JP2010234437A - シリンダブロック製造方法およびダミーライナ並びにダミーライナ鋳造方法 - Google Patents
シリンダブロック製造方法およびダミーライナ並びにダミーライナ鋳造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010234437A JP2010234437A JP2009088079A JP2009088079A JP2010234437A JP 2010234437 A JP2010234437 A JP 2010234437A JP 2009088079 A JP2009088079 A JP 2009088079A JP 2009088079 A JP2009088079 A JP 2009088079A JP 2010234437 A JP2010234437 A JP 2010234437A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liner
- mold
- dummy
- iron
- cylinder block
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22D—CASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
- B22D17/00—Pressure die casting or injection die casting, i.e. casting in which the metal is forced into a mould under high pressure
- B22D17/20—Accessories: Details
- B22D17/22—Dies; Die plates; Die supports; Cooling equipment for dies; Accessories for loosening and ejecting castings from dies
- B22D17/24—Accessories for locating and holding cores or inserts
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22D—CASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
- B22D17/00—Pressure die casting or injection die casting, i.e. casting in which the metal is forced into a mould under high pressure
- B22D17/20—Accessories: Details
- B22D17/22—Dies; Die plates; Die supports; Cooling equipment for dies; Accessories for loosening and ejecting castings from dies
- B22D17/2218—Cooling or heating equipment for dies
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22D—CASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
- B22D19/00—Casting in, on, or around objects which form part of the product
- B22D19/0009—Cylinders, pistons
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22D—CASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
- B22D19/00—Casting in, on, or around objects which form part of the product
- B22D19/08—Casting in, on, or around objects which form part of the product for building-up linings or coverings, e.g. of anti-frictional metal
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T428/00—Stock material or miscellaneous articles
- Y10T428/12—All metal or with adjacent metals
- Y10T428/12229—Intermediate article [e.g., blank, etc.]
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Pistons, Piston Rings, And Cylinders (AREA)
- Vehicle Body Suspensions (AREA)
Abstract
【解決手段】金型昇温工程においては、鉄系シリンダライナ5に替えて鉄系シリンダライナ5よりも軸方向長さが長いアルミニウム合金製のダミーライナ7を可動型1と固定型2との間に挟みこんだ状態で型締めする。これにより、ダミーライナ7の軸方向両端面7a,7bでシールを行うことができる。この結果、ライナーサポート4とダミーライナ7との間に溶湯が流れ込むのを防止するためにダミーライナ7の内周面に機械加工を行なう必要がないから、シリンダブロックの製造コストを低減することができる。もとより、ダミーライナ7の材質として、溶湯と同様の材質であるアルミニウム合金を用いるから、金型昇温工程で鋳造されるダミーシリンダブロックの再処理作業の効率化を図ることができる。
【選択図】図13
Description
このシリンダブロックの製造方法では、シリンダライナのデッキ面側の端面と可動型との間にキャビティを形成し、このキャビティ内に溶湯を射出することにより、デッキ面側の端面を含むシリンダライナ全体が溶湯で覆われた所謂オーバキャスティングタイプのシリンダブロックを製造する。
ところで、シリンダブロックを製造する場合、湯廻りを良好なものとするために金型の温度を所定温度まで昇温させる予熱工程が必要だが、上述したような鉄系のシリンダライナを鋳包んだアルミニウム合金製のシリンダブロックを製造する際には、予熱工程で鋳造されたシリンダブロックのリターン材としての再処理が問題となる。即ち、リターン材として再溶解するには、鉄系のシリンダライナとアルミニウム合金製のシリンダブロックとを分離させる必要がある。このため、予熱工程においては、アルミニウム合金製のシリンダライナを用いるものも提案されている(例えば、特許文献2参照)。
デッキ面成形用キャビティの一部を形成する第1型と、
クランク室成形用キャビティの一部を形成する第2型と、
鉄系シリンダライナのライナ内周面に内接して該鉄系シリンダライナを保持可能な軸状部と、該鉄系シリンダライナの軸方向一端側の端面の一部が当接して該鉄系シリンダライナを押えることができるよう前記軸状部に比して径が大きく該軸状部に段差状に形成された押え部とを有し、該押え部を前記第1型側にして前記第2型側に向けて突出するよう該第1型に設けられてなるライナーサポートと、
を含む金型により前記鉄系シリンダライナが鋳込まれたシリンダブロックを鋳造するシリンダブロック製造方法であって、
前記鉄系シリンダライナの軸方向一端側の端面の一部を前記押え部に当接して該鉄系シリンダライナの軸方向一端側の端面と前記第1型との間に前記デッキ面成形用キャビティが形成されるよう前記鉄系シリンダライナを前記ライナーサポートに装着し、該鉄系シリンダライナを前記押え部と前記第2型とで挟みこんだ状態で型締めし、前記デッキ面成形用キャビティおよび前記クランク室成形用キャビティを含み前記型締めに伴い画成されるシリンダブロック成形用キャビティ内にアルミニウム合金の溶湯を射出することにより前記シリンダブロックを鋳造するに先立ち、前記金型の型温が所定温度まで昇温するまで該金型を昇温させる型昇温工程を有し、
該型昇温工程は、
(a)前記鉄系シリンダライナよりも軸方向長さが長いアルミニウム合金製のダミーライナを、該ダミーライナの軸方向一端側の端面が前記第1型と当接するよう前記ライナーサポートに装着し、
(b)該ダミーライナを前記第1型と前記第2型とで挟みこんだ状態で型締めし、
(c)該型締めに伴い画成される前記シリンダブロック成形用キャビティ内に前記溶湯を射出することより、前記ダミーライナが鋳包まれたダミーシリンダブロックを鋳造する工程である
ことを要旨とする。
こうすれば、鋳造により成形された粗材のままのダミーライナを使用するから、よりシリンダブロックの製造コストを低減することができる。
前記工程(a)は、前記ダミーライナの軸方向一端側が前記軸状部側となり、前記ダミーライナの軸方向他端側が前記押え部側となるよう前記ダミーライナを前記ライナーサポートに装着する工程であるものとすることもできる。
こうすれば、ダミーライナを第1型と第2型との間によるシールに加えて、ダミーライナの内周面と押え部との間およびダミーライナの内周面と軸状部との間においてもシールすることができるから、ダミーライナの内周面とライナーサポートとの間への溶湯の流れ込みをより防止することができる。
こうすれば、ダミーライナのライナーサポートへの装着方向を間違えることがない。
こうすれば、簡易な構成でダミーライナの装着方向を見極めることができる。
こうすれば、目印を簡易に形成できる。この結果、よりシリンダブロックの製造コストを低減できる。
こうすれば、より確実に型昇温を行うことができる。
デッキ面成形用キャビティの一部を形成する第1型と、
クランク室成形用キャビティの一部を形成する第2型と、
鉄系シリンダライナのライナ内周面に内接して該鉄系シリンダライナを保持可能な軸状部と、該鉄系シリンダライナの軸方向一端側の端面の一部が当接して該鉄系シリンダライナを押えることができるよう前記軸状部に比して径が大きく該軸状部に段差状に形成された押え部とを有し、該押え部を前記第1型側にして前記第2型側に向けて突出するよう該第1型に設けられてなるライナーサポートと、
を含む金型を、前記押え部と前記第2型との間で前記鉄系シリンダライナを挟み込むよう型締めし、該型締めに伴い画成される前記デッキ面成形用キャビティおよび前記クランク室成形用キャビティを含むシリンダブロック成形用キャビティ内にアルミニウム合金の溶湯を射出することにより前記鉄系シリンダライナが鋳込まれたシリンダブロックを鋳造するに先立ち、前記金型の型温が所定温度まで昇温するまで前記鉄系シリンダライナに換えて鋳包まれるダミーライナであって、
前記アルミニウム合金により成形されるとともに、前記第1型と前記第2型との間に挟み込むことができるよう前記鉄系シリンダライナよりも軸方向長さが長く、かつ、軸方向一端側の内径が前記押え部の径以上の大きさに形成されてなる
ことを要旨とする。
これにより、型昇温工程の際に、ダミーライナを保持するライナーサポートとダミーライナの内周面との間に流れ込む溶湯を防ぐためのシールをダミーライナの軸方向両端面で行なうことができるから、ライナーサポートとダミーライナの内周面との間でのシールの必要がなくなる。即ち、ダミーライナの内周面の機械加工が不要となる。この結果、製造コストを低減することができる。しかも、製品としての鉄系シリンダライナよりも軸方向長さを長くし、軸方向一端側の内径を押え部の径以上に形成するだけだから、構成も簡易なものとなる。もとより、ダミーライナを溶湯と同じ材質のアルミニウム合金製とするから、昇温工程で鋳造されるシリンダブロックの再処理作業の効率化も図れる。即ち、ダミーシリンダブロックをリターン材として再溶解する際に、ダミーライナをシリンダブロックから分離させる必要がない。
デッキ面成形用キャビティの一部を形成する第1型と、
クランク室成形用キャビティの一部を形成する第2型と、
鉄系シリンダライナのライナ内周面に内接して該鉄系シリンダライナを保持可能な軸状部と、該鉄系シリンダライナの軸方向一端側の端面の一部が当接して該鉄系シリンダライナを押えることができるよう前記軸状部に比して径が大きく該軸状部に段差状に形成された押え部とを有し、該押え部を前記第1型側にして前記第2型側に向けて突出するよう該第1型に設けられてなるライナーサポートと、
を含む金型を、前記押え部と前記第2型との間で前記鉄系シリンダライナを挟み込むよう型締めし、該型締めに伴い画成される前記デッキ面成形用キャビティおよび前記クランク室成形用キャビティを含むシリンダブロック成形用キャビティ内にアルミニウム合金の溶湯を射出することにより前記鉄系シリンダライナが鋳込まれたシリンダブロックを鋳造するに先立ち、前記金型の型温が所定温度まで昇温するまで前記鉄系シリンダライナに換えて鋳込まれるダミーライナの鋳造方法であって、
(d)前記鉄系シリンダライナよりも軸方向長さが長く、かつ、軸方向一端側の内径が前記押え部の径以上となるよう形成されてなる鋳型内に前記アルミニウム合金の溶湯を射出することによりダミーライナを鋳造する
ことを要旨とする。
こうすれば、金型の型温を昇温する昇温工程において、ダミーライナを第1型と第2型との間によりシールするのに加えて、ダミーライナの内周面と押え部との間およびダミーライナの内周面と軸状部との間においてもシールすることができるから、ダミーライナの内周面とライナーサポートとの間への溶湯の流れ込みをより防止することができるダミーライナを製造できる。
この結果、不良品の発生を抑えることができ、シリンダブロックの製造コストをより低減することができる。
図1は、本発明の一実施例であるシリンダブロック製造方法で用いられる鋳造装置20の構成の一例を示す構成図である。
鋳造装置20は、図示するように、可動型1と、固定型2と、可動中子3と、可動型1に固定されたライナーサポート4とから構成される金型を備えており、図示の状態は、鉄系シリンダライナ5をライナーサポート4に装着して、これから鉄系シリンダライナ5が鋳包まれたシリンダブロックを鋳造しようとしている状態である。
鉄系シリンダライナ5は、図2に示すように、軸方向において内外径が均一な円筒として形成されており、内径d1がライナーサポート4の外径と同径に形成され、軸方向長さL1がライナーサポート4の段部4cから軸状部4aの先端4a’までと同じ長さに形成されている。
なお、鉄系シリンダライナ5は、耐摩耗性を有する鋳鉄から形成されている。
図3は、鉄系シリンダライナ5が鋳込まれたシリンダブロックの製造の様子を例示する工程図であり、図4,図5は、鉄系シリンダライナ5をライナーサポート4に装着した状態で型締めした様子を拡大して示す拡大図である。
金型昇温工程では、鉄系シリンダライナ5に替えてアルミニウム合金製のダミーライナ7を使用する。そこで、金型昇温工程について説明する前に、ダミーライナ7について説明する。
図7は、ダミーライナ7を製造するための金型700の構成の一例を示す構成図であり、図8は、可動型702および固定型704の外観を示す外観図であり、図9は、金型700を型締めした状態を示す状態図である。
可動型702および固定型704は、図8に示すように、基本的には同じ構造をしており、長手方向に直角な断面が半円形状の凹部712,714と、可動中子706を支持するための長手方向に直角な断面が半円形状の支持凹部722,724を備える。凹部712,714は、半円の径が長手方向の中央から長手方向の両端に向かうにつれて漸減する傾斜状に形成されており、長手方向の一端よりに半円全周に亘って内側へ突出する半円環状の突起712a,714aが形成されている。突起712a,714aは、可動型702と固定型704とが型締めされた際に、円環状をなす。可動中子706は、一端706aから他端706bに向かって径が漸減するテーパー状に形成されている。可動中子706におけるテーパーは、造形後のダミーライナ7から引き抜くための抜き勾配程度の傾斜とされており、一端706aの外径がライナーサポート4の押え部4bの外径と同径に形成されており、他端706bの外径がライナーサポート4の軸状部4aの外径と同径に形成されている。
図10は、ダミーライナの鋳造の様子を例示する工程図である。
ダミーライナ7の鋳造は、先ず、可動中子706を可動型702と固定型704との間に挟み込んだ状態で型締めし(工程S30)、型締により画成されたキャビティ70にシリンダブロックの材質と同じアルミニウム合金製の溶湯を射出する(工程S32)。そして、射出により流れ込んだ溶湯が冷却することによりダミーライナ7の造形が完了する(工程S34)。
溶湯が冷却した後に、可動型702および固定型704の型開きを行なうとともに、可動中子706を抜くことによりダミーライナ7を取り出すことができる。このとき、可動中子706がテーパー状に形成されているから、完成品としてのダミーライナ7から引き抜きやすいものとなっている。
1a ジャケット用壁部
2 固定型
2a 膨出部
2b 平坦面
2c 大凹部
2d 小凹部
3 可動中子
4 ライナーサポート
4a 軸状部
4b 押え部
4c 段部
4d 大凸部
4e 小凸部
5 鉄系シリンダライナ
6 シリンダブロック成形用キャビティ
6a デッキ面成形用キャビティ
6c クランク室成形用キャビティ
7 ダミーライナ
7a 一端側
7b 多端側
7c 内周面
7e 凹溝
70 キャビティ
700 金型
702 可動型
704 固定型
706 可動中子
712,714 凹部
712a,714a 突起
Claims (10)
- デッキ面成形用キャビティの一部を形成する第1型と、
クランク室成形用キャビティの一部を形成する第2型と、
鉄系シリンダライナのライナ内周面に内接して該鉄系シリンダライナを保持可能な軸状部と、該鉄系シリンダライナの軸方向一端側の端面の一部が当接して該鉄系シリンダライナを押えることができるよう前記軸状部に比して径が大きく該軸状部に段差状に形成された押え部とを有し、該押え部を前記第1型側にして前記第2型側に向けて突出するよう該第1型に設けられてなるライナーサポートと、
を含む金型により前記鉄系シリンダライナが鋳込まれたシリンダブロックを鋳造するシリンダブロック製造方法であって、
前記鉄系シリンダライナの軸方向一端側の端面の一部を前記押え部に当接して該鉄系シリンダライナの軸方向一端側の端面と前記第1型との間に前記デッキ面成形用キャビティが形成されるよう前記鉄系シリンダライナを前記ライナーサポートに装着し、該鉄系シリンダライナを前記押え部と前記第2型とで挟みこんだ状態で型締めし、前記デッキ面成形用キャビティおよび前記クランク室成形用キャビティを含み前記型締めに伴い画成されるシリンダブロック成形用キャビティ内にアルミニウム合金の溶湯を射出することにより前記シリンダブロックを鋳造するに先立ち、前記金型の型温が所定温度まで昇温するまで該金型を昇温させる型昇温工程を有し、
該型昇温工程は、
(a)前記鉄系シリンダライナよりも軸方向長さが長いアルミニウム合金製のダミーライナを、該ダミーライナの軸方向一端側の端面が前記第1型と当接するよう前記ライナーサポートに装着し、
(b)該ダミーライナを前記第1型と前記第2型とで挟みこんだ状態で型締めし、
(c)該型締めに伴い画成される前記シリンダブロック成形用キャビティ内に前記溶湯を射出することにより、前記ダミーライナが鋳包まれたダミーシリンダブロックを鋳造する工程である
シリンダブロック製造方法。 - 前記工程(a)は、鋳造により成形された粗材のままの前記ダミーライナを前記ライナーサポートに装着する工程である
請求項1記載のシリンダブロック製造方法。 - 前記ダミーライナは、前記軸方向一端側の内径が前記軸状部の外径と略同径となるとともに、軸方向他端側の内径が前記押え部の外径と略同径となるような勾配が形成されるよう鋳造されてなり、
前記工程(a)は、前記ダミーライナの前記軸方向一端側が前記軸状部側となり、前記ダミーライナの前記軸方向他端側が前記押え部側となるよう前記ダミーライナを前記ライナーサポートに装着する工程である
請求項2記載のシリンダブロック製造方法。 - 前記ダミーライナは、前記軸方向一端側寄り、または、前記軸方向他端側寄りに目印が形成されてなる
請求項3記載のシリンダブロック製造方法。 - 前記ダミーライナは、前記目印として前記ダミーライナの前記軸方向一端側寄り、または、前記ダミーライナの前記軸方向他端側寄りに凹溝が形成されてなる
請求項4記載のシリンダブロック製造方法。 - 前記ダミーライナは、鋳型により前記目印が形成されてなる
請求項4または5記載のシリンダブロック製造方法。 - 前記型昇温工程は、前記工程(a)から前記工程(c)までを複数回行う工程である
請求項1ないし6いずれか記載のシリンダブロック製造方法。 - デッキ面成形用キャビティの一部を形成する第1型と、
クランク室成形用キャビティの一部を形成する第2型と、
鉄系シリンダライナのライナ内周面に内接して該鉄系シリンダライナを保持可能な軸状部と、該鉄系シリンダライナの軸方向一端側の端面の一部が当接して該鉄系シリンダライナを押えることができるよう前記軸状部に比して径が大きく該軸状部に段差状に形成された押え部とを有し、該押え部を前記第1型側にして前記第2型側に向けて突出するよう該第1型に設けられてなるライナーサポートと、
を含む金型を、前記押え部と前記第2型との間で前記鉄系シリンダライナを挟み込むよう型締めし、該型締めに伴い画成される前記デッキ面成形用キャビティおよび前記クランク室成形用キャビティを含むシリンダブロック成形用キャビティ内にアルミニウム合金の溶湯を射出することにより前記鉄系シリンダライナが鋳込まれたシリンダブロックを鋳造するに先立ち、前記金型の型温が所定温度まで昇温するまで前記鉄系シリンダライナに換えて鋳包まれるダミーライナであって、
前記アルミニウム合金により成形されるとともに、前記第1型と前記第2型との間に挟み込むことができるよう前記鉄系シリンダライナよりも軸方向長さが長く、かつ、軸方向一端側の内径が前記押え部の径以上の大きさに形成されてなる
ダミーライナ。 - デッキ面成形用キャビティの一部を形成する第1型と、
クランク室成形用キャビティの一部を形成する第2型と、
鉄系シリンダライナのライナ内周面に内接して該鉄系シリンダライナを保持可能な軸状部と、該鉄系シリンダライナの軸方向一端側の端面の一部が当接して該鉄系シリンダライナを押えることができるよう前記軸状部に比して径が大きく該軸状部に段差状に形成された押え部とを有し、該押え部を前記第1型側にして前記第2型側に向けて突出するよう該第1型に設けられてなるライナーサポートと、
を含む金型を、前記押え部と前記第2型との間で前記鉄系シリンダライナを挟み込むよう型締めし、該型締めに伴い画成される前記デッキ面成形用キャビティおよび前記クランク室成形用キャビティを含むシリンダブロック成形用キャビティ内にアルミニウム合金の溶湯を射出することにより前記鉄系シリンダライナが鋳込まれたシリンダブロックを鋳造するに先立ち、前記金型の型温が所定温度まで昇温するまで前記鉄系シリンダライナに換えて鋳込まれるダミーライナの鋳造方法であって、
(d)前記鉄系シリンダライナよりも軸方向長さが長く、かつ、軸方向一端側の内径が前記押え部の径以上となるよう形成されてなる鋳型内に前記アルミニウム合金の溶湯を射出することによりダミーライナを鋳造する
ダミーライナ鋳造方法。 - 前記工程(d)は、前記ダミーライナの前記軸方向一端側の内径が前記軸状部の外径と略同径となるとともに、前記ダミーライナの軸方向他端側の内径が前記押え部の外径と略同径となるような勾配が形成されるよう鋳造する工程である
請求項9記載のダミーライナ鋳造方法。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009088079A JP4446015B1 (ja) | 2009-03-31 | 2009-03-31 | シリンダブロック製造方法およびダミーライナ並びにダミーライナ鋳造方法 |
US12/711,673 US8069901B2 (en) | 2009-03-31 | 2010-02-24 | Cylinder block manufacturing method, dummy cylinder liner, and dummy cylinder liner casting method |
AT10002080T ATE556796T1 (de) | 2009-03-31 | 2010-03-01 | Verfahren zur herstellung eines zylinderblocks |
EP10002080A EP2236228B1 (en) | 2009-03-31 | 2010-03-01 | Cylinder block manufacturing method |
ES10002080T ES2385730T3 (es) | 2009-03-31 | 2010-03-01 | Procedimiento de fabricación de bloque cilíndrico |
CN201010132265.9A CN101850416B (zh) | 2009-03-31 | 2010-03-16 | 缸体制造方法、代用套以及代用套的铸造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009088079A JP4446015B1 (ja) | 2009-03-31 | 2009-03-31 | シリンダブロック製造方法およびダミーライナ並びにダミーライナ鋳造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP4446015B1 JP4446015B1 (ja) | 2010-04-07 |
JP2010234437A true JP2010234437A (ja) | 2010-10-21 |
Family
ID=42211596
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009088079A Active JP4446015B1 (ja) | 2009-03-31 | 2009-03-31 | シリンダブロック製造方法およびダミーライナ並びにダミーライナ鋳造方法 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US8069901B2 (ja) |
EP (1) | EP2236228B1 (ja) |
JP (1) | JP4446015B1 (ja) |
CN (1) | CN101850416B (ja) |
AT (1) | ATE556796T1 (ja) |
ES (1) | ES2385730T3 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102861897A (zh) * | 2012-09-17 | 2013-01-09 | 江苏徐航科技有限公司 | 一种用于发动机气缸壳体缸套部位压铸成型的装置 |
CN103143692A (zh) * | 2012-11-30 | 2013-06-12 | 宁波君灵模具技术有限公司 | 一种通用内燃机箱体压铸模具 |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101534864B1 (ko) * | 2009-06-30 | 2015-07-08 | 현대자동차주식회사 | 차량용 실린더라이너의 제조방법 |
CN102527933A (zh) * | 2010-11-23 | 2012-07-04 | 南通新景华企业管理服务有限公司 | 气缸套铸造配型与合箱工艺 |
TWI447299B (zh) * | 2012-06-08 | 2014-08-01 | Colis Ind Co Ltd | 水冷式機車汽缸製法 |
ITTO20120528A1 (it) * | 2012-06-18 | 2013-12-19 | 2A S P A | Metodo per la produzione di un articolo per pressofusione e inserto per pressofusione utilizzato in detto metodo. |
CN102728789A (zh) * | 2012-07-24 | 2012-10-17 | 湖南江滨机器(集团)有限责任公司 | 活塞模具的烫模方法及预热方法 |
DE102014222908A1 (de) | 2014-11-10 | 2016-05-12 | Böllhoff Verbindungstechnik GmbH | Gussform, Einlegeteil für eine Gussform, ein Gussteil und Gussverfahren dafür |
CN107206479B (zh) * | 2014-03-31 | 2020-06-12 | 伯尔霍夫连接技术有限公司 | 铸模,用于铸模的嵌件,铸件及其铸造方法 |
CN111168036A (zh) * | 2018-11-12 | 2020-05-19 | 河南正旭科技股份有限公司 | 一种铝合金铸造内部镶嵌钢或铜件的方法 |
JP7143470B1 (ja) * | 2021-03-31 | 2022-09-28 | 本田技研工業株式会社 | 鋳造金型の加熱方法および鋳造装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6046854A (ja) * | 1983-08-24 | 1985-03-13 | Fuso Light Alloys Co Ltd | アルミダイカスト鋳造法 |
JPH0238155U (ja) * | 1988-08-26 | 1990-03-14 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6372461A (ja) | 1986-09-16 | 1988-04-02 | Honda Motor Co Ltd | ダイカスト鋳造方法および装置 |
JPH0647160B2 (ja) | 1990-04-26 | 1994-06-22 | リョービ株式会社 | アルミニウムダイカスト品の製造方法 |
KR100650241B1 (ko) * | 2003-07-07 | 2006-11-28 | 미쯔비시 지도샤 고교 가부시끼가이샤 | 실린더 라이너 주조 실린더 블록의 구조, 실린더 블록의 제조 방법, 및 상기 실린더 블록 제조 방법으로 주조되는 실린더 라이너 |
-
2009
- 2009-03-31 JP JP2009088079A patent/JP4446015B1/ja active Active
-
2010
- 2010-02-24 US US12/711,673 patent/US8069901B2/en active Active
- 2010-03-01 EP EP10002080A patent/EP2236228B1/en active Active
- 2010-03-01 ES ES10002080T patent/ES2385730T3/es active Active
- 2010-03-01 AT AT10002080T patent/ATE556796T1/de active
- 2010-03-16 CN CN201010132265.9A patent/CN101850416B/zh active Active
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6046854A (ja) * | 1983-08-24 | 1985-03-13 | Fuso Light Alloys Co Ltd | アルミダイカスト鋳造法 |
JPH0238155U (ja) * | 1988-08-26 | 1990-03-14 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102861897A (zh) * | 2012-09-17 | 2013-01-09 | 江苏徐航科技有限公司 | 一种用于发动机气缸壳体缸套部位压铸成型的装置 |
CN103143692A (zh) * | 2012-11-30 | 2013-06-12 | 宁波君灵模具技术有限公司 | 一种通用内燃机箱体压铸模具 |
CN103143692B (zh) * | 2012-11-30 | 2014-10-29 | 宁波君灵模具技术有限公司 | 一种通用内燃机箱体压铸模具 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
ES2385730T3 (es) | 2012-07-31 |
CN101850416B (zh) | 2013-03-20 |
JP4446015B1 (ja) | 2010-04-07 |
EP2236228B1 (en) | 2012-05-09 |
EP2236228A1 (en) | 2010-10-06 |
US8069901B2 (en) | 2011-12-06 |
CN101850416A (zh) | 2010-10-06 |
US20100243191A1 (en) | 2010-09-30 |
ATE556796T1 (de) | 2012-05-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4446015B1 (ja) | シリンダブロック製造方法およびダミーライナ並びにダミーライナ鋳造方法 | |
JP2001227403A (ja) | シリンダライナーとその製造方法、およびシリンダブロックとその製造方法 | |
JP2003191039A (ja) | シリンダライナの外側周囲面の造形方法 | |
US8720528B2 (en) | Method and device for casting a piston for an internal combustion engine | |
US10247129B2 (en) | Cylinder liner for internal combustion engine | |
JP2008142764A (ja) | 筒状部を有する鋳造成形品の鋳造成形方法およびその鋳造成形装置 | |
JP2007283730A (ja) | モールド射出成形金型 | |
JP2019065802A (ja) | 鋳包み用部材及びその製造方法 | |
JP5806787B1 (ja) | ダミーライナ及びシリンダブロックの製造方法 | |
JP2006198635A (ja) | 鋳造成形方法および鋳造成形装置 | |
JP4091808B2 (ja) | 車両用ホイール向け鋳造用金型 | |
JP2007130665A (ja) | シリンダブロック製造方法、ウォータジャケット形成中子製造方法、及びシリンダブロック | |
JP2009090357A (ja) | ダイカスト金型 | |
JP5127040B2 (ja) | ダイカスト品の製造方法 | |
WO2014045642A1 (ja) | シリンダブロックの製造方法 | |
JP2012110934A (ja) | 縦射出ダイカスト装置及びダイカスト法 | |
JP5549101B2 (ja) | シリンダブロック及びその鋳造成形型並びにその鋳造成形方法 | |
JP2010059881A (ja) | シリンダブロックの製造方法 | |
JP2009214162A (ja) | 鋳ぐるみ用中子および鋳ぐるみ鋳造方法 | |
JPH03169454A (ja) | 軽合金製シリンダブロックの鋳造方法 | |
US9731347B2 (en) | Core pin for preventing molten metal from flowing into pipe and casting device using the same | |
JP2006055868A (ja) | 鋳造方法および鋳造用金型 | |
JP2009255147A (ja) | アルミシリンダブロックの製造方法 | |
JP4292034B2 (ja) | 冷却空洞付き耐摩環の製造方法 | |
US7849908B2 (en) | Method for manufacturing hose couplings |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100112 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100118 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4446015 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130122 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160122 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |