JP2010233583A - ペット用トイレ - Google Patents

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Abstract

【課題】シーツの交換が容易で、ペットのしつけの状況に合せ、シーツの上面に配置するメッシュ部材の着脱が可能なペット用トイレの提供を目的とする。
【解決手段】周縁付近に立設部を有するトイレ本体と、トイレ本体の立設部に装着する枠部材と、当該枠部材に取り付けるメッシュ部材とを備え、メッシュ部材は係止部を有し、当該係止部は、メッシュ部材の周縁部付近から垂下させた垂下片の先端部付近の爪部であり、枠部材は被係止部を有し、当該被係止部は、枠部材の内周側から下方に向けて延在した垂下部の下部付近に突出した被係止片であり、当該メッシュ部材の係止部が枠部材の被係止部に着脱自在に係止し、トイレ本体に尿吸収性のシーツを載置し、当該シーツをメッシュ部材又は/及び枠部材で固定するものであることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ペットが排泄した尿等を吸収処理するためのペット用トイレに関する。
従来から、犬等のペットのトイレのしつけに尿吸収性のシーツを敷設したペット用トイレが用いられている。
ペットのしつけが安定するまでは、シーツが掻きむしられるのを防止する必要がある。
特許文献1には、シーツの押え枠に格子状のカバー部を一体に設けたペット用トイレを開示するが、ペットのしつけが完了すると、格子状のカバー部が不要であるのに、カバー部を取り外すことができないという問題があった。
また、特許文献2及び3はシーツの上に尿が通過する複数の隙間部を有するカバーや網状シート(メッシュ部材)を設け、押え部材や枠体で固定するペット用トイレを開示するが、枠部材とメッシュ部材とが分離しているので、シーツ交換時に手間がかかる問題があった。
特許第4126311号公報 特開2008−29360号公報 特開2005−287367号公報
本発明は、シーツの交換が容易で、ペットのしつけの状況に合せ、シーツの上面に配置するメッシュ部材の着脱が可能なペット用トイレの提供を目的とする。
本発明に係るペット用トイレは、周縁付近に立設部を有するトイレ本体と、トイレ本体の立設部に装着する枠部材と、当該枠部材に取り付けるメッシュ部材とを備え、メッシュ部材は係止部を有し、当該係止部は、メッシュ部材の周縁部付近から垂下させた垂下片の先端部付近の爪部であり、枠部材は被係止部を有し、当該被係止部は、枠部材の内周側から下方に向けて延在した垂下部の下部付近に突出した被係止片であり、当該メッシュ部材の係止部が枠部材の被係止部に着脱自在に係止し、トイレ本体に尿吸収性のシーツを載置し、当該シーツをメッシュ部材又は/及び枠部材で固定するものであることを特徴とする。
メッシュ部材を枠部材に着脱自在に取り付けたことにより、シーツを取り替える場合にトイレ本体から枠部材を取り外すと、そのままメッシュ部材が枠部材とともに取り外せるのでシーツの交換が容易であり、ペットのトイレのしつけが完了し、メッシュ部材が不要になった場合には、枠部材とメッシュ部材は、一体物ではないので、メッシュ部材を使用しないペット用トイレとして使用できる。
ここで、メッシュ部材は係止部を有し、枠部材は被係止部を有し、と表現したのは、メッシュ部材を枠部材に着脱自在に取り付けることができれば、メッシュ部材と枠部材のどちらに突起部を設けてもよい趣旨である。
メッシュ部材は尿が通過する隙間を有しているものであれば、格子状でも網状でも形状は問わない。
また、トイレ本体の周縁付近に立設部を設けたのは、ペットにトイレとして認識させるためである。
メッシュ部材を枠部材に着脱自在に取り付ける構造例としては、メッシュ部材の係止部が、当該メッシュ部材の周縁部付近から外側に向けて突出した爪部であり、枠部材の被係止部が内周側に突出した被係止片にする例が挙げられる。
ここで、メッシュ部材の周縁部付近と表現したのは、周縁よりの位置であればよく、周縁に限定しない趣旨である。
また、メッシュ部材は周縁部付近から垂下させた垂下片の先端部付近に前記爪部を有し、且つ当該爪部より外周側に載置リブを有し、枠部材は内周側から下方に向けて延在した垂下部を有し、当該垂下部の下部付近に内周側に突出した前記被係止片を有し、
メッシュ部材に設けた載置リブが枠部材の被係止片の上面側に載置し、メッシュ部材に設けた爪部が枠部材の被係止片の下面側に係止するようにすると、枠部材をトイレ本体から取り外す際に、メッシュ部材に設けた載置リブを枠部材の内周側に突出した被係止片で支持するので枠部材からメッシュ部材が外れることはなく、逆にメッシュ部材を枠部材から取り外す際には、枠部材を裏返にして、爪部の係りを解除すればよく、例えば枠部材を外側に広げるように撓ませるだけで、簡単にメッシュ部材を取り外すことができる。
爪部のたわみ代を大きくし、メッシュ部材の着脱性を向上するには、トイレ本体の周縁付近に設けた立設部と、当該立設部の内側に設けたシーツ載置部との間に、凹部を有し、当該凹部の底面がシーツ載置部の上面より低くなるようにしてもよい。
このようにすると垂下片の内外方向の撓みによりメッシュ部材の係着が容易になるだけでなく、シーツにより凹部に位置する爪部が外側方向に押されることになり、メッシュ部材が枠部材にさらにしっかり固定される。
さらには、トイレ本体及び枠部材の外形は、平面視長辺と短辺との略矩形形状であり、メッシュ部材は枠部材の内周形状に対応した平面視略矩形形状で且つ長辺と短辺とにそれぞれ少なくとも1つ以上の係止部を有するようにすると、枠部材を裏返して長辺側の間隔を広げるようにするだけで、係止部の係りを解くことができる。
本発明に係るペット用トイレにあっては、トイレ本体の周縁付近に設けた立設部の内側にシーツを載置し、その上にメッシュ部材を配置する場合に、このメッシュ部材を枠部材に着脱自在に取り付けたので、トイレ本体から枠部材を取り外すだけでシーツの交換が可能であり、また逆に枠部材をトイレ本体に装着するだけでメッシュ部材をシーツの上に配置できる。
また、メッシュ部材の爪部を枠部材の被係止片に、はめ込むように係着する構造を採用すると、枠部材にメッシュ部材を取り付けるのも取り外すのも簡単であり、ペットのしつけが完了すると、メッシュ部材を枠部材から取り外すだけでそのままペット用トイレとして使用できる。
請求項2に係る発明にあっては、メッシュ部材の周縁部付近に爪部を設ける際に垂下片を形成し、その下部付近に爪部を設けてもその垂下片の長さを、トイレ本体に設けた凹部で吸収できるので爪部の撓み代を大きく取ることができる。
請求項3の記載に係る発明にあっては、枠部材も矩形形状となるので、その形状の変形を利用して、メッシュ部材の取り外しが簡単になる。
本発明に係るペット用トイレの構成図を示し、(a)のようにメッシュ部材を枠部材に取り付けて使用する場合と、(b)のようにメッシュ部材を用いずにペット用トイレとして使用することもできる。 (a)は枠部材の外観斜視図、(b)はトイレ本体の外観斜視図、(c)はトイレ本体の平面図をそれぞれ示す。 ペット用トイレの部分平面図を示す。 ペット用トイレの部分断面図を示す。(a)はトイレ本体に枠部材及びメッシュ部材を取り付けた部分断面図で、(b)はそのA部拡大図を示す。 (a)はペット用トイレの爪部付近の部分断面斜視図を示し、(b)はペット用トイレの固定突起部付近の部分断面斜視図を示す。 断面位置を示した部分平面図を示す。 メッシュ部材の説明図を示し、(a)は部分平面図、(b)は部分拡大断面図、(c)は部分裏面図をそれぞれ示す。 枠部材の被係止片(被係止部)の拡大図を示し、(a)は垂下部を内側から見た正面図、(b)はその断面図を示す。
本発明に係るペット用トイレ1の構造例を以下、図面に基づいて説明するが、本発明の趣旨の範囲にて細部構造を変形してもよい。
ペット用トイレ1は、トイレ本体10,枠部材20及び枠部材20に着脱自在に取り付けるメッシュ部材30とからなり、トイレ本体10のシーツ載置部15に尿吸収性のシーツ40を載置して使用する。
本発明に係るペット用トイレ1の特徴は、枠部材20にメッシュ部材30を着脱自在に取り付けた点にあり、図1(a)はメッシュ部材30を枠部材20に取り付けた状態を示し、図1(b)はこのメッシュ部材30を枠部材20から取り外した状態を示す。
メッシュ部材30は、図3に示すように、本実施例では格子部32にて格子状に複数の隙間部33を形成してある。
メッシュ部材30は犬等のペットが排泄した尿等を隙間部33から通過させて、その下に固定したシーツ40に吸収させるともに、シーツが掻きむしられるのを防止するのが目的であり、本実施例のように格子状でなくてもよく、網目状や丸穴形状,ひし形形状等各種メッシュ形状を採用できる。
トイレ本体10は、周縁付近に沿って上方に立設した立設部11を有し、その内側にシーツ載置部15を有する。
トイレ本体10の外形形状に特に限定はないが、本実施例では長辺部12と短辺部13とからなる略矩形形状になっている。
立設部11は、ペットがトイレとして認識できるようにするとともに尿等が外側に流れ出さないようにするためのものであり、必ずしもトイレ本体の周縁部全周にわたって、均一の高さにする必要はなく、部分的に凹部等が存在してもよい。
本実施例では、図4(a)に示すように立設部11の断面形状を内側立設部11aと外側立設部11bとで略逆U字形状に形成し、図1に示すように対向する長辺部12のそれぞれの外側立設片11bに突出した係止突部14を形成し、枠部材20に設けた係止孔24と係合するようになっている。
なお、トイレ本体10の長辺部12は、指先が入り込みやすいように切欠部12aを設けた例となっている。
トイレ本体10は、図4に示すように、その内側のシーツ載置部15との間にシーツ載置部15の上面より底面が低い凹部16を有する。
この凹部16はシーツ載置部15の外周に沿って形成され、凹部16の底面には、所定間隔ごとに、枠部材20とでシーツ40を固定するための円錐状の固定突起部17を有する。
枠部材20は、トイレ本体10の立設部11の形状に合わせ、頂面部21の外側下方に向けて延在する外延部21aと内側に垂下した垂下部25を有する略逆U字断面形状からなる枠形状になっている。
枠部材20は、図4及び図8に示すように、垂下部25の下部付近から内周側に略水平方向に延在させた段差部を有する被係止片26を有し、被係止片26は先端部が下に折れ曲がりトイレ本体10の凹部16に位置したリブ28を有し、さらにこの被係止片26の裏面側にトイレ本体10の固定突起部17に対応した略円形形状の固定凹部27を有する。
この被係止片26は、後述するメッシュ部材30の周縁部31から垂下した垂下片36の先端に設けた爪部37を係止する目的と、この被係止片26の上面側でメッシュ部材30の載置リブ35の下端を受ける目的を有する。
従って、被係止片26は、枠部材の垂下部25から略水平方向に延在した板状でもよいが、本実施例では、被係止片26の先端側を下側に折り曲げて形成したリブ28の一部を切り欠いて、被係止リブ26aを形成した例となっている。
メッシュ部材30は周縁部31から全周にわたって垂下した載置リブ35を有し、この載置リブの内側に爪部37を有する。
爪部37は、枠部材の長辺部22に沿って2ヶ所、短辺部23に沿って2ヶ所に外側にやや傾けて垂下させ垂下片36の先に外に向けて突出した形状になっている。
メッシュ部材30の爪部37は、垂下片36が内側に撓むことで、枠部材20の内側を下方向に通過し、外側に弾性復帰することで、枠部材20の被係止リブ26aに係止する。
このときに、メッシュ部材30の周縁部に形成した載置リブ35が被係止片26の上面に位置するようになっている。
これにより、メッシュ部材30は枠部材20に対して、載置リブ35と爪部37とにて係着することになり、対向する長辺部と短辺部に少なくとも1ヶ所以上、本実施例では各2ヶ所に爪部37を有しているので、枠部材20をトイレ本体10から取り外してもメッシュ部材30が枠部材20から脱落することはない。
即ち、枠部材20をトイレ本体10から取り外す際に、対向する長辺部22の間隔を広げるようにすることになるが、載置リブ35が被係止片26の上面に干渉することで外れなくなっている。
また、枠部材20の長辺側の間隔を広げるようにトイレ本体から取り外す場合に枠部材20の短辺側が内側に入り込むように変形するのでメッシュ部材が外れ落ちにくくなる。
さらには、犬等のペットが爪をメッシュ部材30の格子部32に引っかけて持ち上げようとしても、メッシュ部材の爪部37が枠部材の被係止片26の下面側(被係止リブ26aの下端部)に係止しているので持ち上がることはない。
逆にメッシュ部材30を枠部材20から取り外す場合には、枠部材20を裏返しにして、枠部材20の長辺部22または短辺部23の間隔を広げるようにするだけで、係着を解除することができる。
なお、本実施例では、メッシュ部材30の周縁部31に尿通過のための隙間部33を設けてないが、メッシュ部材の全面に隙間部33を設けてもよい。
メッシュ部材30を枠部材20に嵌め込んだ状態で図1(a)に示すように枠部材20をトイレ本体10に装着する。
また、枠部材20をトイレ本体10に装着した状態で、上部からメッシュ部材30をこの枠部材20に嵌め込むこともできる。
この際に、トイレ本体10の立設部11とシーツ載置部15の間には、シーツ載置部15の上面よりも下側に底面が位置する凹部16を有するので、この部分にメッシュ部材30の爪部37が入り込むようになっている。
これにより、メッシュ部材30に設けた爪部37の垂下片36の長さを長くすることができる。
また、後述するようにシーツにより外側に押圧され、爪部37がさらに被係止リブ26aに係止しやすくなっている。
図5に基づいて、シーツ40をトイレ本体10に載置し、メッシュ部材30又は枠部材20、あるいは両方でシーツを固定した状態を説明する。
図5(a)は図6に示した部分平面図のB−B断面に対応した斜視図を示し、図5(b)はC−C断面に対応した斜視図を示す。
シーツ40をトイレ本体10のシーツ載置部15に載置する。
このときにシーツ40の端部がトイレ本体10の凹部16にまで延在する大きさにすると、図4(b)に示すように、凹部16のシーツ載置側の側壁16aと垂下片36の内側面との寸法をシーツ40の厚み寸法より小さく設定してあり、図中に矢印Sで示したように垂下片36が外側に押され、爪部37が被係止リブ26a側に寄せ付けられるので、より確実にメッシュ部材30が枠部材20に係止する。
シーツ40は尿(水分)を吸収する前の新しいものであっては厚みが約1mm程度であるが、水分を吸収するにつれて、厚くなるものが多い。
シーツ40が新しいうちは図7に示すようにメッシュ部材30の裏面に所定間隔で縦横にクロス配置した押えリブ34にて固定されていて、それ以外の部分においてはメッシュ部材30の格子部32の裏面とトイレ本体のシーツ載置部15の上面との間に、新しいシーツの厚み以上の隙間を形成してあり、シーツが尿を吸収しやすいようになっている。
1 ペット用トイレ
10 トイレ本体
11 立設部
12 長辺部
13 短辺部
15 シーツ載置部
16 凹部
20 枠部材
21 頂面部
25 垂下部
26 被係止片
26a 被係止リブ
30 メッシュ部材
31 周縁部
32 格子部
33 隙間部
35 載置リブ
36 垂下片
37 爪部
40 シーツ

Claims (3)

  1. 周縁付近に立設部を有するトイレ本体と、
    トイレ本体の立設部に装着する枠部材と、
    当該枠部材に取り付けるメッシュ部材とを備え、
    メッシュ部材は係止部を有し、
    当該係止部は、メッシュ部材の周縁部付近から垂下させた垂下片の先端部付近の爪部であり、
    枠部材は被係止部を有し、
    当該被係止部は、枠部材の内周側から下方に向けて延在した垂下部の下部付近に突出した被係止片であり、
    当該メッシュ部材の係止部が枠部材の被係止部に着脱自在に係止し、
    トイレ本体に尿吸収性のシーツを載置し、当該シーツをメッシュ部材又は/及び枠部材で固定するものであることを特徴とするペット用トイレ。
  2. トイレ本体は、周縁に設けた立設部と、当該立設部の内側に設けたシーツ載置部との間に、凹部を有し、当該凹部の底面はシーツ載置部の上面より低いことを特徴とする請求項1記載のペット用トイレ。
  3. トイレ本体及び枠部材の外形は、平面視長辺と短辺との略矩形形状であり、メッシュ部材は枠部材の内周形状に対応した平面視略矩形形状で且つ長辺又は/及び短辺とにそれぞれ少なくとも1つ以上の係止部を有していることを特徴とする請求項1又は2に記載のペット用トイレ。
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