JP2010230179A - 空気調和装置の信号伝送回路 - Google Patents

空気調和装置の信号伝送回路 Download PDF

Info

Publication number
JP2010230179A
JP2010230179A JP2009074945A JP2009074945A JP2010230179A JP 2010230179 A JP2010230179 A JP 2010230179A JP 2009074945 A JP2009074945 A JP 2009074945A JP 2009074945 A JP2009074945 A JP 2009074945A JP 2010230179 A JP2010230179 A JP 2010230179A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
communication
unit
circuit
wiring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009074945A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichiro Nomura
真一郎 野村
Hidehiro Ishii
英宏 石井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daikin Industries Ltd filed Critical Daikin Industries Ltd
Priority to JP2009074945A priority Critical patent/JP2010230179A/ja
Publication of JP2010230179A publication Critical patent/JP2010230179A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Abstract

【課題】通信時に用いられる電圧よりも高い電圧が印加されることで通信回路が破損してしまうのを防ぐ空気調和装置の信号伝送回路を提供する。
【解決手段】信号伝送回路100は、インターフェース27,47と、通信回路28,48と、電源部29,49とを備える。インターフェース27,47は、通信用配線9が接続される配線接続用端子27a,47aを有する。通信回路28,48は、室内機2及び室外機4の通信を行う。電源部29,49は、通信回路28,48が通信用配線9を介して通信を行うための第1電圧を生成し、通信回路28,48に供給する。この通信回路28,48には、第1電圧よりも高い第2電圧が印加される第2電圧用配線11がインターフェース27,47の配線接続用端子27a,47aに接続されている際、第2電圧による通信回路28,48の破損を保護するための過電圧保護28a,48aが含まれている。
【選択図】図4

Description

本発明は、空気調和装置の信号伝送回路、特に、室内機と室外機とを有する空気調和装置において、室内機と室外機との間で信号の送受信を行うための回路に関する。
室内機と室外機とを備えるセパレート型の空気調和装置では、室内機及び室外機間において制御信号等の各種信号の送受信が行われる。そのため、室内機及び室外機は、それぞれ通信回路及び通信用端子を有しており、通信用端子を介して通信用配線で接続された構成となっている。各通信回路は、通信用の直流電圧を用いて室内機及び室外機間の通信を行う。
尚、このような空気調和装置としては、例えば特許文献1(特開2007−187406号公報)に開示されているものがある。特許文献1には、室外機と室内機との間に通信異常が生じた場合、室外機における通信回路がリセット信号を室内機に向けて送信し、室内機の制御動作をリセットさせる技術が開示されている。
ところで、上述した通信用配線は、空気調和装置の設置作業時に、室内機及び室外機に接続される。しかしながら、空気調和装置を設置する際には、室内機や室外機の商用電源用の配線等、様々な配線が混在している。そのため、場合によっては、室内機及び室外機の通信用端子には、通信用配線にかえて商用電源から延びる電源用の配線が誤って接続されてしまう恐れがある。電源用の配線には、商用電源、即ち通信回路の許容レベル以上の電圧が印加されるため、通信回路には、通信時に用いられる直流電圧よりも高い電圧が印加されることになり、通信回路が破損してしまう。すると、通信回路が正常に動作せず、室内機及び室外機間の信号の送受信が断たれてしまう場合がある。
そこで、本発明は、通信時に用いられる直流電圧よりも高い電圧が通信回路に印加されることで、通信回路が破損してしまうのを防ぐことができる空気調和装置の信号伝送回路の提供を目的とする。
発明1に係る空気調和装置の信号伝送回路は、室内機と室外機とを有する空気調和装置において、室内機と室外機との間で信号の送受信を行うための回路である。この空気調和装置の信号伝送回路は、インターフェースと、通信回路と、第1電圧生成回路とを備える。インターフェースは、室内機と室外機との間で信号を送受信するための通信用配線が接続される配線接続用端子を有する。通信回路は、インターフェースを介して室内機と室外機との間で信号の送受信を行う。第1電圧生成回路は、通信回路が通信用配線を介して信号を送受信するための第1電圧を生成し、通信回路に供給する。そして、通信回路には、過電圧保護部が含まれている。過電圧保護部は、第1電圧よりも高い第2電圧が印加される第2電圧用配線がインターフェースの配線接続用端子に接続されている際に、第2電圧による通信回路の破損を保護する。
この空気調和装置の信号伝送回路によると、第1電圧よりも高い第2電圧用の配線(つまり、第2電圧用配線)が誤ってインターフェースの配線接続用端子に接続されている場合、第2電圧はインターフェースを介して通信回路に印加されてしまうが、通信回路内の過電圧保護部が働き、通信回路は第2電圧から保護される。従って、誤って第2電圧用の配線が接続されたことにより、通信回路が破損して通信回路が正常に動作しないといった状態を防ぐことができる。
発明2に係る空気調和装置の信号伝送回路は、発明1に係る空気調和装置の信号伝送回路であって、第2電圧は、通信回路を構成する電装品の定格電圧以上である。
この空気調和装置の信号伝送回路によると、通信回路を構成する電装品の定格電圧以上である第2電圧用の配線が誤ってインターフェースの配線接続用端子に接続され、第2電圧が通信回路に印加されたとしても、過電圧保護部が働くため、通信回路の破損を防ぐことができる。
発明3に係る空気調和装置の信号伝送回路は、発明1または発明2に係る空気調和装置の信号伝送回路であって、第1電圧は、直流電圧である。第2電圧は、交流電圧である。
ここで、第1電圧としては、例えばDC16Vといった通信回路用の直流電圧が挙げられ、第2電圧としては、例えばAC24Vといった商用電源が挙げられる。つまり、通信回路は、本来ならば直流電圧を用いて信号の送受信を行う。しかし、交流電圧である第2電圧用の配線が誤ってインターフェースの配線接続用端子に接続され、直流電圧ではなく交流電圧が通信回路に印加されたとしても、過電圧保護部により、通信回路の破損を防ぐことができる。
発明4に係る空気調和装置の信号伝送回路は、発明1〜3のいずれかに係る空気調和装置の信号伝送回路であって、検出回路と、報知部とを更に備える。検出回路は、インターフェースの配線接続用端子に第2電圧用配線が接続されていることを検出する。報知部は、検出回路による検出結果を報知することができる。
この空気調和装置の信号伝送回路によると、第2電圧用配線が誤って配線接続用端子に接続されていることが検出回路により検出された場合、報知部により、その旨が報知される。従って、例えば空気調和装置の設置を行う施工業者は、インターフェースの配線接続用端子に通信用配線が接続されているのではなく、誤って第2電圧用配線が接続されていることを知ることができ、配線を接続し直すことができる。
発明5に係る空気調和装置の信号伝送回路は、発明1〜4のいずれかに係る空気調和装置の信号伝送回路であって、インターフェース、通信回路及び第1電圧生成部は、室内機及び室外機の各内部にそれぞれ1つずつ設けられている。そして、過電圧保護部は、室内機及び室外機の各通信回路の少なくとも1つに含まれている。
この空気調和装置の信号伝送回路によると、室内機及び/または室外機の通信回路には、過保護電圧保護部が含まれている。これにより、室内機及び/または室外機におけるインターフェースの配線接続用端子に誤って第2電圧用配線が接続され、第2電圧が通信回路に印加されたとしても、過電圧保護部によって室内機側及び/または室外機側の通信回路が破損するのを防ぐことができる。
発明6に係る空気調和装置の信号伝送回路は、発明1〜5のいずれかに係る空気調和装置の信号伝送回路であって、過電圧保護部は、ヒューズである。ヒューズは、通信回路のうち過電圧保護部以外の部分への、第2電圧の印加経路を切断する。
この空気調和装置の信号伝送回路に係る過電圧保護部は、通信回路のうち過電圧保護部以外の部分への第2電圧の印加経路を切断するヒューズである。これにより、室内機及び/または室外機におけるインターフェースの配線接続用端子に誤って第2電圧用配線が接続され、第2電圧が通信回路に印加されたとしても、ヒューズによって第2電圧の印加回路が遮断されるため、通信回路のうちヒューズ以外の部分が破損するのを防ぐことができる。また、仮に第2電圧によってヒューズが破損したとしても、ヒューズを取り替えれば通信回路を利用することができる。
発明1に係る空気調和装置の信号伝送回路によると、誤って第2電圧用の配線が接続されたことにより、通信回路が破損して通信回路が正常に動作しないといった状態を防ぐことができる。
発明2に係る空気調和装置の信号伝送回路によると、通信回路を構成する電装品の定格電圧以上である第2電圧用の配線が誤ってインターフェースの配線接続用端子に接続され、第2電圧が通信回路に印加されたとしても、過電圧保護部が働くため、通信回路の破損を防ぐことができる。
発明3に係る空気調和装置の信号伝送回路によると、交流電圧である第2電圧用の配線が誤ってインターフェースの配線接続用端子に接続され、直流電圧ではなく交流電圧が通信回路に印加されたとしても、過電圧保護部により、通信回路の破損を防ぐことができる。
発明4に係る空気調和装置の信号伝送回路によると、例えば空気調和装置の設置を行う施工業者は、インターフェースの配線接続用端子に通信用配線が接続されているのではなく、誤って第2電圧用配線が接続されていることを知ることができ、配線を接続し直すことができる。
発明5に係る空気調和装置の信号伝送回路によると、室内機及び/または室外機におけるインターフェースの配線接続用端子に誤って第2電圧用配線が接続され、第2電圧が通信回路に印加されたとしても、過電圧保護部によって室内機側及び/または室外機側の通信回路が破損するのを防ぐことができる。
発明6に係る空気調和装置の信号伝送回路によると、室内機及び/または室外機におけるインターフェースの配線接続用端子に誤って第2電圧用配線が接続され、第2電圧が通信回路に印加されたとしても、ヒューズによって第2電圧の印加回路が遮断されるため、通信回路のうちヒューズ以外の部分が破損するのを防ぐことができる。また、仮に第2電圧によってヒューズが破損したとしても、ヒューズを取り替えれば通信回路を利用することができる。
本実施形態に係る空気調和装置の外観図。 本実施形態に係る室内機の構成を概略的に示す図。 本実施形態に係る室外機の構成を概略的に示す図。 本実施形態に係る空気調和装置の信号伝送回路の回路図。 各通信回路の内部の構成をより詳細に示すと共に、各インターフェース間には通信用配線が接続されている状態を示す図。 各通信回路の内部の構成をより詳細に示すと共に、室内側インターフェースにはAC24Vの電源用配線が接続されている状態を示す図。 本実施形態に係る過電圧保護部の構成の一例を示す図。 その他の実施形態(a)に係る過電圧保護部の構成を示す図。 リモートコントローラの画面に表示される画面例。
以下、本発明に係る空気調和装置の信号伝送回路について、図面を参照して詳細に説明する。
(1)空気調和装置の構成
図1は、本発明の一実施形態に係る空気調和装置の外観図である。この空気調和装置1は、セパレート型の空気調和装置であって、室内の壁面等に取り付けられている室内機2と、室外に設置されている室外機4と、室内機2を遠隔操作するためのリモートコントローラ6とを備えている。室内機2及び室外機4は、それぞれが設置位置に据え付けられた状態において、冷媒配管8を介して連結された状態となる。更に、室内機2及び室外機4は、冷媒配管8と同様、室内機2及び室外機4それぞれが設置位置に据え付けられた状態において、通信用配線9を介して電気的に接続された状態となる。このような空気調和装置1は、室内の冷暖房運転、除湿運転及び加湿運転等を行うことができる。
〔室内機〕
室内機2は、図1及び図2に示すように、主として、リモコン用通信部21、室内側LED22、室内ファン23、水平フラップ24、室内制御部25、及び室内側通信部26を有している。
リモコン用通信部21は、室内機2の正面に設けられている。リモコン用通信部21は、リモートコントローラ6から送信される冷暖房運転や除加湿運転の指示を受信したり、現在の空気調和装置1の運転状態そのものや運転に関する情報等をリモートコントローラ6に送信したりする。ここで、運転に関する情報としては、現在の室内の温度や湿度等が挙げられる。室内側LED22は、リモコン用通信部21と同様、室内機2の正面に設けられている。室内側LED22は、空気調和装置1の運転状態に基づいて点灯及び点滅を行うことで、現在の空気調和装置1の運転状態をユーザに知らせるためのものである。また、本実施形態に係る室内側LED22は、空気調和装置1の運転状態以外にも、室内機2と室外機4との通信状態に応じて点灯及び点滅を行うことができる。例えば、室内側LED22は、室内機2と室外機4とが正常に通信を行っている状態にある場合には、緑色で点灯し、通信が正常に行われていない場合には、赤色で点滅する。
室内ファン23は、室内機2が設置された空間に対し、図示しない室内熱交換器において熱交換された後の空気を供給するためのものであって、室内ファンモータ23aによって回転駆動される。水平フラップ24は、ユーザの所望する方向に熱交換された後の空気が送られるように、風向を調節するためのものであって、フラップ用モータ24aにより駆動される。
室内制御部25は、CPU及びメモリからなるマイクロコンピュータで構成されている。室内制御部25は、リモコン用通信部21、室内側LED22、室内ファンモータ23a、フラップ用モータ24a及び室内側通信部26と接続されており、これらの機器それぞれについて制御を行う。例えば、室内制御部25は、室内ファンモータ23aの回転数制御や、フラップ用モータ24aの駆動制御、室内側通信部26の通信制御を行う。室内側通信部26は、室外機4と通信を行うためのものである。室内側通信部26は、図4に示すように、室内側インターフェース27及び通信回路28で構成されるが、室内側インターフェース27及び通信回路28については、「(2)信号伝送回路の構成」で説明する。尚、本実施形態に係る室内制御部25及び室内側通信部26は、プリント基板P2上に実装されている(図4)。
〔室外機〕
室外機4は、図1及び図3に示すように、主として、室外側LED41、圧縮機42、四路切換弁43、室外ファン44、室外制御部45及び室外側通信部46を有している。
室外側LED41は、室外機4の正面に設けられている。室外側LED41は、室内機2と室外機4との通信状態に応じて点灯及び点滅を行う。例えば、室外側LED41は、室内側LED22と同様、室内機2と室外機4とが正常に通信を行っている状態にある場合には、緑色で点灯し、通信が正常に行われていない場合には、赤色で点滅する。
圧縮機42は、冷媒配管8内を流れる冷媒を吸入して圧縮するための機器であって、駆動部42bによって駆動制御される圧縮機用モータ42aを駆動源として、インバータ駆動される。ここで、駆動部42bは、図4に示すように、駆動回路42cと出力回路42dとで構成される。駆動回路42cは、圧縮機用モータ42aをインバータ駆動させるためのものであって、出力回路42dにおける複数のスイッチング素子のオン及びオフを切り換える。出力回路42dは、複数のスイッチング素子(具体的には、トランジスタ)及び複数のダイオードで構成される。出力回路42dは、駆動回路42cから出力される信号に基づいて各スイッチング素子がオン及びオフすることで、圧縮機用モータ42aに電流を通電させる。
四路切換弁43は、冷房運転と暖房運転との切り換え時に、冷媒配管8内を流れる冷媒の流れ方向を切り換える。室外ファン44は、図示しない室外熱交換器において熱交換された後の空気を室外機4外部に排出するためのものであって、室外ファンモータ44aによって回転駆動される。
室外制御部45は、CPU及びメモリからなるマイクロコンピュータで構成されている。室外制御部45は、室外側LED41、駆動部42b、四路切換弁43、室外ファンモータ44a及び室外側通信部46と接続されており、これらの機器それぞれの制御を行う。例えば、室外制御部45は、駆動回路42cのインバータ制御や、室外ファンモータ44aの駆動制御、室外側通信部46の通信制御を行う。室外側通信部46は、室内機2と通信を行うためのものである。室外側通信部46は、図4に示すように、室外側インターフェース47及び通信回路48で構成されるが、室外側インターフェース47及び通信回路48については、「(2)信号伝送回路の構成」で説明する。
尚、本実施形態に係る室外制御部45、室外側通信部46及び駆動部42bは、プリント基板P4上に実装されている(図4)。
〔リモートコントローラ〕
リモートコントローラ6は、図1に示すように、主として、遠隔用通信部61、表示部62及び操作キー63を有する。遠隔用通信部61は、冷暖房運転や除加湿運転の指示を室内機2のリモコン用通信部21に向けて送信したり、現在の空気調和装置1の運転状態そのものや運転に関する情報等を、リモコン用通信部21から受信したりする。表示部62は、遠隔用通信部61が受信した現在の空気調和装置1の運転状態そのものや運転に関する情報等を表示することができる。また、表示部62は、空気調和装置1についての各種設定をユーザが行うための画面を、表示することができる。操作キー63は、設定温度及び設定湿度を上げ下げするためのキー、冷暖房運転を指示するためのキー、除加湿を指示するためのキー等で構成される。
(2)信号伝送回路の構成
次に、上述した空気調和装置1に設けられた、本実施形態に係る信号伝送回路100について説明する。信号伝送回路100は、セパレート型の空気調和装置1において、室内機2と室外機4との間で信号の送受信を行うためのものである。図4に示すように、信号伝送回路100は、室内機2側の電源部29、室内側インターフェース27、通信回路28、検出回路30及び室内側LED22を有する。また、信号伝送回路100は、室外機4側の電源部49、室外側インターフェース47、通信回路48、検出回路50及び室外側LED41を有する。つまり、本実施形態に係る信号伝送回路100では、電源部29,49、インターフェース27,47、通信回路28,48、検出回路30,50及び室内側LED22,41それぞれが、室内機2側及び室外機4側において1つずつ設けられている。ここで、室内機2側の電源部29及び検出回路30は、既に述べた室内制御部25や室内側通信部26(具体的には、室内側インターフェース27及び通信回路28)と共に、プリント基板P2上に実装されている。室外機4側の電源部49及び検出回路50は、既に述べた室外制御部45、室外側通信部46(具体的には、室外側インターフェース47及び通信回路48)及び駆動部42bと共に、プリント基板P4上に実装されている。
なお、室内側インターフェース27及び室外側インターフェース47は、本発明に係るインターフェースに相当し、各電源部29,49は、第1電圧生成回路に相当する。室内側LED22及び室外側LED41は、報知部に相当する。以下、信号伝送回路100の各機能部について、同じ名称の機能部をまとめて説明する。
〔電源部〕
電源部29,49は、空気調和装置1の外部電源、即ち商用電源である交流電源(具体的には、AC200V)に基づいて、所定の電圧値を有する直流電圧を生成する。本実施形態に係る電源部29,49は、約5Vの直流電圧(DC5V)と、約16Vの直流電圧(DC16V)とを生成する。電源部29によって生成された約5Vの直流電圧は、室内制御部25に供給され、室内制御部25の電力源として用いられる。室内機2側の電源部29によって生成された約16Vの直流電圧は、通信回路28に供給され、通信回路28が通信用配線9を介して信号を送受信するための電圧として利用される。同様に、室外機4側の電源部49によって生成された約5Vの直流電圧は、室外制御部45に供給されて室外制御部45の電力源として用いられ、約16Vの直流電圧は、通信回路48に供給されて信号の送受信の際の電圧として利用される。以下では、説明の便宜上、約16Vの直流電圧を、適宜「第1電圧」と言う。
ここで、電源部29,49の種類としては、ドロッパータイプの電源やスイッチングタイプの電源が挙げられるが、本実施形態では、電源部29,49が、いずれもスイッチングタイプの電源である場合を例に採る。つまり、各電源部29,49は、商用電源である200Vの交流電源をスイッチングする等して、5Vの直流電圧及び16Vの直流電圧に変換及び調整する。
〔インターフェース〕
室内側インターフェース27及び室外側インターフェース47は、室内機2と室外機4との接続口である。室内側インターフェース27は、2つの配線接続用端子27aを有し、室外側インターフェース47は、2つの配線接続用端子47aを有している。各配線接続用端子27a,47aは、室内機2と室外機4との間を結ぶ通信用配線9が接続される端子である。つまり、室内側インターフェース27及び室外側インターフェース47は、各配線接続用端子27a,47a間に接続された2本の通信用配線9によって電気的に連結されることになる。
〔通信回路〕
通信回路28,48は、各インターフェース27,47及び各インターフェース27,47間に接続された通信用配線9を介して、室内機2と室外機4との間で信号の送受信を行う。特に、各通信回路28,48は、各電源部29,49によって生成された第1電圧(即ち、約16Vの直流電圧)を用いて信号の送受信を行う。つまり、送受信される信号は、約16Vの直流電圧を有するものであって、通信用配線9には、約16Vの直流電圧が印加されることになる。このような通信回路28,49は、いずれもMOSトランジスタやコンデンサ等の複数の電装品で構成されており、出力部分は、室内側インターフェース27及び室外側インターフェース47の各配線接続用端子27a,47aと接続されている。
ここで、通信回路28,48によって送受信される信号としては、リモートコントローラ6から送信された冷暖房運転、除加湿運転の指示や、現在の空気調和装置1の運転状態、運転に関する情報等といった、室内機2のリモコン用通信部21によって通信された信号が挙げられる。更に、通信回路28,48によって送受信される信号としては、室内制御部25による室内機2内の各種機器の制御に関する信号、室外制御部45による室外機4内の各種機器の制御に関する信号が挙げられる。
特に、図5に示すように、本実施形態に係る通信回路28には、過電圧保護部28aが含まれ、通信回路48には、過電圧保護部48aが含まれている。過電圧保護部28a,48aは、図4及び図5に示すように各インターフェース27,47の配線接続用端子27a,47aに通信用配線9が接続されているのではなく、図6に示すように第1電圧よりも高い第2電圧が印加される第2電圧用配線11が誤って配線接続用端子27a,47aに接続されている際に、第2電圧による通信回路28,48の破損を保護する。尚、図6では、一例として、室内側インターフェース27の配線接続用端子27aに第2電圧用配線11が接続されている場合を示している。ここで、第2電圧は、通信回路28,48を構成する電装品の定格電圧以上であって、例えば通信に利用される約16Vの直流電圧(即ち、第1電圧)よりも高い24Vの交流電圧や(AC24V)、商用電源である200Vの交流電源等が挙げられる(AC200V)。24Vの交流電圧は、主に北米の地域で用いられている商用電源であって、監視カメラの電源として用いられることが多い。
つまり、約16Vの直流電圧(即ち、第1電圧)以上の電圧が印加される第2電圧用配線11が、室内側インターフェース27及び室外側インターフェース47の少なくともいずれかの配線接続用端子27a,47aに接続されていると、例えば24Vの交流電圧等である第2電圧は、室内側インターフェース27及び室外側インターフェース47と接続状態にある通信回路28,48に印加されてしまうことになる。すると、本来ならば、第2電圧に対する耐圧特性のない電装品で構成された通信回路28,48は、破損してしまうが、本実施形態では、通信回路28,48に第2電圧が印加されれば過電圧保護部28a,48aによって過電圧保護機能が働くため、通信回路28,48が破損されずに済む。
ここで、過電圧保護部28a、48aの一例を、図7に示す。図7では、室内機2側の過電圧保護部28aを表しており、過電圧保護部28aは、複数の素子からなる回路で構成されている。また、図7では、1本の配線L3に対する回路構成を図示しているが、当該構成は、インターフェース27の各配線接続用端子27aから通信回路28へと延びる配線L3それぞれに対応するようにして設けられている。
図7に係る過電圧保護部28aは、主として、2つの抵抗Res1,Res2と、1つのリレーRel1とで構成される。2つの抵抗Res1,Res2は、インターフェース27の配線接続用端子27aから延びる配線L3とGNDとの間に直列に接続されている。抵抗Res1及び抵抗Res2の分岐点には、リレーRel1の一端部が接続されていると共に、検出回路30へと延びる配線L1が接続されている。また、リレーRel1の他端部には、通信回路28の通信部分(つまり、実際に通信を行う部分)が接続されている。リレーRel1は、検出回路30から延びる配線L1とは別の配線L2にも接続されており、検出回路30によってオン及びオフする。
このような過電圧保護部28aによると、インターフェース27の配線接続用端子27aに通信用配線9が接続されている場合には(図5)、配線L3には、通信用配線9を通じてDC16Vが印加され、当該電圧が抵抗Res1,Res2によって分圧される。分圧された電圧は、検出回路30にて検出されると、検出回路30によって正常な電圧値、つまりDC16Vの電圧であると判断され、リレーRel1はオンの状態となる。しかし、インターフェース27の配線接続用端子27aに誤って第2電圧用配線11が接続されている場合には(図6)、配線L3には、第2電圧用配線11を通じてAC24VやAC200V等といった第2電圧が印加され、当該第2電圧が抵抗Res1,Res2によって分圧される。分圧された電圧は、検出回路30にて検出されると、検出回路30によって異常な電圧値、つまりDC16Vよりも高い電圧値と判断され、リレーRel1はオフの状態となる。
以上では、室内機2側の過電圧保護部28aについて説明したが、室外機3側の過電圧保護部48a(具体的には、インターフェース47の各配線接続用端子47aから通信回路48へと延びる配線L6それぞれに対応するようにして設けられている回路構成)においても、同様の構成を有する。
尚、上記では、過電圧保護部28a,48aが図7に示すような回路構成である場合について説明したが、過電圧保護部28a,48aは、図7の回路構成に限定されない。その他の過電圧保護部28a,48aの回路構成としては、第2電圧が印加された際、この第2電圧によって通信回路28,48に通電される電流を、ダイオードを介して通信回路28,48の電源配線またはGNDに逃がすような回路構成や、第2電圧の入力部分となってしまう通信回路28,48の出力部分を、第2電圧が印加された場合にのみGNDに接続するような回路構成等が挙げられる。
〔検出回路〕
検出回路30は、室内機2側において、室内側インターフェース27の配線接続用端子27aに第2電圧用配線11が接続されている場合、これを検出する。検出回路50は、室外機4側において、室外側インターフェース47の配線接続用端子47aに第2電圧用配線11が接続されている場合、これを検出する。
具体的には、室内機2側の検出回路30の入力端子は、通信回路28の過電圧保護部28a内における抵抗Res1及び抵抗Res2の分岐点に接続され、出力端子は、室内制御部25及びリレーRel1に接続されている。
検出回路30は、抵抗Res1及び抵抗Res2によって分圧された電圧に基づき、通信回路28に印加されている電圧を検出することができる。例えば、第2電圧用配線11が室内側インターフェース27の配線接続用端子27aに接続され(図6)、該配線接続用端子27aに第2電圧が印加された場合、検出回路30は、当該第2電圧が抵抗Res1及び抵抗Res2によって分圧された後の電圧を検出する。そして、検出回路30は、当該電圧に基づいて、現在配線接続用端子27aに印加されている電圧が異常な電圧、つまり第1電圧よりも高い第2電圧であると判断し、第2電圧用配線11が該配線接続用端子27aに接続されていることを示す信号を、室内制御部25に出力すると共に、過電圧保護部28a内のリレーRel1をオフの状態にする。また、通信用配線9が室内側インターフェース27の配線接続用端子27aに接続され(図5)、該通信用配線9に第1電圧が印加された場合、検出回路30は、当該第1電圧が抵抗Res1及び抵抗Res2によって分圧された後の電圧を検出する。そして、検出回路30は、当該電圧に基づいて、現在配線接続用端子27aに印加されている電圧が正常な電圧、つまり第1電圧であると判断し、過電圧保護部28a内のリレーRel1をオンの状態にする。
同様に、室外機4側の検出回路50の入力端子は、通信回路48の過電圧保護部48a内に接続され(例えば図5)、出力端子は、室外制御部45及びリレー(図示せず)に接続されている。検出回路50は、第2電圧用配線11が室外側インターフェース47の配線接続用端子47aに接続されたことを、該配線接続用端子47aに印加される第2電圧の分圧後の電圧値を検出することで判断し、その旨を示す信号を室外制御部45に出力する。また、検出回路50は、過電圧保護部48a内のリレー(図示せず)のオン及びオフを行う。
〔LED〕
既に述べたように、室内側LED22は室内制御部25に接続され、室外側LED41は、室外制御部45に接続されている。室内側LED22及び室外側LED41は、検出回路30,50による検出結果を報知することができる。具体的には、既に述べたように、各LED22,41は、室内機2と室外機4とが正常に通信を行っている状態にある場合には、緑色で点灯する。そして、通信が正常に行われていない場合、即ちインターフェース27、47の配線接続用端子27a,47aに誤って第2電圧用配線11が接続されている旨の信号を各制御部25,45を介して検出回路30から取得した場合、各LED22,41は、赤色で点滅する。つまり、室内側LED22は、室内機2側において第2電圧用配線11が誤って接続されている場合に赤色で点滅し、室外側LED41は、室外機4側において第2電圧用配線11が誤って接続されている場合に赤色で点滅する。このように、各LED22,41が、空気調和装置1の運転状態を知らせる時とは異なる色で点滅することで、空気調和装置1の施工業者は、配線接続用端子27a,47aに通信用配線9とは異なる配線が接続されている旨を知ることができる。
尚、室内側LED22及び室外側LED41は、配線接続用端子27a,47aに第2電圧用配線11が接続されている場合に赤色で点滅することで、配線接続用端子27a,47aにおける誤接続のみを空気調和装置1の施工業者に知らせるだけではなく、配線接続用端子27a,47aに正常に通信用配線9が接続されている場合には青色の点滅を行ってもよい。これにより、例えば空気調和装置1の設置を行う施工業者は、配線接続用端子27a,47aには通信用配線9が正常に接続されていることを、確認することができる。
(3)効果
(A)
本実施形態に係る空気調和装置1の信号伝送回路100によると、第1電圧よりも高い第2電圧用の配線11が誤って室内側インターフェース27及び室外側インターフェース47の配線接続用端子27a,47aのいずれかに接続されている場合、第2電圧は該インターフェース27,47を介して通信回路28,48に印加されてしまうが、通信回路28,48内の過電圧保護部28a,48aが働き、通信回路28,48は第2電圧から保護される。従って、誤って第2電圧用配線11が接続されたことにより、通信回路28,48が破損して通信回路28,48が正常に動作しないといった状態を防ぐことができる。
(B)
特に、上記第2電圧が通信回路28,48を構成する電装品の定格電圧以上であっても、過電圧保護部28a,48aが働くため、通信回路28,48の破損を防ぐことができる。
(C)
ここで、第1電圧としては、例えば約16Vの直流電圧といった通信回路28,48用の直流電圧が挙げられ、第2電圧としては、例えば24Vの交流電圧といった商用電源が挙げられる。つまり、通信回路28,48は、本来ならば直流電圧を用いて信号の送受信を行う。しかし、交流電圧である第2電圧用の配線11が誤ってインターフェース27,47の配線接続用端子27a,47aの少なくともいずれかに接続され、直流電圧ではなく交流電圧が通信回路28,48に印加されたとしても、過電圧保護部28a,48aにより、通信回路28,48の破損を防ぐことができる。
(D)
また、空気調和装置1の信号伝送回路100は、検出回路30,50及びLED22,41を更に有している。室内側LED22は、室内側インターフェース27の配線接続用端子27aにおける第2電圧用配線11の誤接続が検出回路30により検出された場合、これを報知する。室外側LED41は、室外側インターフェース47の配線接続用端子47aにおける第2電圧用配線11の誤接続が検出回路50により検出された場合、これを報知する。従って、例えば空気調和装置1の設置を行う施工業者は、室内側インターフェース27及び室外側インターフェース47の配線接続用端子27a,47aに通信用配線9が接続されているのではなく、誤って第2電圧用配線11が接続されていることを知ることができ、配線を接続し直すことができる。
(E)
また、本実施形態では、室内機2の通信回路28及び室外機4の通信回路48の双方において、過電圧保護部28a,48aが1つずつ含まれている。これにより、室内側インターフェース27の配線接続用端子27a及び室外側インターフェース47の配線接続用端子47aのいずれかに誤って第2電圧用配線11が接続され、第2電圧が通信回路28,48のいずれかに印加されたとしても、過電圧保護部28a,48aによって室内機2側及び室外機4側の通信回路28,48のいずれかが破損するのを防ぐことができる。即ち、本実施形態では、室内機2側及び室外機4側双方の通信回路28,48の破損を防ぐことができる。
<その他の実施形態>
(a)
上記実施形態では、本発明に係る過電圧保護部が、図7に示すように複数の素子からなる回路で構成されている場合について説明したが、過電圧保護部は、図8に示すような構成であってもよい。
図8では、通信回路28に含まれる過電圧保護部28a’が、ヒューズFu1である場合を示している。ヒューズFu1は、インターフェース27の配線接続用端子27aから通信回路28へと延びる配線L3上であって、配線接続用端子27aとヒューズFu1以外の通信回路28の部分(以下、通信部分という)との間に直列に接続されている。ヒューズFu1は、通信回路28のうち過電圧保護部28a’(つまり、ヒューズFu1)以外の部分(つまり、実際に通信を行う通信部分)への、第2電圧の印加経路を切断する。本実施形態に係るヒューズFu1は、定格電圧が例えば20Vであって、20V以上の電圧が印加されれば、ヒューズFu1自身が焼け切ることによって印加経路を遮断する。
このように、過電圧保護部28a’がヒューズFu1であると、インターフェース27の配線接続用端子27aに通信用配線9が接続されている場合には(図5)、配線L3には、通信用配線9を通じてDC16Vの電圧が印加され、当該電圧はヒューズFu1を介して通信部分に印加される。しかし、インターフェース27の配線接続用端子27aに誤って第2電圧用配線11が接続されている場合には(図6)、配線L3には、第2電圧用配線11を通じてAC24VやAC200V等といった第2電圧が印加され、ヒューズFu1は当該第2電圧により焼け切られる。そのため、当該第2電圧が通信部分に印加する印加経路は、ヒューズFu1によって遮断される。従って、この場合には、通信部分には第2電圧は印加されることがなく、通信部分の破損が防がれることになる。また、仮に第2電圧によってヒューズFu1が破損したとしても、ヒューズFu1を取り替えれば通信回路28を利用することができる。
尚、図8では、1本の配線L3に対する過電圧保護部28a’を図示しているが、図8のヒューズFu1からなる過電圧保護部28a’は、インターフェース27の各配線接続用端子27aから延びる配線L3それぞれに対応するようにして設けられている。
また、図8では、ヒューズFu1である過電圧保護部28a’と通信部分との間の配線からは、検出回路30へと延びる配線L1が設けられている。この配線L1に印加される電圧の値により、検出回路30は、通信回路28の通信部分に印加されようとしている電圧が第1電圧か第2電圧かを知ることができる。
以上では、室内機2側の過電圧保護部28aについて説明したが、室外機3側の過電圧保護部48aにおいても同様の構成を有する。
(b)
上記本実施形態では、室内制御部25及び室外制御部45とは別に検出回路30,50が設けられており、過電圧保護部28a,48a内のリレーのオン及びオフを、検出回路30,50が行う場合について説明した。しかし、検出回路は、室内制御部25及び室外制御部45内にそれぞれ設けられていても良い。
また、過電圧保護部28a,48a内のリレーのオン及びオフは、検出回路30,50が行うのではなく、室内制御部25及び室外制御部45が行っても良い。この場合、検出回路30,50は、インターフェース27,47の配線接続用端子27a,47aにどのような配線が接続されているかの検出のみを行う。
(c)
上記実施形態では、過電圧保護部28a,48aが、室内機2の通信回路28及び室外機4の通信回路48の両方に含まれている場合について説明した。しかし、本発明に係る過電圧保護部は、室内機2の通信回路28及び室外機4の通信回路48のいずれか1つに含まれていてもよい。
(d)
また、上記実施形態では、検出回路30,50が、室内機2側及び室外機4側の両方に設けられている場合について説明した。しかし、本発明に係る検出回路は、室内機2側及び室外機4側のいずれか1つに設けられていても良い。例えば、過電圧保護部が室外機4側の通信回路48のみに含まれている場合には、検出回路は、室外機4側に設けられるとよい。
更に、検出回路の検出結果を報知することが可能なLEDは、検出回路が設けられた機器側のみに設けられていてもよい。例えば、室外機4側にのみ検出回路50が設けられているのであれば、LEDは、室外機4側に設けられる(つまり、室外側LED41のみが設けられる)。
(e)
上記実施形態では、検出回路30,50の各検出結果が、室内側LED22及び室外側LED41によって報知される場合について説明した。しかし、検出回路30,50の検出結果は、図9に示すように、リモートコントローラ6の表示部62に表示されてもよい。図9は、室内側インターフェース27の配線接続用端子27aに誤って第2電圧用配線11が接続されている旨が、リモートコントローラ6の表示部62に画面p1として表示されている一例である。尚、図9では、第2電圧用配線11が誤接続されている状態を示すメッセージが表示されているが、リモートコントローラ6の表示部62には、通信用配線9が正常に配線接続用端子27a,47aに接続されている場合についても、図9と同様に表示することができる。
また、検出回路30,50の検出結果は、室内側LED22及び室外側LED41において点灯及び点滅で表示されると共に、リモートコントローラ6の表示部62に表示されてもよい。
(f)
上記実施形態では、図4に示すように、室内機2側の室内制御部25、室内側通信部26、電源部29及び検出回路30が、1つのプリント基板P2上に実装されていると説明した。しかし、これらの各機能部は、1つのプリント基板P2上ではなく、複数のプリント基板に分かれて実装されていてもよい。同様に、上記実施形態では、室外機4側の駆動部42b、室外制御部45、室外側通信部46、電源部49及び検出回路50が、1つのプリント基板P4上に実装されていると説明した。しかし、これらの各機能部についても、1つのプリント基板P4上ではなく、複数のプリント基板に分かれて実装されていてもよい。
本発明に係る信号伝送回路は、誤って第2電圧用の配線が接続されたことにより、通信回路が破損して通信回路が正常に動作しないといった状態を防ぐことができるという効果を有する。この信号伝送回路は、室内機と室外機とで構成されるセパレート型の空気調和装置において、室内機と室外機との間で信号を送受信するための回路として利用することができる。
1 空気調和装置
2 室内機
4 室外機
6 リモートコントローラ
9 通信用配線
11 第2電圧用配線
22 室内側LED
25 室内制御部
26 室内側通信部
27 室外側インターフェース
27a 配線接続用端子
28 通信回路
28a 過電圧保護部
29 電源部
30 検出回路
41 室外側LED
45 室外制御部
46 室外側通信部
47 室外側インターフェース
47a 配線接続用端子
48 通信回路
48a 過電圧保護部
49 電源部
50 検出回路
61 遠隔用通信部
62 表示部
63 操作キー
100 信号伝送回路
Res1,Res2 抵抗
Rel1 リレー
Fu1 ヒューズ
特開2007−187406号公報

Claims (6)

  1. 室内機(2)と室外機(4)とを有する空気調和装置(1)において、前記室内機(2)と前記室外機(4)との間で信号の送受信を行う空気調和装置の信号伝送回路(100)であって、
    前記室内機(2)と前記室外機(4)との間で信号を送受信するための通信用配線(9)が接続される配線接続用端子(27a,47a)を有するインターフェース(27,47)と、
    前記インターフェース(27,47)を介して前記室内機(2)と前記室外機(4)との間で信号の送受信を行う通信回路(28,48)と、
    前記通信回路(28,48)が前記通信用配線(9)を介して信号を送受信するための第1電圧を生成し、前記通信回路(28,48)に供給する第1電圧生成回路(29,49)と、
    を備え、
    前記通信回路(28,48)には、前記第1電圧よりも高い第2電圧が印加される第2電圧用配線(11)が前記インターフェース(27,47)の前記配線接続用端子(27a,47a)に接続されている際に、前記第2電圧による前記通信回路(28,48)の破損を保護するための過電圧保護部(28a,48a)が含まれている、
    空気調和装置の信号伝送回路(100)。
  2. 前記第2電圧は、前記通信回路(28,48)を構成する電装品の定格電圧以上である、
    請求項1に記載の空気調和装置の信号伝送回路(100)。
  3. 前記第1電圧は、直流電圧であって、
    前記第2電圧は、交流電圧である、
    請求項1または2に記載の空気調和装置の信号伝送回路(100)。
  4. 前記インターフェース(27,47)の前記配線接続用端子(27a,47a)に前記第2電圧用配線(11)が接続されていることを検出する検出回路(30,50)と、
    前記検出回路(30,50)による検出結果を報知可能な報知部(22,41)と、
    を更に備える、
    請求項1〜3のいずれかに記載の空気調和装置の信号伝送回路(100)。
  5. 前記インターフェース(27,47)、前記通信回路(28,48)及び前記第1電圧生成回路(29,49)は、前記室内機(2)及び前記室外機(4)の各内部にそれぞれ1つずつ設けられており、
    前記過電圧保護部(28a,48a)は、前記室内機(2)及び前記室外機(4)の各前記通信回路(28,48)の少なくとも1つに含まれている、
    請求項1〜4のいずれかに記載の空気調和装置の信号伝送回路(100)。
  6. 前記過電圧保護部(28a,48a)は、前記通信回路(28,48)のうち前記過電圧保護部(28a,48a)以外の部分への前記第2電圧の印加経路を切断するヒューズである、
    請求項1〜5のいずれかに記載の空気調和装置の信号伝送回路(100)。
JP2009074945A 2009-03-25 2009-03-25 空気調和装置の信号伝送回路 Pending JP2010230179A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009074945A JP2010230179A (ja) 2009-03-25 2009-03-25 空気調和装置の信号伝送回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009074945A JP2010230179A (ja) 2009-03-25 2009-03-25 空気調和装置の信号伝送回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010230179A true JP2010230179A (ja) 2010-10-14

Family

ID=43046181

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009074945A Pending JP2010230179A (ja) 2009-03-25 2009-03-25 空気調和装置の信号伝送回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010230179A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111854071A (zh) * 2020-06-09 2020-10-30 海信(山东)空调有限公司 一种开关输入电路及空调器
JP7060922B2 (ja) 2017-04-28 2022-04-27 シャープ株式会社 空気調和機

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7060922B2 (ja) 2017-04-28 2022-04-27 シャープ株式会社 空気調和機
CN111854071A (zh) * 2020-06-09 2020-10-30 海信(山东)空调有限公司 一种开关输入电路及空调器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9970666B2 (en) Air conditioner system
JP2009079811A (ja) 空気調和システムおよび室内機
KR20130030405A (ko) 공기 조화기
JP2005274125A (ja) 空調監視制御システム
KR20150129571A (ko) 공기조화기 시스템
KR101788016B1 (ko) 공기조화기 시스템
US20190353388A1 (en) Heating, ventilation, and/or air conditioning system with zone control circuitry and master control circuitry
JP2010230179A (ja) 空気調和装置の信号伝送回路
JP5436881B2 (ja) 空気調和装置
KR102493150B1 (ko) 공기조화기 및 그 제어방법
JP2019100655A (ja) 空気調和機、室内機及び室外機
JP6611928B2 (ja) 空気調和機
KR101657559B1 (ko) 공기조화기 시스템
JP4877416B2 (ja) 故障要因の判断支援装置ならびに基板交換方法
JP5353450B2 (ja) 熱交換換気装置
JP2019075939A (ja) 空気調和機
KR20070072259A (ko) 공기조화기의 오결선 감지장치
JP6567930B2 (ja) 空気調和機
JP7060922B2 (ja) 空気調和機
JPH07133950A (ja) 空気調和機の信号伝送回路
US20150219699A1 (en) Bad Ground and Reverse Polarity Detection for HVAC Controls
JP3891060B2 (ja) エンジン駆動式空気調和装置
WO2023209838A1 (ja) 空気調和機
JP2013148303A (ja) 空気調和機
JP2007110222A (ja) 端末器、負荷制御システム