JP2010229595A - 花粉付着防止性ポリエステル繊維及びそれからなる織物及びインテリア用品 - Google Patents

花粉付着防止性ポリエステル繊維及びそれからなる織物及びインテリア用品 Download PDF

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Abstract

【課題】採光性を損なうことなく優れた花粉付着防止効果を有する芯鞘型ポリエステル扁平断面繊維及びそれからなる織物及びインテリア用品を提供する。
【解決手段】繊維長さ方向に直交する断面が丸断面単糸の3〜6個が接合した形状である扁平形状断面糸であり、芯部が艶消し剤の含有量0.2重量%未満の特定の制電性ポリエステルAで形成され、鞘部が艶消し剤の含有量0.2重量%未満のポリエステルBで形成される制電性芯鞘型ポリエステル扁平断面繊維。
【選択図】図1

Description

本発明は、採光性を損なうことなく優れた花粉付着防止性能を有する繊維、織物及びインテリア用品に関するものである。
今日、わが国では花粉症患者が急増している。その原因はまだ十分には解明されていないが、戦後の拡大造林で植えられたスギやヒノキなどの花粉が空気中に飛散し、それを吸い込むために起こる病気であると一般に言われている。そして、花粉が鼻から吸い込まれたり、目に付着することにより、くしゃみ、鼻みず、鼻づまり、目のかゆみなどの症状があらわれる。従来、花粉が飛散する時期になると、花粉症患者はマスクやゴーグルを着用して鼻や目に花粉が付着することを抑えたり、さらには外出を控えるなどの対策を講じてきた。
通常、室内には厚手のドレープカーテン、窓側には薄手のレースカーテンを配し、夜間は厚手のドレープカーテンを閉め、日中は採光性を得るために薄手のレースカーテンを閉めておくことが一般的である。花粉飛散時期には、このレースカーテンにも花粉が付着し、窓を開けた際、花粉も同時に屋内に持ち込まれ、飛散するという問題があった。
花粉付着を防止する為、布帛表面に様々な付加加工を施したカーテンが用いられている。例えば、粘着性樹脂を付着させたシートで洗濯物を覆う方法や、かかるシートの表面を平滑化する、シートを高密度織物で構成する、シートに制電加工を施すことにより静電気で花粉が付着するのを防止する、など各種の対策がとられている(例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3参照)。
このようなカーテンにおいては、繰り返し洗濯等により花粉付着防止性能が低下したり、採光性が悪いために部屋内が重苦しい雰囲気になるという問題があった。
これまで、採光性や防視認性といったカーテンに要求される機能を損なうことなく、優れた花粉付着防止性能を有する織物の提案は十分にはなされておらず、その提案が望まれていた。
特開2003−227070号公報 特開2003−213541号公報 特開2004−332122号公報
本発明は、前記従来技術の問題を解消するためになされたものであり、本発明の目的は、採光性、防視認性を損なうことなく、優れた花粉付着防止性能を有する繊維、織物及びインテリア用品を提供することにある。
本発明者は、単糸の長さ方向に直交する断面が扁平形状であり、芯部が艶消し剤の含有量0.2重量%未満の制電性ポリエステルAで形成され、他方、鞘部が艶消し剤の含有量0.2重量%未満のポリエステルBで形成され、下記(1)〜(6)の条件を満足することを特徴とする芯鞘型ポリエステル扁平断面繊維。
(1)制電性ポリエステルAが、芳香族ポリエステル100重量部に対して、制電剤として、(a)下記一般式(1)で表されるポリオキシアルキレン系ポリエーテルを0.2〜30重量部及び(b)該ポリエステルと実質的に非反応性の有機イオン性化合物0.05〜10重量部を含有してなる制電性ポリエステルであること。
Z−[(CHCHO)n(RO)m−R]k 式(1)
[式中、Zは1〜6個の活性水素原子を有する有機化合物残基、R1は炭素原子数6以上のアルキレン基又は置換アルキレン基、R2は水素原子、炭素原子数1〜40の一価の炭化水素基、炭素原子数2〜40の一価のヒドロキシ炭化水素又は炭素原子数2〜40の一価のアシル基、kは1〜6の整数、nはn≧70/kを満足する整数、mは1以上の整数]
(2)芯鞘型ポリエステル扁平断面繊維の単糸繊度が0.5〜5.0dtexである。
(3)芯部の面積Aと鞘部の面積Bとの比A:Bが5:95〜80:20の範囲である。
(4)芯鞘型ポリエステル扁平断面繊維の強度が3.0cN/dtex以上である。
(5)芯鞘型ポリエステル扁平断面繊維の摩擦帯電圧が2000V以下であること。
(6)鞘型ポリエステル扁平断面繊維の扁平形状が長手方向に丸断面単糸の3〜6個が接合した形状であること。
上記繊維を経糸又は緯糸に配して織物を構成することにより、優れた花粉付着防止性能を有し、マルチフィラメントが織物組織点の接圧により緻密でワイドに広がった集合体となるため経糸と緯糸とで形成される空隙を小さくすることができること、さらには、前記の特定断面を有するフィラメントを光が透過する際、乱反射や屈折を起こし易くなり、その結果、採光性を損なうことなく防視認性を有する織物が得られることを見出した。
その際、カバーファクター(CF)が800〜2000、チフィラメント(A)の撚数が1000T/m以下であると、より優れた防視認性が得られ好ましい。また、採光性の点で織物の光透過率が20%以上であることが好ましい。そして、かかる花粉付着防止織物はインテリア用品など採光性と防視認性を必要とする用途に好適に用いられる。
本発明の異形断面糸の横断面は細繊度の丸断面糸が数個つながった形状をしているため、同一繊度の単純な丸断面繊維と比較してソフトな風合いとすることができるとともに、織目採光性を損なうことなく優れた花粉付着防止性能と防視認性を有する織物及びインテリア用品とすることができる。
本発明の扁平断面繊維の長さ方向に対する直角断面図の模式図を示すもの。 本発明に係るくびれ部を有する扁平断面形状を模式的に例示したものである。
以下に本発明を詳細に説明する。
まず、本発明の花粉付着防止織物の経糸又は緯糸に用いられる芯鞘型ポリエステル扁平断面繊維は、芳香環を重合体の連鎖単位に有する芳香族ポリエステルであって、二官能性芳香族カルボン酸またはそのエステル形成性誘導体とジオールまたはそのエステル形成性誘導体との反応により得られる重合体によって構成される。
ここでいう二官能性芳香族カルボン酸としてはテレフタル酸、イソフタル酸、オルトフタル酸、1,5―ナフタレンジカルボン酸、2,5―ナフタレンジカルボン酸、2,6―ナフタレンジカルボン酸、4,4′―ビフェニルジカルボン酸、3,3′―ビフェニルジカルボン酸、4,4′―ビフェニルエーテルジカルボン酸、4,4′―ビフェニルメタンジカルボン酸、4,4′―ビフェニルスルホンジカルボン酸、4,4′―ビフェニルイソプロピリデンジカルボン酸、1,2―ビス(フェノキシ)エタン―4,4′―ジカルボン酸、2,5―アントラセンジカルボン酸、2,6―アントラセンジカルボン酸、4,4′―p―フェニレンジカルボン酸、2,5―ピリジンジカルボン酸、β―ヒドロキシエトキシ安息香酸、p―オキシ安息香酸等をあげることができ、特にテレフタル酸が好ましい。
これらの二官能性芳香族カルボン酸は2種以上併用してもよい。なお、少量であればこれらの二官能性芳香族カルボン酸とともにアジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ドデカンジオン酸の如き二官能性脂肪族カルボン酸、シクロヘキサンジカルボン酸の如き二官能性脂環族カルボン酸、5−ナトリウムスルホイソフタル酸等を1種または2種以上併用することができる。
また、ジオール化合物としてはエチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ヘキシレングリコール、ネオペンチルグリコール、2―メチル―1,3―プロパンジオール、ジエチレングリコール、トリメチレングリコールの如き脂肪族ジオール、1,4―シクロヘキサンジメタノールの如き脂環族ジオール等およびそれらの混合物等を好ましくあげることができる。また、少量であればこれらのジオール化合物と共に両末端または片末端が未封鎖のポリオキシアルキレングリコールを共重合することができる。
更に、ポリエステルが実質的に線状である範囲でトリメリット酸、ピロメリット酸の如きポリカルボン酸、グリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトールの如きポリオールを使用することができる。
具体的な好ましい芳香族ポリエステルとしてはポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリヘキシレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリブチレンナフタレート、ポリエチレン―1,2―ビス(フェノキシ)エタン―4,4′―ジカルボキシレート等のほか、ポリエチレンイソフタレート・テレフタレート、ポリブチレンテレフタレート・イソフタレート、ポリブチレンテレフタレート・デカンジカルボキシレート等のような共重合ポリエステルをあげることができる。なかでも機械的性質、成形性等のバランスのとれたポリエチレンテレフタレートおよびポリブチレンテレフタレートが特に好ましい。
かかる芳香族ポリエステルは任意の方法によって合成される。例えばポリエチレンテレフタレートについて説明すれば、テレフタル酸とエチレングリコールとを直接エステル化反応させるか、テレフタル酸ジメチルの如きテレフタル酸の低級アルキルエステルとエチレングリコールとをエステル交換反応させるかまたはテレフタル酸とエチレンオキサイドとを反応させるかして、テレフタル酸のグリコールエステルおよび/またはその低重合体を生成させる第1段反応、次いでその生成物を減圧下加熱して所望の重合度になるまで重縮合反応させる第2段の反応とによって容易に製造される。
本発明の組成物に配合するポリオキシアルキレン系ポリエーテル(a)は、ポリエステルに実質的に不溶性のものであれば、単一のオキシアルキレン単位からなるポリオキシアルキレングリコールであっても、二種以上のオキシアルキレン単位からなる共重合ポリオキシアルキレングリコールであってもよく、また、下記式(1)、
Z−[(CHCHO)n−(RO)m−R]k 式(1)
[式中、Zは1〜6個の活性水素原子を有する有機化合物残基、Rは炭素原子数6以上のアルキレン基又は置換アルキレン基、Rは水素原子、炭素原子数1〜40の一価の炭化水素基、炭素原子数2〜40の一価のヒドロキシ炭化水素又は炭素原子数2〜40の一価のアシル基、kは1〜6の整数、nはn≧70/kを満足する整数、mは1以上の整数]で表わされるポオキシエチレン系ポリエーテルであってもよい。
かかるポリオキシアルキレン系ポリエーテルの具体例としては、分子量が4000以上のポリオキシエチレングリコール、分子量が1000以上のポリオキシプロピレングリコール、ポリオキシテトラメチレングリコール、分子量が2000以上のエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド共重合体、分子量4000以上のトリメチロールプロパンエチレンオキサイド付加物、分子量3000以上のノニルフェノールエチレンオキサイド付加物、並びにこれらの末端OH基に炭素数が6以上の置換エチレンオキサイドが付加した化合物があげられ、なかでも分子量が10000〜100000のポリオキシエチレングコール、及び分子量が5000〜16000の、ポリオキシエチレングリコールの両末端に炭素数が8〜40のアルキル基置換エチレンオキサイドが付加した化合物が好ましい。
かかるポリオキシアルキレン系ポリエーテル化合物の配合量は、前記芳香族ポリエステル100重量部に対して0.2〜30重量部の範囲である。0.2重量部より少ないときは親水性が不足して充分な制電性を呈することができず、花粉付着防止性能が低下する。一方30重量部より多くしても最早制電性の向上効果は認められず、花粉付着防止性能の向上も期待出来ない他、かえって得られる組成物の機械的性質を損ったり、該ポリエーテルがブリードアウトし易くなるため溶融成形時チップのルーダーへのかみこみ性が低下して、成形安定性も悪化するようになる。好ましくは1〜20重量%、より好ましくは1〜10重量%である。
本発明のポリエステル組成物には、特に制電性を向上させ、優れた花粉付着防止性能を得るために有機イオン性化合物を配合する。有機イオン性化合物としては、例えば下記一般式(2)、(3)で示されるスルホン酸金属塩及びスルホン酸第4級ホスホニウム塩を好ましいものとしてあげることができる。
RSOM ・・・式(2)
式中、Rは炭素原子数3〜30のアルキル基又は炭素原子数7〜40のアリール基、Mはアルカリ金属又はアルカリ土類金属を示す。上記式(2)においてRがアルキル基のときはアルキル基は直鎖状であっても又は分岐した側鎖を有していてもよい。MはNa,K,Li等のアルカリ金属又はMg,Ca等のアルカリ土類金属であり、なかでもLi,Na,Kが好ましい。かかるスルホン酸金属塩は1種のみを単独で用いても2種以上を混合して使用してもよい。好ましい具体例としてはステアリルスルホン酸ナトリウム、オクチルスルホン酸ナトリウム、ドデシルスルホン酸ナトリウム、炭素原子数の平均が14であるアルキルスルホン酸ナトリウム混合物、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム混合物、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム(ハード型、ソフト型)、ドデシルベンゼンスルホン酸リチウム(ハード型、ソフト型)、ドデシルベンゼンスルホン酸マグネシウム(ハード型、ソフト型)等をあげることができる。
RSOPR ・・・式(3)
式中、Rは上記式(2)におけるRの定義と同じであり、R,R,R及びRはアルキル基又はアリール基でなかでも低級アルキル基、フェニル基又はベンジル基が好ましい。かかるスルホン酸第4級ホスホニウム塩は1種のみを単独で用いても2種以上を混合して使用してもよい。好ましい具体例としては炭素原子数の平均が14であるアルキルスルホン酸テトラブチルホスホニウム、炭素原子数の平均が14であるアルキルスルホン酸テトラフェニルホスホニウム、炭素原子数の平均が14であるアルキルスルホン酸ブチルトリフェニルホスホニウム、ドデシルベンゼンスルホン酸テトラブチルホスホニウム(ハード型、ソフト型)、ドデシルベンゼンスルホン酸テトラフェニルホスホニウム(ハード型、ソフト型)、ドデシルベンゼンスルホン酸ベンジルトリフェニルホスホニウム(ハード型、ソフト型)等をあげることができる。
かかる有機のイオン性化合物は1種でも、2種以上併用してもよく、その配合量は、芳香族ポリエステル100重量部に対して0.05〜10重量部の範囲が好ましい。0.05重量部未満では制電性向上の効果が小さく、優れた花粉付着防止性能が得られない。10重量部を越えると組成物の機械的性質を損なうようになる上、該イオン性化合物もブリードアウトし易くなるため、溶融成形時のチップのルーダーかみこみ性が低下して、成形安定性も悪化するようになる。かかる繊維形成性熱可塑性ポリマーには、本発明の目的を損なわない範囲内で必要に応じて、微細孔形成剤、カチオン可染剤、着色防止剤、熱安定剤、難燃剤、蛍光増白剤、着色剤、帯電防止剤、吸湿剤、抗菌剤、無機微粒子、マイナスイオン発生剤等を1種又は2種以上を添加してもよい。
なお、ポリエステルA及びポリエステルBに含まれる艶消し剤の含有量は0.2重量%未満(好ましくは0.1重量%以下、より好ましくは含有量0重量%)である必要がある。
艶消し剤の該含有量が繊維全重量に対して0.2重量%を超える場合では、光がフィラメントを透過する光透過率が低下するため、織物として十分な採光性が得られず好ましくない。該繊維形成性熱可塑性ポリマーに艶消し剤を含ませる場合、かかる艶消し剤としては、二酸化チタンなどの公知の無機微粒子を使用することができる。更に、芯部ポリエステルAと鞘部ポリエステルBの面積比A/Bは(5:95)/(80:20)の範囲にする必要がある。A/Bが、5/95未満の場合にはポリエステルAによる制電性能の発現が不十分になり、80/20を超える場合は、得られる芯鞘型ポリエステル扁平断面繊維の強度が3.0cN/dtex以下となり、布帛にした場合の強度が不足する為好ましくない。好ましくは(5:95)/(50:50)、より好ましくは(10〜90)/(40〜60)である。
本発明の芯鞘型ポリエステル扁平断面繊維は、単糸の長さ方向に直交する断面が扁平形状であり、長手方向に丸断面単糸の3〜6個が接合した形状を有し、接合部分にくびれ部が形成されていることが必要である。(図1参照)通常の丸断面単糸、或いは丸断面単糸2個が接合した形状の場合には、織物中の芯鞘型ポリエステル扁平断面繊維がワイドに広がった集合形態を形成し難くなり、経糸と緯糸とで形成される空隙(組織空隙)が大きくなり、その結果、該空隙から光が通過し、十分な防視認性を得ることができない恐れがあり好ましくない。逆に、7個を越えると、製糸性が困難となるため好ましくない。
次に、前記のくびれ部とは図2に模式的に示すように、短辺の長さが短くなっている部分のことである。かかるくびれ部において、凹部の深さとしては、短辺の長さの最大値(B)と最小値(C)の比B/Cで、1.05以上(好ましくは1.1以上)となる深さであることが好ましい。また、図2において、凹部が両側部に形成されているものを例示するが、一方の側部にのみ、凹部が形成されていてもよい。そして、該くびれ部の個数は2個所以上である必要があり、くびれ部が1個所以下ではくびれ部において十分な光の乱反射や透過光の屈折が得られず、満足な防視認性が得られないため好ましくない。該くびれ部の個数は2個所以上であれば特に限定されないが、製糸性を考慮すると3〜5個所が適当である。なお、図2はくびれ部が2個の場合を例示するものである。
芯鞘型ポリエステル扁平断面繊維の繊維形態としては、特に限定されず、長繊維でも短繊維でもよい。なかでも、経糸と緯糸とで形成される空隙を小さくするために、無撚または甘撚りされた長繊維が好ましく例示される。特に、撚数が1000T/m以下(より好ましくは200T/m以下、特に好ましくは無撚)であることが好ましい。芯鞘型ポリエステル扁平断面繊維は、仮撚捲縮加工や、タスラン加工やインターレース加工などの空気加工が施されたものでもよい。
芯鞘型ポリエステル扁平断面繊維の総繊度、単糸繊度については、特に限定されないが、風合いの点で、総繊度30〜400dtex(より好ましくは50〜200dtex)、単糸繊度0.5〜5dtex(より好ましくは1〜4dtex)の範囲が適当である。
本発明の花粉付着防止織物において、経糸または緯糸が、前記の芯鞘型ポリエステル扁平断面繊維を含むものであれば良い。芯鞘型ポリエステル扁平断面繊維で経糸と緯糸の両方を構成してもよいし、芯鞘型ポリエステル扁平断面繊維で、経糸と緯糸のどちらかを構成し、他方の糸として、制電糸などの機能糸を使用してもよい。また、芯鞘型ポリエステル扁平断面繊維で、経糸または緯糸を構成する際、本発明の目的を損なわない範囲内で少量、他の糸と混ぜ合わせてもよい。
次に、本発明の織物において、カバーファクター(CF)が800〜2000である必要がある。 ここで、カバーファクター(CF)は下記式で表されるものである。
CF=(DWp/1.1)1/2×MWp+(DWf/1.1)1/2×MWf
ただし、DWpは経糸総繊度(dtex)、MWpは経糸織密度(本/2.54cm)、DWfは緯糸総繊度(dtex)、MWfは緯糸織密度(本/2.54cm)である。
該CFが800よりも小さいと、経糸と緯糸とで形成される空隙が大きくなり易くなるため、防視認性が低下し好ましくない。逆に、該CFが2000よりも大きいと光透過性(採光性)が低下するため好ましくない。
本発明の花粉付着防止織物において、織組織は特に限定されず、平組織、綾組織、サテン組織など公知の織組織を使用することができる。
本発明の花粉付着防止織物は、前記の芯鞘型ポリエステル扁平断面繊維を経糸又は緯糸に用いて常法の製織方法で製織することができる。また、常法の染色仕上げ加工が施されてもよい。さらには、常法の吸水加工、撥水加工、起毛加工、さらには、紫外線遮蔽、抗菌剤、消臭剤、防虫剤、蓄光剤、再帰反射剤、マイナスイオン発生剤等の機能を付与する各種加工を付加適用してもよい。
このようにして得られた本発明の花粉付着防止織物において、光透過率が20%以上(より好ましくは30%〜70%)であることが好ましい。ここで、光透過率とは、JIS L1055 6.1A法(照度10万lx)によって測定した遮光率を100から引いた値である。該光透過率が20%より小さいと採光性が不十分となる恐れがある。逆に、該光透過率が70%よりも大きいと防視認性が低下する恐れがある。
かかる光透過性を有する織物は、前記の芯鞘型ポリエステル扁平断面繊維を経糸又は緯糸に用いて織成した後、染色仕上げ加工時において、防視認性織物が無色または淡色から中色に仕上がるよう染料の種類と使用量を適宜選定することにより、容易に得られる。
本発明の花粉付着防止織物において、芯鞘型ポリエステル扁平断面繊維糸条を構成するフィラメントの横断面形状が特殊な扁平であるため、芯鞘型ポリエステル扁平断面繊維は、織物組織点の接圧により、緻密かつワイドに広がった構造を有する。その結果、経糸と緯糸とで形成される空隙が小さくなり、該空隙からの光の通過量が低減する。その際、該空隙を通過する微量の通過光は回折を起こし、隣合った通過光が互いに干渉することで優れた防視認効果が得られる。さらに、フィラメントの横断面形状を特定のくびれ部を有する扁平断面形状とし、かつ艶消し剤の含有量を特定量以下としているため、同繊度のフラットな扁平断面糸、丸断面糸、三角断面糸と比較して光の乱反射やフィラメントを透過する透過光の屈折が大きくなり、採光性を損なうことなく優れた防視認効果が得られる。
なお、本発明の花粉付着防止織物において、芯鞘型ポリエステル扁平断面繊維がワイドに広がった構造を有するため、曲げ剛性が低くなりソフトな風合いも付加される。さらには、織物組織点において、くびれ部(凹部)は他方の糸に接触し難いため経糸と緯糸との摩擦が小さくなり、フラットな扁平形状を有するものよりも一層ソフトな風合いを得ることも可能になる。
本発明の花粉付着防止織物は、適宜縫製された後カーテン、ロールブラインド、パーテイションなどのインテリア用品として好適に用いられる。
次に本発明の実施例及び比較例を詳述するが、本発明はこれらによって限定されるものではない。なお、実施例中の各測定項目は下記の方法で測定した。
(1)帯電性試験方法
B法(摩擦帯電圧測定法)
試験片を回転させながら摩擦布で摩擦し、発生した帯電圧を測定する。
L1094帯電性試験方法B法(摩擦帯電圧測定法)に準ずる方法で行った。
制電効果については、摩擦帯電圧が、約2000V以下(好ましくは1500V以下)であれば、制電効果が奏される。
(2)花粉付着防止性能
特開2008−266849号公報の実施例1に示される方法に準じて行い、花粉脱落率(%)を測定した。90%以上を合格とする。
(3)光透過率
JISL10556.1A法(照度10万lx)によって遮光率(%)を測定した後、次式により光透過率(%)求めた。20%以上を合格とする。
(光透過率)=100−(遮光率)
(4)防視認性
昼間の測定方法としては、室内80W蛍光灯700lxの環境下で防視認性織物から20cm離れた位置に視認物を置き、該織物をはさんだ室外(昼間太陽光10万lx)に該織物から30cm離れた位置に評価者を置き、評価者が前記視認物を確認できるかどうか目視判定した。判定基準は、視認物が判明できる場合を◎、わずかに判明できる場合を○、視認物の輪郭が見える場合を△、視認物を判明できない場合を×とする。
また、夜間の測定方法としては、室内80W蛍光灯700lxの環境下で防視認性織物から20cm離れた位置に視認物を置き、該織物をはさんだ室外(夜間0.2lx)に該織物から30cm離れた位置に評価者を置き、評価者が前記視認物を確認できるかどうか目視判定した。判定基準は、昼間の測定方法と同様とした。
(5)固有粘度
オルソ−クロルフェノールに溶解し、ウベローデ粘度管を用い、35℃で測定した。
(6)繊維糸の強度、伸度
JIS L−1013−75に準じて測定した。
(7)布帛風合い
(ソフト感)
レベル1:ソフトでしなやかな感触がある
レベル2:ややソフト感が乏しいが反撥性は感じられる
レベル3:カサカサした触感あるいは硬い触感である。
(8)くびれ部比及び扁平係数 (図2参照)
くびれ部比:本発明の扁平断面糸の単糸を繊維軸方向に10m毎に10箇所サンプリングし、おのおの断面顕微鏡写真を撮影した。撮影された全繊維断面について、短軸の最大長さBと、くびれ部の短軸の最小長さCとの比(B/C)を測定し、全測定値の平均値で表したものである。
扁平係数:本発明の扁平断面糸の単糸を繊維軸方向に10m毎に10箇所サンプリングし、おのおの断面顕微鏡写真を撮影した。撮影された全繊維断面について、長軸即ち最も長い部位の長さ(A)と、長軸に直交する短軸Cの最大長さ(B)との比A/Bを測定し、全測定値の平均値で表したものである。
[実施例1]
(ポリエステルAの作成)
テレフタル酸ジメチル100部、エチレングリコール60部、酢酸カルシウム1水塩0.06部(テレフタル酸ジメチルに対して0.066モル%)および整色剤として酢酸コバルト4水塩0.013部(テレフタル酸ジメチルに対して0.01モル%)をエステル交換反応缶に仕込み、この反応物を窒素ガス雰囲気下で4時間かけて140℃から220℃まで昇温し、反応缶中に生成するメタノールを系外に留去しながらエステル交換反応させた。エステル交換反応終了後、反応混合物に安定剤としてリン酸トリメチル0.058部(テレフタル酸ジメチルに対して0.080モル%)、および消泡剤としてジメチルポリシロキサンを0.024部加えた。次に、10分後に、反応混合物に三酸化アンチモン0.041部(テレフタル酸ジメチルに対して0.027モル%)を添加し、同時に過剰のエチレングリコールを留去しながら240℃まで昇温し、その後、反応混合物を重合反応缶に移した。次いで1時間40分かけて760mmHgから1mmHgまで減圧するとともに240℃から280℃まで昇温して重縮合反応せしめた後、制電剤としてポリオキシアルキレン系ポリエーテルとして下記式(4)
Figure 2010229595
(ただし、jは18〜28の整数で平均21、Pは平均値として100、mは平均値として5である)
で表される水不溶性ポリオキシエチレン系ポリエーテルを4部及びドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムを2部、真空下で添加し、さらに240分間重縮合反応せしめ、次いで酸化防止剤としてチバカイギー社製イルガノックス1010を0.4部真空下で添加し、その後さらに30分間重縮合反応を行ない、固有粘度0.657、軟化点258℃の艶消し剤を含まないポリマーを得た。
(ポリエステルBの作成)
制電剤を添加しない、艶消し剤を含まないものをポリエステルBとし、常法によりチップ化した。
(製糸化)
製糸化は以下の通り行った。乾燥ポリマーを紡糸設備にて各々常法で溶融し、ギヤポンプを経て2成分複合紡糸ヘッドに供給した。芯と鞘ポリマーの比率が30/70となるように設定した。同時に供給された芯部と鞘部の溶融ポリマーは、4つ山扁平断面(くびれ部3個所)に穿孔された口金より、紡糸温度300℃で紡出し、通常のクロスフロー型紡糸筒からの冷却風で冷却・固化し、紡糸油剤を付与しつつ一つの糸条として集束し、4000m/minで引き取り、一旦巻き取ることなく引き続き1.3倍に延伸し、フィラメントの横断面形状がくびれ部を3個有する扁平断面(B/C=1.2、断面扁平度3.2)の芯鞘型ポリエステル扁平断面繊維84dtex/36filを得た。得られた繊維の強度は4.5cN/dtex、摩擦帯電圧(B法)は900Vであった。得られた単糸の横断面形状を図1(e)に示す。
次いで、該芯鞘型ポリエステル扁平断面繊維を無撚で、経緯100%使用し、常法の製織方法により、カバーファクター1000の平織物を作成し、常法の染色加工を施すことにより本発明の防視認性織物を得た。
該防視認性布帛において、花粉脱落率98%、光透過率35%、防視認性(昼間)◎、防視認性(夜間)○であった。
[実施例2]
実施例1において、防視認性織物のカバーファクターを880に変える以外は実施例1と同様に行い、製織・染色加工することにより、防視認性織物を得た。
該防視認性布帛において、花粉脱落率97%、光透過率40%、防視認性(昼間)○、防視認性(夜間)○であった。
[実施例3]
実施例1において、防視認性織物のカバーファクターを1800に変える以外は実施例1と同様に行い、製織・染色加工することにより、防視認性織物を得た。該防視認性布帛において、花粉脱落率98%、光透過率25%、防視認性(昼間)◎、防視認性(夜間)◎であった。
[実施例4]
実施例1において、マルチフィラメント(A)として200T/mの撚りを施したものを使用すること以外は、実施例1と同様に行い、製織・染色加工することにより、防視認性織物を得た。該防視認性布帛において、花粉脱落率98%、光透過率33%、防視認性(昼間)○、防視認性(夜間)○であった。
[実施例5]
実施例1においてくびれ部が5個である以外は同様に行った。得られた単糸の横断面形状を図1(g)に示す。該防視認性布帛において、花粉脱落率99%、光透過率34%、防視認性(昼間)◎、防視認性(夜間)○であった。
[比較例1]
実施例1において、フィラメントの横断面形状を、くびれ部のないフラット扁平断面(扁平係数A/B=3.2)に変える以外は実施例1と同様にして行い防視認性織物を得た。繊維強度は5.0cN/dtex、摩擦帯電圧は900Vであった。該防視認性布帛において、花粉脱落率98%、光透過率30%、防視認性(昼間)△、防視認性(夜間)△であった。
[比較例2]
実施例1において、フィラメントの横断面形状を、図1(h)に変える以外は実施例1と同様にして行い防視認性織物を得た。製糸工程で毛羽の発生が大で生産性が悪いもので織物にできなかった。
[比較例3]
実施例1において、フィラメントの横断面形状を、図1(b)の丸断面に変える以外は実施例1と同様にして、防視認性織物を得た。繊維強度は6.0cN/dtex、摩擦帯電圧は900Vであった。該防視認性布帛において、花粉脱落率98%、光透過率30%であったが、防視認性(昼間)×、防視認性(夜間)×であった。
[比較例4]
実施例1において、ポリエステルAに制電剤を添加しない以外は同様にして行い防視認性織物を得た。繊維強度は5.0cN/dtex、摩擦帯電圧は900Vであった。該防視認性布帛において、花粉脱落率15%、光透過率35%、防視認性(昼間)◎、防視認性(夜間)○であった。
[比較例5]
実施例1において、ポリエステルAに酸化チタン(堺化学工業、KA−30)1.0wt%を含むようにした以外は同様にして行い防視認性織物を得た。繊維強度は4.0cN/dtex、摩擦帯電圧は900Vであった。該防視認性布帛において、花粉脱落率98%、光透過率10%、防視認性(昼間)△、防視認性(夜間)△であった。
[比較例6]
実施例1において、防視認性織物のカバーファクターを2500に変える以外は実施例1と同様に行い、製織・染色加工することにより、防視認性織物を得た。該防視認性布帛において、花粉脱落率98%、光透過率15%、防視認性(昼間)○、防視認性(夜間)○であった。
[比較例7]
実施例1において、防視認性織物のカバーファクターを600に変える以外は実施例1と同様に行い、製織・染色加工することにより、防視認性織物を得た。該防視認性布帛において、花粉脱落率98%、光透過率15%、防視認性(昼間)×、防視認性(夜間)×であった。
本発明の繊維を用いることにより、採光性を損なうことなく優れた花粉付着防止効果を有するカーテン、遮蔽シートが得られる。
(a)偏平断面糸の断面図
(b)丸断面糸の断面図
(c)2つの山を有する偏平糸の断面図
(d)本発明を構成する単糸の断面図である。
(e)本発明を構成する単糸の断面図である。
(f)本発明を構成する単糸の断面図である。
(g)本発明を構成する単糸の断面図である。
(h)7つの山を有する偏平糸の断面図である。
A: 長軸
B: 短軸の最大値
C: 短軸の最小値

Claims (6)

  1. 単糸の長さ方向に直交する断面が扁平形状であり、芯部が艶消し剤の含有量0.2重量%未満の制電性ポリエステルAで形成され、他方、鞘部が艶消し剤の含有量0.2重量%未満のポリエステルBで形成され、下記(1)〜(6)の条件を満足することを特徴とする芯鞘型ポリエステル扁平断面繊維。
    (1)制電性ポリエステルAが、芳香族ポリエステル100重量部に対して、制電剤として、(a)下記一般式(1)で表されるポリオキシアルキレン系ポリエーテルを0.2〜30重量部及び(b)該ポリエステルと実質的に非反応性の有機イオン性化合物0.05〜10重量部を含有してなる制電性ポリエステルであること。
    Z−[(CHCHO)n(RO)m−R]k
    [式中、Zは1〜6個の活性水素原子を有する有機化合物残基、Rは炭素原子数6以上のアルキレン基又は置換アルキレン基、Rは水素原子、炭素原子数1〜40の一価の炭化水素基、炭素原子数2〜40の一価のヒドロキシ炭化水素又は炭素原子数2〜40の一価のアシル基、kは1〜6の整数、nはn≧70/kを満足する整数、mは1以上の整数]
    (2)芯鞘型ポリエステル扁平断面繊維の単糸繊度が0.5〜5.0dtexである。
    (3)芯部の面積Aと鞘部の面積Bとの比A:Bが5:95〜80:20の範囲である。
    (4)芯鞘型ポリエステル扁平断面繊維の強度が3.0cN/dtex以上である。
    (5)芯鞘型ポリエステル扁平断面繊維の摩擦帯電圧が2000V以下であること。
    (6)芯鞘型ポリエステル扁平断面繊維の扁平形状が長手方向に丸断面単糸の3〜6個が接合した形状であること。
  2. 扁平断面の最大径A(長軸)と該長軸に直交する最大径の長さC(短軸)の比である扁平度A/Cが3〜6である請求項1記載の芯鞘型ポリエステル扁平断面繊維。
  3. 撚数が1000T/m以下である請求項1〜2いずれかに記載の芯鞘型ポリエステル扁平断面繊維。
  4. 請求項1〜3記載の芯鞘型ポリエステル扁平断面繊維を経糸及び/又は緯糸として含む織物であって、カバーファクター(CF)が800〜2000であることを特徴とする花粉付着防止織物。
  5. 光透過率が20%以上である、請求項4に記載の花粉付着防止織物。
  6. 請求項4〜5に記載の防視認性織物を含むことを特徴とするインテリア用品。
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