JP2010233488A - 活きイカの輸送方法及びその輸送装置 - Google Patents

活きイカの輸送方法及びその輸送装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010233488A
JP2010233488A JP2009084525A JP2009084525A JP2010233488A JP 2010233488 A JP2010233488 A JP 2010233488A JP 2009084525 A JP2009084525 A JP 2009084525A JP 2009084525 A JP2009084525 A JP 2009084525A JP 2010233488 A JP2010233488 A JP 2010233488A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
squid
seawater
live
live fish
container
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009084525A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5343209B2 (ja
Inventor
Susumu Yasumoto
進 安元
Akira Okamoto
昭 岡本
Sumihiro Yamamoto
純弘 山本
Hiroki Owaki
博樹 大脇
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nagasaki Prefectural Government
Original Assignee
Nagasaki Prefectural Government
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nagasaki Prefectural Government filed Critical Nagasaki Prefectural Government
Priority to JP2009084525A priority Critical patent/JP5343209B2/ja
Publication of JP2010233488A publication Critical patent/JP2010233488A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5343209B2 publication Critical patent/JP5343209B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Farming Of Fish And Shellfish (AREA)

Abstract

【課題】
活きイカ輸送での斃死防止には、水温の保持、イカが排泄するアンモニアと有機物の除去、イカが消費する酸素の補給が課題である。また、イカは環境変化に敏感に反応し、ストレスを受け斃死したり、噛み合うため、その対策も必要である。
【解決手段】
上記課題の解決手段として、輸送中の海水を生理活性を抑制する水温に保持しつつ、イカが排泄するアンモニアはこれを分解除去する海水浄化装置で、有機物は泡沫分離装置にて除去した。消費された酸素は、水槽中もしくは海水の循環ライン中に酸素を吹き込んで補給した。
イカの斃死や噛み合い防止の手段は、個別収容可能な容器にイカを収容して解決した。この容器は、1つの容器に1尾もしくはそれ以上のイカを収容できるように、収容区画サイズを変更する仕切り板を設置する。この容器内には、海水が万遍なくに流れ、且つ、容器それ自体が積層可能な構造とする。

【選択図】図1

Description

本発明は、活きイカの輸送方法及び活きイカの輸送装置に関するものであって、陸揚げされた活きイカを生かしたまま高密度で遠隔地まで長時間の輸送を可能にするものである。
他の魚類で利用している活魚輸送装置を用いて活きイカを輸送すると、活きイカの斃死率が高く、1トン水槽で20kg〜30kgの活きイカを輸送するのが限界になっている。このため、陸揚げされた活きイカの多くは氷蔵、又は、冷凍状態で遠隔地に輸送されているのが現状である。
活きイカは、アンモニアや有機物の排泄量と酸素消費量が大きいこと、環境の変化に敏感に反応してストレスを受けて斃死すること、ストレスにより噛み合いをしてダメージを受けること等のため、従来の活魚輸送装置では長距離の高密度輸送が達成できなかった。
特開平2−119730公報 特開平6−105635公報
神奈川県水産総合研究所研究報告「スルメイカの活魚輸送法について」神水研研究報第1号(1996)石井洋 神奈川県水産総合研究所研究報告「酸素発生器を用いたスルメイカの活魚輸送法」神水研研究報第8号(2003)仲手川恒・荻野隆太・長嶋智之
活魚輸送中の活きイカの斃死を防ぐためには、活魚輸送水槽中の海水を、活きイカの生理活性を抑制する水温に保持し、他の魚類より著しく多く排泄するアンモニアと有機物質を除去し、呼吸により消費される溶存酸素を補給することが課題になる。また、活きイカは環境変化に敏感に反応し、ストレスを受けて斃死に至ることと噛み合いに至る確率も高く、その対策も課題である。
本発明1は、活魚輸送する水槽内にイカ個別収容容器を収容し、前記水槽内の海水を、脱アンモニア能を有する海水浄化装置と、有機物除去能を有する泡沫分離装置に循環させて活きイカが排泄するアンモニアと有機物質を除去すること、泡沫分離装置の後から吸水口に至る途中もしくは活魚輸送水槽内で酸素を加給すること、導水した循環海水は、複数個積層収容した前記イカ個別収容容器の内部を通過させて、活魚輸送水槽の導水部とは反対面から排出するようにしたこと、を特徴とする活きイカの活魚輸送方法である。本発明2は、上記活魚輸送水槽内の海水温度を、イカの種類に応じて、生理活性を抑制する温度に保持するようにしたものである。本発明3は、上記輸送用水槽内の排水口から排出される海水中のアンモニア濃度を10ppm以下に、溶存酸素濃度を5ppm以上に制御することを特徴とする活魚輸送装置である。更に、本発明4は、上記イカ個別収容容器は、イカを個別収容するための仕切板を有し、イカ個別収容容器内に設ける個室の幅の寸法を収容するイカのサイズに応じて変更可能な構造で、且つ、前記イカ個別収容容器が積層可能な構造としたものである。加えて、本発明5は、上記イカ個別収容容器は、1段であっても積層された状態であっても、最上段の個別収容容器に収容されたイカがその収納部分から出ることがない程度に浮き上がるような材質、もしくは構造を有しており、隣接するイカが互いの存在を認識できない程度に不透明な材質、もしくは構造で仕切られていることを特徴とした活きイカの活魚輸送装置である。本発明6は、上記イカ個別収容容器の上面と底面に小孔を開孔し、収容した上記イカの呼吸器官への水流を確保できるよう、大、小の二種類を開孔し、前記イカの足先が前記大孔側になるように、同一方向に並列して収容することを特徴とするイカの活魚輸送方法である。
再度、言い換えて説明すると、本発明の手段は、活きイカが代謝するアンモニアと有機物質を海水中から除去するために、活魚輸送水槽中の海水が、活魚輸送水槽と脱アンモニア能を有する海水浄化装置と有機物除去能を有する泡沫分離装置を循環し、活きイカが消費する溶存酸素を供給するために、循環する海水もしくは活魚輸送水槽中の海水中に酸素を補給する構造とした。また、活魚輸送水槽内の海水温度を、イカの種類に応じて、生理活性を抑制する温度に保持するようにした。
前記活魚輸送水槽の海水は、活魚輸送水槽内の海水を、脱アンモニア能を有する海水浄化装置と有機物除去能を有する泡沫分離装置を循環して、活魚輸送水槽内に戻る構造とした。海水浄化装置と泡沫分離装置は、活魚輸送水槽から直列に接続しても、並列に接続しても良いが、それぞれの装置の機能に応じた単位時間当たりの流量が規定されており、それらが異なっている場合には並列に接続した方が良い。
脱アンモニア能を有する海水浄化装置としては、オゾンや次亜塩素酸等の水溶性酸化剤によってアンモニアを窒素に変換する装置や、微生物による硝化作用を利用した装置等が考えられるが、活きイカが排泄するアンモニアを効率良く除去し、水槽内の排水口から排出される海水中のアンモニア濃度を10ppm以下に保持できる能力を有する装置であればどのような装置でも良いが、高密度輸送を実現するためには、小容量で効率的にアンモニアを除去できるオゾンや次亜塩素酸等の水溶性酸化剤によりアンモニアを分解・除去する装置が好ましい。また、オゾンや次亜塩素酸等の水溶性酸化剤を用いる装置の場合、余剰の酸化剤が活魚輸送水槽内に漏れ出さないように、オゾンや次亜塩素酸等の水溶性酸化剤を用いる装置と活魚輸送水槽の間に酸化剤を分解する装置もしくは水槽が必要となるが、この酸化剤を分解する装置もしくは水槽も併せて海水浄化装置として記述した。
泡沫分離装置は、装置内部に強制的に微細な泡を生成させ、浄化対象の海水中のタンパク質や多糖類等の有機物を泡と共に系外へ排出・除去する装置である。微細な泡の生成方法として、攪拌羽根を高速で回転させて生じる剪断応力により装置内に導入された空気を剪断して微細な泡を発生させるものや、強力なポンプにより高速の水流を形成させて、その流れの中に狭い部分をつくることで生じる剪断応力、または高速な水流を仕切り板等に衝突させることで生じる剪断応力等を利用して、装置内に導入された空気を剪断して微細な泡を発生させるもの等、様々な装置があるが、活きイカが排泄する有機物を効率良く除去し、水槽内の海水を清浄に維持できる能力を有する装置であればどのような装置でも良い。
酸素は、泡沫分離装置から吸水口に至る途中で供給するか、活魚輸送水槽内で供給する。どちらの供給方法においても、活魚輸送水槽の排水口から排出された海水中の溶存酸素濃度が5ppm以上となるように酸素の供給を行う必要がある。
前記活魚輸送水槽内にイカ個別収容容器を収容する。イカ個別収容容器の上面と底面には、小孔を開孔して海水の通過を確保した。また、イカ個別収容容器の上面は、活きイカが容器外に飛び出すことを防ぐ、蓋の役目も併せもつ。更に、イカ個別収容容器の内部は、収容されるイカが収容容器の内部に接触してダメージを受けないように、イカのサイズに応じて収容区画サイズの変更が出来るように仕切り板を設置した。
活魚輸送水槽中の海水の流れが上下方向にある場合には、前記イカ個別収容容器の上面と底面には、収容したイカの呼吸器官への水流を確保するため、大小二種類の小孔を開孔した。大小二種類の小孔は、容器の長手方向1/2〜1/4の範囲に大きい小孔を配置し、残り1/2〜3/4の範囲に小さい小孔を配置した。
活魚輸送水槽中の海水の流れが横方向にある場合には、前記イカ個別収容容器の流れ上流側面と下流側面には、収容したイカの呼吸器官への水流を確保するため、大小二種類の小孔を開孔した。小孔は、容器の上流側面に大きい小孔を配置し、下流側面に小さい小孔を配置した。
更に、上記輸送用水槽内の海水は、活イカの種類に応じた生理活性を抑制する温度に保持し、更に海水浄化装置でアンモニア濃度を規定値10ppm以下になるように制御した。更に水槽排水口部における酸素濃度が規定値5ppm以上になるように制御することを特徴とする。
本発明は、活魚輸送中の活きイカの斃死を防止するために、活魚輸送水槽の海水を活イカの種類に応じた生理活性を抑制する温度に保温し、他の魚種よりも著しく多く排泄するアンモニアと有機物を、それぞれ脱アンモニア能を有する海水浄化装置と有機物除去能を有する泡沫分離装置により除去した。更に、他の魚種より著しく多く消費する溶存酸素を、海水中に強制的に酸素を補給することで解決した。また、活きイカが環境変化に敏感に反応して斃死することや噛み合いを防止する手段として、水槽中に個別収容容器を設置し、個別収容容器の個室に活きイカを単独で収容することで解決した。
本発明を実施するための基本的な構成を示す活魚輸送設備の全体斜視図である。 本発明を実施するのに使用するイカ個別収容容器の一実施例を示すに全体斜視図である。
図1は、本発明の最良な態様による活きイカの活魚輸送装置を図示している。活きイカは、他の魚種に比較して、アンモニアと有機物の排泄量と酸素の消費が大きいことが特徴である。そのため、前記水槽内の海水を、脱アンモニア能を有する海水浄化装置と有機物除去能を有する泡沫分離装置に循環させ、前記水槽から排出される海水中のアンモニア濃度が10ppm以下になるように海水浄化装置で除去した。前記海水浄化装置を通過した海水に酸素を加給し、前記水槽内の給水口から活魚輸送水槽に戻した。溶存酸素濃度は、前記水槽の排水口において、5ppm以上を保持するように制御した。
イカから排泄されるアンモニアと有機物量は、そのイカのおかれている環境の海水温度に影響を受けることが知られている。海水温度を下げることによってその排泄量は低下することから、本発明においても、イカの種類によって異なるが、イカの収容容器内の水温をイカが生存可能な温度範囲のうちできるだけ低温に維持することを規定した。例えば、アオリイカの生存可能水温は14〜33℃程度であるが、本発明を実施するためには15〜19℃の範囲でできるだけ低い温度に、ケンサキイカの生存可能な温度範囲は13〜30℃であるが、14〜19℃の範囲でできるだけ低い温度に設定した方が好ましい。
活きイカは、明るさの急激な変化や水質の変化等の環境変化によってストレスを受けてストレスを受けて斃死に至ることと噛み合いによりダメージを受ける確率が高い。このため、前記水槽内に個別収容容器を設置して、活きイカを個別収容することにした。図2は、本発明の最良な態様によるイカ個別収容容器を図示している。前記収容容器の底面と蓋には、小孔を開孔し、収容容器内に水流が確保できるようにした。前記活魚輸送装置に1トンの海水を収容し、100kg程度の活きイカを輸送することが可能となる。
