JP2010232904A - 携帯電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】屈曲耐久性のあるフレキシブル基板を備えた携帯電気機器を提供すること。
【解決手段】携帯電子機器は、筐体の内部に配置される回路基板に接続されるフレキシブル基板を備える。フレキシブル基板100は、フレキシブル部110と、フレキシブル部110の延長方向Lにおける先端に形成され、回路基板に接続される第1基板接続部120とを有する。フレキシブル部110は、フレキシブル本体領域130とフレキシブル本体領域130の先端部130aに形成され第1基板接続部120に向かうに連れて延長方向Lと直交する方向Wに幅が広がる拡幅領域132とを有する。
【選択図】図4

Description

本発明は、携帯電子機器に関する。
携帯電話機等の携帯電子機器においては、携帯性が高まるに連れて、その厚さが薄くなりつつある。特に、開閉可能に連結された2つの筐体(例えば、2つの筐体は、第1筐体と、第1筐体に連結された第2筐体とである。)を有する開閉型携帯電話機やスライド型携帯電話機においては、携帯性の要望が高い。
携帯電話機は、連結部を介して連結された第1筐体と第2筐体とが相対的に回転(回動)されることにより、第1筐体と第2筐体とが互いに開いた開状態や、第1筐体と第2筐体とが折り畳まれた閉状態に変形される。
このような携帯電話機は、第1筐体の内部に配置される第1回路基板と第2筐体の内部に配置される第2回路基板とをフレキシブル基板により互いに接続している(例えば、特許文献1参照)。このフレキシブル基板は、携帯電話機が開状態や閉状態に変形されるたびに、大きく曲げられたり、小さく曲げられたりする。
特開2009−33681号公報
このため、携帯電話機の厚さが薄くなるにつれて、フレキシブル基板のフレキシブル本体領域(特許文献1の図10の折り返し部93に相当する)が小さく曲げられる。そのような携帯電話機に用いられているフレキシブル基板に、連結された2つの筐体が開閉する度に、繰り返し曲げ荷重が作用する。したがって、フレキシブル基板には、屈曲耐久性が求められている。
本発明は、屈曲耐久性のあるフレキシブル基板を備えた携帯電子機器を提供することを目的とする。
本発明の携帯電子機器は、筐体と、前記筐体の内部に配置される回路基板と、前記回路基板に接続されるフレキシブル基板とを備え、前記フレキシブル基板は、フレキシブル部と、該フレキシブル部の延長方向における先端に形成され、前記回路基板に接続される第1基板接続部とを有し、前記フレキシブル部は、フレキシブル本体領域と該フレキシブル本体領域の先端部に形成され前記第1基板接続部に向かうに連れて前記延長方向と直交する方向に幅が広がる拡幅領域とを有する携帯電子機器に関する。
本発明の携帯電子機器においては、前記拡幅領域には、第1貫通孔が形成されていることが好ましい。
本発明の携帯電子機器においては、前記第1貫通孔は、真円形状であることが好ましい。
本発明の携帯電子機器においては、前記第1基板接続部に実装されているコネクタを備え、前記第1貫通孔は、前記拡幅領域において、前記第1基板接続部の近傍に形成されており、前記コネクタを挟んだ対角の位置であって前記第1基板接続部の幅方向における、前記第1貫通孔とは反対側の位置に、前記第1貫通孔とは別の第2貫通孔が形成されていることが好ましい。
本発明の携帯電子機器においては、前記コネクタは、前記第1基板接続部の幅方向に伸びており、前記第1基板接続部に実装されていることが好ましい。
本発明の携帯電子機器においては、前記拡幅領域は、前記第1基板接続部の幅方向において、前記フレキシブル本体領域の一方の側のみに広がっていることが好ましい。
本発明の携帯電子機器においては、前記延長方向における前記拡幅領域の長さである拡幅領域長さ(図5の寸法L2)は、前記延長方向と直交する幅方向における前記拡幅領域の長さ(図5の寸法B2)から、前記延長方向と直交する幅方向における前記フレキシブル本体領域の先端部の長さ(図5の寸法B1)を引いた拡幅の長さ(図5の寸法B3)と略同じであることが好ましい。
本発明の携帯電子機器においては、前記延長方向における前記フレキシブル部の先端から直線状に伸びる範囲の長さであるフレキシブル先端長さ(図5の寸法L3)から、前記延長方向における前記拡幅領域の長さである拡幅領域長さ(図5の寸法L2)を引いたフレキシブル領域直線長さ(図5の寸法L1)は、前記拡幅領域長さ(図5の寸法L2)よりも長いことが好ましい。
本発明の携帯電子機器においては、前記第1基板接続部は、前記フレキシブル本体領域よりも厚い、又は、硬いリジッド部であることが好ましい。
本発明の携帯電子機器においては、前記筐体は、第1筐体と該第1筐体に連結される第2筐体とを備え、前記回路基板は、前記第1筐体の内部に配置される第1回路基板と、前記第2筐体の内部に配置される第2回路基板とを備え、前記第1基板接続部は、前記第1回路基板に接続され、前記フレキシブル基板は、前記フレキシブル部の後端に形成され、前記第2回路基板に接続される第2基板接続部を有することが好ましい。
本発明によれば、屈曲耐久性のあるフレキシブル基板を備えた携帯電子機器を提供することができる。
本発明の一実施形態の携帯電話機を開状態で示す斜視図である。 図1に示す携帯電話機を閉状態で示す斜視図である。 図1に示す携帯電話機の操作部側筐体に内蔵される部品を示す分解斜視図である。 図1に示す携帯電話機の表示部側筐体に内蔵される部品を示す分解斜視図である。 図1に示す携帯電話機のフレキシブル基板を示す平面図である。 図5に示すフレキシブル基板を屈曲させた状態を示す斜視図である。 図2に示す携帯電話機の一部を省略した模式図である。 図5に示すフレキシブル基板を形成する集合基板シートの平面図である。
以下、本発明の携帯電子機器の好ましい一実施形態としての携帯電話機1について、図面を参照しながら説明する。まず、本発明の携帯電子機器の一実施形態である携帯電話機1の基本構造について、図1及び図2を参照しながら説明する。
図1及び図2に示すように、本実施形態の携帯電話機1は、折り畳み型の携帯電話機1であって、第1筐体としての略直方体形状の操作部側筐体2と第2筐体としての略直方体形状の表示部側筐体3とを有する筐体と、操作部側筐体2と表示部側筐体3とを連結する連結部4と、を備える。
連結部4は、表示部側筐体3と操作部側筐体2とを開閉軸を中心に開閉可能に連結する。携帯電話機1は、連結部4を介して連結された操作部側筐体2と表示部側筐体3とが相対的に回転(回動)されることにより、操作部側筐体2と表示部側筐体3とが互いに開いた状態(開状態、図1参照)や、操作部側筐体2と表示部側筐体3とが折り畳まれた状態(閉状態、図2参照)に変形される。
次に、図1及び図3を参照しながら、操作部側筐体2の構成について説明する。図1及び図3に示すように、操作部側筐体2の外郭は、主として、フロントケース21及びリアケース22により構成される。フロントケース21は、操作部側筐体2の前面2a側を構成している。操作部側筐体2の前面2aは、携帯電話機1が折り畳まれた閉状態で表示部側筐体3と向かい合う面である。リアケース22は、操作部側筐体2における前面2aと反対側の背面2bを構成する。
フロントケース21は、図1及び図3に示すように、操作キー群11が前面2aに露出するように構成される。操作キー群11は、各種設定や電話帳機能やメール機能等の各種機能を作動させるための機能設定操作キー13と、電話番号の数字やメール等の文字等を入力するためのテンキー等の入力操作キー14と、各種操作における決定や上下左右方向のスクロール等を行う決定操作キー15と、を有する。
操作部側筐体2の前面2aには、携帯電話機1のユーザが通話時に発した音声が入力される音声入力部12が配置される。音声入力部12は、操作部側筐体2の長手方向における連結部4とは反対側の端部(下端部)の近傍に配置される。
次に、図3を参照しながら、操作部側筐体2側の内部構造について説明する。図3に示すように、フロントケース21とリアケース22とは、互いの凹状の内側面が向き合うように配置され、互いの外周縁が重なり合うようにして結合される。また、フロントケース21とリアケース22との間には、キー構造部40と、キー基板50と、シールドケース60と、第1回路基板70とが挟まれるようにして内蔵される。
フロントケース21には、携帯電話機1の閉状態において表示部側筐体3のメイン表示部34a(図1参照)と対向する内側面に、キー孔13a、14a、15aが形成される。これらキー孔13a、14a、15aそれぞれからは、機能設定操作キー13を構成する機能設定操作キー部材13bの押圧面、入力操作キー14を構成する入力操作キー部材14bの押圧面、及び決定操作キー15を構成する決定操作キー部材15bの押圧面が露出する。
キー基板50は、複数の絶縁層(絶縁フィルム)の間に配線を挟み込んで形成される基板である。キー基板50は、シールドケース60における後述する平板部61に載置される。キー基板50は、機能設定操作キー13、入力操作キー14及び決定操作キー15にそれぞれ対応してキー構造部40側に形成される複数のキースイッチ51、52、53を備える。
キー構造部40は、キー基板50に対向して配置される。キー構造部40は、複数のキースイッチ51、52、53を押圧可能な押し子と、操作キー群11の押圧面を有するキートップとが、弾性を有するシリコンゴム等で構成された基体シートに設けられて構成される。キー構造部40における操作キー群11を構成する機能設定操作キー13、入力操作キー14及び決定操作キー15は、キー基板50におけるキースイッチ51、52、53と対向する位置に配置されると共に、フロントケース21に形成されるキー孔13a、14a、15aから露出するように配置される。
シールドケース60は、薄型の直方体における一つの広い面が開口した形状を有する導電性の部材である。シールドケース60は、キー基板50の載置面となる平板部61と、平板部61における開口側の面に略垂直に形成されるリブ62と、を備える。リブ62は、第1回路基板70に実装される各種電子部品のうち最も高い電子部品の高さと同等又はそれよりも十分に高くなるように形成される。リブ62は、シールドケース60が第1回路基板70に載置された状態で、第1回路基板70に形成された基準電位パターン層75上に配置されるように形成される。
シールドケース60は、外部からの高周波等のノイズが第1回路基板70に配置される各種電子部品に作用するのを抑制すると共に、RF(Radio Frequency)回路、CPU回路、電源回路等から放出されるノイズを遮蔽して、他の電子部品やアンテナに接続される受信回路等に作用することを抑制する。
第1回路基板70には、各種電子部品や回路(いずれも図示せず)が配置される。各種電子部品は、所定の組み合わせにより複数の回路ブロックを形成する。例えば、第1回路基板70には、RF(Radio Frequency)回路、電源回路等を含む各種回路ブロックが形成される。第1回路基板70におけるシールドケース60側の第1面70aには、上述の各種電子部品の他、基準電位部を構成する基準電位パターン層75が形成される。
リアケース22の一端側には、取り外し可能なバッテリリッド23が設けられている。バッテリリッド23は、バッテリQをリアケース22の外側から収納した後、リアケース22に装着される。また、リアケース22における一端側には、ユーザの音声を入力する音声入力部12のマイク(図示せず)が収容される。
次に、図1及び図4を参照しながら、表示部側筐体3の構成について説明する。図1及び図4に示すように、表示部側筐体3の外郭は、主としてフロントケース30a、カバー部材33及びリアケース30bにより構成される。フロントケース30a及びカバー部材33は、表示部側筐体3の前面3a側を構成する。表示部側筐体3の前面3aは、携帯電話機1が折り畳まれた状態で操作部側筐体2の前面2aと向かい合う面である。リアケース30bは、表示部側筐体3における前面3aと反対側の背面3bを構成する。カバー部材33は、全部又は一部が透明な樹脂から構成され、フロントケース30aに設けられた開口部32を覆うようにフロントケース30aに固定される。
フロントケース30aには、通話の相手側における音声を出力する音声出力部31が配置される。音声出力部31は、表示部側筐体3の長手方向における連結部4とは反対の端部(上端部)側に配置される。
表示部側筐体3の内部には、図4に示すように、表示部側の第2回路基板35と、この第2回路基板35のフロントケース30a側に配置されるメイン液晶モジュール34と、第2回路基板35のリアケース30b側に配置されるサブ液晶モジュール36が積層状態で内蔵される。
メイン液晶モジュール34の一方の面(フロントケース30a側の面)には、メイン表示部34aが設けられ、このメイン表示部34aには、各種情報が表示される。メイン表示部34aは、カバー部材33を介して、表示部側筐体3の前面3a側から視認可能となっている。
サブ液晶モジュール36における一方の面(リアケース30b側の面)には、サブ表示部36aが設けられ、このサブ表示部36aには、各種情報が表示される。サブ表示部36aは、リアケース30bの透明部分(図示せず)を介して、表示部側筐体3の背面3b側から視認可能となっている。
メイン液晶モジュール34及びサブ液晶モジュール36それぞれは、液晶パネルと、液晶パネルを駆動する駆動回路と、液晶パネルの背面側から光を照射するバックライトとを有する。
以上の携帯電話機1においては、操作部側筐体2の内部に配置された第1回路基板70と、表示部側筐体3の内部に配置された第2回路基板35とは、フレキシブル基板100によって、電気的に接続されている。
次に、図5及び図6を参照しながら、フレキシブル基板100の構造について説明をする。
図5に示すように、フレキシブル基板100は、複数の絶縁層(絶縁フィルム)の間に配線を挟みこんで形成される可撓性を有する基板である。フレキシブル基板100は、フレキシブル部110と、フレキシブル部110の延長方向Lにおける先端110aに形成された第1基板接続部120と、フレキシブル部110の後端110bに形成された第2基板接続部121とを有する。
フレキシブル部110は、フレキシブル本体領域130とフレキシブル本体領域130の先端部130aに形成された拡幅領域132とを有する。
フレキシブル本体領域130は、直線状に延びている直線領域S(図5においてハッチングで示した領域)と、直線領域Sの端部からU字形状に延びているU字領域U(図5においてハッチングで示した領域)とを有する。直線領域SとU字領域Uとは、一体的に形成され、かつ、直線領域SとU字領域Uとの境界部分には、切り込み形状や角形状のような急激に変化するような形状は設けられていない。
拡幅領域132は、フレキシブル本体領域130と同じ材料で形成されている。拡幅領域132は、厚さはほぼ一定で、第1基板接続部120に向かうに連れて延長方向Lと直交する方向Wに幅が広がる形状を有している。
拡幅領域132には、フレキシブル基板100を実装するための基準となる第1貫通孔134が形成されている。第1貫通孔134は、真円形状で形成されている。第1貫通孔134は、拡幅領域132において、第1基板接続部120の近傍に形成されている。
拡幅領域132は、第1基板接続部120の幅方向Wにおいて、フレキシブル本体領域130の一方の側のみに広がっている。より具体的には、拡幅領域132に生じる応力が集中する側と同じ側に拡幅領域132が広がっている(図5において左側に広がっている。)。つまり、第1貫通孔134は、第1基板接続部120の幅方向Wにおいて、フレキシブル本体領域130の一方の側の近傍に形成されている。
拡幅領域132とフレキシブル本体領域130との大きさの関係は、以下の関係を維持することが好ましい。すなわち、第1貫通孔134と拡幅領域132の外周との間の距離が極端に短くなる状態がないように、延長方向Lにおける拡幅領域132の長さである拡幅領域長さL2は、幅方向Wにおける拡幅領域132の長さB2から、幅方向Wにおけるフレキシブル本体領域130の先端部130aの長さB1を引いた拡幅の長さB3と略同じに設定される。これにより、第1貫通孔134に生じる応力が集中することが抑えられる。
また、延長方向Lにおけるフレキシブル部110の先端110aから直線状に伸びる領域138(直線領域Sと、拡幅領域132の一部とで形成される、図5において点線で囲まれた領域)の長さであるフレキシブル直線長さL3から拡幅領域長さL2を引いたフレキシブル領域直線長さL1は、フレキシブル直線長さの領域138で生じる応力を抑えるために、拡幅領域長さL2よりも長い寸法に設定される。
第1基板接続部120は、延長方向Lと直交する方向Wに幅が広がる形状を有している。第1基板接続部120は、フレキシブル本体領域130よりも厚く硬いリジッド部である。フレキシブル部110(拡幅領域132)は、第1基板接続部120の幅方向Wにおいて、一端側(図5においては左側)に偏って接続されている。
第1基板接続部120には、第1回路基板70に接続されるコネクタとしての第1コネクタ140が実装されている。第1コネクタ140は、第1基板接続部120の幅方向Wに伸びる形状を有する。また、第1基板接続部120には、第2貫通孔136が形成されている。第2貫通孔136は、第1コネクタ140を挟んだ対角の位置であって、第1基板接続部120の幅方向Wにおける、第1貫通孔134とは反対側の位置に形成されている。
図5に示すように、第2基板接続部121は、延長方向Lと直交する方向Wに幅が広がる形状を有している。第2基板接続部121の幅方向Wにおける端部(右側の側部)からフレキシブル部110が延在している。
第2基板接続部121には、第2回路基板35に接続される第2コネクタ142が実装されている。第2コネクタ142は、第2基板接続部121の幅方向Wに伸びる形状を有する。
以上のフレキシブル基板100は、操作部側筐体2と表示部側筐体3との内部に弾性変形された状態で配置される。具体的には、操作部側筐体2と表示部側筐体3とが折り畳まれた状態(閉状態、図2参照)のとき、図6及び図7に示すように、フレキシブル本体領域130は、第1基板接続部120に設けられた第1コネクタ140と第2基板接続部121に設けられた第2コネクタ142とが互いに向かい合うように、小さく曲げられる。また、操作部側筐体2と表示部側筐体3とが互いに開いた状態(開状態、図1参照)のとき、図5に示すように、フレキシブル本体領域130は、第1基板接続部120に設けられた第1コネクタ140と第2基板接続部121に設けられた第2コネクタ142とが互いに同じ方向を向くように、大きく曲げられる。
そして、携帯電話機1の使用者が、操作部側筐体2と表示部側筐体3とを互いに開いた状態や互いに折り畳まれた状態に繰り返して行うと、フレキシブル本体領域130には、曲げ戻しによる繰り返し荷重が作用する。このとき、本実施形態のフレキシブル基板100におけるフレキシブル本体領域130に対する応力集中は、低減される。以下、詳細に説明する。
まず、フレキシブル本体領域130の直線領域SとU字領域Uとは、一体的に形成され、かつ、直線領域SとU字領域Uとの境界部分には、切り込み形状や角形状のような急激に変化するような形状は設けられていない。このため、直線領域SとU字領域U、ひいては、フレキシブル本体領域130には、応力集中となるような箇所はない。そして、フレキシブル本体領域130の先端部130aは、第1基板接続部120を介して第1回路基板70に接続している。フレキシブル部110の後端110bは、第2回路基板35に接続している。このため、操作部側筐体2と表示部側筐体3との開閉に伴う相対的移動によって、フレキシブル本体領域130が曲げられても、拡幅領域132に生じた荷重が、フレキシブル本体領域130の幅(図5において寸法B1)より広い幅(図5において寸法B2)を有する拡幅領域132によって分散される。よって、繰り返し曲げ荷重がフレキシブル本体領域130に作用しても、フレキシブル基板100は疲労による断線が生じにくい。
また、フレキシブル部110は、第1基板接続部120に向かうに連れて延長方向Lと直交する方向Wに幅が広がる拡幅領域132を有する。このため、フレキシブル部110が操作部側筐体2と表示部側筐体3との開閉に伴って曲げられても、フレキシブル部110における第1基板接続部120の近傍に生じる応力を低く抑えることができる。
また、第1基板接続部120には第1コネクタ140が実装されているので、第1基板接続部120を第1コネクタ140で硬固に固定することができる。このため、フレキシブル部110が操作部側筐体2と表示部側筐体3との開閉に伴って曲げられても、第1基板接続部120の近傍で生じる応力をより抑えることができる。
また、拡幅領域132において第1基板接続部120の近傍に形成された第1貫通孔134と拡幅領域132に形成された別の第2貫通孔136とは互いに最も離れる位置に形成されている。このため、第1貫通孔134と第2貫通孔136とは、ほぼ拡幅領域132の周囲であって対角線上に位置する。したがって、第1コネクタ140及び第2コネクタ142は、それぞれ、第1貫通孔134と第2貫通孔136とを用いて第1基板接続部120及び第2基板接続部121に正確に載置し、組み付けることができる。これにより、フレキシブル部110が操作部側筐体2と表示部側筐体3との開閉に伴って曲げられても、第1基板接続部120及び第2基板接続部121は、それぞれ、第1コネクタ140及び第2コネクタ142に確実に保持される。
また、第1貫通孔134が拡幅領域132に形成されているので、フレキシブル基板100の大きさを大きくさせることなく実装用の第1貫通孔134を形成することができる。
また、第1貫通孔134が真円形状なので、第1貫通孔134の直径や中心位置を精度よく、かつ、安価に形成することができる。
また、フレキシブル部110の先端110aへ向かう方向Lと直交の方向Wに延びる第1コネクタ140が第1基板接続部120に実装されている。このため、フレキシブル本体領域130の延長方向Lに対して第1コネクタ140の長手方向が直交するように第1コネクタ140が配置される。これにより、第1コネクタ140が第1基板接続部120を広く抑えることができるので、第1基板接続部120をより安定して操作部側筐体2に組み付けることができる。
また、フレキシブル基板100は、拡幅領域長さL2が拡幅領域の長さB2からフレキシブル本体領域の先端部の長さB1を引いた拡幅の長さB3と略同じにしてある。このため、第1貫通孔134と拡幅領域132の外周との間の距離が極端に短くなる状態がないので、第1貫通孔134に生じる応力が集中することを抑えることができる。
また、フレキシブル領域直線長さL1は、拡幅領域長さL2より長くしたので、フレキシブル直線長さの領域138で生じる応力を抑えた状態で、フレキシブル直線長さの領域138を十分に柔軟に曲げることができる。
また、第1基板接続部120は、フレキシブル本体領域130よりも厚く硬いリジッド部である。このため、第1基板接続部120で生じる応力を低く抑えることができる。
拡幅領域132は、第1基板接続部120の幅方向Wにおいて、フレキシブル本体領域130の一方の側のみに広がっている。すなわち、拡幅領域132に生じる応力が集中する側に拡幅領域を広げているので、拡幅領域132の全体に生じる応力を低く抑えることができる。
また、拡幅領域132に形成される第1貫通孔134は、第1基板接続部120の幅方向Wにおいて、フレキシブル本体領域130の一方の側の近傍に形成されている。つまり、拡幅領域132において、フレキシブル本体領域130の延長上には、第1貫通孔134を形成する必要がない。このため、フレキシブル本体領域130の幅方向Wの寸法B1を維持した状態で、第1貫通孔134を拡幅領域132に形成することができる。これにより、拡幅領域132における応力集中を低く抑えることができる。
また、フレキシブル本体領域130の直線領域の長さは短いから、フレキシブル本体領域130の先端部130aの近傍に作用する荷重は、他の領域よりも大きい。しかし、フレキシブル部110は、フレキシブル本体領域130の先端部130aに形成され、第1基板接続部120に向かうに連れて方向Wに幅が広がる拡幅領域132を有するので、拡幅領域132に生じる単位断面積当たりの荷重、すなわち応力をフレキシブル部110における第1基板接続部120の近傍に生じる応力を低く抑えることができる。
図7に示すように、以上のフレキシブル基板100は、集合基板シート300から、複数個まとめて、形成することができる。そして、各フレキシブル基板100に、第1貫通孔134及び第2貫通孔136が形成されている。仮に、どれかのフレキシブル基板100が不良品と判断されたとしても、他の良品のフレキシブル基板100のみに第1コネクタ140及び第2コネクタ142を実装することができる。よって、フレキシブル基板100の製造効率を向上できる。
以上、本発明の好ましい一実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に制限されることなく種々の形態で実施することができる。
例えば、本実施形態では、本発明を、携帯電子機器としての携帯電話機1に適用したがこれに限らない。すなわち、本発明を、PHS(登録商標;Personal Handy phone System)、PDA(Personal Digital Assistant)、ポータブルナビゲーション装置、ノートパソコン等の連結部を備える携帯電子機器に適用してもよい。
また、本実施形態では、本発明を連結部4により折り畳み可能な携帯電話機1に適用したがこれに限らない。即ち、本発明を、開閉及び回転可能ないわゆる2軸ヒンジタイプの携帯電話機に適用してもよい。
1 携帯電話機(携帯電子機器)
2 操作部側筐体(第1筐体)
3 表示部側筐体(第2筐体)
70 第1回路基板
35 第2回路基板
100 フレキシブル基板
110 フレキシブル部
120 第1基板接続部
121 第2基板接続部
130 フレキシブル本体領域
130a 先端部
132 拡幅領域
134 第1貫通孔
136 第2貫通孔
140 第1コネクタ(コネクタ)
142 第2コネクタ
S 直線領域
U U字領域

Claims (10)

  1. 筐体と、
    前記筐体の内部に配置される回路基板と、
    前記回路基板に接続されるフレキシブル基板とを備え、
    前記フレキシブル基板は、フレキシブル部と、該フレキシブル部の延長方向における先端に形成され、前記回路基板に接続される第1基板接続部とを有し、
    前記フレキシブル部は、フレキシブル本体領域と該フレキシブル本体領域の先端部に形成され前記第1基板接続部に向かうに連れて前記延長方向と直交する方向に幅が広がる拡幅領域とを有する携帯電子機器。
  2. 前記拡幅領域には、第1貫通孔が形成されている請求項1に記載の携帯電子機器。
  3. 前記第1貫通孔は、真円形状である請求項2に記載の携帯電子機器。
  4. 前記第1基板接続部に実装されているコネクタを備え、
    前記第1貫通孔は、前記拡幅領域において、前記第1基板接続部の近傍に形成されており、
    前記コネクタを挟んだ対角の位置であって前記第1基板接続部の幅方向における、前記第1貫通孔とは反対側の位置に、前記第1貫通孔とは別の第2貫通孔が形成されている請求項2又は3に記載の携帯電子機器。
  5. 前記コネクタは、前記第1基板接続部の幅方向に伸びており、前記第1基板接続部に実装されている請求項4に記載の携帯電子機器。
  6. 前記拡幅領域は、前記第1基板接続部の幅方向において、前記フレキシブル本体領域の一方の側のみに広がっている請求項1から5のいずれかに記載の携帯電子機器。
  7. 前記延長方向における前記拡幅領域の長さである拡幅領域長さは、前記延長方向と直交する幅方向における前記拡幅領域の長さから、前記延長方向と直交する幅方向における前記フレキシブル本体領域の先端部の長さを引いた拡幅の長さと略同じである請求項1から6のいずれかに記載の携帯電子機器。
  8. 前記延長方向における前記フレキシブル部の先端から直線状に伸びる領域の長さであるフレキシブル先端長さから、前記延長方向における前記拡幅領域の長さである拡幅領域長さを引いたフレキシブル領域直線長さは、前記拡幅領域長さよりも長い請求項1から7のいずれかに記載の携帯電子機器。
  9. 前記第1基板接続部は、前記フレキシブル本体領域よりも厚い、又は、硬いリジッド部である請求項1から8のいずれかに記載の携帯電子機器。
  10. 前記筐体は、第1筐体と該第1筐体に連結される第2筐体とを備え、
    前記回路基板は、前記第1筐体の内部に配置される第1回路基板と、前記第2筐体の内部に配置される第2回路基板とを備え、
    前記第1基板接続部は、前記第1回路基板に接続され、
    前記フレキシブル基板は、前記フレキシブル部の後端に形成され、前記第2回路基板に接続される第2基板接続部を有する請求項1から9のいずれかに記載の携帯電子機器。
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