JP2010238710A - 位置決め装置および位置決め方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】位置決め装置1は、第1〜第4ピン部材31〜34を第1,第2受け部材21,22の第1,第2基準平面部21A,22Aに対して斜め方向に直進させる。このため、第1〜第4ピン部材31〜34による押し付けによりリングフレーム8に回転させる力を作用させることができ、リングフレーム8を確実に位置決めできる。
【選択図】図1
Description
図1は、第1実施形態に係る位置決め装置1を示す平面図である。
図1において、位置決め装置1は、板状部材としてのリングフレーム8を予め定められた位置に位置決めするものであって、例えば、リングフレーム8の内部に図示しない半導体ウェハを配置し、図示しない接着シートを介してリングフレーム8と半導体ウェハとを一体化する装置等に用いることができる。ここで、リングフレーム8の外周面には、周方向に沿って90°間隔で配置された第1当接部としての第1平面部81と、第2当接部としての第2平面部82と、第3当接部としての第3平面部83と、第4当接部としての第4平面部84とが設けられている。つまり、リングフレーム8の外周4箇所には、直交2軸方向に沿って第1〜第4平面部81〜84が設けられている。また、隣り合う平面部81〜84の間には、第1,第2,第3,第4曲面部85,86,87,88が設けられている。
具体的には、第1,第2ピン部材31,32は、リングフレーム8が正常に位置決めされた状態にあるときのリングフレーム8の中心C(以下、位置決め中心Cという)を通るとともに、第3平面部83を押し付ける方向と平行な第1仮想線K1を基準に対称配置され、第1受け部材21に近づくにしたがって互いに離れる方向に直進するように設けられている。また、第3,第4ピン部材33,34は、第1仮想線K1と直交するとともに位置決め中心Cを通る第2仮想線K2を基準に対称配置され、第2受け部材22に近づくにしたがって互いに離れる方向に直進するように設けられている。
まず、図1に示すように、図示しない搬送手段により、リングフレーム8が反時計回り方向に回転した状態で支持テーブル10に載置されたとする。その後、第1〜第4ピン部材31〜34を同時に同じ速度で矢印Y1で示す方向に直進させると、まず、第1ピン部材31と第3平面部83とが当接するとともに、第3ピン部材33と第4平面部84とが当接する。その後、そのまま第1〜第4ピン部材31〜34の直進が続行されると、図2(A)に示すように、第1角部89と第3角部91とがそれぞれ第1、第2基準平面部21A、22Aに当接する。
この後、さらに第1〜第4ピン部材31〜34を直進させることで、リングフレーム8を回転させて第2,第4ピン部材32,34も第3,第4平面部83,84に当接し、図2(B)に示すように、第1,第2平面部81,82が第1,第2基準平面部21A,22Aに面接触してリングフレーム8が定位置に位置決めされる。
すなわち、第1〜第4ピン部材31〜34を第1,第2基準平面部21A,22Aに対して斜め方向に直進させることでリングフレーム8を位置決めするため、リングフレーム8に回転させる力を作用させることができ、リングフレーム8を確実に位置決めできる。
さらに、第1,第2ピン部材31,32を第1仮想線K1を挟んで対称な方向に直進させ、第3,第4ピン部材33,34を第2仮想線K2を挟んで対称な方向に直進させているため、リングフレーム8がいずれの方向に回転したときでも、第1〜第4ピン部材31〜34の押し付けにより同じような力を作用させることができ、確実にリングフレーム8を位置決めできる。
図3は、第2実施形態に係る位置決め装置1Aを示す平面図である。
図3において、位置決め装置1Aは、第1〜第4ピン部材31〜34の移動軌跡を第1実施形態の位置決め装置1と異なるように構成したものである。
具体的には、第1ピン部材31は、リングフレーム8が正常に位置決めされた状態で第1角部89が位置する位置を中心とした円弧状に進行するように設けられ、同様に、第2〜第4ピン部材32〜34は、リングフレーム8が正常に位置決めされた状態で第2〜第4角部90〜92が位置する位置を中心とした円弧状に進行するように設けられている。
このような構成にしても、第1実施形態の位置決め装置1と同様に、リングフレーム8に回転させる力を作用させることができ、リングフレーム8を確実に位置決めできる。
また、第1〜第4ピン部材31〜34を同時に同じ速度で移動させたが、同時に移動させなくてもよいし、違う速度で移動させてもよい。さらに、第1〜第4ピン部材31〜34のうちいずれか1つ、2つ、あるいは3つを第1,第2平面部81,82との接触部分に対して垂直方向に直進させてもよい。また、平面状の第1〜第4平面部81〜84の代わりに、直線辺状の第1〜第4当接部を有するリングフレームに本発明を適用してもよい。
