JP2010233056A - 可逆型周波数変換器 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明の課題は、送信系と受信系で周波数変換回路を共用することにより、回路が単純で部品点数も少なく、小型で軽量且つ安価で高信頼性の可逆型周波数変換器を提供することにある。
【解決手段】本発明は、送信系と受信系を切り換える第1のピンスイッチ31及び第2のピンスイッチ39と、前記第1のピンスイッチ31と前記第2のピンスイッチ39の間に接続された複数の周波数変換回路とを具備することを特徴とするものである。
【選択図】図1
【解決手段】本発明は、送信系と受信系を切り換える第1のピンスイッチ31及び第2のピンスイッチ39と、前記第1のピンスイッチ31と前記第2のピンスイッチ39の間に接続された複数の周波数変換回路とを具備することを特徴とするものである。
【選択図】図1
Description
本発明は、例えば無線機またはレーダ送受信機等に使用されるダブルスーパーヘテロダイン方式の可逆型周波数変換器に関する。
図2は従来の周波数変換器を示し、11は送信系、12は受信系、13は第1の帯域フィルタ、14は第1のミキサ、15は第2の帯域フィルタ、16は第2のミキサ、17は第3の帯域フィルタ、18は第1の分配器、19は第1の局部発振器、20は第2の分配器、21は第2の局部発振器、22は第4の帯域フィルタ、23は第3のミキサ、24は第5の帯域フィルタ、25は第4のミキサ、26は第5の帯域フィルタである。
図2に示すように、DA(デジタル−アナログ)変換器等よりのアナログ信号は送信系11の第3の帯域フィルタ17を通して第2のミキサ16に入力される。第2のミキサ16には第2の局部発振器21からの発振信号が第2の分配器20を介して入力される。第2のミキサ16において、第3の帯域フィルタ17からのアナログ信号と第2の分配器20からの発振信号が混合されて中間周波数信号が抽出される。第2のミキサ16からの出力信号は第2の帯域フィルタ15を通して第1のミキサ14に入力される。第1のミキサ14には第1の局部発振器19からの発振信号が第1の分配器18を介して入力される。第1のミキサ14において、第2の帯域フィルタ15からの出力信号と第1の分配器18からの発振信号が混合されて中間周波数信号が抽出され、第1のミキサ14からの出力信号は第1の帯域フィルタ13を通して送信増幅器等へ送信信号として出力される。
一方、受信増幅器等よりの受信信号は受信系12の第4の帯域フィルタ22を通して第3のミキサ23に入力される。第3のミキサ23には第1の局部発振器19からの発振信号が第1の分配器18を介して入力される。第3のミキサ23において、第4の帯域フィルタ22からの受信信号と第1の分配器18からの発振信号が混合されて中間周波数信号が抽出される。第3のミキサ23からの出力信号は第5の帯域フィルタ24を通して第4のミキサ25に入力される。第4のミキサ25には第2の局部発振器21からの発振信号が第2の分配器20を介して入力される。第4のミキサ25において、第5の帯域フィルタ24からの出力信号と第2の分配器20からの発振信号が混合されて中間周波数信号が抽出され、第4のミキサ25からの出力信号は第6の帯域フィルタ26を通してAD(アナログ−デジタル)変換器等へアナログ信号として出力される。
一般に、この種の周波数変換器は、目的の高い周波数へ段階を踏んで周波数変換する送信系11と逆に元の周波数に送信系11と同じ段階を踏んで周波数変換する受信系12を各々持っており、このために局部発振信号を各系に分配する機能も必要とする等、多くの部品回路を必要とした。
更に、一定レベルの入力があるため容易な送信系11の自己診断機能に比べ、信号入力が変動的な受信系12の自己診断機能は、一定レベルのパイロット信号の生成と注入を必要とし、益々回路を複雑化させる要因ともなる。
従来の周波数変換器は、送信系と受信系に各々の周波数変換回路を持ち、共有する局部発振信号の分配に加え、送信中も作動している受信系とのアイソレーション確保のための遮蔽等、回路が複雑で部品点数が多く信頼性にも欠ける欠点があった。
本発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、送信系と受信系で周波数変換回路を共用することにより、回路が単純で部品点数も少なく、小型で軽量且つ安価で高信頼性の可逆型周波数変換器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の可逆型周波数変換器は、送信系と受信系を切り換える第1のスイッチ及び第2のスイッチと、前記第1のスイッチと前記第2のスイッチの間に接続された複数の周波数変換回路とを具備することを特徴とするものである。
本発明による可逆型周波数変換器は、送信系と受信系で周波数変換回路を共用することにより、回路が単純で部品点数も少なく、小型で軽量且つ安価で高信頼性が得られる。
特に、送信と受信を同時に行わない無線機やパルスレーダ等に用いて得られる効果大である。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
図1は本発明の実施形態に係る可逆型周波数変換器を示し、31は第1のピン(Pin)スイッチ、32は第1の帯域フィルタ、33は第1のミキサ、34は第1の局部発振器、35は第2の帯域フィルタ、36は第2のミキサ、37は第2の局部発振器、38は第3の帯域フィルタ、39は第2のピン(Pin)スイッチである。
図1に示すように、第1のピンスイッチ31及び第2のピンスイッチ39を送受切換信号により送信系に切り換えると、DA(デジタル−アナログ)変換器等よりのアナログ信号は第2のピンスイッチ39及び第3の帯域フィルタ38を通して第2のミキサ36に入力される。第2のミキサ36には第2の局部発振器37からの発振信号が入力される。第2のミキサ36において、第3の帯域フィルタ38からのアナログ信号と第2の局部発振器37からの発振信号が混合されて中間周波数信号が抽出される。第2のミキサ36からの出力信号は第2の帯域フィルタ35を通して第1のミキサ33に入力される。第1のミキサ33には第1の局部発振器34からの発振信号が入力される。第1のミキサ33において、第2の帯域フィルタ35からの出力信号と第1の局部発振器34からの発振信号が混合されて中間周波数信号が抽出され、第1のミキサ33からの出力信号は第1の帯域フィルタ32及び第1のピンスイッチ31を通して送信増幅器等へ送信信号として出力される。
一方、第1のピンスイッチ31及び第2のピンスイッチ39を送受切換信号により受信系に切り換えると、受信増幅器等よりの受信信号は第1のピンスイッチ31及び第1の帯域フィルタ32を通して第1のミキサ33に入力される。第1のミキサ33には第1の局部発振器34からの発振信号が入力される。第1のミキサ33において、第1の帯域フィルタ32からの受信信号と第1の局部発振器34からの発振信号が混合されて中間周波数信号が抽出される。第1のミキサ33からの出力信号は第2の帯域フィルタ35を通して第2のミキサ36に入力される。第2のミキサ36には第2の局部発振器37からの発振信号が入力される。第2のミキサ36において、第2の帯域フィルタ35からの出力信号と第2の局部発振器37からの発振信号が混合されて中間周波数信号が抽出され、第2のミキサ36からの出力信号は第3の帯域フィルタ38及び第2のピンスイッチ39を通してAD(アナログ−デジタル)変換器等へアナログ信号として出力される。
すなわち、第1のミキサ33及び第1の局部発振器34よりなる第1の周波数変換回路と、第2のミキサ36及び第2の局部発振器37よりなる第2の周波数変換回路を其々帯域フィルタ32,35,38で挟み、両方を接続した入出力に高速ピンスイッチ31,39を設け、送信と受信でピンスイッチ31,39を切り換えて、前記第1の周波数変換回路及び第2の周波数変換回路を双方向に使用するダブルスーパーヘテロダイン方式の可逆型周波数変換器である。
以上のように、送信系と受信系で周波数変換回路を共用することにより、回路が単純で部品点数も少なく、小型で軽量且つ安価で高信頼性が得られる。特に、送信と受信を同時に行わない無線機やパルスレーダ等に用いて得られる効果大である。
なお、本発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
31…第1のピン(Pin)スイッチ、32…第1の帯域フィルタ、33…第1のミキサ、34…第1の局部発振器、35…第2の帯域フィルタ、36…第2のミキサ、37…第2の局部発振器、38…第3の帯域フィルタ、39…第2のピン(Pin)スイッチ。
Claims (1)
- 送信系と受信系を切り換える第1のスイッチ及び第2のスイッチと、
前記第1のスイッチと前記第2のスイッチの間に接続された複数の周波数変換回路と
を具備することを特徴とする可逆型周波数変換器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009079608A JP2010233056A (ja) | 2009-03-27 | 2009-03-27 | 可逆型周波数変換器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009079608A JP2010233056A (ja) | 2009-03-27 | 2009-03-27 | 可逆型周波数変換器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2010233056A true JP2010233056A (ja) | 2010-10-14 |
Family
ID=43048442
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2009079608A Pending JP2010233056A (ja) | 2009-03-27 | 2009-03-27 | 可逆型周波数変換器 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2010233056A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014235139A (ja) * | 2013-06-05 | 2014-12-15 | 古河電気工業株式会社 | 送受信装置 |
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2009
- 2009-03-27 JP JP2009079608A patent/JP2010233056A/ja active Pending
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Legal Events
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A02 | Decision of refusal |
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