JP2010241270A - 車両シートのエアサスペンション装置 - Google Patents
車両シートのエアサスペンション装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010241270A JP2010241270A JP2009092347A JP2009092347A JP2010241270A JP 2010241270 A JP2010241270 A JP 2010241270A JP 2009092347 A JP2009092347 A JP 2009092347A JP 2009092347 A JP2009092347 A JP 2009092347A JP 2010241270 A JP2010241270 A JP 2010241270A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- link
- upper frame
- air supply
- air
- control cam
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 239000000725 suspension Substances 0.000 title claims abstract description 72
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 claims abstract description 46
- 230000008859 change Effects 0.000 claims description 19
- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 claims description 18
- 238000000926 separation method Methods 0.000 claims description 4
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 claims 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 11
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 6
- 239000006096 absorbing agent Substances 0.000 description 2
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 230000008531 maintenance mechanism Effects 0.000 description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 2
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 2
- 230000035939 shock Effects 0.000 description 2
- 230000007704 transition Effects 0.000 description 2
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 2
- 230000009471 action Effects 0.000 description 1
- 230000001174 ascending effect Effects 0.000 description 1
- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 1
- 230000006872 improvement Effects 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 238000012544 monitoring process Methods 0.000 description 1
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 1
- 230000004044 response Effects 0.000 description 1
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Seats For Vehicles (AREA)
- Fluid-Damping Devices (AREA)
Abstract
【解決手段】
