JP2010232317A - 接合構造及びその製造方法 - Google Patents

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繁 長谷川
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Abstract

【課題】効率よく可撓性回路シート同士を接合する。
【解決手段】可撓性回路シート20の表面に可撓性回路シート30を重ね、可撓性回路シート20に連繋された折曲片22を可撓性回路シート20の表面側に折り返して、可撓性回路シート30の端部30aを可撓性回路シート20と折曲片22の間に挟み、折り返した折曲片22の両面のうち可撓性回路シート30に向き合う面の反対面に形成された配線21の端部21aの上から、可撓性回路シート30の表面に形成された配線31の端部31aの上にかけて半田40又は導電性接着剤を堆積させる。
【選択図】図2

Description

本発明は、接合構造及びその製造方法に関する。
表示装置には、液晶ディスプレイパネルの表示面側にタッチ式ポインティングデバイスを組み付け、その反対側にバックライトを組み付けたものがある。そのような表示装置では、液晶ディスプレイパネル、タッチ式ポインティングデバイス、バックライトのそれぞれに可撓性回路シートが接続され、合計3枚の可撓性回路シートが必要となる。このような表示装置を携帯電話機等の機器本体に組み付ける場合、3枚の可撓性回路シートを別々に主回路基板に接続しなければならず、その接続作業が3回あるので、煩わしかった。そこで、3枚の可撓性回路シートを一纏めにし、接続作業が1回で済むようにすることがなされている。具体的には、タッチ式ポインティングデバイスに接続された第1可撓性回路シートを、液晶ディスプレイパネルに接続された第2可撓性回路シートに接続するとともに、バックライトに接続された第3可撓性回路シートを第2可撓性回路シートに接続している。その第2可撓性回路シートを主回路基板に接続すれば、主回路基板に対しての可撓性回路シートの接続が1回で済む。
図9は、タッチ式ポインティングデバイスに接続された可撓性回路シート130と、液晶ディスプレイパネルに接続された可撓性回路シート120との接合部を示した斜視図である。図9に示すように、片面のみに配線が形成された可撓性回路シート130はいわゆる片面FPC(Flexible Printed Circuit)であり、積層された2枚の絶縁性フィルムに挟まれた一対の配線131の端部が可撓性回路シート130の端部の表面側で露出している。一方、可撓性回路シート120は両面にそれぞれ配線が形成されたいわゆる両面FPCであり、積層された3枚の絶縁性フィルムのうち表面側の絶縁性フィルムと中側の絶縁性フィルムの間に挟まれた一対の配線121の端部が可撓性回路シート120の中央部の表面側で露出している。配線121の端部の上から配線131の端部の上にかけて半田140が堆積されており、半田140によって配線121と配線131が電気的に導通している。なお、図9では、半田接合前の状態と半田接合後の状態を理解しやすくするために、一対の配線121,131のうち一方に堆積した半田の図示を省略する。特許文献1には、FPC基板とその接続方法が示されている。
特開2006−286818号公報
ところで、配線121が露出した部分122では、可撓性回路シート120が薄くなっている。同様に、配線131が露出した部分132では、可撓性回路シート130が薄くなっている。従って、その部分122,132では、可撓性回路シート120,130が撓みやすく、半田140が損傷してしまう虞がある。半田140の損傷を防止すべく、可撓性回路シート120の薄くなった部分122の裏面側に補強材を設け、表面側には半田接合後に絶縁テープを貼着すると、補強材、絶縁テープの分だけコストアップに繋がる。
あるいは、液晶ディスプレイパネルに接続される配線が形成された液晶ディスプレイパネル用FPCと、タッチ式ポインティングデバイス又はバックライトに接続される配線が形成されたサブモジュール用FPCとを重ねて一方のFPCに他方のFPCと接続する連携用配線を設けて電気的に接続するように接合する場合、例えば、液晶ディスプレイパネル用FPCにおける連携用配線が、液晶ディスプレイパネルに接続される配線と同一面側に形成されていれば、片面のみにこれら配線を形成すればよい。しかし、液晶ディスプレイパネル用FPCとサブモジュール用FPCとを重ねたときに液晶ディスプレイパネル用FPCにおける液晶ディスプレイパネルに接続される配線と、サブモジュール用FPCの配線が互いに逆側に露出されている場合、液晶ディスプレイパネル用FPCは、液晶ディスプレイパネルに接続される配線と反対側の面に連携用配線を形成する必要があった。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、効率よく可撓性回路シート同士の接合部を接合することである。
以上の課題を解決するために、本発明の第1の態様によれば、
第1可撓性回路シートの一方の面に第2可撓性回路シートが重ねられ、
前記第1可撓性回路シートに連繋された折曲片が前記第1可撓性回路シートの前記一方の面側に折り返され、
折り返された前記折曲片の前記第2可撓性回路シートに向き合う面の反対面に第1接触端子が形成され、
前記第2可撓性回路シートの両面のうち前記第1可撓性回路シートに向き合う面の反対面に第2接触端子が形成され、
前記第1接触端子及び前記第2の接触端子が導電性材料により接続されていることを特徴とする接合構造が提供される。
本発明の第2の態様によれば、
第1可撓性回路シートの一方の面に第2可撓性回路シートが重ねられ、
前記第1可撓性回路シートに連繋された折曲片が前記第1可撓性回路シートの前記一方の面側に折り返され、
折り返された前記折曲片の前記第2可撓性回路シートに向き合う面に第1接触端子が形成され、前記第2可撓性回路シートの両面のうち前記折曲片に向き合う面に第2接触端子が形成され、前記第1接触端子及び前記第2接触端子が導電性材料により接続されていることを特徴とする接合構造が提供される。
本発明の第3の態様によれば、
第1可撓性回路シートの一方の面に第2可撓性回路シートを重ね、
前記第1可撓性回路シートに連繋された折曲片を前記第1可撓性回路シートの前記一方の面側に折り返し、
折り返した前記折曲片の前記第2可撓性回路シートに向き合う面の反対面に形成された第1接触端子及び、前記第2可撓性回路シートの前記第1可撓性回路シートに向き合う面の反対面に形成された第2接触端子にかけて導電性材料を形成して前記第1接触端子及び前記第2の接触端子を接続することを特徴とする接合構造の製造方法が提供される。
本発明の第4の態様によれば、
第1可撓性回路シートの一方の面に第2可撓性回路シートを重ね、
前記第1可撓性回路シートに連繋された折曲片を前記第1可撓性回路シートの前記一方の面側に折り返し、
折り返された前記折曲片の前記第2可撓性回路シートに向き合う面に形成された第1接触端子と、前記第2可撓性回路シートの前記折曲片に向き合う面に形成された第2接触端子とを導電性材料によって接続することを特徴とする接合構造の製造方法が提供される。
本発明によれば、効率よく可撓性回路シート同士の接合部を接合することができる。
本発明の第1実施形態に係る接合構造を具備した液晶表示装置を示した斜視図である。 同実施形態に係る接合構造を示した斜視図である。 同実施形態に係る接合構造を示した平面図である。 同実施形態に係る接合構造に半田又は導電性接着剤を形成する前の状態を示した斜視図である。 同実施形態に係る接合構造を製造する前の状態の液晶表示装置を示した斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る接合構造を具備した液晶表示装置の裏面側を示した平面図である。 同実施形態に係る接合構造を示した斜視図である。 同実施形態に係る接合構造を製造する前の状態の液晶表示装置の裏面側を示した平面図である。 従来の接合構造の斜視図である。
以下に、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。但し、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
〔第1の実施の形態〕
図1は、液晶表示装置1の斜視図である。
図1に示すように、下ケース2が上ケース3に組み付けられている。具体的には、下ケース2はその上側で開口した箱状に設けられ、上ケース3がその下側で開口した箱状に設けられ、下ケース2が入れ子状にして上ケース3に入れられ、下ケース2の側面に形成された爪4が上ケース3の側面に形成された係止孔5に係止している。
上ケース3の上面には、矩形状の表示窓6が開口している。また、上ケース3の外側であって上ケース3の上面には薄板状のタッチ式ポインティングデバイス7が搭載され、表示窓6がタッチ式ポインティングデバイス7によって塞がれている。タッチ式ポインティングデバイス7は、透明に設けられたポインティングデバイスである。タッチ式ポインティングデバイス7は、そのタッチ式ポインティングデバイス7に対する接触を検出するとともに、その接触位置を検出するものである。タッチ式ポインティングデバイス7としては、マトリクス・スイッチ方式のもの、抵抗膜方式のもの、電磁誘導方式のもの、静電容量方式のもの等を用いることができる。
下ケース2及び上ケース3の内側であって下ケース2の下面には、バックライトが搭載されている。下ケース2及び上ケース3の内側であって、バックライトの上面には、液晶ディスプレイパネルが搭載されている。その液晶ディスプレイパネルが表示窓6を介してタッチ式ポインティングデバイス7に対向している。バックライトは液晶ディスプレイパネルに向けて発光する。液晶ディスプレイパネルは、アクティブマトリクス駆動方式のものである。つまり、液晶ディスプレイパネルは、TFT基板とそれに対向したカラーフィルタ基板との間に枠状のシール材を挟んで、TFT基板とカラーフィルタ基板をそのシール材によって接合し、TFT基板とカラーフィルタ基板の間であってシール材の内側に液晶を封入してある。また、液晶ディスプレイパネルには、それを駆動するICチップが搭載されている。
液晶ディスプレイパネルには、可撓性回路シート20が接続されている。タッチ式ポインティングデバイス7には、可撓性回路シート30が接続されている。可撓性回路シート20,30は、いわゆるFPC(Flexible Printed Circuit)といわれるものである。なお、可撓性回路シート20が第1可撓性回路シートに相当し、可撓性回路シート30が第2可撓性回路シートに相当する。
可撓性回路シート20は、下ケース2及び上ケース3の内側から下ケース2及び上ケース3の側面を貫通して、下ケース2及び上ケース3の外側に延び出ている。可撓性回路シート20には、液晶ディスプレイパネル駆動用の配線群等が形成されている。具体的には、可撓性回路シート20は、樹脂製(例えば、ポリイミド製)の2枚の絶縁性フィルム20d、20eが接合され、これら絶縁性フィルムの間に配線群がパターニングされてなる。配線群は、液晶ディスプレイパネル駆動用の配線20cと、タッチ式ポインティングデバイス7を駆動するための配線21を有している。可撓性回路シート20と液晶ディスプレイパネルの接合部から可撓性回路シート20の端部20aにかけて敷設されている。配線21は、折曲片22以外の領域では、図2に示すように、折曲片22を迂回するように引き回され、端部20aに形成された端子21bまで延びている。同様に、液晶を駆動するための複数の配線20cもそれぞれ接続された複数の端子20bまで引き回されている。つまり、配線20c及び配線21とは絶縁性フィルム20eの同一面に同一製造プロセスでパターン形成され、また折曲片22において、配線21の一部が露出されるように絶縁性フィルム20eが形成されていない。そして、折曲片22が折り曲げられるように、絶縁性フィルム20d、20eに切り込み20fが形成されている。端部20aでは、絶縁性フィルム20e上の端子20b,21bが露出するように絶縁性フィルム20dが設けられていない。端部20aは外部回路の配線に接続される。
可撓性回路シート30には、2本の配線31が形成されている。具体的には、可撓性回路シート30は、樹脂製(例えば、ポリイミド製)の2枚の絶縁性フィルムが接合され、これら絶縁性フィルムの間に2本の配線31がパターニングされてなる。配線31は、可撓性回路シート30とタッチ式ポインティングデバイス7の接合部から可撓性回路シート30の端部30aにかけて敷設されている。
可撓性回路シート30が可撓性回路シート20の表面に重ねられ、可撓性回路シート30の端部30aが可撓性回路シート20に接合されている。可撓性回路シート30と可撓性回路シート20の接合構造について具体的に説明する。
図2は、可撓性回路シート30と可撓性回路シート20の接合構造を拡大して示した斜視図である。図3は、可撓性回路シート30と可撓性回路シート20の接合構造の平面図である。図2、図3に示すように、可撓性回路シート30と可撓性回路シート20は、半田40によって接合されている。図4は、半田40によって接合がなされる前の状態を示した斜視図である。図4に示すように、半田40による接合がなされる前では、可撓性回路シート30の端部30aにおいて配線31の端部31aが露出している。つまり、可撓性回路シート30の端部30aでは、2枚の絶縁性フィルムのうち表面側の絶縁性フィルムが裏面側の絶縁性フィルムに重なっていないので、配線31の端部31aが表面側の絶縁性フィルムによって被覆されずに、露出している。露出した配線31の端部31aが第2接触端子に相当する。
可撓性回路シート20の中央部には、折曲片22が連繋し、この折曲片22が可撓性回路シート20の表面側に折り返されている。図5は、半田40によって接合がなされる前であって、折曲片22が折り返される前の状態を示した図である。図5に示すように、可撓性回路シート20の中央部にコ字状のスリット23が形成され、そのスリット23が可撓性回路シート20の表面から裏面に貫通し、そのスリット23によって囲まれた部分が折曲片22となっている。
図4に示すように、可撓性回路シート20には、液晶ディスプレイパネル駆動用の配線群に加えて2本の配線21が形成されている。これら配線21は、可撓性回路シート20の2枚の絶縁性フィルムの間にパターニングされたものである。配線21は、折曲片22から可撓性回路シート20の端部20aにかけて敷設されている。半田40による接合がなされる前では、折曲片22において配線21の端部21aが露出している。つまり、折曲片22では、折り返す前の裏面側(折り返した後の表面側)の絶縁性フィルムが折り返す前の表面側(折り返した後の裏面側)の絶縁性フィルムに重なっていないので、配線21の端部21aが折り返す前の裏面側の絶縁性フィルムによって被覆されずに、露出している。露出した配線21の端部21aが第1接触端子に相当する。
折曲片22が折り返された状態では、折曲片22が可撓性回路シート30の端部30aの上に重なって、折曲片22と可撓性回路シート20との間に可撓性回路シート30の端部30aが挟まれている。このように、可撓性回路シート20、折曲片22、可撓性回路シート30の端部30aが順に積層されているから、可撓性回路シート30の端部30aや折曲片22が薄くなっていても、可撓性回路シート20、折曲片22及び可撓性回路シート30の端部30aが撓みにくい。
折曲片22が折り返されているので、折曲片22において露出した配線21の端部21aが表面側になっている。配線21の端部21aと配線31の端部31aが重なっており、配線21の端部21aが配線31に一直線状に揃っている。半田40が配線21の端部21a及び配線31の端部31aの上に堆積しており、配線21の端部21aと半田40が金属結合しているとともに、配線31の端部31aと半田40が金属結合している。配線21,31は、タッチ式ポインティングデバイス7の信号入出力に用いられるものである。
半田40の代わりに導電性接着剤を用いてもよい。その場合、硬化した一塊の導電性接着剤が配線21の端部21a及び配線31の端部31aの両方の上に堆積し、配線21の端部21aと配線31の端部31aの両方に結合している。
以上のような接合構造では、可撓性回路シート20、折曲片22、可撓性回路シート30の端部30aが積み重ねられることによって、その積層された部分が撓みにくく、補強されている。それゆえ半田40や導電性接着剤が損傷しない。
また、可撓性回路シート20を片面FPCとすることができる。つまり、液晶ディスプレイパネル駆動用の配線群の両端部が配線21の端部21aと同様に可撓性回路シート20の裏面で露出したものとすることができる。これは、折り返す前の折曲片22の裏面で配線21の端部21aが露出していても、折曲片22を折り返すことによって配線21の端部21aと配線31の端部31aの上に半田40を堆積させることができ、それゆえ配線21の端部21aと配線31の端部31aを電気的に導通させることができるためである。可撓性回路シート20が片面FPCであるので、両面FPCよりもコストの低減を図ることができる。
液晶表示装置1の製造方法について説明する。
液晶ディスプレイパネルに可撓性回路シート20を接続するとともに、タッチ式ポインティングデバイス7に可撓性回路シート30を接続する。次に、下ケース2の中にバックライト及び液晶ディスプレイを組み付け、下ケース2を入れ子状に上ケース3に入れ、爪4を係止孔5に引っ掛ける。次に、上ケース3の上にタッチ式ポインティングデバイス7を組み付ける。タッチ式ポインティングデバイス7を組み付けることによって、可撓性回路シート30が可撓性回路シート20の表面に重なる(図5参照)。
次に、可撓性回路シート30の端部30aを可撓性回路シート20の折曲片22に接合することによってその接合構造を製造する。以下、その工程について具体的に説明する。
可撓性回路シート30の端部30aにおいて表面側の絶縁性フィルムの一部を裏面側の絶縁性フィルムから剥離することによって、配線31の端部31aを露出させる。なお、予め、可撓性回路シート30の端部30aで配線31の端部31aが露出していてもよい。
可撓性回路シート20にスリット23を形成することによって、折曲片22を形成する。なお、予め、スリット23が可撓性回路シート20に形成されていてもよい。
可撓性回路シート20の折曲片22において裏面側の絶縁性フィルムの一部を表面側の絶縁性フィルムから剥離することによって、配線21の端部21aを露出させる。なお、予め、可撓性回路シート20の折曲片22で配線21の端部21aが露出していてもよい。
折曲片22を可撓性回路シート20の表面側に折り返し、折曲片22を可撓性回路シート30の端部30aの上に重ね、可撓性回路シート30の端部30aを折曲片22と可撓性回路シート20の間に挟む(図4参照)。折曲片22を折り返すことによって、配線21の端部21aと配線31の端部31aが重なり、配線21の端部21aが配線31に一直線状に揃う。
次に、配線21の端部21aの上から配線31の端部31aの上にかけて半田40を塗布する。半田40が固化して、半田40が配線21の端部21a及び配線31の端部31aに金属結合する(図1、図2参照)。なお、半田メッキが接合前に予め配線21の端部21aの上に形成され、半田メッキが接合前に予め配線31の端部31aの上に形成され、それら半田メッキをリフローすることによって両方の半田メッキを溶融して一塊にすることで、半田40を形成してもよい。
半田ではなく導電性接着剤を用いる場合には、配線21の端部21aの上から配線31の端部31aの上にかけて導電性接着剤を塗布する。導電性接着剤が硬化して、導電性接着剤が配線21の端部21a及び配線31の端部31aに結合する。
以上のようにして、液晶表示装置1が完成する。なお、以上の製造方法では、可撓性回路シート30の端部30aを可撓性回路シート20の折曲片22する前に、液晶ディスプレイパネル、タッチ式ポインティングデバイス7、バックライト、上ケース3及び下ケース2の組み付けを行ったが、その逆であってもよい。
以上の製造方法によれば、可撓性回路シート20と折曲片22の間に可撓性回路シート30の端部30aを挟んだから、その部分の撓みを抑えることができ、半田40や導電性接着剤の損傷の発生を抑えることができる。
〔第2の実施の形態〕
第2実施形態は、液晶ディスプレイパネルに接続された可撓性回路シートと、バックライトに接続された可撓性回路シートとの接合構造に本発明を適用したものである。
図6は、液晶表示装置1の下面を示した図である。下ケース2が上ケース(図示略)に入れられ、上ケースの上にタッチ式ポインティングデバイスが搭載され、下ケース2及び上ケースの内側に液晶ディスプレイパネル及びバックライト8が組み付けられているのは、第1実施形態と同様である。
図6に示すように、下ケース2の下面にバックライト8が搭載され、そのバックライト8に可撓性回路シート50が接続されている。また、下ケース2内に収容された液晶ディスプレイパネルには、可撓性回路シート20が接続されている。可撓性回路シート20が第1可撓性回路シートに相当し、可撓性回路シート50が第2可撓性回路シートに相当する。
可撓性回路シート50が可撓性回路シート20の裏面に重ねられ、可撓性回路シート50の端部50aが可撓性回路シート20に接合されている。可撓性回路シート50と可撓性回路シート20の接合構造について具体的に説明する。
図7は、可撓性回路シート50と可撓性回路シート20の接合構造を拡大して示した斜視図である。図8は、接合がなされる前の状態を示した下面図である。
図8に示すように、接合がなされる前では、可撓性回路シート50の端部50aの裏面側では、2本の配線51の端部51aが露出している。露出した配線51の端部51aが第2接触端子に相当する。これら配線51は、可撓性回路シート50とバックライト8との接合部から可撓性回路シート50の端部50aにかけて形成されている。
可撓性回路シート20には、折曲片25が連繋し、図6,図7に示すように、この折曲片25が可撓性回路シート20の裏面側に折り返されている。折曲片25が折り返されていない状態では、折曲片25は可撓性回路シート20から図8の図示方向に見て下向きに延出している。可撓性回路シート20には、液晶ディスプレイパネル駆動用の配線群に加えて2本の配線26が形成されており、これら配線26は折曲片25から可撓性回路シート20の端部20aにかけて敷設され、その端部20aにおいて配線26の端部26bが端子として露出している。接合がなされる前では、折曲片25を折り返す前のその折曲片25の裏面側において配線26の端部26aが露出している。露出した配線26の端部26aが第1接触端子に相当する。
折曲片25が裏側に折り返された状態では、折曲片25が可撓性回路シート50の端部50aに重なって、折曲片25と可撓性回路シート20との間に可撓性回路シート50の端部50aが挟まれている。配線26の端部26aと配線51の端部51aが対向して重なっている。半田60が配線26の端部26aと配線51の端部51aの間に挟まれて、これら端部26a,51aに金属結合している。
半田60の代わりに導電性接着剤が配線26の端部26aと配線51の端部51aの間に挟まれ、端部26aと端部51aが導電性接着剤によって接着されていてもよい。
半田60の代わりに異方導電性フィルム(Anisotropic Conductive Film)又は異方導電性ペースト(Anisotropic Conductive Paste)が折曲片25と可撓性回路シート50の端部50aとの間に挟まれて、折曲片25と可撓性回路シート50が異方導電性フィルム又は異方導電性ペーストによって接着され、配線26の端部26aと配線51の端部51aが異方導電性フィルム又は異方導電性ペーストによって接着されていてもよい。異方導電性フィルム、異方導電性ペーストはその厚み方向(可撓性回路シート50に対して垂直な方向)に導電性を有し、その厚みに垂直な方向(可撓性回路シート50に沿う方向)に絶縁性を有する。つまり、対向した配線26の端部26aと配線51の端部51aとの電気的な接触は、異方導電性フィルム、異方導電性ペーストに含まれた導電性微粒子によって取ることができる。隣り合う配線26の端部26aは、異方導電性フィルム、異方導電性ペーストの母材によって絶縁されている。
位置決め孔27が折曲片25の表面から裏面に貫通し、位置決め孔50bが可撓性回路シート50の端部50aの表面から裏面に貫通している。位置決め孔27,50bは配線26の端部26aと配線51の端部51aの位置を合わせるために用いるものであり、折曲片25が折り返されて、位置決め孔27,50bが重なっていれば、配線26の端部26aと配線51の端部51aが重なっている。
液晶表示装置1の製造方法及び接合構造の製造方法について説明する。
可撓性回路シート50の端部50aにおいて配線51の端部51aが露出していない場合には、その端部50aにおいて裏面側の絶縁性フィルムの一部を表面側の絶縁性フィルムから剥離することによって、配線51の端部51aを露出させる。予め、配線51の端部51aが露出していてもよい。
一方、折曲片25において配線26の端部26aが露出していない場合には、折曲片25の裏面側の絶縁性フィルムを表面側の絶縁性フィルムから剥離することによって、配線26の端部26aを露出させる。予め配線26の端部26aが露出していてもよい。
可撓性回路シート50を可撓性回路シート20の裏面に重ねる。そして、折曲片25を可撓性回路シート20の裏面側に折り返し、折曲片25を可撓性回路シート50の端部50aの上に重ね、可撓性回路シート50の端部50aを折曲片25と可撓性回路シート20の間に挟む。折り返した折曲片25の位置決め孔27と可撓性回路シート50の位置決め50bを揃えることによって、配線26の端部26aと配線51の端部51aが重なる。
次に、配線26の端部26aの上に半田60又は導電性接着剤を塗布して、配線26の端部26aと配線51の端部51aの間に半田60又は導電性接着剤を挟み込む。半田60が固化し、又は導電性接着剤が硬化すると、配線26の端部26aと配線51の端部51aが半田60又は導電性接着剤によって接合される。なお、半田メッキが接合前に予め配線26の端部26aと配線51の端部51aの一方又は両方の上に形成され、半田メッキをリフローすることによって、半田60を形成し、配線26の端部26aと配線51の端部51aを半田60によって接合してもよい。
てもよい。
半田、導電性接着剤ではなく、異方導電性フィルム又は異方導電性ペーストを用いる場合には、折り返した折曲片25と可撓性回路シート50の端部51aとの間に異方導電性フィルム又は異方導電性ペーストを挟み、その部分を熱圧着する。異方導電性フィルム又は異方導電性ペーストの母材が熱によって溶融し、その後異方導電性フィルム又は異方導電性ペーストの母材が硬化することによって、折曲片25と可撓性回路シート50の端部51aが接着される。め配線26の端部26aと配線51の端部51aとの電気的な導通は、異方導電性フィルム又は異方導電性ペーストに含まれる導電微粒子によってなされる。
その後、液晶ディスプレイパネルに可撓性回路シート20を接続するとともに、バックライト8に可撓性回路シート50を接続する。次に、下ケース2の中にバックライト8及び液晶ディスプレイを組み付け、下ケース2を上ケースに組み付け、上ケースの上にタッチ式ポインティングデバイス7を組み付ける。
以上により、液晶表示装置1が完成する。
本実施形態においても、可撓性回路シート50の端部50aが可撓性回路シート20と折曲片25の間に挟まれているから、その部分の撓みを抑えることができ、半田60、導電性接着剤、異方導電性フィルム、異方導電性ペーストの損傷の発生を抑えることができる。
特に、半田60、導電性接着剤、異方導電性フィルム、異方導電性ペーストが折曲片25と可撓性回路シート50の間に挟持され、半田60、導電性接着剤、異方導電性フィルム、異方導電性ペーストが露出していないから、半田60、導電性接着剤、異方導電性フィルム、異方導電性ペーストを保護することができる。
なお、第1実施形態における可撓性回路シート30と可撓性回路シート20の接合構造を、本実施形態に適用してもよい。つまり、第1実施形態における可撓性回路シート20と可撓性回路シート30の接合構造と、第2実施形態における可撓性回路シート20と可撓性回路シート50の接合構造とを組み合わせてもよい。
第1実施形態では、配線21、31は、タッチ式ポインティングデバイス7の信号入出力配線であったが、バックライト信号出力用配線であってもよい。
第2実施形態では、配線26、51は、バックライト8の信号出力配線であったが、タッチ式ポインティングデバイス7の信号入出力用配線であってもよい。
1 液晶表示装置
20 可撓性回路シート(第1可撓性回路シート)
30、 50 可撓性回路シート(第2可撓性回路シート)
21、26、31、51 配線
21a、26a 端部(第1接触端子)
31a、51a 端部(第2接触端子)
22、25 折曲片
40、60 半田

Claims (4)

  1. 第1可撓性回路シートの一方の面に第2可撓性回路シートが重ねられ、
    前記第1可撓性回路シートに連繋された折曲片が前記第1可撓性回路シートの前記一方の面側に折り返され、
    折り返された前記折曲片の前記第2可撓性回路シートに向き合う面の反対面に第1接触端子が形成され、
    前記第2可撓性回路シートの両面のうち前記第1可撓性回路シートに向き合う面の反対面に第2接触端子が形成され、
    前記第1接触端子及び前記第2の接触端子が導電性材料により接続されていることを特徴とする接合構造。
  2. 第1可撓性回路シートの一方の面に第2可撓性回路シートが重ねられ、
    前記第1可撓性回路シートに連繋された折曲片が前記第1可撓性回路シートの前記一方の面側に折り返され、
    折り返された前記折曲片の前記第2可撓性回路シートに向き合う面に第1接触端子が形成され、前記第2可撓性回路シートの両面のうち前記折曲片に向き合う面に第2接触端子が形成され、前記第1接触端子及び前記第2接触端子が導電性材料により接続されていることを特徴とする接合構造。
  3. 第1可撓性回路シートの一方の面に第2可撓性回路シートを重ね、
    前記第1可撓性回路シートに連繋された折曲片を前記第1可撓性回路シートの前記一方の面側に折り返し、
    折り返した前記折曲片の前記第2可撓性回路シートに向き合う面の反対面に形成された第1接触端子及び、前記第2可撓性回路シートの前記第1可撓性回路シートに向き合う面の反対面に形成された第2接触端子にかけて導電性材料を形成して前記第1接触端子及び前記第2の接触端子を接続することを特徴とする接合構造の製造方法。
  4. 第1可撓性回路シートの一方の面に第2可撓性回路シートを重ね、
    前記第1可撓性回路シートに連繋された折曲片を前記第1可撓性回路シートの前記一方の面側に折り返し、
    折り返された前記折曲片の前記第2可撓性回路シートに向き合う面に形成された第1接触端子と、前記第2可撓性回路シートの前記折曲片に向き合う面に形成された第2接触端子とを導電性材料によって接続することを特徴とする接合構造の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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