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。トラック等の輸送手段に取り付けられる活魚輸送水槽1は、大型の容器であって、海水による腐食がないように、例えば、合成樹脂等で製作される。活魚輸送水槽1内には、イカ個別収容容器2を海水と共に収容している。さらに、活魚輸送水槽1の蓋9で積層したイカ個別収容容器2の最上部を押さえるようにした。
活魚輸送水槽1に収容している海水は、活魚輸送水槽1の下部に設けた排水口4から活魚輸送水槽1の外部に設置している海水浄化用の泡沫分離装置5と浄化装置6と活性炭槽7を循環し、酸素供給装置8で酸素を加給し、活魚輸送水槽1の上部に設けた給水口3から活魚輸送水槽内1に循環させた。
活魚輸送水槽1の蓋9は、給水口3とパイプで連結し、さらに、蓋9の内側には、給水口3からの海水をイカ個別収容容器2に導水するためのパイプを配置した。
イカ個別収容容器2は、約1kgの活きイカ、5尾を収容する寸法とした。イカ個別収容容器2内に設ける個室の幅寸法は、収容するイカのサイズに応じて仕切り板10で変更ができる構造で、且つ、イカ個別収容容器2自体が積層可能な構造とした。また、上記イカ個別収容容器はポリエチレン製で、イカを各個室にそれぞれ1尾を収容した状態でも個別収容容器の上部5mm程度が海面に浮き出ている状態であった。個別収容容器を積層した状態でも、最上段の個別収容容器は、積層の段数によって海面に浮き出ている高さは若干変動するものの、最上段のイカが個室から外に出ることが無く、且つ、収容されているイカと個別収容容器の壁面とが接触することがない程度の水位が維持できる位置に維持された。個別収容容器の仕切板は、隣接するイカが互いの存在を認識できないように不透明なプラスチック板とした。
このような構造とすることで、活魚輸送水槽へのイカの積み込み作業が簡便となり、積み込み作業の際、および収容後にイカに与えるストレスを軽減でき、積み込み終了時のイカの体色は、イカが落ち着いた状態であることを示す透明感のある状態となっていることが確認された。
更に、イカ個別収容容器2の上面と底面に小孔11を開孔した。小孔(通孔)11は、収容したイカの呼吸器官への水流は確保できるよう、大、小の二種類の小孔(通孔)11を開孔した。イカは足先が大孔側になるように、同一方向に並列して収容した。
給水口3から蓋9の内側に配置したパイプを通してイカ個別収容容器2に導入する水量は、活きイカが激しく運動することなく、ただ、浮かんでいる平穏な状態を保てる穏やかな水流になるように制御した。
本発明者らは、活きイカの長時間輸送技術の開発に取り組み、収容密度12.5%の高密度で、換水無しに五日間の飼育に成功した。五日間の飼育が実現したことから、二十四時間の長距離輸送と、輸送後に、三日から四日間の蓄養を可能とした。
活きイカの活魚輸送水槽1に収容する海水には、活きイカが排泄したアンモニアや有機物質が時間の経過と共に蓄積するため、活魚輸送水槽1内に収容している海水を、活魚輸送水槽1の下部に設けた排水口4から活魚輸送水槽1の外に配置している海水浄化用の泡沫分離装置5と浄化装置6で構成した循環路に循環させ、アンモニアと有機物質を除去した。海水浄化装置は、海水の電気分解により次亜塩素酸を生成させてアンモニアと反応させ、アンモニアから直接窒素に変換させるタイプのものを使用した。
アオリイカが代謝するアンモニア濃度と斃死率の関係については、本実施例の予備実験で確認した。予備実験では、アンモニア濃度が10ppmを超えると斃死の発生が認められたことから、活魚輸送中のアンモニア濃度を6ppm以下に保持するよう、海水浄化装置の能力を設定した。
アオリイカが消費する酸素量については、本実施例の予備実験で確認して、輸送用水槽に供給する酸素加給量を算出し、所定量を供給した。その結果、活魚輸送水槽の排出口から排出される海水中の溶存酸素濃度を5ppm以上に維持することができた。
本実施例では、活魚輸送する輸送用水槽内の海水を15℃に保持することで、アオリイカを100%の生存率で24時間活魚輸送ができることを実証できた。
本実施例では、輸送用水槽の海水中に含有するアンモニア濃度を輸送用水槽の排水口部で6ppm以下に保持するように海水浄化装置でアンモニアを分解し、アオリイカを24時間活魚輸送し、100%の生存率が実証できた。
本実施例では、輸送用水槽の海水中に酸素を加給し、輸送用水槽の排水口で溶存酸素量を5%以上に保持するように海水を循環させることにより、24時間活魚輸送で100%の生存率が実証できた。
本発明は、活きイカの活魚輸送のみならず、イサキやタイ、クエ、カワハギ等の各種などの活魚輸送にも利用可能である。
1:活魚輸送水槽
2:イカ個別収容容器
3:給水口
4:排水口
5:泡沫分離装置
6:海水浄化装置
7:酸素供給装置
8:イカ個別収容容器の蓋
9:仕切り板
10:小孔(通孔)
11:上蓋

Claims (6)

  1. 活魚輸送する水槽内にイカ個別収容容器を収容し、前記水槽内の海水を、脱アンモニア能を有する海水浄化機能と有機物除去能を有する泡沫分離装置に循環させて活きイカが排泄するアンモニアと有機物質を除去し、泡沫分離装置の後から吸水口に至る途中もしくは活魚輸送水槽内で海水に酸素を加給し、循環海水を複数個積層した前記イカ個別収容容器の内部を通過させるようにしたこと、を特徴とする活きイカの活魚輸送方法。
  2. 上記活魚輸送水槽内の海水温度をイカの種類に応じて、生理活性を抑制する温度に保持することを特徴とする請求項1に記載の活きイカの活魚輸送方法。
  3. 上記輸送用水槽内の排水口部においてアンモニア濃度を10ppm以下に制御し、輸送水槽内の排水口における酸素濃度を5ppm以上に制御することを特徴とする請求項1から請求項2に記載の活魚輸送装置。
  4. 上記イカ個別収容容器内に設ける個室の幅の寸法は、収容する活きイカのサイズに応じて仕切り板で変更可能な構造で、且つ、前記イカ個別収容容器が積層可能な構造とすることを特徴とする請求項1から請求項3に記載の活魚輸送装置。
  5. 上記イカ個別収容容器は、1段であっても積層された状態であっても、最上段の個別収納容器に収納されたイカがその収納部分から出ることがない程度に浮き上がるような材質、もしくは構造を有しており、隣接するイカが互いの存在を認識できない程度に不透明な材質、もしくは構造で仕切られていることを特徴とする請求項1から請求項4に記載の活魚輸送装置。
  6. 活魚輸送水槽中の海水の流れが上下方向にある場合には、上記イカ個別収容容器の上面と底面に小孔を開孔し、活魚輸送水槽中の海水の流れが横方向にある場合には、上記イカ個別収容容器の流れ上流側面と下流側面に小孔を開孔して、収容した上記イカの呼吸器官への水流を確保できるよう、大、小の二種類を開孔し、前記イカの足先が流れの上流側に向くように、同一方向に並列して収容することを特徴とする請求項1に記載の活魚輸送方法。
JP2009084525A 2009-03-31 2009-03-31 活魚輸送装置およびイカの活魚輸送装置 Expired - Fee Related JP5343209B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009084525A JP5343209B2 (ja) 2009-03-31 2009-03-31 活魚輸送装置およびイカの活魚輸送装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009084525A JP5343209B2 (ja) 2009-03-31 2009-03-31 活魚輸送装置およびイカの活魚輸送装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010233488A true JP2010233488A (ja) 2010-10-21
JP5343209B2 JP5343209B2 (ja) 2013-11-13

Family

ID=43088456

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009084525A Expired - Fee Related JP5343209B2 (ja) 2009-03-31 2009-03-31 活魚輸送装置およびイカの活魚輸送装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5343209B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103081848A (zh) * 2013-02-07 2013-05-08 刘富来 鱼类休眠诱导的无水运输装置及其实施方法
CN103891669A (zh) * 2013-11-22 2014-07-02 北京市水产科学研究所 一种鲜活哲罗鲑大鱼运输方法
CN103988804A (zh) * 2014-05-26 2014-08-20 中国长江三峡集团公司中华鲟研究所 一种长鳍吻鮈长途运输的安全方法及运输装置
CN105800052A (zh) * 2016-05-11 2016-07-27 岭南师范学院 一种便携式海鲜物流箱
CN110250081A (zh) * 2019-07-16 2019-09-20 重庆两江生态渔业发展有限公司 一种提高淡水鱼运输存活率的装置
CN111657214A (zh) * 2020-06-18 2020-09-15 宁德市富发水产有限公司 一种虎斑乌贼分层式养殖仓及其使用方法

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101414336B1 (ko) 2013-12-11 2014-08-07 박태일 활어 수송용 컨테이너
KR101543110B1 (ko) * 2013-12-13 2015-08-10 박태일 원산지 증명경로 기록이 가능하고 수조 분리판을 갖는 활어 수송용 컨테이너

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62144474U (ja) * 1986-03-06 1987-09-11
JPH03183426A (ja) * 1989-12-13 1991-08-09 Colpo Co Ltd 活魚輸送用コンテナ
JPH0568450A (ja) * 1991-09-13 1993-03-23 Nippon Yuusen Kk 水棲生物収容装置
JP2002186994A (ja) * 2000-12-20 2002-07-02 Hitachi Zosen Corp 水処理方法
JP2003333957A (ja) * 2002-05-17 2003-11-25 Toshiro Urabe 酸素富化浄水装置
JP2004008152A (ja) * 2002-06-10 2004-01-15 Tacmina Corp 養殖用海水循環装置
JP2006180829A (ja) * 2004-12-28 2006-07-13 Seiwa Pro:Kk 魚介類の収容装置
JP2006191836A (ja) * 2005-01-12 2006-07-27 Yoshimichi Onimaru 活魚輸送装置及びそれを用いた活魚輸送方法
JP2008178382A (ja) * 2006-12-25 2008-08-07 Ship & Ocean Foundation 輸送用コンテナを利用した魚貝類の陸上養殖システム

