JP2010242335A - 開閉装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 非接触感知部から放出される物体感知媒体の経路が傾くのを抑制できる上、非接触感知部をガイドレールに沿わせて滑らかに移動することができる開閉装置を提供する。
【解決手段】 開閉体10をガイドレール20に沿って閉鎖動作させるようにした開閉装置において、開閉体10から閉鎖方向へ突出するとともに開閉体10に対し開閉方向へスライドするように支持され、開閉体幅方向へ放出される物体感知媒体により物体を感知する非接触感知部50を備え、非接触感知部50に回転自在に転動部材53を設けるとともに、該転動部材53の外周部をガイドレール20の底部側へ突出させ、ガイドレール20の底部側には、転動部材53を受けて開閉体開閉方向へ転動させる被転動面21を設けた。
【選択図】図1

Description

本発明は、開閉体をガイドレールに沿って閉鎖動作するようにした開閉装置に関し、特に、連繋された複数のパネルにより前記開閉体を構成したパネルシャッター装置として好適な開閉装置に関するものである。
従来、この種の発明には、特許文献1に開示されたもののように、開閉体(10)の閉鎖方向端部における開閉体幅方向の両側に、下方へ突出するとともに上下方向へスライドするように放出側非接触感知ユニット(50a)と捕捉側非接触感知ユニット(50b)を具備し、これら非接触感知ユニット間に形成される障害物感知媒体の経路(s)が障害物によって遮られるのを感知する障害物感知装置を備えた開閉装置がある。
前記従来技術では、非接触感知ユニット(50a,50b)のがたつきや揺れ等に起因して、放出側非接触感知ユニット(50a)から放出される障害物感知媒体の経路が傾き、該障害物感知媒体が捕捉側非接触感知ユニット(50b)に捕捉されないようなことを防ぐために、各非接触感知ユニット(50a,50b)をガイドレール(20)内のガイド部材(21)に嵌め合わせて支持している。
しかしながら、上記従来技術によれば、前記非接触感知ユニット(50a,50b)とガイド部材(21)との間の引っかかりや摩擦抵抗により、開閉体(10)の閉鎖動作に対し、非接触感知ユニット(50a,50b)が静止したり断続的に移動したり等するおそれがある。
特開2005−282217号公報(特に図2及び3参照)
本発明は上記従来事情に鑑みてなされたものであり、その課題とする処は、非接触感知部から放出される物体感知媒体の経路が傾くのを抑制できる上、開閉体の閉鎖動作に非接触感知部を滑らかに追従させることができる開閉装置を提供することにある。
上記課題を解決するための技術的手段は、開閉体をガイドレールに沿って閉鎖動作させるようにした開閉装置において、前記開閉体から閉鎖方向へ突出するとともに前記開閉体に対し開閉方向へスライドするように支持され、開閉体幅方向へ放出される物体感知媒体により物体を感知する非接触感知部を備え、前記非接触感知部に回転自在に転動部材を設けるとともに、該転動部材の外周部を前記ガイドレールの底部側へ突出させ、前記ガイドレールの底部側には、前記転動部材を受けて開閉体開閉方向へ転動させる被転動面を設けたことを特徴とする。
この構成によれば、開閉体が閉鎖動作する際、非接触感知部の回転自在な転動部材が、ガイドレール底部側の被転動面に受けられて転動する。そのため、非接触感知部の傾きを防いだ状態で、該非接触感知部を開閉体開閉方向へ滑らかに移動させることができる。
更なる技術的手段では、前記ガイドレールには、開閉体厚さ方向へ移動した場合の前記非接触感知部に当接されるように、第一の規制部が設けられていることを特徴とする。
この構成によれば、非接触感知部の開閉体厚さ方向への揺れを第一の規制部によって抑制することができ、ひいては、非接触感知部により放出される物体感知媒体の経路が傾くのを防ぐことができる。
更なる技術的手段では、前記ガイドレールには、前記被転動面から離れる方向へ移動した場合の前記非接触感知部に当接されるように、第二の規制部が設けられている。
この構成によれば、非接触感知部が被転動面から離れるのを第二の規制部によって抑制して、転動部材と被転動面との接触状態を安定化し、ひいては、非接触感知部により放出される物体感知媒体の経路が傾くのを防ぐことができる。
更なる技術的手段では、前記非接触感知部に、開閉体厚さ方向へ突出する突起が設けられ、前記ガイドレールには、前記被転動面から離れる方向へ移動した場合の前記突起に当接されるように、第三の規制部が設けられていることを特徴とする。
この構成によれば、非接触感知部が被転動面から離れるようにして揺れるのを突起及び第三の規制部によって抑制して、転動部材と被転動面との接触状態を安定化し、ひいては、非接触感知部により放出される物体感知媒体の経路が傾くのを防ぐことができる。
更なる技術的手段では、前記開閉体の幅方向の端部から突出する支持突起と、該支持突起を吊持する吊持部材とを具備し、前記吊持部材を開閉方向へ移動させることにより前記開閉体を開閉動作させるようにした開閉装置であって、前記転動部材は、前記支持突起及び前記吊持部材よりもガイドレール底部側へ突出して設けられていることを特徴とする。
この構成によれば、転動部材と被転動面との当接により、支持突起と転動部材との間、及び吊持部材と転動部材との間に隙間を確保することができ、ひいては、支持突起や吊持部材が、被転動面やガイドレール底部側の部分に干渉するのを防ぐことができる。
なお、本明細書中において「開閉体厚さ方向」とは、閉鎖状態における上記開閉体の厚みの方向を意味する。
また、本明細書中において「開閉体幅方向」とは、開閉体の開閉方向と略直交する方向であって、上記開閉体の厚さ方向ではない方向を意味する。
また、本明細書中において「開閉体開閉方向」とは、開閉体が空間を仕切ったり開放したりするためにスライドする方向を意味する。
また、本明細書中において「ガイドレール底部」とは、ガイドレールにおいて、開閉体の幅方向の端部と対峙する部分を意味する。
本発明は、以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような作用効果を奏する。
開閉体の開閉動作に追従して非接触感知部が移動する際、転動部材が被転動面に沿って転動するため、非接触感知部により放出される物体感知媒体の経路が不安定に揺れて、誤作動を起こすようなことを防ぐことができる上、開閉体の閉鎖動作に対し非接触感知部を滑らかに追従させることができる。
本発明に係わる開閉装置の一例を示す正面図である。 図1における(II)-(II)線断面図である。 同開閉装置の要部を示す内部構造図である。 収納部の内部構造図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
本実施の形態の開閉装置は、住宅やビル、倉庫、工場、地下街、トンネル、車両の荷台等の躯体の開口部分や内部に配設され、前記開口部分を開閉したり、躯体内部の空間を仕切ったり開放したりするシャッター装置として適用可能であり、以下には特に好ましい態様としてパネルシャッター装置に適用した一例を説明する。
開閉装置1は、図1〜4に示すように、複数のパネル11a,11bを上下方向へスライドさせて開閉動作する開閉体10と、各パネル11a,11bの幅方向の端部側を囲んで開閉方向へ案内するガイドレール20と、前記複数のパネル11a,11bをその上方側で収納したり繰り出したりする収納部30と、前記開閉体10の急激な閉鎖動作を阻むリトラクター装置40と、前記開閉体10よりも下方側の物体を非接触感知する非接触感知部50とを具備してなるパネルシャッター装置である。
開閉体10は、複数のパネル11a,11bと、各パネル11a(又は11b)の幅方向端部の上部側からガイドレール20底部方向(図2によれば右方向)へ突出する支持突起12と、複数のパネル11a,11bの上下の支持突起12間を連繋する長尺状の吊持部材13とを具備し(図2〜図4参照)、開閉方向へ移動する吊持部材13にパネル11a,11bを牽引させて開閉動作する。
符号11aで示すパネルは最下端側に位置するパネルであり、符号11bで示すパネルは前記最下端側のパネル以外のパネルである。
各パネル11a(又は11b)は、左右方向へ長尺な矩形板状に構成されている。
各パネル11a(又は11b)の幅方向(図1によれば左右方向)の端部には、該端部の上端側からガイドレール20底部方向へ突出するように支持突起12が止着されている。
この支持突起12は、金属等の剛体からなる軸状の部材であり、その先端部には、ローラ12aが回動自在に支持されている。
また、支持突起12における前記ローラ12aとパネル11bとの間の部分は、吊持部材13に挿通されている。
