JP2008103970A - ミキサ及び受信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】トランスインピーダンス段で発生するフリッカ雑音が信号に及ぼす影響を低減することができるミキサ、及び、受信装置を提供する。
【解決手段】ミキサ3は、電圧信号である入力信号を電流信号に変換するトランスコンダクタンス段10と、電流信号の周波数を変換するスイッチング段11と、スイッチング段11から出力された電流信号を電圧信号に変換するトランスインピーダンス段12とを有する。さらに、トランスインピーダンス段12は、スイッチング段11から出力された信号の周波数をより高い周波数に一旦変換する第1チョッピング段30と、第1チョッピング段30から出力された信号を増幅する差動オペアンプ31と、差動オペアンプ31で増幅された信号の周波数を、第1チョッピング段30に入力される前の周波数に戻す第2チョッピング段32とを備えている。
【選択図】図3

Description

本発明は、受信信号の周波数を変換するためのミキサ、及び、このミキサを備えた受信装置に関する。
無線通信用、もしくは、放送用の受信装置は、アンテナで受信された高周波数の受信信号と局部発信信号(ローカル信号)とを混合して、受信信号の周波数を低い周波数に変換するミキサを備えている。従来の受信装置においては、このようなミキサとしてギルバート構成(ギルバートセルミキサ)が広く使われていた。しかし、近年、WLAN、携帯電話、地上波テレビなど、様々な通信・放送方式があるために、アンテナで受信された信号には、受信したい希望信号の他に複数の妨害信号が存在する。従って、これらの妨害信号が希望信号に及ぼす影響をできるだけ小さくするために、受信装置の各ブロックに要求される線形性性能は高くなってきている。そこで、ギルバートセルミキサよりも高い線形性性能を有するミキサが提案されている。例えば、受信信号と局部発信信号とを混合する周波数変換回路の出力を電流として取り出して、トランスインピーダンスにより電圧に変換するように構成されたものが知られている(特許文献1、非特許文献1)。
図8にトランスインピーダンスを用いた従来のミキサのブロック図を示す。ミキサ100は、トランスコンダクタンス段101と、スイッチング段102(周波数変換段)と、トランスインピーダンス段103とを備えている。トランスコンダクタンス段101は、入力端子104から高周波数のRF(Radio Frequency)入力信号(RF_in)を受けて、このRF入力信号の電圧に比例する電流を発生し、発生したRF電流信号をスイッチング段102に伝達する。また、スイッチング段102には、局部発信器(図示略)から基準信号であるLO信号(LO_in)が入力され、スイッチング段102のスイッチがLO信号で駆動される。これにより、RF信号とLO信号とが混合されて、RF信号の周波数がより低い周波数領域(BB:Baseband)に変換され(ダウンコンバージョン)、スイッチング段102からBB電流信号がトランスインピーダンス段103へ出力される。トランスインピーダンス段103は、スイッチング段102から出力されたBB電流信号を電圧に変換して、電圧信号を出力端子105に出力する。
特許第3665714号公報 A low-IF CMOS double quadrature mixer exhibiting 58 dB of image rejection for silicon TV tuners, M. Notten et al., RFIC 2005, RM02D-3
ところで、図8に示す従来のミキサでは、トランスインピーダンス段において、熱雑音やフリッカ雑音等のノイズが発生する。これらのノイズのうち、熱雑音は周波数に依存しないが、フリッカ雑音は周波数に反比例する特性を有する(1/f特性)。従って、スイッチング段(周波数変換段)から出力された、受信信号中の希望信号(受信したい信号)の周波数がある程度高い場合には、トランスインピーダンス段で生じるフリッカ雑音が信号に与える影響を無視できることから熱雑音による影響のみを考慮すればよいが、周波数変換後の希望信号の周波数が低いと、熱雑音とフリッカ雑音の両方が信号に影響を及ぼすことになる。
特に、ダイレクトコンバージョン方式を採用した場合には、スイッチング段において希望信号の周波数と等しい周波数のLO信号が入力されて、希望信号の周波数がDC近辺の非常に低い周波数に変換される。図9は、ダイレクトコンバージョン方式を採用した従来のミキサにおける出力信号の周波数スペクトルを概略的に示す図である。高周波数領域においては熱雑音のみが存在し、周波数スペクトルは殆どフラットな特性となるが、低周波数領域においては熱雑音よりもフリッカ雑音が支配的となる。そのため、希望信号が存在するDC近辺でノイズが最大となってしまい、受信性能、即ち、SNR(Signal to Noise Ratio:信号強度とノイズ強度の比)が低くなってしまう。
尚、このフリッカ雑音を減少させるために、トランスインピーダンス段の入力トランジスタのサイズを大きくするなどの対策をとることが考えられるが、トランジスタのサイズを大きくすると、チップの面積が大きくなって寄生容量が増加してしまう。
本発明の目的は、トランスインピーダンス段で発生するフリッカ雑音が、信号に及ぼす影響を低減することができるミキサ、及び、受信装置を提供することである。
課題を解決するための手段及び発明の効果
本発明のミキサは、電圧信号である入力信号を電流信号に変換するトランスコンダクタンス段と、前記トランスコンダクタンス段から出力された電流信号と局部発信信号とを混合して、前記電流信号の周波数を変換する周波数変換段と、前記周波数変換段から出力された電流信号を電圧信号に変換するトランスインピーダンス段とを有し、
前記トランスインピーダンス段は、前記周波数変換段から出力された信号の周波数を、より高い周波数に一旦変換する第1変換部と、前記第1変換部から出力された信号を増幅する増幅部と、前記増幅部で増幅された信号の周波数を、前記第1変換部に入力される前の周波数に戻す第2変換部とを備えていることを特徴とするものである。
この構成によれば、トランスインピーダンス段は、周波数変換段から出力された電流信号の周波数を、第1変換部により一旦高い周波数に変換してから、増幅部で電流信号を増幅し、その後、第2変換部により電流信号の周波数を元に戻す。そのため、トランスインピーダンス段の出力において、フリッカ雑音が大きくなる周波数領域と、信号の周波数領域とが重ならなくなり、フリッカ雑音が信号に与える影響を低減することができる。
ここで、前記トランスコンダクタンス段は、信号入力端子と前記周波数変換段の入力に接続された第1抵抗を有するものであってもよい。この構成によれば、信号入力端子に入力された電圧信号が、第1抵抗により電流信号に変換されて、周波数変換段へ出力される。
また、前記周波数変換段は、前記トランスコンダクタンス段の出力と前記トランスインピーダンス段の入力に接続されるとともに、その制御端子に前記局部発信信号が入力されるスイッチを有するものであってもよい。この構成によれば、制御端子に入力された局部発信信号によりスイッチが駆動されることで、電流信号の周波数と局部発信信号の周波数が掛け合わされて、電流信号の周波数が変換される。
また、前記トランスインピーダンス段は、その入力と出力との間において、前記増幅部と並列に設けられた第2抵抗を有するものであってもよい。この構成によれば、周波数変換段から入力された電流信号が、第2抵抗により電圧信号に変換されて出力される。
さらに、前記第1変換部は、前記周波数変換段の出力と前記増幅部の入力に接続されるとともに、その制御端子に所定周波数の制御信号が入力される第1スイッチを有し、前記第2変換部は、前記増幅部の出力と信号出力端子に接続されるとともに、その制御端子に前記所定周波数の制御信号が入力される第2スイッチを有するものであってもよい。
第1変換部において、第1スイッチの制御端子に所定周波数の制御信号が入力されると、この制御信号の周波数で第1スイッチが駆動される。すると、周波数変換段から入力された電流信号の周波数と制御信号の周波数が掛け合わされて(混合されて)、電流信号の周波数が一旦高い周波数に変換される。一方、第2変換部において、第2スイッチの制御端子に、第1スイッチへ入力されたものと同じ周波数の制御信号が入力されると、この制御信号の周波数で第2スイッチが駆動される。すると、増幅部から入力された電流信号の周波数と制御信号の周波数が掛け合わされて、電流信号の周波数が第1変換部に入力される前の周波数に再変換されて、信号が信号出力端子に伝達される。
本発明の受信装置は、入力された受信信号の周波数を変換する請求項1〜5の何れかに記載のミキサを少なくとも含み、前記受信信号にそれぞれ所定の処理を施す複数の処理部と、前記複数の処理部の少なくとも1つから出力される前記受信信号の状態に基づいて、前記第1変換部と前記第2変換部を制御する変換制御部とを備えていることを特徴とするものである。この構成によれば、処理部から出力される受信信号の状態に基づいて、変換制御部により第1変換部と第2変換部を制御することで、妨害信号やトランスインピーダンス段で発生する内部雑音が希望信号に及ぼす影響をできるだけ小さく抑えることが可能になる。
ここで、前記変換制御部は、前記受信信号に含まれる希望信号の強度に基づいて、前記第1変換部と前記第2変換部を制御するように構成されていてもよい。希望信号の強度が十分に高い場合には、トランスインピーダンス段で発生するフリッカ雑音の影響を無視できるため、第1変換部と第2変換部による周波数変換を行う必要がない。そこで、希望信号の強度が低い場合にのみ、第1変換部と第2変換部による周波数変換を行い、希望信号の強度が高い場合には、第1変換部と第2変換部による周波数変換を行わないようにすることができる。
あるいは、前記変換制御部は前記受信信号に含まれる、希望信号と妨害信号の周波数に基づいて、前記第1変換部と前記第2変換部を制御するように構成されていてもよい。この場合には、第1変換部と第2変換部による受信信号の周波数変換が行われることによって、妨害信号の一部が希望信号の周波数域に移らないように、第1変換部と第2変換部を適切に制御することができるようになる。
本発明の実施の形態について説明する。本実施形態は、ダイレクトコンバージョン方式のデジタル受信装置に本発明を適用した一例である。
図1は本実施形態の受信装置を概略的に示すブロック図である。図1に示すように、受信装置1は、低雑音増幅器(LNA:Low Noise Amplifier)2と、ミキサ3と、局部発信回路であるPLL(Phase Locked Loop)4と、ベースバンド(BB)フィルタ5と、可変利得増幅器(VGA:Variable Gain Amplifier)6と、ADC/DSP(Analog-to-Digital Converter/Digital Signal Processor)7等を備えている。
まず、デジタル変調が施された高周波数500MHz〜800MHzの電波は、アンテナ8で受信されて電圧信号に変換される。この受信された信号(RF信号)は、LNA2で増幅された後、ミキサ3に入力される。また、ミキサ3には、PLL4から基準信号(LO信号)が入力される。ここで、LO信号の周波数は、受信信号に含まれる、受信したい信号(希望信号)の周波数と等しくなっている。従って、ミキサ3において、周波数の互いに等しい希望信号とLO信号とが混合されることにより、希望信号の周波数は、DC付近の周波数域に変換される。
また、ミキサ3には、チョッピング制御回路9から制御信号Fchopが入力されて、ミキサ3の第1チョッピング段30と第2チョッピング段32(図2、図3参照)が制御されるようになっている。これについては後ほど詳しく説明する。
ミキサ3から出力された受信信号は、BBフィルタ5により不要周波数域の信号が除去された後、VGA6で増幅される。さらに、ADC/DSP7において、デジタル信号に変換されて、デジタル復調等の処理が施されることによって、受信信号から画像、文字、音声等の種々の情報が取り出される。
次に、ミキサ3について詳細に説明する。図2は、ミキサ3のブロック図であり、図3はミキサ3の具体的な回路構成の1例を示す回路図である。図2、図3に示すように、ミキサ3は、電圧信号であるRF入力信号を電流信号に変換するトランスコンダクタンス段10と、トランスコンダクタンス段10から出力された電流信号とPLL4(図1参照)からの基準信号(LO信号)とを混合して、電流信号の周波数を変換するスイッチング段11(周波数変換段)と、スイッチング段11から出力された電流信号を増幅するとともに、電圧信号に変換するトランスインピーダンス段12とを備えている。
尚、このミキサ3は、一般的に知られている差動回路構成となっている。即ち、ミキサ3の前段に位置するLNA2(図1参照)から、受信信号と同位相のRF信号と逆位相のRF信号がミキサ3に対してそれぞれ出力される。そして、図3に示すように、互いに逆位相の2つのRF信号が、ミキサ3の2つの入力端子20,21にそれぞれ入力される(同位相側RF_in+、逆位相側RF_in−)。すると、ミキサ3は、2つのRF信号に対してそれぞれ周波数変換処理等を施した後に、2つの出力端子22,23から互いに逆位相の2つの電圧信号(同位相側Vo+、逆位相側Vo−)を出力する。
図3に示すように、トランスコンダクタンス段10は、2つの入力端子20,21(信号入力端子)と後段の周波数変換段11の入力に接続された2つの抵抗R1+、R1−(第1抵抗)を有する。そして、これら2つの抵抗R1+、R1−により、2つの入力端子20,21に入力されたRF入力信号RF_in+ 、RF_in−(電圧信号)が、その電圧に比例する電流信号にそれぞれ変換される。
スイッチング段11は、それぞれNMOSトランジスタからなる4つのスイッチSW1〜SW4を有し、これら4つのスイッチSW1〜SW4は、トランスコンダクタンス段10の出力とトランスインピーダンス段12の入力に接続されている。
スイッチング段11の回路構成をより具体的に説明する。4つのスイッチSW1〜SW4を有するスイッチング段11は、いわゆるダブルバランス型に構成されている。即ち、スイッチSW1とスイッチSW2のドレイン端子が接続され、それらの共通点が、同位相側の抵抗R1+に接続された、スイッチング段11の同位相入力となる。一方、スイッチSW3とスイッチSW4のドレイン端子が接続され、それらの共通点が、逆位相側の抵抗R1−に接続された、スイッチング段11の逆位相入力となる。また、スイッチSW1とスイッチSW3のソース端子が接続され、それらの共通点がスイッチング段11の同位相出力となる。一方、スイッチSW2とスイッチSW4のソース端子が接続され、それらの共通点がスイッチング段11の逆位相入力となる。
また、図1に示すPLL4から、スイッチング段11に対して、基準信号LOと、この信号LOと逆位相の信号nLOの、2つの信号がそれぞれ入力される。より具体的には、スイッチSW1とスイッチSW4のゲート端子(制御端子)に基準信号LOが入力され、スイッチSW2とスイッチSW3のゲート端子(制御端子)に逆位相信号nLOが入力される。尚、これら2つの信号LO、nLOの周波数は、RF入力信号に含まれる希望信号の周波数と等しい。
そして、基準信号LOの周波数(=希望信号の周波数)で4つのスイッチSW1〜SW4がON/OFF駆動されることにより、トランスコンダクタンス段10から入力された高周波数のRF電流信号と、PLL4から入力された基準信号(LO、nLO)とが掛け合わされ、RF信号に含まれる希望信号の周波数が、希望信号と基準信号の周波数の差、つまり、DC近辺の低い周波数領域に変換される。
図2、図3に示すように、トランスインピーダンス段12は、スイッチング段11から出力された電流信号の周波数を、より高い周波数に一旦変換する第1チョッピング段30(第1変換部)と、第1チョッピング段30から出力された信号を増幅する差動オペアンプ31(増幅部)と、差動オペアンプ31で増幅された信号の周波数を、第1チョッピング段30に入力される前の周波数に戻す第2チョッピング段32(第2変換部)とを備えている。
図3に示すように、スイッチング段11の同位相出力は、第1チョッピング段30を介して差動オペアンプ31の逆位相入力(−)に接続され、スイッチング段11の逆位相出力は、第1チョッピング段30を介して差動オペアンプ31の同位相入力(+)に接続されている。また、差動オペアンプ31の同位相出力(+)は第2チョッピング段32を介して同位相側の出力端子22に接続され、差動オペアンプ31の逆位相出力(−)は第2チョッピング段32を介して逆位相側の出力端子23に接続されている。また、トランスインピーダンス段12の入力(第1チョッピング段30の入力)と出力(第2チョッピング段32の出力)の間には、差動オペアンプ31と並列に、2つの抵抗R2+、R2−(第2抵抗)がそれぞれ設けられている。従って、スイッチング段11から入力された同位相及び逆位相の電流信号は、差動オペアンプ31で増幅されるとともに、2つの抵抗R2+、R2−により電圧信号に変換されて、2つの出力端子22,23から同位相及び逆位相の電圧信号(Vo+、Vo−)がそれぞれ出力される。
ところで、受信信号に含まれる希望信号は、スイッチング段11により周波数が変換されて、スイッチング段11の出力においてはDC近辺の周波数となっている。また、図9に示すように、低周波数領域においては、トランスインピーダンス段12の差動オペアンプ31等で生じるノイズは、周波数に反比例するフリッカ雑音が熱雑音よりも支配的となっており、希望信号が存在するDC近辺でノイズが一番大きくなる。そのため、スイッチング段11から出力された希望信号をそのまま差動オペアンプ31で増幅して出力すると、SNR(Signal to Noise Ratio)を大きくとれず、受信性能が低くなってしまう。
そこで、本実施形態のトランスインピーダンス段12は、差動オペアンプ31等で発生するフリッカ雑音が希望信号に及ぼす影響を小さく抑えることができるように構成されている。具体的には、トランスインピーダンス段12は、第1チョッピング段30により、入力された電流信号の周波数をより高い周波数に一旦変換し、差動オペアンプ31で信号を増幅した後、第2チョッピング段32により信号の周波数を元に戻す(周波数を再変換する)。
ここで、第1チョッピング段30と第2チョッピング段32は全く同一の回路構成を有する。図4は第1チョッピング段30(第2チョッピング段32)の具体的な構成を示す回路図である。図4に示すように、第1チョッピング段30は、それぞれNMOSトランジスタからなる4つのスイッチSWa〜SWd(第1スイッチ)を有し、これら4つのスイッチSWa〜SWdは、スイッチング段11の出力と差動オペアンプ31の入力に接続されている。
第1チョッピング段30の回路構成をより具体的に説明する。図4に示すように、スイッチSWaとスイッチSWbのドレイン端子が接続され、それらの共通点が第1チョッピング段30の同位相入力となる。一方、スイッチSWcとスイッチSWdのドレイン端子が接続され、それらの共通点が第1チョッピング段30の逆位相入力となる。また、スイッチSWaとスイッチSWcのソース端子が接続され、それらの共通点が第1チョッピング段30の同位相出力となる。一方、スイッチSWbとスイッチSWdのソース端子が接続され、それらの共通点が第1チョッピング段30の逆位相入力となる。
また、図1に示すチョッピング制御回路9から、第1チョッピング段30に対して、チョッピング制御信号Fchopと、この信号Fchopと逆位相の信号(否定信号)nFchopがそれぞれ入力される。より具体的には、スイッチSWaとスイッチSWdのゲート端子(制御端子)にチョッピング制御信号Fchopが入力され、スイッチSWbとスイッチSWcのゲート端子(制御端子)に逆位相信号nFchopが入力される。尚、チョッピング制御信号Fchop(nFchop)の周波数(f_Chop)は、DC近辺にある希望信号の周波数と比べて十分に高い周波数になっている。
この第1チョッピング段30のチョッピング動作について説明する。尚、以下の説明においてはチョッピング制御信号Fchop、nFchopが共に矩形波であると仮定しているが、正弦波などの他の波形であっても同様の動作は可能である。
制御信号Fchopの電圧がVDD(電源電圧)になると、逆位相信号(否定信号)nFchopがGND(基準電圧)となるため、スイッチSWa、SWdがONとなり、スイッチSWb、SWcがOFFとなる。この時、第1チョッピング段30の同位相入力と同位相出力が接続されるとともに、逆位相入力と逆位相出力が接続される。一方、制御信号Fchopの電圧がGNDになると、逆位相信号nFchopがVDDとなるため、スイッチSWa、SWdがOFFとなり、スイッチSWb、SWcがONとなる。この時、第1チョッピング段30の同位相入力と逆位相出力が接続されるとともに、逆位相入力と同位相出力が接続される。
このように、チョッピング制御信号Fchop、nFchopの周波数f_Chopで4つのスイッチSWa〜SWdがON/OFF駆動されて、チョッピング動作が行われることにより、スイッチング段11から入力された信号と、チョッピング制御信号Fchop、nFchopとが掛け合わされる。これにより、DC近辺に存在する希望信号の周波数が、より高い周波数である、チョッピング制御信号の周波数f_Chop近辺に変換される。
図4に示すように、第2チョッピング段32は、第1チョッピング段30と同一の回路構成を有する。簡単に説明すると、第2チョッピング段32は、それぞれNMOSからなる4つのスイッチSWa〜SWd(第2スイッチ)を有し、これら4つのスイッチSWa〜SWdは、差動オペアンプ31の出力と2つの出力端子22,23(信号出力端子)に接続されている。スイッチSWa、SWdのゲート端子(制御端子)には、チョッピング制御回路9からチョッピング制御信号Fchopが入力される。一方、スイッチSWb、SWcのゲート端子(制御端子)には、チョッピング制御回路9から、Fchopの逆位相信号nFchopが入力される。
そして、チョッピング制御信号Fchop、nFchopの周波数f_Chopで4つのスイッチSWa〜SWdがON/OFF駆動されて、チョッピング動作が行われることにより、差動オペアンプ31により増幅された後の信号と、チョッピング制御回路9から入力されたチョッピング制御信号Fchop、nFchopとが掛け合わされる。これにより、前述した第1チョッピング段30によってチョッピング制御信号の周波数f_Chop近辺に変換されていた希望信号の周波数が、DC近辺に再変換される。
第1チョッピング段30と第2チョッピング段32のチョッピング動作による周波数変換の効果について図5を参照してさらに説明する。図5は、チョッピング動作が行われる際の、受信信号の周波数スペクトルを概略的に示す図である。
図5(a)に示すように、スイッチング段11から出力された希望信号の周波数は、DC近辺の低い周波数領域にある。この希望信号を含む信号が第1チョッピング段30に入力されると、第1チョッピング段30のチョッピング動作によって、図5(b)に示すように、希望信号の周波数は、チョッピング制御信号の周波数f_Chop近辺に変換される。
その後、差動オペアンプ31により信号が増幅される際に、この差動オペアンプ31等において熱雑音及びフリッカ雑音を含むノイズが発生する。しかし、図5(b)に示すように、希望信号の周波数域(f_Chop近辺)と、フリッカ雑音が大きくなる周波数域(DC近辺)は重ならない。
次に、第2チョッピング段32のチョッピング動作によって、図5(c)に示すように、希望信号の周波数が、f_Chop近辺から、第1チョッピング段30に入力される前の周波数(DC近辺の周波数)に戻される。このとき、DC近辺の周波数域に存在するフリッカ雑音は、逆に、チョッピング制御信号の周波数f_Chop近辺に変換される。従って、希望信号の周波数域とフリッカ雑音が大きくなる周波数域とが重ならず、希望信号の周波数域には、周波数に対してフラットな特性を有する熱雑音のみが存在することになる。つまり、希望信号がフリッカ雑音の影響を受けなくなり、その分、SNRを大きくとることができるため、受信装置1の受信性能が向上する。尚、DC近辺の低周波数領域からf_Chopに周波数変換されたフリッカ雑音は、低周波数領域のみを通過させる、ミキサ後段のBBフィルタ5により除去される。
さらに、本実施形態のミキサ3を試作してその効果を検証した。図6は、その試作したミキサの出力雑音スペクトルの測定結果を示すグラフである。尚、図6のグラフにおいて、横軸はヘルツ(Hz)単位で表示されたミキサの出力周波数、縦軸は、nV/√Hz単位で表示されたミキサの出力雑音密度である。また、カーブAは、第1、第2チョッピング段30,32のチョッピング動作を行わなかった場合(Chopper OFF)に測定された出力雑音密度であり、カーブBは第1、第2チョッピング段30,32のチョッピング動作を行った場合(Chopper ON)に測定された出力雑音密度である。
第1、第2チョッピング段30,32にチョッピング動作を行わせない場合には、チョッピング制御信号Fchopを常に電源電圧(VDD)とし、nFchopを常に基準電圧(GND)とする。このとき、低周波数領域にフリッカ雑音が現れることから、カーブAで示される特性は、周波数に反比例するフリッカ雑音の理想的な特性(カーブC)とほぼ一致している。一方、第1、第2チョッピング段30,32にチョッピング動作を行わせる場合には、第1、第2チョッピング段30,32に対して、チョッピング制御信号Fchopとして、周波数15.6MHzの矩形波信号を入力し、nFchopとして、Fchopの逆位相信号を入力する。この場合には、フリッカ雑音が高周波数領域へ移動して(図6では示されていない)、カーブBで示されるように、希望信号が存在するDC近辺の周波数領域には存在しなくなるため、希望信号がフリッカ雑音の影響を受けなくなる。
ところで、図1に示すように、ミキサ3の2つのチョッピング段30,32を制御するチョッピング制御回路9(変換制御部)は、受信信号に対してそれぞれ所定の処理を施す、LNA2、ミキサ3、BBフィルタ5、VGA6、及び、ADC/DSP7(複数の処理部)の少なくとも1つから、受信信号の状態に関する情報を受け取り、その情報に基づいて受信信号の状態を監視している。ここで、受信信号の状態に関する情報には、受信信号に含まれる希望信号と妨害信号の、信号強度と周波数の情報等が含まれる。
そして、チョッピング制御回路9は、LNA2等の複数の処理部からそれぞれ出力される受信信号の状態に基づいて、第1チョッピング段30と第2チョッピング段32のチョッピング動作(周波数変換)を適切に制御するように構成されている。これにより、妨害信号やトランスインピーダンス段12で発生する内部雑音が希望信号に及ぼす影響をできるだけ小さく抑えることが可能となる。
このチョッピング制御回路9によるチョッピング制御について、具体的な制御例を挙げて説明する。
(制御例1)
受信された希望信号の強度が十分に大きく、ミキサ3のトランスインピーダンス段12(差動オペアンプ31等)において発生するフリッカ雑音が希望信号に比べて十分に小さい場合には、希望信号とフリッカ雑音の周波数域が重なったとしても、フリッカ雑音が希望信号に及ぼす影響は軽微である。
そこで、チョッピング制御回路9は、希望信号の強度に関する情報からチョッピング段30,32のチョッピング動作の要否を判断する。例えば、LNA2から出力される希望信号の強度が、フリッカ雑音の強度に対して十分に大きい所定の強度以上である場合には、チョッピング制御回路9は、第1チョッピング段30と第2チョッピング段32のチョッピング動作(周波数変換)を行わせない。具体的には、第1、第2チョッピング段30,32へ出力するチョッピング制御信号Fchopを常に電源電圧(VDD)とし、否定信号nFchopを常に基準電圧(GND)とする。すると、スイッチSWa,SWdが常にONとなる一方で、スイッチSWb,SWcが常にOFFとなる。従って、第1、第2チョッピング段30,32に入力された信号は周波数変換されることなくそのまま出力される。
一方、LNA2から出力される希望信号の強度が所定強度未満である場合には、チョッピング制御回路9は、第1チョッピング段30と第2チョッピング段32を制御して、前述したチョッピング動作(周波数変換)を行わせ、希望信号とトランスインピーダンス段12で発生するフリッカ雑音の周波数域が重ならないようにする。
尚、フリッカ雑音の強度と比較すべき希望信号の強度は、ミキサ3へ入力される直前における信号強度であることから、この制御例1のように、ミキサ3の直前にあるLNA2の出力における希望信号の強度がチョッピング制御回路9に入力されることが最も好ましい。しかし、回路設計上の理由等からLNA2の出力における信号強度を監視できない場合も考えられる。そこで、このような場合には、ミキサ3やBBフィルタ5等の、LNA2以外の他の処理部の出力における希望信号の強度をチョッピング制御回路9へ入力し、得られた希望信号の強度と、ミキサ3からその処理部までの間における信号強度の変化量(即ち、ミキサ3やBBフィルタ5等の各処理部における信号の増幅量、又は、減衰量)から、ミキサ3の入力における希望信号の強度を逆算すればよい。
(制御例2)
受信信号に強度の大きい妨害信号が含まれている場合には、チョッピング段30,32のチョッピング動作(周波数変換)によって、妨害信号の一部が希望信号の周波数域に含まれてしまうことがある。
図7は、妨害信号を含む受信信号の周波数スペクトルを示す図である。図7(a)に示すように、アンテナ8で受信された受信信号において、LO信号の周波数f_LO近辺に希望信号が存在し、さらに、希望信号よりもチョッピング制御信号Fchopの周波数f_Chopだけ離れた周波数域(f_LO+f_Chop)に、強度の大きな妨害信号が存在しているとする。このような希望信号と妨害信号とを含む受信信号が、スイッチング段11においてLO信号(周波数f_LO)と混合されると、図7(b)に示すように、希望信号の周波数がDC近辺に変換されるとともに、妨害信号の周波数がf_Chop近辺に変換される。
その後、第1、第2チョッピング段30,32において、周波数f_Chopでチョッピング動作を行うと、図7(c)に示すように、希望信号が一旦f_Chopに変換された後に、DC近辺に戻される。また、差動オペアンプ31等で発生したフリッカ雑音の周波数は、DC近辺からf_Chop近辺の周波数に変換される。さらに、妨害信号の周波数は、一旦DC近辺に変換されてから、再びf_Chop近辺に戻される(妨害信号1)。但し、第1、第2チョッピング段30,32のチョッピング動作において、妨害信号(周波数f_Chop)とチョッピング制御信号の倍音(f_Chopの整数倍の周波数)とが掛け合わされることに起因して、図7(c)に示すように、妨害信号の一部がDC近辺に残って(妨害信号2)、希望信号と周波数域が重なってしまうことがある。この場合、妨害信号の強度が大きいほど、DC近辺に残留した一部の妨害信号(妨害信号2)が希望信号に大きな影響を及ぼす。
そこで、チョッピング制御回路9は、LNA2から出力された希望信号と妨害信号の周波数から、妨害信号の一部が希望信号の周波数域と重ならないように、第1チョッピング段30と第2チョッピング段32のチョッピング動作を制御する。例えば、受信信号に含まれる希望信号と妨害信号の周波数から、妨害信号が希望信号と重なることのないようなチョッピング周波数f_Chopを決定し、決定された周波数f_Chopのチョッピング制御信号をチョッピング段30,32に出力して、チョッピング動作を行わせる。あるいは、チョッピング周波数f_Chopは不変とし、このチョッピング周波数f_Chopでチョッピング動作を行うことによって、妨害信号が希望信号と重なる場合には、チョッピング動作を行わせないように制御する。
尚、この制御例2においては、LNA2の出力における希望信号と妨害信号の周波数の情報がチョッピング制御回路9に入力されているが、ミキサ3の出力においても妨害信号が含まれているため(次のBBフィルタ5で妨害信号が除去される)、このミキサ3の出力における希望信号と妨害信号の周波数に基づいて、チョッピング制御回路9がチョッピング段30,32を制御することも可能である。即ち、ミキサ3の出力(周波数変換後)における希望信号と妨害信号の周波数と、LO信号の周波数とから、ミキサ3の入力(周波数変換前)における希望信号と妨害信号の周波数を逆算すればよい。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明の適用可能な形態はこのような形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で適宜変更を加えることが可能である。例えば、前記実施形態は、差動入力−差動出力のダブルバランス型のミキサに本発明を適用した一例であるが、シングルバランス型のミキサにも本発明を適用できる。また、トランスコンダクタンス段や、トランスインピーダンス段の増幅部を、同じ作用を奏する公知の回路構成に置き換えることも可能である。
本実施形態の受信装置の構成を概略的に示すブロック図である。 ミキサのブロック図である。 図2のミキサの具体的な一構成を示す回路図である。 第1、第2チョッピング段の具体的な一構成を示す回路図である。 チョッピング動作が行われる際の、受信信号の周波数スペクトルを概略的に示す図であり、(a)は第1チョッピング段の入力、(b)は第2チョッピング段の入力、(c)は第2チョッピング段の出力、における周波数スペクトルをそれぞれ示す。 試作したミキサの出力雑音スペクトルの測定結果を示すグラフである 妨害信号を含む受信信号の周波数スペクトルを示す図であり、(a)はスイッチング段の入力、(b)はトランスインピーダンス段の入力、(c)はトランスインピーダンス段の出力、における周波数スペクトルをそれぞれ示す。 トランスインピーダンス段を有する従来のミキサの構成を概略的に示すブロック図である。 従来のミキサにおける受信信号の周波数スペクトルを示す図である。
符号の説明
1 受信装置
2 低雑音増幅器(LNA)
3 ミキサ
5 ベースバンドフィルタ
6 可変利得増幅器(VGA)
7 ADC/DSP
9 チョッピング制御回路(変換制御部)
10 トランスコンダクタンス段
11 スイッチング段(周波数変換段)
12 トランスインピーダンス段
30 第1チョッピング段(第1変換部)
31 差動オペアンプ(増幅部)
32 第2チョッピング段(第2変換部)
R1 抵抗(第1抵抗)
R2 抵抗(第2抵抗)
SW1〜SW4 スイッチ
SWa〜SWd スイッチ(第1スイッチ、第2スイッチ)

Claims (8)

  1. 電圧信号である入力信号を電流信号に変換するトランスコンダクタンス段と、
    前記トランスコンダクタンス段から出力された電流信号と局部発信信号とを混合して、前記電流信号の周波数を変換する周波数変換段と、
    前記周波数変換段から出力された電流信号を電圧信号に変換するトランスインピーダンス段とを有し、
    前記トランスインピーダンス段は、
    前記周波数変換段から出力された信号の周波数を、より高い周波数に一旦変換する第1変換部と、
    前記第1変換部から出力された信号を増幅する増幅部と、
    前記増幅部で増幅された信号の周波数を、前記第1変換部に入力される前の周波数に戻す第2変換部とを備えていることを特徴とするミキサ。
  2. 前記トランスコンダクタンス段は、信号入力端子と前記周波数変換段の入力に接続された第1抵抗を有することを特徴とする請求項1に記載のミキサ。
  3. 前記周波数変換段は、前記トランスコンダクタンス段の出力と前記トランスインピーダンス段の入力に接続されるとともに、その制御端子に前記局部発信信号が入力されるスイッチを有することを特徴とする請求項1又は2に記載のミキサ。
  4. 前記トランスインピーダンス段は、その入力と出力との間において、前記増幅部と並列に設けられた第2抵抗を有することを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のミキサ。
  5. 前記第1変換部は、前記周波数変換段の出力と前記増幅部の入力に接続されるとともに、その制御端子に所定周波数の制御信号が入力される第1スイッチを有し、
    前記第2変換部は、前記増幅部の出力と信号出力端子に接続されるとともに、その制御端子に前記所定周波数の制御信号が入力される第2スイッチを有することを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のミキサ。
  6. 入力された受信信号の周波数を変換する請求項1〜5の何れかに記載のミキサを少なくとも含み、前記受信信号にそれぞれ所定の処理を施す複数の処理部と、
    前記複数の処理部の少なくとも1つから出力される前記受信信号の状態に基づいて、前記第1変換部と前記第2変換部を制御する変換制御部と、
    を備えていることを特徴とする受信装置。
  7. 前記変換制御部は、
    前記受信信号に含まれる希望信号の強度に基づいて、前記第1変換部と前記第2変換部を制御することを特徴とする請求項6に記載の受信装置。
  8. 前記変換制御部は、
    前記受信信号に含まれる希望信号と妨害信号の周波数に基づいて、前記第1変換部と前記第2変換部を制御することを特徴とする請求項6又は7に記載の受信装置。
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