JPS5818049B2 - 活魚の収容装置 - Google Patents

活魚の収容装置

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JPS5818049B2
JPS5818049B2 JP55064454A JP6445480A JPS5818049B2 JP S5818049 B2 JPS5818049 B2 JP S5818049B2 JP 55064454 A JP55064454 A JP 55064454A JP 6445480 A JP6445480 A JP 6445480A JP S5818049 B2 JPS5818049 B2 JP S5818049B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、タイ、ハマチ、シマアジなどの遊泳魚類を、
小容積中に大量に収容して、長時間活力を低下させるこ
となく保存、輸送するために適した活魚の収容装置に関
する。
活魚を生産地から消費地へ輸送したり、消費地で保存し
たりする活魚の流通にはこれまで多くの困難があった。
それは、魚を陸上で経済的に活かしたいという要求を容
易に満たす技術が充分でなかったことに起因する。
魚の生存に望ましい環境、条件は古くから良く知られて
いる。
例えば、充分なる酸素の補給、排泄炭酸ガスの除去、p
Hの維持、疲弊原因の除去、老廃物の除去などである。
しかし、それでも尚、現在、保存輸送されている活魚に
は弊死や活力低下の問題が伴う。
特に上記の遊泳魚類を陸上輸送用の水槽や、静置型の循
環水槽で長時間、例えば1日から数週間程の間活かす場
合には、水槽容積中の魚の収容密度を最大でも200k
g/M3以下と低くして、また、魚1に対する使用水比
を5倍乃至20倍程度使用せねばならず、容積及び重量
効率は極端に低く、さらには、その間の水質の悪化を防
ぐために清浄海水との交換又は、濾過槽の洗浄槽の極め
て煩雑で費用のかメる作業を要するため、か3る長時間
の保存、輸送は、経済性の点で困難であるとされてきた
また、商品価値の高い活魚であるためには、単に魚が活
きているというだけでは足りず、外観、活き刺め後の硬
直速度に影響を与えるとされている活力を維持すること
が極めて重要であるが、上記の如き長時間の保存、輸送
では、魚体のあばれによる魚体表面の損傷、鱗、粘膜の
剥離等による外観、品位の低下のみならず、疲弊による
活力の低下、体重の減少等を起し、著しく商品価値を損
うとされていた。
本発明の目的の一つは、活魚を高い容積及び重量効率で
長時間、活きを保って保存、輸送するため、それに適し
た収容装置を提供することにある。
さらに本発明のもう一つの目的は、陸上の輸送もしくは
、内陸地、河川沿岸地等の立地条件を問わず、いかなる
場所でも活魚を安定的、かつ簡便に保存するための収容
装置を提供することである。
さらに他の目的は、活魚を定量の収容水を交換すること
なく循環使用して長期間、活きを保って経済的に保存、
輸送することのできる収容装置を提供することにある。
本発明は収容水が流通する水槽内に複数の通水性を有す
る活魚収容容器を積重ねて収容してなる活魚の収容装置
において、上記水槽1の上方には水槽全域に均一に収容
水を供給するための散水分枝管7を設け、該水槽の下方
には収容水を濾過する沢材8を設は該P村上面から前記
散水分枝管7の間を収容容器9の積重ね空間とし、そこ
に所定の数の収容容器9を積重ね、該水槽1の内側壁と
収容容器9の間隙及び収容容器9間の間隙を実質的に生
じないようにしたことを特徴とする活魚の収容装置に関
するものである。
本発明の収容装置は、水槽容積中の魚の収容密度を25
0乃至45097’/lとし、また、魚1お対する使用
水比を5倍以下、好ましくは2倍乃至4倍程度とする著
しく高い容積効率及び重量効率でもって長期間、海水の
交換なしに活魚を活力を保って保存、輸送することがで
きるものである。
即ち、具体的には、収容水を循環使用して活魚を保存、
輸送するに際して、活魚の任意活動を実質的に阻止する
ように収容容器内に収容し、収容水の一部を循環し酸素
の供給と炭酸ガスの駆逐及び排泄物の酸化処理、温度調
節を行ない再生された収容水を収容容器内活魚1kgに
対して10〜10013 /Hrの割合で該収容容器内
活魚に実質的に均等に供給循環せしめることによって上
記目的を達成することができる。
本発明における収容容器とは、活魚の任意な遊泳活動を
実質的に阻止し、相互に干渉し合はないよう1〜数尾づ
つ分割して収容することのできる容器をいう(以下単に
容器という)。
容器の形状、大きさは特に限定するものではないが、水
槽内の水流を停滞させないような通水性があり、また収
容水槽に該容器を収納した際に、水槽と該容器の間に空
隙をできるだけ作らないようにするために直方体の水槽
に対しては直方体の面状の容器を用いることが好ましい
容器は、合成樹脂、木、金属の板状、網状の材料で構成
すれば良いは、水槽の水流方向に対して、少くとも25
%以上の開口率を持った函体で構成することが好ましい
容器内は、活魚を1〜数尾づつ分割して収容できるよう
に、収容魚の魚体サイズに合せた大きさを1区画とする
複数の仕切板で区画される。
該区画のサイズは、収容魚の体長と体高、体中カ)ら多
少の余裕を考慮して長さ、深さ、横巾を決定するが、1
区画の内容積を魚体容積の2〜4倍、即ち、魚体の比重
を略1.Okg/lとして、1区画容積当りの収容密度
が250〜450 g#の大きさに区画することが、本
発明の効果を奏する上で重要である。
1区画の形状は、任意に選べるが、できるだけ魚体の形
状に合せた形状、例えば三角柱、四角柱、五角柱、六角
柱に仕切板で構成することにより、魚体サイズと収容区
画間の余裕を多くとることができ、活魚の収容効率を高
める上で効果的である。
本発明における1収容区画邑りの収容密度は、従来のか
Sる箱収容の場合に比して約1.5〜2.0倍高いが、
活魚の該区画内で実質的に身動きできない程の高密度で
収容することが、収容中の活魚を沈静化させ、疲弊を極
度に防止して、好体調に保存、輸送する上で有効である
容器に収容された活魚を収納する水槽は、容器が水槽内
に配置され、積み重ねられた状態で容器間及び容器と収
容槽内側壁との間の空隙が可能な限り無い形状であるこ
とが必要である。
空隙部の存在は水槽内の循環水に偏流を促し、容器内活
魚への必要な循環水量の供給を妨げる結果となるので好
ましくない。
又、水槽内の水流は収納された容器に対して均等に循環
水が供給されるよう給水、取水をデザインすることが水
槽内の活魚の全てを好体調で保存、輸送するのに重要で
ある。
このような構造とすれば水槽中を上から下へ流下する収
容水は偏流を起こすことなく均一に流れ、いずれの収容
容器にもバラツキなく一定の収容水流下に置くことがで
きる。
従って水槽内に配置される収容容器の構造は互いに間隙
を実質的に生じない形状とされると共に、水槽内側壁と
収容容器の間隙も収容容器の出入れに差支えない限り実
質的に生じない程度まで減少せしめる必要がある。
後述の実施例1では水槽内側壁と収容容器との間隙、及
び収容容器間の間隙はそれぞれ長さ方向に約4關、巾方
向に約5mmとほぼ限界まで間隙をなくしている。
次に本発明の収容装置を使用する場合の好ましい例を説
明する。
本発明の収容装置を使用する場合は、活魚の新陳代謝を
抑え、活魚の体力消耗、代謝活動による老廃物、排泄物
などの生成を極力防止し、好体調に活魚を保存するため
に、収容水温を低温度範囲に維持する。
この低温度範囲は収容活魚の種類、生育段階、シーズン
、生存環境等により異なるが、例えばマダイでは12〜
16℃、ハマチではト2〜18°C1ヒラメでは10〜
16°Cである。
また、収容水は、循環径路で酸素の供給と炭酸ガスの駆
逐及び排泄物の酸化処理、温度調節を行ない循環再生す
ることが好ましい。
循環の水量は、収容活魚1 kyに対して10〜100
1/Hrの割合が好ましい。
水量が1013/Hr以下と少い場合、本発明が対象と
する高い収容密度では、水槽内の活魚に対して充分な生
存条件を与えることができず、また、1001j /H
r以上の場合には、水槽内の活魚が強い水流により動揺
、疲弊し、活力を損うので好ましくない。
収容水への酸素の供給と炭酸ガスの駆逐は、曝気により
行なう。
洗浄な空気、又は、酸素を収容水と接触させる方式であ
れば特に限定するものではないが、活魚の穂部に気泡が
付着すると呼吸障害の原因となるので、水槽外の循環系
路で曝気を行う方式が望ましい。
曝気の方式としては例えばシャワー曝気方式、水ニジエ