エアタンク18の圧力を変動させてアッパーフレーム13を基準高さに戻す設定基準位置維持機構と、エアタンク18の圧力変化により新たな所定位置を基準高さとする基準高さ変更機構と、を備えた車両シートのエアサスペンション装置11であって、一方のリンク部材20aに枢設されたロックブラケット67と、これを回動させる回動装置とを備え、回動装置は、ロックブラケット67の設けられたロックピンをギア部材45に設けられた凹部状の溝部に嵌合させて係止させる第1の角度位置と、他端をアーム部材41に当接させて排気制御カム28を回動させて第1の排気弁を開く第2の角度位置と、ギア部材45及びアーム部材41のいずれにも作用しない位置の第3の角度位置と、に切換え可能である。
【選択図】図1
Description
また、前記給気制御カム及び前記排気制御カムは、一端に突起部が形成された凹部と、該凹部の他端に隣接する曲面部とを有する板状部材であり、該凹部を重ねて前記曲面部を位置するようにして互いに係止されると共に、前記一方のリンク部材に枢着され、更に前記アーム部材の先端には回動可能なローラ部材が設けられ、該ローラ部材は、前記アッパーフレームの下降に伴う前記Xリンクの回動により前記給気制御カムの曲面部を押圧、滑動して前記給気制御カムを更に回動させて前記第1の給気弁を開き、前記アッパーフレームの上昇に伴う前記Xリンクの回動により前記排気制御カムの曲面部を押圧、滑動して前記排気制御カムを更に回動させて前記第1の排気弁を開き、前記アッパーフレームが前記基準高さにあるときは重ねられた前記凹部に位置して前記中立位置とすることができる。
さらに、前記ロックブラケットは、弾性部材により前記一方のリンク部材に係止されると共に、前記回動手段は前記弾性部材の弾性力に抗して前記ロックブラケットを回動させて、前記第1の角度位置、前記第2の角度位置及び前記第3の角度位置に切換えることができる。弾性力に抗する力の段階に応じて角度位置を切り換えることができる。
<全体概略構成>
図1〜図3に示すように、車両シート用エアサスペンション11は、車両の床面又は床面上のスライドレールに設置されるロアフレーム12と、車両シート(図示せず)の下部に設けられ、ロアフレーム12の上部に位置するアッパーフレーム13と、座席シートの左右側面にそれぞれ位置してロアフレーム12とアッパーフレーム13とに接続し、アッパーフレーム13を上下に移動可能にする一対のXリンク15a、15bを有するものである。Xリンク15a、15bは、それぞれ2本のリンク部材が交差してX字形状を成すもので、交差部分で座席シートの左右側面方向に伸びるリンク回動軸体16に枢設されている。
<給気制御カム及び排気制御カム>
ここで給気制御カム27と排気制御カム28の形状及び構成を他の図面を参照して詳述する。図11は給気制御カム27及び排気制御カム28の正面を示したもので、(a)は排気制御カム28の正面図、(b)は給気制御カム27の正面図、(c)は排気制御カム28と給気制御カム27とを重ね、カム係止部材29により係止した正面図を示すものである。
<ギア部材及びアーム部材>
ギア部材45は、円盤状部材の一部に所定角度の切り欠きを設けた板状部材であり、外周の一部に凹凸状に連続する溝である歯合部48が形成され、さらに切り欠きの両端断面は壁面としてのギア壁50a、50bが形成されている。
<ロック片(係止手段)>
図1〜図3の説明に戻る。図2及び図3に示すように他方のリンク部材20bには、ギア部材45の歯合部48と歯合してギア部材を係止するロック片60及びロック片60を歯合部48に常時付勢して係止させるスプリング部材61が、この係止を解除する解除部材62と共に取り付けられている。ロック片60のギア部材45に面する側には歯合部48と歯合するように、凹凸状に連続する溝である歯合部49が形成されている。解除部材62は、ロック片60の歯合部49の反対側の端部に接続する棒状部材であり、スプリング部材61による付勢によって常時ギア部材45を係止しているロック片60を引き離して係止を解除するものである。解除部材62を操作する解除装置(図示せず)に接続している。
<リンクピンとハイトリミッター>
さらに図2及び図3に示すように、アッパーフレーム13の上昇の限界点を設定するために、ギア部材45の回動を阻止すべくギア突起部56と所定の位置で当接するギア部材当接部材である円筒状のリミッターピン65が、一方のリンク部材20aに止着されている。詳細な動作説明は後述する。
<ロックブラケット>
図4及び図5(a)に示すように、アーム部材41とギア部材45の間には、略L字形の板状部材であるロックブラケット67が、一方のリンク部材20aに回動可能に取り付けられている。ロックブラケット67の一端側は鉤状の突起部67aが形成され、他端側は矩形状端部67bとなっており、略中心付近には一方のリンク部材20aに対して回動可能となるロックブラケット枢設軸69が設けられている。さらに突起部67a側には止着部材23から延びるワイヤ70が係止されており、またロックブラケット枢設軸69を間にした反対側には止着部材23と連結する引っ張りばねのスプリング部材71が止着されている。スプリング部材71がロックブラケット67を止着部材23方向に常時付勢することで、ワイヤ70の引っ張り操作を確実にすることができる。ワイヤ70はワイヤ取付具72により止着部材23を貫通して取り付けられている。止着部材23を貫通したワイヤ70は、ワイヤ70を操作する回動装置(後述する)に連結されている。
<下降装置>
図12(a)に示すロックブラケット67の突起部67aに係止されているワイヤ70は、図12(b)に示すワイヤ70に連続しているものである(図12(c)と(d)及び(e)と(f)も同様に連続している)。そしてワイヤ70は回動装置75の回動片部材75aに係止されている。回動片部材75aは回動レバー75bの回動操作によって共に回動するようになっている。さらに回動レバー75bは先端に設けられている操作ボタン75cを押すことで回動可能となるようになっている。なお操作ボタン75cは、回動レバー75bが下降装置ONの状態(図12(b))及び設定基準位置維持機構ONの状態(図12(d))の位置にあるときは、回動レバー75bの内部にあるバネの反力で飛び出るようにして、スプリング部材71の弾性力による回動装置75の回動誤作動の防止が設定されている。
<設定基準位置維持機構>
次に、上記した図12(a)(b)の下降装置ONの状態から図12(c)及び(d)に示す設定基準位置維持機構ONの状態への移行を説明する。図12(c)及び(d)に示すように、操作ボタン75cを押してロックを外し、回動レバー75bを水平方向やや下向きに回動したときに、ワイヤ70がスプリング部材71の弾性力によりロックブラケット67の側に引き寄せられ、ロックブラケット67が反時計方向に回動する。これによりロックブラケット67の矩形状端部67bはアーム円筒部51から離れ、アーム部材41はスプリング部材47の弾性力により時計回りに回動する。回動したアーム部材41は、アーム壁53がギアピン55に当接した位置で回動が阻止される(図8参照)。このときロックブラケット67の矩形状端部67bは、アーム円筒部51の上部を通過することで、双方が当接しない配置構造となっている。
<サスペンションロック>
次に、上記した図12(c)(d)に示す設定基準位置維持機構ONの状態から図12(e)及び(f)のサスペンションロックONの状態への移行を説明する。
<ハイトリミッター(高さ位置制限)>
図14(a)は基準高さとして設定された状態を示すもので、エアサスペンション装置の自重、車両シートの自重及び乗員の体重等(以下「荷重」と略す)とエアタンク18(図1等参照)の圧力とが均衡を保っている状態を示すものである。このときアーム部材41の先端にあるローラ部材43は、給気制御カム27の凹部35と排気制御カム28の凹部31が重なった位置にあり、給気制御カム27及び排気制御カム28のいずれにも作用することなく、エアタンク18への給気、排気は行われていない。上記均衡状態のときに、ローラ部材43が、凹部35と凹部31とがの重なった位置にあるように設定することで、基準高さが設定されるものである。このときアーム部材41とギア部材45はスプリング部材47で連結され、かつギア部材45はロック片60及びスプリング部材61により他方のリンク部材20bに係止されている。
<ロックブラケットによる3段切替>
次に図15を参照して、ロックブラケットを3段階に回動させたときの各状態の動作を説明する。図15(a)は設定基準位置維持機構が作動(ON)し、設定基準高さ位置にあるときのロックブラケット周辺の状態を示す説明図、図15(b)は図15(a)の状態にあるときにロックブラケットの回動によりサスペンションロックが作動(ON)した状態を示す説明図、図15(c)は図15(b)の状態にあるときにロックブラケットの回動により下降装置が作動(ON)したときの状態の説明図、図15(d)は下降装置により下降した後のロックブラケット周辺の状態を示す説明図、図15(e)は図15(d)の状態において下降装置の解除(OFF)から設定基準位置維持機構をONにしたときのロックブラケット周辺の状態を説明する説明図である。なおこの動作説明においては、適宜図1〜5及び図12等を参照する。
<基準高さ変更機構>
次に、基準高さを変更する基準高さ変更機構について図16を参照して説明する。図16(a)〜(d)は基準高さの設定変更の動作を示す説明図である。図16では下限高さに設定された場合から上限高さ位置に設定変更する場合を説明する。
<高さ位置調整範囲の変更機構>
