JP5286137B2 - 注出キャップ - Google Patents
注出キャップ Download PDFInfo
- Publication number
- JP5286137B2 JP5286137B2 JP2009086213A JP2009086213A JP5286137B2 JP 5286137 B2 JP5286137 B2 JP 5286137B2 JP 2009086213 A JP2009086213 A JP 2009086213A JP 2009086213 A JP2009086213 A JP 2009086213A JP 5286137 B2 JP5286137 B2 JP 5286137B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spout
- slide member
- cap
- pouring
- contents
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Closures For Containers (AREA)
Description
(1)本発明に係る注出キャップは、内容物が充填される容器の口部に装着される注出キャップであって、前記口部に装着されると共に有頂筒状に形成され、その頂壁部に注出口が形成されたキャップ本体と、前記頂壁部にスライド自在に載置され、摺切刃を有するスライド部材と、前記スライド部材を径方向に沿ってスライド自在に支持する支持部材と、を備え、前記摺切刃の先端縁は、前記注出口の周縁形状に倣っており、前記スライド部材は、前記注出口を開放させ且つ前記摺切刃が注出口にその径方向の外側から臨む位置に配設される第1ポジションと、前記摺切刃が前記注出口を通過して該注出口を超えた位置に配設される第2ポジションと、の間で往復移動するように前記支持部材に支持され、前記第1ポジションにセットされている際に、前記摺切刃が前記注出口の一部をその径方向の外側から囲むように配設されていることを特徴とする。
特に、摺切刃の先端縁が注出口の周縁形状に倣って形成されている。例えば、注出口が円形の場合には、円形に倣った円弧状に摺切刃の先端縁が形成されている。そして、スライド部材が第1ポジションにセットされている際に、このように形成された摺切刃が注出口の一部をその径方向の外側から囲むように配設されている。これにより、注出口の近傍に摺切刃の先端縁を待機させることができる。従って、より短時間に素早く内容物を摺り切って途切れさせることができ、内容物が過度に注出され難い。
本実施形態の注出キャップ1は、図1に示すように、内容物Wが充填される容器2の口部3に装着されるキャップであって、キャップ本体10と、スライド部材11と、支持部材12と、板バネ(付勢部材)13と、閉塞カバー40と、で一体成形された1パーツの部材である。但し、一体成形ではなく、各部材を組み立てることで注出キャップ1を構成しても構わない。
なお、図2は、閉塞カバー40が開いた状態の注出キャップ1の断面図である。図3は、図2に示す注出キャップ1の上面図である。
そして、このスライドプレート31の先端に、上述した摺切刃30が形成されている。この摺切刃30は、注出口24から注出された内容物Wを頂壁部21の上面に沿いながら摺り切るための刃であり、本実施形態では平面視した際に注出口24の周縁形状に倣った円弧状に先端縁(刃先)が形成されている。
スライド溝35は、図3及び図4に示すように、スライドプレート31の基端側から先端側に向かう途中まで形成された溝であり、上面視した際にスライドプレート31の両側に形成されている。このスライド溝35は、スライドプレート31の上面側、側面側及び基端側にそれぞれ開放するように形成されていると共に、先端側の端面が係合爪36の側部に接触するストッパ面35aとして機能するようになっている。
一方、スライド部材11を径方向内方に移動させると、図5に示すように操作板32が外筒20の外周面に接触して、それ以上の移動が規制されるようになっている。このポジションが上述した第2ポジションP2とされている。しかも、本実施形態では、スライド部材11を第2ポジションP2にセットした際に、スライドプレート31が注出口24を塞ぐように設計されている。
この閉塞カバー40は、環状に形成された周壁41と、周壁41の上端部に連設されたカバープレート42と、周壁41の径方向内方に配設され、カバープレート42の下面に連設された挿入筒43と、を備えており、ヒンジ部44を介してキャップ本体10に開閉自在に連結されている。
ヒンジ部44は、摺切刃30に対向するキャップ本体10の頂壁部21の周縁部に設けられている。そのため、中心軸Oを挟んでスライド部材11とは反対側に閉塞カバー40を開けることができるようになっている。
また、注出口24に挿入される側の挿入筒43の開口端には、径方向外方に向かって突設した爪部43aが環状に形成されている。但し、この爪部43aは、環状に限定されるものではなく、周方向に間隔を開けて複数形成されていても構わない。そして、この爪部43aが注出口24に形成された段差部24aに嵌り込んで係合することで、閉塞カバー40は閉状態を維持できるように設計されている。
ところで、所望する量だけ内容物Wを注出した後は、この内容物Wを途中で途切れさせる必要がある。この場合について、以下に説明する。
更に、本実施形態では、スライド部材11が内容物Wを摺り切りながら第2ポジションP2にセットされると、注出口24を塞ぐことができる。これにより、途切れさせた内容物Wが注出口24から注出されてしまうことを防ぐことができる。そのため、注出口24から内容物Wが飛び出た状態になり難い。この点においても、注出口24周辺に内容物Wが付着してしまう可能性を低減することができる。
また、注出口24に挿入筒43が入り込むことで、注出口24を塞ぐことができ、未使用時における内容物Wの乾燥や異物等の混入を防ぐことができる。
即ち、外筒20の径方向外方に配設されている操作板32を利用してスライド部材11をスライド操作できるので、操作性を向上することができ、使い勝手に優れている。特に、操作板32を外筒20の外表面に接触するまで押し込むことで、スライド部材11を明確に第2ポジションP2にセットできるので、非常に操作し易い。
但し、このような付勢部材は、必須なものではなく、手動でスライド部材11を第2ポジションP2から第1ポジションP1にスライド移動させて復帰させても構わない。
更に、摺切刃30の刃面に微細な凹凸部を形成し、刃面と内容物Wとの接触面積を減少させる設計としても構わない。こうすることで、内容物Wを摺り切った際に、内容物Wが摺切刃30からスムーズに離間し易くなり、摺切刃30に付着し難くなる。従って、より衛生的な環境で内容物Wを注出させることができる。
また、スライドプレート31の側部に摺切刃を形成し、スライドプレート31を横移動させることで内容物を摺り切るように構成しても構わない。いずれにしても、スライド移動させることで、内容物Wを摺切刃によって摺り切ることができれば良い。
P2…第2ポジション
W…内容物
1…注出キャップ
2…容器
3…口部
10…キャップ本体
11…スライド部材
12…支持部材
13…板バネ(付勢部材)
21…頂壁部
24…注出口
30…摺切刃
32…操作板(操作部)
40…閉塞カバー
Claims (4)
- 内容物が充填される容器の口部に装着される注出キャップであって、
前記口部に装着されると共に有頂筒状に形成され、その頂壁部に注出口が形成されたキャップ本体と、
前記頂壁部にスライド自在に載置され、摺切刃を有するスライド部材と、
前記スライド部材を径方向に沿ってスライド自在に支持する支持部材と、を備え、
前記摺切刃の先端縁は、前記注出口の周縁形状に倣っており、
前記スライド部材は、前記注出口を開放させ且つ前記摺切刃が注出口にその径方向の外側から臨む位置に配設される第1ポジションと、前記摺切刃が前記注出口を通過して該注出口を超えた位置に配設される第2ポジションと、の間で往復移動するように前記支持部材に支持され、前記第1ポジションにセットされている際に、前記摺切刃が前記注出口の一部をその径方向の外側から囲むように配設されていることを特徴とする注出キャップ。 - 請求項1に記載の注出キャップにおいて、
前記スライド部材は、前記キャップ本体の径方向外方に配設され、該スライド部材をスライド操作させる操作部を備えていることを特徴とする注出キャップ。 - 請求項1又は2に記載の注出キャップにおいて、
前記スライド部材が前記第2ポジションにセットされた際に、スライド部材を付勢して前記第1ポジションに復帰させる付勢部材を備えていることを特徴とする注出キャップ。 - 請求項1から3のいずれか1項に記載の注出キャップにおいて、
前記スライド部材が前記第1ポジションにセットされている際に、前記キャップ本体に装着されて前記注出口を塞ぐ閉塞カバーを備えていることを特徴とする注出キャップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009086213A JP5286137B2 (ja) | 2009-03-31 | 2009-03-31 | 注出キャップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009086213A JP5286137B2 (ja) | 2009-03-31 | 2009-03-31 | 注出キャップ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010235163A JP2010235163A (ja) | 2010-10-21 |
JP5286137B2 true JP5286137B2 (ja) | 2013-09-11 |
Family
ID=43089894
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009086213A Expired - Fee Related JP5286137B2 (ja) | 2009-03-31 | 2009-03-31 | 注出キャップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5286137B2 (ja) |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5618348U (ja) * | 1979-07-18 | 1981-02-18 | ||
ES2087439T3 (es) * | 1989-07-25 | 1996-07-16 | Oreal | Conjunto de distribucion de, al menos, un producto fluido. |
JP4647178B2 (ja) * | 2002-08-30 | 2011-03-09 | 株式会社吉野工業所 | 容器の蓋体 |
JP4487283B2 (ja) * | 2004-06-30 | 2010-06-23 | 株式会社吉野工業所 | 容器の蓋体 |
JP4618583B2 (ja) * | 2005-07-29 | 2011-01-26 | 株式会社吉野工業所 | 容器の注ぎ口、及びそれを組み付けた注出容器 |
JP2008179406A (ja) * | 2007-01-26 | 2008-08-07 | Yoshinobu Toyomura | 飲料容器用蓋 |
JP3130875U (ja) * | 2007-01-31 | 2007-04-12 | 恵庸 豊村 | 飲料容器用蓋 |
-
2009
- 2009-03-31 JP JP2009086213A patent/JP5286137B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2010235163A (ja) | 2010-10-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP2749187B1 (en) | Spouting-type cosmetic container | |
WO2011099309A1 (ja) | 流動性物質保存容器及びその蓋 | |
CN109476407B (zh) | 分配系统、喷嘴和可挤压容器 | |
JP6084504B2 (ja) | 注出容器 | |
JP5813580B2 (ja) | 二重容器 | |
JP5362434B2 (ja) | ヒンジ式注出栓 | |
EP3417948B1 (fr) | Pompe moulée pour la distribution d'un produit fluidique | |
JP2016210440A (ja) | 液吐出容器 | |
JP5286137B2 (ja) | 注出キャップ | |
JP4863673B2 (ja) | 開閉自在の小蓋を有するヒンジキャップ | |
JP2004250004A (ja) | 二剤混合滴下容器 | |
US20040118873A1 (en) | Telescoping closure | |
JP5322735B2 (ja) | 注出キャップ | |
US20110049268A1 (en) | fluid dispensing nozzle structure | |
NL1008486C2 (nl) | Doseerinrichting. | |
WO2016104005A1 (ja) | 容器 | |
JP5732378B2 (ja) | 詰め替え容器 | |
JP4301367B2 (ja) | 櫛付きエアゾール容器 | |
JP2006176144A (ja) | スパウト | |
JP2005239244A (ja) | 吐出器用アタッチメント | |
JP7370665B2 (ja) | 注出器 | |
JP6359325B2 (ja) | 携帯飲料容器 | |
JP2014198585A (ja) | 詰め替え容器 | |
TWM383955U (en) | Container with facile dispensability of liquid product | |
JP6552084B2 (ja) | 容器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20111004 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130110 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130129 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130328 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130507 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130603 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |