されて前記ケース内に収容される偏平チューブと、並設方向の両端側に配置された前記チューブの外方側の表面と当該表面に対向する前記ケースの少なくとも前記流入口近傍の内面との間に配置されたプレートとを備え、前記流入口からの冷却水が、前記複数のチューブの並設方向とは異なる向きから前記ケース内に流入することを特徴とする。
請求項2に係るEGRクーラは、請求項1に記載のEGRクーラにおいて、前記並設されたチューブ間の隙間の幅寸法、および前記両端側のチューブの表面と前記プレートとの間の隙間の幅寸法が略同じであることを特徴とする。
請求項3に係るEGRクーラは、請求項1または請求項2に記載のEGRクーラにおいて、前記プレートの冷却水流入方向に沿った寸法は、前記両端側のチューブの同方向(冷却水流入方向)での寸法と略同じかまたは当該寸法以上であることを特徴とする。
請求項4に係るEGRクーラは、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のEGRクーラにおいて、前記プレートは、前記両端側のチューブの表面に固定されていることを特徴とする。
請求項5に係るEGRクーラは、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のEGRクーラにおいて、前記プレートは、前記冷却水の流入口側に延設されていることを特徴とする。
請求項6に係るEGRクーラは、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のEGRクーラにおいて、前記プレートは、排気ガス入口側のヘッダプレートに対して非接触状態で配置されていることを特徴とする。
以上において、請求項1の発明によれば、並設方向の両端側に配置された偏平チューブの表面と突部の内面との間にプレートを設けるので、その間の隙間を冷却水が十分な流速で流れるようになり、冷却水の沸騰、チューブの過熱を防止できる。
請求項2の発明によれば、各チューブ間の隙間や、チューブおよびプレート間の隙間幅寸法を略同じくするので、隙間を流れる冷却水の流速のばらつきを少なくできる。
請求項3の発明によれば、両端側のチューブ表面に対しては、冷却水流入方向の略全域にわたってプレートが対向するようになるので、流速のばらつきを一層なくすことができ、両端側のチューブをより良好に冷却できる。
請求項4の発明によれば、プレートを両端側のチューブ表面に固定する構造であるから、プレートとしても単純な形状にできるうえ、ケースに手を加える必要がなく、製作も容易にできる。
請求項5の発明によれば、プレートが流入口側に延設されているので、流入口からの冷却がプレートの外方に流れにくくなり、チューブおよびプレート間の隙間に効率よく流入させることができ、両端側のチューブの冷却をさらに促進できる。
ヘッダプレートは、排気ガスによって熱膨張するチューブと熱膨張しないケースとにより変位するが、請求項6の発明によれば、変位するヘッダプレートにはケースが接触しないため、プレートやヘッダプレートの破損を防止できる。
〔第1実施形態〕
以下、本発明の第1実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態に係るEGRクーラ10を排気ガス(ハッチング矢印参照)の流れ方向に沿って断面した断面図。図2は、図1のII−II線に沿った断面図。図3は、EGRクーラ10の要部の断面図であり、図1のIII−III線に沿った断面図。図4は、前記要部の分解斜視図。
なお、本実施形態においては、排ガスの流れ方向、EGRクーラ10の長手方向、およびEGRクーラ10が車両に搭載される場合の当該車両の前後方向は、全て同じ方向である。ただし、これらの方向は同じでなくてもよく、EGRクーラ10の取付方向等は任意である。また、図2において、図中の上下方向および左右方向がそれぞれ、EGRクーラ10の上下方向および左右方向である。
EGRクーラ10は、円筒形状のケース11と、ケース11の内部に収容された排気ガス流通用の複数の偏平チューブ12と、各チューブ12の端部が接合された両側のヘッダプレート13と、各ヘッダプレート13に接合された入口側タンク14および出口側タンク15とを備え、入口側タンク14には取付フランジ16が、出口側タンク15にも取付フランジ17がそれぞれ設けられている。
ケース11の一端側および他端側には、中央の胴体部分よりも径寸法の一回り大きい円筒形状の突部18が形成されている。前側の突部18の下方には、ケース11内部に冷却水(白抜き矢印参照)を流入させる流入口21が設けられ、後側の突部18の上方には、ケース11内の冷却水が流出する流出口22が設けられている。
また、冷却水の流入口21側の突部18において、その上部には、一対のガス抜き孔23が周方向に所定角度離れて設けられている。具体的には、図3において、ケース11の中心を通る鉛直線に対して左右に22.5度前後(ガス抜き孔23同士の角度で45°前後)の角度を持って設けられている。不整地で作業することが多い建設機械等にエンジンが搭載されている場合では、頻繁に車両が傾くことになり、これにあわせてエンジンに搭載されたEGRクーラ10も傾くことになる。
従って、EGRクーラ10が車両の前後方向に沿って取り付けられることを想定した本実施形態では、EGRクーラ10が左右に傾いた場合でも、運転中に発生するEGRクーラ10内の気泡が確実に排出されるよう、複数のガス抜き孔23を左右(周方向)に離間させて設けることは重要である。
並設された各チューブ12の互いに対向する表面間の隙間は、冷却水が通る冷却水流路24になっている。各冷却水流路24は好ましくは全て同じ幅寸法Aに設定されている。チューブ12が左右に並設されている本実施形態において、冷却水の流入口21が突部18の下方に位置しているのは、流入口21からの冷却水が冷却水流路24に即座に入り込むようにするためである。
また、本実施形態では、チューブ12同士は、詳細な図示を省略するが、表面の一部が互いに鑞付け等されているとともに、これらのチューブ12の端部にヘッダプレート13が鑞付けされている。そして、チューブ12およびヘッダプレート13を含んでコア25が構成されている。
EGRクーラ10を組み立てる際には、チューブ12同士の鑞付けや、これへのヘッダプレート13の鑞付けによりコア25を予め製作しておき、このコア25を上下半割構造のケース体11A,11B(図4)からなるケース11内に収容し、ケース体11A,11B同士を溶接等で接合する。そして、ケース11の端部に各タンク14,15を溶接等で取り付ける。
ケース11の冷却水流入側の突部18に対応した位置において、コア25の中で左右両端側に配置されたチューブ12A,12Bには、矩形状のプレート30が取り付けられている。つまり、プレート30は、チューブ12A,12Bの外方側の表面と突部18の内面との間に位置しているのである。プレート30の材質は、例えば、チューブと同質のステンレスである。
プレート30の幅寸法Wは、突部18内に丁度収容される程度の大きさである。プレート30の上下寸法Hは、チューブ12A,12Bの上下寸法hと同じ程度かそれ以上に設定され、チューブ12A,12B表面の上下方向(冷却水流入方向)の略全域にわたって対向していればよい。本実施形態では、プレート30の上下寸法Hは、チューブ12A,12Bの上下寸法hよりも大きく、上下の端縁が突部18の内面近傍に達している。特に下端縁が流入口21側である下方に向けて延設されていることにより、流入口21から流入した冷却水がチューブ12A,12Bのさらに外方を回って流れ入るのを抑制できる。
プレート30の前縁は、熱応力を受けるヘッダプレート13から離間しており、プレート30がヘッダプレート13に対して非接触状態で配置されている。こうすることで、ヘッダプレート13に応力集中が生じないよう配慮している。また、図3に示すように、各プレート30とチューブ12A,12Bとの隙間もやはり、チューブ12間の隙間と同様に、幅寸法Aに設定され、この隙間も冷却水流路24になっている。
プレート30には、チューブ12側に突出した複数のエンボス31が形成され、このエンボス31とチューブ12の表面との間で鑞付けされる。この鑞付け作業は、チューブ12同士およびヘッダプレート13の鑞付けと同時に行われる。
以上の本実施形態によれば、流入口21からの冷却水は先ず、排ガスの流れ方向と各チューブ12の並設方向の両方に対して直交する方向からケース11内に流入し、流入直後にコア25の下方から広がりながら上方の冷却水流路24に入り込む。
この際、両端に配置されたチューブ12A,12Bの外方にはプレート30が配置されており、チューブ12A,12Bとプレート30との間にも幅寸法Aの冷却水流路24が形成されているので、この冷却水流路24内を冷却水が十分に速い流速で流れることとなり、チューブ12A,12Bを含めた全チューブ12の排ガス入口側を良好に冷却でき、チューブ12A,12Bおよびヘッダプレート13の熱応力を抑制することができる。
そして、冷却水流路24内を下方から上方に向けて流れるように流入した冷却水は次いで、冷却水流路24内をケース11の長手方向に沿って流れ、他端側の突部18に設けられた流出口22から流出する。この間、冷却水はチューブ12全体を冷却し、チューブ12内の排気ガスの温度を低下させる。温度が低下した排気ガスは、排気ガス出口17Aから流出して給気側に戻る。
〔第2実施形態〕
図5および図6は、本発明の第2実施形態に係るEGRクーラ10の要部を示す断面図および分解斜視図である。本実施形態のEGRクーラ10では、一対のプレート30が上方の天面部32によって連結されている。これらプレート30および天面部32により、門形状の仕切部材33が形成されている。このような仕切部材33は、板金等の曲げ加工により、容易に製作可能である。天面部32には、多数の開口32Aが穿設されている。開口32Aが設けられるのは、下方で生じた気泡がガス抜き孔23側に浮上してくるのを阻害しないようにするためである。
一方、ケース11を構成する下側のケース体11Bにおいて、突部18を形成している部分には、周方向に離間した一対のエンボス34が内側に突出して設けられている。プレート30の上下寸法Hは、チューブ12A,12Bの上下寸法hよりも大きいうえ、第1実施形態と比較してもさらに大きく、これらのエンボス34の上側に丁度、プレート30の下端縁が当接している。プレート30と天面部32とで形成される上方のコーナ部分は、突部18の内面に当接している。
すなわち、仕切部材33の下端縁および上方のコーナ部分は、所定の締め代を持って突部18内に収容されることとなり、下端縁がエンボス34の上側に位置することで、突部18内での仕切部材33の周方向への位置ずれが防止され、流入口21からの冷却水の流れが阻害されないようになっている。また、仕切部材33は、突部18内に収容されることで、ケース11の長手方向での位置ずれが防止されており、ヘッダプレート13と接触しないようになっている。
本実施形態でも、仕切部材33を形成しているプレート30とチューブ12A,12Bとの間の隙間が、幅寸法Aを有した冷却水流路24になっており、第1実施形態と同様、両端側に配置されたチューブ12A,12Bを他のチューブ12と同じく良好に冷却できる。また、プレート30の下端縁がケース11の内面に当接しているから、流入口21からの冷却水がプレート30を越えて左右に広がるのを抑制でき、冷却水を各冷却水流路24に良好に案内できる。さらに、仕切部材33は、ケース11内に締め代を持って嵌り込んでいるだけであるから、組み付けを容易にできる。
〔第3実施形態〕
図7および図8は、本発明の第3実施形態に係るEGRクーラ10の要部を示す断面図および分解斜視図である。本実施形態のEGRクーラ10での仕切部材33は、一対のプレート30の下端縁が上方に拡開して傾斜した底面部35で連結されるとともに、この底面部35に冷却水の流入口21が取り付けられた構造である。また、仕切部材33の下側部分には、流入口21が設けられた底面部35を含み、左右の前記プレート30および前後の壁部36により、上方に開口した箱状の案内部37が形成されている。
このような仕切部材33は、図7に示すように、底面部35が外部に露出した状態で下側のケース体11Bに溶着されている。従って、プレート30の上下寸法は、第2実施形態の場合よりもさらに大きい。ただし、これに限らず、仕切部材33を流入口21のみが露出するように、他の部分をケース11内に収容した状態で溶着してもよい。プレート30の上端縁は、上側のケース体11Aに設けられた一対のエンボス34の下側に当接され、流入水の流れによってばたつかないようになっている。
このような仕切部材33を用いた場合、仕切部材33を形成するプレート30により、チューブ12A,12Bとの間に幅寸法Aを有した冷却水流路24が形成されるのは第1、第2実施形態と同じであり、両端側に配置されたチューブ12A,12Bを他のチューブ12と同じく良好に冷却できる。また、本実施形態では、流入口21から入り込んだ直後の冷却水を案内部37により案内することで、底面部35両側のチューブ12A、11Bの外方に流れ入る冷却水を少なくできるうえ、下方側においては、案内部37の特に壁部36により、長手方向の下流側に流れ過ぎるのを抑制でき、冷却水を確実に各冷却水流路24に導くことができてチューブ12の排気ガス入口側の過熱を防止できる。
〔第4実施形態〕
図9および図10に示す第4実施形態において、EGRクーラ10では、上下の仕切部材38,39が用いられている。各仕切部材38,39は基本的に、各チューブ12と突部18の内面との間の空間を長手方向で仕切る形状であり、互いの開口部分が向き合うように配置されたC字形状の面状部41,42を有している。それらの開口部分にチューブ12が収容される。
上側の仕切部材38において、開口部分の左右両側には、面状部41と一体の側壁43が後方側に折曲して設けられている。また、面状部41の外周にも後方側に折曲した曲面部44が設けられ、この曲面部44の上方部分には切欠部45が設けられている。この切欠部45が設けられるのは、下方で生じた気泡等がガス抜き孔23側に浮上してくるのを阻害しないようにするためである。曲面部44は突部18の内面に当接され、ケース体11Aに対して予め溶着等される。
下側の仕切部材39においても、開口部分の左右両側には、面状部42と一体の側壁46が後方側に折曲して設けられている。この側壁46と上側の側壁43により、チューブ12A,12Bの表面と対向したプレート30が形成される。そして、このプレート30が前述した第1〜第3実施形態と同様に、両端側のチューブ12A,12Bとの間で幅寸法Aの冷却水流路24を形成することになる。また、面状部42の外周には後方側に折曲した曲面部47が設けられ、この曲面部47の下方部分には切欠部48が設けられている。この切欠部48が設けられるのは、流入口21から流入する冷却水の流れを阻害しないようにするためである。曲面部47は突部18の内面に当接され、ケース体11Bに対して予め溶着等される。
このような本実施形態では、プレート30は面状部41,42と一体に形成されていることになり、冷却水の流れによってもばたつくことがないので、その上下両端縁は突部18の内面には当接されていない。このため、プレート30の上下寸法Hは、チューブ12Aの上下寸法hと略同じか、僅かに大きい程度である。勿論、プレート30の上下寸法Hを、チューブ12Aの上下寸法hよりも大きくし、プレート30の上下端縁を上下の面状部41,42に近接または接触させてもよい。特に下端縁を下側の面状部42に近接または接触させることで、冷却水を効率的に冷却水流路24に導くことができる。
さらに、仕切部材38,39が上流側のヘッダプレート13(図1)と広い範囲で対向する面状部41,42を備えているので、流入口21から流入した冷却水は、排気ガスで加熱されるヘッダプレート13に接触しにくくなり、熱影響を受けにくくできる。従って、各チューブ12をより低い温度の冷却水で冷却でき、第2、第3実施形態と構造は異なるがやはり、冷却効率を向上させることができる。
なお、本発明を実施するための最良の構成、方法などは、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、かつ説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。
従って、上記に開示した形状、数量などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、数量などの限定の一部もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
例えば前記各実施形態では、ケース11の長手方向に沿ったプレート30の幅寸法は、突部18内に収容される大きさに設定されていたが、上下寸法Hがケース11中央の胴体部分内に収容できる大きさであれば、この胴体部分を通して後方側(冷却水の流れ方向の下流側に)にまで延設されるような大きさに設定されていてもよい。特に胴体部分が円筒形状である場合、チューブ12A,12Bの外方側の表面と胴体部分の内面との間の隙間は、チューブ12間の隙間よりも大きくなるため、プレート30を胴体部分まで延設させることにより、胴体部分においても、チューブ12A,12Bの表面とプレート30との間に幅寸法Aの冷却水流路24を形成することが望ましい。
前記各実施形態では、プレート30が冷却水の流入側にのみ設けられていたが、加えて流出側に設けられていてもよい。このような場合、例えば前記第1実施形態のようなプレート30を流入出側の両方に設けておけば、コア25としては前後対称形状となるため、前後の向きにとらわれることなくコア25をケース11内に収容でき、製作を容易にできる。
