JP2010235164A - 注出キャップ - Google Patents

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Abstract

【課題】注出される内容物を注出口の出口で良好に途切れさせることができ、内容物を付着し難くすることができるうえ、衛生的に優れた環境で内容物を注出させること。
【解決手段】内容物が充填される容器の口部に装着されるキャップであって、口部に装着されると共に有頂筒状に形成され、その頂壁部21に注出口24が形成されたキャップ本体10と、頂壁部に載置され、摺切刃30を有する摺切部材12と、を備え、摺切部材が、回転軸部32を介して頂壁部に回転自在に連結されると共に、注出口を開放させ且つ摺切刃が注出口にその径方向の外側から臨む位置に配設される第1ポジションP1と、摺切刃が注出口を通過して該注出口を超えた位置に配設される第2ポジションと、の間で往復移動するように、回転軸部の軸線L回りに回転可能とされている注出キャップ1を提供する。
【選択図】図3

Description

本発明は、容器の口部に装着される注出キャップに関するものである。
この種の注出キャップの1つとして、チューブ状の容器の口部に装着され、内容物を注出する注出口(絞り出し口)を有するキャップ本体と、このキャップ本体に対して開閉自在に一体成形され、注出口を密閉する蓋体と、を備えた注出キャップが知られている(特許文献1参照)。
この注出キャップは、容器に充填されている内容物が、山葵、辛子や生姜等の食品に代表されるようにペースト状、クリーム状或いはゲル状の高粘度の流動物の場合に、これら各種の内容物を注出するのに好適なキャップとして利用されるものであり、使用時にはワンタッチで蓋体を開けて内容物を注出することができると共に、不使用時には蓋体を閉めて注出口を密閉することで内容物を良好に保存することが可能とされている。
特開平10−287350号公報
ところで、上述した注出キャップが装着された容器を使用する際、注出口から必要な量だけ内容物を注出させた後、この内容物を途切れさせる必要がある。しかしながら、注出口で綺麗に内容物を途切れさせることは難しく、注出口から内容物が飛び出た状態で途切れてしまう場合が多かった。そのため、注出口周辺に内容物が付着し易く、衛生的に好ましいものではなかった。加えて、付着した内容物が乾燥して周囲に飛び散ってしまったり、新たに注出された内容物に古い乾燥した内容物が付着したりする等の不都合もあった。仮に、注出口を食器等に擦り付けて強引に内容物を途切れさせたとしても、やはり擦りつけた際に内容物が注出口周辺に付着する可能性が高く、同様の不都合が生じ易かった。
この発明は、このような事情を考慮してなされたもので、その目的は、注出される内容物を注出口の出口で良好に途切れさせることができ、内容物を付着し難くすることができるうえ、衛生的に優れた環境で内容物を注出させることができる注出キャップを提供することである。
上記の目的を達成するために、この発明は以下の手段を提供している。
(1)本発明に係る注出キャップは、内容物が充填される容器の口部に装着される注出キャップであって、前記口部に装着されると共に有頂筒状に形成され、その頂壁部に注出口が形成されたキャップ本体と、前記頂壁部に載置され、摺切刃を有する摺切部材と、を備え、前記摺切部材が、回転軸部を介して前記頂壁部に回転自在に連結されると共に、前記注出口を開放させ且つ前記摺切刃が注出口にその径方向の外側から臨む位置に配設される第1ポジションと、前記摺切刃が前記注出口を通過して該注出口を超えた位置に配設される第2ポジションと、の間で往復移動するように、前記回転軸部の軸線回りに回転可能とされていることを特徴とする。
この発明に係る注出キャップにおいては、内容物を注出する場合、まず摺切部材を第1ポジションにセットして注出口を開放させる。これにより、容器内に充填されている内容物を注出口から注出させることができる。そして、所望する量だけ内容物を注出した後、第1ポジションにセットされている摺切部材を軸線回りに回転させて、第2ポジションにセットする。すると、この回転移動の間に、摺切刃が注出口を横切り、そのまま注出口を超えて移動する。そのため、注出口から注出されている内容物を摺り切って、途切れさせることができる。特に、注出口が形成されている頂壁部に沿わせながら摺り切ることができるので、注出口の出口で良好に内容物を途切れさせることができる。
従って、従来のように注出口から内容物が飛び出た状態になり難い。よって、注出口周辺に内容物が付着してしまうような可能性が低く、非常に衛生的に好ましい。また、従来のように付着した内容物が乾燥して飛び散ったり、乾燥した内容物が新たに注出した内容物に付着したりする可能性も低い。
このように、本発明に係る注出キャップによれば、注出される内容物を注出口の出口で良好に途切れさせることができ、内容物を付着し難くすることができるうえ、衛生的に優れた環境で内容物を注出させることができる。
(2)本発明に係る注出キャップは、上記本発明の注出キャップにおいて、前記摺切部材が、前記キャップ本体の径方向外方に配設され、該摺切部材を回転移動させる操作部を備えていることを特徴とする。
この発明に係る注出キャップにおいては、キャップ本体の径方向外方に配設されている操作部を利用して摺切部材を回転操作できるので、操作性を向上することができ、使い勝手に優れている。
(3)本発明に係る注出キャップは、上記本発明の注出キャップにおいて、前記摺切刃の先端縁が、前記注出口の周縁形状に倣っており、前記摺切部材が、前記第1ポジションにセットされている際に、前記摺切刃が前記注出口の一部をその径方向の外側から囲むように配設されていることを特徴とする。
この発明に係る注出キャップにおいては、摺切刃の先端縁が注出口の周縁形状に倣って形成されている。例えば、注出口が円形の場合には、円形に倣った円弧状に摺切刃の先端縁が形成されている。そして、摺切部材が第1ポジションにセットされている際に、このように形成された摺切刃が注出口の一部をその径方向の外側から囲むように配設されている。これにより、注出口の近傍に摺切刃の先端縁を待機させることができる。従って、より短時間に素早く内容物を摺り切って途切れさせることができ、内容物が過度に注出され難い。
(4)本発明に係る注出キャップは、上記本発明の注出キャップにおいて、前記摺切部材が前記第2ポジションにセットされた際に、摺切部材を付勢して前記第1ポジションに復帰させる付勢部材を備えていることを特徴とする。
この発明に係る注出キャップにおいては、付勢部材によって摺切部材を第2ポジションから自動的且つ速やかに第1ポジションに復帰させることができるので、第2ポジションから第1ポジションに摺切部材を回転移動させる手間を省略することができる。従って、さらに使い易くなり、利便性を向上できる。
(5)本発明に係る注出キャップは、上記本発明の注出キャップにおいて、前記摺切部材が前記第1ポジションにセットされている際に、前記キャップ本体に装着されて前記注出口を塞ぐ閉塞カバーを備えていることを特徴とする。
この発明に係る注出キャップにおいては、開放されている注出口をキャップ本体に装着される閉塞カバーによって塞ぐことができるので、未使用時における内容物の乾燥や異物等の混入を防ぐことができる。
(6)本発明に係る注出キャップは、上記本発明の注出キャップにおいて、前記キャップ本体には、前記摺切部材を前記第1ポジション及び前記第2ポジションにそれぞれ位置決めさせる位置決め部が形成されていることを特徴とする。
この発明に係る注出キャップにおいては、位置決め部を利用して摺切部材を第1ポジション及び第2ポジションにそれぞれ確実に位置決めできるので、内容物の注出及び内容物の摺り切りを共に確実に行うことができる。従って、作動の信頼性を高めることができる。また、位置決め部により、摺切部材が第1ポジション及び第2ポジションにそれぞれセットされたことが明確に判断できるので、操作性が高まり、使い勝手がさらに向上する。
本発明に係る注出キャップによれば、注出される内容物を注出口の出口で良好に途切れさせることができ、内容物を付着し難くすることができるうえ、衛生的に優れた環境で内容物を注出させることができる。
本発明に係る注出キャップの一実施形態を示す図であって、注出キャップが装着された容器の縦断面図である。 図1に示す注出キャップの断面図であり、閉塞カバーが開いた状態を示す図である。 図2に示す注出キャップの上面図である。 図3に示す断面矢視A−A図である。 図3に示す矢印B方向から見た注出キャップの側面図である。 図3に示す状態から、摺切部材を回転移動させた状態を示す図である。 注出口から内容物を注出した後、摺切部材によって注出口の出口で内容物を摺り切った状態を示す図である。 本発明に係る注出キャップの変形例を示す図であって、摺切部材を第1ポジションに付勢する弾性爪が設けられた注出キャップの上面図である。 図8に示す状態から、摺切部材を第2ポジションに回転移動させた状態を示す図である。
以下、本発明に係る注出キャップの実施形態について、図1から図9を参照して説明する。
本実施形態の注出キャップ1は、図1に示すように、内容物Wが充填される容器2の口部3に装着されるキャップであって、キャップ本体10と、このキャップ本体10と一体成形された閉塞カバー11と、摺切部材12と、を備えている。但し、キャップ本体10と閉塞カバー11とは、一体成形に限定されるものではない。
なお、図1は、注出キャップ1が装着された容器2の縦断面図である。また、容器2及び注出キャップ1のそれぞれの中心軸は、共通軸上に位置している。本実施形態では、この共通軸を中心軸Oといい、この中心軸Oに直交する方向を径方向、中心軸Oを中心に周回する方向を周方向とする。また、内容物Wとしては、ペースト状、クリーム状或いはゲル状の高粘度の流動物、例えば、山葵、辛子や生姜等である。
容器2は、例えば、スクイズ変形可能な有底筒状の容器体或いはチューブ体であり、内部に内容物Wが充填されている。口部3の外周面には、注出キャップ1の雌ねじ部22aが螺合される雄ねじ部3aが形成されている。
キャップ本体10は、図2及び図3に示すように有頂筒状に形成された部材であり、外筒20と、この外筒20の上端部に連設された頂壁部21と、外筒20の径方向内側に配設され、上端部が頂壁部21の下面に連設された内筒22と、を備えている。
なお、図2は、閉塞カバー11が開いた状態の注出キャップ1の断面図である。図3は、図2に示す注出キャップ1の上面図である。
外筒20は、上面視した際に、2つの平坦壁20a、20bと2つの湾曲壁20c、20dとが交互に周方向に連設されるように形成されている。つまり、中心軸Oを挟んで、平坦壁20a、20b同士、湾曲壁20c、20d同士がそれぞれ対向するように形成されている。ところで、2つの湾曲壁20c、20dのうちの一方の湾曲壁20cの外周面は、後述する操作板33の内周面が摺接され、摺切部材12を回転操作する際の操作板33の案内面として機能する。
なお、操作板22は、主に湾曲壁20cの上端側に摺接するようになっており、湾曲壁20cの下端側は段差を境にして径方向外方に若干膨らんでいる。そのため、この膨らみを利用して操作板33の出っ張りをできるだけ抑制することができる設計とされている。
内筒22は、中心軸Oを中心に環状に形成されており、内周面には雌ねじ部22aが形成されている。そして、この雌ねじ部22aを口部3に形成された雄ねじ部3aに螺合することにより、キャップ本体10が容器2の口部3に装着可能とされている。
また、外筒20と内筒22との間にはプレート23が設けられており、このプレート23によって外筒20及び内筒22が一体的に連結されて剛性が高まり、歪み等の不正変形が生じ難い構造とされている。なお、プレート23は、周方向に間隔を開けて複数形成されている。
頂壁部21の中央部には、内容物Wを注出させる注出口24が形成されている。本実施形態の注出口24は、上面視円形状に形成されている。この際、注出口24には、容器2の口部3側に段差部24aが形成されており、後述する閉塞カバー11の挿入筒43の爪部43aが嵌り込んで係合されるようになっている。
摺切部材12は、頂壁部21の上面に載置されており、摺切刃30を有している。具体的に説明すると、この摺切部材12は、図3に示すように、他方の湾曲壁20dから一方の湾曲壁20cに向かって主に延在し、頂壁部21の上面に載置された回転プレート31を備えている。
この回転プレート31の一端部には、図3及び図4に示すように、容器2側に向かって突出した回転軸部32が一体的に形成されている。なお、図4は、図3に示す断面矢視A−A図である。
回転軸部32は、頂壁部21の他方の湾曲壁20d側に形成された貫通孔21a内に嵌り込んでおり、回転軸部32を貫く軸線L回りに回転可能に固定されている。つまり、回転プレート31は、この回転軸部32を介して頂壁部21に回転自在に連結された状態で頂壁部21の上面に載置されている。
また、回転プレート31の他端部には、図3及び図5に示すように、摺切部材12を軸線L回りに回転移動させるための操作板(操作部)33が形成されている。なお、図5は、図3に示す矢印B方向から見た注出キャップ1の側面図である。
この操作板33は、回転プレート31の他端部から容器2側に向けて略90度折曲されるように連設された部材であり、一方の湾曲壁20cの外側に配設されるようになっている。この際、操作板33の内周面は、一方の湾曲壁20cの外周面に摺接した状態となっている。また、操作板33の外周面には、操作時に指等を引っ掛け易くするための凹凸部33aが形成されている。
摺切刃30は、図2及び図3に示すように、注出口24側に向いた回転プレート31の側部の一部に形成されている。この摺切刃30は、注出口24から注出された内容物Wを頂壁部21の上面に沿いながら摺り切るための刃であり、本実施形態では平面視した際に注出口24の周縁形状に倣った円弧状に先端縁(刃先)が形成されている。
このように構成された摺切部材12は、注出口24を開放させ且つ摺切刃30が注出口24にその径方向の外側から臨む位置に配設される第1ポジションP1(図2及び図3参照)と、摺切刃30が注出口24を通過して該注出口24を超えた位置に配設される第2ポジションP2(図6参照)と、の間で往復移動するように、軸線L回りに回転するように設計されている。
ところで、本実施形態の外筒20には、図3及び図5に示すように、外方に突出する突起部25a、25bが一方の湾曲壁20cの両側に形成されている。これら突起部25a、25bは、頂壁部21側から容器2の底部側に向かって直線状に形成された突起であり、摺切部材12を第1ポジションP1及び第2ポジションP2にそれぞれ位置決めさせる位置決め部として機能する。
即ち、図3に示すように、操作板33を介して摺切部材12を一方の平坦壁20a側(紙面に対して下側)に回転移動させると、操作板33が突起部25aに接触して、それ以上の移動が規制されるようになっている。これにより、摺切部材12が第1ポジションP1に位置決めされる。この際、摺切刃30は、注出口24の一部をその径方向の外側から囲むように配設されるようになっている。
一方、図6に示すように、操作板33を介して摺切部材12を他方の平坦壁20b側(紙面に対して右側)に回転移動させると、操作板33が突起部25bに接触して、それ以上の移動が規制されるようになっている。これにより、摺切部材12が第2ポジションP2に位置決めされるようになっている。
また、本実施形態の回転プレート31には、図3及び図6に示すように、摺切部材12が第2ポジションP2にセットされた際に注出口24を覆う閉塞部35が、摺切刃30が形成されている側部とは反対側の側部に外方に円弧状に膨らむように形成されている。これにより、摺切部材12が第2ポジションP2にセットされた際に、注出口24を閉塞部35で覆うことができ、余分な内容物Wが容器2側から注出されてしまうことを防止できるようになっている。
また、本実施形態の注出キャップ1は、図1から図3に示すように、摺切部材12が第1ポジションP1にセットされている際に、キャップ本体10に装着されて注出口24を塞ぐ閉塞カバー11を備えている。
この閉塞カバー11は、外筒20の上部に重なる周壁41と、周壁41の上端部に連設されたカバープレート42と、周壁41の径方向内方に配設され、カバープレート42の下面に連設された挿入筒43と、を備えており、ヒンジ部44を介してキャップ本体10に開閉自在に連結されている。
ヒンジ部44は、キャップ本体10の平坦壁20bの上端部に設けられている。そのため、摺切部材12の操作板33の操作に悪影響を与えない位置に閉塞カバー11を開けることができるようになっている。
周壁41は、キャップ本体10の外筒20と略同一の形状に形成されている。周壁41のうち、外筒20の一方の湾曲壁20cに対向する部分には、周方向に切り欠かれた切欠部41aが形成されており、閉塞カバー11を閉めた際に摺切部材12に干渉しないようになっている。また、挿入筒43を挟んでヒンジ部44に対向する側には、径方向外方に突出した鍔部45が形成されている。これにより、指を引っ掛け易くすることができ、鍔部45を介して閉塞カバー11を容易に開閉操作可能とされている。
挿入筒43は、注出口24内に挿入可能なサイズに形成されており、閉塞カバー11を閉めた際に注出口24に挿入されるようになっている。この際、挿入筒43はカバープレート42によって開口が閉塞されているので、結果的に注出口24は閉塞カバー11によって塞がれるようになっている。
また、注出口24に挿入される側の挿入筒43の開口端には、径方向外方に向かって突設した爪部43aが環状に形成されている。但し、この爪部43aは、環状に限定されるものではなく、周方向に間隔を開けて複数形成されていても構わない。そして、この爪部43aが注出口24に形成された段差部24aに嵌り込んで係合することで、閉塞カバー11は閉状態を維持できるように設計されている。
なお、上記の閉状態においては、挿入筒43が第1ポジションP1に位置する摺切部材12の回転を規制する規制部材として機能する。
次に、このように構成された注出キャップ1が装着された容器2から、内容物Wを注出する場合について説明する。なお、初期設定として、図1に示すように、摺切部材12が第1ポジションP1にセットされているうえ、閉塞カバー11によって注出口24が塞がれている状態とする。
はじめに、鍔部45を利用して閉塞カバー11を跳ね上げる。すると、挿入筒43の爪部43aが段差部24aから離脱して係合が解かれ、閉塞カバー11はヒンジ部44を中心に回転して開状態となる。この際、閉塞カバー11は、以降の摺切部材12の操作に何ら悪影響を与えない方向に開く。そして、閉塞カバー11を開けたことによって、注出口24を開放することができる。
次に、口部3が下向きになるように容器2を逆さ或いは下向きに傾けた後、容器2を握る等して容器2内に圧力を加える。これにより、容器2内に充填されている内容物Wを注出口24から注出させることができる。
ところで、所望する量だけ内容物Wを注出した後は、この内容物Wを途中で途切れさせる必要がある。この場合について、以下に説明する。
この場合には、図6に示すように、第1ポジションP1にセットされている摺切部材12の操作板33を湾曲壁20cの外周面に沿って突起部25b側に移動させて、摺切部材12を軸線L回りに回転させる。そして、操作板33を突起部25bに接触させることで、摺切部材12を第2ポジションP2にセットする。すると、この回転移動の間に、摺切刃30が頂壁部21の上面に沿いながら注出口24を横切り、そのまま注出口24を超えて移動する。
そのため、図7に示すように、注出口24から注出されている内容物Wを摺り切って、途切れさせることができる。特に、注出口24が形成されている頂壁部21の上面に沿わせながら摺り切ることができるので、注出口24の出口で良好に内容物Wを途切れさせることができる。
従って、注出口24周辺に内容物Wが付着してしまうような可能性が低く、衛生的に非常に好ましい。また、従来のように付着した内容物Wが乾燥して飛び散ったり、新たに注出した内容物Wに付着したりする可能性も低い。
更に、本実施形態では、摺切部材12が内容物Wを摺り切りながら第2ポジションP2にセットされると、閉塞部35によって注出口24を塞ぐことができる。これにより、途切れさせた内容物Wが注出口24から注出されてしまうことを防ぐことができる。そのため、注出口24から内容物Wが飛び出た状態になり難い。この点においても、注出口24周辺に内容物Wが付着してしまう可能性を低減することができる。
上述したように、本実施形態の注出キャップ1によれば、注出される内容物Wを注出口24の出口で良好に途切れさせることができ、内容物Wを付着し難くすることができるうえ、衛生的に優れた環境で内容物Wを注出させることができる。
ところで、内容物Wを途切れさせた後は、操作板33を先ほどとは逆方向である突起部25aに向けて移動させる。すると、摺切部材12は、軸線L回りに逆回転する。そして、図3に示すように操作板33を突起部25aに接触させることで、摺切部材12を第1ポジションP1にセットすることができる。これにより、注出口24を開放させることができ、次の注出に備えることができる。
そして、容器2を保管する場合には、図1に示すようにヒンジ部44を中心に閉塞カバー11を回転させて、キャップ本体10に被せる。すると、挿入筒43が注出口24に入り込み、爪部43aが段差部24aに嵌り込んで係合する。これにより、閉塞カバー11を確実に閉めることができ、次に開けるまで不意に開いてしまう恐れが少ない。
また、注出口24に挿入筒43が入り込むことで、注出口24を塞ぐことができ、未使用時における内容物Wの乾燥や異物等の混入を防ぐことができる。
更に、本実施形態の注出キャップ1によれば、以下の作用効果を奏することもできる。
即ち、外筒20の径方向外方に配設されている操作板33を利用して摺切部材12を回転操作できるので、操作性を向上することができ、使い勝手に優れている。しかも、外筒20の湾曲壁20cの外周面に摺接させながら操作板33を操作できるので、がたつき等が生じ難く、操作板33を滑らかに動かすことができる。更に、操作板33の外周面には、凹凸部33aが形成されているので、操作時に指等が滑り難い。よって、この点においても操作板33を操作し易い。
また、操作板33を突起部25a、25bにそれぞれ接触させることで、摺切部材12を第1ポジションP1及び第2ポジションP2にそれぞれ確実に位置決めすることができる。従って、内容物Wの注出及び内容物Wの摺り切りを共に確実に行うことができ、作動の信頼性を高めることができる。また、操作板33が突起部25a、25bに接触したか否かで、摺切部材12が第1ポジションP1及び第2ポジションP2にそれぞれセットされたことが一目で明確に判断できるので、この点においても操作性が高まり、使い勝手がさらに向上する。
また、摺切部材12が第1ポジションP1にセットされている際に、摺切刃30の刃先が注出口24の一部をその径方向の外側から囲むように配設されている。これにより、注出口24の近傍に摺切刃30の刃先を待機させることができる。従って、より短時間で素早く内容物Wを摺り切って途切れさせることができ、内容物Wが過度に注出され難い。
なお、本発明の技術範囲は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記実施形態では、摺切部材12を第1ポジションP1及び第2ポジションP2にセットする際に、操作板33を介して手動で摺切部材12を回転操作させる構成としたが、摺切部材12を自動的に第2ポジションP2から第1ポジションP1に復帰させるように構成しても構わない。
この場合には、例えば図8及び図9に示すように、摺切部材12が第2ポジションP2にセットされた際に、摺切部材12を付勢して第1ポジションP1に復帰させる弾性爪(付勢部材)50を設ければ良い。
この弾性爪50は、回転プレート31に一体的に形成された部材であり、基端側から先端側に向かって略細長い三角状に形成され、回転軸部32が設けられた回転プレート31の一端部に基端側が連設されている。そして、この弾性爪50は、摺切部材12が第1ポジションP1にセットされている際に、平坦壁20b側の頂壁部21上に設けられたストッパ壁51に先端が接触し、若干湾曲した状態となっている。そして、摺切部材12を第2ポジションP2にセットすると、弾性爪50は、より湾曲して元の状態に戻ろうとする弾性力が高まる。従って、この弾性力を利用して摺切部材12を付勢することができ、摺切部材12を第1ポジションP1に復帰させることが可能とされている。従って、摺切部材12は、第2ポジションP2から自動的且つ速やかに第1ポジションP1に復帰するようになっている。
このように、弾性爪50を設けることで、摺切部材12を第2ポジションP2から第1ポジションP1に回転移動させる手間を省略することができる。従って、更に使い易くなり、利便性を向上することができる。
なお、付勢部材は、上述した弾性爪50に限定されるものではなく、コイルバネや板バネ等を利用しても構わない。
また、上記実施形態では、注出口24の形状に倣って摺切刃30を上面視円弧状に形成したが、この場合に限られず、上面視V字状や単に真っ直ぐな摺切刃30として構わない。これらの場合であっても、同様の作用効果を奏することができる。但し、上記実施形態のように、注出口24の周縁形状に倣って摺切刃30を形成することで、注出口24の近傍に刃先を待機させることが可能であるので、より好ましい。
更に、摺切刃30の刃面に微細な凹凸部を形成し、刃面と内容物Wとの接触面積を減少させる設計としても構わない。こうすることで、内容物Wを摺り切った際に、内容物Wが摺切刃30からスムーズに離間し易くなり、摺切刃30に付着し難くなる。従って、より衛生的な環境で内容物Wを注出させることができる。
また、上記実施形態では、注出口24を上面視円形状に形成したが、上面視星状や楕円状や多角形状に形成しても構わない。この場合には、注出口24の形状に合わせて挿入筒43の形状を適宜変更すれば良い。
また、キャップ本体10を上面視した際に、2つの平坦壁20a、20bと2つの湾曲壁20c、20dとが交互に周方向に連設されるように外筒20を形成したが、この形状に限定されるものではない。例えば、上面視した際に、円形状、楕円形状や多角形状等となるように外筒を形成して構わない。この場合には、外筒の形状に合わせて閉塞カバー11の周壁41の形状を適宜変更すれば良い。但し、外筒の形状を決定する際、摺切部材12を回転操作する際の操作板33の案内面(ガイド面)として外筒の外周面の一部が機能することを考慮すると、少なくとも案内面が曲面となるように形状を決定することが好ましい。
また、上記実施形態では、突起部25a、25bを利用して、摺切部材12を第1ポジションP1及び第2ポジションP2にそれぞれ位置決めさせる構成としたが、さらに両ポジションP1、P2に位置決めされた摺切部材12がそのポジションから容易に動かないように回転移動を規制する対策を施しても構わない。
例えば、摺切部材12が第1ポジションP1に位置決めされている際に、摺切刃30が形成されている側の回転プレート30の端部に接触する凸部を頂壁部21の上面に形成する。こうすることで、凸部が抵抗となるので、第2ポジションP2に向かう方向に摺切部材12が回転移動してしまうことを規制することができ、第1ポジションP1に摺切部材12を留まらせておくことが可能になる。なお、摺切部材12を第1ポジションP1から第2ポジションP2にセットする場合、或いは、第2ポジションP2から第1ポジションP1にセットする場合には、凸部の抵抗に抗する力で操作板33を操作すれば良い。これにより、凸部を乗り越えるようにして摺切部材12を回転移動させることができる。
更に、摺切部材12を第2ポジションP2に留まらせる場合には、上記凸部を頂壁部21に追加して形成すれば良い。具体的には、摺切部材12が第2ポジションP2に位置決めされている際に、閉塞部35が形成されている側の回転プレート30の端部に接触するように頂壁部21の上面に形成すれば良い。こうすることで、凸部が抵抗となるので、第1ポジションP1に向かう方向に摺切部材12が回転移動してしまうことを規制することができ、第2ポジションP2に摺切部材12を留まらせておくことが可能になる。
このように、頂壁部21に形成した凸部を利用することで、第1ポジションP1及び第2ポジションP2に位置決めされた摺切部材12がそのポジションから容易に動かないように回転移動を規制するようにしても構わない。
特に、上記実施形態では、第1ポジションP1に位置する摺切部材12の回転を規制する規制部材の役割を挿入筒43に持たせたが、凸部を利用して摺切部材12を第1ポジションP1に留まらせることで、上記役割から挿入筒43を解放することができる。そのため、摺切刃30と挿入筒43とを常時接触させる必要がなくなり、両者の間に若干の隙間を開けることができる。これにより、摺切刃30の刃先の切れ味低下を抑制することができる。
なお、凸部を利用する場合、その形成位置は頂壁部21に限られるものではない。例えば、操作板33の側部に接触するように、外筒20の湾曲壁20cに凸部を形成しても良い。この場合であっても、やはり凸部が抵抗となるので、第1ポジションP1に向かう方向或いは第2ポジションP2に向かう方向に摺切部材12が回転移動してしまうことを規制することができ、第1ポジションP1或いは第2ポジションP2に摺切部材12を留まらせておくことができる。
更には、凸部ではなく、閉塞カバー11の周壁41に形成した切欠部41aを利用して摺切部材12を第1ポジションP1に留まらせるように設計することも可能である。
この場合には、摺切部材12が第1ポジションP1にセットされた状態で閉塞カバー11を閉めた際に、回転プレート31が嵌り込むように周壁41の一部に切欠部41aを形成する。こうすることで、摺切部材12に干渉することなく閉塞カバー11を閉めることができるうえ、切欠部41aに回転プレート31が嵌り込むので、第2ポジションP2に向かう方向に摺切部材12が回転移動してしまうことを規制することができる。従って、第1ポジションP1に摺切部材12を留まらせておくことが可能になる。
また、上記実施形態では、閉塞カバー11をキャップ本体10に連結し、ヒンジ部44を中心に開閉自在な構成としたが、キャップ本体10に対して着脱自在に構成しても構わない。但し、閉塞カバー11をキャップ本体10に連結することで、閉塞カバー11の紛失を防止できるので、好ましい。
P1…第1ポジション
P2…第2ポジション
L…軸線
W…内容物
1…注出キャップ
2…容器
3…口部
10…キャップ本体
11…閉塞カバー
12…摺切部材
21…頂壁部
24…注出口
25a、25b…突起部(位置決め部)
30…摺切刃
32…回転軸部
33…操作板(操作部)
50…弾性爪(付勢部材)

Claims (6)

  1. 内容物が充填される容器の口部に装着される注出キャップであって、
    前記口部に装着されると共に有頂筒状に形成され、その頂壁部に注出口が形成されたキャップ本体と、
    前記頂壁部に載置され、摺切刃を有する摺切部材と、を備え、
    前記摺切部材は、回転軸部を介して前記頂壁部に回転自在に連結されると共に、前記注出口を開放させ且つ前記摺切刃が注出口にその径方向の外側から臨む位置に配設される第1ポジションと、前記摺切刃が前記注出口を通過して該注出口を超えた位置に配設される第2ポジションと、の間で往復移動するように、前記回転軸部の軸線回りに回転可能とされていることを特徴とする注出キャップ。
  2. 請求項1に記載の注出キャップにおいて、
    前記摺切部材は、前記キャップ本体の径方向外方に配設され、該摺切部材を回転移動させる操作部を備えていることを特徴とする注出キャップ。
  3. 請求項1又は2に記載の注出キャップにおいて、
    前記摺切刃の先端縁は、前記注出口の周縁形状に倣っており、
    前記摺切部材は、前記第1ポジションにセットされている際に、前記摺切刃が前記注出口の一部をその径方向の外側から囲むように配設されていることを特徴とする注出キャップ。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の注出キャップにおいて、
    前記摺切部材が前記第2ポジションにセットされた際に、摺切部材を付勢して前記第1ポジションに復帰させる付勢部材を備えていることを特徴とする注出キャップ。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の注出キャップにおいて、
    前記摺切部材が前記第1ポジションにセットされている際に、前記キャップ本体に装着されて前記注出口を塞ぐ閉塞カバーを備えていることを特徴とする注出キャップ。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載の注出キャップにおいて、
    前記キャップ本体には、前記摺切部材を前記第1ポジション及び前記第2ポジションにそれぞれ位置決めさせる位置決め部が形成されていることを特徴とする注出キャップ。
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