フクー又はブロアーを用いた送気方式など公知の方法が
採用できる。
酸素の溶入と炭酸ガスの駆逐は一つの方法で行っても良
いし、各々の目的に合った別の方法を組み合せて行って
もよい。
再生水は溶存酸素濃度で7卿以上、又pH7,8以上に
酸素の補給と炭酸ガスの1駆逐を行うよう設計されるこ
とが望ましい。
排泄物の除去は、収容水の一部を連続的に酸化処理する
ことにより行う。
活魚が排泄する代謝症。物及び老廃物はアンモニア、尿
素、尿酸、クレアチン、一級、二級、三級アミン類、ア
ミノ酸類、高級脂肪酸類、油脂類、蛋白質類等からなる
ことが知られているが、これらの物質は活魚の生存にと
って有害な物質であり、これらの物質の蓄積は活魚の活
力を著しく低下せしめるばかりでなく、死に致らしめる
主たる原因となる。
本発明者らの実験によれば、養殖マダイの場合収容水中
のアンモニア態濃度が約10ppIIlを越えて、数時
間乃至1日程度保存されると、活力は著しく低下し、活
き刺メ後の硬直は1乃至数時間後に起り、活魚としての
商品価値を損うことになり、又約20’ppmを越える
と生存に影響するようになる。
従って、活魚の排泄物は、排泄の速度に応じて連続的、
安定的に除去することが望ましいが、この目的を可能と
する効果的な処理方法はいまだなかった。
酸化処理は、上記の化合物を含む収容水に、該化合物を
酸化分解するに足る量の酸化剤を添加し1て分解させ、
さらに残余の酸化剤を無毒化分解させて行う。
上記の酸化分解は、無触媒下で行なうこともできるが、
好ましくは、充填剤触媒を用いることで分解速度を高め
、小容積中で排泄物及び残余の酸化剤の分解を完結させ
ることができるの・で効果的である。
か5る充填剤としては、天然ゼオライト、合成ゼオライ
ト、アルミノケイ酸アルミニウム、アルミノケイ酸マグ
ネシウム等のケイ酸系イオン交換体、ジルコニウムホス
フェート、ジルコニウムモリブデート等のジルコニウム
系イオン交換体、又は活性炭から選ばれた一種又は二種
以上を併用して用いる。
特に好ましい充填剤は活性炭である。
活性炭の場合は、排泄物の分解と残余の酸化剤の無毒化
分解を一挙に小容積の充填層内で行うことができる。
、 酸化剤としてはハロゲン系酸化剤が用いられる。
ここでハロゲン系酸化剤とは、塩素、臭素、沃素等のハ
ロゲン及び過塩素酸、塩素酸、次亜塩素酸及びそれらの
塩で代表されるハロゲンの酸素酸及びそれらの塩を意味
する。
これらのハロゲン系酸1化剤のうち、特に次亜塩素酸及
びその塩が好ましい。
また、残余の酸化剤を分解する方法としては、上述の触
媒充填剤層で分解する方法の他に、残余の酸化剤を分解
するに足る量の還元剤を排泄物を分解した後の収容水に
添加し、無毒化分解することもできる。
さらに、触媒充填剤層で大部分の酸化剤を分解させた後
、さらに残る微量の酸化剤を還元剤を用いて消去するこ
ともまた可能であり、より好ましい。
使用する還元剤としては、活魚にとって実質的に無害の
物質なら如伺なる還元剤を使用してもよいが、迅速かつ
定量的に上述の還元剤と反応する物質を選ぶべきである
好適に用いられる還元剤はチオ硫酸塩である。
添加する量は、残余の酸化剤濃度の1〜3倍当量でよく
、大過剰の還元剤の使用は、収容水を循環して再び排泄
物の除去経路に導き、酸化剤が添加された時に酸化剤の
酸化力を相殺してしまうので避けるべきである。
実際に排泄物を除去する経路、及びその条件は、本発明
の収容装置を使用する状況、即ち、場所、期間、収容す
活魚の種類と量、使用水量などを考慮して決めればよい
例えば、高密度に収容水槽に活魚を収容し、収容活魚1
に対する使用水比を2倍乃至4倍程度で行なう場合、水
槽から収容水の一部を排泄物の除去経路に導き、酸化剤
の供給手段と、分解槽、残余の酸化剤の分離手段及び水
槽への反送手段を持った経路を用い、酸化剤として次亜
塩素酸ソーダ、分解触媒として活性炭、残余の酸化剤の
分解手段としてチオ硫酸ソーダを用いて以下の条件で行
うことができる。
即ち、1時間描り収容水の1〜%量の水量を連続的に排
泄物の除去経路に流し、酸化剤の供給部で収容水当りの
濃度が10〜soppmになるよう次亜塩素酸ソーダの
水溶液を注入し、魚1に対して0.5〜0.05倍の容
量の分解槽に導き、排泄物を分解させた後、収容水当り
の濃度が0〜8ppmになるようチオ硫酸ソーダを添加
する。
上記の方法は、条件範囲を用いれば、上述の具体例にお
いて、水槽内の排泄物は長期間、安定して低位に維持さ
れ、好体調に活魚は保存輸送される。
この場合の水槽中の排泄物の平衡濃度を具体的に示せば
、アンモニア態濃度が0.5〜61)I)m程度であり
、また、外部からの収容水の交換、及び分解触媒として
の活性炭の交換等の煩雑で費用を要する作業を必要とせ
ず10日〜1箇月程度安定して連続的又は間欠的に使用
できる。
本発明の収容装置を用いれば、以上の如く、従来技術を
飛躍的に進歩させた活魚の保存、輸送方法が可能であり
、定量の収容水を使用して収容水の交換なくして長期間
活力を維持することを可能とするもので、特に長距離の
陸上輸送に最も適する。
次に、本発明を実施する態様の具体例を図面で説明する
第1図と第2図に本発明に係わる収容装置を使用する場
合のフロー図を示す。
第3図には本発明の活魚の収納装置を示し、第4図、第
5図には活魚の収容容器を、第6図には、陸上輸送車に
本発明方法を実施した際の配置図の一例を示す。
第1図において、活魚収納水槽1の収容水は、取水管4
を通って循環ポンプ10により取水され、水エジェクタ
ー11で空気と混合され給水管5により水槽に循環され
る。
一方取水管4から取水された収容水の一部は処理ポンプ
12から冷却コイル14の付いた温調槽13を経る経路
及び、排泄物処理用の活性炭の充填層に入る経路に分枝
され、後者の経路では次亜塩素酸水溶液の入った容器1
7から定量の次亜塩素酸ソーダを供給するポンプ16に
よって送られた次亜塩素酸ソーダと混合され充填層15
で排泄物が処理され、前者の冷却経路と合流し、給水管
5により水槽に循環される。
本方式において、循環ポンプ10による循環水の流量は
、水槽1の収容活魚1に9に対して10〜1001/H
rの流量が必要である。
第2図においては、第1図の方式に、水槽1内に空気ブ
爾アー21から散気管20を経て空気を送り込む経路と
、排泄物処理経路の活性炭充填槽を通過した後の収容水
にチオ硫酸ソーダ水溶液の容器19から定量のチオ硫酸
ソーダを供給するポンプ18によってチオ硫酸ソーダを
送り込み、残余の次亜塩素酸ソーダを分解する経路を加
えた。
第3図において、1は水槽で、活魚の収容容器9を積み
重ねて整列配置して、水槽1の内側壁と収容容器9間及
び収容容器間の間に間隙を実質的に生じない構造とされ
る。
2は水槽の蓋、3は排気口である。
収容水はp材8で沖過され、水槽底部に複数の均等に配
置された取水分校管6から取水され、取水管4を経て再
生経路に循環される。
再生水は、給水管5を経て水槽上部に複数の均等に配置
された散水分枝管7より水槽内に均等に戻される。
第4図は活魚の収容容器9の一例を示す。
本図では活魚の体高、体長、体IJに合せて台形状に仕
切板22で仕切られた、10個の区画からなる収容容器
を示す。
容器の上蓋、底面及び、活魚の口頭部が位置する側面の
少くとも4面23は網状又は穴開きの板状体で構成され
、仕切板及び容器の他の2面は板状体で構成されている
また、第5図には該容器中に活魚が収容された状態を示
し、−区画当り本図では一部の活魚が収容されている。
−区画当りの容積は活魚の体積の2.2〜4倍、即ち収
容密度が250〜450 g/lとなるよう収容する。
第6図には本発明の装置をトラック搭載用の装置として
実施する場合の配置の1例を示す。
本図では2個の収容装置が独立して機能するよう前後の
2系列に分割され、後尾に搭載された発電機24により
機器が作動する。
本装置に例えば平均体重1.1 kgのタイを収容すれ
ば、約2100〜1700尾収容でき、2〜4日間無人
で活力を保ったまま保存、輸送することができる。
このような事実は、本発明を用いた方法を従来の方法と
比較すれば、積載量で約1.5〜2倍の積載が可能とな
り、さらに時間の上でも2〜8倍の長時間輸送が可能と
なるなど、まさに画期的な方法であり、その実用的価値
は太きいものと信する。
次に実施例を示す。
実施例 1 内法寸法長さ220×巾188×高さ100crILか
らなる第3図に示す構造の内容積約4.1 M3の水槽
に、第4図に示す外法寸法長さ62×巾43.5×高さ
17.5c1rLの収容容器中に平均体重1.4kjの
マダイを10尾ずつ収容し、長さ方向に5列、巾方向に
3列、高さ方向に5段に積み重ね、合計75個の容器に
750尾、約1000kgのマダイを収容した。
この水槽に第1図に糸すフローの装置を組み、活かし込
みを行なった。
収容水は循環ポンプ10での循環流量を35 M3/H
r、水エジェクター11、の空気吸入量を20M3/H
r、及び12°Cに調整した温調水槽13への流量を5
M3/Hrとし、また容量1001の活性炭充填層15
への流量を1.5M3/Hr、充填層入口で、次亜塩素
酸ソーダ供給ポンプ16から次亜塩素酸ソーダを送り込
み、循環再生した。
尚本実験で使用した全水量は約3M3であった。
第1表に収容時間と収容水の水質、魚の状態を示す。
以上の結果から、本発明の装置を実施した場合魚1に対
する使用水比が3という驚ろくへき少い水量で長期間活
き良く生存させ得ることがわかった。
実施例 2,3 実施例1に用いた収容容器を10個分収容できる実施例
1の鴇スケールの水槽及び、条件で収容水の循環流量を
変更して48時間の収容実験を行なった結果を第2表に
示す。
以上の結果から本発明の収容装置を用いて循環流量が2
0〜601/Hr(魚) kyの範囲にして高生存率で
活き良く保存できることが明らかになった。
実施例 4〜7 実施例2の装置、条件を用いて、第4図の収容容器の仕
切りを10.12,14区画と変えて体重1.0 、1
.2 、 l’4kyのマダイを収容した結果を第3表
に示す。
以上の結果から本発明の収容装置を用いて容器内の1区
画当りの収容密度が250〜450 g/l!の範囲に
して行ったとき外観の損傷、活力の低下もなく、高生存
率で保存できることが明らかになった。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すもので、第1,2図は本発
明の収容装置を用いたフロー図、第3図は活魚の収納装
置の断面図、また第4図は活魚の収納容器の斜視図、第
5図は収容容器に活魚を収容した上面図、第6図はトラ
ック装置を塔載した上面図である。 1・・・・・・水槽、2・・・・・・上蓋、3・・・・
・・排気孔、4・・・・・・取水口、5・・・・・・給
水口、6・・・・・・取水分枝管、7・・・・・・給水
分枝管、8・・・・・・濾過材、9・・・・・・収容容
器、10・・・・・・循環ポンプ、11・・・・・・水
ニジエフクー、12・・・・・・処理ポンプ、13・・
・・・・温調槽、14・・・・・・冷却コイル、15・
・・・・・活性炭槽、16・・・・・・酸化剤供給ポン
プ、17・・・・・・酸化剤容器、18・・・・・・還
元剤供給ポンプ、19・・・・・・還元剤容器、20・
・・・・・散気パイプ、21・・・・・・空気ブロアー
、22・・・・・・仕切板、23・・・・・・通水板、
24・・・・・・発電機。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 収容水が流通する水槽内に複数の通水性を有する活
    魚収容容器を積重ねて収容してなる活魚の収容装置にお
    いて、上記水槽1の上方には水槽全域に均一に収容水を
    供給するための散水分校管7番設け、該水槽の下方には
    、収容水を濾過する炉材8を設け、該炉材上面から前記
    散水分枝管7の間を収容容器9の積重ね空間とし、そこ
    に所定の数の収容容器9を積重ね、該水槽1の内側壁と
    収容容器9の間隙及び収容容器9間の間隙を実質的に生
    じないようにしたことを特徴とする活魚の収容装置。
JP55064454A 1980-05-15 1980-05-15 活魚の収容装置 Expired JPS5818049B2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61207861A (ja) * 1985-03-11 1986-09-16 Kawasaki Heavy Ind Ltd シリンダヘツドガスケツト
JPH0242165A (ja) * 1988-08-01 1990-02-13 H K S:Kk エンジン用ガスケット
JPH048290Y2 (ja) * 1985-07-08 1992-03-03

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