8 リングフレーム(板状部材)
21,22 第1,第2受け部材
21A,22A 第1,第2基準平面部
31,32 第1,第2ピン部材(第1押付手段)
33,34 第3,第4ピン部材(第2押付手段)
81,82,83,84 第1,第2,第3,第4平面部(第1,第2,第3,第4当接部)
Claims (5)
- 外周4箇所に直交2軸方向に沿って平面状または直線辺状の当接部が設けられた板状部材を位置決めする位置決め装置であって、
前記4箇所の当接部のうち互いに直交する位置関係にある第1当接部と第2当接部とがそれぞれ押し付けられて前記板状部材を位置決めする第1基準平面部および第2基準平面部を含む受け部材と、
前記第1当接部に対向する第3当接部に当接して前記第1当接部を前記第1基準平面部に押し付けて面接触または線接触させる第1押付手段と、
前記第2当接部に対向する第4当接部に当接して前記第2当接部を前記第2基準平面部に押し付けて面接触または線接触させる第2押付手段と、を備え、
前記第1押付手段と前記第2押付手段とのうち少なくとも一方の押付手段は、前記板状部材が押し付けられる方向に位置する第1基準平面部または第2基準平面部に対して斜め方向に直進して前記板状部材を位置決めすることを特徴とする位置決め装置。 - 外周4箇所に直交2軸方向に沿って平面状または直線辺状の当接部が設けられた板状部材を位置決めする位置決め装置であって、
前記4箇所の当接部のうち互いに直交する位置関係にある第1当接部と第2当接部とがそれぞれ押し付けられて前記板状部材を位置決めする第1基準平面部および第2基準平面部を含む受け部材と、
前記第1当接部に対向する第3当接部に当接して前記第1当接部を前記第1基準平面部に押し付けて面接触または線接触させる第1押付手段と、
前記第2当接部に対向する第4当接部に当接して前記第2当接部を前記第2基準平面部に受け部材に押し付けて面接触または線接触させる第2押付手段と、を備え、
前記第1押付手段と前記第2押付手段とのうち少なくとも一方の押付手段は、円弧状に進行して前記板状部材を位置決めすることを特徴とする位置決め装置。 - 請求項1または請求項2に記載の位置決め装置であって、
前記少なくとも一方の押付手段は、前記板状部材の外周に線接触可能な2個のピン部材により構成されており、この2個のピン部材は、前記板状部材が押し付けられる方向と平行な仮想線に対して対称な方向に進行することを特徴とする位置決め装置。 - 外周4箇所に直交2軸方向に沿って平面状または直線辺状の当接部が設けられた板状部材を位置決めする位置決め方法であって、
前記4箇所の当接部のうち互いに直交する位置関係にある第1当接部と第2当接部とがそれぞれ押し付けられて前記板状部材を位置決めする第1基準平面部および第2基準平面部を含む受け部材と、
前記第1当接部に対向する第3当接部に当接して前記第1当接部を前記第1基準平面部に押し付けて面接触または線接触させる第1押付手段と、
前記第2当接部に対向する第4当接部に当接して前記第2当接部を前記第2基準平面部に押し付けて面接触または線接触させる第2押付手段と、を用い、
前記第1押付手段と前記第2押付手段とのうち少なくとも一方の押付手段を、前記板状部材が押し付けられる方向に位置する第1基準平面部または第2基準平面部に対して斜め方向に直進させて前記板状部材を位置決めすることを特徴とする位置決め方法。 - 外周4箇所に直交2軸方向に沿って平面状または直線辺状の当接部が設けられた板状部材を位置決めする位置決め方法であって、
前記4箇所の当接部のうち互いに直交する位置関係にある第1当接部と第2当接部とがそれぞれ押し付けられて前記板状部材を位置決めする第1基準平面部および第2基準平面部を含む受け部材と、
前記第1当接部に対向する第3当接部に当接して前記第1当接部を前記第1基準平面部に押し付けて面接触または線接触させる第1押付手段と、
前記第2当接部に対向する第4当接部に当接して前記第2当接部を前記第2基準平面部に受け部材に押し付けて面接触または線接触させる第2押付手段と、を用い、
前記第1押付手段と前記第2押付手段とのうち少なくとも一方の押付手段を、円弧状に進行させて前記板状部材を位置決めすることを特徴とする位置決め方法。
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JP2017076679A (ja) * | 2015-10-14 | 2017-04-20 | ローツェ株式会社 | テープフレーム搬送のためのエンドエフェクタ、及びこれを備える搬送ロボット |
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