JP2010228318A - 感熱記録媒体用発熱体、及びリライタブルプリンタ - Google Patents
感熱記録媒体用発熱体、及びリライタブルプリンタ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010228318A JP2010228318A JP2009078973A JP2009078973A JP2010228318A JP 2010228318 A JP2010228318 A JP 2010228318A JP 2009078973 A JP2009078973 A JP 2009078973A JP 2009078973 A JP2009078973 A JP 2009078973A JP 2010228318 A JP2010228318 A JP 2010228318A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- recording medium
- erasing
- thermal recording
- heat
- heating element
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Heat Sensitive Colour Forming Recording (AREA)
- Electronic Switches (AREA)
Abstract
【課題】感熱記録媒体の良好な消去状態を確保することができるとともに、消去処理速度の向上を図ることが可能なリライタブルプリンタを提供する。
【解決手段】熱可逆的に発色及び消色可能な印刷層を有する感熱記録媒体Mに対して、印刷層への画像の印刷及び印刷層に印刷された画像の消去を行うリライタブルプリンタ1において、印刷層に印刷された画像を消去する消去部3として、印刷層と面接触する接触面に、感熱記録媒体Mの搬送方向に向かって温度が漸次低下する温度勾配を付与した消去ヘッド31を適用した。
【選択図】図4
【解決手段】熱可逆的に発色及び消色可能な印刷層を有する感熱記録媒体Mに対して、印刷層への画像の印刷及び印刷層に印刷された画像の消去を行うリライタブルプリンタ1において、印刷層に印刷された画像を消去する消去部3として、印刷層と面接触する接触面に、感熱記録媒体Mの搬送方向に向かって温度が漸次低下する温度勾配を付与した消去ヘッド31を適用した。
【選択図】図4
Description
本発明は、熱可逆的に発色及び消色可能な感熱記録媒体の印刷層に印刷された画像を消去し得る感熱記録媒体用発熱体、及び感熱記録媒体用発熱体を有するリライタブルプリンタに関するものである。
熱可逆的に発色及び消色する印刷層を有する例えばシート状の感熱記録媒体に対して、印刷層への画像の印刷及び印刷層に印刷された画像の消去を行うリライタブルプリンタが知られている。
この種のプリンタにおいて、印刷層に印刷された画像の消去を行う消去部は、印刷層を加熱する感熱記録媒体用発熱体を備えている。感熱記録媒体の印刷層は加熱後に徐冷することによって消色状態となる特性を有しているため、従来は、感熱記録媒体を消去部よりも下流側の搬送経路上、具体的には消去部から印刷部までの搬送経路上において、その搬送経路上の環境温度を利用して自然に空冷する態様、或いは消去部と印刷部との間の搬送経路上に複数の冷却ファンを配置し、これら複数の冷却ファンにより搬送経路上において感熱記録媒体の温度を徐々に下げる態様が採用されていた(後者の態様については特許文献1参照)。
ところが、従来の態様であれば、消去部から印刷部に向かって搬送される感熱記録媒体の搬送速度を所定速度以上に設定した場合には、十分な徐冷処理を行うことができず、消し損ねが生じ、感熱記録媒体の良好な消去状態を確保できないという問題があった。そのため、従来の態様では、感熱記録媒体の良好な消色状態を確保するために、消去部から印刷部に向かって搬送される感熱記録媒体の搬送速度を所定速度以下に設定する必要があり、消去処理速度の向上を図ることができなかった。このことは、リライタブルプリンタ全体の処理速度の低下を意味し、改善の余地があった。さらに、消去部よりも下流側の搬送経路上に複数の冷却ファンを配置する態様は、構造の複雑化を招来するものであった。
本発明は、このような課題に着目してなされたものであって、主たる目的は、感熱記録媒体の良好な消去状態を確保することができるとともに、消去処理速度の向上を図ることが可能な感熱記録媒体用発熱体、及びこのような感熱記録媒体用発熱体を備えたリライタブルプリンタを提供することにある。
すなわち本発明の感熱記録媒体用発熱体は、熱可逆的に発色及び消色可能な印刷層を有する感熱記録媒体における当該印刷層に印刷された画像を消去し得る感熱記録媒体用発熱体であって、印刷層と面接触する接触面を備え、この接触面が、感熱記録媒体の搬送方向に向かって温度が漸次低下する温度勾配を有することを特徴とする。
ここで、本発明において「漸次低下する」とは、「連続的に低下する」こと及び「不連続的(段階的)に低下する」ことの何れをも含む概念である。
このような感熱記録媒体用発熱体であれば、感熱記録媒体を加熱しつつ、感熱記録媒体の搬送方向に向かって温度が漸次低下する温度勾配を有する接触面により、感熱記録媒体を搬送しながら徐冷することができ、この感熱記録媒体用発熱体を通過した感熱記録媒体は良好な消去状態となる。このように、感熱記録媒体は、感熱記録媒体用発熱体を通過するのみで良好な消去状態になるため、感熱記録媒体の消去状態が、感熱記録媒体用発熱体を通過した後の感熱記録媒体の搬送速度に左右されることなく、消去処理速度の向上を図ることができる。
特に、複数の電熱線を、接触面における感熱記録媒体の搬送方向と直交する方向全長に亘って、搬送方向における上流側から下流側に向けて並べて配置する態様が好ましい。この場合、感熱記録媒体用発熱体における接触面の温度勾配を簡単な構成で実現するには、温度勾配を、電熱線のインピーダンス差に基づいて形成する態様や、温度勾配を、電熱線に付与される電圧差に基づいて形成する態様を採用すればよい。
また、本発明の感熱記録媒体用発熱体は、熱可逆的に発色及び消色可能な印刷層を有する感熱記録媒体における当該印刷層に印刷された画像を消去し得る感熱記録媒体用発熱体であって、感熱記録媒体の搬送方向における上流側から下流側に向けて並べた複数の発熱要素を備え、これら各発熱要素の温度を搬送方向に向かって漸次低くなるように温度設定していることを特徴とする。
このような感熱記録媒体用発熱体は、感熱記録媒体の搬送方向に向かって段階的に温度が低下する温度勾配を有するものとなり、感熱記録媒体を搬送しながら徐冷することができ、この感熱記録媒体用発熱体を通過した感熱記録媒体は良好な消去状態となる。この場合、各発熱要素は固定されたブロック状をなすもの、或いは回転しつつ感熱記録媒体の印刷層と接するローラであることが好ましい。特に、各発熱要素が感熱記録媒体の印刷層と接するローラであれば、ローラを印刷層に密着させることによって消去効率がさらに向上する。
また、本発明のリライタブルプリンタは、熱可逆的に発色及び消色可能な印刷層を有する感熱記録媒体に対して、印刷層への画像の印刷及び印刷層に印刷された画像の消去を行うものであって、印刷層に印刷された画像を消去する消去部が、上述した構成を有する感熱記録媒体用発熱体を備えたものであることを特徴とする。
このようなリライタブルプリンタであれば、感熱記録媒体用発熱体を備えた消去部を通過した感熱記録媒体は、感熱記録媒体用発熱体の上述した作用により良好な消去状態になり、消去処理速度の向上、ひいてはリライタブルプリンタ全体の処理速度の向上を図ることができる。さらに、消去部よりも下流側の搬送経路上に専用の冷却ファンを配置する必要がなく、構造の簡素化をも同時に図ることができる。
本発明によれば、感熱記録媒体の良好な消去状態を確保することができるとともに、消去処理速度の向上を図ることが可能な感熱記録媒体用発熱体、及びこのような感熱記録媒体用発熱体を備えたリライタブルプリンタを提供することができる。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
本実施形態では、熱可逆的に発色及び消色可能な印刷層Mbを有する感熱記録媒体Mに対して、印刷層Mbへの画像の印刷及び印刷層Mbに印刷された画像の消去を行うリライタブルプリンタ1に、本発明の感熱記録媒体用発熱体たる消去ヘッド31を用いている。なお、本実施形態において、「画像」とは、写真やイラスト、図形に加えて、文字や記号も含む概念である。
感熱記録媒体Mは、図2及び図3(図2、図3はそれぞれ感熱記録媒体Mの平面図、側面図を模式的に示す図である)に示すように、基材たるベース層Mcと、印刷層Mbと、これらベース層Mcと印刷層Mbとの間に挟み込んだRFIDタグMaとを備えたシート状の積層体である。ベース層Mc及び印刷層Mbは、例えばA3やA4等の用紙サイズに裁断されたものであり、これらベース層Mc及び印刷層Mbをシート本体と捉えた場合、感熱記録媒体MはRFIDタグMaをシート本体に内蔵したものといえる。
印刷層Mbは、例えば主としてロイコ染料と可逆顕色剤とを用いてなり、加熱温度や加熱後の冷却速度の相違によって発色状態と消色状態とに切り替わるものである。
RFIDタグMaは、例えばコイル状の導電性材料からなり外部と交信可能なアンテナと、アンテナに接続され、固有の識別子を有するICチップとを備え、アンテナを介して後述するリーダライタと非接触状態にてICチップ(より具体的にはICチップ内のメモリ)にデータの書き込みや読み出し、書き換えが可能なものである。
リライタブルプリンタ1は、図1及び図4に示すように、給紙口21を有する給紙部2と、給紙口21から挿入される感熱記録媒体Mの印刷層Mbに印刷された画像を消去する消去部3と、消去部3を通過した感熱記録媒体Mの印刷層Mbに画像を印刷する印刷部4と、印刷部4を通過した感熱記録媒体Mを外部へ排出するための排出口51を有する排紙部5とを備えたものである。
給紙部2は、印刷層Mbに画像を印刷した感熱記録媒体Mを複数枚重ねて載置可能な給紙トレイ22と、給紙トレイ22に載置された感熱記録媒体Mを1枚ずつ順次消去部3に向かって送り出す送りローラとを備えたものである。
消去部3は、感熱記録媒体Mの印刷層Mbを加熱する消去ヘッド31と、消去ヘッド31に対向配置された消去用プラテンローラ32とを備えたものである。
消去ヘッド31は、感熱記録媒体Mの搬送方向に向かって温度が漸次低下する温度勾配を有するものである。この消去ヘッド31は、図5に示すように、印刷層Mbと面接触する接触面31Aを備え、本実施形態では、この接触面31Aが、感熱記録媒体Mの搬送方向に向かって温度が漸次低下する温度勾配を有する。具体的には、複数の電熱線31aを、接触面31Aにおける感熱記録媒体の搬送方向と直交する方向全長に亘って、搬送方向における上流側から下流側に向けて並べて配置し、消去ヘッド31の温度勾配を、感熱記録媒体Mの搬送方向に向かって並べた電熱線31aのインピーダンス差に基づいて形成している。なお、図5は、消去ヘッド31の底面図を模式的に示したものであり、符号31bは電熱線31aに設けた抵抗であり、感熱記録媒体Mの搬送方向を矢印で示している。
印刷部4は、感熱記録媒体Mの印刷層Mbを加熱する印刷ヘッド41(例えばサーマルヘッド)と、印刷ヘッド41に対向配置された印刷用プラテンローラ42とを備えたものである。
本実施形態のリライタブルプリンタ1は、印刷部4を消去部3の上方に配置しており、消去部3を通過した感熱記録媒体Mは運搬機構6により印刷部4に搬送される。
運搬機構6は、感熱記録媒体Mを載置し得る載置部61と、この載置部61を消去部3と印刷部4との間の搬送経路上で昇降移動させるリフト部62とを備えたものである。載置部61は、トレイ状をなし、リンクメンバ621等から構成されるリフト部62によって水平姿勢を保持したまま最下降位置(U)と最上昇位置(T)との間で高さ方向に移動可能なものである。
また、本実施形態に係るリライタブルプリンタ1は、消去部3と印刷部4との間の搬送経路上に、感熱記録媒体MのRFIDタグMaに対してデータの読み出し及び書き込みを行うリーダライタ(第1リーダライタ7、第2リーダライタ8)を設けている。本実施形態では、最下降位置(U)に位置付けた載置部61よりもさらに下方に第1リーダライタ7を設けるとともに、最上昇位置(T)に位置付けた載置部61よりもさらに上方に第1リーダライタ7とは異なる周波数帯に対応する第2リーダライタ8を設けている。これら第1リーダライタ7及び第2リーダライタ8は、載置部61の可動範囲を高さ方向に挟む位置に相互に離間して設けられている。第1リーダライタ7はHF帯に対応するものであり、第2リーダライタ8はUHF帯に対応するものである。
したがって、感熱記録媒体MのRFIDタグMaがHF帯のものである場合には、第1リーダライタ7とデータ通信を行う一方、RFIDタグMaがUHF帯のものである場合には、第2リーダライタ8とデータ通信を行う。ここで「データ通信を行う」とは、リーダライタからRFIDタグMaにデータが書き込まれる、又はRFIDタグMaに書き込まれているデータがリーダライタにて読み出される、これらのうち少なくとも何れか一方を行うことを意味する。もちろん、「データ通信を行う」には、RFIDタグMaへの書き込み、及びRFIDタグMaからの読み出しの両方を行うことや、書き込み及び読み出しを繰り返して行うことも含まれる。なお、本実施形態における「データ」とは、印刷層Mbの画像が消去されているか否か、消去された印刷層Mbに次に印刷する画像が何であるか、画像の更新履歴、或いは書き換え回数等、RFIDタグMa自体又はRFIDタグMaを付帯した感熱記録媒体Mに関する情報の何れか又は当該画像に関連する情報等を意味する。
上述した各部のうち、消去部3、運搬機構6、リーダライタ(第1リーダライタ7、第2リーダライタ8)及び印刷部4は筐体9内に配置されている。
次に、本実施形態に係るリライタブルプリンタ1の操作手順、動作及び作用について説明する。
先ず、印刷層Mbに画像が印刷され発色状態にある感熱記録媒体Mを給紙部2の給紙トレイ22にセットする。給紙口21から消去部3に搬送された感熱記録媒体Mは、消去部3において下方から消去用プラテンローラ32で押圧支持されながらさらに搬送方向に向かって搬送される。そして、感熱記録媒体Mが消去部3を通過する際に、感熱記録媒体Mの印刷層Mbと消去ヘッド31の接触面31Aとが面接触し、この接触面31Aが感熱記録媒体Mの搬送方向に向かって温度が漸次低下する温度勾配を有するものであるため、感熱記録媒体Mは、消去ヘッド31の始端側(上流端側)では所定温度まで上昇するとともに、消去ヘッド31の終端側(下流端側)に搬送されるにしたがって徐々に温度が下がり、消去部3を通過し終えた時点で印刷層Mbに印刷されていた画像が消去された消色状態となる。このように、消去ヘッド31が、感熱記録媒体Mを加熱しつつ徐冷する機能を発揮することにより、印刷層Mbに印刷されていた画像は消去される。
引き続き、消去部3を通過して印刷層Mbの画像が消去された消色状態にある感熱記録媒体Mは、図示しない送りローラで消去部3と印刷部4との間の搬送経路上に送られ、最下降位置(U)に位置付けた載置部61に水平姿勢で載置される。感熱記録媒体MのRFIDタグMaがHF帯のものであれば、最下降位置(U)に位置付けた載置部61に載置した時点で第1リーダライタ7と最も近接し、この第1リーダライタ7とデータ通信を行う。そして、搬送機構のリフト部62により載置部61が水平姿勢のまま上方へ移動する。載置部61が最上昇位置(T)に到達した時点で、感熱記録媒体MのRFIDタグMaは第2リーダライタ8に近接する。したがって、感熱記録媒体MのRFIDタグMaがUHF帯のものであれば、載置部61が最上昇位置(T)に到達した時点で第2リーダライタ8とデータ通信を行う。
本実施形態のリライタブルプリンタ1は、感熱記録媒体Mに付帯させたRFIDタグMaを水平姿勢に保持したまま、垂直方向に離間して設けた第1リーダライタ7及び第2リーダライタ8に接離させることにより、第1リーダライタ7又は第2リーダライタ8がRFIDタグMaに対して垂直方向からデータの読み出し及び書き込みを行えるようにしている。
載置部61が最上昇位置(T)に到達した後、感熱記録媒体Mは、図示しない送りローラで印刷部4に搬送され、印刷用プラテンローラ42に押圧支持された状態で、印刷ヘッド41により印刷層Mbを加熱され、その後に急冷処理が施される。その結果、印刷層Mbに画像が印刷され、感熱記録媒体Mはその画像が目視可能な状態に発色した発色状態となる。印刷層Mbに印刷される画像は、リーダライタ(第1リーダライタ7、第2リーダライタ8)とRFIDタグMaとのデータ通信によりRFIDタグMaに書き込まれたデータに基づく画像、又は予めユーザによって入力された画像である。
印刷部4を通過して発色状態にある感熱記録媒体Mは、図示しない送りローラで排紙部5の排紙口から外部へ排出され、排紙部5の排紙トレイに積み重ねられる。
このように、本実施形態に係るリライタブルプリンタ1は、消去ヘッド31のうち感熱記録媒体Mの印刷層Mbと面接触する接触面31Aが、感熱記録媒体Mの搬送方向に向かって温度が漸次低下する温度勾配を有するものであるため、この消去ヘッド31(接触面31A)によって感熱記録媒体Mを加熱しつつ、消去ヘッド31を通過中の感熱記録媒体Mを強制的且つ積極的に徐冷することができ、この消去ヘッド31を通過した感熱記録媒体Mの良好な消去状態を確保することができる。そして、感熱記録媒体Mは、消去ヘッド31を通過するのみで良好な消去状態になるため、感熱記録媒体Mの消去状態が、消去ヘッド31を通過した後の感熱記録媒体Mの搬送速度に依存することなく、消去処理速度の向上を図ることができる。また、このような消去ヘッド31を備えたリライタブルプリンタ1は、種々のリライト特性(特に消去特性)の感熱記録媒体Mにも柔軟に対応し易く、実用性に優れたものになる。さらに、消去部3と印刷部4との間の搬送経路上に専用の冷却ファンを配置する必要がなく、構造の簡素化を図ることができる。
特に、消去ヘッド31の温度勾配を、電熱線31aのインピーダンス差に基づいて形成しているため、構造の単純化を実現でき、製造コストの大幅アップを回避することができる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。例えば、感熱記録媒体用発熱体の温度勾配は、複数の電熱線31aに付与される電圧差に基づいて形成されたものであってもよい。
また、感熱記録媒体用発熱体として、感熱記録媒体の搬送方向における上流側から下流側に向けて並べた複数の発熱要素を備え、各発熱要素の温度を搬送方向に向かって漸次低くなるように温度設定したものを適用しても構わない。この場合、各発熱要素が固定されたブロック状をなすものである態様や、各発熱要素が回転しつつ印刷層と接するローラである態様が望ましい。特に後者の態様であれば、ローラを印刷層に密着させることによって消去効率が向上する。各ローラが柔軟な素材からなるものであれば、印刷層との密着度を高めることが可能になり、消去効率のさらなる向上を図ることができる。
感熱記録媒体は、シート状のものに限らず、カード状のものであってもよく、また、RFIDタグ内蔵型に代えてRFIDタグを貼り付けたものであっても構わない。
その他、各部の具体的構成についても上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
1…リライタブルプリンタ
3…消去部
31…感熱記録媒体用発熱体(消去ヘッド)
31A…接触面
31a…電熱線
M…感熱記録媒体
Mb…印刷層
3…消去部
31…感熱記録媒体用発熱体(消去ヘッド)
31A…接触面
31a…電熱線
M…感熱記録媒体
Mb…印刷層
Claims (7)
- 熱可逆的に発色及び消色可能な印刷層を有する感熱記録媒体における当該印刷層に印刷された画像を消去し得る感熱記録媒体用発熱体であって、前記印刷層と面接触する接触面を具備し、当該接触面が、前記感熱記録媒体の搬送方向に向かって温度が漸次低下する温度勾配を有することを特徴とする感熱記録媒体用発熱体。
- 複数の電熱線が、前記接触面における前記感熱記録媒体の搬送方向と直交する方向全長に亘り、前記搬送方向における上流側から下流側に向けて並べて配置されている請求項1に記載の感熱記録媒体用発熱体。
- 前記温度勾配が、前記電熱線のインピーダンス差、又は、前記電熱線に付与される電圧差に基づいて、形成されたものである請求項2に記載の感熱記録媒体用発熱体。
- 熱可逆的に発色及び消色可能な印刷層を有する感熱記録媒体における当該印刷層に印刷された画像を消去し得る感熱記録媒体用発熱体であって、前記感熱記録媒体の搬送方向における上流側から下流側に向けて並べた複数の発熱要素を具備し、各発熱要素の温度を搬送方向に向かって漸次低くなるように温度設定していることを特徴とする感熱記録媒体用発熱体。
- 前記発熱要素が固定されたブロック状をなすものである請求項4に記載の感熱記録媒体用発熱体。
- 前記発熱要素が回転しつつ前記印刷層と接するローラである請求項4に記載の感熱記録媒体用発熱体。
- 熱可逆的に発色及び消色可能な印刷層を有する感熱記録媒体に対して、前記印刷層への画像の印刷及び前記印刷層に印刷された画像の消去を行うリライタブルプリンタであって、
前記印刷層に印刷された画像を消去する消去部が、請求項1乃至6の何れかに記載の感熱記録媒体用発熱体を有するものであることを特徴とするリライタブルプリンタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009078973A JP2010228318A (ja) | 2009-03-27 | 2009-03-27 | 感熱記録媒体用発熱体、及びリライタブルプリンタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009078973A JP2010228318A (ja) | 2009-03-27 | 2009-03-27 | 感熱記録媒体用発熱体、及びリライタブルプリンタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010228318A true JP2010228318A (ja) | 2010-10-14 |
Family
ID=43044631
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009078973A Pending JP2010228318A (ja) | 2009-03-27 | 2009-03-27 | 感熱記録媒体用発熱体、及びリライタブルプリンタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010228318A (ja) |
-
2009
- 2009-03-27 JP JP2009078973A patent/JP2010228318A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2008091321A (ja) | 加熱デバイス、消去装置、情報記録消去装置、及び転写装置 | |
CN101898458B (zh) | 打印机 | |
JP4745987B2 (ja) | プリンタ | |
JP3476830B2 (ja) | 印刷可能なカード状のデータ記憶媒体の読み取り及び像付加装置 | |
JP2010228318A (ja) | 感熱記録媒体用発熱体、及びリライタブルプリンタ | |
JP2010231544A (ja) | リライタブルプリンタ | |
JP4162388B2 (ja) | リライタブル記録装置 | |
JP5257198B2 (ja) | リライタブルプリンタ | |
JP2009073068A (ja) | カードリーダ装置 | |
JP4462961B2 (ja) | 情報記録部付き可逆性感熱記録媒体及び情報記録方法 | |
JP3917262B2 (ja) | 無線情報記憶媒体の発行処理方法および発行処理装置 | |
JP2001130037A (ja) | 画像記録装置 | |
CN203254789U (zh) | 热敏打印机及具有该热敏打印机的pos终端机 | |
JP2005103891A (ja) | 印字装置 | |
JP2018140573A (ja) | 熱膨張性シート及び熱膨張性シートの製造方法 | |
JP2006051618A (ja) | 熱定着装置 | |
JPH0867021A (ja) | 書き換え可能な感熱紙用の記録ヘッド | |
JP4843355B2 (ja) | サーマルプリントヘッドおよびサーマルプリンタ | |
JP2005053137A (ja) | カードリーダの印字・消去ヘッド | |
JP2008055689A (ja) | 画像形成装置 | |
JP3524654B2 (ja) | リライタブル感熱記録シート用プリンタ、これに用いるサーマルヘッド、および、リライタブル感熱記録シートに対する画像形成方法 | |
JP2010228317A (ja) | プリンタ | |
JP4667840B2 (ja) | サーマルプリント装置 | |
JP2005193604A (ja) | 画像形成装置 | |
JP4151283B2 (ja) | カードリーダ |