JP2010225894A - 巻線ボビン構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】巻線の断線を防止可能な巻線ボビン構造を提供することを目的とする。
【解決手段】巻線2が巻装された巻線ボビン1近傍に端子ピン3を配置し、端子ピン3に巻線2の端末部2cの部分を絡げて半田付けして半田付け部を形成する。端子ピン3の基端部側に巻線カラゲ部1b、3bを配置する。巻線カラゲ部1b、3bは、端子ピン3の外径よりも太い外径に形成し、巻線2が巻回されるように形成する。巻線カラゲ部1b、3bに、端子ピン3の周囲を囲い、端子ピン3の自由端部側に向けて開口する凹部状に形成した貯留部1c、3cを設ける。端子ピン3の半田付け部を半田付けしたときに流れてきた溶融半田を、貯留部1c、3cで受け、巻線カラゲ部1b、3bに巻回した巻線2の端末部2bが半田付けされることを抑制し、巻線の断線を抑制する。
【選択図】図5
【解決手段】巻線2が巻装された巻線ボビン1近傍に端子ピン3を配置し、端子ピン3に巻線2の端末部2cの部分を絡げて半田付けして半田付け部を形成する。端子ピン3の基端部側に巻線カラゲ部1b、3bを配置する。巻線カラゲ部1b、3bは、端子ピン3の外径よりも太い外径に形成し、巻線2が巻回されるように形成する。巻線カラゲ部1b、3bに、端子ピン3の周囲を囲い、端子ピン3の自由端部側に向けて開口する凹部状に形成した貯留部1c、3cを設ける。端子ピン3の半田付け部を半田付けしたときに流れてきた溶融半田を、貯留部1c、3cで受け、巻線カラゲ部1b、3bに巻回した巻線2の端末部2bが半田付けされることを抑制し、巻線の断線を抑制する。
【選択図】図5
Description
本発明は、モーター、メーター、ビデオカメラ用絞り、スチルカメラ用絞り、スチルカメラ用シャッター等に用いられる巻線ボビン構造に関する。
一般に、巻線ボビンにおける巻線端末部分の半田付けは、図7、図8に示すようにして行われている。まず、巻線ボビン51のブロック部51aには、端子ピン53を圧入等で植設する。そして巻線ボビン51は、巻線52を巻回した状態で、巻線端末部52cを端子ピン53に絡げる。
図7に示すように、この巻線ボビン51では、その巻線を絡げた部分を溶融半田61を満した半田ディップ槽60に、端子ピン53の先端から途中まで浸漬して、端末部を端子ピン53に半田61aにて半田付けする。このように半田付けした場合には、端子ピン53の根元側が半田接合されず、巻線端末部52cの絡げが拘束されないので巻線の遊びが確保される。なお、このような巻線の遊びを作る場合には、巻線端末部に張力がかかっても、巻線の応力上昇を緩和し、巻線が切れることを防ぐことができる。
また、第1の従来例である巻線ボビンでは、巻線ボビンに圧入される端子の周辺に、コイル巻線後のたるみを収納する窪み部を設けている(例えば、特許文献1参照)。
この第1の従来例である巻線ボビンでは、端子ピンを途中まで巻線ボビンに圧入し、巻線端末部を端子ピンに絡げて半田付けする。その後、端子ピンを所定位置まで再圧入して完成する。このとき、巻線ボビンの窪み部の中には、巻線端末部のたるみができている。よって、このように構成した従来の巻線ボビンでは、巻線端末部に張力がかかっても、巻線の応力上昇を緩和し、巻線が切れることを防ぐことができる。
さらに、第2の従来例である巻線ボビンにおける巻線端末部の構成では、端子ピンの根元外周にボビンの合成樹脂とは異なる耐熱性と弾性とを有する樹脂層を設けている(例えば、特許文献2参照)。
この従来の巻線ボビンにおける巻線端末部の構成では、半田ディップ槽の熱的影響により巻線端末部に張力が作用したときに、樹脂層が弾性変形して張力による応力を吸収することにより、この部分の断線を防止することができる。
しかしながら、上述のように構成された巻線ボビンでは、以下のような問題がある。
上述のように構成された巻線ボビンは、図9に示すように、フレキシブルプリント基板やハード基板に実装する。この巻線ボビンを基板に実装する作業では、通常、半田ディップ槽60に浸漬され半田付けされている巻線ボビン51の端子ピン53を、フレキシブルプリント基板(又はハード基板)57の半田付けパッドの穴57aに貫通させる。そして、半田ごてによって、フレキシブルプリント基板(又はハード基板)57の半田付けパッドに半田を盛るようにして半田付けする。
このとき、半田ごてで加熱溶融された半田が、半田付けパッドの穴57aをすり抜け、端子ピンを伝わって端子ピン根元まで流れ込み、巻線を絡げた部分の殆どを濡らして固め、巻線の遊びをなくす状態となる場合がある。例えば、図9に示すように、端子ピン根元まで半田58aが流れ込んで濡らし、固まった状態となる。
例えば、前述した第1の従来例の場合では、フレキシブルプリント基板(又はハード基板)57に半田付けする際、半田付けパッドの穴をすり抜けて端子ピンを伝わった半田が端子ピン根元まで流れ込み濡らしてしまう場合がある。このような場合には、巻線ボビンの窪み部の中の巻線端末部にできる、たるみの殆が固まって、巻線のたるみがなくなってしまう。
また、第2の従来例の場合にも、フレキシブルプリント基板やハード基板に半田付けして実装する際、溶融した半田が半田付けパッドの穴をすり抜けて端子ピンを伝わって端子ピン根元まで流れ込み濡らしてしまう。すると、端子ピン根元外周の樹脂層の外側に巻かれた巻線端末部が、殆ど固まって、巻線の遊びが無くなってしまう。
特に、図9に示すような状態で半田付けの作業を行う場合には、フレキシブルプリント基板やハード基板の真上から、半田ごてによって、基板の透孔に挿通された端子ピンに溶融した半田を付けることになる。このような場合には、重力の影響で半田58が端子ピン根元まで流れ込んで固まり、巻線の遊びが無くなってしまうことが起こり易い。
例えば、このように半田58で固められて端子ピンの巻線の遊びが無くなってしまっている巻線ボビンを、カメラ用シャッターに適応した場合には、巻線のボビンからの引き出し部分52aの個所で断線し易くなる。これは、半田付け時の熱やシャッタ作動時の衝撃や振動により、圧入やインサートでボビンに植設されている端子ピンが緩んでしまうと、シャッタ作動時の振動でフレキシブルプリント基板と巻線ボビンとが相互に離反する方向に動く。この動作により、巻線ボビンの端子ピンに巻き付けられている巻線にストレスがかかってしまう。このため、カメラを長期間に渡って使用を続けると、シャッター用の巻線ボビンの巻線が断線する場合がある。
本発明の目的は、巻線ボビンを半田付けして実装する際に、溶融した半田が、端子ピンに巻線が巻き付けられた端子ピンの根元まで流れ込むのを封じ込め、巻線の遊びを確保する。これによって巻線の断線を防止可能な、構成が簡素で廉価に製造できる巻線ボビン構造を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明による巻線ボビン構造は、巻線が巻装された巻線ボビンと、前記巻線ボビン近傍に配置され、前記巻線が絡げられて半田付けされる半田付け部を有する端子ピンと、前記端子ピンの基端部側に配置され、前記端子ピンの外径よりも太い外径に形成され、前記巻線が巻回されるように形成された巻線カラゲ部と、前記巻線カラゲ部に、前記端子ピンの周囲を囲い、前記端子ピンの前記半田付け部に向けて開口する凹部状に形成した貯留部と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、巻線ボビンを半田付けして実装する際に、溶融した半田が、端子ピンに巻線が巻き付けられた端子ピンの根元まで流れ込むのを封じ込め、巻線の遊びを確保し、巻線の断線を抑制できる。また、この巻線ボビン構造は構成が簡素なので、巻線ボビンを廉価に製造できる。
以下、本発明の実施の形態に係わる巻線ボビン構造について図面を参照しながら説明する。
図1乃至図5において、1は、電気的に絶縁性を有する耐熱性合成樹脂材で形成された巻線ボビンである。この巻線ボビン1は、筒状に形成した巻装部の両端部にそれぞれフランジを一体的に形成して構成する。
また、巻線ボビン1の一方のフランジにおける外周端に臨む部分には、一対の端子ピン保持部1aを所定間隔を開けて配置する。なお、この端子ピン保持部1aは、後述するヨーク4側に配置しても良い。
各端子ピン保持部1aは、立方体状の台部の外周側の平面上に、端子ピン3の自由端部の外径よりも太い外径の有底筒形状(ここでは有底円筒形状であるが、その他の曲面形状でも良い)に形成した巻線カラゲ部1bを一体的に突設して構成する。この巻線カラゲ部1bの外周面は、巻線2の端末部2bを何周か(図2では2周)巻き付け可能に構成されている。
さらに、巻線カラゲ部1bの内側には、端子ピンの自由端部側に向けて間口する筒穴状の凹部状に形成した貯留部1cを設ける。この貯留部1c内の中央部には、保持孔を穿孔し、この保持孔内に電気的導通性を有した端子ピン3の基端部3aを圧入して、巻線ボビン1のフランジの近傍に配置する。この貯留部1cは、半田付け時に、半田付け部から端子ピン3を伝わって流れ込んだ溶融半田を逃がさないように貯留可能な容量の凹部に形成する。
また、巻線ボビン1における一対の端子ピン保持部1aを設けた一方のフランジには、各端子ピン保持部1aに隣接する角部の所定範囲に、曲面コーナー1dを形成する。この曲面コーナー1dは、巻線の端末部2aが当接してできた屈曲部に応力が集中しないようにするために、コーナーを滑らかな曲面に形成した湾曲形状に形成する。
このように構成した巻線ボビン1の筒状の巻装部には、巻線2が巻装される。この巻線2は、それぞれ巻装部から引き出されて、端末部2bの部分を各々対応する巻線カラゲ部1bに数周(図2では2周)巻き付けてから、その端末部2cの部分を各々対応する端子ピン3に絡げられる。
そして、前述した図6に示す従来例と同様に、巻線カラゲ部1bの自由端部から途中までに渡る巻線2を絡げた部分を、溶融半田61を満たした半田ディップ槽60に浸漬する。これにより、巻線2の各端末部2cは、それぞれ巻回している端子ピン3に半田61aによって、半田付けされ、半田付け部が形成される。このとき、各端子ピン3の根元側は、半田付けされない。よって、このようにして製作された巻線ボビン1では、巻線端末部2cの巻線カラゲ部1bに絡げられた部分が拘束されないので、端末部2bの部分に巻線の遊びが充分に確保される。
この巻線ボビン1は、ヨーク4に装着されて、図1に示す電磁石ユニット10が構成される。
このヨーク4は、略馬蹄形(横U字形状)に形成されている。このヨーク4の各自由端部は、それぞれ吸着面4a,4bに構成されている。さらに、ヨーク4には、装置等へ取り付けるためのビス穴4cが穿設されている。
このヨーク4では、自由端部にヨーク4の吸着面4aが設けられているバー形状に形成された一方の磁性芯部を、巻線ボビン1の巻装部の筒穴に貫通させる。これにより、ヨーク4の一方の磁性芯部の周りに巻線2が巻装された電磁石ユニット10が構成される。
次に、電磁石ユニット10を組み込んだシャッタ装置について図3(A)(B)により説明する。
このシャッタ装置は、一般に用いられている分割遮光羽根を有する電磁制御フォーカルプレーンシャッタ30として構成されている。この図3(A)で、20はシャッタ地板、20aはシャッタ地板20に設けられた露光開口部、21は先幕用分割遮光羽根である。
この図3(A)には、先幕用分割遮光羽根21が展開して露光開口部20aを遮蔽している状態が示されている。なお、後幕用分割遮光羽根は図示しないが、シャッタ地板の上側スペースに重畳された状態で配置され、露光開口部20aを開放している。
また、図3(A)で、5はマグネット地板であり、2個の電磁石ユニット9を、それぞれビス6によって締結することにより、取り付け保持している。この図3(A)に向かって下側に示した電磁石ユニットは、先幕秒時制御用である。この図3(A)に向かって上側に示した電磁石ユニットは、後幕秒時制御用である。
また、図3(B)は、シャッタ基板7を示している。この図3(B)に示すシャッタ基板7は、その裏面を、図3(A)に示すマグネット地板5の上に載せた状態で組み付けられる。
このシャッタ基板7には、シャッタの秒時制御用電磁石ユニットへの給電やシャッタ先幕・後幕の走行完了信号等の電気的やり取りを行うための電子回路が構成されている。
この図3(B)で、7aは、電磁石ユニット9の端子ピン3を途中まで貫通させるシャッタ基板の穴で、周囲に半田付けパッド7bが設けられている。このシャッタ基板7では、半田付けパッド7bの周囲の導電パターンが、絶縁のためのカバーレイで覆われている。
また、図3(A)に示すように、この電磁制御フォーカルプレーンシャッタ30には、シャッタチャージレバー22が装着されている。このシャッタチャージレバー22は、先幕・後幕用分割遮光羽根夫々が走行するためのエネルギーを供給する不図示のトーションばねをチャージするレバーである。
この図3(A)で、23は、先幕駆動レバーで、不図示のトーションばねの付勢力を受けて先幕用分割遮光羽根を駆動するよう構成されている。
この図3(A)で、24は、後幕駆動レバーで、不図示のトーションばねの付勢力を受けて後幕用分割遮光羽根を駆動するよう構成されている。
この図3(A)で、25は、先幕アマチャである。この先幕アマチャ25は、先幕駆動レバー23に支持され、先幕秒時制御用電磁石ユニットのヨーク吸着面に密着し吸着保持されるよう構成されている。
この図3(A)で、26は、後幕アマチャで、後幕駆動レバー24に支持され、後幕秒時制御用電磁石ユニットのヨーク吸着面に密着し吸着保持されるよう構成されている。
上述のように構成されたシャッタ装置では、両方の電磁石ユニットに給電して先幕系・後幕系を露光直前状態に保持する。そして、このシャッタ装置では、先幕秒時制御用電磁石ユニットの給電を断って先幕系を走行させ、所定時間経過後、後幕秒時制御用電磁石ユニットの給電を断って後幕系を走行させることにより、露光時間を制御する動作を行う。
次に、電磁制御フォーカルプレーンシャッタ30に組み込まれた電磁石ユニット9における巻線ボビン端子ピンの半田付けの作業工程について、図4及び図5により説明する。
この巻線ボビン端子ピンの半田付けの作業工程では、作業者が、半田ごてを用いて、シャッタ基板7の半田付けパッド7b上に半田8を盛る作業を行う。
この半田付けの作業工程では、半田8の量が多いとき、また半田ごてを長時間当てて加熱したときに、溶融した半田8が端子ピン3を伝わって端子ピン3の根元側へ流れ込む場合がある。
このような場合に、この巻線ボビン構造では、図5に示すように、巻線カラゲ部1bの内側に凹部である貯留部1cが形成されているので、半田付け部から端子ピン3の根元側へ流れ込んだ半田8aが凹部1cの中に入り込んで留まる。
従って、巻線カラゲ部1bの外側には、流れ込んだ半田8aが到達しないので、巻線カラゲ部1bに何周か(図では2周)巻き付けた巻線2bの遊びが維持される。
すなわち、このシャッタ装置では、巻線ボビン1から引き出された巻線2の部分と、端子ピン3に半田付けされた巻線2の自由端部との間の部分に、巻線カラゲ部1bに巻き付けられたコイル状の巻線の遊び2bができる。
このコイル状の巻線の遊び2bの部分は、容易に弾性変形し、振動の伝達を抑制し、巻線2の一部が曲面コーナー1dに圧接されたり折り曲げられたりして応力集中が起こることを抑制し、過剰な張力の負荷を抑制する。
よって、電磁制御フォーカルプレーンシャッタ30では、シャッタの開閉の際、電磁石ユニット9に衝撃力が加わり又は振動を生じたときに、巻線カラゲ部1bに巻き付けた巻線の遊び2bによって巻線の断線を抑制できる。
なお、上述した巻線ボビン構造を用いた場合でも、端子ピンの圧入や、巻線の絡げ作業は、従来の作業工程と差が無く、部品点数及び作業工数増を招くことも無く、巻線の断線を防止できる。
また、上述した巻線ボビン構造を用いた場合には、端子ピン3の基端部側に貯留部1cを設けるという簡素な構造により、半田付けする作業時に端子ピン3の根元まで流れ込んだ半田を貯留部1c内に封じ込めることができる。よって、この溶融した半田が端子ピン3の巻線カラゲ部1cに巻装された巻線の端末部2bを固着させて遊びを無くし、巻線の端末部2bが断線することを抑制できる。
また、上述した巻線ボビン構造を用いた場合には、溶融半田を受ける貯留部1cを、元々端子ピン3に配置されている巻線カラゲ部1cに形成するので、部品点数を増加させる事無く構成できるので、廉価な製品を提供できる。
また、上述した巻線ボビン構造を用いた場合には、巻線の端末部2bが容易に断線しないようにできるので、細い巻線を使用して巻線ボビンを小型化及び軽量化することができ、設計の自由度を増すことができる。
次に、本実施の形態に係わる巻線ボビン構造の他の構成例について図5を参照しながら説明する。
図6は、本発明の実施の形態に係わる、他の構成の巻線ボビン構造の要部を取り出し、拡大して示す部分断面図である。
この他の構成の巻線ボビン構造では、端子ピン3の基端部側に、巻線カラゲ部3bと、貯留部3cとを一体構造で構成している。このため、端子ピン3中間部所定位置を太軸状に形成する。そして端子ピン3の自由端側の端面に、軸周囲を囲うように間口した凹部である貯留部3cを穿設する。
このように構成した場合には、端子ピン3と巻線カラゲ部3b及び貯留部3cとの位置関係を、高精度で常に一定に保持できる。さらに、このように構成した場合には、端子ピン3に巻線カラゲ部3bを貫通してはめ付ける作業工程を削減して、組み立て作業を容易にできる。また、このように構成した場合には、貯留部3cの底部に、端子ピン3の外周面と巻線カラゲ部3bとの間の隙間がないので、気密が保たれるように構成でき、端子ピン3と巻線カラゲ部3bとが相対的に回転することを防止できる。
なお、上述した他の構成の巻線ボビン構造における他の構成、作用、効果は、前述した図1乃至図5に示す巻線ボビン構造と同様であるので、その説明を省略する。
1 巻線ボビン
1b 巻線カラゲ部
1c 貯留部
1d 曲面コーナー
2 巻線
3 端子ピン
3b 巻線カラゲ部
3c 貯留部
7 基板
8 半田
1b 巻線カラゲ部
1c 貯留部
1d 曲面コーナー
2 巻線
3 端子ピン
3b 巻線カラゲ部
3c 貯留部
7 基板
8 半田
Claims (4)
- 巻線が巻装された巻線ボビンと、
前記巻線ボビンの近傍に配置され、前記巻線が絡げられて半田付けされる半田付け部を有する端子ピンと、
前記端子ピンの基端部側に配置され、前記端子ピンの外径よりも太い外径に形成され、前記巻線が巻回されるように形成された巻線カラゲ部と、
前記巻線カラゲ部に、前記端子ピンの周囲を囲い、前記端子ピンの前記半田付け部に向けて開口する凹部状に形成した貯留部と、
を有することを特徴とする巻線ボビン構造。 - 前記巻線ボビンを、巻装部の両端部にそれぞれフランジを一体的に設けて形成し、
前記フランジの一部から突設した端子ピン保持部に、前記貯留部が形成された前記巻線カラゲ部を一体的に形成してなることを特徴とする請求項1記載の巻線ボビン構造。 - 前記巻線カラゲ部及び前記貯留部が一体的に形成された前記端子ピンを用いて構成したことを特徴とする請求項1記載の巻線ボビン構造。
- 前記巻線ボビンから引き出されて前記巻線カラゲ部に巻き付けられるまでの前記巻線の部分が当接される、前記フランジの部分が湾曲形状に形成されていることを特徴とする請求項2記載の巻線ボビン構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009072072A JP2010225894A (ja) | 2009-03-24 | 2009-03-24 | 巻線ボビン構造 |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2009
- 2009-03-24 JP JP2009072072A patent/JP2010225894A/ja active Pending
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