JP2010242993A - 防虫、防塵用のエアシャワー装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 従来は、建物の玄関の空間において、外気吸気用の吸気口と、送風ファンと、外気排気用の排気口と、吸気口と送風ファン間に配置した酵素付フィルタを有すエアシャワー装置で、空気中のアレルゲンを、フィルタの酵素・尿素と接触し、アレルゲンを不活性化し、排気口の下流側の人、衣類等へのアレルゲンを付着防止と、人の衣類等に付着していたアレルゲンを飛散させず、かつ除去できるエアシャワー装置を備えたアレルゲンフリー建物である。

【解決手段】 吸込口を上端に、風を噴射する吹出口を下端に備えた風洞と、風洞の上側に設けた羽根車及びモータと、風洞内に設けた風通路で構成した防虫、防塵用のエアシャワーであり、エアシャワーを、建屋内に設置し、吹出口から、帯状の風を、建屋の壁面内側と外側に向かって分岐して噴射する防虫、防塵用のエアシャワー装置で、人に付着する虫を、ハウス外で払拭できる。

【選択図】 図2−1

Description

本発明は、防虫、防塵用のエアシャワー装置に関する。
従来、この防虫、防塵用のエアシャワー装置においては、通常、クリーンルームがある。このクリーンルームの構造は、一般的には、建屋と、区画した部屋、又は別の部屋(部屋とする)を設置し、この部屋に、ファン・駆動部及び/又は防虫、防塵用集塵室を配置する。その使用方法は、このクリーンルームに入った人に対し、その人体及び/又は衣服(人体とする)の周辺全体方向、又は側面からの全体方向から、強風(噴流、風、空気の流れ)を噴射し、人体に付着した(付いた・侵入した・食い付いたり・纏わり付いたり・取り付いた)害虫・塵埃・異物等の物(虫・塵埃とする)を剥離(払拭)し、その虫を集塵室に収容する。従って、この構造では、区画、又は別の部屋の設置(空間確保)が必要となり、この空間確保にはスペース的に問題となること、又はコストアップの原因となる。また、装置の保守管理に手間を要すること等の問題が考えられる。また、人体の側面全体方向から、強風を噴射する構造であって、この剥離した虫は、強風及び/又は使用後の風が悪影響する場合があり、この場合の例としては、剥離した虫が飛散するので、虫の確実、かつ効率的な捕集(捕捉)に問題を残すこと、さらには、その処理に困ること、等の改良点が考えられる。従って、確実、かつ効率的な捕集が強く望まれていた。
上記に鑑み、本発明と関連が考えられる、この種の防虫、防塵用のエアシャワー装置に関する先行文献として、次のような文献(1)〜(4)を挙げる。
文献(1)は、特開2003−161489の「エアカーテンの昆虫類侵入防止装置およびその方法」で、その内容は、吸込口と、吹出口を備えたハウジングに、シャッター部と、対峙する対のシロッコファン形の送風機を設け、このハウジングの床面に補虫ピット部を設ける構造であり、シャッター部の開閉と送風機の噴流の流れを制御する制御装置であって、このシャッター部に付着した昆虫類を払拭するために、シャッターの閉鎖時に、吹出口からの噴流をシャッター面に吹き付けた後に、送風機及び吹出口を水平方向に旋回し、水平方向に互いに対向する平行なエアカーテン流を形成する構造であり、エアカーテン流の噴流の自動制御を介して、防虫効果の向上と、エアカーテンの昆虫類侵入防止を図ることを特徴とする。しかし、この文献(1)では、人体の上部、例えば、頭、肩等に付着する塵埃を払拭するには充分とは考えられない。また、この文献(1)は、送風機が、シロッコファン形であり、送風量及び/又は送風力に、能力不足が考えられる。
文献(2)は、特開2006−194468の「エアシャワー装置、及びそれを用いたアレルゲンフリー建物」で、その内容は、建物本体の玄関と、その側壁とからなる空間に、吸気口から外気吸気し、この吸気外気を送風する送風ファンと、送風ファンからの外気を排気する排気口と、吸気口と送風ファン間に配置され、かつ尿素、アレルゲンを不活性化する酵素付のフィルタを有すエアシャワー装置であり、吸気口から吸気された空気中のアレルゲンを、フィルタの酵素・尿素と接触し、アレルゲンを不活性化し、排気口の下流側に居る人の衣類等へのアレルゲンを付着させず、かつ人の衣類等に付着していたアレルゲンを飛散させない構造で、しかも、簡易な構造であっても、人の衣類に付着したアレルゲンを除去できるエアシャワー装置を備えたアレルゲンフリー建物を提供することにある。しかし、この文献(2)では、従来と同様に、部屋の手当てに対する配慮が欠けることが考えられる。
また、文献(3)は、特開2003−314875の「塵埃侵入防止装置及びシートシャッター」で、その内容は、シャッターの開口度(シートシャッターの開口度)の広狭を検知し(シートシャッターの開口度)、この広狭に対応して、送風機を選択駆動し、所定の吹出口より、選択して吹出すことで、送風機の効率的な使用と、確実かつ簡易に塵埃の侵入防止を図る。しかし、この文献(3)では、この送風機は、架台の側面側に複数基設けた構造であることから、人体の上部、例えば、頭、肩等に付着する塵埃を払拭するには、充分とは考えられない。また、送風機の空気流(風)は、門型架台の側面方向に、直線状に吹出される構造であることから、塵埃を室外に拡散するには、改良の余地がある。尚、図4に図示されたドア式の例では、室内から室外に風を流す構造である。しかしながら、この例においても、人体の上部、例えば、頭、肩等に付着する塵埃を払拭するには、充分とは考えられない。また、この例では、ノズルが、送風機に対して、折曲げ形成する構造であり、風のスムーズな吹出に改良の余地がある。
文献(4)は、特開2004−286405の「エアシャワー装置」で、その内容は、クリーンルーム内を移動する人及び/又は製品に追従して、ノズルが、センサーの検知を介してスイングすることで、人体及び/又は製品に付着する塵埃を払拭する構造であり、人及び/又は製品の動きを的確に捉えて、効率的に払拭すること、この種のクリーンルームの性能の向上を図ること等を意図する。しかし、この文献(4)では、前述した文献(1)と、同じような改良点が考えられる。
特開2003−161489 特開2006−194468 特開2003−314875 特開2004−286405
前述した文献(1)〜(4)は、特別な空間か、部屋、或いは門形の躯体を形成する構造であり、前述した如く、この空間、部屋等の確保に要するスペースが問題となること、又はコストアップの原因となる。また、家屋では体裁面での工夫に欠けること、等の問題が考えられる。そして、この文献(2)の構造では、ハウス等の農事用の建屋には、構造的に問題であるとともに、捕集した虫・塵埃の処理に配慮と、装置を有することから、付帯装置の設置と、コストアップの原因となり、改良の余地が考えられる。
また、他の文献(1)、(3)及び(4)は、人体の側面側より、強風を吹出(噴射し)し、この人体に付着した虫・塵埃、又は加工屑、滓等を払拭する構造である。従って、前述の如く、人体の上部、例えば、頭、肩等に付着する虫・塵埃等を払拭するには、充分とは考えられない。そして、この文献(1)〜(4)は、強風を、略垂直方向に噴射すか、又は旋回方向に噴射する構造に留まっている。従って、人体(人)に対して、頭から、足部に対して、かつ二方向に噴射する構造ではないので、人体の動きに連動して、風の向きを変更して、個別に強風を噴射することは困難である。また、効率的な払拭が図られないと思われる。
上記に鑑み、本発明は、[1] 人(人体)に対して、略長方形状で、必要により多岐に亙り風(噴流、強風、空気の流れ)を噴射する構造を採用し、人の頭から、足部に対して、かつ人の動きに対応して、風を他方向より噴射することで、確実かつ効率的な払拭を図る。また、[2] 風胴の上端に設けた大きな吸込口から、ファンで、空気を吸込み、この風胴の風通路を介して、略長方形状で、必要により多岐に亙り、吹出口より風を噴射する構造であり、充分な送風量及び/又は送風力を確保する。さらに、[3] 風洞の吹出口を、妻面側に偏倚した構造とすることで、噴射された風が、床面に衝突した後に、建屋内に逆流することを回避し、もって、建屋内への虫・塵埃等の侵入防止を図る。[4] 風胴を、支持杆、及びフレームの取付け構造を介して、建屋の躯体に垂下等して設置することで、簡易かつ確実に設置可能とすること、又は(必要により多岐に亙り)風を、室内に向って、また、その一部を室外に向かって噴射し、所期の目的を達成する。また、[5] 風胴を、建屋の躯体を中心に、可動・昇降可能とすることで、人体の大小、又は製品、荷物、機械等の物の大小、或いは噴射方向(吹出方向)の多様化等を図り、虫及び/又は除塵の侵入防止等を図る。
請求項1〜3の発明は、前記[1]〜[4]に記載した意図を達成することである。
請求項1では、吸込口を上端に、また風を噴射する略長方形状の吹出口を下端に備えた風洞と、この風洞の上側に設けた羽根車及びモータと、この風洞内に設けた風通路で構成した防虫、防塵用のエアシャワーであり、
このエアシャワーを、建屋内に設置し、前記吹出口から、所定の厚さを備えた帯状の風を、この建屋の壁面内側と、その外側に向かって、分岐して噴射する構成とした防虫、防塵用のエアシャワー装置とする。
請求項2では、吸込口を上端に、また三方向に風を噴射する複数の吹出口を下端に備えた風洞と、この風洞の上側に設けた羽根車及びモータと、この風洞内に設けた風通路で構成した防虫、防塵用のエアシャワーであり、
このエアシャワーを、建屋内に設置し、前記吹出口から、所定の厚さを備えた帯状の風を、この建屋の壁面内側に二方向に向かって、分散して噴射するとともに、外側に傾斜方向に向かって、一方向に噴射する構成とした防虫、防塵用のエアシャワー装置とする。
請求項3では、吸込口を上端に、また三方向に風を噴射する複数の吹出口を下端に備えた風洞と、この風洞の上側に設けた羽根車及びモータと、この風洞内に設けた風通路で構成した防虫、防塵用のエアシャワーであり、
