JP5671176B1 - 昆虫類侵入防止装置 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明の請求項1記載の昆虫類侵入防止装置11は、壁部27を床部29の床面31まで除いて形成した出入口部21と、
前記出入口部21の手前側に構成される玄関ポーチとなる前記床部29に、前記出入口部21の開口間口方向両端35に渡り、且つ前記出入口部21から外側へ離反する方向に所定距離を有し奥行きを備えて、所定の開口面積の範囲の前記床面31を凹ませて形成される凹部13と、
前記出入口部21の開口間口方向と直交する方向を傾斜方向として傾斜し、前記凹部13の内側で凹部開口領域とほぼ同等の範囲で水勾配を有して形成される傾斜面15と、
前記出入口部21の開口間口方向両端に渡って前記凹部13内に前記出入口部21の開口間口方向を長手方向とされて配置されるとともに、該長手方向に沿って前記傾斜面15の傾斜上縁41が接続されて前記傾斜面15を覆うように水17を供給する供給水路23と、
前記凹部13内に配置されるとともに、前記傾斜面15の傾斜下縁51に接続されて前記傾斜面15を流下した水17を排水する排水路25と、
を具備することを特徴とする。
前記凹部13には、前記床面31と同一平面となる人用歩行面37が設けられることを特徴とする。
前記人用歩行面37が、グレーチング39の表面であることを特徴とする。
前記排水路25が、前記床部29に凹設された貯留槽19に接続され、
前記排水路25と前記貯留槽19の境に水17を通過させて昆虫類を捕捉する捕虫部65が設けられることを特徴とする。
前記壁部27を前記床部29の前記床面31まで除いて形成した前記出入口部21の開口間口方向両端35に渡る前記床部29に延在して設けられ溝開口79が前記床面31と同一平面となる水路81と、
前記水路81の水路一端部85に給水して水17を水路他端部方向へ流す給水ポンプ47と、
を具備することを特徴とする。
前記水路81の終端に水17を通過させて昆虫類を捕捉する捕虫部65が設けられることを特徴とする。
前記出入口部21の上縁には、少なくとも開口間口方向両端35に渡る長さで前記凹部13に向かって所定の厚みの空気流を下向きに吹き出すエアカーテン生成装置67が設けられていることを特徴とする。
図1は本発明に係る昆虫類侵入防止装置11の設けられた出入口部近傍の平面図、図2は図1に示した凹部13の縦断面図、図3は傾斜面15の水17の流れを表す斜視図、図4は図1に示した貯留槽19の縦断面図である。
本実施形態に係る昆虫類侵入防止装置11は、出入口部21と、凹部13と、傾斜面15と、供給水路23と、排水路25と、を主要な構成として備える。
本実施形態では、傾斜面15は、例えば第1傾斜板43によって形成される。第1傾斜板43の下方には、第1傾斜板43と逆勾配となった第2傾斜板45が接続され配置されている。第2傾斜板45は、第1傾斜板43からの水を排水路25へ送るための接続路を構成し、第1傾斜板43の傾斜面15を流下した水17は、第2傾斜板45の傾斜面15を流下して、出入口部21に接近する。出入口部21の近傍に到達した水17は、排水路25に流入するようになっている。
図5は隅部に排水を集中させる変形例に係る傾斜面71の斜視図である。なお、図1〜図4に示した部材・部位と同等の部材・部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略するものとする。
傾斜面71は、隅部に排水を集中させる一箇所集中排水としてもよい。すなわち、図例のように、傾斜下縁51において、幅W方向の右端で、奥行きD方向の前端で排水路25に接続してもよい。
グレーチング39は、傾斜面15に立設した支柱73の上端によって支持されてもよい。グレーチング39は、支柱73によって支持することで、強度を低くできる。これにより、凹部13の開口率を大きくでき、大面積のグレーチング39を支えることが可能となる。
傾斜面75は、傾斜方向に、複数の急傾斜面を、階段状に連続させて設けてもよい。これにより、それぞれの急傾斜面の傾斜角度を大きくすることができ、傾斜面75毎に昆虫類を排水路25へ送ることができ、昆虫類の移送効果を高めることができる。
昆虫類侵入防止装置11は、グレーチング39に代えて、飛び石77を設けることで人用歩行面37を確保してもよい。飛び石77によれば、人用歩行面37が島状に配置されることになり、出入口部21までの昆虫類の歩行可能となる連続経路を断絶し無くすことができる。なお、これら飛び石77や、上記した支柱73は、その表面を、ステンレス鋼板などSUS材を使用することで、昆虫類が這うことを防ぎ、防虫、防塵及び耐腐食性が高められる。また、SUS材以外には、合成樹脂製素材や、樹脂コーティングされた素材なども使用可能である。なお、これら飛び石77の表面には、凹凸面を形成、例えばステンレス鋼板を成形して縞目を形成したり多数の突起を形成したり、或いは塗布や接着などで凸面を付加させる、例えばステンレス鋼板表面に樹脂製の突起を多数接着したり、表面の粗いテープ状の素材を接着固定したり、樹脂系塗料にて模様を塗布形成するなどしてもよく、これにより飛び石77に人のための歩行時における滑り止め面を得ることができ、例えば雨天時に歩行者が滑る危険性を回避することができる。
本実施形態に係る昆虫類侵入防止装置11では、建物に設けられた出入口部21の前方である外側に、床部29が設けられる。この床部29には、出入口部21の開口間口方向両端35に渡り、例えばおよそ間口幅長方向で2000mmとされ、床面31を凹ませて、例えばおよそ深さ50〜100mmとされ、出入口部21から外側へ離反する方向に所定距離を有した凹部13が形成される。
図9は溝開口79を有する水路81を備えた他の実施形態に係る昆虫類侵入防止装置83の平面図、図10は図9に示した凹部13と水路81の縦断面図、図11は図10に示した凹部13と水路81における水17の流れを表す斜視図である。
昆虫類侵入防止装置83は、壁部27を床部29の床面31まで除いて形成した出入口部21の開口間口方向両端35に渡る床部29に延在して設けられ溝開口79が床面31と同一平面となる水路81と、水路81の水路一端部85に給水して水17を水路他端部方向へ流す給水ポンプ47と、を備える。給水ポンプ47は、上記構成と共用することができる。
この昆虫類侵入防止装置83では、例えば水路81の下流側となる終端に捕虫部65を設けることができる。この捕虫部65は、凹部13の排水路25に設けられるものと共用することができる。水路他端部87の終端に捕虫部65を設けることで、終端まで運ばれてきた昆虫類を、水17と共に捕虫部65に投入し、昆虫類のみを容易に捕捉できる。また、水路81を往路水路89と復路水路91とで構成する循環構造の場合に、貯留槽19への還流水から昆虫類とともに異物も取り除くことができ、還流水の浄化にも寄与可能となる。その結果、水路他端部87の終端まで運ばれてきた昆虫類を、水17とともに捕虫部65に投入し、昆虫類のみを容易に捕捉することができる。
昆虫類侵入防止装置83は、図3に示した傾斜面15と逆傾斜の傾斜面97を設けてもよい。傾斜面97は、出入口部21に向かって下り勾配となる斜面となる。出入口部21に向かって下り勾配とすることで、貯留槽19に排水路25を近づけることができ、第2傾斜板45を不要にして、凹部13の深さを浅く構成することが可能となる。
13…凹部
15…傾斜面
17…水
19…貯留槽
21…出入口部
23…供給水路
25…排水路
27…壁部
29…床部
31…床面
35…開口間口方向両端
37…人用歩行面
39…グレーチング
41…傾斜上縁
47…給水ポンプ
51…傾斜下縁
65…捕虫部
67…エアカーテン生成装置 79…溝開口
81…水路
85…水路一端部
87…水路他端部
θ…水勾配
Claims (7)
- 壁部を床部の床面まで除いて形成した出入口部と、
前記出入口部の手前側に構成される玄関ポーチとなる前記床部に、前記出入口部の開口間口方向両端に渡り、且つ前記出入口部から外側へ離反する方向に所定距離を有し奥行きを備えて、所定の開口面積の範囲の前記床面を凹ませて形成される凹部と、
前記出入口部の開口間口方向と直交する方向を傾斜方向として傾斜し、前記凹部の内側で凹部開口領域とほぼ同等の範囲で水勾配を有して形成される傾斜面と、
前記出入口部の開口間口方向両端に渡って前記凹部内に前記出入口部の開口間口方向を長手方向とされて配置されるとともに、該長手方向に沿って前記傾斜面の傾斜上縁が接続されて、前記傾斜面を覆うように水を供給する供給水路と、
前記凹部内に配置されるとともに、前記傾斜面の傾斜下縁に接続されて前記傾斜面を流下した水を排水する排水路と、
を具備することを特徴とする昆虫類侵入防止装置。 - 請求項1記載の昆虫類侵入防止装置であって、
前記凹部には、前記床面と同一平面となる人用歩行面が設けられることを特徴とする昆虫類侵入防止装置。 - 請求項2記載の昆虫類侵入防止装置であって、
前記人用歩行面が、グレーチングの表面であることを特徴とする昆虫類侵入防止装置。 - 請求項1,2,3のいずれか1つに記載の昆虫類侵入防止装置であって、
前記排水路が、前記床部に凹設された貯留槽に接続され、
前記排水路と前記貯留槽の境に水を通過させて昆虫類を捕捉する捕虫部が設けられることを特徴とする昆虫類侵入防止装置。 - 請求項1〜4のいずれか1つに記載の昆虫類侵入防止装置であって、
前記壁部を前記床部の前記床面まで除いて形成した前記出入口部の開口間口方向両端に渡る前記床部に延在して設けられ溝開口が前記床面と同一平面となる水路と、
前記水路の水路一端部に給水して水を水路他端部方向へ流す給水ポンプと、
を具備することを特徴とする昆虫類侵入防止装置。 - 請求項5記載の昆虫類侵入防止装置であって、
前記水路の終端に水を通過させて昆虫類を捕捉する捕虫部が設けられることを特徴とする昆虫類侵入防止装置。 - 請求項1〜6のいずれか1つに記載の昆虫類侵入防止装置であって、
前記出入口部の上縁には、少なくとも開口間口方向両端に渡る長さで前記凹部に向かって所定の厚みの空気流を下向きに吹き出すエアカーテン生成装置が設けられていることを特徴とする昆虫類侵入防止装置。
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JP5671176B1 true JP5671176B1 (ja) | 2015-02-18 |
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