JP6143669B2 - グレーチング用孔開き突起付き主部材 - Google Patents
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Description
起立部gと上板部fとで断面T字形とし、その上板部fに滑り止めを設けて、組立ても単純化させた図10のようなグレーチング用凸部付き主部材baも発明されている。ただ、エンボス加工による凸部ebであり、該凸部ebが主部材baの上面でなだらかに隆起していることから、ストッパとしての機能を十分発揮させるには至らないでいる。エンボス加工により図10(ロ)のごとく凸部ebが丸みをもって上板部fの上面で隆起しているので、滑り止め効果を上げるのに限界があった。
請求項2の発明たるグレーチング用孔開き突起付き主部材は、請求項1で、記孔開き突起(4)が、バーリング加工により前記上板部(2)に一体成形され、さらに該孔開き突起(4)の上方へ向けてその横断面積が徐々に小さくなっていく筒状錐台の形状であることを特徴とする。
請求項3の発明たるグレーチング用孔開き突起付き主部材は、請求項2で、孔開き突起(4)がピアスバーリング加工により上板部(2)に一体成形され、さらに前記筒状錐台の孔開き突起(4)に係る錐面(45)と上板部(2)の表面(2a)とのなす角度θが45°〜75°の範囲内にあることを特徴とする。
請求項1の発明のごとく、上板部(2)に孔開き突起(4)を具備すると、該孔開き突起(4)の透孔(40)周りに、滑り止め効果が期待できるエッジのある角部を作製できる。上板部(2)の帯幅方向の両側縁(21,21)から下方へそれぞれ延在する鋼製側板部(3,3)とすると、主部材上に車両,歩行者等の荷重負荷に十分耐えられるようになる。
さらに、上板部(2)の両側縁(21)から下方へ延在する側板部(3)に係る一方の側板部を、他方の側板部よりも下方へ延びて帯幅方向長さ(W)が長くなる幅広側板部(3A)とすると、該幅広側板部と幅小側板部による異形溝形を有することになり、孔開き突起付き主部材の荷重による曲げ特性の断面二次モーメントを大きくできる。
請求項2の発明のごとく、バーリング加工により孔開き突起(4)が形成されると、その加工で透孔(40)周りに角部が自動的に形成されるので、エッジを後加工等で作製する必要がない。孔開き突起(4)が、その上方へ向けて横断面積が徐々に小さくなっていく筒状錐台の形状であると、透孔を形成する孔開き突起先端に角部が形成されるので、角部が上板部上に露出し、滑り止め効果を存分に発揮する。
請求項3の発明のごとく、孔開き突起(4)がピアスバーリング加工により上板部(2)に一体成形されると、ピアスバーリング加工が通常のバーリング加工と違って一工程で孔開き突起を作製できるので、作業性向上,生産性向上につながる。孔開き突起(4)に係る錐面(45)と上板部(2)の表面(2a)とのなす角度θが45°〜75°の範囲内にあると、透孔周りの孔開き突起先端で、断面「ヘ」字形の突起角部が上板部上に露出するので、より一層良好な滑り止め効果を発揮できるようになる。
図1〜図10は本発明のグレーチング用孔開き突起付き主部材(以下、単に「主部材」又は「孔開き突起付き主部材」ともいう。)の一形態で、厨房床面の排水溝に蓋をするグレーチング用の主部材に適用する。
図1は主部材の部分斜視図、図2は図1のI-I線矢視図、図3は(イ)が主部材の右半分正面図、(ロ)が(イ)のII-II線矢視図、(ハ)が(イ)のIII-III線矢視図、図4は(イ)が本主部材を用いたグレーチングの平面図、(ロ)が(イ)のIV-IV線矢視図、図5は図4のV-V線矢視図、図6は図2に代わる他態様の孔開き突起周りの説明断面図で、図2に対応する縦断面図である。図7,図8は(イ)が図2に代わる別態様の孔開き突起周りの平面図、(ロ)は(イ)のVII-VII線矢視図,VIII-VIII線矢視図、図9は図3(ハ)に代わる孔開き突起付き主部材の他態様の横断面図である。尚、図3(イ)は切欠35の位置を判り易くするため、通孔30内へ強調して張り出す形状にし、図4(ロ)の孔開き突起付き主部材1は簡略図示する。
本実施形態の主部材1は、細長矩形の帯状上板部2と、これを水平配設したとき、その帯幅方向の両側縁21から垂直下方にそれぞれ延在する側板部3と、を備える側面視が図3(ハ)のごとく数字の「7」字状の形になっている。一方の側板部3の垂直下方へ延びる帯幅W1が、他方の側板部3の垂直下方へ延びる帯幅W2よりも長い。上板部2の両側縁21から下方へ延在する側板部3に係る一方の側板部3を、他方の側板部3よりも下方へ延びて帯幅方向長さWが長くなる幅広側板部3Aとする。さらに、少なくともこの幅広側板部3Aには、連結材5を貫通させる通孔30が設けられる。他方の側板部3となる幅小側板部3Bは、該通孔30に対応する位置に通孔30又は切欠35が設けられる。ここでの幅小側板部3Bは、図3(イ)のごとく帯幅W2が小さいため、通孔30の下方部分が切り取られた格好の略半円形又は略U字形の切欠35になっている。
そして、図3(イ)の孔開き突起付き主部材1では、幅広側板部3Aの板面中央に通孔30を穿設すると共に、孔開き突起付き主部材1の該通孔30に対向する幅小側板部3Bの位置に切欠35を設ける。
図中、符号2bは上板部2の裏面、符号38は側板部3の下端、符号40bは透孔40の下面開孔、符号46は孔開き突起4の内壁面を示す。
しかも、図10に示すようなエンボス加工の丸みのあるなだらかな凸部ebと違って、バーリング加工による筒状錐台の孔開き突起4を形成すれば、透孔40の上面開孔40a周りの錐面45と主部材の板厚に相当する端面49とでエッジ部分になる所望の角部Eを簡便に作製できる。エッジ部分を後加工等で作製することを要せず、作業負担が少なく、孔開き突起付き主部材1を低コスト生産できる。
さらに、孔開き突起4をバーリング加工で造ると、該孔開き突起4のみならず上板部2,側板部3,通孔30,切欠35等をプレス加工によって全て円滑に作製できる。
加えて、筒状錐台の孔開き突起4に係る錐面45と上板部2の表面2a(孔開き突起4を除く。)とのなす角度θが45°〜75°の範囲内にあると、錐面45と主部材の板厚に相当する端面49とで、孔開き突起4の上部先端43に、断面「へ」字状のエッジ部分を上に向けた角部Eを確実に形成できるので、抜群の滑り止め効果を発揮する。
このように、本グレーチング用孔開き突起付き主部材1は、上述した様々な優れた効果を発揮し極めて有益である。
2a 表面
21 側縁
3 側板部
3A 幅広側板部
30 通孔
4 孔開き突起
45 錐面
5 連結材
W 幅広方向長さ
Claims (3)
- 水平配設される帯状の鋼製上板部(2)と、該上板部(2)の帯幅方向の両側縁(21,21)から下方へそれぞれ延在する鋼製側板部(3,3)と、前記上板部(2)に上下方向へ貫通する透孔(40)を有して、該透孔(40)の周縁(41)を上板部(2)の表面(2a)から上方側へ筒状に形成される鋼製孔開き突起(4)と、を具備し、且つ該孔開き突起(4)が、前記上板部(2)の長手方向へ向け、互いに離間させて複数設けられ、さらに前記上板部(2)の両側縁(21)から下方へ延在する側板部(3)に係る一方の側板部を、他方の側板部よりも下方へ延びて帯幅方向長さ(W)が長くなる幅広側板部(3A)とし、且つ少なくともこの幅広側板部(3A)に、連結材(5)を貫通させる通孔(30)が設けられ、該連結材(5)とで格子状に形成されるようにしたことを特徴とするグレーチング用孔開き突起付き主部材。
- 前記孔開き突起(4)が、バーリング加工により前記上板部(2)に一体成形され、さらに該孔開き突起(4)の上方へ向けてその横断面積が徐々に小さくなっていく筒状錐台の形状である請求項1記載のグレーチング用孔開き突起付き主部材。
- 前記孔開き突起(4)がピアスバーリング加工により上板部(2)に一体成形され、さらに前記筒状錐台の孔開き突起(4)に係る錐面(45)と上板部(2)の表面(2a)とのなす角度θが45°〜75°の範囲内にある請求項2記載のグレーチング用孔開き突起付き主部材。
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