前記各実施形態では、偏平チューブ12が左右方向に並設される構造であったが、チューブ12を上下方向に並設し、左右いずれかの方向から冷却水を流入させる構造のEGRクーラでも本発明を適用できる。ただし、チューブ12を左右方向に並設する方が、冷却水流路24を上下方向にも連通させることになるから、例えば、冷却流路24で生じたエア等を上方に浮上させて良好に排出でき、より好ましい。また、偏平チューブ12を左右方向に並設した場合、冷却水を上方から流入させてもよい。
前記各実施形態では、ケース11の胴体部分が円筒状であったが、このような胴体部分に関しては、並設されたチューブ12全体の外形形状にあわせた角筒状であってもよい。 前記各実施形態では、ケース11には突部18が設けられていたが、ケース11全体がこのような突部18の径寸法を有した円筒形状に形成されていた場合でも、本発明を適用できる。
前記各実施形態では、突部18が円筒状であったが、角筒状であってもよい。例えば、突部が四角筒状とされた場合でも、外方に突出して設けられることで、突部の内面と両端側のチューブとの間に大きな隙間が形成され、よってチューブの外表面を流れる冷却水の流速が遅くなる可能性がある。従って、そのような角筒状の突部を採用した場合でも、本発明を適用することにより、両端側にチューブの冷却効率を向上させることができる。つまり、本発明のEGRクーラに設けられる突部の形状は任意であり、その実施にあたって適宜決められてよい。
前記第2実施形態では、門形状の仕切部材33が突部18内に締め代を持って挿入保持されていたが、仕切部材33の天面部32等を後方側に延設させ、この天面部32と胴体部分を溶着してもよい。
本発明は、EGRシステムを備えたエンジンが搭載される建設機械、輸送車両、各種産業機械に好適に適用できる。
本発明の第1実施形態に係るEGRクーラの排気ガスの流れ方向に沿って断面した断面図。 図1のII−II線に沿った断面図。 第1実施形態の要部の断面図であり、図1のIII−III線に沿った断面図。 第1実施形態の要部の分解斜視図。 本発明の第2実施形態に係るEGRクーラの要部を示す断面図。 第2実施形態の要部の分解斜視図。 本発明の第3実施形態に係るEGRクーラの要部を示す断面図。 第3実施形態の要部の分解斜視図。 本発明の第4実施形態に係るEGRクーラの要部を示す断面図。 第4実施形態の要部の分解斜視図。
符号の説明
10…EGRクーラ、11…ケース、12…チューブ、21…流入口、30…プレート、A,W…幅寸法、H…上下寸法。

Claims (6)

  1. EGRクーラにおいて、
    冷却水の流入口が設けられた筒状のケースと、
    複数並設されて前記ケース内に収容される偏平チューブと、
    並設方向の両端側に配置された前記チューブの外方側の表面と当該表面に対向する前記ケースの少なくとも前記流入口近傍の内面との間に配置されたプレートとを備え、
    前記流入口からの冷却水が、前記複数のチューブの並設方向とは異なる向きから前記ケース内に流入する
    ことを特徴とするEGRクーラ。
  2. 請求項1に記載のEGRクーラにおいて、
    前記並設されたチューブ間の隙間の幅寸法、および前記両端側のチューブの表面と前記プレートとの間の隙間の幅寸法が略同じである
    ことを特徴とするEGRクーラ。
  3. 請求項1または請求項2に記載のEGRクーラにおいて、
    前記プレートの冷却水流入方向に沿った寸法は、前記両端側のチューブの同方向での寸法と略同じかまたは当該寸法以上である
    ことを特徴とするEGRクーラ。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のEGRクーラにおいて、
    前記プレートは、前記両端側のチューブの表面に固定されている
    ことを特徴とするEGRクーラ。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のEGRクーラにおいて、
    前記プレートは、前記冷却水の流入口側に延設されている
    ことを特徴とするEGRクーラ。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のEGRクーラにおいて、
    前記プレートは、排気ガス入口側のヘッダプレートに対して非接触状態で配置されている
    ことを特徴とするEGRクーラ。
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