このエアシャワーを、建屋内に垂下設置し、前記吹出口から、所定の厚さを備えた帯状の風を、この建屋の壁面内側に二方向に向かって、分散して噴射するとともに、外側に傾斜方向に向かって、一方向に噴射する構成とした防虫、防塵用のエアシャワー装置とする。
請求項4の発明は、前記[1]〜[4]に記載した意図を達成するに最適な、エアシャワー装置の提供である。
請求項4では、吸込口を上端に、また、分岐吹出口の開口と、外向き吹出口の開口を下端に備えた風洞と、この風胴の下端の妻面側に、前記吹出口を境として、上に風向調整板と、下に風向規制板を設け、この風向調整板の上端と、前記風胴の下部で、その妻面側に設けた庇の基端側との間に開口を形成し、また、前記風洞の上側に設けた羽根車及びモータと、この風洞内に設けた風通路で構成した防虫、防塵用のエアシャワーであり、
このエアシャワーを、建屋内に垂下設置し、前記吹出口から、所定の厚さを備えた帯状の風を、この建屋の壁面内側に二方向に向かって、分散して噴射するとともに、外側に傾斜方向に向かって、一方向に噴射する構成とした防虫、防塵用のエアシャワー装置とする。
請求項5の発明は、前記[1]〜[4]に記載した意図を達成するに最適な、エアシャワー装置の風洞構造の提供である。
請求項5では、請求項4に記載の防虫、防塵用のエアシャワー装置であって、
前記風胴は、その長手方向において、妻面側を垂直側板で形成し、また、反妻面側を、垂直上側板部と、この垂直上側板部に続く下方が妻面側に傾斜した中側板部と、この中側板部に続く垂直下側板部で形成するとともに、その短手方向において、前記妻面側の垂直側板と、前記反妻面側の垂直上側板部、及び中側板部、並びに垂直下側板部を、閉塞する対の垂直横側板で形成し、この妻面側の垂直側板の上端と、前記反妻面側の垂直上側板部の上端、及び、対の垂直横側板の上端で方形状の吸込口を形成し、さらに、この妻面側の垂直側板の下端と、前記反妻面側の垂直下側板部の下端、及び、対の垂直横側板の下端で長方形状の吹出口を形成し、この吹出口には拡散板を設ける構成とし、前記吹出口は、前記吸込口に対して、短手方向において細い構造とし、また、この吹出口の短手方向において、分割し、かつこの長手方向に沿って配備した拡散板で、第一・第二の開口を形成し、さらに、前記垂直側板に、妻面側に向かった庇を設け、第三の開口を形成する構成とした防虫、防塵用のエアシャワー装置とする。
請求項6の発明は、前記[1]〜[4]に記載した意図を達成するに最適な、エアシャワー装置の拡散板構造の提供である。
請求項6では、請求項4に記載の防虫、防塵用のエアシャワー装置であって、
前記拡散板は、吹出口に偏倚して設けるとともに、その内方先端部が変則山形とする構造であり、この偏倚して設けた拡散板を介して、妻面側の吹出口の第二の開口が狭く、反妻面側の吹出口の第三の開口が、その第二の開口に対して広く開放される構成とし、下向きの風が、床面に衝突し、妻面側において、少なくバウンドする構成とした防虫、防塵用のエアシャワー装置とする。
請求項7の発明は、前記[1]〜[4]に記載した意図を達成するに最適な、エアシャワー装置の取付け構造の提供である。
請求項7では、請求項1〜請求項3の何れか一項に記載の防虫、防塵用のエアシャワー装置であって、
前記エアシャワーを、躯体より突出した複数の支持杆、又は前記建屋内に立設したフレームを介して、前記建屋内の妻面内側に設置する構成とした防虫、防塵用のエアシャワー装置とする。
請求項8の発明は、前記[1]〜[4]に記載した意図を達成するに最適な、エアシャワー装置を設置可能な建屋構造の提供である。
請求項8では、請求項1〜請求項3の何れか一項に記載の防虫、防塵用のエアシャワー装置であって、
この建屋が、ビニールハウス、ガラスハウス等の農事用ハウスとする構成とした防虫、防塵用のエアシャワー装置とする。
請求項9・10の発明は、前記[1]〜[5]に記載した意図を達成することである。
請求項9では、請求項1〜請求項3の何れか一項に記載の防虫、防塵用のエアシャワー装置であって、
このエアシャワーは、建屋の躯体を支点として、この風洞を可動し、その吸込口及び吹出口の位置を変更できる構成とした防虫、防塵用のエアシャワー装置とする。
請求項10では、請求項1〜請求項3の何れか一項に記載の防虫、防塵用のエアシャワー装置であって、
このエアシャワーは、建屋の躯体に、昇降自在に設ける構成とした防虫、防塵用のエアシャワー装置とする。
請求項1の発明は、吸込口を上端に、風を噴射する略長方形状の吹出口を下端に備えた風洞と、風洞の上側に設けた羽根車及びモータと、風洞内に設けた風通路で構成した防虫、防塵用のエアシャワーであり、
エアシャワーを、建屋内に設置し、吹出口から、所定の厚さを備えた帯状の風を、建屋の壁面内側と、外側に向かって、分岐して噴射する防虫、防塵用のエアシャワー装置である。
請求項2は、吸込口を上端に、また三方向に風を噴射する複数の吹出口を下端に備えた風洞と、風洞の上側に設けた羽根車及びモータと、風洞内に設けた風通路で構成した防虫、防塵用のエアシャワーであり、
エアシャワーを、建屋内に設置し、吹出口から、所定の厚さを備えた帯状の風を、建屋の壁面内側に二方向に向かって、分散して噴射するとともに、外側に傾斜方向に向かって、一方向に噴射する防虫、防塵用のエアシャワー装置である。
請求項3は、吸込口を上端に、また三方向に風を噴射する複数の吹出口を下端に備えた風洞と、風洞の上側に設けた羽根車及びモータと、風洞内に設けた風通路で構成した防虫、防塵用のエアシャワーであり、
エアシャワーを、建屋内に垂下設置し、吹出口から、所定の厚さを備えた帯状の風を、建屋の壁面内側に二方向に向かって、分散して噴射するとともに、外側に傾斜方向に向かって、一方向に噴射する防虫、防塵用のエアシャワー装置である。
従って、この請求項1〜3は、下記の効果がある。
[1] 人体(人)に対して、略長方形状で、必要により多岐に亙り風を噴射する構造を採用し、人の頭から、足部に対して、かつ人の動きに対応して、風を他方向より噴射することで、確実かつ効率的な払拭が図れる。
[2] 風胴の上端に設けた大きな吸込口から、ファンで、空気を吸込み、この風胴の風通路を介して、略長方形状で、必要により多岐に亙り、吹出口より風を噴射する構造であり、充分な送風量及び/又は送風力を確保できる。
[3] 風洞の吹出口を、妻面側に偏倚した構造とすることで、噴射された風が、床面に衝突した後に、建屋内に逆流することを回避し、もって、建屋内への虫・塵埃等の侵入防止が図れる。
[4] 風胴を、支持杆、及びフレームの取付け構造を介して、建屋の躯体に垂下、立設等(垂下とする)して設置することで、簡易かつ確実に設置可能とすること、又は(必要により多岐に亙り)風を、室内に向って、また、その一部を室外に向かって噴射し、所期の目的を達成できる。
請求項4の発明は、吸込口を上端に、分岐吹出口の開口と、外向き吹出口の開口を下端に備えた風洞と、風胴の下端の妻面側に、吹出口を境として、上に風向調整板と、下に風向規制板を設け、風向調整板の上端と、風胴の下部で、妻面側に設けた庇の基端側との間に開口を形成し、また、風洞の上側に設けた羽根車及びモータと、風洞内に設けた風通路で構成した防虫、防塵用のエアシャワーであり、
エアシャワーを、建屋内に垂下設置し、吹出口から、所定の厚さを備えた帯状の風を、建屋の壁面内側に二方向に向かって、分散して噴射するとともに、外側に傾斜方向に向かって、一方向に噴射する防虫、防塵用のエアシャワー装置である。
従って、この請求項4は、前記[1]〜[4]に記載した効果が図れることと、この効果を達成するに最適な、エアシャワー装置を提供できる。
請求項5の発明は、請求項4に記載の防虫、防塵用のエアシャワー装置であって、
風胴は、長手方向において、妻面側を垂直側板で形成し、また、反妻面側を、垂直上側板部と、垂直上側板部に続く下方が妻面側に傾斜した中側板部と、中側板部に続く垂直下側板部で形成するとともに、短手方向において、妻面側の垂直側板と、反妻面側の垂直上側板部、及び中側板部、並びに垂直下側板部を、閉塞する対の垂直横側板で形成し、妻面側の垂直側板の上端と、反妻面側の垂直上側板部の上端、及び、対の垂直横側板の上端で方形状の吸込口を形成し、さらに、妻面側の垂直側板の下端と、反妻面側の垂直下側板部の下端、及び、対の垂直横側板の下端で長方形状の吹出口を形成し、吹出口には拡散板を設ける構成とし、吹出口は、吸込口に対して、短手方向において細い構造とし、また、吹出口の短手方向において、分割し、かつ長手方向に沿って配備した拡散板で、第一・第二の開口を形成し、さらに、垂直側板に、妻面側に向かった庇を設け、第三の開口を形成する防虫、防塵用のエアシャワー装置である。
従って、この請求項5は、前記[1]〜[4]に記載した効果が図れることと、この効果を達成するに最適な、エアシャワー装置の風洞構造を提供できる。
請求項6の発明は、請求項4に記載の防虫、防塵用のエアシャワー装置であって、
拡散板は、吹出口に偏倚して設けるとともに、内方先端部が変則山形とする構造であり、偏倚して設けた拡散板を介して、妻面側の吹出口の第二の開口が狭く、反妻面側の吹出口の第三の開口が、第二の開口に対して広く開放される構成とし、下向きの風が、床面に衝突し、妻面側において、少なくバウンドする防虫、防塵用のエアシャワー装置である。
従って、請求項6は、前記[1]〜[4]に記載した効果が図れることと、この効果を達成するに最適な、エアシャワー装置の拡散板構造を提供できる。
請求項7の発明は、請求項1〜請求項3の何れか一項に記載の防虫、防塵用のエアシャワー装置であって、
エアシャワーを、躯体より突出した複数の支持杆、又は建屋内に立設したフレームを介して、建屋内の妻面内側に設置する防虫、防塵用のエアシャワー装置とする。
従って、請求項7は、前記[1]〜[4]に記載した効果を達成できることと、この効果を達成するに最適な、エアシャワー装置の取付け構造を提供できる。
請求項8の発明は、請求項1〜請求項3の何れか一項に記載の防虫、防塵用のエアシャワー装置であって、
建屋が、ビニールハウス、ガラスハウス等の農事用ハウスとする防虫、防塵用のエアシャワー装置とする。
従って、請求項8は、前記[1]〜[4]に記載した効果を達成できることと、この効果を達成するに最適な、エアシャワー装置を設置可能な建屋構造を提供できる。
請求項9の発明は、請求項1〜請求項3の何れか一項に記載の防虫、防塵用のエアシャワー装置であって、
エアシャワーは、建屋の躯体を支点として、風洞を可動し、吸込口及び吹出口の位置を変更できる防虫、防塵用のエアシャワー装置である。
請求項10の発明は、請求項1〜請求項3の何れか一項に記載の防虫、防塵用のエアシャワー装置であって、
エアシャワーは、建屋の躯体に、昇降自在に設ける防虫、防塵用のエアシャワー装置である。
従って、請求項9・10は、前記[1]〜[4]に記載した効果と、下記の効果がある。
[5] 風胴を、建屋の躯体を中心に、可動・昇降可能とすることで、人体の大小、又は製品、荷物、機械等の物の大小、或いは噴射方向の多様化等を図り、虫及び/又は除塵の侵入防止等が図れる。
図1はエアシャワーを設置した建屋(ハウスで説明する)の妻面側を示した正面縮尺模式図 図2−1はエアシャワーを、躯体に支持杆を介して、設置したハウスの妻面側を示した側面模式図 図2−2はエアシャワーを、妻面側に立設したフレームを介して、この妻面側に設けた側面摸式図 図3のエアシャワー装置の要部側断図 図4はエアシャワー装置の正面図 図5はエアシャワー装置の背面図 図6はエアシャワー装置の平面図 図7はエアシャワー装置の底面図 図8はエアシャワー装置の側面図 図9はエアシャワーの動作の一例を示したフローチャート
本発明の一例を説明する。
本発明の好ましい一例を、図面を参照しながら説明する。図中1はハウスで、このハウス1の躯体100は、妻柱101と、胴縁102、並びに垂木103、合掌104、又は梁(図示しない)等で構成し、この躯体100にはビニールフィルム2、又はガラス(図示せず)を被覆することで、ハウス1を構築する。図中3、4はハウス1の妻面1aの入り口1bの引き戸、又は開閉扉等の扉である。尚、入り口1bには、小さい扉(図示せず)を設け、小さい入り口(図示せず)を形成し、後述するエアシャワーの風を有効利用すること、又は噴射量・風速の節約化、省資源化等に役立てることもできる。また、この小さい扉(符号付さず)は、扉3、4に設けることもできる。図中2aは内張りビニールフィルムを示している。
また、図中6はエアシャワーで、このエアシャワー6の風胴7の上端には、方形状に開口する吸込口700を備えた、一辺が前記扉3、4の幅より幾分狭くなった方形状の立方体の第一風通路Xと、この第一風通路Xに連通する正面視して(図4等)スカート形状で、かつ側面視して(図3等)収れん形状で、しかも、二方向の噴射開口(分岐吹出口)を有する吹出口701、及び/又は、傾斜して噴射する一方向の開口(吹出口701の一部である外向き吹出口)を下端に備えた第二風通路Yで構成されている。そして、この風胴7の構造を詳細に説明すると、風胴7の長手方向Aにおいて、妻面側1a1を一枚鋼板の垂直側板7aで形成し、また、反妻面側1a2を、第一風通路Xを形成する垂直上側板部7bと、これに続く、第二風通路Yの上部を形成する下方が妻面側1a1に傾斜した中側板部7cと、この中側板部7cに続く、第二風通路Yの下部を形成する垂直下側板部7dで形成する。そして、その短手方向Bにおいて、妻面側1a1の垂直側板7aと、また、反妻面側1a2の垂直上側板部7b、及び中側板部7c、並びに垂直下側板部7dを、閉塞する対の垂直横側板7e、7eで形成する。これにより、風胴7は、その垂直側板7aの上端と、垂直上側板部7bの上端、及び、対の垂直横側板7eでなる方形状の吸込口700が形成される。さらに、この垂直側板7aの下端と、垂直下側板部7bの下端、及び、対の垂直横側板7eでなる吹出口701が形成される。そして、この吹出口701は、前記吸込口700に対して、短手方向Bおいて細い構造である。これにより、風の収れんと及び/又は噴射力の向上を図る。また、この吹出口701には、第一・第二の開口701a、701bを形成するための拡散板8を設ける。この拡散板8は、吹出口701の短手方向Bにおいて、この吹出口701を、第一・第二の開口701a、701bに分割し、かつこの長手方向Aに沿って配備される。そして、この拡散板8を介して、噴射量(吹出量)を図2−1等の如く、適宜、例えば、後述するように、大小の面積比に調整する。これにより、噴射された風が、床面GLに衝突した後に、ハウス1内に逆流することを回避し、もって、ハウス1内への虫の侵入防止(入り込み防止)が図れる。また、垂直側板7aに、妻面側1a1に向かった庇702を設け、第三の開口701cを形成する。この第三の開口701cへの風の確実な送風と、第二の開口701bとの風のすみわけをするために、吹出口701の上方に垂直側板7aと同じ面に風向調整板10を設ける。また、風向調整板10の下側に、風向規制板11を垂下することで、前記第二の開口701bからの風のハウス1外への拡散回避と、前記の如く、ハウス1内への逆流回避等を図る。即ち、この風向調整板10と、風向規制板11は、吹出口701を境として、上下方向に設ける構造である。そして、拡散板8は、妻面側1a1に偏倚して設け、噴射量を、第一の開口701a>第二の開口701bとし、ハウス1外への拡散回避と、ハウス1内への逆流回避等を図る。また、この第一の開口701a>第二の開口701bを達成する他の手段としては、図3の如く、その内方先端部が変則山形800とすることも有効である。このような構造を採用する風胴7において、吸込口700より吸込まれた空気は、第一風通路Xに至った後、中側板部7cの傾斜で収れん形状で、圧縮、かつ加速して流下する(第二風通路Yの始端に至る)。そして、その後、垂直下側板部7d(第二風通路Yの終端)に至り、第一・第二の開口701a、701b、並びに第三の開口701cから、図2−1に矢印で示すように、エアシャワー6の風胴7から、人Hの頭から足元(足部)に向かって噴射される。
この風胴7の吸込口700には、ガード15と、この吸込口700より吸込んだ空気を、スムーズに第二風通路Yに導くためのベルマウス16が設けられる。また、風胴7には、外気を吸込口700より風胴7内に吸込むための羽根車17及びモータ18が設けられている。従って、この羽根車17の回転で、外気を吸込口700より風胴7内に吸込む構造である。そして、このガード15は、安全性と、落下物による故障回避等を図る。また、ベルマウス16は、風胴7の内面に支持する。このベルマウス16には、前記羽根車17が間隔を於いて支持される。また、この羽根車17は、風胴7の内面に、支持杆18aを介して固止したモータ18の出力軸18bに固止されている。
このエアシャワー6を、妻面1aの壁面(壁面)内側に設置するには、図2−1に示した如く、躯体100に固止した支持杆20、パイプ、アーム等(支持機構)と、風胴7の垂直横側板7eに設けた支持受け部21、ブラケット、挾持具(支持受け機構)を介して、垂下する方法と、また、図2−2に示した如く、立設したフレーム22(設置機構)を、風胴7の垂直横側板7eに設ける構造がある。また、可動は、図示しないが、可動機構を採用し、エアシャワー6を、妻面1aに接近、又は離間するように動かす構造とし、風の噴射方向を変更する構造と、また、昇降は、図示しないが、昇降機構等を採用し、エアシャワー6を、地面GLに接近、又は離間するように動かす構造とし、風の噴射力と噴射量を変更する構造とする。そして、この一例では、機能の強化と、汎用性、又は虫の量、気候(風、雨等)、或いはハウス1の向き、高さ等に対応可能とする。また、前記可動機構と昇降機構の併用もあり得る。
続いて、このエアシャワー6の働きを説明すると、ハウス1の室内に、吹出口701を妻面1aの入り口1bに向けて、このエアシャワー6を垂下設置する。そこで、モータ18を駆動し、羽根車17を回転する。この羽根車17の回転で、エアシャワー6の吸込口700及び/又はベルマウス16より空気を吸込み、この吸込んだ空気を、第一風通路Xから、収れん形状の第二風通路Yに導く。その後、第二風通路Yの収れん形状で圧縮、かつ第一の強い風に変換し、この変換した風(第一風)を、拡散板8と庇702、並びに風向調整板10で、多岐に振分けて、この吹出口701に設けた第一〜第三の開口701a〜701cから、風(第二風)に変換し、噴射する(吹き降ろされる)とともに、風向規制板11及び/又は風向調整板10(また、庇702)を介して、効率的かつ確実に、すみわけ(分岐)しながら、床面GLに向かって吹き降ろす構造である。例えば、図3の矢印(イ)の如く、吸込口700より吸込まれ、羽根車17を介して、妻面側1a1に至った空気は、風向調整板10の上端と、風胴7の下部で、妻面側1a1に設けた庇702の基端側との間で形成される開口701cを形成し、この庇702誘導されて、図2−1等に矢印(イ)で示されているように、風として吹き降ろされる。この風は、ハウス1内から、そのハウス1外に向かって噴射され、ハウス1内に入ろうとする人Hに降り注がれるので、ハウス1外において、虫が払拭され、この全身から払拭された虫は、ハウス1外にあって、わざわざ追いやる必要がなく、又は清掃することが無く、大変有効である。また、図3の矢印(ロ)の如く、吸込口700より吸込まれ、羽根車17を介して、妻面側1a1に至った空気は、風向調整板10のガードと拡散板8による分岐によって第二の開口701bより、図2−1等に矢印(ロ)で示されているように、風として吹き降ろされる。この風は、ハウス1内の内張りビニールフィルム2aの近傍に向かって噴射され、ハウス1内に入った人Hに降り注がれるので、ハウス1外において、払拭された虫が、ハウス1内に侵入すること、又はハウス1内に吹き込まれることも皆無である。即ち、この(ロ)の風が、エアカーテンとして機能する。そして、この第二の開口701bからの風の噴射は、風向規制板11に誘導かつ規制されて、垂直側板7aに沿って吹き降ろされることから、前述したエアカーテンの特徴が発揮できる。さらに、図3の矢印(ハ)の如く、吸込口700より吸込まれ、羽根車17を介して、反妻面側1a2に至った空気は、拡散板8で分岐にされて第一の開口701aより、図2−1等に矢印(ハ)で示されているように、風として吹き降ろされる。この風は、ハウス1内の内張りビニールフィルム2aの内方に向かって噴射され、ハウス1内の内張りビニールフィルム2aに入った人Hに降り注がれるので、人Hに仮に虫が付着している場合には、略完全に払拭される。即ち、この(ハ)の風が、第二のエアカーテンとして機能する。そして、この第一の開口701aからの風の噴射は、拡散板8と垂直下側板部7dに沿って吹き降ろされることから、前述した第二のエアカーテンの特徴が発揮できる。尚、このモータ18を駆動し、羽根車17の回転(エアシャワー6の動き)は、入り口1bの扉3又は4が開放された状態で作動し、人がハウス1内に進行した状態で自動停止する構造である。そして、本発明は、前述の構造を採用することで、簡易に既設のハウス1の躯体100を利用し、簡易かつ経済的に設置、かつ可動等できる特徴がある。この例の如く、内張りビニールフィルム2aの内側に、エアシャワー6を設置することが理想であるが、一例であり、限定されない。このエアシャワー6は、簡便化と、低コスト化等を意図して、内張りビニールフィルム2aのないハウス1に設置することも可能である。尚、内張りビニールフィルム2aは、第三の開口701cからの風の噴射で開放される構造であり、問題はないが、自動開閉すれば、一層、風の噴射には有効である。そして、本発明では、ハウス1の外から、ハウス1内に歩行するタイミング合わせながら、人Hの頭から、足部に対して、かつ人Hの動きに対応して、略満遍なく風を他方向より噴射することができる特徴がある。
次に、図9に示したエアシャワー6の動作の一例を示したフローチャートにおいて、人がハウス1の入り口1bに至り、スイッチCを押す(接触等する、又はセンサーDによる自動も可能である)(ST−1)。そして、オンの場合は、タイマーEを介して、エアシャワー6の多岐、又は二方向の吹出口701の第一〜第三の開口701a〜701c(吹出口701の一例である)より、全体視して、所定の厚みと幅を備えた帯状の風(略扉3、又は扉4の幅に相当する扁平立方体形状の風)が噴射される(ST−2)。そして、前記ST−1のオンの場合は、エアシャワー6の吹出口701より風が噴射された後(ST−2)、入り口1bの扉3、又は扉4、或いは小さい扉(扉3とする)が開放される(ST−3)。尚、エアシャワー6の吹出口701より風が噴射されない、オフの時(例えば、故障時)は、スタートに戻るか、又は扉3は閉塞状態し、終了する。前記扉3が開放され、人がハウス1内に進行した場合に(ST−4)、その全身に対して、頭側から、足元に向かって、順次、又は間欠的(コントローラで制御する)に、風を勢いよく噴射する(ST−5)。そして、全身から払拭された虫は、ハウス1外に於いて、又はハウス1に入った状態では、開放されている扉3から、ハウス1外に追いやる(ST−6)。このようにして、全身から虫が払拭され、かつさらにハウス1内に進行したときに、扉3が閉められ操作が終了する(ST−7)。従って、本発明では、最初に、エアシャワー6の二連の吹出口701より風が噴射され、その後、数秒おいて、始めて、扉3が開く構造であり、この扉3が開放されるときには、既に、風が噴射されている。これにより、ハウス1内への虫の侵入は、略完全に防止できること、また虫の処理がハウス1外で処理できる実益がある。そして、この所定の厚みと幅を備えた帯状の風は、一例として、吹出口701の厚みは、二連、一連とも、略200mmから350mm程度で、順次、拡散されて、人に接する状態(身体の膝近辺)では、略250mmから450mm程度とする。また、吹出口701の幅は、略1000mmから1500mm程度で、順次、拡散されて、人に接する状態では、略1500mmから2000mm程度とする。即ち、本発明は、前述した如く、Hに対して、略長方形状と、必要により多岐に亙り風を噴射する構造を採用し、人Hの頭から、足部に対して、かつ人Hの動きに対応して、風を他方向より噴射することができ、虫の確実かつ効率的な払拭が図れる。また、ハウス1内への虫の侵入防止が図れる。また、本出願人の先願(平成21年2月提出)の改良点の一つと考えられる、例えば、ハウス1内への風の巻込み防止と、虫の侵入防止に有効である。
1 ハウス
1a 妻面
1a1 妻面側
1a2 反妻面側
1b 入り口
100 躯体
101 妻柱
102 胴縁
103 垂木
104 合掌
2 ビニールフィルム
2a 内張りビニールフィルム
3 扉
4 扉
6 エアシャワー
7 風胴
700 吸込口
701 吹出口
701a 第一の開口
701b 第二の開口
701c 第三の開口
702 庇
7a 垂直側板
7b 垂直上側板部
7c 中側板部
7d 垂直下側板部
7e 垂直横側板
8 拡散板
800 変則山形
10 風向調整板
11 風向規制板
15 ガード
16 ベルマウス
17 羽根車
18 モータ
18a 支持杆
18b 出力軸
20 支持杆
21 支持受け部
22 フレーム
A 長手方向
B 短手方向
C スイッチ
D センサー
E タイマー
H 人
X 第一風通路
Y 第二風通路

Claims (10)

  1. 吸込口を上端に、また風を噴射する略長方形状の吹出口を下端に備えた風洞と、この風洞の上側に設けた羽根車及びモータと、この風洞内に設けた風通路で構成した防虫、防塵用のエアシャワーであり、
    このエアシャワーを、建屋内に設置し、前記吹出口から、所定の厚さを備えた帯状の風を、この建屋の壁面内側と、その外側に向かって、分岐して噴射する構成とした防虫、防塵用のエアシャワー装置。
  2. 吸込口を上端に、また三方向に風を噴射する複数の吹出口を下端に備えた風洞と、この風洞の上側に設けた羽根車及びモータと、この風洞内に設けた風通路で構成した防虫、防塵用のエアシャワーであり、
    このエアシャワーを、建屋内に設置し、前記吹出口から、所定の厚さを備えた帯状の風を、この建屋の壁面内側に二方向に向かって、分散して噴射するとともに、外側に傾斜方向に向かって、一方向に噴射する構成とした防虫、防塵用のエアシャワー装置。
  3. 吸込口を上端に、また三方向に風を噴射する複数の吹出口を下端に備えた風洞と、この風洞の上側に設けた羽根車及びモータと、この風洞内に設けた風通路で構成した防虫、防塵用のエアシャワーであり、
    このエアシャワーを、建屋内に垂下設置し、前記吹出口から、所定の厚さを備えた帯状の風を、この建屋の壁面内側に二方向に向かって、分散して噴射するとともに、外側に傾斜方向に向かって、一方向に噴射する構成とした防虫、防塵用のエアシャワー装置。
  4. 吸込口を上端に、また、分岐吹出口の開口と、外向き吹出口の開口を下端に備えた風洞と、この風胴の下端の妻面側に、前記吹出口を境として、上に風向調整板と、下に風向規制板を設け、この風向調整板の上端と、前記風胴の下部で、その妻面側に設けた庇の基端側との間に開口を形成し、また、前記風洞の上側に設けた羽根車及びモータと、この風洞内に設けた風通路で構成した防虫、防塵用のエアシャワーであり、
    このエアシャワーを、建屋内に垂下設置し、前記吹出口から、所定の厚さを備えた帯状の風を、この建屋の壁面内側に二方向に向かって、分散して噴射するとともに、外側に傾斜方向に向かって、一方向に噴射する構成とした防虫、防塵用のエアシャワー装置。
  5. 請求項4に記載の防虫、防塵用のエアシャワー装置であって、
    前記風胴は、その長手方向において、妻面側を垂直側板で形成し、また、反妻面側を、垂直上側板部と、この垂直上側板部に続く下方が妻面側に傾斜した中側板部と、この中側板部に続く垂直下側板部で形成するとともに、その短手方向において、前記妻面側の垂直側板と、前記反妻面側の垂直上側板部、及び中側板部、並びに垂直下側板部を、閉塞する対の垂直横側板で形成し、この妻面側の垂直側板の上端と、前記反妻面側の垂直上側板部の上端、及び、対の垂直横側板の上端で方形状の吸込口を形成し、さらに、この妻面側の垂直側板の下端と、前記反妻面側の垂直下側板部の下端、及び、対の垂直横側板の下端で長方形状の吹出口を形成し、この吹出口には拡散板を設ける構成とし、前記吹出口は、前記吸込口に対して、短手方向において細い構造とし、また、この吹出口の短手方向において、分割し、かつこの長手方向に沿って配備した拡散板で、第一・第二の開口を形成し、さらに、前記垂直側板に、妻面側に向かった庇を設け、第三の開口を形成する構成とした防虫、防塵用のエアシャワー装置。
  6. 請求項4に記載の防虫、防塵用のエアシャワー装置であって、
    前記拡散板は、吹出口に偏倚して設けるとともに、その内方先端部が変則山形とする構造であり、この偏倚して設けた拡散板を介して、妻面側の吹出口の第二の開口が狭く、反妻面側の吹出口の第三の開口が、その第二の開口に対して広く開放される構成とし、下向きの風が、床面に衝突し、妻面側において、少なくバウンドする構成とした防虫、防塵用のエアシャワー装置。
  7. 請求項1〜請求項3の何れか一項に記載の防虫、防塵用のエアシャワー装置であって、
    前記エアシャワーを、躯体より突出した複数の支持杆、又は前記建屋内に立設したフレームを介して、前記建屋内の妻面内側に設置する構成とした防虫、防塵用のエアシャワー装置。
  8. 請求項1〜請求項3の何れか一項に記載の防虫、防塵用のエアシャワー装置であって、
    この建屋が、ビニールハウス、ガラスハウス等の農事用ハウスとする構成とした防虫、防塵用のエアシャワー装置。
  9. 請求項1〜請求項3の何れか一項に記載の防虫、防塵用のエアシャワー装置であって、
    このエアシャワーは、建屋の躯体を支点として、この風洞を可動し、その吸込口及び吹出口の位置を変更できる構成とした防虫、防塵用のエアシャワー装置。
  10. 請求項1〜請求項3の何れか一項に記載の防虫、防塵用のエアシャワー装置であって、
    このエアシャワーは、建屋の躯体に、昇降自在に設ける構成とした防虫、防塵用のエアシャワー装置。
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