JP2010226819A - 電源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】入力電圧の低下、短絡を伴う異常生じた場合に、保護動作が正常に機能しないおそれがあった。
【解決手段】電源装置10は、入力電圧Vinから出力電圧Voutを生成する出力回路(図1では14〜17)と、入力電圧Vinと第1閾値電圧とを比較して第1リセット信号S1を生成する第1低電圧保護回路11と、入力電圧Vinと第1閾値電圧よりも低い第2閾値電圧とを比較して第2リセット信号S2を生成する第2低電圧保護回路12と、異常状態(ただし入力電圧Vinの低電圧状態を除く)を検出して異常保護信号S3を生成する異常保護回路13と、を有して成り、前記出力回路は、第1リセット信号S1及び異常保護信号S3に基づいて、入力電圧Vinの入力端と出力電圧Voutの出力端との間を結ぶ入出力経路の導通/遮断を制御し、異常保護回路13は、第2リセット信号S2に基づいて、前記異常状態の検出動作を初期化する構成とされている。
【選択図】図1

Description

本発明は、負荷に電力供給を行う電源装置に関するものである。
図7は、電源装置の一従来例を示す回路ブロック図である。本従来例の電源装置100は、入力電圧Vinを監視してリセット信号Saを生成する低電圧保護回路101(以下では、UVLO[Under Voltage Lock-Out]回路101と呼ぶ)と、帰還電圧Vfb(出力電圧Voutの分圧電圧)を監視して短絡保護信号Sbを生成する短絡保護回路102(以下、SCP回路102と呼ぶ)と、電源装置100の統括制御(帰還電圧Vfbに基づく出力帰還制御などを含む)を行う制御回路103と、制御回路103からの制御を受けて駆動信号を生成する駆動回路104と、駆動回路104から入力される駆動信号に応じてオン/オフ制御される出力トランジスタ105と、を内蔵して成る半導体集積回路装置(電源IC)である。
また、電源装置100の外部には、コイルL1と、ダイオードD1と、コンデンサC1と、抵抗R1及び抵抗R2と、ロードスイッチP1と、が接続されており、電源装置100は、これらの外部素子と共に、入力電圧Vinを昇圧して所望の出力電圧Voutを生成する昇圧型のDC/DCコンバータを形成している。
図8は、SCP回路102の短絡保護動作が正常に機能する様子を示すタイミングチャートであり、上から順に、入力電圧Vin、出力電圧Vout、リセット信号Sa、短絡保護信号Sb、ロードスイッチP1のオン/オフ状態、及び、コイル電流ILが描写されている。
時刻t101において、出力電圧Voutに地絡(接地端またはこれに準ずる低電位端への短絡)が生じ、帰還電圧Vfbがマスク時間Tにわたって所定の参照電圧を下回った場合、SCP回路102は、時刻t102において、短絡保護信号Sbをローレベル(異常未検出時の論理レベル)からハイレベル(異常検出時の論理レベル)に立ち上げる。制御回路103は、時刻t102において、短絡保護信号Sbがハイレベルに立ち上げられたことを認識した時点で、駆動回路104による出力トランジスタ105のスイッチング制御を禁止し、入力電圧Vinの入力端とコイルL1の一端との間に挿入されているロードスイッチP1をオフとする。このような短絡保護動作により、出力電圧Voutに地絡が生じた場合でも、コイル電流ILの過電流状態は速やかに解消される。
なお、上記に関連する従来技術の一例としては、特許文献1を挙げることができる。
特開平4−125061号公報
しかしながら、上記従来の電源装置100では、出力電圧Voutの地絡に伴って、入力電圧Vinが急激に低下した場合、SCP回路102の短絡保護動作が正常に機能しないおそれがあった。このような不具合について、図9を参照しながら詳細に説明する。
図9は、SCP回路102の短絡保護動作が正常に機能しない様子を示すタイミングチャートであり、図8と同様、上から順に、入力電圧Vin、出力電圧Vout、リセット信号Sa、短絡保護信号Sb、ロードスイッチP1のオン/オフ状態、及び、コイル電流ILが描写されている。
例えば、入力電圧Vinの供給源に十分な電流能力が備わっていない場合には、図9に示したように、時刻t201における出力電圧Voutの地絡に伴って、入力電圧Vinまで急激に低下してしまうおそれがある。このような入力電圧Vinの急激な低下が生じて、SCP回路102のマスク時間Tが経過するまでの間に、入力電圧Vinが所定の閾値電圧Vthを下回ると、SCP回路102の短絡保護動作が機能するよりも先に、UVLO回路101の低電圧保護動作が機能し、リセット信号Saがローレベル(リセット解除時の論理レベル)からハイレベル(リセット時の論理レベル)に立ち上げられる。その結果、電源装置100は、SCP回路102におけるマスク時間Tの計時動作も含めて、その全ての動作状態がリセット(初期化)されるので、SCP回路102の短絡保護動作は正常に機能せず、短絡保護信号Sbはハイレベルに立ち上がらなくなる。
一方、UVLO回路101の低電圧保護動作によって半導体装置100がリセットされている状態では、ロードスイッチP1がオフとされるので、入力電圧Vinの入力端から出力電圧Voutの出力端との間を結ぶ入出力経路が遮断され、コイル電流ILは一時的に抑制される。しかしながら、ロードスイッチP1がオフされたことに伴い、入力電圧Vinが低下から上昇に転じて再び閾値電圧Vthを上回ると、UVLO回路101は、半導体装置100のリセット状態を解除すべく、リセット信号Saをハイレベルからローレベルに立ち下げる。その結果、電源装置100は再起動され、ロードスイッチP1は、制御回路103によってオンとされる。このとき、出力電圧Voutの地絡が解消されていなければ、入力電圧Vinは再び急低下するので、先と同様、UVLO回路101の低電圧保護動作によって、半導体装置100がリセットされる。
このように、入力電圧Vinの供給源に十分な電流能力が備わっていない場合には、図9に示したように、UVLO回路101の低電圧保護動作によって、半導体装置100のリセットと再起動が繰り返され、入力電圧Vinが閾値電圧Vth付近で安定した状態となる。その結果、ロードスイッチP1が断続的にオン/オフを繰り返し、これに伴う形で過大なコイル電流ILが断続的に流れ続ける状態に陥るため、電源装置100や周辺回路の破壊や発煙・発火を生じるおそれがあった。
なお、SCP回路102のマスク期間Tをより短い期間に設定すれば、SCP回路102の短絡保護動作がより迅速に機能するので、上記の課題は多少改善されるが、このような設定変更を行った場合、SCP回路102は、出力電圧Voutの過渡的な変動(ノイズなど)に対して過敏となるため、不必要な短絡保護動作を行うおそれがあった。また、SCP回路102のマスク期間Tをゼロ値に設定した場合であっても、出力電圧Voutの地絡が生じてからSCP回路102が短絡保護信号Sbをハイレベルに立ち上げるまでには不可避的な遅延が生じるため、SCP回路102の短絡保護動作よりも先に、UVLO回路101の低電圧保護動作が機能する危険性を完全に払拭することはできなかった。
また、上記ではSCP回路102を例に挙げて従来の課題を説明したが、その他の保護回路(過電流保護回路や温度保護回路など)についても、同様の課題が存在していた。
本発明は、上記の問題点に鑑み、入力電圧の低下を伴う異常が生じた場合であっても、適切な保護動作を機能させることが可能な電源装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る電源装置は、入力電圧から出力電圧を生成する出力回路と、前記入力電圧と第1閾値電圧とを比較して第1リセット信号を生成する第1低電圧保護回路と、前記入力電圧と第1閾値電圧よりも低い第2閾値電圧とを比較して第2リセット信号を生成する第2低電圧保護回路と、異常状態(ただし前記入力電圧の低電圧状態を除く)を検出して異常保護信号を生成する異常保護回路と、を有して成り、前記出力回路は、第1リセット信号及び前記異常保護信号に基づいて、前記入力電圧の入力端と前記出力電圧の出力端との間を結ぶ入出力経路の導通/遮断を制御し、前記異常保護回路は、第2リセット信号に基づいて、前記異常状態の検出動作を初期化する構成(第1の構成)とされている。
なお、上記第1の構成から成る電源装置において、前記異常保護回路は、前記異常状態が所定のマスク期間にわたって検出されたときに、前記異常保護信号を異常未検出時の論理レベルから異常検出時の論理レベルに変遷させる構成(第2の構成)にするとよい。
また、上記第2の構成から成る電源装置において、前記異常保護回路は、前記マスク期間を計時するタイマ回路を有して成る構成(第3の構成)にするとよい。
また、上記第3の構成から成る電源装置において、前記タイマ回路は、第2リセット信号に基づいて前記マスク期間の計時動作を初期化する構成(第4の構成)にするとよい。
また、上記第1〜第4いずれかの構成から成る電源装置において、前記異常保護回路は出力短絡を検出する短絡保護回路、過電流を検出する過電流保護回路、及び、異常温度を検出する温度保護回路の少なくともいずれか一である構成(第5の構成)にするとよい。
また、上記第1〜第5いずれかの構成から成る電源装置において、前記出力回路は、前記入力電圧を昇圧して前記出力電圧を生成する昇圧回路であり、前記入出力経路に挿入されたロードスイッチをオン/オフさせて前記入出力経路の導通/遮断を制御する構成(第6の構成)にするとよい。
また、上記第1〜第5いずれかの構成から成る電源装置において、前記出力回路は、前記入力電圧を降圧して前記出力電圧を生成する降圧回路、または、前記入力電圧を前記出力電圧としてスルー出力するカレントスイッチ回路であり、前記入出力経路に挿入された出力スイッチをオン/オフさせて、前記入出力経路の導通/遮断を制御する構成(第7の構成)にするとよい。
本発明に係る電源装置であれば、入力電圧の低下を伴う異常が生じた場合であっても、適切な保護動作を機能させることが可能となる。
本発明に係る電源装置の第1実施形態を示す回路ブロック図である。 制御回路15及び駆動回路16の一構成例を示す回路図である。 制御回路15及び駆動回路16の内部動作の一例を示すタイミングチャートである。 電源装置10の短絡保護動作の一例を示すタイミングチャートである。 電源装置10の低電圧保護動作の一例を示すタイミングチャートである。 本発明に係る電源装置の第2実施形態を示す回路ブロック図である。 電源装置の一従来例を示す回路ブロック図である。 短絡保護動作が正常に機能する様子を示すタイミングチャートである。 短絡保護動作が正常に機能しない様子を示すタイミングチャートである。
図1は、本発明に係る電源装置の第1実施形態を示す回路ブロック図である。本実施形態の電源装置10は、第1低電圧保護回路11(以下では第1UVLO回路11と呼ぶ)と、第2低電圧保護回路12(以下では第2UVLO回路12と呼ぶ)と、短絡保護回路13(以下ではSCP回路13と呼ぶ)と、論理和演算器14と、制御回路15と、駆動回路16と、出力トランジスタ17と、を内蔵して成る半導体集積回路装置(電源IC)である。また、電源装置10の外部には、コイルL11と、ダイオードD11と、コンデンサC11と、抵抗R11及び抵抗R12と、ロードスイッチP11と、が接続されており、電源装置10は、これらの外部素子と共に、出力回路(本実施形態では、論理和演算器14、制御回路15、駆動回路16、及び、出力トランジスタ17がこれに相当)を用いて、入力電圧Vinを昇圧して所望の出力電圧Voutを生成する昇圧型のDC/DCコンバータを形成している。
第1UVLO回路11は、入力電圧Vinと第1閾値電圧Vth1とを比較して第1リセット信号S1を生成する。具体的に述べると、第1UVLO回路11は、入力電圧Vinが第1閾値電圧Vth1より高ければ、第1リセット信号S1をローレベル(SCP回路13を除く回路ブロック(制御回路15や駆動回路16など)をリセット解除するための論理レベル)とし、入力電圧Vinが第1閾値電圧Vth1より低ければ、第1リセット信号S1をハイレベル(SCP回路13を除く回路ブロックをリセットするための論理レベル)とする。
第2UVLO回路12は、入力電圧Vinと第1閾値電圧Vth1よりも低い第2閾値電圧Vth2とを比較して第2リセット信号S2を生成する。具体的に述べると、第2UVLO回路12は、入力電圧Vinが第2閾値電圧Vth2より高ければ、第2リセット信号S2をローレベル(SCP回路13をリセット解除するための論理レベル)とし、入力電圧Vinが第2閾値電圧Vth2より低ければ、第2リセット信号S2をハイレベル(SCP回路13をリセットするための論理レベル)とする。
SCP回路13は、出力電圧Voutの地絡状態を検出して短絡保護信号S3を生成する異常保護回路の一種であり、本実施形態では、第1コンパレータ131と、論理和演算器32と、Nチャネル型MOS電界効果トランジスタ133と、定電流源134と、コンデンサ135と、第2コンパレータ136と、を有して成る。
第1コンパレータ131の非反転入力端(+)は、帰還電圧Vfbの印加端(抵抗R11と抵抗R12との接続ノード)に接続されている。第1コンパレータ131の反転入力端(−)は、第1参照電圧Vref1の印加端に接続されている。論理和演算器132の第1入力端は、第1コンパレータ131の出力端に接続されている。論理和演算器132の第2入力端は、第2リセット信号S2の印加端(第2UVLO回路12の出力端)に接続されている。トランジスタ133のドレインは、コンデンサ135の一端に接続されている。トランジスタ133のソース及びバックゲートは、接地端に接続されている。トランジスタ133のゲートは、論理和演算器132の出力端に接続されている。定電流源134の一端は、電源端に接続されている。定電流源134の他端(定電流出力端)は、コンデンサ135の一端に接続されている。コンデンサ135の他端は、接地端に接続されている。第2コンパレータ136の非反転入力端(+)は、タイマ電圧Vtの印加端(コンデンサ135の一端)に接続されている。第2コンパレータ136の反転入力端(−)は、第2参照電圧Vref2の印加端に接続されている。第2コンパレータ136の出力端は、短絡保護信号S3の出力端に相当する。
第1コンパレータ131は、帰還電圧Vfbが第1参照電圧Vref1より高ければ、比較信号Sxをハイレベル(短絡未検出時の論理レベル)とし、帰還電圧Vfbが第1参照電圧Vref1より低ければ、比較信号Sxをローレベル(短絡検出時の論理レベル)とする。論理和演算器132は、比較信号Sxと第2リセット信号S2の少なくとも一方がハイレベルであるときに論理和信号Syをハイレベルとし、比較信号Sxと第2リセット信号S2の両方がローレベルであるときに論理和信号Syをローレベルとする。トランジスタ133は、コンデンサ135に蓄えられている電荷の放電経路を導通/遮断するためのスイッチであって、論理和信号Syがハイレベルであるときにオンとなり、論理和信号Syがローレベルであるときにオフとなる。定電流源134は、コンデンサ135を充電するための定電流を生成する。コンデンサ135の一端から引き出されるタイマ電圧Vtは、トランジスタ133がオンからオフに切り換えられると、接地電位から徐々に上昇し始める。なお、定電流源134の定電流値やコンデンサ135の静電容量値は、トランジスタ133のオフ状態が所定のマスク期間Tだけ継続されたときに、タイマ電圧Vtが第2参照電圧Vref2に到達するように適宜調整されている。第2コンパレータ136は、タイマ電圧Vtが第2参照電圧Vref2より低ければ、短絡保護信号S3をローレベル(短絡未検出時の論理レベル)とし、タイマ電圧Vtが第2参照電圧Vref2より高ければ、短絡保護信号S3をハイレベル(短絡検出時の論理レベル)とする。
すなわち、本実施形態の電源装置10において、SCP回路13は、マスク期間Tを計時するタイマ回路(図1では、論理和演算器132、トランジスタ133、定電流源134、コンデンサ、135、及び、第2コンパレータ136がこれに相当)を有して成り、出力電圧Voutの地絡状態が所定のマスク期間Tにわたって検出されたときに、短絡保護信号S3をローレベル(短絡未検出時の論理レベル)からハイレベル(短絡検出時の論理レベル)に変遷させる構成とされている。このような構成とすることにより、SCP回路13は、出力電圧Voutの過渡的な変動(ノイズなど)に対して過敏に反応しなくなるので、不必要な短絡保護動作を抑えることが可能となる。
また、本実施形態の電源装置10において、上記のタイマ回路は、第2リセット信号S2に基づいてマスク期間Tの計時動作を初期化する構成とされている。より具体的に述べると、上記のタイマ回路は、入力電圧Vinが第2閾値電圧Vth2を下回り、第2リセット信号S2がローレベル(SCP回路13をリセット解除するための論理レベル)からハイレベル(SCP回路13をリセットするための論理レベル)に立ち上げられたとき、比較信号Sxの論理レベルに依ることなく、論理和信号Syをハイレベルとしてトランジスタ133をオンさせ、コンデンサ135の放電(タイマ電圧Vtのゼロリセット)を行う構成とされている。
すなわち、本実施形態の電源装置10において、SCP回路13は、第2リセット信号S2に基づいて出力短絡状態の検出動作を初期化する構成とされている。このような構成とすることにより、SCP回路13は、入力電圧Vinの低電圧異常が解消されたとき、コンデンサ135に電荷が残っていない状態から再起動することができるので、マスク期間Tを正しく計時することが可能となる。
論理和演算器14は、第1リセット信号S1と短絡保護信号S3の少なくとも一方がハイレベルであるときに論理和信号S4をハイレベル(異常検出時の論理レベル)とし、第1リセット信号S1と短絡保護信号S3の両方がローレベルであるときに論理和信号S4をローレベル(異常未検出時の論理レベル)とする。
制御回路15は、電源装置100の各部を統括的に制御する主体であって、論理和信号S4がハイレベル(異常検出時の論理レベル)とされているとき、駆動回路16による出力トランジスタ17のスイッチング制御を禁止し、ロードスイッチP11をオフとする。一方、制御回路15は、論理和信号S4がローレベル(異常未検出時の論理レベル)とされているとき、駆動回路16による出力トランジスタ17のスイッチング制御を許可し、ロードスイッチP11をオンとする。なお、制御回路15には、出力電圧Voutを目標値に維持するための出力帰還信号として、帰還電圧Vfbも入力されている。
駆動回路16は、制御回路15からの制御を受けて、出力トランジスタ17の駆動信号(ゲート信号)を生成する。
出力トランジスタ17は、駆動回路16から入力される駆動信号に応じてオン/オフ制御されるスイッチ素子であり、本実施形態では、Nチャネル型MOS電界効果トランジスタが用いられている。
出力トランジスタ17のソース及びドレインは、接地端に接続されている。出力トランジスタ17のゲートは、駆動回路16に接続されている。出力トランジスタ17のドレインは、コイルL11の一端とダイオードD11のアノードに接続されている。コイルL11の他端は、ロードスイッチP11を形成するPチャネル型MOS電界効果トランジスタのドレインに接続されている。ロードスイッチP11の他端(トランジスタのソース及びバックゲート)は、入力電圧Vinの入力端に接続されている。ロードスイッチP11の制御端(トランジスタのゲート)は、制御回路15に接続されている。ダイオードD11のカソードは、出力電圧Voutの出力端に接続されている。コンデンサC11の一端は出力電圧Voutの出力端に接続されている。コンデンサC11の他端は、接地端に接続されている。抵抗R11の一端は、出力電圧Voutの出力端に接続されている。抵抗R11の他端は、抵抗R12の一端に接続されている。抵抗R12の他端は、接地端に接続されている。抵抗R11と抵抗R12との接続ノードは、第1コンパレータ131の非反転入力端(+)に接続されている。
図2は、制御回路15及び駆動回路16の一構成例を示す回路図である。本構成例の制御回路15は、エラーアンプ151と、コンパレータ152と、論理和演算器153と、スロープ生成部154と、クロック生成部155と、リセット優先型のRSフリップフロップ156と、を有して成る。また、駆動回路16は、ドライバ161を有して成る。
エラーアンプ151の非反転入力端(+)は、参照電圧Vrefの入力端に接続されている。エラーアンプ151の反転入力端(−)は、帰還電圧Vfbの入力端に接続されている。コンパレータ152の反転入力端(−)は、エラーアンプ151の出力端に接続されている。コンパレータ152の非反転入力端(+)は、スロープ生成部154の出力端に接続されている。論理和演算器153の第1入力端は、論理和信号S4の入力端に接続されている。論理和演算器153の第2入力端は、コンパレータ152の出力端に接続されている。RSフリップフロップ156のリセット端(R)は、論理和演算器153の出力端に接続されている。RSフリップフロップ156のセット端(S)は、クロック生成部155の出力端に接続されている。RSフリップフロップ156の出力端(Q)は、ドライバ161の入力端に接続されている。ドライバ161の出力端は、トランジスタ17のゲートに接続されている。
エラーアンプ151は、帰還電圧Vfbと参照電圧Vrefとの差分を増幅して誤差電圧SDを生成する。誤差電圧SDの電圧レベルは、出力電圧Voutがその目標設定値よりも低いほど高レベルとなる。コンパレータ152は、誤差電圧SDとスロープ電圧SEとを比較して比較信号SFを生成する。比較信号SFは、スロープ電圧SEが誤差電圧SDよりも低いときにローレベルとなり、スロープ電圧SEが誤差電圧SDよりも高いときにハイレベルとなる。論理和演算器153は、比較信号SFと論理和信号S4との論理和演算を行い、RSフリップフロップ156のリセット信号を生成する。RSフリップフロップ156のリセット信号は、論理和信号S4がローレベルのときには、比較信号SFそのものとなり、論理和信号S4がハイレベルのときには、比較信号SFの論理に依ることなく、常にハイレベルとなる。なお、論理和信号S4は、RSフリップフロップ156の前段に入力される構成のほか、駆動回路16を形成するドライバ161のイネーブル信号として入力される構成(図2中の破線矢印を参照)としてもよい。スロープ生成部154は、クロック信号SAに同期したスロープ形状(三角波形状ないしは鋸波形状)のスロープ電圧SEを生成する。なお、スロープ電圧SEの電圧値は、クロック信号SAの立上がりエッジをトリガとして上昇を開始し、比較信号SFの立上がりエッジをトリガとしてゼロ値にリセットされる。ただし、比較信号SFによるスロープ電圧SEのリセット処理は必須でなく、クロック信号SAの立上がりエッジでスロープ電圧SEをゼロ値にリセットする構成としてもよい。クロック生成部155は、所定の周波数(例えば300kHz〜1MHz)でクロック信号SAを生成する。RSフリップフロップ156は、クロック生成部155から入力されるセット信号(クロック信号SA)の立上がりエッジで、自身の出力信号をハイレベルにセットし、論理和演算器153から入力されるリセット信号の立上がりエッジで、自身の出力信号をローレベルにリセットする。ドライバ161は、RSフリップフロップ156の出力信号に基づいて、トランジスタ17のゲート信号SBを生成し、トランジスタ17のオン/オフ制御を行う。トランジスタ17のオン/オフ制御に伴い、トランジスタ17のドレインには、パルス形状のスイッチ電圧SCが生成される。
図3は、上記した制御回路15及び駆動回路16の内部動作の一例を示すタイミングチャートであり、上から順に、クロック信号SA、ゲート信号SB、スイッチ電圧SC、誤差電圧SD、スロープ電圧SE、及び、比較信号SFが描写されている。
次に、上記構成から成る電源装置10の基本動作(直流/直流変換動作)について説明する。出力トランジスタ17がオン状態にされると、コイルL11には出力トランジスタ17を介して接地端に向けたコイル電流ILが流れて、その電気エネルギが蓄えられる。なお、出力トランジスタ17のオン期間において、すでにコンデンサC11に電荷が蓄積されていた場合、負荷にはコンデンサC11からの電流が流れることになる。また、このとき、ダイオードD11のアノード電位は、出力トランジスタ17を介してほぼ接地電位まで低下するため、ダイオードD11は逆バイアス状態となり、コンデンサC11から出力トランジスタ17に向けて電流が流れ込むことはない。
一方、出力トランジスタ17がオフ状態にされると、コイルL11に生じた逆起電圧によって、コイルL11に蓄積されていた電気エネルギが放出される。このとき、ダイオードD11は順バイアス状態となるため、ダイオードD11を介して流れる電流は、負荷に流れ込むとともに、コンデンサC11を介して接地端にも流れ込み、コンデンサC11を充電することになる。上記の動作が繰り返されることによって、負荷には、入力電圧Vinを昇圧した出力電圧Voutが供給される。
このように、本実施形態の電源装置10は、出力トランジスタ17のオン/オフ制御によってエネルギ貯蔵素子であるコイルL11を駆動することにより、入力電圧Vinを昇圧して出力電圧Voutを生成するチョッパ型昇圧回路の一構成要素として機能する。
次に、上記構成から成る電源装置10の短絡保護動作について、図4を参照しながら詳細に説明する。図4は、電源装置10の短絡保護動作の一例を示すタイミングチャートであり、上から順に、入力電圧Vin、出力電圧Vout、第1リセット信号S1、第2リセット信号S2、短絡保護信号S3、ロードスイッチP11のオン/オフ状態、及び、コイル電流ILが描写されている。
例えば、入力電圧Vinの供給源に十分な電流能力が備わっていない場合には、図4に示したように、時刻t11における出力電圧Voutの地絡に伴って、入力電圧Vinまで急激に低下してしまうおそれがある。このような入力電圧Vinの急激な低下が生じ、SCP回路13のマスク時間Tが経過するまでの間に、入力電圧Vinが第1閾値電圧Vth1を下回ると、SCP回路13の短絡保護動作が機能するよりも先に、第1UVLO回路11の低電圧保護動作が機能し、第1リセット信号S1がローレベルからハイレベルに立ち上げられる。その結果、制御回路15に入力される論理和信号S4もローレベルからハイレベルに立ち上げられる。
このとき、制御回路15によってロードスイッチP11がオフとされるので、入力電圧Vinの入力端から出力電圧Voutの出力端との間を結ぶ入出力経路が遮断されて、コイル電流ILは一時的に抑制される。しかしながら、ロードスイッチP11がオフされたことに伴い、入力電圧Vinが低下から上昇に転じて再び第1閾値電圧Vth1を上回ると、第1UVLO回路11は、第1リセット信号S1をハイレベルからローレベルに立ち下げる。その結果、制御回路15に入力される論理和信号S4もハイレベルからローレベルに立ち下げられて、ロードスイッチP11は、制御回路15によってオンとされる。このとき、出力電圧Voutの地絡が解消されていなければ、入力電圧Vinは再び急低下するので、先と同様、第1UVLO回路11の低電圧保護動作によって、SCP回路13を除く回路ブロック(制御回路15や駆動回路16など)がリセットされる。
このように、入力電圧Vinの供給源に十分な電流能力が備わっていない場合には、図4に示したように、第1UVLO回路11の低電圧保護動作によって、SCP回路13を除く回路ブロックのリセットと再起動が繰り返され、入力電圧Vinが第1閾値電圧Vth1付近で安定した状態となる。その結果、ロードスイッチP11が断続的にオン/オフを繰り返し、これに伴う形で過大なコイル電流ILが断続的に流れ続ける状態となる。
ただし、本実施形態の電源装置10であれば、入力電圧Vinは、出力電圧Voutの地絡に伴って急激に低下するものの、上記で説明したように、第1閾値電圧Vth1付近で安定した状態となり、第2閾値電圧Vth2を下回る電圧レベルまで低下し続けることはない。その結果、第2UVLO回路12の低電圧保護動作が機能することはなく、第2リセット信号S2はローレベルに維持されるので、SCP回路13は、出力電圧Voutの地絡を正常に検出し、かつ、マスク時間Tの計時動作を正常に継続することができる。
そして、出力電圧Voutの地絡が解消されないまま、帰還電圧Vfbがマスク時間Tにわたって第1参照電圧Vrefを下回った場合、SCP回路13は、時刻t12において短絡保護信号Sbをローレベルからハイレベルに立ち上げる。その結果、制御回路15に入力される論理和信号S4は、第1リセット信号S1の論理レベルに依ることなく、以後ハイレベルに維持される。制御回路15は、時刻t12において、論理和信号S4がハイレベルに立ち上げられたことを認識した時点で、駆動回路16による出力トランジスタ17のスイッチング制御を禁止し、ロードスイッチP11をオフとする。先出の図2の例に従うと、RSフリップフロップ156が常にリセットされた状態となり、ゲート信号SBがローレベルに固定される。このような短絡保護動作により、出力電圧Voutに地絡が生じた場合でも、コイル電流ILの過電流状態は速やかに解消されるので、電源装置10や周辺回路の破壊や発煙・発火を未然に防止することが可能となる。
上記したように、本実施形態の電源装置10であれば、第1UVLO回路11と第2UVLO回路12を用いて2段階の低電圧保護動作を行うことにより、出力電圧Voutの地絡に伴う入力電圧Vinの急激な低下が生じた場合でも、SCP回路13の意図しないリセットを回避することができるので、SCP回路13の短絡保護動作を正常に機能させることが可能となり、延いては、電源装置10を搭載したセット全体の信頼性向上に寄与することが可能となる。
また、本実施形態の電源装置10において、入力電圧Vinから出力電圧Voutを生成する出力回路(本実施形態では、論理和演算器14、制御回路15、駆動回路16、及び、出力トランジスタ17がこれに相当)は、入力電圧Vinを昇圧して出力電圧Voutを生成する昇圧回路の一部を形成するものであり、入力電圧Vinの入力端と出力電圧Voutの出力端との間を結ぶ入出力経路に挿入されたロードスイッチP11をオン/オフさせて、前記入出力経路の導通/遮断を制御する構成とされている。このような構成とすることにより、これまで出力短絡保護や過電流保護の難しかった昇圧回路についても、コイル電流ILの過電流状態を速やかに解消することができるので、電源装置10を搭載したセット全体の信頼性向上に寄与することが可能となる。
次に、上記構成から成る電源装置10の低電圧保護動作について、図5を参照しながら詳細に説明する。図5は、電源装置10の短絡保護動作の一例を示すタイミングチャートであり、図4と同様、上から順に、入力電圧Vin、出力電圧Vout、第1リセット信号S1、第2リセット信号S2、短絡保護信号S3、ロードスイッチP11のオン/オフ状態、及び、コイル電流ILが描写されている。
時刻t21において、例えば、電源装置10に対する電力供給のシャットダウンによって、入力電圧Vinが第2閾値電圧Vth2を下回る電圧レベルまで低下した場合には、第1UVLO回路11と第2UVLO回路12の低電圧保護動作がいずれも機能し、第1リセット信号S1と第2リセット信号S2がそれぞれローレベルからハイレベルに立ち上げられる。その結果、SCP回路13を含む全ての回路ブロックがリセットされる。すなわち、入力電圧Vinの低下が出力電圧Voutの地絡に伴って生じたものでないときには、従来通りの低電圧保護動作が行われることになる。
なお、上記の第1実施形態では、入力電圧Vinを昇圧して出力電圧Voutを生成する昇圧回路に本発明を適用した構成を例に挙げて説明を行ったが、本発明の適用対象はこれに限定されるものではなく、入力電圧Vinを降圧して出力電圧Voutを生成する降圧回路や、入力電圧Vinを出力電圧Voutとしてスルー出力するカレントスイッチ回路にも、本発明は広く適用することが可能である。
図6は、本発明に係る電源装置の第2実施形態(降圧回路への適用例)を示す回路ブロック図である。なお、本実施形態の電源装置20は、第1実施形態の電源装置10と基本的に同様の構成から成り、第1UVLO回路21、第2UVLO回路22、SCP回路23、論理和演算器24、制御回路25、駆動回路26、及び、出力トランジスタ27は、それぞれ、第1UVLO回路11、第2UVLO回路12、SCP回路13、論理和演算器14、制御回路15、駆動回路16、及び、出力トランジスタ17に対応する。
ただし、出力トランジスタ27と外部素子との接続関係は、第1実施形態と異なっている。出力トランジスタ27のドレインは、入力電圧Vinの入力端に接続されている。出力トランジスタ27のソース及びバックゲートは、コイルL21の一端と、ダイオードD21のカソードに接続されている。ダイオードD21のアノードは、接地端に接続されている。コイルL21の他端は、出力電圧Voutの出力端に接続されている。コイルC21、抵抗21、及び、抵抗22の接続関係については、第1実施形態のコイルC11、抵抗11、及び、抵抗12と同様である。
また、上記構成から成る電源装置20では、第1実施形態と異なり、入力電圧Vinの入力端と出力電圧Voutとの間を結ぶ入出力経路上に、出力トランジスタ27が挿入されているので、別途のロードスイッチは不要であり、制御回路25は、論理和信号S4の論理レベルに応じた異常保護動作に関して、駆動回路26による出力トランジスタ27のスイッチング制御を許可/禁止するのみでよい。これは、本発明をカレントスイッチ回路に適用した場合についても同様である。
また、本発明の構成は、上記実施形態のほか、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記実施形態では、異常状態(ただし入力電圧Vinの低電圧状態を除く)を検出して異常保護信号を生成する異常保護回路の一例として、出力短絡を検出する短絡保護回路を例に挙げて説明を行ったが、本発明の構成はこれに限定されるものではなく、上記の短絡保護回路に代えて、或いは、上記の短絡保護回路とともに、過電流を検出する過電流保護回路や異常温度を検出する温度保護回路を設けても構わない。
また、上記実施形態では、昇圧回路ないしは降圧回路として、ダイオード方式のスイッチングDC/DCコンバータを採用した構成を例に挙げて説明を行ったが、本発明の構成はこれに限定されるものではなく、同期整流方式のスイッチングDC/DCコンバータを用いてもよいし、その他の方式のDC/DCコンバータを用いても構わない。
また、上記実施形態では、短絡保護回路に含まれるタイマ回路として、アナログ方式のタイマ回路を用いた構成を例に挙げて説明を行ったが、本発明の構成はこれに限定されるものではなく、デジタル方式のタイマ回路を用いても構わない。
本発明は、電源装置の信頼性を高める上で有用な技術であり、汎用的なDC/DCコンバータやシステム電源ICなど、あらゆる電源装置に利用可能な技術である。
10、20 電源装置
11、21 第1低電圧保護回路(第1UVLO回路)
12、22 第2低電圧保護回路(第2UVLO回路)
13、23 短絡保護回路(SCP回路)
14、24 論理和演算器
15、25 制御回路
16、26 駆動回路
17、27 出力トランジスタ(Nチャネル型MOS電界効果トランジスタ)
131 第1コンパレータ
132 論理和演算器
133 Nチャネル型MOS電界効果トランジスタ
134 定電流源
135 コンデンサ
136 第2コンパレータ
151 エラーアンプ
152 コンパレータ
153 論理和演算器
154 スロープ生成部
155 クロック生成部
156 RSフリップフロップ
161 ドライバ
L11 コイル
D11 ダイオード
C11 コンデンサ
R11、R12 抵抗
P1 ロードスイッチ(Pチャネル型MOS電界効果トランジスタ)
Vin 入力電圧
Vout 出力電圧
S1 第1リセット信号
S2 第2リセット信号
S3 短絡保護信号
S4 論理和信号
SA クロック信号
SB ゲート信号
SC スイッチ電圧
SD 誤差電圧
SE スロープ電圧
SF 比較信号
IL コイル電流

Claims (7)

  1. 入力電圧から出力電圧を生成する出力回路と、
    前記入力電圧と第1閾値電圧とを比較して第1リセット信号を生成する第1低電圧保護回路と、
    前記入力電圧と第1閾値電圧よりも低い第2閾値電圧とを比較して第2リセット信号を生成する第2低電圧保護回路と、
    異常状態(ただし前記入力電圧の低電圧状態を除く)を検出して異常保護信号を生成する異常保護回路と、
    を有して成り、
    前記出力回路は、第1リセット信号及び前記異常保護信号に基づいて、前記入力電圧の入力端と前記出力電圧の出力端との間を結ぶ入出力経路の導通/遮断を制御し、
    前記異常保護回路は、第2リセット信号に基づいて、前記異常状態の検出動作を初期化することを特徴とする電源装置。
  2. 前記異常保護回路は、前記異常状態が所定のマスク期間にわたって検出されたときに、前記異常保護信号を異常未検出時の論理レベルから異常検出時の論理レベルに変遷させることを特徴とする請求項1に記載の電源装置。
  3. 前記異常保護回路は、前記マスク期間を計時するタイマ回路を有して成ることを特徴とする請求項2に記載の電源装置。
  4. 前記タイマ回路は、第2リセット信号に基づいて、前記マスク期間の計時動作を初期化することを特徴とする請求項3に記載の電源装置。
  5. 前記異常保護回路は、出力短絡を検出する短絡保護回路、過電流を検出する過電流保護回路、及び、異常温度を検出する温度保護回路の少なくともいずれか一であることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の電源装置。
  6. 前記出力回路は、前記入力電圧を昇圧して前記出力電圧を生成する昇圧回路であり、前記入出力経路に挿入されたロードスイッチをオン/オフさせて、前記入出力経路の導通/遮断を制御することを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の電源装置。
  7. 前記出力回路は、前記入力電圧を降圧して前記出力電圧を生成する降圧回路、または、前記入力電圧を前記出力電圧としてスルー出力するカレントスイッチ回路であり、前記入出力経路に挿入された出力スイッチをオン/オフさせて、前記入出力経路の導通/遮断を制御することを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の電源装置。
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