吊持部材13は、動力伝達用等に用いられる所謂ローラチェーンであり、その長さ方向において所定間隔置きに支持突起12を回動可能に挿通させて吊持している。この吊持部材13は、支持突起12に対し軸方向へ移動しないように、例えば支持突起12外周に設けられた環状溝(図示せず)内に嵌め合せられている。
この吊持部材13は、上下方向へわたるすべてのパネル11a,11bを連結し、その上端側が収納部30のスプロケット32(図4参照)に掛けられている。
この吊持部材13の最上端部は、収納ケース31に対しブラケットを介して所定量移動可能に止着されている(図示省略)。
なお、吊持部材13は、可撓性を有する長尺体であればよく、例えば、ワイヤーやベルト等とすることも可能である。
また、最下端側に位置するパネル11a以外の各パネル11bには、ガイド突起14が設けられている(図3参照)。
ガイド突起14は、各パネル11bの幅方向端部の下部側から突出するとともに、その突端に回動自在にローラを支持してなり、前記パネル11bの厚さ方向における収納方向寄り(図4によれば右寄り)に配設される。このガイド突起14は、各パネル11bが収納部30内に収納される際に、収納部30内のガイド部材35(図4参照)に係合し案内されることで、各パネル11bを略垂直状に維持する。
また、最下端側に位置するパネル11aには、リトラクター装置40の可撓性長尺部材41の下端部が、止着ブラケット15(図3参照)を介して止着されている。
また、最下端側のパネル11aには、該パネル11aの下端から開閉体閉鎖方向へ突出するとともにパネル11aに対し開閉方向へスライドするように、非接触感知部50が設けられている。
非接触感知部50は、パネル11aの幅方向の一端側に設けられた放出側ユニット50aと、その他端側に設けられた捕捉側ユニット50bとからなり、放出側ユニット50aから開閉体幅方向へ放出されて捕捉側ユニット50bに捕捉される物体感知媒体により、開閉体10よりも閉鎖方向側の物体を感知する。
放出側ユニット50aは、開閉体10の閉鎖方向端部から開閉体閉鎖方向へ突出するとともに開閉体10に対し開閉方向へスライドするように支持されたスライド体51と、該スライド体51の下端側に設けられ開閉体幅方向へ物体感知媒体を放出する放出部52aと、スライド体51に対し回動自在に支持されるとともに外周部をガイドレール20底部側へ突出させた転動部材53とを備えている(図3参照)。
また、捕捉側ユニット50bは、放出側ユニット50aのものと略同様に形成されたスライド体51と、放出部52aから放出される物体感知媒体を捕捉する捕捉部52bと、スライド体51に対し回動自在に支持されるとともに外周部をガイドレール20底部側へ突出させた転動部材53とを備えている。
スライド体51は、開閉体10の幅方向端部(詳細にはパネル11aの幅方向端部)に対向する開口部を有するとともに上下方向へ長尺な中空状(図示例によれば略中空直方体状)に形成され、その内部の下端側に放出部52a(又は捕捉部52b)を固定している。
放出部52a及び捕捉部52bは、これらの間に物体感知媒体(例えば赤外線等)の経路を形成し、該経路が物体により遮られたことを感知し、その感知信号を図示しない制御回路へ送信する装置であり、例えば、光電センサ等が用いられる。
放出部52a及び捕捉部52bの感知信号を伝達する手段については図示を省略しているが、この伝達手段は、例えば、ガイドレール20内から収納部30内の図示しない制御回路へわたって配線された電線、及び該電線の長さを開閉体10の開閉動作に伴って調整する手段(具体的にはケーブルベア、コードリール、又は滑車機構等)によって構成される。また、他例としては、非接触感知部50の感知信号を無線によって収納部30内の制御回路に伝達する構成とすることも可能である。
スライド体51には、開閉体厚さ方向へ突出する複数の突起51aが設けられている。
この突起51aは、後述するガイドレール20内の第三の規制部23a2に近接するように配置され、放出側ユニット50a(又は捕捉側ユニット50b)が開閉体幅方向へ揺れるのを、前記第三の規制部23a2との当接により抑制する。
この突起51aは、図示例によれば、略円柱状を呈し、スライド体51の両方の側壁外面の上部側と下部側にそれぞれ設けられる。
本実施の形態の一例では、突起51aをスライド体51における開閉体厚さ方向の両側に設けて、開閉体10の両側に配置される二つのスライド体51,51(図1参照)を共通部品化している。
