JP2010228617A - アッパバック構造 - Google Patents

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JP2010228617A JP2009079112A JP2009079112A JP2010228617A JP 2010228617 A JP2010228617 A JP 2010228617A JP 2009079112 A JP2009079112 A JP 2009079112A JP 2009079112 A JP2009079112 A JP 2009079112A JP 2010228617 A JP2010228617 A JP 2010228617A
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Takeshi Shimura
剛 志村
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Abstract

【課題】アッパバックパネルの振動によって発生する騒音を低減可能なアッパバック構造を提供する。
【解決手段】アッパバック構造10は、車両1の後部において車室と荷室との間に配置されたアッパバック骨格部11と、アッパバック骨格部11に緩衝部材17を介して取り付けられたパネル体18と、を備えている。パネル体18は、アッパバックパネル19と、アッパバックパネル19の車室側の面19a上に設けられた吸音部材20と、アッパバックパネル19の荷室側の面19b上に設けられた遮音部材21と、を有する。アッパバックパネル19は、車両1の走行時に生じる車室の体積変化の振動数と異なる固有振動数を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両のアッパバック構造に関する。
従来のアッパバック構造の一例が特許文献1に記載されている。特許文献1のアッパバック構造は、車両後部において車幅方向に延在するアッパバックパネルと、両リアサスペンションタワー間に掛け渡される水平壁部と、アッパバックパネルと水平壁部とを繋ぐ垂直壁部と、を備えている。
実開平6−27444号公報
特許文献1のアッパバック構造においては、アッパバックパネルの裏面から垂直壁部の裏面にかけてブラケットを付設することによりアッパバックパネルの面剛性を高め、アッパバックパネルの振動の発生を抑制することにより車室内の騒音の低減を図っている。このように、アッパバック構造には、アッパバックパネルの振動によって発生する車室内の騒音を低減することが求められている。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、アッパバックパネルの振動によって発生する車室内の騒音を低減可能なアッパバック構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係るアッパバック構造は、車両後部において車室と荷室との間に配置されたアッパバック骨格部と、アッパバック骨格部に取り付けられたアッパバックパネルと、を備え、アッパバックパネルは、車両走行時に生じる車室の体積変化の振動数と異なる固有振動数を有することを特徴とする。
このアッパバック構造においては、アッパバックパネルが車両走行時に生じる車室の体積変化の振動数と異なる固有振動数を有しているので、車両走行時に生じる車室の体積変化に対してアッパバックパネルが共振し難くなっている。よって、車両走行時にアッパバックパネルの振動の発生が抑制される。したがって、このアッパバック構造によれば、アッパバックパネルの振動によって発生する車室内の騒音を低減することができる。
また、本発明に係るアッパバック構造においては、アッパバックパネルは樹脂材料からなることが好ましい。この場合、車両走行時に生じる車室の体積変化の振動数と異なる固有振動数を有するアッパバックパネルを容易に得ることができる。
また、本発明に係るアッパバック構造においては、アッパバックパネルは、緩衝部材を介してアッパバック骨格部に取り付けられていることが好ましい。この場合、アッパバックパネルの振動の発生による車室の体積変化を低減することができる。
また、本発明に係るアッパバック構造においては、アッパバックパネルの車室側の面上に設けられた吸音部材を更に備えることが好ましい。この場合、車室内において騒音が発生したとしてもその騒音が吸音部材によって吸収されるので、車室内の静粛性を向上させることができる。
また、本発明に係るアッパバック構造においては、アッパバックパネルの荷室側の面上に設けられた遮音部材を更に備えることが好ましい。この場合、車室外の騒音が荷室から車室内に伝播することが遮音部材によって抑制されるので、車室内の静粛性を向上させることができる。
また、本発明に係るアッパバック構造は、車両後部に設けられたアッパバックパネルと、アッパバックパネルを保持する保持部材と、を備え、アッパバックパネル及び保持部材は、アッパバックパネルと保持部材とが互いに非共振となる固有振動数をそれぞれ有する、ことを特徴とする。このアッパバック構造によれば、アッパバックパネルの振動によって発生する車室内の騒音を低減可能である。
アッパバックパネルの振動によって発生する車室内の騒音を低減可能なアッパバック構造を提供することができる。
本発明に係るアッパバック構造の一実施形態の斜視図である。 図1に示されるパネル体のII−II線に沿っての断面図である。 車室の断面を模式的に表す図である。 本発明に係るアッパバック構造の他の実施形態のパネル体の断面図である。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図において同一又は相当部分には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、本発明に係るアッパバック構造の一実施形態の斜視図である。図1に示されるように、アッパバック構造10は、車両(例えばセダンタイプの自動車)1の後部に採用されるものであり、例えばスチールからなるアッパバック骨格部11を備えている。アッパバック骨格部11は、車両1の後部において、車室と荷室との間に配置されており、車幅方向における両端部のそれぞれから下側に延在する取付け部材12によって、車両1の左右のリアホイールハウス1a上に取り付けられている。
このアッパバック骨格部11は、前側骨格部材13、後側骨格部材14及び左右一対の中間骨格部材15によって矩形枠状に一体的に構成されている。前側骨格部材13は、車幅方向に延在しており、図示しない両リアサスペンションタワー間に掛け渡されている。後側骨格部材14は、前側骨格部材13の後側において車幅方向に延在しており、図示しないリアガラスを支持している。左右一対の中間骨格部材15は、車両1の前後方向に延在しており、前側骨格部材13と後側骨格部材14とをその両端において接続している。なお、後側骨格部材14には、後側骨格部材14の延在方向に沿って複数の換気口14aが設けられている。
このように構成されたアッパバック骨格部11上には、その開口16を覆うように、アッパバック骨格部11の四隅に配置された緩衝部材17を介してパネル体18が取り付けられている。図2は、図1に示されるパネル体18のII−II線に沿っての断面図である。図2に示されるように、パネル体18は、樹脂材料(例えば、ポリプロピレン等)からなるアッパバックパネル19を含んでおり、アッパバックパネル19は車両1の走行時に生じる車室の体積変化の振動数と異なる固有振動数を有している(つまり車室の体積変化の振動に対して非同調となっている)。このアッパバックパネル19の車室側の面19a上には吸音部材20が貼り付けられており、荷室側の面19b上には遮音部材21が貼り付けられている。吸音部材20の材料としては、例えば、フェルト等の不織布及びウレタン等を用いることができる。また、遮音部材21の材料としては、例えば、塩化ビニール等を用いることができる。
次に、以上のように構成されたアッパバック構造10の作用効果について説明する。図3は、車両1の車室の断面を模式的に表す図である。図3に示されるように、車両1が走行すると、路面からの振動や空気抵抗等の影響により、車両1のルーフ1b及びフロア1cとがそれぞれ矢印A及びB方向に振動する。ルーフ1b及びフロア1cが振動すると、車室Xの体積が振動的に変化する。このようにして生じる車室Xの体積変化の振動は、車両1の後部に位置するアッパバックパネル19に伝播する。このため、アッパバックパネル19が、この車室Xの体積変化の振動数と等しい固有振動数を有する場合、矢印C方向の振動が共振により励起される場合がある。
ところが、本実施形態のアッパバック構造10においては、アッパバックパネル19は、車室Xの体積変化の振動数と異なる固有振動数を有しているので、車両1の走行時に生じる車室Xの体積変化に対して共振し難い。したがって、アッパバック構造10によれば、アッパバックパネル19の振動の発生を抑制することができるので、車室X内の騒音を低減することができる。
また、アッパバックパネル19は、緩衝部材17を介してアッパバック骨格部11に取り付けられている。これにより、アッパバックパネル19の振動の発生による車室Xの体積変化を低減することができる。つまり、アッパバック骨格部11とアッパバックパネル19との間に緩衝部材17が配置されることにより、アッパバックパネル19の振動が抑制されるので、アッパバックパネル19の振動に起因する車室Xの体積変化を低減することができる。
また、アッパバック構造10においては、アッパバックパネル19の車室X側の面19a上に吸音部材20が設けられている。このため、車室Xにおいて騒音が発生したとしてもその騒音を吸音部材20が吸収することができる。更に、アッパバック構造10おいては、アッパバックパネル19の荷室Y側の面19b上に遮音部材21が設けられている。このため、車室X外の騒音が荷室Yから車室Xに伝播することが遮音部材21によって抑制される。したがって、アッパバック構造10によれば、車室X内の静粛性を向上させることができる。
また、アッパバックパネル19の材料を樹脂材料とすることにより、車室Xの体積変化の振動数と異なる固有振動数を有するアッパバックパネル19を容易に得ることができる。
以上本発明の好適な一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されない。例えば、アッパバック構造10は、図4に示されるように、パネル体18に替えてパネル体22を備えることができる。パネル体22は、アッパバックパネル19に替えてアッパバックパネル23を含む。アッパバックパネル23は、車室側の面23a上に複数の凹部23cが設けられている(アッパバックパネル23がチャンバー形状を有する)。この構成により、アッパバックパネル23は、車室内において騒音が発生したとしてもその騒音を吸収することができる。即ち、このアッパバックパネル23は、レゾネータとしても機能する。したがって、アッパバックパネル23を備えるアッパバック構造10によれば、吸音部材20を用いることなく車室内の静粛性を向上させることができる。
また、アッパバックパネル19及びアッパバックパネル19を保持する保持部材(例えば、アッパバック骨格部11等)は、アッパバックパネル19と保持部材とが互いに非共振となる固有振動数をそれぞれ有するように構成することができる。この構成によれば、アッパバックパネル19の振動によって発生する車室X内の騒音を低減可能である。
1…車両、10…アッパバック構造、11…アッパバック骨格部、17…緩衝部材、19…アッパバックパネル、19a…車室側の面、19b…荷室側の面、20…吸音部材、21…遮音部材。

Claims (6)

  1. 車両後部において車室と荷室との間に配置されたアッパバック骨格部と、
    前記アッパバック骨格部に取り付けられたアッパバックパネルと、を備え、
    前記アッパバックパネルは、車両走行時に生じる車室の体積変化の振動数と異なる固有振動数を有することを特徴とするアッパバック構造。
  2. 前記アッパバックパネルは樹脂材料からなることを特徴とする請求項1記載のアッパバック構造。
  3. 前記アッパバックパネルは、緩衝部材を介して前記アッパバック骨格部に取り付けられていることを特徴とする請求項1又は2記載のアッパバック構造。
  4. 前記アッパバックパネルの前記車室側の面上に設けられた吸音部材を更に備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項記載のアッパバック構造。
  5. 前記アッパバックパネルの前記荷室側の面上に設けられた遮音部材を更に備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項記載のアッパバック構造。
  6. 車両後部に設けられたアッパバックパネルと、前記アッパバックパネルを保持する保持部材と、を備え、
    前記アッパバックパネル及び前記保持部材は、前記アッパバックパネルと前記保持部材とが互いに非共振となる固有振動数をそれぞれ有する、ことを特徴とするアッパバック構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9718413B2 (en) 2015-02-13 2017-08-01 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Vehicle upper back panel structure

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