JP2010235164A - 注出キャップ - Google Patents
注出キャップ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010235164A JP2010235164A JP2009086214A JP2009086214A JP2010235164A JP 2010235164 A JP2010235164 A JP 2010235164A JP 2009086214 A JP2009086214 A JP 2009086214A JP 2009086214 A JP2009086214 A JP 2009086214A JP 2010235164 A JP2010235164 A JP 2010235164A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cap
- spout
- pouring
- sliding member
- sliding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Closures For Containers (AREA)
Abstract
【解決手段】内容物が充填される容器の口部に装着されるキャップであって、口部に装着されると共に有頂筒状に形成され、その頂壁部21に注出口24が形成されたキャップ本体10と、頂壁部に載置され、摺切刃30を有する摺切部材12と、を備え、摺切部材が、回転軸部32を介して頂壁部に回転自在に連結されると共に、注出口を開放させ且つ摺切刃が注出口にその径方向の外側から臨む位置に配設される第1ポジションP1と、摺切刃が注出口を通過して該注出口を超えた位置に配設される第2ポジションと、の間で往復移動するように、回転軸部の軸線L回りに回転可能とされている注出キャップ1を提供する。
【選択図】図3
Description
(1)本発明に係る注出キャップは、内容物が充填される容器の口部に装着される注出キャップであって、前記口部に装着されると共に有頂筒状に形成され、その頂壁部に注出口が形成されたキャップ本体と、前記頂壁部に載置され、摺切刃を有する摺切部材と、を備え、前記摺切部材が、回転軸部を介して前記頂壁部に回転自在に連結されると共に、前記注出口を開放させ且つ前記摺切刃が注出口にその径方向の外側から臨む位置に配設される第1ポジションと、前記摺切刃が前記注出口を通過して該注出口を超えた位置に配設される第2ポジションと、の間で往復移動するように、前記回転軸部の軸線回りに回転可能とされていることを特徴とする。
本実施形態の注出キャップ1は、図1に示すように、内容物Wが充填される容器2の口部3に装着されるキャップであって、キャップ本体10と、このキャップ本体10と一体成形された閉塞カバー11と、摺切部材12と、を備えている。但し、キャップ本体10と閉塞カバー11とは、一体成形に限定されるものではない。
なお、図2は、閉塞カバー11が開いた状態の注出キャップ1の断面図である。図3は、図2に示す注出キャップ1の上面図である。
なお、操作板22は、主に湾曲壁20cの上端側に摺接するようになっており、湾曲壁20cの下端側は段差を境にして径方向外方に若干膨らんでいる。そのため、この膨らみを利用して操作板33の出っ張りをできるだけ抑制することができる設計とされている。
また、外筒20と内筒22との間にはプレート23が設けられており、このプレート23によって外筒20及び内筒22が一体的に連結されて剛性が高まり、歪み等の不正変形が生じ難い構造とされている。なお、プレート23は、周方向に間隔を開けて複数形成されている。
この回転プレート31の一端部には、図3及び図4に示すように、容器2側に向かって突出した回転軸部32が一体的に形成されている。なお、図4は、図3に示す断面矢視A−A図である。
回転軸部32は、頂壁部21の他方の湾曲壁20d側に形成された貫通孔21a内に嵌り込んでおり、回転軸部32を貫く軸線L回りに回転可能に固定されている。つまり、回転プレート31は、この回転軸部32を介して頂壁部21に回転自在に連結された状態で頂壁部21の上面に載置されている。
この操作板33は、回転プレート31の他端部から容器2側に向けて略90度折曲されるように連設された部材であり、一方の湾曲壁20cの外側に配設されるようになっている。この際、操作板33の内周面は、一方の湾曲壁20cの外周面に摺接した状態となっている。また、操作板33の外周面には、操作時に指等を引っ掛け易くするための凹凸部33aが形成されている。
即ち、図3に示すように、操作板33を介して摺切部材12を一方の平坦壁20a側(紙面に対して下側)に回転移動させると、操作板33が突起部25aに接触して、それ以上の移動が規制されるようになっている。これにより、摺切部材12が第1ポジションP1に位置決めされる。この際、摺切刃30は、注出口24の一部をその径方向の外側から囲むように配設されるようになっている。
一方、図6に示すように、操作板33を介して摺切部材12を他方の平坦壁20b側(紙面に対して右側)に回転移動させると、操作板33が突起部25bに接触して、それ以上の移動が規制されるようになっている。これにより、摺切部材12が第2ポジションP2に位置決めされるようになっている。
この閉塞カバー11は、外筒20の上部に重なる周壁41と、周壁41の上端部に連設されたカバープレート42と、周壁41の径方向内方に配設され、カバープレート42の下面に連設された挿入筒43と、を備えており、ヒンジ部44を介してキャップ本体10に開閉自在に連結されている。
ヒンジ部44は、キャップ本体10の平坦壁20bの上端部に設けられている。そのため、摺切部材12の操作板33の操作に悪影響を与えない位置に閉塞カバー11を開けることができるようになっている。
また、注出口24に挿入される側の挿入筒43の開口端には、径方向外方に向かって突設した爪部43aが環状に形成されている。但し、この爪部43aは、環状に限定されるものではなく、周方向に間隔を開けて複数形成されていても構わない。そして、この爪部43aが注出口24に形成された段差部24aに嵌り込んで係合することで、閉塞カバー11は閉状態を維持できるように設計されている。
なお、上記の閉状態においては、挿入筒43が第1ポジションP1に位置する摺切部材12の回転を規制する規制部材として機能する。
ところで、所望する量だけ内容物Wを注出した後は、この内容物Wを途中で途切れさせる必要がある。この場合について、以下に説明する。
そのため、図7に示すように、注出口24から注出されている内容物Wを摺り切って、途切れさせることができる。特に、注出口24が形成されている頂壁部21の上面に沿わせながら摺り切ることができるので、注出口24の出口で良好に内容物Wを途切れさせることができる。
更に、本実施形態では、摺切部材12が内容物Wを摺り切りながら第2ポジションP2にセットされると、閉塞部35によって注出口24を塞ぐことができる。これにより、途切れさせた内容物Wが注出口24から注出されてしまうことを防ぐことができる。そのため、注出口24から内容物Wが飛び出た状態になり難い。この点においても、注出口24周辺に内容物Wが付着してしまう可能性を低減することができる。
また、注出口24に挿入筒43が入り込むことで、注出口24を塞ぐことができ、未使用時における内容物Wの乾燥や異物等の混入を防ぐことができる。
即ち、外筒20の径方向外方に配設されている操作板33を利用して摺切部材12を回転操作できるので、操作性を向上することができ、使い勝手に優れている。しかも、外筒20の湾曲壁20cの外周面に摺接させながら操作板33を操作できるので、がたつき等が生じ難く、操作板33を滑らかに動かすことができる。更に、操作板33の外周面には、凹凸部33aが形成されているので、操作時に指等が滑り難い。よって、この点においても操作板33を操作し易い。
この場合には、例えば図8及び図9に示すように、摺切部材12が第2ポジションP2にセットされた際に、摺切部材12を付勢して第1ポジションP1に復帰させる弾性爪(付勢部材)50を設ければ良い。
なお、付勢部材は、上述した弾性爪50に限定されるものではなく、コイルバネや板バネ等を利用しても構わない。
更に、摺切刃30の刃面に微細な凹凸部を形成し、刃面と内容物Wとの接触面積を減少させる設計としても構わない。こうすることで、内容物Wを摺り切った際に、内容物Wが摺切刃30からスムーズに離間し易くなり、摺切刃30に付着し難くなる。従って、より衛生的な環境で内容物Wを注出させることができる。
また、キャップ本体10を上面視した際に、2つの平坦壁20a、20bと2つの湾曲壁20c、20dとが交互に周方向に連設されるように外筒20を形成したが、この形状に限定されるものではない。例えば、上面視した際に、円形状、楕円形状や多角形状等となるように外筒を形成して構わない。この場合には、外筒の形状に合わせて閉塞カバー11の周壁41の形状を適宜変更すれば良い。但し、外筒の形状を決定する際、摺切部材12を回転操作する際の操作板33の案内面(ガイド面)として外筒の外周面の一部が機能することを考慮すると、少なくとも案内面が曲面となるように形状を決定することが好ましい。
更に、摺切部材12を第2ポジションP2に留まらせる場合には、上記凸部を頂壁部21に追加して形成すれば良い。具体的には、摺切部材12が第2ポジションP2に位置決めされている際に、閉塞部35が形成されている側の回転プレート30の端部に接触するように頂壁部21の上面に形成すれば良い。こうすることで、凸部が抵抗となるので、第1ポジションP1に向かう方向に摺切部材12が回転移動してしまうことを規制することができ、第2ポジションP2に摺切部材12を留まらせておくことが可能になる。
特に、上記実施形態では、第1ポジションP1に位置する摺切部材12の回転を規制する規制部材の役割を挿入筒43に持たせたが、凸部を利用して摺切部材12を第1ポジションP1に留まらせることで、上記役割から挿入筒43を解放することができる。そのため、摺切刃30と挿入筒43とを常時接触させる必要がなくなり、両者の間に若干の隙間を開けることができる。これにより、摺切刃30の刃先の切れ味低下を抑制することができる。
この場合には、摺切部材12が第1ポジションP1にセットされた状態で閉塞カバー11を閉めた際に、回転プレート31が嵌り込むように周壁41の一部に切欠部41aを形成する。こうすることで、摺切部材12に干渉することなく閉塞カバー11を閉めることができるうえ、切欠部41aに回転プレート31が嵌り込むので、第2ポジションP2に向かう方向に摺切部材12が回転移動してしまうことを規制することができる。従って、第1ポジションP1に摺切部材12を留まらせておくことが可能になる。
P2…第2ポジション
L…軸線
W…内容物
1…注出キャップ
2…容器
3…口部
10…キャップ本体
11…閉塞カバー
12…摺切部材
21…頂壁部
24…注出口
25a、25b…突起部(位置決め部)
30…摺切刃
32…回転軸部
33…操作板(操作部)
50…弾性爪(付勢部材)
Claims (6)
- 内容物が充填される容器の口部に装着される注出キャップであって、
前記口部に装着されると共に有頂筒状に形成され、その頂壁部に注出口が形成されたキャップ本体と、
前記頂壁部に載置され、摺切刃を有する摺切部材と、を備え、
前記摺切部材は、回転軸部を介して前記頂壁部に回転自在に連結されると共に、前記注出口を開放させ且つ前記摺切刃が注出口にその径方向の外側から臨む位置に配設される第1ポジションと、前記摺切刃が前記注出口を通過して該注出口を超えた位置に配設される第2ポジションと、の間で往復移動するように、前記回転軸部の軸線回りに回転可能とされていることを特徴とする注出キャップ。 - 請求項1に記載の注出キャップにおいて、
前記摺切部材は、前記キャップ本体の径方向外方に配設され、該摺切部材を回転移動させる操作部を備えていることを特徴とする注出キャップ。 - 請求項1又は2に記載の注出キャップにおいて、
前記摺切刃の先端縁は、前記注出口の周縁形状に倣っており、
前記摺切部材は、前記第1ポジションにセットされている際に、前記摺切刃が前記注出口の一部をその径方向の外側から囲むように配設されていることを特徴とする注出キャップ。 - 請求項1から3のいずれか1項に記載の注出キャップにおいて、
前記摺切部材が前記第2ポジションにセットされた際に、摺切部材を付勢して前記第1ポジションに復帰させる付勢部材を備えていることを特徴とする注出キャップ。 - 請求項1から4のいずれか1項に記載の注出キャップにおいて、
前記摺切部材が前記第1ポジションにセットされている際に、前記キャップ本体に装着されて前記注出口を塞ぐ閉塞カバーを備えていることを特徴とする注出キャップ。 - 請求項1から5のいずれか1項に記載の注出キャップにおいて、
前記キャップ本体には、前記摺切部材を前記第1ポジション及び前記第2ポジションにそれぞれ位置決めさせる位置決め部が形成されていることを特徴とする注出キャップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009086214A JP5322735B2 (ja) | 2009-03-31 | 2009-03-31 | 注出キャップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009086214A JP5322735B2 (ja) | 2009-03-31 | 2009-03-31 | 注出キャップ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010235164A true JP2010235164A (ja) | 2010-10-21 |
JP5322735B2 JP5322735B2 (ja) | 2013-10-23 |
Family
ID=43089895
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009086214A Expired - Fee Related JP5322735B2 (ja) | 2009-03-31 | 2009-03-31 | 注出キャップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5322735B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7473046B1 (ja) | 2023-04-12 | 2024-04-23 | Jfeスチール株式会社 | 変流器の健全性診断方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4213650Y1 (ja) * | 1965-01-04 | 1967-08-03 |
-
2009
- 2009-03-31 JP JP2009086214A patent/JP5322735B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4213650Y1 (ja) * | 1965-01-04 | 1967-08-03 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5322735B2 (ja) | 2013-10-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
NO318719B1 (no) | Lokkpakning | |
US20100208549A1 (en) | Pitcher Lid with Spout Gate and Stirring Mechanism | |
EP1211185A1 (en) | Closable pouring cap | |
JP4850012B2 (ja) | 開閉自在の小蓋を有するヒンジキャップ | |
JP5322735B2 (ja) | 注出キャップ | |
JP2016210440A (ja) | 液吐出容器 | |
KR19990078089A (ko) | 양념 분배기 | |
JP5428371B2 (ja) | ヒンジキャップ | |
JP4342022B2 (ja) | 容器 | |
JP4287699B2 (ja) | 注出口体 | |
JP6157261B2 (ja) | ヒンジキャップ | |
JP5286137B2 (ja) | 注出キャップ | |
JP6359325B2 (ja) | 携帯飲料容器 | |
JP4697675B2 (ja) | 飲料容器の栓体 | |
JP4334820B2 (ja) | 合成樹脂製の液はね防止ヒンジキャップ | |
JP4353720B2 (ja) | ヒンジキャップ | |
JP4776020B2 (ja) | 注出口付きキャップ | |
JP6052766B2 (ja) | 液注出容器のキャップ | |
JP6263401B2 (ja) | 詰め替え容器 | |
JP6328438B2 (ja) | スクイズキャップ | |
JP4906264B2 (ja) | 中蓋付容器キャップ | |
JP2005263269A (ja) | 開閉自在の小蓋を有するヒンジキャップ | |
TWM383955U (en) | Container with facile dispensability of liquid product | |
JP6501697B2 (ja) | 蓋付きカップ容器 | |
JP6552084B2 (ja) | 容器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20111004 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130124 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130226 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130418 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130618 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130716 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5322735 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |