JP2010237146A - Apd測定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】測定対象の規格にあわせて、チャンネル数や分解能帯域幅RBWなどの測定条件を変更可能とすることで、様々な測定対象の測定を可能とし、かつ、あわせて測定機器の校正を可能とすることで、さらに高い測定確度で測定が可能な汎用的なAPD測定装置を提供する。
【解決手段】A/D変換手段(110)と、周波数選択手段(130)と、APD部(300)とでデータをサンプリングするクロック信号の周期を調整可能とすることで、測定時の分解能帯域幅やチャンネル数を柔軟に変更可能とする。あわせて、周波数選択手段(130)としてFFT型処理手段(131)と、フィルタバンク型処理手段(132)とを並列に備え、測定確度の高いフィルタバンク型処理手段(132)の出力をもとに、FFT型処理手段(131)の出力を校正することで、より確度の測定を可能とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、信号の周波数成分を分析し、各周波数成分の大きさが所定の閾値を超える確率(振幅確率分布、或いは、単に時間率といわれる。以下「APD(Amplitude Probability Distribution)」と呼ぶ。)を測定するAPD測定装置に関する。
APD測定技術は従来からあり、信号振幅は、その信号を含む周波数帯域と密接に関係する。ここではこの信号を入力信号と呼ぶ。周波数成分とは周波数帯域成分を含むこととする。入力信号をFFT(Fast Fourier Transform)を用いて周波数帯域成分に分離し特定の周波数帯域成分を抽出する特許文献1に記載のFFT型のAPD測定装置と、あらかじめ特定の周波数帯域成分を入力信号から抽出できるように調整したフィルタを並列に並べることで、入力信号を周波数帯域成分に分離し特定の周波数帯域成分を抽出する特許文献2に記載のフィルタバンク型のAPD測定装置が知られている。
一方で、近年、OFDM方式(Orthogonal Frequency Division Multiplex Operation Mode)の登場により、周波数利用効率が増大し、多チャンネル化が進んでいる。非特許文献1には、地上デジタル放送の規格及び伝送方式であるOFDM方式に関する説明が記載されている。OFDM方式では、伝送データを所定の帯域に数千本の低速データに分けて、デジタル変調を行っている。地上デジタル放送を例にすると、その所定の帯域が約5.6MHzであるため、伝送データを約1kHzの搬送波(キャリア)単位で分けて、計5、600本に分けてデジタル変調していることになる。
このように、OFDM方式におけるAPD測定は、地上デジタル放送の規格を例にとっても、各信号成分のチャンネル間隔を約1kHzとして周波数分析して、数千単位のチャンネルに対し各周波数帯域成分のAPDを測定することが望まれており、複数チャンネルに対して同時に測定を実施する特許文献2に記載のAPD測定装置も知られている。
特開2008−039762号公報 特開2008−275401号公報
東芝レビューVOL.58 No.12(2003年)、p2〜6
ところで、OFDM方式について地上デジタル放送を例に説明したが、OFDM方式は地上デジタル放送に限って利用されているものではなく、携帯電話や無線LAN等のさまざまな規格のもと幅広く使用されている。測定対象の規格が異なるとチャンネル間隔やチャンネル数などの測定条件が異なってくるため、複数の様々な規格に対応するためには、チャンネル数や分解能帯域幅RBW(Resolution Band Width)、又は、APD測定時間などの測定条件を柔軟に変更可能である必要がある。
ここで、既存のAPD測定装置の特徴について整理する。特許文献1に記載のFFT型のAPD測定装置は、FFTの演算により入力信号を各周波数帯域成分に分離するため、測定対象にあわせてチャンネル数を変更可能であるという利点を持つが、反面、チャンネル数の増大に伴い演算量も比例して増大し処理に時間がかかるという問題がある。これに対して、特許文献2に記載のフィルタバンク型のAPD測定装置を用いた場合、各周波数帯域成分に対応したフィルタが並列で周波数帯域成分の抽出を行うため、チャンネル数が増えても高速に処理できる。しかし、フィルタバンク型のAPD測定装置は、各フィルタでは特定の周波数帯域成分しか抽出することができないため、対応する周波数帯域成分すべてをカバーしようとすると、機器を構成するハードウェアが増大し複雑化、高コスト化するという問題があり、測定条件にあわせてチャンネルを柔軟に変更可能とすることは困難である。
また、FFT型のAPD測定装置は測定確度に問題がある場合もあった。これは、本来フーリエ変換(FT)は−∞から∞までの時間で計算を実施する理論式であるが、実質的な高速計算手法のFFTでは、入力信号に対し窓関数を適用し有限の範囲で演算を施すためである。そのため、FFT型のAPD測定装置においても、測定確度を確保するために、測定対象の規格に限定し、その規格に合わせてチャンネル数、又は、分解能帯域幅RBWを固定したうえで、あらかじめチューニングを施しており、汎用的に測定条件を変更できるものではなかった。
ここで、本発明は上記の問題を解決するものであり、FFT型の周波数選択手段とフィルタバンク型の周波数選択手段とを併用することで、複数チャンネル群の構成が実現できて、これらのチャンネル群に対して同時に測定し、かつ、チャンネル数の増大に伴う処理時間の増加を軽減するAPD測定装置を提供する。また、チャンネル数や分解能帯域幅RBWなどの測定条件を変更可能とすることで、様々な測定対象の測定を可能とするAPD測定装置を提供する。また、測定条件を変更した時に、あわせてFFT型の周波数選択手段が出力する振幅の校正を可能とすることで、様々な測定対象の測定を可能としながら、さらに、高い測定確度で測定が可能な汎用的なAPD測定装置を提供する。
上記目的を達成するために、本発明は、サンプリングクロックの周波数調整により分解能帯域幅RBW、又は、チャンネル数を調整し、さらに、測定確度の正確なフィルタバンク型のAPD測定装置の出力を利用し、FFT型のAPD測定装置の出力を校正する点に着目した。
具体的に、請求項1に記載の発明は、入力信号を標本化し、デジタルデータに変換して出力するA/D変換手段(110)と、前記デジタルデータから所定の測定周波数帯域成分を抽出する周波数選択手段(130)とを有する周波数分析部(100)と、前記周波数分析部(100)により取得した各測定周波数帯域成分の振幅を検出するレベル検出部(200)と、各測定周波数帯域成分の前記振幅の振幅確率分布を時間経過ごとに求めるAPD部(300)とを有し、APD測定を行うAPD測定装置であって、前記周波数選択手段(130)は、FFT処理を用いて前記デジタルデータから前記各測定周波数帯域成分を抽出するフィルタを構成するFFT型処理手段(131)と、前記デジタルデータから所定の周波数帯域成分を抽出するフィルタを複数並べ構成するフィルタバンク型処理手段(132)とを並列に備え、前記FFT型処理手段と、前記フィルタバンク型処理手段とを、測定周波数帯域成分に応じて切替えて、前記測定周波数帯域成分を抽出することを特徴とするAPD測定装置である。
また、請求項2に記載の発明は、前記FFT型処理手段(131)により抽出した測定周波数帯域成分の振幅と、前記フィルタバンク型処理手段(132)により抽出した測定周波数帯域成分の振幅とを比較し、比較結果に基づき、FFTの演算時に発生する前記FFT型処理手段(131)の測定確度の誤差を校正する校正手段(900)を有することを特徴とするAPD測定装置である。
また、請求項3に記載の発明は、クロック信号を生成するクロック発生部(810)を有し、前記クロック発生部(810)で生成するクロック信号の周期を変更し、前記A/D変換手段(110)、前記周波数選択手段(130)、及び、前記APD部(300)のそれぞれに送ることにより、測定時の分解能帯域幅、測定周波数帯域成分の数である測定チャンネル数、又は、振幅確率分布を測定する時間を変更できるRBW/測定チャンネル制御手段(800)を有することを特徴とするAPD測定装置である。
また、請求項4に記載の発明は、前記RBW/測定チャンネル制御手段(800)により、前記FFT型処理手段(131)と前記フィルタバンク型処理手段(132)に対し、測定時の分解能帯域幅RBW、又は、測定チャンネル数を個別に設定可能であることを特徴とするAPD測定装置である。
また、請求項5に記載の発明は、入力信号を標本化し、デジタルデータに変換して出力するA/D変換手段(110)と、少なくとも、FFT処理を用いて前記デジタルデータから測定周波数帯域成分を抽出するFFT型周波数選択手段(131)を有する周波数分析部(100)と、前記周波数分析部(100)により取得した各測定周波数帯域成分の振幅を検出するレベル検出部(200)と、各測定周波数帯域成分の振幅確率分布を時間経過ごとに求めるAPD部(300)とを有するAPD測定装置であって、クロック信号を生成するクロック発生部(810)を有し、前記クロック発生部(810)で生成するクロック信号の周期を変更し、前記A/D変換手段(110)、前記周波数選択手段(130)、及び、前記APD部(300)のそれぞれに送ることにより、測定時の分解能帯域幅、測定周波数帯域成分の数である測定チャンネル数、又は、振幅確率分布を測定する時間を変更できるRBW/測定チャンネル制御手段(800)を有することを特徴とするAPD測定装置である。
また、請求項6に記載の発明は、入力信号を標本化し、デジタルデータに変換して出力するA/D変換手段(110)と、少なくとも、入力信号から所定の周波数帯域成分を抽出するフィルタを複数並べ構成し前記デジタルデータから測定周波数帯域成分を抽出するフィルタバンク型周波数選択手段(132)のいずれかを有する周波数分析部(100)と、前記周波数分析部(100)により取得した各測定周波数帯域成分の振幅を検出するレベル検出部(200)と、各測定周波数帯域成分の振幅確率分布を時間経過ごとに求めるAPD部(300)とを有するAPD測定装置であって、クロック信号を生成するクロック発生部(810)を有し、前記クロック発生部(810)で生成するクロック信号の周期を変更し、前記A/D変換手段(110)、前記周波数選択手段(130)、及び、前記APD部(300)のそれぞれに送ることにより、測定時の分解能帯域幅、又は、振幅確率分布を測定する時間を変更できるRBW/測定チャンネル制御手段(800)を有することを特徴とするAPD測定装置である。
本発明によれば、FFT型処理手段とフィルタバンク型処理手段の双方の周波数選択手段を、それぞれが測定対象とする周波数帯域成分を分けて設定することにより、チャンネル数の増大に伴う処理時間の増加を軽減することが可能となる。
また、A/D変換手段、周波数選択手段、又は、APD部へのクロック信号の周期を変更し、FFT型処理手段とフィルタバンク型処理手段のいずれかもしくは双方の組み合わせにより、測定対象の規格に合わせて、測定条件、つまり、分解能帯域幅RBWやチャンネル数を柔軟に変更可能となる。これにより、本発明のAPD測定装置は、汎用の測定装置として様々な測定対象を測定可能となり、測定対象にあわせて測定装置を切替える必要がなくなるためコストダウンにつながる。また、測定条件を柔軟に変更できるため、測定条件を調整しつつ測定装置を並列に増設することで、測定時の負荷を分散し、容易に処理速度の向上を図ることも可能となる。
さらに、FFT型処理手段とフィルタバンク型処理手段の双方の周波数選択手段を合わせて使用し、FFT型処理手段の利得を、測定確度が正確なフィルタバンク型処理手段の利得により校正することで、測定条件を柔軟に変更し様々な規格に汎用的に対応しながら、さらに確度の高い測定が可能となる。
第1実施形態であるAPD測定装置の機能ブロック図である。 第1実施形態であるAPD測定装置の動作を表すフローチャートである。(a).はAPDの測定の動作を表すフローチャートであり、(b).は測定条件の設定の動作を表すフローチャートであり、(c).は測定装置の校正の動作を表すフローチャートである。 測定対象の周波数帯域成分と、各周波数帯域成分の抽出方法の割当てに関する例を説明するための補助図である。 振幅確率分布の測定結果の表示例である。 第1実施形態であるAPD測定装置の校正を説明するための、振幅と周波数の関係を表すグラフである。(a).はフィルタバンク型処理手段の特性を表すグラフであり、(b).はFFT型処理手段の特性を表すグラフである。 第1実施形態の変形例2であるAPD測定装置の機能ブロック図である。 第1実施形態の変形例2であるAPD測定装置の動作を表すフローチャートである。(a).は補正係数の設定の動作を表すフローチャートであり、(b).はAPDの測定の動作を表すフローチャートである。
(第1実施形態)
本発明に係る実施形態について、図面を参照しながら説明する。図1及び図2に基づいて、動作順に構成及び動作を、以下の契機に分けてそれぞれ説明する。
・APDの測定
・測定条件の設定
・測定装置の校正
(APDの測定)
まず、APDの測定について、図2(a).を用いて説明する。図2(a).はAPDの測定に関する一連の処理を表したフローチャートである。
(ステップS1)
本実施形態に係るAPD測定装置は、動作モードとしてAPDの測定を行う測定モードと、機器の校正を行う校正モードがあり、制御部700が測定装置の状態と動作モードの管理及び切替えを行う。APDの測定を行う場合は、制御部700は動作モードを測定モードに変更する。
制御部700は動作モードを測定モードに変更した後、被測定対象信号を入力信号として、周波数分析部100に入力する。周波数分析部100は、被測定信号である入力信号を受けデジタルデータに変換するA/D変換手段110と、デジタルデータに変換された入力信号をベースバンド信号に変換する周波数変換手段120と、測定点とするための予め指定されたそれぞれ異なる複数の周波数帯域について、前記それぞれ異なる複数の周波数帯域に相当する信号を、前記A/D変換手段110及び前記周波数変換手段120によりデジタルデータに変換された入力信号から選択する周波数選択手段130とを有し、入力信号を分析し、測定条件にあわせて周波数帯域成分を抽出する。
(ステップS2)
周波数分析部100の内部の構成について詳しく説明する。周波数分析部100に入力された被測定対象信号は、入力信号としてA/D変換手段110に入力される。A/D変換手段110は、入力信号を受け、RBW/測定チャンネル制御手段800からのクロック信号に従い、周波数fadで標本化(サンプリング)し、入力信号をデジタルデータに変換する。RBW/測定チャンネル制御手段800の詳細については後述する。
(ステップS3)
A/D変換手段110でデジタルデータに変換された入力信号は、周波数変換手段120に入力される。周波数変換手段120は、RBW/測定チャンネル制御手段800からの周波数fddcのクロック信号に従い、A/D変換手段110によりデジタルデータに変換された入力信号を、中間周波数(IF)帯域信号からベースバンド信号に変換し、あわせて、周波数選択手段130で処理される帯域に応じた低めのサンプリングレートでI,Q信号に変換される。周波数変換手段120により、サンプリングレートが低く変換されることで、消費電力を低くおさえることが可能となる。
(ステップS4)
次に、周波数選択手段130は、周波数変換手段120でベースバンド信号に変換されたI,Qのデジタルデータから、測定対象の周波数帯域成分を抽出する。周波数選択手段130は、FFTを用いて特定の周波数の信号を抽出するFFT型処理手段131と、あらかじめ設定された特定の周波数の信号を抽出するフィルタを並列に並べたフィルタバンク型処理手段132とを有し、これらの処理手段のいずれか、もしくは、双方を使用し、デジタルデータに変換された入力信号から、RBW/測定チャンネル制御手段800により指定された周波数帯域成分を選択し抽出する。FFT型処理手段131、及び、フィルタバンク型処理手段132により抽出された周波数帯域成分は、RBW/測定チャンネル制御手段800からの指示に従い、セレクタ133により、測定対象の周波数帯域成分として、FFT型処理手段131と、フィルタバンク型処理手段132とのいずれか、あるいは、双方の出力が切替えて出力される。
ここで、周波数選択手段130の内部の構成についてさらに詳しく説明する。FFT型処理手段131は、周波数変換手段120の出力を受け、RBW/測定チャンネル制御手段800からのクロック信号(周波数ffft)をもとにFFTの演算処理を行い、デジタルデータに変換された入力信号から、FFT型処理手段131における分解能帯域幅RBWfft、で各周波数帯域成分を抽出する。これは、クロック信号の周波数ffftが、FFT型処理手段131における分解能帯域幅RBWfft、、FFT型処理手段131の周波数帯域成分の数nfft、及び、各周波数帯域成分に対しAPDの測定に必要なデータ数をもとに設定されているため可能となる。クロック信号の周波数ffftの詳細は後述する。
フィルタバンク型処理手段132は、周波数変換手段120の出力を受け、該フィルタバンク内の各フィルタに周波数変換手段120の出力を入力し、デジタルデータに変換された入力信号から、フィルタバンク内の各フィルタに対応した所定の周波数帯域成分を抽出する。
セレクタ133は、FFT型処理手段131、及び、フィルタバンク型処理手段132により抽出された周波数帯域成分を受け、測定条件の設定時に、RBW/測定チャンネル制御手段800が設定した測定条件に従い、APDの算出に必要な各周波数帯域成分をFFT型処理手段131、又は、フィルタバンク型処理手段132のいずれか、あるいは、双方から選択し出力する。
ここで、セレクタ133による切替え例について、図3に示した例をもとに説明する。図3は測定対象の周波数帯域成分と、各周波数帯域成分の抽出方法の割当てに関する例を説明するための補助図である。例えば、図3(a).のようにf1からfjまでの周波数帯域成分をフィルタバンク型処理手段、fj+1からfnまでの周波数帯域成分をFFT型処理手段で取得する設定とした場合、セレクタ133は、f1からfjまでの周波数帯域成分として、フィルタバンク型処理手段132により抽出した周波数帯域成分を出力し、fj+1からfnまでの周波数帯域成分はFFT型処理手段131により抽出した周波数帯域成分を出力する。このように周波数領域を分けて、FFT型処理手段131と、フィルタバンク型処理手段132とを切替えることにより、最適なチャンネル構成が可能なため、少ないチャンネル構成ではフィルタバンク型を使用することによりFFTの演算処理数を軽減することも可能となる。
また、図3(b).のように、fb1、fb2、・・・fbnの周波数帯域成分をフィルタバンク型処理手段で抽出し、操作者からの要求によっては、fb1+1からfb2−1、fb2+1からfb3−1のように、フィルタバンク型で取得する周波数帯域成分の間の周波数帯域成分を、FFT型処理手段で取得するように設定することも、上述したRBW/測定チャンネル制御手段800からの、A/D変換手段110、周波数変換手段120、FFT型処理手段131、及び、フィルタバンク型処理手段132へのクロック信号の周波数を調整することで達成できる。
(ステップS5)
周波数選択手段130が抽出した周波数帯域成分は、周波数帯域成分ごとにレベル検出部200に入力される。レベル検出部200はn個の検波器Det1〜n(以降は、「Det1〜n」と呼ぶ)を備えており、周波数選択手段130により抽出されたI,Q信号の各周波数帯域成分をDet1〜nで自乗検波し、各周波数帯域成分の振幅例えば電力値をLOG変換手段(図示しない)により対数変換したうえで出力する。
APD部300は、レベル検出部200が出力した(対数変換された)振幅値から振幅確率分布を測定する測定部であって、個別APD1〜n(以降は、「APD1〜n」と呼ぶ)と、範囲分類手段310とを有している。
個別APD1〜nは、A/D変換手段110で標本化し、量子化の精度より小さい単位で、所定時間に入力された振幅値の発生回数を計測するとともに、この発生回数を所定時間ごとに観測し出現頻度として算出し、振幅確率分布を測定する。なお、APDの測定、つまり振幅確率分布の測定について、詳細は特許文献2に記載されており、その技術がそのまま利用できる。
範囲分類手段310は、APD1〜nで測定した振幅確率分布のデータを所定の範囲ごとに分類する。ここで分類された範囲ごとに情報が割り付けられ、測定結果の表示時に色分けされて表示される。図4は、25.610MHzの周波数帯域成分を3kHzの分解能帯域幅で測定し、振幅確率分布APDを、0<APD≦1%と、1<APD≦10%と、10<APD≦50%と、50%<APDの4つに分類し、縦軸に振幅を、横軸には周波数を割当て、分類した測定結果をカラーバーの形式で表示した表示例である。
(ステップS6)
APD部300により、測定された振幅確率分布は記憶部400に記憶される。表示制御部500は、操作部620からの操作者の操作により指定されたフォーマットに従い、記憶部400に記憶されたデータを表示部610へ表示させる。
なお、前記周波数選択手段130は、FFT型処理手段131と、フィルタバンク型処理手段132の双方を備え、セレクタ133により切替える構成について説明しているが、それら双方の代わりに、FFT処理を用いて前記デジタルデータから測定周波数帯域成分を抽出するFFT型周波数選択手段131か、もしくは、入力信号から所定の周波数帯域成分を抽出するフィルタを複数並べ構成し前記デジタルデータから測定周波数帯域成分を抽出するフィルタバンク型周波数選択手段132の一方を備える構成とすることも可能である。
ただし、前記周波数選択手段130として、フィルタバンク型周波数選択手段132だけを用いる場合は、測定対象の周波数帯域成分がフィルタバンク内に搭載されたフィルタに限られるため、測定チャンネル数の変更が搭載されたフィルタ群で対応可能な範囲に制限される。
また、前記周波数選択手段130として、FFT型周波数選択手段131だけか、もしくは、フィルタバンク型周波数選択手段132だけを用いる場合、後述する測定装置の校正は行えない。
(測定条件の設定)
次に、測定条件の設定について、図2(b).を参照しながら説明する。図2(b).は測定条件の設定に関する一連の処理を表したフローチャートである。測定条件の設定を変更する場合には、装置の動作に必用な内部パラメータを決定するためにRBW/測定チャンネル制御手段800は、操作部620からの操作者の入力情報(以降は、「入力情報」と呼ぶ)をもとに、周波数分析部100、及び、APD部300に測定条件を設定する。
(ステップS11)
RBW/測定チャンネル制御手段800は、制御部700からの測定条件の設定の指示を受け、入力情報をもとに、測定条件としてチャンネル数n、分解能帯域幅RBW、及び、APDの測定時間Tを決定し、周波数分析部100、及び、APD部300に測定条件を設定する。このとき、設定した測定条件を基に、各測定周波数帯域成分を、FFT型処理手段131と、フィルタバンク型処理手段132とのいずれかに割当てる。
さらに、FFT型処理手段131に割当てられた周波数帯域成分の測定に必要なFFT型処理手段131の周波数帯域成分の数nfft(以降は、「チャンネル数nfft」と呼ぶ)を算出する。このとき、FFT型処理手段131のチャンネル数nfftには、FFT型処理手段131に割当てられた周波数帯域成分の数以上の値が設定される。また、FFT型処理手段131に割当てられた周波数帯域成分間の間隔Δffftから分解能帯域幅RBWfft(RBWfft=Δffft)を算出する。
(ステップS12)
次に、RBW/測定チャンネル制御手段800は、装置の動作に必要な内部パラメータとして、A/D変換手段110、周波数変換手段120、FFT型処理手段131、及び、APD部300のそれぞれでデータを取得するためのクロック信号の周波数fad、fddc、ffft、fapdを算出する。ここで、fadはA/D変換手段110で入力信号からデジタルデータをサンプリングするためのクロック信号の周波数、fddcは周波数変換手段120でサンプリングデータのレートを変換するためのクロック信号の周波数、ffftはFFT型処理手段131でデジタルデータに変換された入力信号から所定の周波数帯域成分を抽出するためのクロック信号の周波数、fapdはAPD部300で振幅確率分布の計算に使用するデータを取得するためのクロック信号の周波数である。
(クロック信号の周波数の設定)
RBW/測定チャンネル制御手段800は、まず、APD部300へのクロック信号の周波数fapdを、FFT型処理手段131に設定された分解能帯域幅RBWfftと、被測定信号が分解能帯域幅RBWfft中を通過する間にサンプリングするデータ数は乗数mapdを用いて算出し設定する。このとき、乗数mapdは10以上に設定する必要がある。これは、乗数mapdを十分に確保しないと、信号のピークを含めた特徴点が十分に検出できなくなるためである。fapdの算出式を以下に示す。APD部300の詳細は後述する。
次に、RBW/測定チャンネル制御手段800は、FFT型処理手段131へのクロック信号の周波数ffftを、fapdとFFT型処理手段に割り当てられたチャンネル数nfftとから算出し設定する。FFT型処理手段131は、このクロック信号によりFFT演算を用いて、デジタルデータに変換された入力信号から周波数帯域成分を抽出する。このとき、周波数帯域成分を正しく標本化するために、抽出される周波数帯域成分ごとにfapdの2倍以上の周波数でサンプリングする必要がある。ffftの算出式を以下に示す。FFT型処理手段131の詳細は後述する。
次に、RBW/測定チャンネル制御手段800は、周波数変換手段120へのクロック信号の周波数fddcを、ffftをもとに算出し設定する。周波数変換手段120は、このクロック信号をもとにデジタルデータに変換された入力信号のサンプリングレートを変換する。FFT型処理手段131で正しくデータを取得するために、fddcにはffft以上の周波数(fddc≧ffft)を設定する必要がある。特に、FFT型処理手段131のFFTの演算を段数Kに分けて演算する場合は、K*ffftの周波数でのサンプリングが必要となり、このサンプリングをfddcで処理する。周波数変換手段120の詳細は後述する。
次に、RBW/測定チャンネル制御手段800は、A/D変換手段110へのクロック信号の周波数fadを、fddcをもとに算出し設定する。A/D変換手段110は、このクロック信号をもとに入力信号を標本化しデジタルデータに変換する。周波数変換手段120で正しくデータを変換するために、fadにはfddc以上の周波数(fad≧fddc)を設定する必要がある。A/D変換手段110の詳細については後述する。
以上をまとめると、クロック信号の周波数fad、fddc、ffft、fapdの関係を表す計算式は以下の通りである。
なお、ここで算出した周波数fad、fddc、ffft、fapdをもとに、RBW/測定チャンネル制御手段800が、A/D変換手段110、周波数変換手段120、FFT型処理手段131、及び、APD部300の各部に対応するクロック信号を送ることで、クロック信号を受けた各部において、測定条件に従い、必要なデータが取得される。
(測定装置の校正)
次に測定装置の校正について、図2(c).及び図5を用いて説明する。図2(c).は測定装置の校正時の一連の動作を説明するフローチャートである。また、図5(a).はフィルタバンク型処理手段132について、周波数と振幅の関係に関する特性を表したグラフであり、図5(b).はFFT型処理手段131について、周波数と振幅の関係に関する特性を表したグラフである。
FFT型処理手段131、及び、フィルタバンク型処理手段132は、例えば、図5(a).に示したフィルタバンク型処理手段132の特性のように、周波数帯域成分に限らず、所定の振幅を持つ入力信号から一定の振幅(例えば、図5(a).におけるAfb(fb0))の信号を出力するように、ゲインが調整されていることにより、確度の高い振幅を得ることができる。しかし、図5(b).のように、FFT型処理手段131を用いた場合、周波数帯域成分によって出力される信号のレベル(フィルタのゲイン)が変化する。この信号のレベルの変化は、FFT演算時の誤差により発生する。フーリエ変換(FT)は−∞から∞までの時間で計算を実施する理論式であるが、実質的な高速計算手法のFFTでは、入力信号に対し窓関数を適用し有限の範囲で演算を実施するため、これにより誤差が生じる。この、周波数分析部100内部の周波数選択手段130、特に、FFT型処理手段131のゲイン(振幅)に発生する誤差を、測定確度の高いフィルタバンク型処理手段132のゲイン(振幅)との比較をもとに校正する。よって、測定装置の校正は、主に、FFTの演算条件が変更されるとき、つまり、測定条件を変更したときにあわせて実施する。
(ステップS21)
測定装置の校正を行う場合は、制御部700は動作モードを校正モードに変更し、FFT型処理手段131の校正を開始する。校正は校正手段900により行われる。
(ステップS22)
校正手段900は、まず、校正の基準となるフィルタバンク型処理手段132のゲインを求める。フィルタバンク型処理手段132における周波数fb0のフィルタを用いてゲインを求めるものとした場合、測定装置への入力信号として、周波数fb0の周波数帯域成分(以降は、「周波数帯域成分fb0」と呼ぶ)に所定の振幅Ain(fb0)を有する校正用の信号をA/D変換手段110に入力し、フィルタバンク型処理手段132の周波数帯域成分fb0の振幅Afb(fb0)を測定したうえで、Ain(fb0)及びAfb(fb0)から、フィルタバンク型処理手段132のゲインGainfb(fb0)を算出する。Gainfb(fb0)の計算式を以下に示す。
次に、FFT型処理手段131の校正処理を行う。FFT型処理手段131の校正処理は周波数帯域成分ごとに実施する。以下、周波数fiの周波数帯域成分(以降は、「周波数帯域成分fi」と呼ぶ)を例に説明する。
(ステップS23)
校正手段900は、測定装置への入力信号として、周波数帯域成分fiに所定の振幅Ain(fi)を有する校正用の信号を測定装置に入力し、FFT型処理手段131の周波数帯域成分fiの振幅Afft(fi)を測定したうえで、Ain(fi)及びAfft(fi)から、FFT型処理手段131の周波数帯域成分fiにおけるゲインGainfft(fi)を算出する。Gainfft(fi)の計算式を以下に示す。
(ステップS24)
次に、校正手段900は、Gainfft(fi)とGainfb(fb0)とを比較し、周波数帯域成分fiのゲイン係数α(fi)を算出する。ゲイン係数α(fi)の計算式を以下に示す。
(ステップS25)
校正手段900は、算出したゲイン係数α(fi)を基に、FFT型処理手段131の周波数帯域成分fiにおけるゲインGainfft(fi)を校正する。つまり、FFT型処理手段131に対して演算処理したGainfft(fi)をα(fi)*Gainfft(fi)として出力させる。校正後の周波数帯域成分fiのゲインGain(fi)は以下の計算式により算出する。なお、ゲイン係数α(fi)の計算式として(A)又は(B)のいずれを使用するかは、FFT演算の処理構成により切替える。
なお、入力信号Ain(fb0)及びAin(fi)の振幅を一定(Ain(fb0)=Ain(fi))に保ち校正を行った場合、ゲイン係数α(fi)は、振幅Afft(fi)及びAfb(fi)を用いて、以下の計算式により算出することも可能である。
(ステップS26)
校正手段900は、周波数帯域成分fiに関する校正処理が完了したら、次の周波数帯域成分に対して校正を実施する(ステップS26、No)。全ての周波数帯域成分に対して校正が完了したら(ステップS26、Yes)、校正の処理を終了する。この後、前述したAPD測定を行ったときには、FFT型処理手段131は校正されたゲインGain(fi)をもとに出力を行う。
なお、これらのAPD測定装置の一連の動作は、制御部700により制御される。制御部700は、APDの測定時に、周波数分析部100に入力信号の分析を指示するとともに、レベル検出部200、及び、APD部300にAPDの測定を指示する。また、測定装置の校正時には、周波数分析部100に、校正手段900への、前記FFT型処理手段131の出力データ、及び、前記フィルタバンク型処理手段132の出力データの転送を指示するとともに、校正手段900に測定装置の校正を指示する。
以上のように、周波数選択手段130としてFFT型処理手段131とフィルタバンク型処理手段132の双方を備え、A/D変換手段110、周波数選択手段130、又は、APD部300へのクロック信号の周期を変更することにより、ユーザの所望の条件にて、測定条件、つまり、分解能帯域幅RBWやチャンネル数を柔軟に変更可能となる。
また、測定確度が正確なフィルタバンク型処理手段のゲイン(振幅)を用いて、FFT型処理手段のゲイン(振幅)を校正することで、FFT型処理手段で取得する周波数帯域成分においても確度の高い測定が可能となる。
上記に記載した本実施形態に係るAPD測定装置の特徴を組み合わせることにより、例えば、測定条件の変更時に合わせて測定装置の校正を行うことで、測定条件を柔軟に変更し様々な規格に汎用的に対応しながら、さらに、フィルタバンク型処理手段により測定した場合と同等に、確度の高い測定が可能となる。
(変形例1)
次に、上述した実施例に係るAPD測定装置の変形例1について、図2(a).及び図3(c).を参照して説明する。図3(c).は変形例1における各周波数帯域成分の抽出方法の割当てと、測定条件の設定を説明するための補助図である。
変形例1に係るAPD測定装置は、チャンネル数(測定周波数帯域成分の数)や、分解能帯域幅などの測定条件として、FFT型処理手段131とフィルタバンク型処理手段132に対して個々に別々の条件を設定することで、チャンネル間隔を不均等に設定可能としたものである。
図3(c).の例では、周波数f1からfjまでの周波数帯域成分をフィルタバンク型処理手段に、周波数fj+1からfnまでの周波数帯域成分をFFT型処理手段に割当てたうえで、フィルタバンク型処理手段におけるチャンネル間隔Δffbと、FFT型処理手段における周波数帯域成分間の間隔Δffftとが、Δffb>Δffftの関係となるように測定条件を設定している。以降、変形例1に係るAPD測定装置の動作については、図3(c).に記載された例をもとに説明する。
変形例1に係るAPD測定装置の、測定条件の設定に関する一連の動作について、図2(a).のフローチャートを用いて説明する。なお、変形例1に係るAPD測定装置の、APDの測定や測定装置の校正に関する一連の動作については、上述した第1実施形態に係るAPD測定装置と同じであるため、説明を省略する。
(測定条件の設定)
測定条件や装置の動作に必用な内部パラメータを決定するためにRBW/測定チャンネル制御手段800は、操作部620からの操作者の入力情報(以降は、「入力情報」と呼ぶ)をもとに、周波数分析部100、及び、APD部300に測定条件を設定する。
(ステップS1)
RBW/測定チャンネル制御手段800は、制御部700からの測定条件の設定の指示を受け、入力情報をもとに、測定条件として、フィルタバンク型処理手段132のチャンネル数nfb、及び、分解能帯域幅RBWfbと、FFT型処理手段のチャンネル数nfft、及び、分解能帯域幅RBWfftと、APDの測定時間Tを決定し、周波数分析部100、及び、APD部300に測定条件を設定する。
また、設定した測定条件を基に、各測定周波数帯域成分を、FFT型処理手段131と、フィルタバンク型処理手段132とのいずれかに割当てる。図3(c).に示した例では、周波数f1からfjまでの周波数帯域成分をフィルタバンク型処理手段132に割当て、周波数fj+1からfnまでの周波数帯域成分がFFT型処理手段131に割当てている。
(ステップS2)
次に、RBW/測定チャンネル制御手段800は、装置の動作に必要な内部パラメータとして、A/D変換手段110、周波数変換手段120、FFT型処理手段131、及び、APD部300のそれぞれでデータを取得するためのクロック信号の周波数fad、fddc、ffft、fapdを算出する。この点は第1実施形態と同様であるが、これに加え、変形例1に係るAPD測定装置では、フィルタバンク型処理手段132でデータを取得するためのクロック信号の周波数ffbを算出する。ffft、fapdの算出方法は第1実施形態に係るAPD測定装置と同じため説明は省略する。
ffbはFFT型処理手段131の場合と同様の考え方に従い、フィルタバンク型処理手段132の分解能帯域幅RBWfbと分解能帯域幅RBWfb中にサンプリングするデータ数mapdから、フィルタバンク型処理手段132で処理した場合のAPD部300へのクロック信号の周波数fapdfbを算出し、算出したfapdfbとフィルタバンク型処理手段132のチャンネル数nfbとから算出する。ffbの計算式を以下に示す。
なお、A/D変換手段110、及び、周波数変換手段120へのクロック信号の周波数fad、fddcは、ffft及びfbのいずれよりも高い周波数でサンプリングする必要がある。fad、fddcの計算式を以下に示す。
以上、変形例1に係るAPD測定装置では、FFT型処理手段131とフィルタバンク型処理手段132とで、異なる範囲の周波数帯域成分を分けて処理し、かつ、それぞれに異なる分解能帯域幅を設定することで、周波数帯域ごとに測定するチャンネル間隔を変更できるようになる。これにより、例えばチャンネル間隔の異なる周波数帯ごとに測定条件を分けて測定することで、不要な周波数帯域成分の測定を実施する必要がなくなり、より効率の良い測定が可能となる。
(変形例2)
次に、上述した実施例に係るAPD測定装置の変形例2について、図6及び図7を参照して説明する。図6は本発明の第1実施形態の変形例2であるAPD測定装置の全体の機能構成を示す機能ブロック図である。図7は変形例2の動作を表すフローチャートである。図1及び図2に基づいて、動作順に構成及び動作を、以下の契機に分けてそれぞれ説明する。
・測定条件の設定
・補正係数の設定
・APDの測定
なお、測定条件の設定の動作については、上述した第1実施形態に係るAPD測定装置と同じため、説明を省略する。
変形例2に係るAPD測定装置は、校正手段900に替わり補正手段900Aを備え、Det1〜nで検波した振幅を受け、フィルタバンク型処理手段132に割当てられた周波数帯域成分の振幅をもとに、Det1〜nで検波した振幅、特に、FFT型処理手段131に割当てられた周波数帯域成分の振幅を補正することにより、測定装置を校正し測定確度の向上を図ったものである。
(補整係数の設定)
まず、補正係数の設定については図6及び図7(a).に基づいて説明する。図7(a).は変形例2に係るAPD測定装置における、補正係数の設定に関する一連の動作を示したフローチャートである。
(ステップS31)
まず、測定装置の動作モードを校正モードに変更する。校正モードでは、検波器(Det1〜n)で検波される各振幅を補正する補正係数を算出し、算出した補整係数を対応する検波器に設定する。補整係数の算出及び検波器の校正は補正手段900Aにより行われる。
(ステップS32)
補正手段900Aは、まず、補正の基準となるフィルタバンク型処理手段132の振幅を求める。フィルタバンク型処理手段132における周波数fb0のフィルタを用いて振幅を求めるものとした場合、測定装置への入力信号として、周波数帯域成分fb0に所定の振幅Ain(fb0)を有する校正用の信号を測定装置に入力し、フィルタバンク型処理手段132の周波数帯域成分fb0の振幅Afb(fb0)を、周波数帯域成分fb0に対応する検波器Detfb0から取得する。
このとき補正手段900Aは、周波数帯域成分fb0をフィルタバンク型処理手段132へ割当てるように、セレクタ133に制御部700を介して通知する。セレクタ133は補正手段900Aからの通知を受け、周波数帯域成分fb0に対応する検波器Detfb0にフィルタバンク型処理手段132の出力を入力するため、補正手段900Aは、検波器Detfb0から、フィルタバンク型処理手段132の出力を得ることが可能となる。
次に、Det1〜nに補正係数を設定する。Det1〜nへの補正係数の設定は周波数帯域成分ごとに実施する。以下、周波数fiの周波数帯域成分(以降は、「周波数帯域成分fi」と呼ぶ)を例に説明する。
(ステップS33)
補正手段900Aは、まず、測定装置への入力信号として、周波数帯域成分fiに所定の振幅Ain(fi)を有する校正用の信号を測定装置に入力し、周波数帯域成分fiの振幅Aout(fi)を、周波数帯域成分fiに対応する検波器Detfiから取得する。
(ステップS34)
次に、補正手段900Aは、Aout(fi)とAfb(fb0)とを比較し、周波数帯域成分fiの補正係数β(fi)算出する。補正係数β(fi)の計算式を以下に示す。
算出した補整係数β(fi)は検波器Detfiに設定する。検波器Detfiは、APDの測定時に補整係数β(fi)を用いて、被測定信号の周波数帯域成分fiの振幅A(fi)を補正する。なお、補整係数β(fi)の計算式として(A)又は(B)のいずれを使用するかは、レベル検出部200の構成により切替える。各周波数帯域成分に対する補正係数β(fi)は、検波器Detfiの記憶手段(図示しない)に記憶する。
(ステップS35)
補正手段900Aは、周波数帯域成分fiに関する補正係数の設定が完了したら、次の周波数帯域成分に対して補正係数の設定を実施する(ステップS35、No)。全ての周波数帯域成分に対して補正係数の算出及び設定が完了したら(ステップS35、Yes)、補正係数の設定の処理を終了する。
(APDの測定)
次にAPDの測定について、図7(b).を用いて説明する。図7(b).は変形例2に係るAPD測定装置における、APDの測定の一連の動作を説明するフローチャートである。なお、ステップS1からステップS4までの動作と、ステップS6の動作については第1実施形態に係るAPD測定装置と同じであるため説明は省略し、ステップS5Aの動作の特徴部分についてのみ説明する。
(ステップS5A)
レベル検出部200は、デジタルデータに変換された入力信号から周波数選択手段130が抽出した各周波数帯域成分を、各周波数帯域成分に対応する検波器Det1〜nで受け、補正係数により補正し、LOG変換手段(図示しない)により対数変換したうえでAPD部300に出力する。
周波数帯域成分fiを例に、補正の動作についてさらに詳しく説明する。周波数選択手段130により抽出された周波数帯域成分fiは、レベル検出部200内の検波器Detfiに入力される。Detfiは周波数帯域成分fiの振幅A(fi)を取得するとともに、事前の校正により記憶手段に記憶された補正係数β(fi)により振幅A(fi)を補正し、周波数帯域成分fiに対応したAPDfiに入力する。周波数帯域成分fiの補正後の振幅A’(fi)の計算式を以下に示す。
APD部300は、レベル検出部200が出力した(対数変換された)振幅値から振幅確率分布を測定する。APD部300の動作については、第1実施形態に係るAPD測定装置と同じであるため、説明は省略する。
以上のように、補正手段900Aにより、フィルタバンク型処理手段132により抽出した周波数帯域成分の振幅をもとに、レベル検出部200の各検波器Det1〜nから出力される振幅値を補正することで、より確度の高い測定が可能となる。
1、1A APD測定装置 100 周波数分析部 110 A/D変換手段
120 周波数変換手段 130 周波数選択手段 131 FFT型処理手段
132 フィルタバンク型処理手段 133 セレクタ
200 レベル検出部 300 APD部 310 範囲分類手段
400 記憶部 500 表示制御部 610 表示部 620 操作部
700 制御部 800 RBW/測定チャンネル制御手段
900 校正手段 900A 補正手段

Claims (6)

  1. 入力信号を標本化し、デジタルデータに変換して出力するA/D変換手段(110)と、前記デジタルデータから所定の測定周波数帯域成分を抽出する周波数選択手段(130)とを有する周波数分析部(100)と、
    前記周波数分析部(100)により取得した各測定周波数帯域成分の振幅を検出するレベル検出部(200)と、
    各測定周波数帯域成分の前記振幅の振幅確率分布を時間経過ごとに求めるAPD部(300)とを有し、APD測定を行うAPD測定装置であって、
    前記周波数選択手段(130)は、FFT処理を用いて前記デジタルデータから前記各測定周波数帯域成分を抽出するフィルタを構成するFFT型処理手段(131)と、前記デジタルデータから所定の周波数帯域成分を抽出するフィルタを複数並べ構成するフィルタバンク型処理手段(132)とを並列に備え、前記FFT型処理手段と、前記フィルタバンク型処理手段とを、測定周波数帯域成分に応じて切替えて、前記測定周波数帯域成分を抽出することを特徴とするAPD測定装置。
  2. 前記FFT型処理手段(131)により抽出した測定周波数帯域成分の振幅と、前記フィルタバンク型処理手段(132)により抽出した測定周波数帯域成分の振幅とを比較し、比較結果に基づき、FFTの演算時に発生する前記FFT型処理手段(131)が出力する振幅を校正する校正手段(900)を有することを特徴とする請求項1に記載のAPD測定装置。
  3. クロック信号を生成するクロック発生部(810)を有し、前記クロック発生部(810)で生成するクロック信号の周期を変更し、前記A/D変換手段(110)、前記周波数選択手段(130)、及び、前記APD部(300)のそれぞれに送ることにより、測定時の分解能帯域幅、測定周波数帯域成分の数である測定チャンネル数、又は、振幅確率分布を測定する時間を変更できるRBW/測定チャンネル制御手段(800)を有することを特徴とする請求項1に記載のAPD測定装置。
  4. 前記RBW/測定チャンネル制御手段(800)により、前記FFT型処理手段(131)と前記フィルタバンク型処理手段(132)に対し、測定時の分解能帯域幅RBW、又は、測定チャンネル数を個別に設定可能であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のAPD測定装置。
  5. 入力信号を標本化し、デジタルデータに変換して出力するA/D変換手段(110)と、少なくとも、FFT処理を用いて前記デジタルデータから測定周波数帯域成分を抽出するFFT型周波数選択手段(131)を有する周波数分析部(100)と、
    前記周波数分析部(100)により取得した各測定周波数帯域成分の振幅を検出するレベル検出部(200)と、
    各測定周波数帯域成分の振幅確率分布を時間経過ごとに求めるAPD部(300)とを有するAPD測定装置であって、
    クロック信号を生成するクロック発生部(810)を有し、前記クロック発生部(810)で生成するクロック信号の周期を変更し、前記A/D変換手段(110)、前記周波数選択手段(130)、及び、前記APD部(300)のそれぞれに送ることにより、測定時の分解能帯域幅、測定周波数帯域成分の数である測定チャンネル数、又は、振幅確率分布を測定する時間を変更できるRBW/測定チャンネル制御手段(800)を有することを特徴とするAPD測定装置。
  6. 入力信号を標本化し、デジタルデータに変換して出力するA/D変換手段(110)と、少なくとも、入力信号から所定の周波数帯域成分を抽出するフィルタを複数並べ構成し前記デジタルデータから測定周波数帯域成分を抽出するフィルタバンク型周波数選択手段(132)のいずれかを有する周波数分析部(100)と、
    前記周波数分析部(100)により取得した各測定周波数帯域成分の振幅を検出するレベル検出部(200)と、
    各測定周波数帯域成分の振幅確率分布を時間経過ごとに求めるAPD部(300)とを有するAPD測定装置であって、
    クロック信号を生成するクロック発生部(810)を有し、前記クロック発生部(810)で生成するクロック信号の周期を変更し、前記A/D変換手段(110)、前記周波数選択手段(130)、及び、前記APD部(300)のそれぞれに送ることにより、測定時の分解能帯域幅、又は、振幅確率分布を測定する時間を変更できるRBW/測定チャンネル制御手段(800)を有することを特徴とするAPD測定装置。
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