JP2010224597A - プログラマブルコントローラ制御プログラム作成方法、および、プログラマブルコントローラ制御プログラム作成システム - Google Patents

プログラマブルコントローラ制御プログラム作成方法、および、プログラマブルコントローラ制御プログラム作成システム Download PDF

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Abstract

【課題】ラダープログラムによるコメントアウトをしたときに、オブジェクトコードに変換した際にも、そのコメントアウトの情報を失わないようにして、オブジェクトコードからラダープログラムから逆変換した際にもコメントアウトした情報を復元する。
【解決手段】ラダープログラムを、PLCに実行する形式に変換する際に、オブジェクトコードと、コメントアウトを復元できる形式に変換する。例えば、コメントアウトした場所には、NOP命令を埋め込み、そのオペランドに指定した値より、逆変換情報の中のあるコメントアウトした内容のコードを読み出せるようにする。そして、PLCから、オブジェクトコードと、逆変換情報と読み出して、ラダープログラムに逆変換する際には、NOP命令のオペランドと、逆変換情報の中のあるコメントアウトした内容から、コメントアウトが指定された対象を復元する。
【選択図】図8

Description

本発明は、プログラマブルコントローラ制御プログラム作成方法、および、プログラマブルコントローラ制御プログラム作成システムに係り、特に、プログラマブルコントローラの制御のためのラダープログラムの開発、デバッグの効率を向上させるのに用いて好適なプログラマブルコントローラ制御プログラム作成方法、および、プログラマブルコントローラ制御プログラム作成システムに関する。
プログラマブルコントローラ(プログラマブルロジックコントローラ(Programmable Logic Controller)ともいい、「PLC」と表記される)は、マイクロコンピュータ(CPU:中央演算処理装置)とメモリ(記憶素子)を内蔵したFA用の制御装置であり、装置や操作盤に設置した様々な入力機器(センサやスイッチなど)からの入力信号を入力回路で取り込み、あらかじめプログラムされた条件で出力回路を、ON/OFFすることにより、様々な出力機器(電磁弁やモータ、表示灯など)を自由に制御するものである。
プログラマブルコントローラのプログラムには、一般的に、ラダープログラムを使用する。ラダープログラムは、リレー回路を記号化したラダー図をベースにしてロジックを記述するプログラムであり、入力条件と出力の関係を視覚的にイメージしやすいプログラム言語である。このラダープログラムを作成するため、専用のエディタであるラダープログラミングツールを使用することができる。例えば、特許文献1には、ラダープログラムのデバック支援のために、デバイスの動作状態を表示する技術が開示されている。
特開2004−287957号公報 特開2004−280585号公報
ところで、一般的に、プログラム作成時やデバッグ時にプログラムの変更・修正をおこなう際、もともと記述されている内容を削除するのではなく、その箇所の処理を無効化させるために、コメント化して無効化させることがある。これをコメントアウトという。コメントアウトの利点として、削除した内容を元に戻したいときには、コメント化を解除すれば、すぐに戻せるということが挙げられ、この手法は、プログラム開発時やデバッグ時に、実務上、広くおこなわれてきている手法である。
通常、C言語やJava(登録商標)などの一般的なプログラミング言語によるプログラム開発では、エディタなどを用いて、文字や数字、記号を入力してプログラミングするため、コメントアウトする際には、コメントを示す記号を入力するだけで容易にコメントアウトできる。
一方、ラダープログラミング言語では、専用のエディタであるラダープログラミングツールを使用して、ラダー図と呼ばれる図形を用いてプログラムする。ラダープログラミングツールによるプログラム開発時にも、ラダー図にコメントを設定できる機能は、多くのラダープログラミングツールで提供されている。例えば、特許文献2には、ラダープログラムを構成する記号の近傍に、選択したコメントを表示させる技術が開示されている。
しかしながら、上記の特許文献2のように、通常のラダープログラミングツールのコメントを設定では、ラダー図の記号や処理を表す単位に対して、文字によるコメントを付加できるのみであり、ラダー図の記号や処理を表す単位そのものをコメント化するものではない。そのため、コメントアウトの利点である容易に処理を無効化させるということができず、コメントアウトという開発手法の恩恵を受けることができない。
以上より、ラダープログラミング言語によるプログラム開発では、コメントアウトができないため、プログラムの変更・修正をおこなう際の開発効率、デバッグ効率が悪いという問題点があった。
また、コンパイルが必要なプログラミング言語によるプログラム開発では、実行するまでに、コンパイルしてオブジェクトコードを作成し、実行する際にはそのオブジェクトコードを実行させるという流れになるが、ここで、ソースコード上でコメントアウトした箇所は、コンパイルでオブジェクトコードに変換した際に、コメント情報を除いて変換される。そのため、オブジェクトコードを逆コンパイルしてもコメントアウトされた箇所は、復元されない。このようなプログラミング言語では、開発手順として、プログラムの修正は、通常、ソースファイルの変更という作業の流れになる。したがって、コンパイルしたオブジェクトコードを逆コンパイルして復元されるプログラムを使用する、という作業を頻繁におこなうことはないので、コメント情報が含まれていなくても問題ない
しかしながら、PLCの制御プログラムの場合は、保守員が、PLCが設置されている機器の場所に行き、PLCからオブジェクトコードを読み出して、それをラダープログラムに逆変換して、ラダープログラムツールにより、変換されたラダープログラムをデバッグすることがしばしばある。そして、そのラダープログラムを変換して、PLCに書き込み動作確認をおこなうという手順をふむことが多い。このように、PLCの制御プログラムのデバッグでは、ラダープログラムとオブジェクトコードの変換、逆変換が頻繁におこなわれることになる。このように、PLCの制御プログラムのデバッグの際に、他の言語による開発のように、コメントアウトした箇所の復元という手法が使えずに、デバッグ効率が向上しないという問題点があった。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたもので、その目的は、ラダープログラムによるプログラム開発の際に、コメントアウト可能であり、ラダープログラムをオブジェクトコードに変換した際にも、そのコメントアウトの情報を失わないようにして、オブジェクトコードからラダープログラムから逆変換した際にもコメントアウトした情報を復元し、容易に利用できるようにして開発効率、デバッグ効率を向上させることのできるプログラマブルコントローラの制御プログラムの作成方法を提供することにある。
本発明は、ラダープログラミングツールは、ラダープログラムのコメントアウトの設定、解除をおこなえるようにしている。
そして、ラダープログラムをプログラマブルコントローラに実行させるオブジェクトコードと、逆変換情報に変換する際に、コメントアウトを復元できる形式に変換する。例えば、コメントアウトした場所には、NOP命令を埋め込み、そのオペランドに指定した値より、逆変換情報の中のあるコメントアウトした内容のコードを読み出せるようにする。
そして、プログラマブルコントローラから、オブジェクトコードと、逆変換情報と読み出して、ラダープログラムに逆変換する際には、NOP命令のオペランドと、逆変換情報の中のあるコメントアウトした内容から、コメントアウトが指定された対象を復元する。
これにより、(1)ラダープログラムのコメントアウトができ、プログラム作成時の、開発効率、デバッグ効率を上げることができ、(2)プログラマブルコントローラからプログラム読出し時、コメントも復元されるので、コメントアウトした箇所の情報が失われることがないという効果が得られる。
本発明によれば、ラダープログラムによるプログラム開発の際に、コメントアウト可能であり、ラダープログラムをオブジェクトコードに変換した際にも、そのコメントアウトの情報を失わないようにして、オブジェクトコードからラダープログラムから逆変換した際にもコメントアウトした情報を復元し、容易に利用できるようにして開発効率、デバッグ効率を向上させることのできるプログラマブルコントローラの制御プログラムの作成方法を提供することにある。
ラダープログラムツールにより、ラダープログラムの一例を表示したときの画面を示す図である。 ラダープログラムの一行をコメントアウトするために選択したときの画面を示す図である。 ボックス内部の記述をコメントアウトするときの操作を示す図である。 ボックス入力画面の一例を示す図である。 プログラマブルコントローラ制御プログラム作成システムのシステム構成図である。 パーソナルコンピュータのハードウェア構成図である。 プログラマブルコントローラのハードウェア構成図である。 オブジェクトコードのニーモニックと、逆変換情報を説明するための図である。 ラダープログラムのオブジェクトコード変換処理を示すフローチャートである。 ラダープログラムの逆変換処理を示すフローチャートである。
以下、本発明に係る一実施形態を、図1ないし図10を用いて説明する。
先ず、図1ないし図4を用いてラダープログラムツールにより、ラダープログラムの処理をコメントアウトするときの操作イメージについて説明する。
図1は、ラダープログラムツールにより、ラダープログラムの一例を表示したときの画面を示す図である。
図2は、ラダープログラムの一行をコメントアウトするために選択したときの画面を示す図である。
図3は、ボックス内部の記述をコメントアウトするときの操作を示す図である。
図4は、ボックス入力画面の一例を示す図である。
ラダープログラミングツール1の操作画面1は、図1に示されるように、メニューバー2と、ツールバー3と、ラダープログラム表示領域5から構成されている。
メニューバー2は、ユーザがファイルの保存、印刷などのファイルに対する処理、また、ラダープログラムによる編集処理などを指示するための表示部品である。ツールバー3は、複数のアイコン4から構成されており、アイコン5を選択してマウスなどのポインティングデバイスによりクリックすることにより、ラダープログラムに様々な指示を与える表示部品である。ラダープログラム表示領域5は、ラダーシンボルなどの表示要素を用いてラダープログラムを表示する領域である。この図の例では、1行目に、「リレーX0が、ONになったときに、コイルY100が、ONになる」、2行目に「リレーX1が、ONになったときに、記憶エリアWR0に、0を代入し、記憶エリアWR1に、0を代入する」ときのプログラム例を示している。2行目の右側に表示されているのは、ボックスと呼ばれるラダーシンボルであり、複数の処理を記述することができる。
ユーザが、ラダープログラムの任意の箇所をコメントアウトする場合は、コメントアウトしたい箇所を、マウスなどのポインティングデバイスやキーボードにより、選択後、以下のどちらかの操作をおこなうことによりコメントアウトできるものとする。
・メニューバー2にあるコメントアウトのメニューを選択する。
・ツールバー3にあるコメントアウトアイコン10をクリックする。
コメントアウト後は、図2に示されるように、ラダープログラム表示領域5上のラダープログラムの表示が、コメントアウトされたことが分かるように表示が反転し、コメントアウト後のコメントアウト領域11のように示される。ここで、コメントアウト領域11の表示は、反転表示ではなく、ラダープログラム表示領域5の背景色と違うようにして区別するようなカラー表示でもよい。なお、コメントアウト領域11で、もう一度、コメントアウトのメニューを選択やコメントアウトアイコン10をクリックなどのコメントアウト操作をおこなうと、通常状態に戻り、コメントアウトが解除されるようにする。また、別に、「コメントアウト解除」を意味するメニューやアイコンを設けてもよい。
図2の例では、ラダープログラムの内で、一行を全てコメントアウトするものであったが、別の単位でコメントアウトできる機能も考えうる。
図3は、ラダーシンボルの一つであるボックスに関して、ボックス内の一部の命令に対してコメントアウトする例を説明するためのものである。
図3に示されるうよに、ボックス内には、命令を複数行記述できる。図3では、「WR0=0」と、「WR1=1」という二つの命令を記述している。ボックス内の処理の一部についても、コメントアウトすることができる。ボックス内の処理のコメントアウトでも、コメントアウトしたことが分かるように文字の表示色を、ボックス内の処理のコメントアウトした状態が判別できるように、文字色を変える、反転表示させるなどして、コメントアウトした部分の表示を変えることにする。文字の表示色は、コメントアウトしていない箇所の文字の表示色と異なり、ユーザにとって見やすい色であればよい。
ユーザが、ボックス内の処理のコメントアウトをするときには、図1のボックス6を選択して、マウスなどのポインティングデバイスにより、ダブルクリックする、あるいは、図示してないが、メニューバー2の「開く(ボックス)」を選ぶことにより、図4に示されるボックス入力画面30を開く。
ボックス入力画面30は、ボックスに関する情報を、入力し編集する画面であり、ボックス内命令記述エリア31と、コメントアウトボタン32と、OKボタン33と、Cancelボタン34から構成される。ボックス内に記述する命令は、ボックス内命令記述エリア31に、ユーザがキーボードなどの入力装置より入力する。ボックス内命令記述エリア31に記述した命令をコメントアウトする場合は、コメントアウトしたい行を選択し、コメントアウトボタン32をクリックすることにより、コメントアウトすることができる。また、既にコメントアウトされている行で、この操作をおこなうと、コメントアウトが解除され、通常の表示に戻るようにする。コメントアウトされると、命令のコメントアウト表示35のように、表示色が変わる。文字の表示色は、コメントアウトしていない箇所の文字の表示色と異なり、判別しやすい色にする。通常の状態は、命令の通常表示36のように表示される。
その後、OKボタン33をクリックすることにより、入力が完了して、図3の画面に戻る。図3のボックス6では、コメントアウトされた行20「WR=0」が通常の行とは違う状態で表示される。
次に、図5ないし図7を用いて本発明の一実施形態に係るプログラマブルコントローラ制御プログラム作成システムのシステム構成について説明する。
図5は、プログラマブルコントローラ制御プログラム作成システムのシステム構成図である。
図6は、パーソナルコンピュータのハードウェア構成図である。
図7は、プログラマブルコントローラのハードウェア構成図である。
先ず、図5を用いてコメントアウトされたラダープログラムの、オブジェクトコードへの変換するためのシステムのシステム構成について説明する。
図5に示されるように、パーソナルコンピュータ(Personal Computer、 以下、「PC」と表記する)上にあるラダープログラミングツール1上で、ラダープログラム40をプログラムした後、プログラマブルコントローラ100で実行できるオブジェクトコード41の形式に変換する必要がある。この変換処理は、ラダープログラミングツール1上でおこなう。変換処理時、オブジェクトコードには直接必要ないが、ラダープログラムを表示する上で必要な情報は、逆変換情報42として、逆変換時に使用するデータとして残しておく。変換処理では、ラダープログラム40から、オブジェクトコード41と逆変換情報42を生成する。
そして、ラダープログラミングツール1は、オブジェクトコード41と逆変換情報42を、通信ケーブル210を介して、プログラマブルコントローラ100に転送する。
次に、図6を用いてPCのハードウェア構成について説明する。
本実施形態のラダープログラムを動作させるためのPCのハードウェア構成としては、例えば、図6に示されるようなハードウェア構成で実現される。
PCム解析装置200は、CPU(Central Processing Unit)201、メモリ202、ネットワークI/F203、グラフィックI/F204、入出力I/F205、補助記憶装置I/F206が、バスライン250により結合された形態になっている。
CPU201は、PC200の各部を制御し、メモリ202にラダープログラムツールプログラム260をロードして実行する。
メモリ202は、通常、RAMなどの揮発メモリで構成され、CPU201が実行するプログラム、参照するデータが記憶される。
通信I/F203は、通信ケーブル210により、外部の機器と接続するためのインタフェースである。
グラフィックI/F204は、LCD(Liquid Crystal Display)などの表示装置220を接続するためのインタフェースである。
入出力I/F205は、入出力装置を接続するためのインタフェースである。図6の例では、キーボード231とポインティングデバイスのマウス232が接続されている。
補助記憶装置I/F206は、HDD(Hard Disk Drive)241やDVDドライブ(Digital Versatile Disk)242などの補助記憶装置を接続するためのインタフェースである。
HDD241は、大容量の記憶容量を有しており、本実施形態を実行するためのラダープログラムツールプログラム260が格納されている。ラダープログラムツールプログラム260には、変換モジュール262と逆変換モジュール264が含まれる。変換モジュール262は、図5に示されるように、ラダープログラム40からオブジェクトコード41と逆変換情報42を生成するプログラムであり、逆に、逆変換モジュール264は、オブジェクトコード41と逆変換情報42から、ラダープログラム40を生成するプログラムである。
DVDドライブ242は、DVDやCDなどの光ディスクにデータを書き込んだり、光ディスクからデータを読み込んだりする装置であり、ラダープログラムツールプログラム260は、例えば、CD−ROMにより提供されたものをインストールすることができる。
次に、図7を用いてプログラマブルコントローラ100のハードウェア構成について説明する。
プログラマブルコントローラ100は、MPU110、システムプログラム121、オブジェクトコード41、逆変換情報42、メモリ120、入出力I/F130と、通信I/F140から構成され、これらはバスライン150で接続されている。
MPU110は、プログラマブルコントローラ100の各部を制御し、メモリ120上のシステムプログラム、オブジェクトコード41を実行する。オブジェクトコード41は、図5に示されるように、ラダープログラム40をプログラマブルコントローラ100で実行可能なような形式にしたコードである。逆変換情報42は、コメントアウトした情報を復元するためのデータを含んだ情報である。
メモリ120は、通常、揮発または不揮発の半導体メモリが使われ、システムプログラム121、オブジェクトコード41、逆変換情報42、ワークデータ122が記憶される。
入出力I/F130は、外部の機器等とデータの送受信をおこなうインタフェースである。
通信I/F140は、外部の機器と通信をおこなうインタフェースであり、PC200から、通信ケーブル210により、このインタフェースを介して、オブジェクトコード41と逆変換情報42が転送される。
次に、図8ないし図10を用いてラダープログラムの変換処理と逆変換処理について説明する。
図8は、オブジェクトコードのニーモニックと、逆変換情報を説明するための図である。
図9は、ラダープログラムのオブジェクトコード変換処理を示すフローチャートである。
図10は、ラダープログラムの逆変換処理を示すフローチャートである。
本実施形態では、図2に示されるように、ラダープログラムの2行目をコメントアウトするものを例にとり説明する。
通常、コメントアウトされないときのオブジェクトコードは、図8(a)に示されるようなニーモニック表示されるコードであるとする。このときに、図2に示した操作により、ラダープログラムの2行目をコメントアウトすると、図8(b)に示されるように、ニーモニック表示の3行目以降が、NOP(Non Operation)命令に展開される。NOP命令は、MPU上で命令を実行しても、実行サイクルを消費するのみで、なにもしない命令である。このNOP命令のオペランドには、逆変換情報42の中のコメントアウトテーブル421のフィールドに値が格納されて、コメントアウトした内容に関係付けられる。具体的には、コメントアウトテーブル421は、NOPオペランドと、開始アドレス、終了アドレスの欄を持ち、NOPオペランドで置き換えたコメントアウトした内容422は、逆変換情報42の中に保持されている。そして、コメントアウトテーブル421の開始アドレス、終了アドレスの値が、図8(b)に示されるように、コメントアウトした内容422の開始アドレスの位置と、終了アドレスの位置をそれぞれポイントしている。
このようなデータ構造を持つことにより、コメントアウトした内容を、オブジェクトコード41のNOP命令のオペランドを解析したときに、容易に復元することができる。
なお、この機能を使わない通常のシステムで展開されるNOP命令のオペランドは、0とし、その他の1以上の整数値は、ユーザが利用可能であるとして、ニーモニックを定めておけばよい。
次に、図9を用いてラダープログラムのオブジェクトコード変換処理について説明する。なお、この処理は、ラダープログラミングツール実行プログラム260の変換処理プログラム262をCPU201により、実行させることによりおこなわれる。
先ず、変換処理プログラム262は、ラダープログラムを読み込み、コメントアウトされているか否かを判別する(S01)。
そして、ラダープログラムで、コメントアウト以外の情報であれば、そのまま、通常の変換をおこない、オブジェクトコード41と逆変換情報42を生成する(S02)。コメントアウトされた情報であれば、図8に示したように、オブジェクトコード上では「NOP命令」と展開して、プログラマブルコントローラ100では何も実行しない命令に変換し(S03)、逆変換情報42に、展開したNOP命令のオペランドと関連付けて、コメントアウトされた箇所の情報を格納する(S04)。このようにすることにより、コメントアウトされた箇所の情報も残すことができる。
上記の一連の処理をラダープログラムの最後に達するまで繰り返す(S05)。
変換が終わると、図5に示したように、プログラマブルコントローラ100に転送するときには、オブジェクトコード41と逆変換情報42を転送する。
次に、図10を用いてオブジェクトコード41、逆変換情報42から、ラダープログラムへの逆変換について説明する。なお、この処理は、ラダープログラミングツール実行プログラム260の逆変換処理プログラム264をCPU201により、実行させることによりおこなわれる。
先ず、逆変換処理プログラム264は、オブジェクトコードを読み込み、NOP命令であるか否かを判別する(S11)。
オブジェクトコード41が「NOP命令」でなければ、オブジェクトコード41と逆変換情報42とにより、通常のラダープログラム40の逆変換処理をおこなう(S12)。
また、オブジェクトコード41が「NOP命令」であれば、オペランドを解析し、コメントアウトテーブル421より、コメントアウトした内容を読み出して、その箇所を、コメントアウトされた情報として、図2のような形態に逆変換する(S13)。こうすることにより、コメントアウトされた箇所を復元することができる。
上記の一連の処理をオブジェクトコードの最後に達するまで繰り返す(S14)。
このように、プログラマブルコントローラ100からプログラムを読み出すときは、オブジェクトコード41と逆変換情報42を読み出して、このような逆変換処理をおこない、ラダープログラム40に復元する。
以上より、ラダープログラミングツール1上で、処理のコメントアウトができ、プログラム作成時・デバッグ時の効率を上げることができる。
また、PLCにプログラム書込み、読出ししても、PLCの内部に、オブジェクトコードに変換して格納したときであっても、コメントアウトした箇所の情報が失われることがないので、コメントアウトの箇所を復元することができる。
1…ラダープログラミングツール
2…メニューバー
3…ツールバー
4…アイコン
5…ラダープログラム表示画面
10…コメントアウトアイコン
11…コメントアウト後の状態
20…ボックス内のコメントアウトされた行
30…ボックス入力画面
31…ボックス内命令記述エリア
32…コメントアウトボタン
33…OKボタン
34…Cancelボタン
35…命令のコメントアウト表示
36…命令の通常表示
40…ラダープログラム
41…オブジェクトコード
42…逆変換情報
100…プログラマブルコントローラ
110…MPU
120…メモリ
121…システムプログラム
122…データメモリ
130…入出力I/F
140…通信I/F
150…バスライン
200…PC
201…CPU
202…メモリ
203…外部I/F
204…グラフィックI/F
205…入出力I/F
206…補助記憶装置I/F
210…通信ケーブル
220…表示装置
231…キーボード
232…マウス
241…HDD
242…DVDドライブ
250…バスライン
260…ラダープログラムツールプログラム
262…変換モジュール
264…逆変換モジュール。

Claims (4)

  1. CPUがプログラムを実行することにより処理をおこなう計算機と、前記計算機に接続され、前記計算機からオブジェクトコードが転送されるプログラマブルコントローラとを備えるシステムにおけるプログラマブルコントローラ制御プログラム作成方法において、
    前記CPUが、ラダープログラミングツール実行プログラムを実行することにより、ラダープログラムに対して、コメントアウトする対象を指定するステップと、
    前記CPUが、ラダープログラミングツール実行プログラムを実行することにより、前記ラダープログラムを、オブジェクトコードと、逆変換情報とに変換するステップと、
    前記CPUが、ラダープログラミングツール実行プログラムを実行することにより、前記プログラマブルコントローラに転送するステップと、
    前記CPUが、ラダープログラミングツール実行プログラムを実行することにより、前記プログラマブルコントローラから、前記オブジェクトコードと、前記逆変換情報とを読出すステップと、
    前記CPUが、ラダープログラミングツール実行プログラムを実行することにより、前記オブジェクトコードと、前記逆変換情報とから、前記コメントアウトした情報を復元するステップとを有することを特徴とするプログラマブルコントローラ制御プログラム作成方法。
  2. 前記ラダープログラムを、オブジェクトコードと、逆変換情報に変換するステップでは、前記コメントアウトする対象は、オブジェクトコードとして、NOP(Non Operation)命令に変換され、前記逆変換情報として、コメントアウトした内容の情報と、前記NOP命令のオペランドの情報に結びついたコメントアウトした内容の情報の位置情報とに変換されることを特徴とする請求項1記載のプログラマブルコントローラ制御プログラム作成方法。
  3. CPUがプログラムを実行することにより処理をおこなう計算機と、前記計算機に接続され、前記計算機からオブジェクトコードが転送されるプログラマブルコントローラとを備えるプログラマブルコントローラ制御プログラム作成システムにおいて、
    ラダープログラミングツール実行プログラムを実行することにより、ラダープログラムに対して、コメントアウトする対象を指定する手段と、
    ラダープログラミングツール実行プログラムを実行することにより、前記ラダープログラムを、オブジェクトコードと、逆変換情報とに変換する手段と、
    ラダープログラミングツール実行プログラムを実行することにより、前記プログラマブルコントローラに転送する手段と、
    ラダープログラミングツール実行プログラムを実行することにより、前記プログラマブルコントローラから、前記オブジェクトコードと、前記逆変換情報とを読出す手段と、
    ラダープログラミングツール実行プログラムを実行することにより、前記オブジェクトコードと、前記逆変換情報とから、前記コメントアウトした情報を復元する手段とを有することを特徴とするプログラマブルコントローラ制御プログラム作成システム。
  4. 前記ラダープログラムを、オブジェクトコードと、逆変換情報に変換するステップでは、前記コメントアウトする対象は、オブジェクトコードとして、NOP(Non Operation)命令に変換され、前記逆変換情報として、コメントアウトした内容の情報と、前記NOP命令のオペランドの情報に結びついたコメントアウトした内容の情報の位置情報とに変換されることを特徴とする請求項3記載のプログラマブルコントローラ制御プログラム作成システム。
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