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62144474U (ja) * 1986-03-06 1987-09-11
JPH03183426A (ja) * 1989-12-13 1991-08-09 Colpo Co Ltd 活魚輸送用コンテナ
JPH0568450A (ja) * 1991-09-13 1993-03-23 Nippon Yuusen Kk 水棲生物収容装置
JP2002186994A (ja) * 2000-12-20 2002-07-02 Hitachi Zosen Corp 水処理方法
JP2003333957A (ja) * 2002-05-17 2003-11-25 Toshiro Urabe 酸素富化浄水装置
JP2004008152A (ja) * 2002-06-10 2004-01-15 Tacmina Corp 養殖用海水循環装置
JP2006180829A (ja) * 2004-12-28 2006-07-13 Seiwa Pro:Kk 魚介類の収容装置
JP2006191836A (ja) * 2005-01-12 2006-07-27 Yoshimichi Onimaru 活魚輸送装置及びそれを用いた活魚輸送方法
JP2008178382A (ja) * 2006-12-25 2008-08-07 Ship & Ocean Foundation 輸送用コンテナを利用した魚貝類の陸上養殖システム

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103081848A (zh) * 2013-02-07 2013-05-08 刘富来 鱼类休眠诱导的无水运输装置及其实施方法
CN103891669A (zh) * 2013-11-22 2014-07-02 北京市水产科学研究所 一种鲜活哲罗鲑大鱼运输方法
CN103988804A (zh) * 2014-05-26 2014-08-20 中国长江三峡集团公司中华鲟研究所 一种长鳍吻鮈长途运输的安全方法及运输装置
CN105800052A (zh) * 2016-05-11 2016-07-27 岭南师范学院 一种便携式海鲜物流箱
CN110250081A (zh) * 2019-07-16 2019-09-20 重庆两江生态渔业发展有限公司 一种提高淡水鱼运输存活率的装置
CN110250081B (zh) * 2019-07-16 2021-07-27 重庆两江生态渔业发展有限公司 一种提高淡水鱼运输存活率的装置
CN111657214A (zh) * 2020-06-18 2020-09-15 宁德市富发水产有限公司 一种虎斑乌贼分层式养殖仓及其使用方法
CN111657214B (zh) * 2020-06-18 2022-07-05 宁德市富发水产有限公司 一种虎斑乌贼分层式养殖仓及其使用方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5343209B2 (ja) 2013-11-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5343209B2 (ja) 活魚輸送装置およびイカの活魚輸送装置
EP0202952B1 (en) Fish transport system
JP6480015B2 (ja) 脱窒装置および水生生物飼育システム
CN102548392B (zh) 活鱼运输用集装箱
US10463027B2 (en) System and apparatus for the preservation and transportation of products including live aquatic species
CN110809400B (zh) 水产动物的管理方法、麻醉维持装置、麻醉维持系统、麻醉维持方法和运输方法
US4182267A (en) Apparatus for keeping aquatic animals alive over long period of time
WO1992002130A1 (fr) Procede de transport de poissons vivants et conteneur prevu a cet effet
JP5137811B2 (ja) 活水生動物を輸送するシステム及び方法
KR101824358B1 (ko) 갑각류 수송용 컨테이너
KR20090057339A (ko) 어류 양식수 산소공급 및 수질개선 장치
KR101288328B1 (ko) 고도 산화 공정을 이용한 해수 정화 장치
KR101824359B1 (ko) 갑각류 수송용 컨테이너를 이용한 수송방법
US10118840B2 (en) Centrifugal solid-liquid separation device and water treatment device using same
CA3173570A1 (en) Continuous in-situ therapeutic treatment system for fish in freshwater, from seawater
JP2015202102A (ja) 閉鎖循環型飼育用の飼育水循環システム
JP2023060329A (ja) 水中生物の輸送装置
Correia et al. Packing and shipping
JP2013063036A (ja) 水棲動物の飼育方法及び硝酸性窒素の除去方法
JPS5818049B2 (ja) 活魚の収容装置
JPH04360636A (ja) 生きたイカの輸送装置
RU2775301C1 (ru) Способ и система транспортировки живых морских гидробионтов на базе рефрижераторного контейнера
WO2018182158A1 (ko) Ict 융합 품질관리시스템을 기반으로 하는 갑각류 수송용 컨테이너
JPH01265837A (ja) 水生動物飼育設備
JPS61209539A (ja) 活魚輸送装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120326

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130125

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130205

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130327

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20130327

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130618

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130709

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5343209

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees