JP2010228654A - 鉄道車両 - Google Patents

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Masashi Nishigaki
昌司 西垣
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Abstract

【課題】シートの下側に簡単な構成で自由度の高い荷物スペースが配置された鉄道車両を提供する。
【解決手段】鉄道車両1では、シート21の下側の位置で床面2から一段上げられた段部31が設けられ、シート21における座部26の底面26b、段部31の上面31c、及び側壁面5で形成される空間部分を荷物スペースPとしている。この荷物スペースPは、シート21の下側の位置に段部31を設けた簡単な構成で構成され、隣接する座席との間に部材等が配置されないので、十分な自由度が確保される。また、床面2から一段上げられた段部を用いることにより、荷物スペースPと床面2とが視覚的に明確に区別される。これにより、シート21の下側の空間部分が荷物スペースPとなっていることを乗客にしっかりと意識させることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、鉄道車両に関する。
従来、鉄道車両の車内において、例えば6人掛けのロングシートといったシートが左右に据え付けられている。また、シートの上方には、荷物スペースとしての網棚が設置されている。網棚は、鉄道車両の乗客らが自由に利用できるものであるが、通常は車両の窓部よりも高い位置に設置されているので、背丈の低い人などにとっては利用しづらい場合もある。また、シートに座っている乗客にとっては、荷物との距離がやや離れてしまうため、安全性の観点からもできるだけ乗客と荷物との距離は近いことが好ましい。
これに対し、シートの下側のスペースを荷物スペースとして利用することが考えられる。例えば特許文献1に記載の車両用椅子では、収納トレイがサイド抜き差し自在となった収納部を椅子の脚部に設け、収納部前面の開口窓から収納トレイに荷物に入れて扉蓋を閉めることにより、椅子の下を荷物スペースとした構造が開示されている。
実開昭62−43045号公報
しかしながら、上述した従来の構成では、部品点数が増加してシート下部の構成が複雑化するという問題がある。また、収納トレイ自体は椅子の配列方向に沿って延びているものの、座席ごとに荷物を入れる開口窓及び扉蓋が設けられているので、荷物スペースとしての自由度が制限されるという問題もある。
本発明は、上記課題の解決のためになされたものであり、シートの下側に簡単な構成で自由度の高い荷物スペースが配置された鉄道車両を提供することを目的とする。
上記課題の解決のため、本発明に係る鉄道車両は、車室空間を構成する側壁面に取付けられたシートと、シートの下側の位置で車室床面から一段上げられた段部とを備え、シートにおける座部の底面、段部の上面、及び側壁面で形成される空間部分を荷物スペースとしたことを特徴としている。
この鉄道車両では、シートにおける座部の底面、段部の上面、及び側壁面で形成される空間部分を荷物スペースとしている。この荷物スペースは、シートの下側の位置に段部を設けた簡単な構成で構成され、隣接する座席との間に部材等が配置されないので、十分な自由度が確保される。また、車室床面から一段上げられた段部を用いることにより、荷物スペースと床面とが視覚的に明確に区別されるので、シートの下側の空間部分が荷物スペースとなっていることを乗客にしっかりと意識させることができる。
また、段部は、車室空間の上方から見て、座部と重なる領域内に配置されていることが好ましい。この場合、段部がシートに座る乗客と干渉することを防止できる。
また、段部の上面は、側壁面側に比べて座部の先端側が低くなる傾斜面となっていることが好ましい。この場合、異物が荷物スペースに堆積することを抑制できる。
また、段部の上面は、側壁面側に比べて座部の先端側が高くなる傾斜面となっていることが好ましい。この場合、異物が荷物スペースに侵入することを抑制できる。
本発明によれば、シートの下側に簡単な構成で自由度の高い荷物スペースを配置できる。
本発明に係る鉄道車両の一実施形態を示す斜視図である。 荷物スペースの構成を示す図である。 変形例に係る荷物スペースの構成を示す図である。 別の変形例に係る荷物スペースの構成を示す図である。
以下、図面を参照しながら、本発明に係る鉄道車両の好適な実施形態について詳細に説明する。
図1は、本発明に係る鉄道車両の一実施形態を示す斜視図である。同図に示すように、鉄道車両1は、床面2、天井面3、妻面4、及び側壁面5によって形成される車室空間Sを有している。天井面3には、車両の長手方向に沿って空気調和装置の送風口や吊革などが設けられている。また、妻面4には、連結する隣の車両への出入口となるドア部8が設けられている。
側壁面5には、乗降用のドア部9、及びドア部9,9間に配置された窓部10が設けられている。ドア部9の上方には、車両の運行状況等を表示する表示装置等が設けられている。また、ドア部9,9間には、車両の幅方向の中央(通路側)を向くように、例えば6人掛けのシート21が取付けられている。このシート21は、背もたれ部22のみがボルト等によって側壁面5に固定された、いわゆる片持ち式のシートとなっており、シート21と床面2とは400mm〜500mm程度離間した状態となっている。シート21の両端には、ドア部9との間を仕切る仕切板23が設けられている。
さらに、側壁面5において、シート21の上方には、窓部10の上辺と略同等の高さで乗客が荷物等を置くための網棚24が設けられている。網棚24の両端部と仕切板23との間、及び網棚の中央部とシート21の中央部との間には、通路側に向かって緩やかに湾曲する上下方向の手すり25がそれぞれ設けられている。
一方、鉄道車両1には、上述の網棚24のほか、シート21の下側に乗客が荷物を置くことができる荷物スペースPが設けられている。図2は、荷物スペースPの構成を示す図である。
同図に示すように、荷物スペースPの形成に関し、床面2には、シート21の下側の位置で床面2から一段上げられた段部31が設けられている。段部31は、例えばステンレスや塩化ビニルシートなどによって厚さ数cm程度の板状に形成されており、段部31の長さは、シート21の長さと同等となっている。また、段部31における幅方向の一端部31aは、側壁面5の下端部に接しており、段部31における幅方向の他端部31bは、シート21における座部26の先端部26aよりも奥側(側壁面5側)に位置している。これにより、車室空間Sの上方から見て、シート21の座部26と重なる領域内に配置されている。
このような段部31により、荷物スペースPは、シート21における座部26の底面26b、段部31の上面31c、及び側壁面5で形成される空間部分によって形成される。荷物スペースPは、シート21の各座席間で区切られることなく、座席の配列方向に沿って延びている。なお、シート21における座部26の底面26bには、ヒータが設置される場合がある。この場合は、ヒータを含めた座部の底面が荷物スペースを形成する面となる。
以上説明したように、鉄道車両1では、シート21の下側の位置で床面2から一段上げられた段部31が設けられ、シート21における座部26の底面26b、段部31の上面31c、及び側壁面5で形成される空間部分を荷物スペースPとしている。この荷物スペースPは、シート21の下側の位置に段部31を設けた簡単な構成で構成され、隣接する座席との間に部材等が配置されないので、十分な自由度が確保される。
また、床面2から一段上げられた段部を用いることにより、荷物スペースPと床面2とが視覚的に明確に区別される。これにより、シート21の下側の空間部分が荷物スペースPとなっていることを乗客にしっかりと意識させることができる。さらに、本実施形態では、段部31は、車室空間Sの上方から見て、シート21における座部26と重なる領域内に配置されている。このため、段部31がシート21に座る乗客と干渉することを防止できる。
なお、上述したように、シート21の下側の空間部分を荷物スペースPとして乗客に意識させることは、本実施形態において非常に重要な要素となる。これは、従来の鉄道車両では、シートの下側の部分は単なる床面であるため、汚れ易い床面に荷物を置くということに対して乗客の抵抗感があるためである。上記実施形態では、段部31の設置によって乗客の抵抗感の軽減を図っているが、段部31の配色・材質を床面2の配色・材質と異なるものにし、乗客の抵抗感を一層低減することが好ましい。
本発明は、上記実施形態に限られるものではない。例えば上述した実施形態では、段部31の上面31cは、床面2と略平行になっているが、図3に示すように、段部31の上面31cは、側壁面5側に比べて座部26の先端側が低くなるように傾斜していてもよい。この場合、異物が荷物スペースPに堆積することを抑制できる。また、図4に示すように、段部31の上面31cは、側壁面5側に比べて座部26の先端側が高くなるように傾斜していてもよい。この場合、異物が荷物スペースPに侵入することを抑制できる。
1…鉄道車両、2…床面、5…側壁面、21…シート、26…座部、26b…底面、31…段部、31c…上面、S…車室空間、P…荷物スペース。

Claims (4)

  1. 車室空間を構成する側壁面に取付けられたシートと、
    前記シートの下側の位置で車室床面から一段上げられた段部とを備え、
    前記シートにおける座部の底面、前記段部の上面、及び前記側壁面で形成される空間部分を荷物スペースとしたことを特徴とする鉄道車両。
  2. 前記段部は、前記車室空間の上方から見て、前記座部と重なる領域内に配置されていることを特徴とする請求項1記載の鉄道車両。
  3. 前記段部の前記上面は、前記側壁面側に比べて前記座部の先端側が低くなるように傾斜していることを特徴とする請求項1又は2記載の鉄道車両。
  4. 前記段部の前記上面は、前記側壁面側に比べて前記座部の先端側が高くなるように傾斜していることを特徴とする請求項1又は2記載の鉄道車両。
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