次に図17を参照して、高さ位置調整範囲の変更について説明する。図17(a)は下限高さ位置、(b)は上限高さ位置、にそれぞれあるときのXリンク周辺の状態説明図であり、(c)はリンクピン64の口径を大きくした場合の下限高さ位置、(b)は同じく上限高さ位置、にそれぞれあるときのXリンク周辺の状態説明図である。
下降装置作動へ切替える2段階切替え、あるいは設定基準位置維持機構の作動状態からサスペンションロックへの切替える2段階切替えであってもよい。
12 ロアフレーム
13 アッパーフレーム
15a、15b Xリンク
18 エアタンク
20a 一方のリンク部材
20b 他方のリンク部材
27 給気制御カム
28 排気制御カム
41 アーム部材
43 ローラ部材
45 ギア部材
55 ギアピン
57 ギア溝部
67 ロックブラケット
68 ロックピン
75 回動装置
82 第1の給気弁
83 第1の排気弁
85 第2の給気弁
86 第2の排気弁
Claims (13)
- 車両の床面又は該床面上のスライドレールに設置されるロアフレームと、
車両の座席シート下部に設けられ、前記ロアフフレームの上部に位置するアッパーフレームと、
前記座席シートの左右側面にそれぞれ位置し、前記ロアフレームと前記アッパーフレームとに接続して前記アッパーフレームを上下に移動可能とし、相互間を結ぶ軸体に枢設形成された一対のXリンクと、
圧縮空気の供給源からの給気と、外部への排気とによる圧力変化によって前記アッパーフレームを上下に移動させる空気ばねのエアタンクと、
該エアタンクへの給気管を開閉する第1の給気弁と、前記エアタンクからの排気管を開閉する第1の排気弁と、
前記座席シートの左右側面の何れか一つのXリンクを形成する一方のリンク部材に設けられ、前記第1の給気弁の開閉を制御する給気制御カムと、前記第1の排気弁の開閉を制御する排気制御カムと、
前記軸体に枢設され、前記Xリンクの回動の方向に応じて前記給気制御カム又は前記給気カムを回動させるアーム部材と、
前記軸体に枢設され、前記アーム部材と弾性部材により連結される、ギア部材と、
前記Xリンクを形成する他方のリンク部材に設けられ、前記ギア部材を係止する係止手段と、
該係止手段により前記他方のリンク部材に対する前記係止を所定操作により一時解除する解除手段と、
前記エアタンクへの給気管を開閉する第2の給気弁と、前記エアタンクからの排気管を開閉する第1の排気弁と、を備え、
前記アッパーフレームが予め基準高さとして設定された位置にあるときには、前記アーム部材が、前記給気制御カム及び前記排気制御カムのいずれにも作用しない中立位置にあり、前記アッパーフレームが前記基準高さより所定の距離以上に下降したときには、その下降に伴う前記Xリンクの回動により、前記アーム部材が前記給気制御カムを回動させて前記第1の給気弁を開き、前記エアタンクの圧力を上昇させて前記アッパーフレームを前記基準高さに戻し、また前記アッパーフレームが前記基準高さより所定の距離以上に上昇したときには、その上昇に伴う前記Xリンクの回動により、前記アーム部材が前記排気制御カムを回動させて前記第1の排気弁を開き、前記エアタンクの圧力を低下させて前記アッパーフレームを前記基準高さに戻す設定基準位置維持機構と、
前記解除手段により前記係止手段による前記ギア部材への係止を解除すると共に、前記第2の給気弁又は前記第2の排気弁の開閉により前記エアタンクの圧力変化により前記アッパーフレームを上下させて新たな所定位置を基準高さとする基準高さ変更機構と、を備えた車両シートのエアサスペンション装置であって、
前記一方のリンク部材に枢設された板状部材のロックブラケットと、該ロックブラケットを回動させる回動手段と、を更に備え、
前記回動手段は、前記ロックブラケットを回動させて、前記ロックブラケットに設けられたロックピン部材を前記ギア部材に設けられた凹部状の溝部に嵌合させて係止させる第1の角度位置と、前記ロックブラケットの他端を前記アーム部材に当接し、該アーム部材を回動させ、前記排気制御カムの回動により前記第1の排気弁を開く第2の角度位置と、前記設定基準位置維持機構が機能する位置となる第3の角度位置とに切換え可能であることを特徴とする車両シートのエアサスペンション装置。 - 車両の床面又は該床面上のスライドレールに設置されるロアフレームと、
車両の座席シート下部に設けられ、前記ロアフフレームの上部に位置するアッパーフレームと、
前記座席シートの左右側面にそれぞれ位置し、前記ロアフレームと前記アッパーフレームとに接続して前記アッパーフレームを上下に移動可能とし、相互間を結ぶ軸体に枢設形成された一対のXリンクと、
圧縮空気の供給源からの給気と、外部への排気とによる圧力変化によって前記アッパーフレームを上下に移動させる空気ばねのエアタンクと、
該エアタンクへの給気管を開閉する第1の給気弁と、前記エアタンクからの排気管を開閉する第1の排気弁と、