なお、図示例では突起51aをスライド体51の上下に設けるようにしたが、特に下側の突起51aが揺れ防止として効果的に作用するため、スライド体51をより簡素な構成にする観点からは、上側の突起51aを省くことが可能である。
そして、スライド体51は、その開口部内に遊挿される支持棒11a1によって、パネル11aに相対して上下方向へスライドするように支持される。
支持棒11a1は、パネル11aの幅方向端部からガイドレール20底部方向(図2によれば右方向)へ突出するように二つ設けられる。これら二つの支持棒11a1は、開閉体厚さ方向に間隔を置いて並んで、スライド体51の前記開口部内に遊嵌状に挿入され、前記開口部内の天面を受けることで、スライド体51を掛止している。
また、転動部材53は、スライド体51に対し、軸支ブラケット54を介して支持された略車輪状の部材であり、図示例によれば、開閉体厚さ方向に2列、開閉体開閉方向に2列配置され、計4つ設けられている。なお、転動部材53の数は、単数もしくは4以外の複数とすることも可能である。
各転動部材53は、その回転軸を開閉体厚さ方向へ向けるとともに、外周部をスライド体51よりもガイドレール20底部側(図2によれば左方向側)へ突出させて、自在に回転するように支持される。
そして、これら転動部材53は、その外周部を後述するガイドレール20の被転動面21に近接又は接触させる。
開閉体厚さ方向に並ぶ転動部材53,53間のピッチは、本実施の形態の好ましい一例によれば、スライド体51の開閉体厚さ方向の最大幅よりも大きく設定される。この構成によれば、開閉体厚さ方向に並ぶ2列の転動部材53と、被転動面21との接触状態を安定させて、スライド体51の開閉体厚さ方向への揺れを効果的に防ぐことができる。
また、転動部材53を支持する軸支ブラケット54は、図2に示す一例によれば、横断面略コ字状であって(図2参照)、スライド体51の開閉体開閉方向の略全長にわたるように形成される(図3参照)。
この軸支ブラケット54は、転動部材53の軸部を挿通して転動部材53を回転自在に支持した状態で、スライド体51のガイドレール20底部側の面に固定される。
また、ガイドレール20は、開閉体10の幅方向の両端側の各々において当接対象部位qと収納部30との間にわたるように設けられ、パネル11の幅方向の端部側部分を、断面略凹状に囲んで上下方向へ導く。
このガイドレール20内の底部側には、転動部材53の外周部を受けて開閉体開閉方向へ転動させる被転動面21や、スライド体51及び転動部材53の揺れを防ぐ二つの規制ブラケット22,23が設けられる(図2参照)。
被転動面21は、ガイドレール20内において、非接触感知部50の障害物感知媒体の経路に対し交差(図示例によれば略直交)するとともに、ガイドレール20の開閉体開閉方向へわたって連続する平坦面状(特に少なくとも上下方向に滑らか)に形成され、転動部材53の外周部に近接又は接触するように設けられる。
この被転動面21は、図示例によれば、ガイドレール20内に、その底部20aに対し間隔を置いて略平行するように平坦板状の部材を固定することで構成される。なお、被転動面21は、ガイドレール20の開閉体案内スリットに挿入された開閉体10の開閉体幅方向端部よりも、開閉体幅方向奥側に配置される。例えば、この被転動面21を、ガイドレール20の底部20a自体とすることも可能である。
被転動面21には、非接触感知部50の水平方向の揺れを抑制するように二つの規制ブラケット22,23が設けられる。
一方の規制ブラケット22は、被転動面21から開閉体10方向側(図2によれば左方向側)へ突出して、開閉体厚さ方向の一方側の転動部材53を囲む横断面略L字状に形成される。
この規制ブラケット22は、その突端側片部22aの先端を、開閉体厚さ方向の一方(図2によれば上方向)へ所定量移動した場合のスライド体51に当接される第一の規制部22a1としている。
この第一の規制部22a1は、スライド体51に対し適宜な間隔を置いて近接している。前記間隔は、第一の規制部22a1とスライド体51とが通常時に接触することのないように設定されている。
更に、前記規制ブラケット22は、前記突端側片部22aの内面を、被転動面21から離れる方向(図2によれば左方向)へ所定量移動した場合の転動部材53に当接される第二の規制部22a2としている。
この第二の規制部22a2は、スライド体51に対し適宜な間隔を置いて近接している。前記間隔は、第二の規制部22a2と転動部材53とが通常時に接触することのないように設定されている。
また、他方の規制ブラケット23は、前記一方の規制ブラケット22と開閉体厚さ方向へ対向するように配置され、被転動面21から開閉体10方向側(図2によれば左方向側)へ突出して、開閉体厚さ方向の他方側の転動部材53を囲む横断面L字状に形成される。
この規制ブラケット23は、その突端側片部23aの先端を、開閉体厚さ方向の他方(図2によれば下方向)へ所定量移動した場合のスライド体51に当接される第一の規制部23a1としている。
この第一の規制部23a1は、スライド体51に対し適宜な間隔を置いて近接している。前記間隔は、第一の規制部23a1とスライド体51とが通常時に接触することのないように設定されている。
更に、この規制ブラケット23は、前記突端側片部23aの内面を、被転動面21から離れる方向(図2によれば左方向)へ所定量移動した場合の突起51aの側部に当接される第三の規制部23a2としている。
この第三の規制部23a2は、突起51aに対し適宜な間隔を置いて近接している。前記間隔は、第三の規制部23a2と突起51aとが通常時に接触することのないように設定されている。
よって、上記構成の第一の規制部22a1,23a1、第二の規制部22a2、及び第三の規制部23a2は、非接触感知部50の開閉体開閉方向への移動を妨げることがなく、非接触感知部50が開閉体厚さ方向や開閉体幅方向へ揺れた場合にのみ、その非接触感知部50に当接してその揺れを抑制する。
なお、規制ブラケット23の内側部分に確保される空間Sは、規制ブラケット23がガイド突起14に干渉するのを防ぐための空間である(図2及び図3参照)。
また、収納部30は、図4に示すように、収納ケース31内に、吊持部材13(具体的にはローラチェーン)を掛け回したスプロケット32と、該スプロケット32を電動で双方向へ回転させる駆動機構33(例えば、回転モータやチェーン、スプロケット等からなる)と、パネル11a,11bを支持突起12を介して吊持して前後方向へ導く収納レール34と、パネル11b下側のガイド突起14をガイドするガイド部材35と、支持突起12をガイドレール20よりも上方へ導く支持突起ガイド36と、吊持部材13(ローラチェーン)の弛みを感知するリミットスイッチ37と、可撓性長尺部材41によって開閉体10の落下を防ぐリトラクター装置40とを具備している。
上記構成の収納部30によれば、スプロケット32が一方向(図4によれば時計方向)へ回転すると、吊持部材13によって複数のパネル11a,11bが順次に上方へ牽引される。そして、パネル11bは、ガイド部35により略垂直状に維持されたまま、スプロケット32外周部によって移動方向が変えられ、更に収納レール34によって斜め下方(図4によれば右斜め下方)へ導かれる。なお、パネル11aが開閉体10の全開状態において、ガイドレール20の上方延長線上に残るように、開閉体10の制御上の開動限度位置が設定される。
また、スプロケット32が逆方向(図4によれば反時計方向)へ回転すると、吊持部材13によって複数のパネル11bが順次に収納レール34に沿って斜め上方(図4によれば左斜め上方)へ繰り出される。繰り出された各パネル11bは、パネル11aと一緒に吊持部材13に吊持されて略垂直状に維持されたまま、ガイドレール20内を下方へ移動する。
また、開閉体10の閉鎖動作中、最下端側のパネル11aよりも下方に障害物が存在した場合には、その障害物を非接触感知部50によって非接触感知し、その感知信号に応じて、図示しない制御回路が駆動機構33を停止や反転等する。
また、万が一、吊持部材13が破断し、パネル11aが落下した場合には、その落下するパネル11aを、リトラクター装置40によって受けて停止させることができる。
リトラクター装置40は、車用シートベルト等に用いられる装置であり、異常停止時にパネル11aの重量によって張力を生じる可撓性長尺部材41と、該可撓性長尺部材41の基端側を巻き取るリール装置42とを具備し、可撓性長尺部材41によってパネル11aを保持している。
可撓性長尺部材41は、例えば合成繊維を略長尺帯状に加工してなり、その先端側をパネル11aに、止着ブラケット15(図3参照)を介して止着するとともに、その逆側である基端側をリール装置42の巻取体42a外周面に止着している。なお、この可撓性長尺部材41は、ワイヤー等の紐状の部材に置換することが可能である。
リール装置42は、巻取体42aの繰出し回転速度(あるいは回転加速度)が規定値以上となった場合に、巻取体42aを繰出し回転不能に拘束する構造(例えば遠心力によって移動する部材を不動部位に係止させる構造等)であればよい。
次に、上記構成の開閉装置1について、その特徴的な作用効果を詳細に説明する。
収納部30からのパネル11a,11bの繰り出しにより、開閉体10が閉鎖動作すると、最下端側のパネル11aと一体的に非接触感知部50(詳細には放出側ユニット50a及び捕捉側ユニット50b)が閉鎖方向へ移動する。
そして、非接触感知部50が当接対象部位qに当接すると、パネル11aのみが閉鎖方向へ移動する。換言すれば、非接触感知部50が、パネル11aに相対して上方へ移動することになる。
また、パネル11aが全閉位置から開放方向へ移動した際には、その開放動作の初期段階では、非接触感知部50がパネル11aに相対し下方へ移動する。
そして、パネル11aの開放動作が継続すると、そのパネル11aに追従して、非接触感知部50も開放方向へ移動することになる。
開閉体10に追従して開閉方向へ移動する非接触感知部50は、回転自在な転動部材53の外周部を被転動面21に対し略接触させる。そして、転動部材53を、被転動面21に沿って滑らかに転動させる。
なお、前記略接触には、転動部材53が被転動面21から一時的に離れて再度接触する場合や、複数の転動部材53のうちの一部が被転動面21に接触し、他の一部の被転動面21が被転動面21から離れて近接した状態にある場合等を含む。
よって、開閉体10に追従する非接触感知部50の移動中に、例えば開閉体10が風圧を受ける等して開閉体厚さ方向へ揺れた場合であっても、非接触感知部50は、転動部材53を介して被転動面21から受ける摩擦力により開閉体厚さ方向への揺れが抑制される。
しかも、前記開閉体厚さ方向への揺れが比較的大きい場合であっても、スライド体51の側部が第一の規制部22a1,23a1に当接するため、非接触感知部50が開閉体厚さ方向へ大きく揺さ振られるようなことを防ぐことができる。
また、開閉体10の開閉体幅方向(図2の左右方向)への揺れに起因して、転動部材53が被転動面21から離れる方向へ揺れようとした場合には、開閉体厚さ方向の一方側(図2によれば上側)の転動部材53と第二の規制部22a2との当接、及び/又は、突起51aの側部と第三の規制部23a2との当接により、その揺れを抑制することができ、ひいては、転動部材53と被転動面21の接触状態を安定化することができる。
よって、放出部52aから放出される物体感知媒体の経路が傾いて、該物体感知媒体が捕捉部52bに捕捉されないようなことを防ぐことができる上、開閉体10の開閉動作に、非接触感知部50を滑らかに追従させることができる。すなわち、非接触感知部50が、ガイドレール20内での引っ掛かりや、ガイドレール20との摩擦抵抗などにより、開閉体10の開閉動作に滑らかに追従しないようなことを防ぐことができる。
また、転動部材53がスライド体51から突出する量を、支持突起12及び吊持部材13がスライド体51から突出する量よりも大きくするとともに、転動部材53の外周部を被転動面21に当接させることで、支持突起12及び吊持部材13と被転動面21との間に空間を確保するようにしているため、支持突起12及び吊持部材13が、被転動面21やその他のガイドレール20底部側の部位に干渉するのを防ぐことができる。
なお、上記実施の形態によれば、第一の規制部22a1,23a1は、開閉体厚さ方向へ揺れた際のスライド体51に当接する構成としたが、この第一の規制部22a1,23a1は、開閉体厚さ方向へ揺れた際の非接触感知部50に当接する構成であればよく、例えば、開閉体厚さ方向へ揺れた際の軸支ブラケット54又は転動部材53に当接するようにしてもよい。
同様に、上記実施の形態によれば、第二の規制部22a2は、開閉体幅方向へ揺れた際の転動部材53に当接する構成としたが、この第二の規制部22a2は、開閉体幅方向へ揺れた際の非接触感知部50に当接する構成であればよく、例えば、開閉体幅方向へ揺れた際のスライド体51又は軸支ブラケット54に当接するようにしてもよい。
また、上記実施の形態によれば、転動部材53と被転動面21とは近接又は接触する関係に構成しているが、他例の好ましい態様としては、転動部材53を被転動面21側に対し強制的に圧接する構成とすることも可能である。
より詳細に説明すれば、例えば、パネル11aの幅方向端部(より具体的には突起51aの先端部)と、スライド体51との間に、圧縮バネを設け、該圧縮バネの弾発力により、スライド体51を被転動面21側へ付勢して、転動部材53の外周部を被転動面21へ押し付けるようにすればよい。
また、上記実施の形態によれば、転動部材53の一例として軸部を有する略車輪状の部材を用いたが、転動部材53の他例としては、スライド体51に対し回動自在に係合する略球状の部材や略コロ状の部材等とすることが可能である。
また、上記実施の形態によれば、開閉体10の幅方向端部から突出する突起51aを、スライド体51の凹状の空間に挿入するようにしたが、その凹凸関係を逆にした構成とすることも可能である。
さらに、スライド体51は、図示(特に図3)では、角張った形状としているが、ガイドレール20内でより滑らかに上下移動できるように、スライド体51の上部、下部を、角を丸くした形状や、所謂流線形のような形状、テーパ部を設けた形状としてもよい。
さらに、第一の規制部22a1,23a1、第二の規制部22a2、第三の規制部23a2は、上下方向の非接触感知部50が移動する範囲の全域に設けられていることが好ましいが、部分的に設けることも可能である。
さらに、転動部材53は、転動部材53が上下移動する全域的に被転動面21に略接触してもよいし、部分的に略接触してもよい。
また、上記実施の形態によれば、開閉体10を複数のパネル11a,11bから構成したパネルシャッター装置に対し、上記構成の非接触感知部50を具備したが、他例としては、開閉体を複数のスラットから構成したスラットシャッター装置や、開閉体をシート状部材から構成したシートシャッター装置、開閉体をパイプ状部材から構成したグリルシャッター装置、開閉体を巻き取ることなく上部後方へ収納するようにしたオーバーヘッドドア、前記態様の開閉体を適宜に組み合わせた開閉装置などに対し、上記構成の非接触感知部50を適用することが可能である。
さらに、非接触感知部50がガイドレール20の上端より上側に抜け出してしまうと、自動的なガイドレール20内への復帰が確実でなく、不具合となるおそれがある。この不具合を防ぐために、開閉体10の開放側の開放限度位置は、非接触感知部50がガイドレール20の上端より上側に抜け出さない位置に設定することが好ましい。
1:開閉装置 10:開閉体
12:支持突起 13:吊持部材
20:ガイドレール 21:被転動面
50:非接触感知部 51:スライド体
51a:突起 53:転動部材
22a1,23a1:第一の規制部 22a2:第二の規制部
23a2:第三の規制部

Claims (5)

  1. 開閉体をガイドレールに沿って閉鎖動作させるようにした開閉装置において、
    前記開閉体から閉鎖方向へ突出するとともに前記開閉体に対し開閉方向へスライドするように支持され、開閉体幅方向へ放出される物体感知媒体により物体を感知する非接触感知部を備え、
    前記非接触感知部に回転自在に転動部材を設けるとともに、該転動部材の外周部を前記ガイドレールの底部側へ突出させ、
    前記ガイドレールの底部側には、前記転動部材を受けて開閉体開閉方向へ転動させる被転動面を設けたことを特徴とする開閉装置。
  2. 前記ガイドレールには、開閉体厚さ方向へ移動した場合の前記非接触感知部に当接されるように、第一の規制部が設けられていることを特徴とする請求項1記載の開閉装置。
  3. 前記ガイドレールには、前記被転動面から離れる方向へ移動した場合の前記非接触感知部に当接されるように、第二の規制部が設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の開閉装置。
  4. 前記非接触感知部に、開閉体厚さ方向へ突出する突起が設けられ、
    前記ガイドレールには、前記被転動面から離れる方向へ移動した場合の前記突起に当接されるように、第三の規制部が設けられていることを特徴とする請求項1乃至3何れか1項記載の開閉装置。
  5. 前記開閉体の幅方向の端部から突出する支持突起と、該支持突起を吊持する吊持部材とを具備し、前記吊持部材を開閉方向へ移動させることにより前記開閉体を開閉動作させるようにした開閉装置であって、
    前記転動部材は、前記支持突起及び前記吊持部材よりもガイドレール底部側へ突出して設けられていることを特徴とする開閉装置。
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