JP2006057473A - Egrガス冷却装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 簡略な構造であるにも拘らず冷却効率が優れ、しかも限られたスペースに容易に設置が可能なEGRガス冷却装置を提供する。
【解決手段】 冷却媒体の流入口P−1若しくは流出口P−2のいずれかを有し、相対する冷却ジャケット3−1、3−2の間にあって、ガスの流れ方向に対して直角に交差する伝熱管4を、間隔を保持して複数配置した多管式熱交換型ガス冷却装置において、個々の伝熱管4はその両管端を開口した状態で前記ガス配管の外周壁を貫通して固着配列され、隣接する伝熱管列群境界の冷却媒体の流れ方向交互に堰5を設けると共に、ガスの流れ方向最上流に位置して第1伝熱管列群を形成する個々の伝熱管を、軸心方向にかつガスの流れ方向に対して垂直に2分割し、2分割された伝熱管4−1a、4−1bのガスの流れ方向上流側より冷却媒体を通流させることによってガスを冷却するEGRガス冷却装置。
【選択図】 図1
【解決手段】 冷却媒体の流入口P−1若しくは流出口P−2のいずれかを有し、相対する冷却ジャケット3−1、3−2の間にあって、ガスの流れ方向に対して直角に交差する伝熱管4を、間隔を保持して複数配置した多管式熱交換型ガス冷却装置において、個々の伝熱管4はその両管端を開口した状態で前記ガス配管の外周壁を貫通して固着配列され、隣接する伝熱管列群境界の冷却媒体の流れ方向交互に堰5を設けると共に、ガスの流れ方向最上流に位置して第1伝熱管列群を形成する個々の伝熱管を、軸心方向にかつガスの流れ方向に対して垂直に2分割し、2分割された伝熱管4−1a、4−1bのガスの流れ方向上流側より冷却媒体を通流させることによってガスを冷却するEGRガス冷却装置。
【選択図】 図1
Description
本発明は、熱交換型ガス冷却装置に係り、詳しくはディーゼルエンジン等の排気系から排気ガスの一部を取り出し、EGR配管を介してエンジンの吸気系に戻し、混合機に加える排気再循環(以下、「EGR」という。)に際して、EGR配管内のEGRガスを冷却するEGRガス冷却装置に関する。
ディーゼルエンジンの排気系から排気ガスの一部を取り出し、再びエンジンの吸気系に戻して混合気に加える方法は、EGR(Exhaust Gas Recirculation:排気再循環)システムと称され、NOx(窒素酸化物)の発生を抑制し、ポンプ損失の低減や燃焼ガスの温度低下に伴う冷却液への放熱損失の低減、作動ガス量・組成変化による比熱比の増大と、それに伴うサイクル効率の向上など、多くの効果が得られるところから、ディーゼルエンジンの排気ガスの浄化や、熱効率を改善するための有効な方法として広く採り入れられている。
ところが、EGRガスの温度が上昇し、EGRガス量が増大すると、その熱作用によってEGRバルブ等が劣化してその耐久性が低下し、早期に破損する惧れが生ずるため、その防止策としてEGRバルブの冷却系を水冷構造とする必要に迫られたり、吸気温度の上昇に伴い充填効率が低下して燃費が低下するという現象を招来する。斯かる事態を回避するためにエンジンの冷却液、カーエアコン用冷媒または冷却風によってEGRガスを冷却する装置が用いられている。
このような実情にあって、EGRガスの冷却手段としては従来から様々なタイプの熱交換器型冷却装置が提案されている。例えば、ガスを通す内管の外側に液体を通す外管を配設し、ガスと液体間で熱交換を行う交換器において、内管内に金属コルゲート板がフィンとして挿入されている2重管式熱交換器(例えば、特許文献1参照)、内管と外管とを備えると共に、該内管側および外管側にそれぞれ高温側流体通路または低温側流体通路のいずれか一方ずつを備えた2重管式熱交換器(例えば、特許文献2参照)、内側に被冷却媒体を流通させる内管と、該内管の外周を離間して囲むように設けられた外管と、前記内管の内部に配設された熱応力緩和機能を有する放熱フィンとから構成された2重管式熱交換器(例えば、特許文献3参照)、内側に被冷却媒体を流通させる内管と、該内管の外周を離間して囲むように設けられた外管と、前記内管の内部に配設されたクロスフィンとから構成された2重管式熱交換器(例えば、特許文献4参照)など、従来は内管である伝熱管内に高温のEGRガスを通流させ、該伝熱管の外側に冷却媒体を流して両者間における熱交換作用によってガスを冷却する熱交換型ガス冷却装置が一般的であった。
一方、EGRガスと冷却媒体とを逆転して通流するEGRガス冷却装置、例えばEGRガス配管の外周面に、冷却配管(伝熱管)がスパイラル状に対設巻装されたEGRガス冷却装置(例えば、特許文献5参照)、EGRガス配管の外周壁を貫通して冷却配管(伝熱管)が当該EGRガス配管の内部に挿入された構造のEGRガス冷却器(例えば、特許文献6参照)等も提案され実用に供されていた。
特開平11−23181号公報(第1〜6頁、図1〜2)
特開2002−350071号公報(第1〜6頁、図1〜4)
特開2000−111277号公報(第1〜12頁、図1〜12)
特開2003−21478号公報(第1〜8頁、図1〜7)
特開平9−88730号公報(第1〜4頁、図1〜4)
特開平9−88731号公報(第1〜5頁、図1〜8)
上記各従来技術において、特許文献1〜4に開示されている2重管タイプのEGRガス冷却器の場合は、EGRガス流路を構成するパイプの内面は、長さ方向の全長に渡ってその内周面が平滑となっているものが多く、パイプの中心付近における熱伝達が不十分となり、EGRガスの冷却効率が低いという問題があった。また、上記特許文献5および6に開示されているEGRガス冷却装置の場合は、装置の製作が容易でコストが安価であるという利点を有するが、伝熱面積が狭いために必要な伝熱性能を確保するためには、特に軸方向の長さを長くすることが不可欠となり、限られたスペースに搭載することが必須の要件となる自動車等の場合、レイアウト上の問題が生じ、その上ガス流がEGRガス配管に沿って流れるため、ガス流の乱流化が不十分となり、伝熱面の境界層が十分に薄くならず、伝熱性能が不足するという問題が残されていた。
更に近時、地球温暖化問題等など世界的な環境保護の高まりから、ディーゼルエンジンからの窒素酸化物等の排出基準が厳しさを増し、NOxガス排出量に対してはその量的制限への要求は避け難く、排気マニフォルドから吸気マニフォルドに還流するEGRガスの量を一層増大することが求められている。斯かる要求を満たすためには、EGRガスの温度を十分に低下させてから吸気マニフォルドに還流することが必須の要件となり、そのためにはより熱交換性能に優れたEGRガス冷却装置が求められることとなる。そこで最近図13〜15に示すように断面略矩形に拡管されたEGRガス配管20の外周に、該ガス配管を挟んで上下、若しくは左右に相対する二つの冷却ジャケット40−1、40−2を固着した、所謂ヘッダータイプの多管式熱交換型EGRガス冷却装置が提案され、前記相対する二つの冷却ジャケット40−1、40−2間のEGRガス配管20内を貫いて、図14に示すように該EGRガス配管20を流れるEGRガスの流れ方向(矢印g)に対して直角に交差する多数の偏平伝熱管30を、所定の間隔で固着・配列することによって複数の伝熱管列群を形成すると共に、図15に示すように該偏平伝熱管30同士、若しくは偏平伝熱管30とEGRガス配管20の外壁との間に、ガスの流れ方向(矢印g)に対して平行に複数のプレートフィン50を固着したEGRガス冷却装置10が提案され、偏平伝熱管30とプレートフィン50との相乗効果によってガスの流れを攪拌し、伝熱面の境界層を薄くして伝熱性能を改善せしめ、加えて長円形に形成された偏平伝熱管30によってその伝熱面積を拡大すると同時に、流路を狭められた冷却媒体が、該偏平伝熱管内30を流速を早めて通流することにより効果的な熱交換が促進され、優れた冷却効率が得られた旨報告されている。茲で上記提案のEGRガス冷却装置においては、冷却媒体流入口より流入した冷却媒体が、冷却ジャケット40−1を満たした後、伝熱管列群を形成するそれぞれの伝熱管30を通流してガスとの熱交換を果たし、冷却ジャケット40−2を満たした後流出口P2を経由して系外に流去するよう構成されている。ところが上記伝熱管列群を形成するそれぞれの偏平伝熱管30は、その断面形状が偏平に押しつぶされた一定の形状を有している。従って流体に対する抵抗も一定となるため、冷却媒体は必ずしも全ての伝熱管30に均一に流れることは無く、流れに対して抵抗のない方向、例えば流出口P2に近い伝熱管列群を優先して流れ、比較的高熱を保持したEGRが流入するガス配管前方に当たる冷却装置の上流側においては、冷却媒体の流れに淀みが生じて効果的な熱交換を果すことができず、場合によっては冷却媒体に沸騰現象が生じ、発生した気泡によって伝熱面における熱交換が阻害され、十分な冷却効率が得られないという未解決な課題が残されていた。本発明は斯かる課題を解決して、簡略な構造であるにも拘らず冷却効率が優れ、しかも限られたスペースに容易に設置が可能なEGRガス冷却装置の提供をその目的とするものである。
上記課題を解決するための本発明は、ガス配管内を流れるガスの流れ方向に対して直角に交差する伝熱管群が、間隔を保持して複数列配置された多管式熱交換型ガス冷却装置において、個々の伝熱管はその両管端を開口した状態で前記ガス配管の外周壁を貫通して固着配列され、該固着配列された伝熱管列群の管軸方向両端におけるガス配管の上下または両側面のガス配管外周面に、冷却媒体の流入口若しくは流出口のいずれかを有する冷却ジャケットが固着され、該冷却ジャケットの流入口から流入した冷却媒体が、前記伝熱管列群を経由して他の冷却ジャケット流出口から系外に流去する冷却媒体流路にあって、隣接する前記伝熱管列群境界の冷却媒体の流れ方向交互に堰を設けると共に、ガスの流れ方向最上流に位置して第1伝熱管列群を形成する個々の伝熱管を、軸心方向にかつガスの流れ方向に対して垂直に2分割し、2分割された伝熱管のガスの流れ方向上流側より冷却媒体を通流することを特徴的構成要件とするEGRガス冷却装置を要旨とするものである。
本発明における前記EGRガス冷却装置において、前記伝熱管列群を形成する各伝熱管が天地方向に設けられている場合、第1伝熱管列群の最上位若しくは最下位に位置する伝熱管より順次冷却媒体が通流し、その後第2伝熱管列群以降に順次通流するように堰が設けられることを特徴とするものである。
また、本発明によるEGRガス冷却装置は、前記伝熱管列群を形成する各伝熱管の形状が円筒状チューブ管、断面長円形の偏平管、断面楔形形状に加工されたの金属管などであることを特徴とするものである。
本発明は更に、前記伝熱管列群を形成するそれぞれの伝熱管同士、若しくは該伝熱管とガス配管外壁の内周面との間隙に、ガスの流れ方向に平行して、プレートフィンを固着してなることを好ましい態様とするものである。
また、本発明によるEGRガス冷却装置に固着される前記プレートフィンには、貫孔、ルーバー、ピンフィン、凹凸等が設けられることを好ましい態様とするものである。
さらに、本発明によるEGRガス冷却装置において、前記伝熱管の分割用セパレートプレート、冷却媒体流路を制御する堰、またはプレートフィンを含む前記EGRガス冷却装置を構成する各部の接合手段が、溶接及び/又はろう付であることを特徴とするものである。
本発明によるEGRガス冷却装置において、伝熱管内を通流する前記冷却媒体が、エンジン冷却水であることを好ましい態様とするものである。
本発明に係る上記EGRガス冷却装置は、EGRガス配管(以下単に「ガス配管」ということがある。)の外周面の上下または左右両側面に冷却媒体の流入口若しくは流出口のいずれかを有する冷却ジャケットが固着され、該冷却ジャケット間のガス配管内を流れるガスの流れ方向に対して直角に交差する複数の伝熱管が、その両管端を開口した状態で前記ガス配管の外周壁を貫通して固着配列されて伝熱管列群を形成し、前記冷却ジャケットの流入口から流入した冷却媒体が、該伝熱管列群を経由して他の冷却ジャケット流出口から系外に流去する冷却媒体流路にあって、隣接する前記伝熱管列群境界における冷却媒体の、流れ方向交互に堰が設けられると共に、ガスの流れ方向最上流に位置して第1伝熱管列群を形成する個々の伝熱管内を、軸心方向にかつガスの流れ方向に対して垂直に2分割し、2分割された伝熱管内のガスの流れ方向上流側より冷却媒体を通流するよう構成されている。更に本発明に係る第2の発明によるEGRガス冷却装置は、前記伝熱管列群を形成する各伝熱管が、天地方向に設けられている場合に、第1伝熱管列群の最上位若しくは最下位に位置する伝熱管より順次冷却媒体が通流し、その後第2伝熱管列群以降に順次通流するよう構成されている。即ち本発明によるEGRガス冷却装置(以下単に「ガス冷却装置」ということがある。)は、該装置内に複数配列される伝熱管列群の中で、ガスの流れ方向に対して最上流に位置して、第1列目の伝熱管列群を形成する個々の伝熱管内に、セパレートプレートを配して2分割し、2分割された伝熱管内のガスの流れ方向に対して更に上流側に該当する伝熱管内より冷却媒体を通流し、順次下流側に流下させることにより、第1伝熱管列群を通流する冷却媒体の流速は単純に倍化することとなる。一方、上記第2の発明によるガス冷却装置においては、第1伝熱管列群を形成する伝熱管が上下に2本配列されている場合には、その流速は2倍となり、3本配列されている場合には3倍となる。このようにEGRガスの流れ方向最上流、即ち、高温のガスに最初に接触する第1伝熱管列群を通流する冷却媒体の流速を、意図的に早めることにより、該伝熱管内を通流する冷却媒体の沸騰は効果的に阻止され、それに起因する冷却効率の低下を未然に防止することができる。
また、その下流側において隣接する伝熱管列群のそれぞれの境界に、交互に堰を設け、該堰の位置を任意に変更することによって、該伝熱管列群を通流する冷却媒体の流路を意のままに制御できるため、その流速や流量を任意にコントロールすることが可能となる。従って主としてエンジン用冷却水が用いられる冷却媒体を、所望の伝熱管列群、さらには該伝熱管列群単位の個々の伝熱管に集中して通流させることも可能となり、該冷却装置の冷却媒体流路内における淀みや流量のばらつき幅を減少させて、それに起因する冷却媒体の沸騰や万一発生した沸騰によって生じた気泡を速やかに伝熱面から剥離・移動させて冷却効率の低下を未然に抑制することができる。
また、本発明に係るEGRガス冷却装置は、組み込まれる伝熱管の形状は自由で、多感式熱交換型EGRガス冷却装置において従来から多用されている円筒状チューブ管、断面長円形の偏平管、断面楔形形状に加工された金属管等の中から適宜に採用することが可能である。また、上記伝熱管同士若しくは該伝熱管とガス配管との間に、前記任意形状のプレートフィンを密着させて固定することにより、伝熱面積の増大を図り、より一層の熱交換効率を図ると共に、ガス配管内における強固な支持体となって作用して補強効果を発揮するため、過酷な運転条件の中で配設される当該EGRガス冷却装置として、他に特別な補強手段を構ずることなくそのまま用いることができ、装置の軽量小型化を可能とした。従って、得られたEGRガス冷却装置は極めてコンパクトなものとなり、限られたスペースに容易に設置することができる。
以下、本発明の実施の形態について添付した図面に基づいて更に詳細に説明する。
図1は本発明に係る第1実施例のEGRガス冷却装置を一部省略して示す縦断側面図、図2は図1におけるA−A線上横断平面図、図3は本発明に係る第2実施例のEGRガス冷却装置を一部省略して示す縦断側面図、図4(a)は図3におけるB−B線上横断平面図、図4(b)は図3におけるB´−B´線上横断平面図、図5は図4におけるC−C線上縦断正面図、図6は本発明に係る第3実施例のEGRガス冷却装置を一部省略して示す縦断側面図、図7は図6におけるD−D線上横断平面図、図8は本発明に係る第4実施例のEGRガス冷却装置を一部省略して示す縦断側面図、図9(a)は図8におけるE−E線上横断平面図、図9(b)は図8におけるE´−E´線上横断平面図、図10は本発明に係る各実施例において任意に用いらプレートフィンの伝熱管への接合構造を部分的に示す断面図、図11は本発明に係る上記各実施例において任意に用いられる各種プレートフィンを示し、(a)はプレートフィンに貫孔穴明きを設けたもの、(b)および(c)はルーバーを設けたもの、(d)はピンフィンを設けたもの、(e)は凹凸を設けたものを部分的に示す断面図、図12は本発明に係る各実施例において任意に用いることが可能な波型フィンを示し、(a)および(b)は上記実施例5において用いられた波板フィンを部分的に示す斜視図である。
[実施例]
図1は本発明に係る第1実施例のEGRガス冷却装置を一部省略して示す縦断側面図、図2は図1におけるA−A線上横断平面図、図3は本発明に係る第2実施例のEGRガス冷却装置を一部省略して示す縦断側面図、図4(a)は図3におけるB−B線上横断平面図、図4(b)は図3におけるB´−B´線上横断平面図、図5は図4におけるC−C線上縦断正面図、図6は本発明に係る第3実施例のEGRガス冷却装置を一部省略して示す縦断側面図、図7は図6におけるD−D線上横断平面図、図8は本発明に係る第4実施例のEGRガス冷却装置を一部省略して示す縦断側面図、図9(a)は図8におけるE−E線上横断平面図、図9(b)は図8におけるE´−E´線上横断平面図、図10は本発明に係る各実施例において任意に用いらプレートフィンの伝熱管への接合構造を部分的に示す断面図、図11は本発明に係る上記各実施例において任意に用いられる各種プレートフィンを示し、(a)はプレートフィンに貫孔穴明きを設けたもの、(b)および(c)はルーバーを設けたもの、(d)はピンフィンを設けたもの、(e)は凹凸を設けたものを部分的に示す断面図、図12は本発明に係る各実施例において任意に用いることが可能な波型フィンを示し、(a)および(b)は上記実施例5において用いられた波板フィンを部分的に示す斜視図である。
[実施例]
以下本発明を実施例に基づいて更に具体的に説明するが、本発明はこれによって拘束されるものではなく、本発明の主旨の範囲内において自由に設計変更が可能である。
本発明に係る第1実施例によるEGRガス冷却装置1は、図1〜2に示すように断面がほぼ矩形に拡管されたEGRガス配管2の上下に、主としてエンジン冷却水が用いられる冷却媒体(以下単に「冷却水」ということがある。)Cの流入口P1と、流出口P2とを備えた冷却ジャケット3−1、3−2を配置し、該冷却ジャケット3−1、3−2間にあって前記ガス配管2を貫通して、ガスの流れ方向(矢印g)に対して直角に交差する断面長円形の偏平管からなる伝熱管4が上下に4本、かつガスの流れ方向gの上流から下流方向に計4列固着・配設され、第1伝熱管列群4−1から第4伝熱管列群4−4までの伝熱管列群を形成すると共に、上記冷却ジャケット3−1、3−2間におけるガス配管2内を貫通する冷却水Cの流路を形成している。茲で本例による上記第1伝熱管列群4−1を形成する4本の偏平伝熱管4の内側に、軸心方向にかつガスの流れ方向gに対して垂直に、セパレートプレート6を配設することによりほぼ等分に2分割し、後続する各伝熱管列群の冷却水流路には、ガスの流れ方向上流側の第1伝熱管列群4−1と第2伝熱管列群4−1の間の冷却ジャケット3−2に堰5を設け、次に該第2伝熱管列群4−2と第3伝熱管列群4−3との間の冷却ジャケット3−1、更に該第3伝熱管列群4−3と第4伝熱管列群4−4との間の冷却ジャケット3−2にそれぞれ堰5を設けるという、所謂各伝熱管列群毎交互に上下の冷却ジャケット3−1および3−2内に堰5を形成して、流入口P1から流入した冷却水が流出口P2から系外に流去するまでの流路を、セパレートプレート6および複数の堰5によって強制的に制御することが必須の要件となる。即ち本例における冷却水Cは、流入口P1から冷却ジャケット3−1内に流入すると堰5に遮られて、前記セパレートプレート6によって2分割された第1伝熱管列群4−1を形成する上下4本の偏平伝熱管4のうち、ガスの流れ方向gに対して上流側に位置する伝熱管内4の分割流路4−1aに流入して冷却ジャケット3−2に至った後、第1伝熱管列群4−1と第2伝熱管列群との間の冷却ジャケット3−2設けられた堰5に遮られて、2分割された第1伝熱管列群4−1のガスの流れ方向g後流側の分割流路4−1bに流入して冷却ジャケット3-1に至り、その後は第2伝熱管列群4−2と第3伝熱管列群4−3との間の冷却ジャケット3−1内の堰5によって第2伝熱管列群4−2に流入し、さらには第3伝熱管列群4−3と第4伝熱管列群4−4との間の冷却ジャケット3−2の堰5にガイドされて第3伝熱管列群4−3に流入し冷却ジャケット3−1から第4伝熱管群4−4に至った後、再び冷却ジャケット3−2を経由して流出口P2から系外に流去するよう構成されている。
上記のように構成された本例によるEGRガス冷却装置1において、冷却媒体となるエンジン冷却水Cは、上段の冷却ジャケット3−1に設けられた流入口P1より流入すると同時に、2分割された第1伝熱管列群4−1のガスの流れ方向g上流側の伝熱管4内の分割流路4−1aを流下して下段の冷却ジャケット3−2内に至り、同一の第1伝熱管列群4−1であって、2分割された伝熱管4のガスの流れ方向g後流側の伝熱管内の分割流路4−1bを通流して再び上方の冷却ジャケット3−1に至り、さらに第2伝熱管列群4−2を経て下方の冷却ジャケット3−2に流入するという経路を繰り返すが、第1伝熱管列群4−1を形成する4本の偏平伝熱管4を、それぞれ軸心方向にかつガスの流れ方向gに対して垂直に2分割することによって、該伝熱管4内を通流する冷却媒体が単純計算で2倍という早い流速を維持しながら、第1伝熱管列群4−1の各伝熱管4内を通流することとなる。従ってガス配管を経由して装置内に流入した高温のEGRガスは、第1伝熱管列群を高速で通流する上記冷却水Cによって急速に冷却されることにより、第1伝熱管群の伝熱管群内表面での所謂沸騰現象が未然に防止され、その後流側の各伝熱管列群の偏平伝熱管4に、順次接触を繰り返しながら効果的に熱交換が行われ、可及的速やかに冷却され、当該ガス冷却装置1の下流側からガス配管内に戻る際には、エンジンの吸気系に戻されての再循環に、全く支障のない温度域にまで冷却されていることが確認された。
なお、本例におけるガス冷却装置は、図2に示すように冷却ジャケット3−1、3−2間におけるガス配管2を貫いて、ガスの流れ(矢印g)に対して直角に交差して固着・配列されて4列の伝熱管列群を形成する偏平伝熱管4の内、第1列の伝熱管列群の各偏平伝熱管を2分割すると同時に、ガス流路に対してその間隔を狭くするよう配列したことにより、上記構成による作用に加え、堰によって増速された冷却水の流速とによって、より効果的な熱交換が促進されて、沸騰による気泡の発生も無く、優れた冷却効率を得ることができた。なお、第1伝熱管列群4−1を2分割した例を示したが、第2伝熱管列群4−2以降も同様に2分割しても良い。
本発明に係る第2実施例によるEGRガス冷却装置を図3〜5に示すが、本例によるガス冷却装置1aは、伝熱管列群を形成する偏平伝熱管4aの配列は実質的に実施例1と同一であるが、第1伝熱管列群4a−1を形成する4本の偏平伝熱管4aのうち、図4および図5に示すように上から3本目までの偏平伝熱管4a同士の間を、セパレートプレート6a−1、6a−2によって分離するよう構成されている。即ち、本例における冷却水Cの流れは、流入口Pa−1を介して冷却ジャケット3a−1に流入した後、セパレートプレート6a−1と冷却装置の全高さの3/4を堰き止める堰5a−2と、第1伝熱管列群4a−1を形成する4本の偏平伝熱管4a同士の間を分離するセパレートプレート6a−2及び冷却ジャケット3a−2の全高さを堰き止める5a−1によってガイドされ、最上位に位置する偏平伝熱管4aから逐次下方の偏平伝熱管4a個々の内側を通流し、最下位に位置する偏平伝熱管4aを経由して冷却ジャケット3a−1に至り、その後は堰5a−2の下の流路を通流して偏平伝熱管4a−2に達し、順次4a−3、4a−4に至って流出口Pa−2から流出することとなる。従ってガスの流れ方向gに対して最上流に位置して設置される上記第1伝熱管列群4a−1を通流する冷却水Cの流速は、単準計算で4倍となり、高温のEGRガスに最初に接触する第1伝熱管群4a−1内においては、伝熱管内表面での沸騰現象などは生起せず、その後流側の各伝熱管列群の偏平伝熱管4に、順次接触を繰り返しながら効果的に熱交換が促進されて可的的速やかに冷却され、当該ガス冷却装置1aの下流側からガス配管内に戻る際には、エンジンの吸気系に戻されての再循環に、全く支障のない温度域にまで冷却されていることが確認された。なお、第1伝熱管列群4a−1にセパレートプレート6a−1、6a−2を設けた例を示したが、第2伝熱管列群4a−2以降に設けても良いことは言うまでもない。
本発明に係る第3の実施例のガス冷却装置を図6〜7に示すが、本例によるガス冷却装置1bは、伝熱管列群4b−1〜4b−6を形成する各列の伝熱管4bの形状を、ガスの流れ方向gに対して上流側の先端部から下流側の後端部にかけてその幅が拡張する、所謂楔型形状とした以外は実質的に実施例1と同様にして構成した。本例による第1伝熱管列群を形成する3本の各伝熱管4bは、実施例1と同様その長手方向ほぼ中間部分をセパレートプレート6bによって2分割しているが、該伝熱管4bの形状が楔形形状であるため、ガスの流れ方向gに対して上流側と、下流側の流路面積が約1対3の割合で前者が狭められることとなる。即ち、2分割された第1伝熱管列群4b−1におけるガスの流れ方向g上流側の分割流路4b−1a内の冷却水Cの流速は、後流側の第2伝熱管群4b−2の流速に対して単純計算で約3倍、分割流路4b−1bの約2倍となる。このガス冷却装置1bを実施例1と同様のEGRガス配管22に組み込み、実施例1と同一の条件でEGRガスの冷却に供したところ、伝熱管列群を形成する各伝熱管が3本と若干疎らであるにも拘らず、上記の構成に加え、楔形形状に形成された伝熱管4bの伝熱面に衝突を繰り返へすガス流が、効果的に剥離されて薄い境界層を維持し、実施例1と同様の高い冷却性能を得られることが確認された。
本発明に係る第4の実施例のガス冷却装置1cを図8〜9に示すが、本例によるガス冷却装置1cは、各伝熱管列群4c−1〜4c−5を形成する各列の伝熱管の本数を、上記実施例3と同様3本と若干疎らにしたことと、各伝熱管4cの形状をガスの流れ方向gに対して上流側の先端部から下流側の後端部にかけてその幅が拡張する、所謂楔型形状とした以外は実質的に実施例2と同様にして構成した。本例によるガス冷却装置1cにおいては、第1伝熱管列群4c−1を形成する伝熱管4cが3本であるため、該伝熱間列群4c−1の各伝熱管4c内を通流する冷却水の流速は、後続の各伝熱管列群を形成する各伝熱管4c−2〜4c−5内の流速に対して単純計算で3倍となる。このガス冷却装置1cをEGRガス配管2に組み込み、実施例2と同一の条件でEGRガスの冷却に供したところ、伝熱管列群を形成する各伝熱管が3本と若干疎らであるにも拘らず、上記の構成に加え、楔形形状に形成された伝熱管4bの伝熱面に衝突を繰り返へすガス流が、効果的に剥離されて薄い境界層を維持し、実施例2と同様の高い冷却性能を得られることが確認された。
[応用例]
[応用例]
本発明に係る上記各実施例の応用例として、上記各実施例におけるガス冷却装置1〜1cにおいて、伝熱管列群を形成する各々の伝熱管4〜4cの間隙、若しくは該伝熱管4〜4cとガス配管2〜2cの内壁との間隙に、図10および図11に示すようなプレートフィン7〜7eや図12に示すような波板状フィン8、8aなどを任意で固着することにより、該冷却装置内におけるガス流の攪拌効果がさらに促進されると共に、フィンそのものによる伝熱面積の拡大が期待され、冷却効率の一層の向上を図ることができると共に、該伝熱管4〜4c同士、若しくは該伝熱管4〜4cガス配管2〜2cとの間に強固な支持体(コア)が形成されて、優れた補強効果が得られるために、他の補強手段を要することが無く、装置のコンパクト化に寄与する。また、前記第1実施例と第2実施例を組み合わせて構成することも可能である。また、本発明におけるこれら各部材の固着手段としては溶接やろう付けによる所謂溶着手段が好ましく採用されるが、該溶着によって相互に優れた密着性が確保され、伝熱作用が阻害されないことと、激しい振動が繰り返されるなど、過酷な操作環境の中で信頼し得る接合が期待されるためである。
上記各実施例における伝熱管は、その優れた伝熱性と加工の容易性および機械的強度等を加味して、金属性チューブが好ましく採用されるが、伝熱管列群における冷却水流路を規制する堰およびセパレートプレートは、通流する冷却水の水圧に耐え、その流路を任意に規制しうるものであれば特に制限を加えるものではなく、冷却ジャケット内において任意に移動が可能な、可撤式構造であることがより好ましい。なお、上記各実施例における堰は、伝熱管列群毎の境界に交互に設けて冷却水流路を一本の流れに規制したが、本発明はこれによって拘束されるものではなく、第1列の流れから後流に行くに従いその流れを緩めたり、中流域の流れを意図的に速めたり、堰を設ける位置を移動することによって、任意に且つ所望の流れを操作することが可能である。一方、本発明による前記ガス冷却装置において、第1伝熱管列群を形成する各伝熱管の冷却水流路を規制するセパレートプレートも、実質的に上記の堰を構成する部材と実質的に同様の機能を果すものであり、第1伝熱管列群のみならず、第2伝熱管列群以降の伝熱管列群に対し、第1伝熱管列群と同様若しくはそれに準じた規制を施し、冷却媒体流路を任意に変更することを妨げるものではない。斯かる構成によって本発明によるEGRガス冷却装置は、該装置内における連続もしくは部分沸騰に起因する気泡によって、効果的熱交換が阻害される現象を未然に防止して、優れた冷却効率を得ることができる。
上記各実施例によって明らかなように、本発明に係るEGRガス冷却装置は、その構造が簡略であるにも拘らず、優れた冷却効率を発揮する。従って、装置の軽量・小型化を可能とするため、自動車用のEGRガス冷却装置として広範に用いられることは勿論、他の産業分野におけるガス冷却装置としても転用し得るなど幅広い用途が期待される。
1、1a、1b、1c EGRガス冷却装置
2、2a、2b、2c ガス配管
3−1、3a−1、3b−1、3c−1 冷却ジャケット
3−2、3a−2、3b−2、3c−2 冷却ジャケット
4、4a、4b、4c 伝熱管
4d、4e、4f、4g、4h、4i 伝熱管
4−1、4a−1、4b−1、4c−1 第1伝熱管列群
4−2、4a−2、4b−2、4c−2 第2伝熱管列群
4−3、4a−3、4b−3、4c−3 第3伝熱管列群
4−4、4a−4、4b−4、4c−4 第4伝熱管列群
4−1a、4−1b、4b−1a、4b−1b 分割流路
5、5a、5b、5c 堰
6、6a、6b、6c セパレートプレート
7、7a、7b、7c、7d、7e プレートフィン
8、8a 波板状フィン
P−1、Pa−1、Pb−1、Pc−1 流入口
P−2、Pa−2、Pb−2、Pc−2 流出口
2、2a、2b、2c ガス配管
3−1、3a−1、3b−1、3c−1 冷却ジャケット
3−2、3a−2、3b−2、3c−2 冷却ジャケット
4、4a、4b、4c 伝熱管
4d、4e、4f、4g、4h、4i 伝熱管
4−1、4a−1、4b−1、4c−1 第1伝熱管列群
4−2、4a−2、4b−2、4c−2 第2伝熱管列群
4−3、4a−3、4b−3、4c−3 第3伝熱管列群
4−4、4a−4、4b−4、4c−4 第4伝熱管列群
4−1a、4−1b、4b−1a、4b−1b 分割流路
5、5a、5b、5c 堰
6、6a、6b、6c セパレートプレート
7、7a、7b、7c、7d、7e プレートフィン
8、8a 波板状フィン
P−1、Pa−1、Pb−1、Pc−1 流入口
P−2、Pa−2、Pb−2、Pc−2 流出口
Claims (7)
- ガス配管内を流れるガスの流れ方向に対して直角に交差する伝熱管群が、間隔を保持して複数列配置された多管式熱交換型ガス冷却装置において、個々の伝熱管はその両管端を開口した状態で前記ガス配管の外周壁を貫通して固着配列され、該固着配列された伝熱管列群の管軸方向両端におけるガス配管の上下または両側面のガス配管外周面に、冷却媒体の流入口若しくは流出口のいずれかを有する冷却ジャケットが固着され、該冷却ジャケットの流入口から流入した冷却媒体が、前記伝熱管列群を経由して他の冷却ジャケット流出口から系外に流去する冷却媒体流路にあって、隣接する前記伝熱管列群境界の冷却媒体の流れ方向交互に堰を設けると共に、ガスの流れ方向最上流に位置して第1伝熱管列群を形成する個々の伝熱管内を、軸心方向にかつガスの流れ方向に対して垂直に2分割し、2分割された伝熱管内のガスの流れ方向上流側より冷却媒体を通流することを特徴とするEGRガス冷却装置。
- 前記EGRガス冷却装置において、伝熱管列群を形成する各伝熱管が天地方向に設けられている場合、第1伝熱管列群の最上位若しくは最下位に位置する伝熱管より順次冷却媒体が通流し、その後第2伝熱管列群以降に順次通流するように堰が設けられることを特徴とするEGRガス冷却装置。
- 前記伝熱管列群を形成する複数の伝熱管の形状が円筒状チューブ管、断面長円形の偏平管、断面楔形形状に加工されたの金属管などであることを特徴とする請求項1または2に記載のEGRガス冷却装置。
- 前記伝熱管列群を形成するそれぞれの伝熱管同士、若しくは該伝熱管とガス配管外壁の内周面との間隙に、ガスの流れ方向に平行して、プレートフィンを固着してなることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のEGRガス冷却装置。
- 前記プレートフィンには貫孔、ルーバー、ピンフィン、凹凸等が設けられることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のEGRガス冷却装置。
- 前記伝熱管の分割用セパレートプレート、冷却媒体流路を制御する堰、またはプレートフィンを含む前記EGRガス冷却装置を構成する各部の接合手段が、溶接及び/又はろう付であることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載のEGRガス冷却装置。
- 前記冷却媒体がエンジン冷却水であることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載のEGRガス冷却装置。
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-
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- 2004-08-17 JP JP2004237750A patent/JP2006057473A/ja active Pending
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