JP2009194031A - 電子機器 - Google Patents

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真人 山▲崎▼
Yasuhito Kanamaki
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Abstract

【課題】シールド機能を備えた電子機器において、筐体全体の厚みを薄くすることができる電子機器を提供すること。
【解決手段】筐体を構成する複数の筐体構成部品と、対向する第1のケース30bと第2のケースとが結合されてなり、該筐体構成部品を収納する筐体ケースと、を備える電子機器であって、前記筐体構成部品は、電子部品52が実装された回路基板51と、回路基板51の実装面51aに実装された電子部品52を囲繞する金属製の枠体6とを含み、第1のケース30bは、回路基板51における実装面51a側に、電子部品52を覆うように配置されるシールド部7を備え、シールド部7は、その一部又は全部が金属から形成されており、枠体6とシールド部7とから、回路基板51に実装された電子部品52をシールドするシールド構造Sが形成される
【選択図】図4

Description

本発明は、電磁波などのノイズをシールド(遮蔽)するシールド機能を備えた電子機器に関する。
携帯電話機などの電子機器においては、筐体ケースの内部に、電子部品が実装された回路基板が内蔵されている。回路基板に実装される電子部品には、例えば、無線通信用の高周波回路部品のように電磁波などのノイズに影響を受けやすいものも多い。このようなノイズに影響を受けやすい電子部品については、シールドケースで覆って、ノイズをシールド(遮蔽)することが行われている。
シールドケースとしては、電子部品を覆う被覆面を形成する主面部と、該主面部の周囲から垂下する側壁とが一体的に形成された、1ピース型シールドケースがある。また、主面部と側壁とを別体で構成し、側壁を構成する枠体に、主面部を形成する蓋体を嵌合させてシールドケースを形成する2ピース型シールドケースもある(例えば、下記特許文献1参照)。
2ピース型シールドケースによれば、例えば、電子部品を囲繞するように枠体を回路基板の実装面に固定しておき、所定の工程の後に枠体に蓋体を嵌合させることで、回路基板に固定されたシールドケースを形成することができる。
特開2006−351961号公報
しかしながら、2ピース型シールドケースを備えた筐体においては、電子部品を覆う蓋体の外側に筐体ケースが重ねて配置することになるため、筐体全体の厚みが厚くなるという問題点がある。
従って、本発明は、シールド機能を備えた電子機器において、筐体全体の厚みを薄くすることができる電子機器を提供することを目的とする。
本発明は、筐体を構成する複数の筐体構成部品と、対向する第1のケースと第2のケースとが結合されてなり、該筐体構成部品を収納する筐体ケースと、を備える電子機器であって、前記筐体構成部品は、電子部品が実装された回路基板と、該回路基板の実装面に実装された電子部品を囲繞する金属製の枠体とを含み、前記第1のケースは、前記回路基板における前記実装面側に、前記電子部品を覆うように配置されるシールド部を備え、該シールド部は、その一部又は全部が金属から形成されており、前記枠体と前記シールド部とから、前記回路基板に実装された前記電子部品をシールドするシールド構造が形成される電子機器に関する。
また、前記シールド部は、樹脂製の基材に金属板を埋設するインサート成形により形成されたインサート成形部材からなることが好ましい。
また、前記シールド部は、基材に金属薄膜が形成されることにより構成されることが好ましい。
また、前記第1のケースは、その一部が前記回路基板側に向かって延在して形成されるバネ部を備え、該バネ部は、前記枠体を前記回路基板側に向けて押圧することが好ましい。
また、前記バネ部は、前記回路基板に向かって斜めに延在した板状体からなり、該板状体の下面が、前記枠体における前記第1のケース側の角部を押圧することが好ましい。
また、前記バネ部は、前記回路基板に向かって斜めに延在した板状体からなり、該バネ部の先端部が、前記枠体における前記第1のケース側の上面部を押圧することが好ましい。
また、前記シールド構造には、前記電子部品が密閉されないように、前記枠体若しくは前記シールド部、又は前記枠体と前記シールド部との当接部に、連通部が形成されることが好ましい。
また、前記連通部は、前記シールド部を前記回路基板の厚み方向に視た場合に該シールド部における前記電子部品と重なる領域に設けられた貫通孔を含むことが好ましい。
また、前記連通部は、前記シールド部を前記回路基板の厚み方向に視た場合に該シールド部における前記電子部品と重なる領域に設けられた網目状部を含むことが好ましい。
また、前記電子部品は、無線通信用の高周波回路部品であることが好ましい。
本発明によれば、シールド機能を備えた電子機器において、筐体全体の厚みを薄くすることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態の一例について、図面を参照しながら説明する。まず、本発明の電子機器の第1実施形態である携帯電話機1の基本構造について、図1から図3を参照しながら説明する。
図1は、本発明の第1実施形態の一例を示す携帯電話機1について、操作部側筐体2と表示部側筐体3とを開いた状態で示す斜視図である。図2は、図1に示す携帯電話機1を折り畳んだ状態で表示部側筐体3のリアケース30b側から視た斜視図である。図3は、リアケース30b側から視た表示部側筐体3の分解斜視図である。
第1実施形態の携帯電話機1は、図1から図3に例示的に示すように、折り畳み型の携帯電話機1であって、略直方体形状の操作部側筐体2と、略直方体形状の表示部側筐体3と、操作部側筐体2と表示部側筐体3とを連結する連結部4と、を備える。
操作部側筐体2は、図1及び図2に例示的に示すように、その外面が、フロントケース21及びリアケース22を主体として構成されている。フロントケース21は、操作部側筐体2の前面2a側を構成する。操作部側筐体2の前面2aは、携帯電話機1を折り畳んだ状態で表示部側筐体3と向かい合う面である。リアケース22は、前面2aと反対側の面である背面2b側を構成する。
フロントケース21は、操作キー群11が前面2aに露出するように構成されている。操作キー群11は、各種設定、電話帳機能、メール機能等の各種機能を作動させるための機能設定操作キー13と、電話番号の数字、メール等の文字等を入力するためのテンキー等の入力操作キー14と、各種操作における決定、上下左右方向のスクロール等を行う決定操作キー15と、から構成されている。
操作キー群11を構成する各キーそれぞれには、操作部側筐体2と表示部側筐体3との開閉状態や、起動されているアプリケーションの種類に応じて所定の機能が割り当てられる(キー・アサイン)。携帯電話機1において、操作キー群11を構成する各キーが使用者により押圧されることで、各キーに割り当てられている機能に応じた動作が実行される。
操作部側筐体2の前面2aには、携帯電話機1の使用者が通話時に発した音声が入力される音声入力部12が形成されている。音声入力部12は、操作部側筐体2の長手方向における連結部4とは反対側の端部近傍に配置される。つまり、音声入力部12は、携帯電話機1の開状態において長手方向の一方の端部側に配置される。
操作部側筐体2の側面2cには、例えば、外部機器(例えば、ホスト装置)とデータの送受信を行うためのインターフェース、ヘッドホン/マイク端子、着脱可能な外部メモリのインターフェース、バッテリを充電するための充電端子が設けられている。
次に、表示部側筐体3について説明する。表示部側筐体3は、図1から図3に例示的に示すように、表示部側筐体3を構成する複数の筐体構成部品51,52,6等と、該筐体構成部品51,52,6等を収納する筐体ケース30と、を備える。筐体ケース30は、対向するリアケース30b(第1のケース)とフロントケース30a(第2のケース)とが結合されてなる。
表示部側筐体3は、その外面が、フロントケース30a及びリアケース30bを主体として構成されている。表示部側筐体3の前面3aは、フロントケース30a及びカバー部材33を主体として構成されている。前面3aは、携帯電話機1を折り畳んだ状態で操作部側筐体2と向かい合う面である。表示部側筐体3の背面3bは、リアケース30bを主体として構成されている。表示部側筐体3の背面3bは、前面3aとは反対側の面である。
表示部側筐体3内には、図1及び図3に例示的に示すように、各種情報を表示させるメイン液晶モジュール34が配置されており、メイン液晶モジュール34は、その一方の面に設けられたメイン表示部34aが、透明部分を主体とするカバー部材33を介して、フロントケース30aに形成された開口部から表示部側筐体3の前面3aに露出するように配置されている。
また、フロントケース30aには、通話の相手側における音声を出力する音声出力部31が形成されている。音声出力部31は、表示部側筐体3の長手方向における連結部4とは反対の端部側に配置される。つまり、音声出力部31は、携帯電話機1の開状態における表示部側筐体3側の端部近傍に配置される。
表示部側筐体3のリアケース30b側には、図2及び図3に例示的に示すように、各種情報を表示させるサブ液晶モジュール36が配置されており、サブ液晶モジュール36は、その一方の面に設けられたサブ表示部36aが、リアケース30bの透明部分を介して表示部側筐体3の背面3bに露出するように配置されている。
メイン液晶モジュール34及びサブ液晶モジュール36は、それぞれ、メイン表示部34a及びサブ表示部36aを構成する液晶パネル、この液晶パネルを駆動する駆動回路、この液晶パネルの背面側から光を照射するバックライト等の光源部などから構成される。
操作部側筐体2の上端部と表示部側筐体3の下端部とは、図1及び図2に例示的に示すように、連結部4を介して開閉可能に連結されている。つまり、連結部4は、表示部側筐体3と操作部側筐体2とを開閉軸Xを中心に開閉可能に連結している。
携帯電話機1においては、連結部4を介して連結された操作部側筐体2と表示部側筐体3とが相対的に回転(回動)する。これにより、操作部側筐体2と表示部側筐体3とを互いに開いた状態(開放状態)にしたり、操作部側筐体2と表示部側筐体3とを折り畳んだ状態(折畳み状態)にすることができる。
次に、表示部側筐体3の内部構造について図3を参照しながら説明する。表示部側筐体3は、図3に例示的に示すように、リアケース30bと、サブ液晶モジュール36と、回路基板51と、フロントケース30aと、メイン液晶モジュール34と、カバー部材33と、を備えている。表示部側筐体3においては、リアケース30b、サブ液晶モジュール36、回路基板51、フロントケース30a、メイン液晶モジュール34及びカバー部材33は、この順で積層的に配置される。
フロントケース30aとリアケース30bとは、図3に例示的に示すように、互いの凹状の内面が向き合うように配置される。リアケース30bとフロントケース30aとの間には、図3に例示的に示すように、サブ液晶モジュール36が、リアケース30bを介してサブ表示部36aが露出するように配置されており、また、サブ液晶モジュール36の周囲を囲むように回路基板51が配置されている。
そして、回路基板51におけるサブ液晶モジュール36が設けられている側とは反対側に、フロントケース30aが配置されている。即ち、リアケース30bとフロントケース30aとの間には、サブ液晶モジュール36及び回路基板51が挟み込まれるように配置されている。
回路基板51は、メイン液晶モジュール34及びサブ液晶モジュール36に給電等を行うものである。回路基板51には、各種電子部品が実装される。回路基板51に実装される各種電子部品のうち、性能上、電磁波などのノイズをシールド(遮蔽)する必要がある電子部品については、ノイズをシールドする必要がある。そのような電子部品としては、例えば、無線通信用の高周波回路部品が代表的である。
本実施形態の携帯電話機1の説明においては、ノイズをシールドすべき電子部品を、「電子部品52」として説明する。
第1実施形態の携帯電話機1におけるシールド構造について、図4及び図5を参照しながら詳述する。図4は、図3に示す表示部側筐体3におけるリアケース30b及び回路基板51を示す分解斜視図である。図5は、図4に示す表示部側筐体3におけるシールド構造Sを示す断面図である。
図4及び図5に例示的に示すように、表示部側筐体3は、電子部品52が実装された回路基板51と、回路基板51の実装面51aに実装された電子部品52を囲繞する枠体6とを備える。
また、リアケース30bは、回路基板51における実装面51a側に、電子部品52を覆うように配置されるシールド部7を備える。なお、図4においては、リアケース30bについて、カバー部材30f(図3参照)が外れた状態で示している。
そして、枠体6とシールド部7とから、回路基板51に実装された電子部品52をシールドするシールド構造Sが形成される。
枠体6について説明する。枠体6は、金属材料からなり、本実施形態においては、例えば一枚の板金部材からなる。つまり、枠体6は、1枚の金属板を板金加工して形成される。また、図4及び図5に例示的に示すように、枠体6は、側壁61と、上面部62と、上面開口部63とを備える。
なお、以下の説明において、回路基板51の厚み方向を「第1方向D1」といい、回路基板51の面方向を「第2方向D2」という。第2方向D2は、回路基板51の実装面51aが広がる方向である。従って、第2方向D2は、第1方向D1と垂直な方向となり、また1方向に限定されない。
側壁61は、枠体6を第1方向D1に視た状態において略矩形枠状の壁部であり、回路基板51の実装面51a側に固定されている。側壁61は、回路基板51の一部に相当する大きさを有している。側壁61の高さは、シールド部7に接触しない範囲で、電子部品52の高さよりも高くなっている。
上面部62は、枠体6を第1方向D1に視た状態において略矩形枠状の周縁部であり、側壁61の上縁部に接触している。上面部62の内側は、枠体6を第1方向D1に視た状態において略矩形枠状の上面開口部63となっている。このように、枠体6は、巨視的に視て、略矩形枠状となっている。
シールド構造Sが形成されていない状態において、電子部品52は、枠体6の上面開口部63から露出する。
シールド部7の説明に先立ち、シールド部7を備えるリアケース30bについて説明する。リアケース30bは、樹脂製の基材に金属板を埋設するインサート成形により形成されたインサート成形部材を主体として構成される。図4及び図5においては、リアケース30bについて、カバー部材30f(図3参照)が外れた状態で示している。なお、カバー部材30fが外れた状態のリアケース30bについては、符号「30b’」を付す。
図4及び図5に例示的に示すように、リアケース30b’の外面においては、その幅方向内方部30cは、前記金属板のみを主体として構成されている。幅方向内方部30cの幅は、連結部4の幅と略一致している。
一方、リアケース30bの外面においては、その幅方向外方部30dは、前記金属板が埋設された前記基材部分を主体として構成されている。このように、幅方向内方部30cは、前記基材が存在しないため、リアケース30bの厚み方向に凹んでいる。
幅方向内方部30cにおけるサブ表示部36aに対応する領域には、開口部30eが設けられている。また、幅方向内方部30cにおける枠体6に対応する領域には、シールド部7が設けられている。
幅方向内方部30cの外面側には、カバー部材30f(図3参照)が固定されている。幅方向内方部30cの外面側にカバー部材30fが固定されることで、カバー部材30fの外面と幅方向外方部30dの外面とが略面一(ツライチ)となる。
カバー部材30fにおける開口部30eに対応する領域は、透明となっている。そのため、サブ表示部36aの表示内容が開口部30e及びこの透明部分を介して表示部側筐体3の背面3b側に表示される。
また、カバー部材30fにおけるシールド部7に対応する領域は、不透明となっている。そのため、シールド部7は、表示部側筐体3の背面3b側から視認できない。
図4及び図5に例示的に示すように、シールド部7は、回路基板51における実装面51a側に、電子部品52を覆う被覆面を形成する主面部71を有する。なお、シールド部7は、本実施形態においては、前述したように、その全部が金属から形成されているが、これに制限されず、シールド機能を果たすことができれば、シールド部7の一部のみが金属から形成されていてもよい。
図4及び図5に例示的に示すように、リアケース30bはバネ部72を備える。バネ部72は、リアケース30bの一部である前記金属板が、回路基板51側に向かって延在して形成される。詳述すると、バネ部72は、回路基板51に向かって斜めに延在した板状体からなる。板状体は、例えば、前記金属板の一部をくり抜き、このくり抜かれた部分を回路基板51側に折り曲げることで形成することができる。
バネ部72は、枠体6を回路基板51側に向けて押圧する。詳細には、板状体の下面72aが、枠体6におけるリアケース30b側の例えば角部62aを押圧する。
前述の構成を有する枠体6とシールド部7とから、電子部品52をシールドするシールド構造Sが形成される。シールド構造Sは、本実施形態のように、後述する連通部S1を有していてもよい。
シールド構造Sには、電子部品52が密閉されないように、枠体6若しくはシールド部7、又は枠体6とシールド部7との当接部に、連通部S1が形成される。
本実施形態における連通部S1は、例えば、枠体6とシールド部7との間に存在する空隙S2、或いは、シールド部7に設けられた貫通孔S3からなる。なお、空隙S2は、別の実施形態(第3実施形態)を示す図7に図示してある。
枠体6とシールド部7とは、バネ部72以外の部分では接触していなくてもよく、例えば、両者の間に空隙S2が形成される。この空隙S2が、連通部S1の一部を構成する。
また、貫通孔S3は、シールド部7を第1方向D1に視た場合に、シールド部7における電子部品52と重なる領域に設けられる。
なお、連通部S1においては、貫通孔S3に代えて、網目部材を主体として構成される網目状部(図示せず)を設けることもできる。
第1実施形態の携帯電話機1によれば、例えば下記の各効果が奏される。
第1実施形態の携帯電話機1においては、筐体構成部品は、回路基板51の実装面51aに実装された電子部品52を囲繞する金属製の枠体6を含み、リアケース30bは、回路基板51における実装面51a側に、電子部品52を覆うように配置されるシールド部7を備えている。枠体6とシールド部7とから、回路基板51に実装された電子部品52をシールドするシールド構造Sが形成される。
従って、リアケース30bの一部であるシールド部7が、従来の2ピース型シールドケースにおける蓋体に相当する機能を果たす(兼ねる)ため、蓋体を省略することも可能となる。その結果、蓋体の外側にリアケース30bが重ねて配置されることがなく、表示部側筐体3全体の厚みを薄くすることができる。或いは、蓋体(図示せず)を用いた場合には、前記蓋体とリアケース30bとで二重にシールドすることも可能となる。
蓋体を省略した場合には、従来の2ピース型シールドケースに比して、筐体構成部品の部品点数を削減することができ、更には、蓋体を枠体に嵌める工数を削減することができる。
また、第1実施形態の携帯電話機1においては、シールド部7はインサート成形部材からなるため、リアケース30bの剛性を高く確保することができる。
また、第1実施形態の携帯電話機1においては、リアケース30bはバネ部72を備え、バネ部70は、枠体6を回路基板51側に向けて押圧している。このように、枠体6は、回路基板51側に向けて押圧されることにより、回路基板51から剥離しにくくなる。
特に、第1実施形態の携帯電話機1においては、バネ部72は、回路基板51に向かって斜めに延在した板状体からなり、該板状体の下面72aが、枠体6におけるリアケース30b側の角部62aを押圧している。そのため、回路基板51の実装面51aに取り付けられた枠体6の位置(特に、第2方向D2の位置)に多少のバラツキがあっても、枠体6が押圧されない状態が起こり難い。
また、第1実施形態の携帯電話機1においては、シールド構造Sには、電子部品52が密閉されないように、枠体6若しくはシールド部7、又は枠体6とシールド部7との当接部に、連通部S1が形成される。そのため、電子部品52が発熱するものである場合に、電子部品52が発した熱を、連通部S1を介してシールド構造Sの外部に放出することができる。
第1実施形態の携帯電話機1においては、連通部S1は、シールド部7を回路基板51の厚み方向に視た場合にシールド部7における電子部品52と重なる領域に設けられた貫通孔S3を含んでいてもよい。そのため、シールド構造Sによるシールド効果を維持しつつ、前述した電子部品52の放熱性を向上させることができる。
次に、本発明の電子機器の別の実施形態の一例について説明する。別の実施形態については、主として、第1実施形態とは異なる点を説明し、第1実施形態と同様の構成について同じ符号を付し、説明を省略する。別の実施形態について特に説明しない点については、第1実施形態についての説明が適宜適用される。
本発明の第2実施形態の携帯電話機について、図6を参照しながら説明する。図6は、第2実施形態の携帯電話機におけるシールド構造Sを示す断面図(図5対応図)である。
第2実施形態においては、図6に例示的に示すように、バネ部72の先端部72bが、枠体6におけるリアケース30b側の上面部62を押圧する。
第2実施形態によれば、回路基板51の実装面51aに取り付けられた枠体6の位置(特に、第1方向D1の位置)に多少のバラツキがあっても、枠体6が押圧されない状態が起こり難い。
次に、本発明の第3実施形態の携帯電話機について、図7を参照しながら説明する。図7は、第3実施形態の携帯電話機におけるシールド構造Sを示す断面図(図5対応図)である。
第3実施形態においては、図7に例示的に示すように、枠体6の全周に亘って、連通部S1の一部である空隙S2が形成される。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に制限されるものではない。
例えば、前記実施形態においては、シールド部7は、表示部側筐体3のリアケース30bに設けられているが、これに制限されず、フロントケース30aに設けられていてもよい。また、シールド部7は、操作部側筐体2におけるリアケース22又はフロントケース21に設けることもできる。
前記実施形態においては、枠体6は、回路基板51の一部に相当する大きさを有しているが、これに制限されず、枠体6は、回路基板51の全体に相当する大きさを有していてもよい(つまり、シールド構造Sは、回路基板51の全体を覆う形態でもよい)。
シールド部7は、前記実施形態におけるインサート成形部材からなるものに制限されず、例えば、樹脂などからなる基材に、薄膜形成技術などにより金属薄膜が形成されることにより構成されたものでもよい。薄膜形成技術としては、例えば、スパッタリング法、CVD法、その他の蒸着法、メッキ法などが挙げられる。
このように構成されたシールド部7によれば、シールド部7の厚みを薄くすることができ、シールド部7の軽量化を図ることできる。
前記実施形態における連結部4は、表示部側筐体3と操作部側筐体2とを開閉軸Xを中心に開閉可能に連結しているが、連結部4は、表示部側筐体3と操作部側筐体2とを開閉軸Xを中心に開閉可能に連結すると共に、開閉軸Xに直交する回動軸を中心に回動可能に連結するいわゆる2軸ヒンジ機構を備えていてもよい。
また、本発明に係る携帯電話機は、前記実施形態のような折り畳み式ではなく、操作部側筐体2と表示部側筐体3とを重ね合わせた状態から一方の筐体を一方向にスライドさせるようにしたスライド式の携帯電話機であってもよい。また、操作部側筐体2と表示部側筐体3との重ね合せ方向に沿う軸線を中心に一方の筐体を回転させるようにした回転式(リボルバ)の携帯電話機であってもよい。
本発明の電子機器は、携帯電話機以外の携帯電子機器に適用することができ、また、携帯電子機器以外の電子機器にも適用することができる。
携帯電話機以外の携帯電子機器としては、例えば、PHS(登録商標:Personal Handy phone System)、ポータブルゲーム機、ポータブルナビゲーション装置、PDA(Personal Digital Assistant)、ノートパソコン、操作部を備えるELディスプレイ又は液晶ディスプレイが挙げられる。
携帯電子機器以外の電子機器としては、例えば、電子辞書、電卓、電子手帳、デジタルカメラ、ビデオカメラ、ラジオ等が挙げられる。
本発明の第1実施形態の携帯電話機1について、操作部側筐体2と表示部側筐体3とを開いた状態で示す斜視図である。 図1に示す携帯電話機1を折り畳んだ状態で表示部側筐体3のリアケース30b側から視た斜視図である。 リアケース30b側から視た表示部側筐体3の分解斜視図である。 図3に示す表示部側筐体3におけるリアケース30b及び回路基板51を示す分解斜視図である。 図4に示す表示部側筐体3におけるシールド構造Sを示す断面図である。 第2実施形態の携帯電話機におけるシールド構造Sを示す断面図(図5対応図)である。 第3実施形態の携帯電話機におけるシールド構造Sを示す断面図(図5対応図)である。
符号の説明
1 携帯電話機(電子機器)
2 操作部側筐体
3 表示部側筐体(筐体)
30 筐体ケース
30b リアケース(第1のケース)
30a フロントケース(第2のケース)
4 連結部
51 回路基板
51a 実装面
52 電子部品(高周波回路部品)
6 枠体
62 上面部
62a 角部
7 シールド部
72 バネ部
72a 下面
72b 先端部
S シールド構造
S1 連通部
S3 貫通孔

Claims (10)

  1. 筐体を構成する複数の筐体構成部品と、対向する第1のケースと第2のケースとが結合されてなり、該筐体構成部品を収納する筐体ケースと、を備える電子機器であって、
    前記筐体構成部品は、電子部品が実装された回路基板と、該回路基板の実装面に実装された電子部品を囲繞する金属製の枠体とを含み、
    前記第1のケースは、前記回路基板における前記実装面側に、前記電子部品を覆うように配置されるシールド部を備え、該シールド部は、その一部又は全部が金属から形成されており、
    前記枠体と前記シールド部とから、前記回路基板に実装された前記電子部品をシールドするシールド構造が形成される電子機器。
  2. 前記シールド部は、樹脂製の基材に金属板を埋設するインサート成形により形成されたインサート成形部材からなる請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記シールド部は、基材に金属薄膜が形成されることにより構成される請求項1に記載の電子機器。
  4. 前記第1のケースは、その一部が前記回路基板側に向かって延在して形成されるバネ部を備え、該バネ部は、前記枠体を前記回路基板側に向けて押圧する請求項1乃至3のいずれかに記載の電子機器。
  5. 前記バネ部は、前記回路基板に向かって斜めに延在した板状体からなり、該板状体の下面が、前記枠体における前記第1のケース側の角部を押圧する請求項4に記載の電子機器。
  6. 前記バネ部は、前記回路基板に向かって斜めに延在した板状体からなり、該バネ部の先端部が、前記枠体における前記第1のケース側の上面部を押圧する請求項4に記載の電子機器。
  7. 前記シールド構造には、前記電子部品が密閉されないように、前記枠体若しくは前記シールド部、又は前記枠体と前記シールド部との当接部に、連通部が形成される請求項1乃至6のいずれかに記載の電子機器。
  8. 前記連通部は、前記シールド部を前記回路基板の厚み方向に視た場合に該シールド部における前記電子部品と重なる領域に設けられた貫通孔を含む請求項7に記載の電子機器。
  9. 前記連通部は、前記シールド部を前記回路基板の厚み方向に視た場合に該シールド部における前記電子部品と重なる領域に設けられた網目状部を含む請求項7に記載の電子機器。
  10. 前記電子部品は、無線通信用の高周波回路部品である請求項1乃至9のいずれかに記載の電子機器。
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