前記座席シートの左右側面の何れか一つのXリンクを形成する一方のリンク部材に設けられ、前記第1の給気弁の開閉を制御する給気制御カムと、前記第1の排気弁の開閉を制御する排気制御カムと、
前記軸体に枢設され、前記Xリンクの回動の方向に応じて前記給気制御カム又は前記給気カムを回動させるアーム部材と、
前記軸体に枢設され、前記アーム部材と弾性部材により連結される、ギア部材と、
前記Xリンクを形成する他方のリンク部材に設けられ、前記ギア部材を係止する係止手段と、
該係止手段により前記他方のリンク部材に対する前記係止を所定操作により一時解除する解除手段と、
前記エアタンクへの給気管を開閉する第2の給気弁と、前記エアタンクからの排気管を開閉する第1の排気弁と、を備え、
前記アッパーフレームが予め基準高さとして設定された位置にあるときには、前記アーム部材が、前記給気制御カム及び前記排気制御カムのいずれにも作用しない中立位置にあり、前記アッパーフレームが前記基準高さより所定の距離以上に下降したときには、その下降に伴う前記Xリンクの回動により、前記アーム部材が前記給気制御カムを回動させて前記第1の給気弁を開き、前記エアタンクの圧力を上昇させて前記アッパーフレームを前記基準高さに戻し、また前記アッパーフレームが前記基準高さより所定の距離以上に上昇したときには、その上昇に伴う前記Xリンクの回動により、前記アーム部材が前記排気制御カムを回動させて前記第1の排気弁を開き、前記エアタンクの圧力を低下させて前記アッパーフレームを前記基準高さに戻す設定基準位置維持機構と、
前記解除手段により前記係止手段による前記ギア部材への係止を解除すると共に、前記第2の給気弁又は前記第2の排気弁の開閉により前記エアタンクの圧力変化により前記アッパーフレームを上下させて新たな所定位置を基準高さとする基準高さ変更機構と、を備えた車両シートのエアサスペンション装置であって、
前記一方のリンク部材に枢設された板状部材のロックブラケットと、該ロックブラケットを回動させる回動手段と、を更に備え、
前記回動手段は、前記ロックブラケットを回動させることにより、前記設定維持基準位置維持機構の作動状態から、前記ロックブラケットに設けられたロックピン部材を前記ギア部材に設けられた凹部状の溝部に嵌合させて係止させる状態の角度位置に、又は前記ロックブラケットの他端を前記アーム部材に当接し、該アーム部材を回動させ、前記排気制御カムの回動により前記第1の排気弁を開く状態の角度位置のいずれかに、切換え可能であることを特徴とする車両シートのエアサスペンション装置。 - 前記他方のリンク部材には更に所定径サイズのリンクピン部材が設けられ、
前記ギア部材は、円盤状部材の一部に所定角度の切り欠きを設けた板状部材であり、
前記基準高さ変更機構により前記ギア部材が前記係止を解除されると、前記アーム部材が、前記アッパーフレームの上下動の際に、前記給気制御カムと前記排気制御カムの何れにも作用しない前記中立位置にあるときに、前記ギア部材が前記一方のリンク部材と共に回動し、前記Xリンクの回動方向に応じて、前記ギア部材は前記開口の両端部を、それぞれ前記ピン部材に当接して回動を阻止さることにより、設定可能な前記基準高さの許容範囲を定めることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両シートの車両シートのエアサスペンション装置。 - 前記リンクピン部材は、口径の異なる他のピン部材と交換可能なことを特徴とする請求項3に記載の車両シートのエアサスペンション装置。
- 前記給気制御カム及び前記排気制御カムは、一端に突起部が形成された凹部と、該凹部の他端に隣接する曲面部とを有する板状部材であり、該凹部を重ねて前記曲面部を位置するようにして互いに係止されると共に、前記一方のリンク部材に枢着され、
更に前記アーム部材の先端には回動可能なローラ部材が設けられ、該ローラ部材は、前記アッパーフレームの下降に伴う前記Xリンクの回動により前記給気制御カムの曲面部を押圧、滑動して前記給気制御カムを更に回動させて前記第1の給気弁を開き、前記アッパーフレームの上昇に伴う前記Xリンクの回動により前記排気制御カムの曲面部を押圧、滑動して前記排気制御カムを更に回動させて前記第1の排気弁を開き、前記アッパーフレームが前記基準高さにあるときは重ねられた前記凹部に位置して前記中立位置にあることを特徴とする請求項1ないし4の何れか一項に記載の車両シートのエアサスペンション装置。 - 前記ロックブラケットは、弾性部材により前記一方のリンク部材に係止されると共に、前記回動手段は前記弾性部材の弾性力に抗して前記ロックブラケットを回動させて、前記角度位置にそれぞれ切換えることを特徴とする請求項1ないし5の何れか一項に記載の車両シートのエアサスペンション装置。
- 前記一方のリンク部材には、前記設定基準位置維持機構により前記アッパーフレームが上昇したときに、前記ギア部材が当接するギア部材当接部材が設けられ、前記ギア部材の回動方向の先端にあるギア部材先端部が、前記ギア部材当接部材に当接して回動が阻止されることを特徴とする請求項1ないし6の何れか一項に記載の車両シートのエアサスペンション装置。
- 前記一方のリンク部材又は前記他方のリンク部材の何れか一つは前記アッパーフレームに枢設され、他の一つは前記アッパーフレーム上を摺動又は回転可能なローラ部材を介して前後動可能に枢設され、前記ローラ部材は前後動する走行路の側壁に弾性部材により押圧され、前記走行路の上下壁には前記ローラ部材の走行用の離間距離を確保するカラー部材が挿着されていることを特徴とする請求項1ないし7の何れか一項に記載の車両シートのエアサスペンション装置。
- 車両の床面又は該床面上のスライドレールに設置されるロアフレームと、
車両の座席シート下部に設けられ、前記ロアフフレームの上部に位置するアッパーフレームと、
前記座席シートの左右側面にそれぞれ位置し、前記ロアフレームと前記アッパーフレームとに接続して前記アッパーフレームを上下に移動可能とし、相互間を結ぶ軸体に枢設形成された一対のXリンクと、
圧縮空気の供給源からの給気と、外部への排気とによる圧力変化によって前記アッパーフレームを上下に移動させる空気ばねのエアタンクと、
該エアタンクへの給気管を開閉する第1の給気弁と、前記エアタンクからの排気管を開閉する第1の排気弁と、
前記座席シートの左右側面の何れか一つのXリンクを形成する一方のリンク部材に設けられ、前記第1の給気弁の開閉を制御する給気制御カムと、前記第1の排気弁の開閉を制御する排気制御カムと、
前記軸体に枢設され、前記Xリンクの回動の方向に応じて前記給気制御カム又は前記給気カムに当接して作用するアーム部材と、
前記軸体に枢設され、前記アーム部材と弾性部材により連結される、ギア部材と、
前記Xリンクを形成する他方のリンク部材に設けられ、前記ギア部材を係止する係止手段と、
該係止手段によ前記他方のリンク部材に対する前記係止を所定操作により一時解除する解除手段と、
前記エアタンクへの給気管を開閉する第2の給気弁と、前記エアタンクからの排気管を開閉する第1の排気弁と、を備え、
前記アッパーフレームが予め基準高さとして設定された位置にあるときには、前記アーム部材が、前記給気制御カム及び前記排気制御カムのいずれにも作用しない中立位置にあり、前記アッパーフレームが前記基準高さより所定の距離以上に下降したときには、その下降に伴う前記Xリンクの回動により、前記アーム部材が前記給気制御カムを回動させて前記第1の給気弁を開き、前記エアタンクの圧力を上昇させて前記アッパーフレームを前記基準高さに戻し、また前記アッパーフレームが前記基準高さより所定の距離以上に上昇したときには、その上昇に伴う前記Xリンクの回動により、前記アーム部材が前記排気制御カムを回動させて前記第1の排気弁を開き、前記エアタンクの圧力を低下させて前記アッパーフレームを前記基準高さに戻す設定基準位置維持機構と、
前記解除手段により前記係止手段による前記ギア部材への係止を解除すると共に、前記第2の給気弁又は前記第2の排気弁の開閉により前記エアタンクの圧力変化により前記アッパーフレームを上下させて新たな所定位置を基準高さとする基準高さ変更機構と、を備えた車両シートのエアサスペンション装置であって、
前記他方のリンク部材には更に所定径サイズのリンクピン部材が設けられ
前記ギア部材は、円盤状部材の一部に所定角度の切り欠きを設けた板状部材であり、
前記基準高さ変更機構により前記ギア部材が前記係止を解除されると、前記アーム部材は、前記アッパーフレームの上下の際に、前記給気制御カムと前記排気制御カムの何れにも作用しない中立位置にあるときに、前記ギア部材が前記一方のリンク部材と共に回動し、前記Xリンクの回動方向に応じて、前記ギア部材は前記開口の両端部を、それぞれ前記リンクピン部材に当接することにより、設定可能な前記基準高さの許容範囲を定めることを特徴とする車両シートのエアサスペンション装置。 - 前記リンクピン部材は、口径の異なる他のリンクピン部材と交換可能なことを特徴とする請求項9に記載の車両シートのエアサスペンション装置。
- 前記給気制御カム及び前記排気制御カムは、一端に突起部が形成された凹部と、該凹部の他端に隣接する曲面部とを有する板状部材であり、該凹部を重ね上下に前記曲面部を位置するようにして係止されると共に、前記一方のリンク部材に枢着され、
更に前記アーム部材の先端には回動可能なローラ部材が設けられ、該ローラ部材は、前記アッパーフレームの下降に伴う前記Xリンクの回動により前記給気制御カムの曲面部を押圧、滑動して前記給気制御カムを更に回動させて前記第1の給気弁を開き、前記アッパーフレームの上昇に伴う前記Xリンクの回動により前記排気制御カムの曲面部を押圧、滑動して前記排気制御カムを更に回動させて前記第1の排気弁を開き、前記アッパーフレームが前記基準高さにあるときは重ねられた前記凹部に位置して前記中立位置にあることを特徴とする請求項9又は10に記載の車両シートのエアサスペンション装置。 - 前記一方のリンク部材には、前記設定基準位置維持機構により前記アッパーフレームが上昇したときに、前記ギア部材が当接するギア部材当接部材が設けられ、前記ギア部材の回動方向の先端にあるギア部材先端部が、前記ギア部材当接部材に当接して回動が阻止されることを特徴とする請求項9ないし11の何れか一項に記載の車両シートのエアサスペンション装置。
- 前記一方のリンク部材又は前記他方のリンク部材の何れか一つは前記アッパーフレームに枢着し、他の一つは前記アッパーフレーム上を摺動又は回転可能なローラ部材を介して前後動可能に枢着され、前記ローラ部材は前後動する走行路の側壁に弾性部材により押圧され、前記走行路の上下壁には前記ローラ部材の走行用の離間距離を確保するカラー部材が挿着されていることを特徴とする請求項9ないし12の何れか一項に記載の車両シートのエアサスペンション装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009092347A JP5480525B2 (ja) | 2009-04-06 | 2009-04-06 | 車両シートのエアサスペンション装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009092347A JP5480525B2 (ja) | 2009-04-06 | 2009-04-06 | 車両シートのエアサスペンション装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010241270A true JP2010241270A (ja) | 2010-10-28 |
JP5480525B2 JP5480525B2 (ja) | 2014-04-23 |
Family
ID=43094810
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009092347A Active JP5480525B2 (ja) | 2009-04-06 | 2009-04-06 | 車両シートのエアサスペンション装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5480525B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014162397A (ja) * | 2013-02-26 | 2014-09-08 | Namba Press Works Co Ltd | 車両シート用のエアサスペンション装置 |
CN106314217A (zh) * | 2016-10-19 | 2017-01-11 | 河北光华荣昌汽车部件有限公司 | 座椅高度调节装置及座椅 |
CN114929514A (zh) * | 2020-03-24 | 2022-08-19 | Jas株式会社 | 车辆座椅用的空气悬架装置 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH028641U (ja) * | 1988-06-30 | 1990-01-19 | ||
JPH0484046U (ja) * | 1990-11-30 | 1992-07-22 | ||
JPH05131869A (ja) * | 1991-11-13 | 1993-05-28 | Aitesu:Kk | 車両用シートのエアサスペンシヨン装置 |
JP2009046119A (ja) * | 2007-08-20 | 2009-03-05 | Rigen Kanpotekku Kk | 車両用緩衝椅子の高さ調節用弁集約型操作ボタン |
-
2009
- 2009-04-06 JP JP2009092347A patent/JP5480525B2/ja active Active
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH028641U (ja) * | 1988-06-30 | 1990-01-19 | ||
JPH0484046U (ja) * | 1990-11-30 | 1992-07-22 | ||
JPH05131869A (ja) * | 1991-11-13 | 1993-05-28 | Aitesu:Kk | 車両用シートのエアサスペンシヨン装置 |
JP2009046119A (ja) * | 2007-08-20 | 2009-03-05 | Rigen Kanpotekku Kk | 車両用緩衝椅子の高さ調節用弁集約型操作ボタン |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014162397A (ja) * | 2013-02-26 | 2014-09-08 | Namba Press Works Co Ltd | 車両シート用のエアサスペンション装置 |
CN106314217A (zh) * | 2016-10-19 | 2017-01-11 | 河北光华荣昌汽车部件有限公司 | 座椅高度调节装置及座椅 |
CN114929514A (zh) * | 2020-03-24 | 2022-08-19 | Jas株式会社 | 车辆座椅用的空气悬架装置 |
CN114929514B (zh) * | 2020-03-24 | 2023-10-24 | Jas株式会社 | 车辆座椅用的空气悬架装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5480525B2 (ja) | 2014-04-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20070090673A1 (en) | Seating area adjuster | |
JP5480525B2 (ja) | 車両シートのエアサスペンション装置 | |
JP2009046119A (ja) | 車両用緩衝椅子の高さ調節用弁集約型操作ボタン | |
JP2010201958A (ja) | 車両用エアサスペンション式シート支持装置 | |
JP6061727B2 (ja) | 車両シート用のエアサスペンション装置 | |
JP2008063850A (ja) | ロック機構 | |
JP2009101856A (ja) | チルト機構組込みサスペンション機構 | |
JP7465566B2 (ja) | 車両シート用のエアサスペンション装置 | |
JP3934635B2 (ja) | 衝撃緩和装置 | |
JP2009227012A (ja) | 手動高さ調節機構を備えた座席シート | |
JP2010070005A (ja) | 車両用エアサスペンション式シート支持装置 | |
JPH05131869A (ja) | 車両用シートのエアサスペンシヨン装置 | |
WO2020194947A1 (ja) | 鞍乗り型車両の風防装置 | |
JP4816108B2 (ja) | シートアセンブリの支持機構及び車両のシートシステム | |
KR20070050289A (ko) | 차량 시트의 운전자 허리 및 측면 지지 구조 | |
JP5380251B2 (ja) | 車両用エアサスペンション式シート支持装置 | |
KR100398222B1 (ko) | 스티어링 컬럼의 조정장치 | |
JPH078307Y2 (ja) | 車両用シートのエアサスペンション装置 | |
JP2569437Y2 (ja) | サスペンションシート | |
JP2008254721A (ja) | 車両用シート | |
JP2011031657A (ja) | 車両用シートの高さ調整装置 | |
JP2011098651A (ja) | 車両用エアサスペンション式シート支持装置 | |
JPH09136574A (ja) | 車両用ミラー | |
JP2001278008A (ja) | シートベルトアンカの係止構造 | |
JP2024025841A (ja) | シートの位置維持機構を有するエアサスペンション装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120118 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130710 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130729 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130910 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140210 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140214 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5480525 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |