JP2011138291A - ネットリストを用いるシーケンス処理方法、それに用いるプログラム及びそのプログラムがインストールされたコンピュータ - Google Patents
ネットリストを用いるシーケンス処理方法、それに用いるプログラム及びそのプログラムがインストールされたコンピュータ Download PDFInfo
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Abstract
【課題】プログラマブル・ロジック・コンピュータ(PLC)等コンピュータのメーカーや機種に依存せず、機種ごとに異なる専用のプログラミングツールを必要としないシーケンス処理方法の提供を目的とする。
【解決手段】本発明は、所定のシーケンスをコンピュータに実行させるためのシーケンス処理方法であって、論理回路に基づくネットリストを用いて、コンピュータに上記所定のシーケンスを実行可能にするネットリスト処理ステップを有することを特徴とするシーケンス処理方法である。論理回路から上記ネットリストを生成するネットリスト生成ステップをさらに有するとよい。上記コンピュータに上記ネットリストを読込、解析及び実行可能に構成されるネットリストインタープリタがインストールされているとよい。
【選択図】図3
【解決手段】本発明は、所定のシーケンスをコンピュータに実行させるためのシーケンス処理方法であって、論理回路に基づくネットリストを用いて、コンピュータに上記所定のシーケンスを実行可能にするネットリスト処理ステップを有することを特徴とするシーケンス処理方法である。論理回路から上記ネットリストを生成するネットリスト生成ステップをさらに有するとよい。上記コンピュータに上記ネットリストを読込、解析及び実行可能に構成されるネットリストインタープリタがインストールされているとよい。
【選択図】図3
Description
本発明は、ネットリストを用いるシーケンス処理方法、それに用いるプログラム及びそのプログラムがインストールされたコンピュータに関する。
最近では、様々な用途に、種々のコンピュータを用いたシーケンス制御が採用されている。その中でも、プログラマブル・ロジック・コントローラ(PLC)は、様々な工業製品の製造ラインなどにおいて、各種機器の動作をシーケンス制御するために広く用いられている。
PLCにおいては、実行するシーケンスの設定を行うのに、ラダー回路が用いられている。ラダー回路は、所定のシーケンスを表現する論理回路の一種であり、並行する2本の母線の間に、接点やコイル、各種命令等が母線をつなぐように配置される方式によってシーケンスを表現するもので、PLCにおいて最も広く使用されているシーケンス表現方法である。このようなラダー回路をPLCに入力することにより、所定のシーケンスが実行される。
しかし、現状のPLCにおいては、ラダー回路の形式はPLCのメーカーや機種(以下単に「機種」ともいう)によって異なってくることが多い。すなわち、実行させるシーケンスが同じでも、各々のPLCの機種に適合した形式のラダー回路を作成して入力する必要がある。そのため、PLCの機種ごとに異なる専用のプログラミングツールを用意し、それぞれの機種用のラダー回路を作成することが必要になっている。
とりわけPLCは、一つの工場等で多くの機種を使うことが多く、また、新機種を導入したり、既設の機種を他機種で置き換えたりすることも多い。そのような場合には、それらすべての機種に対して専用プログラミングツールを用意する必要がある上に、シーケンス作成者は、それらプログラミングツールすべてに対し使用方法を習得する必要があるので大変である。さらに、既設の機種を他機種で置き換える際には、同じシーケンス制御を行わせる場合であっても、元の機種で使用したラダー回路をそのまま使うことができないために、再度プログラミングしなければならず、非常に煩雑である。PLC以外のコンピュータを用いてシーケンス制御を行う場合においても、コンピュータの機種ごとに、入力する論理回路の形式が異なることが多く、同様の問題点が存在している。
このような問題点に対処するため、機種ごとに異なるラダー回路形式間での相互変換を行うことが検討され、例えば、ラダー回路の部分ごとに形式変換の要否を判定することによって、形式変換作業を支援する装置(特開2005−115693号公報参照)等が発案されている。このような形式変換によれば、同じシーケンスについてのラダー回路を再度一から作る必要はなくなる。しかし、このような変換作業は非常に煩雑であり、かつ長い時間と労力を要するため、問題の解決には至っていない。このように、所定のシーケンスを、同じソースを用いて、コンピュータのメーカーや機種に依存することなく、かつ簡便に実行させる方法が求められているにもかかわらず、そのような方法は現在のところ存在していない。
本発明はこれらの不都合に鑑みてなされたものであり、同じソースを用いて、コンピュータのメーカーや機種に依存することなく、所定のシーケンスを実行させることができ、また、それによって、機種ごとに異なる専用のプログラミングツールが不要となるシーケンス処理方法を提供することを目的とするものである。また、当該シーケンスの処理方法に用いられるプログラム、及びそのプログラムがインストールされたコンピュータを提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するためになされた発明は、
所定のシーケンスをコンピュータに実行させるためのシーケンス処理方法であって、
論理回路に基づくネットリストを用いて、コンピュータに上記所定のシーケンスを実行可能にするネットリスト処理ステップ
を有することを特徴とするシーケンス処理方法である。
所定のシーケンスをコンピュータに実行させるためのシーケンス処理方法であって、
論理回路に基づくネットリストを用いて、コンピュータに上記所定のシーケンスを実行可能にするネットリスト処理ステップ
を有することを特徴とするシーケンス処理方法である。
当該シーケンス処理方法は、論理回路に基づくネットリストを用いることにより、コンピュータに所定のシーケンスを実行させるための方法である。ネットリストは、所定のシーケンスを表現する論理回路に基づき、その回路記号及びそれらの接続情報等をテキスト形式で表現したものである。当該シーケンス処理方法は、そのようなネットリストを用いてコンピュータに所定のシーケンスを実行可能にするネットリスト処理ステップを有している。従って、当該シーケンス処理方法によれば、所定のシーケンスに対応する一のネットリストを用いて、コンピュータのメーカーや機種に依存することなく、当該シーケンスを実行させることができる。また、このようにコンピュータの機種の依存性を解消できるので、当該シーケンス処理方法によれば、コンピュータの機種ごとに異なる専用のプログラミングツールを不要にすることができ、その準備及び習得する労力も不要となる。さらに、ネットリストは、書籍やインターネット等によりオープンソースのものを数多く入手することも可能であるため、当該シーケンス処理方法によれば、機種ごとにプログラミングを行わなければならないというという煩雑さが解消されるとともに、これらのソフト資産の活用を促進することができる。
当該シーケンス処理方法において、論理回路から上記ネットリストを生成するネットリスト生成ステップをさらに有するとよい。論理回路に基づくネットリストは、電子回路や集積回路の設計・構築のために一般的に用いられるツール、例えば、回路図CAD装置やパソコン上の回路図・ネットリスト作成プログラムなどを用いることによって、所定のシーケンスを表現する論理回路を作成し、その作成した論理回路から容易に生成させることができる。従って、当該シーケンス処理方法によれば、上記のネットリスト生成ステップを有することにより、所定のシーケンスを表現する論理回路から容易に、当該シーケンスをコンピュータに実行させることができる。
当該シーケンス処理方法において、上記コンピュータに、上記ネットリストを読込、解析及び実行可能に構成されるネットリストインタープリタがインストールされているとよい。上述のように、上記ネットリストは、テキスト形式のリストである。従って、当該ネットリストインタープリタがインストールされていることにより、上記ネットリストを読み込んで、読み込んだネットリストを解析し、その解析結果に基づいてコンピュータに実行させることができる。その結果、当該シーケンス処理方法によれば、当該ネットリストを用いて1段階で所定のシーケンスを実行することができ、非常に効率的かつ簡便にシーケンス処理を行なうことができる。また当該シーケンス処理方法によれば、上記ネットリストをソースとしたインタープリタ方式を採用し、読込、解析及び実行の処理が逐次的に行われるので、シーケンスの構築・設計の際に、ネットリストや論理回路の不備を早期に発見することができ、かかる構築・設計のスピードアップを図ることができる。
上記コンピュータに、中間言語プログラムを読込及び実行可能に構成される中間言語実行プログラムがインストールされており、
上記ネットリスト処理ステップが、
上記ネットリストから、中間言語生成コンパイラを用いて、中間言語プログラムを生成する中間言語生成ステップと、
上記中間言語実行プログラムを用いて、この中間言語プログラムをコンピュータに実行可能にする中間言語処理ステップと
を有するとよい。
上記中間言語生成コンパイラは、上記ネットリストから、このネットリストに表現されたシーケンスに対応した中間言語形式の中間言語プログラムに変換する機能を有するプログラムである。当該中間言語生成コンパイラによって、上記ネットリストから、効率的かつ簡便に中間言語プログラムを生成することができる。当該コンピュータには、この中間言語プログラムを読み込んで、実行させることができる中間言語実行プログラムがインストールされている。当該中間言語実行プログラムは、この中間言語プログラムを読み込んで、効率的かつ簡便にコンピュータに所定のシーケンスを実行させることができる。従って、当該シーケンス処理方法によれば、上記中間言語生成ステップと、上記中間言語処理ステップとを有していることによって、ネットリストに表現されたシーケンスを、中間言語形式を介して、効率的かつ簡便にコンピュータに実行させることができる。また、当該シーケンス処理方法によれば、上記ネットリストから中間言語形式へコンパイルしてからコンピュータに実行させる方式を採用しているので、処理速度を大幅に向上させることができる。さらに、このような中間言語実行プログラムがインストールされているコンピュータは、一般的に広く用いられているため、それらを活用することにより、当該シーケンス処理方法を容易に実施することができる。
上記ネットリスト処理ステップが、
上記ネットリストから、中間言語生成コンパイラを用いて、中間言語プログラムを生成する中間言語生成ステップと、
上記中間言語実行プログラムを用いて、この中間言語プログラムをコンピュータに実行可能にする中間言語処理ステップと
を有するとよい。
上記中間言語生成コンパイラは、上記ネットリストから、このネットリストに表現されたシーケンスに対応した中間言語形式の中間言語プログラムに変換する機能を有するプログラムである。当該中間言語生成コンパイラによって、上記ネットリストから、効率的かつ簡便に中間言語プログラムを生成することができる。当該コンピュータには、この中間言語プログラムを読み込んで、実行させることができる中間言語実行プログラムがインストールされている。当該中間言語実行プログラムは、この中間言語プログラムを読み込んで、効率的かつ簡便にコンピュータに所定のシーケンスを実行させることができる。従って、当該シーケンス処理方法によれば、上記中間言語生成ステップと、上記中間言語処理ステップとを有していることによって、ネットリストに表現されたシーケンスを、中間言語形式を介して、効率的かつ簡便にコンピュータに実行させることができる。また、当該シーケンス処理方法によれば、上記ネットリストから中間言語形式へコンパイルしてからコンピュータに実行させる方式を採用しているので、処理速度を大幅に向上させることができる。さらに、このような中間言語実行プログラムがインストールされているコンピュータは、一般的に広く用いられているため、それらを活用することにより、当該シーケンス処理方法を容易に実施することができる。
上記ネットリスト処理ステップが、
上記ネットリストから、機械語生成コンパイラを用いて、機械語プログラムを生成する機械語生成ステップと、
この機械語プログラムをコンピュータに実行可能にする機械語処理ステップと
を有するとよい。
上記機械語生成コンパイラは、上記ネットリストから、このネットリストに表現されたシーケンスに対応した機械語形式の機械語プログラムに変換する機能を有するプログラムである。当該機械語コンパイラによって、上記ネットリストから、効率的かつ簡便に機械語プログラムを生成することができる。そして、当該機械語プログラムは、そのままコンピュータにより実行させることができる。従って、当該シーケンス処理方法によれば、上記機械語生成ステップと、上記機械語処理ステップとを有していることによって、ネットリストに表現されたシーケンスを、機械語を介して、効率的かつ簡便にコンピュータに実行させることができる。また、当該シーケンス処理方法によれば、上記ネットリストから機械語形式へコンパイルしてからコンピュータに所定のシーケンスを実行させる形式を採用しているので、処理速度を格段に向上させることができる。さらに、当該シーケンス処理方法によれば、機械語を用いる実行方式であるのでコンピュータに実行プログラム等のインストールが不要であり、当該シーケンス処理方法を非常に容易に実施させることができる。
上記ネットリストから、機械語生成コンパイラを用いて、機械語プログラムを生成する機械語生成ステップと、
この機械語プログラムをコンピュータに実行可能にする機械語処理ステップと
を有するとよい。
上記機械語生成コンパイラは、上記ネットリストから、このネットリストに表現されたシーケンスに対応した機械語形式の機械語プログラムに変換する機能を有するプログラムである。当該機械語コンパイラによって、上記ネットリストから、効率的かつ簡便に機械語プログラムを生成することができる。そして、当該機械語プログラムは、そのままコンピュータにより実行させることができる。従って、当該シーケンス処理方法によれば、上記機械語生成ステップと、上記機械語処理ステップとを有していることによって、ネットリストに表現されたシーケンスを、機械語を介して、効率的かつ簡便にコンピュータに実行させることができる。また、当該シーケンス処理方法によれば、上記ネットリストから機械語形式へコンパイルしてからコンピュータに所定のシーケンスを実行させる形式を採用しているので、処理速度を格段に向上させることができる。さらに、当該シーケンス処理方法によれば、機械語を用いる実行方式であるのでコンピュータに実行プログラム等のインストールが不要であり、当該シーケンス処理方法を非常に容易に実施させることができる。
当該シーケンス処理方法においては、上記論理回路が、ラダー回路であるとよい。論理回路の一種であるラダー回路は、コンピュータの中でも、製造現場等で広く用いられているプログラマブル・ロジック・コントローラ(PLC)において、非常に広く採用されている。従って、当該シーケンス処理方法は、特にメーカーや機種の依存性があることによる不都合が大きいPLCを用いる場合において採用する利益が大きい。
従って、上記シーケンス処理方法において、上記ネットリスト処理ステップをコンピュータに実行させるためのネットリストインタープリタによれば、上記ネットリストを読み込んで直接コンピュータに、非常に効率的かつ簡便に実行させることができる。また、当該ネットリストインタープリタによれば、ネットリストの読込、解析及び実行の処理が逐次的に行われるインタープリタ方式で実行を行うため、シーケンスの構築・設計の際に、ネットリストや論理回路の不備を早期に発見することができ、かかる構築・設計のスピードアップを図ることができる。
上記シーケンス処理方法において、中間言語生成ステップをコンピュータに実行させるための中間言語生成コンパイラによれば、上記ネットリストに表現されたシーケンスに対応し、かつ上記中間言語実行プログラムがインストールされたコンピュータによって高速で実行できる中間言語プログラムを、非常に効率的かつ簡便に生成することができる。
上記シーケンス処理方法において、機械語生成ステップをコンピュータに実行させるための機械語生成コンパイラによれば、上記ネットリストに表現されたシーケンスに対応しかつコンピュータによって非常に高速で実行できる機械語プログラムを、非常に効率的かつ簡便に生成することができる。
上記ネットリストインタープリタ、上記中間言語生成コンパイラ、及び上記機械語生成コンパイラからなる群より選ばれる少なくとも1種がインストールされたコンピュータによれば、本発明のシーケンス処理方法を、非常に効率的かつ簡便に行うことができる。
ここで、「所定のシーケンスをコンピュータに実行させる」とは、当該シーケンスに対応する命令がコンピュータから出力されることをいい、例えば、制御機器のシーケンス制御において、実際に制御機器がシーケンス制御されることだけでなく、当該シーケンス制御のシミュレーションが行なわれ、当該シーケンスに対応する演算結果が、コンピュータから表示画面等に出力される場合なども含まれる。
以上説明したように、本発明のシーケンス処理方法によれば、論理回路に基づくネットリストを用いることによって、コンピュータのメーカーや機種に依存することなく、所定のシーケンスを処理することができる。また、コンピュータの機種ごとに異なる専用のプログラミングツールも不要となる。
以下適宜図面を参照しつつ、本発明のシーケンス処理方法の実施の形態を詳説する。
本発明のシーケンス処理方法は、所定のシーケンスをコンピュータに実行させるためのものであって、論理回路に基づくネットリストを用いてコンピュータに上記所定のシーケンスを実行可能にするネットリスト処理ステップを有する。
まず、本発明で用いられるネットリストについて説明する。図1は、ネットリストの一例(COMPVISN書式)を示すものである。ネットリストは、論理回路における各回路記号及びそれら各回路記号の接続関係を、テキスト形式で表したものである。ネットリストとしては、種々の表示書式のものが知られているが、論理回路における各回路記号及びそれらの接続関係を表したテキスト形式のものである限り、どのような表示形式のものでも用いることができる。ネットリストの形式としては、例えば、COMPVISN、SCICARDS、EDIF、VHDL、Verilog、SPICE、PADs、PCAD、TANGO、TELESIS、VECTRON等を挙げることができる。このようなネットリストは、回路図CAD装置やパソコン等の回路図作成プログラムなど、電子回路やLSIなどの集積回路の設計・構築のために一般的に用いられるツールを用いることにより、所定のシーケンスを表現する論理回路を作成し、その作成した論理回路から、これらのツールが通常有するネットリストを生成する機能を用いて生成させることにより、得ることができる。このように、回路図を作成するために一般的に用いられるツールを用いて論理回路を作成し、その論理回路からネットリストを生成させることによって、コンピュータのメーカーや機種により異なる専用のプログラミングツールを用いることなく、論理回路に基づいて所定のシーケンスをコンピュータに実行させることができる。また、このようなネットリストは、書籍やインターネット等のオープンソースから得ることもできる。
また、本発明で用いられるネットリストの基礎となる論理回路は、コンピュータに行わせる所定のシーケンス処理を表現したもの、すなわち順次実行型の論理回路である。順次実行型の論理回路としては種々のものが知られているが、例えば、ラダー回路などが挙げられる。ラダー回路は、プログラマブル・ロジック・コントローラ(PLC)に実行させるシーケンスを表現するのに広く用いられているため、本発明のシーケンス処理方法を適用することによる利点が大きい点で好ましい。図2に図1のネットリストの基礎となるラダー回路を示す。
さらに、本発明のシーケンス処理方法において、所定のシーケンスを実行するためのコンピュータとしては、CPU等の演算処理装置を有し、プログラムに従って演算処理を行うハードウエアである限り、特に限定されるものではない。パーソナルコンピュータ等の汎用コンピュータに限らず、例えば、サーバ、PLC等の制御機器や情報処理機器、組込み機器内のマイコン等も含まれる。
まず、本発明の第1実施形態のシーケンス処理方法について、ネットリストの基礎となるラダー回路を作成する時点から説明する。当該実施形態は、回路図CAD装置を用いて得たネットリストを用いて、PLCで所定のシーケンスを実行する場合である。
図3は、本発明の第1実施形態に係るシーケンス処理方法を行うシステム及び処理の流れを示す概略ブロック図である。当該システムは、回路図CAD装置1と、PLC6とを主に備えている。
回路図CAD装置1は、論理回路を作成し、また当該論理回路に基づくネットリストを生成する装置であり、論理回路作成部2と、ネットリスト生成部4とを有している。
論理回路作成部2において、シーケンス作成者は、PLC6に実行させる所望のシーケンスを表現する論理回路を作成する。論理回路作成部2は、論理回路を作成するのに必要な種々の論理回路用の回路記号や部品等のリストなどを備えている。ネットリスト生成部4は、論理回路作成部2において作成された論理回路を読み込み、この論理回路の各回路記号及びそれらの接続関係を表現するネットリスト5を生成する。
PLC6は、CPU7と、記憶部8と、I/O(Input/Output)部9とを主に備えている。
CPU7は、中央演算処理装置であり、記憶部8にインストールされているプログラムの作用によって演算処理を行い、処理結果に基づいて電気信号をI/O部9に出力する。記憶部8は、PLC6に備えられているメモリ、ハードディスク、又はその他の記憶媒体等である。記憶部8には、ネットリストインタープリタ10がインストールされている。
I/O部9は、PLC6により制御される機器と接続されており、CPUの演算結果に基づいて所定のシーケンスを実行するための電気信号が、ここを介して制御対象の機器に出力され、シーケンス制御が行われる。制御される機器としては、特に限定されるものではないが、例えば、工業分野では、センサ、インバータ、サーボアンプ、モータ、コントローラ、スイッチ、タッチパネル、液晶パネルコントローラ、アクチュエータ、ロボットアーム、ベルトコンベアなど製造ライン等で使用される機器が挙げられる。また、家庭用分野やビジネス分野では、ビデオカメラ、ファックス、ドアの鍵、パソコン、照明機器、エアコン、電気湯沸器、カードリーダーなどが挙げられる。
ネットリストインタープリタ10は、ネットリスト5を読み込んで、所定のシーケンスをコンピュータ(本実施形態においてはPLC6)に実行させる機能を有するプログラムである。当該ネットリストインタープリタ10は、その構成として、当該ネットリスト5をソースコードとして読み込む読込ステップと、読み込んだネットリストを解析する解析ステップと、その解析の結果に基づいてコンピュータに実行させる処理ステップとを有している。当該ネットリストインタープリタ10は、そのような構成を有する限り特に限定されるものではない。当該ネットリストインタープリタ10は、周知の標準的なプログラミング技術を用いて構築・作成することができる。当該ネットリストインタープリタ10は、コンピュータが一般的に備えているその機種に適合したコンパイラの機能によって、コンピュータの機種によることなく、動作することができる。その結果、当該シーケンス処理方法によれば、一のネットリストをソースとして、コンピュータのメーカーや機種に依存することなく、所定のシーケンスを実行させることができる。
次に、図8を参照して、当該実施形態のシーケンス処理方法の操作手順について説明する。
まず、回路図CAD装置1の論理回路作成部2をおいて、シーケンス作成者は、PLC6に行わせる所望のシーケンスを表現するラダー回路3を作成する。作成後、当該ラダー回路3からネットリスト生成部4の機能によって、ネットリスト5を生成させる(STP1)。
次に、生成したネットリスト5を、回路図CAD装置1からPLC6に移動させる。PLC6への移動は、例えば、回路図CAD装置1とPLC6とがケーブルやインターネット等で接続されている場合には、それらを経由して転送してもよく、またはUSBメモリ等の記憶媒体などを用いることにより、当該ネットリスト5のファイルを機器間で移動させてもよい。PLC6に移動したネットリスト5は、記憶部8に保存されてから処理されてもよいし、保存されずにそのまま処理を受けてもよい。
PLC6に移動したネットリスト5は、記憶部8にインストールされているネットリストインタープリタ10及びCPU7の作用によって読み込まれた後、解析され、その解析結果に基づいて、シーケンス処理命令の出力がなされる(STP2)。その結果、ネットリスト5の基礎であるラダー回路3に表現された所定のシーケンスに対応して、I/O部9に接続された各制御機器のシーケンス制御が実行される。
このように、第1実施形態のシーケンス処理方法によれば、非常に効率的かつ簡便に、論理回路に基づくネットリストを用いて、コンピュータに所定のシーケンスを実行させることができる。また、同じソース、すなわち一のネットリストに基づいて、コンピュータのメーカーや機種に依存することなく、所定のシーケンスを実行させることができる。また、当該ネットリストは、一般的な回路図CAD等の回路図作成ツールによって作成して得ることができるので、実行させるコンピュータの機種ごとに専用プログラミングツールが必要である現状の問題点が解消され、それらツールを習得する労力も不要になる。さらに、機種が異なっても同じネットリストを用いることができるので、ネットリストとして例えば、他の機種用に作成したものや、インターネット等で容易に取得可能なオープンソースから入手したものを利用できるようになるため、これらソフト資産の活用を促進することができる。
次に、本発明の第2実施形態のシーケンス処理方法について説明する。当該実施形態は回路図CADを用いて得たネットリストから、パーソナルコンピュータ(以下、「PC」ともいう)を用いて中間言語プログラムを生成し、当該中間言語プログラムによりPLCで所定のシーケンスを実行させる場合である。
図4は、第2実施形態のシーケンス処理方法を行うシステム及び処理の流れを示す概略ブロック図である。当該処理システムは、回路図CAD1と、PC11と、PLC6とを主に備えている。図3の第1実施形態の場合と同様の構成については、同一番号を付して適宜説明を省略する。
PC11は、CPU12と、記憶部13とを有している。CPU12は、中央演算処理装置であり、記憶部13にインストールされているプログラムの作用によって、演算処理を行う。記憶部13はPC11が有するメモリ、ハードディスク、又はその他の記憶媒体等である。記憶部13には、中間言語生成コンパイラ14がインストールされている。
中間言語生成コンパイラ14は、ネットリスト5に基づいて、ネットリスト5の基礎となるラダー回路3に表現された所定のシーケンスに対応した中間言語形式の中間言語プログラム15を生成する機能を有するプログラムである。ここで、中間言語とは、高級言語と機械語との間に中間的に位置づけられる言語であって、例えば、JAVA(登録商標)におけるバイトコード等が挙げられる。中間言語コンパイラ14によって生成する中間言語プログラム15の中間言語の形式は、所定のシーケンスを実行するコンピュータにインストールされている中間言語実行プログラム16が読み込んで実行できる中間言語の形式である。当該中間言語生成コンパイラ14は、その構成として、当該ネットリスト5をソースコードとして読み込む読込ステップと、この読み込んだネットリストを解析する解析ステップと、その解析の結果から中間言語プログラム15を生成するプログラム生成ステップとを有している。当該中間言語生成コンパイラ14としては、そのような構成を有する限り、特に限定されるものではない。そのような中間言語生成コンパイラ14は、周知の標準的なプログラミング技術を用いて構築・作成することができる。
また、PLC6の記憶部8には、中間言語実行プログラム16がインストールされている。中間言語実行プログラム16は、中間言語プログラム15を読み込んで、コンピュータであるPLC6に中間言語プログラム15の内容に基づいて実行させる機能を有する限り、特に限定されない。
次に、図9を参照して、当該実施形態のシーケンス処理方法の操作手順について説明する。
回路図CAD1を用いてネットリスト5を生成させる操作(STP11)は、上記第1実施形態(図8)におけるSTP1と同様である。また当該ネットリスト5のPC11への移動についても、上記第1実施形態におけるPLC6への移動と同様に行うことができる。
PC11に移動したネットリスト5は、記憶部13にインストールされている中間言語生成コンパイラ14及びCPU12の作用によって読み込まれ、ネットリスト5に表現されたシーケンスに対応した中間言語プログラムが生成する(STP12)。続いて、当該中間言語プログラム15を、PLC6へ移動させる。この移動も、上記第1実施形態のネットリスト5の移動と同様に、種々の方法で行うことができる。移動した中間言語プログラム15は、PLC6の記憶部8に保存されてから処理されてもよいし、保存されずにそのまま処理を受けてもよい。
続いて、PLC6の記憶部8にインストールされている中間言語実行プログラム16を立ち上げることにより、CPU7との作用によって、当該中間言語プログラム15は読み込まれ、中間言語の解析を経て、シーケンス処理命令の出力がなされる(STP13)。その結果、ネットリスト5の基礎であるラダー回路3に表現された所定のシーケンスに対応して、I/O部9に接続された各制御機器のシーケンス制御が実行される。
このように、当該本発明の第2実施形態に係るシーケンス処理方法によれば、ネットリスト5から、中間言語へのコンパイルを介する方式を採用しているので、効率的かつ簡便に、さらに高速でシーケンス処理を行うことができる。また、当該実施形態のシーケンス処理方法は、一般的に広く用いられている中間言語実行プログラムをインストールしたコンピュータを使用することによって、非常に容易に実施することができる。
さらに、本発明の第3実施形態のシーケンス処理方法について説明する。当該実施形態は、PCを用いて得たネットリストから、機械語プログラムを生成し、PLCを用いて実行する場合である。
図5は、第3実施形態に係るシーケンス処理方法を行うシステム及び処理の流れを示す概略ブロック図である。当該システムは、PC11と、PLC6とを主に備えている。上記の第1実施形態(図3)及び第2実施形態(図4)の場合と同様の構成については、同一番号を付して適宜説明を省略する。
PC11は、CPU12と、記憶部13とを主に有している。記憶部13には回路図・ネットリスト作成プログラム17及び機械語生成コンパイラ18とがインストールされている。
回路図・ネットリスト作成プログラム17は、所定のシーケンスを表現する論理回路を作成する機能と、作成した論理回路からネットリストを生成する機能とを有している。シーケンス作成者は、PC11上で、実行を所望するシーケンスを表現する論理回路を作成し、その後、作成した論理回路に対応したネットリスト5を生成させることができる。
機械語生成コンパイラ18は、ネットリスト5に基づいて、ネットリスト5の基礎となるラダー回路3に表現された所定のシーケンスに対応した機械語形式の機械語プログラム19を生成する機能を有するプログラムである。ここで、機械語とは、コンピュータがそれを読み込んで直接実行できる言語体系をいい、ネットリスト5は、機械語生成コンパイラ18によって、実行させる機種のコンピュータによって処理可能な機械語形式の機械語プログラム19に変換される。当該機械語生成コンパイラ18は、その構成として、当該ネットリスト5をソースコードとして読み込む読込ステップと、この読み込んだネットリストを解析する解析ステップと、その解析の結果から機械語プログラム19を生成するプログラム生成ステップとを有している。当該機械語生成コンパイラ18としては、そのような構成を有する限り特に限定されるものではない。そのような機械語生成コンパイラ18は、周知の標準的なプログラミング技術を用いて構築・作成することができる。
PLC6は、CPU7と、I/O部9とを有している。当該CPU7は、機械語プログラム19を読み込み、演算処理を行い、その処理結果に基づいて、I/O部9に処理命令を出力する。
次に、図10を参照して、当該実施形態に係るシーケンス処理方法の操作手順について説明する。
PC11上で、回路図・ネットリスト作成プログラム17を起動させ、PLC6において所望するシーケンスを表現するラダー回路3を作成する。そして、当該ラダー回路3から、回路図・ネットリスト作成プログラム17のネットリスト生成機能により、ネットリスト5を生成させる(STP21)。
それから、PC11の記憶部13にインストールされている機械語生成コンパイラ18を立ち上げることにより、それとCPU12との作用によって、当該ネットリスト5は読み込まれ、解析を経て、ネットリスト5に表現されたシーケンスに対応した機械語プログラムが生成する(STP22)。続いて、当該機械語プログラム19を、上記実施形態と同様の種々の方法によってPLC6へ移動させる。PLC6に移動した機械語プログラム15は、記憶部(図示せず)に保存されてから、または保存されずにそのまま、CPU7によって読み込まれ、シーケンス処理命令の出力がなされる(STP23)。その結果、ネットリスト5の基礎であるラダー回路3に表現された所定のシーケンスに対応して、I/O部9に接続された各制御機器のシーケンス制御が実行される。
このように、第3実施形態のシーケンス処理方法によれば、ネットリスト5から、機械語へのコンパイルを介する方式であるので、非常に効率的かつ簡便に、その上、非常に高速に所定のシーケンスを実行することができる。
続いて、本発明の第4実施形態のシーケンス処理方法について説明する。当該実施形態は、PC11を用いてネットリスト5を得、それを用いてPC11において所定のシーケンスを実行する場合である。
図6は、本発明の第4実施形態のシーケンス処理方法を行うシステム及び処理の流れを示す概略ブロック図である。当該処理システムは、PC11を主に備えている。
PC11は、CPU12と、記憶部13と、I/O部20とを主に有している。記憶部13には、回路図・ネットリスト作成プログラム17及びネットリストインタープリタ21とがインストールされている。回路図・ネットリスト作成プログラム17については、上記第3実施形態(図5)の場合と同様である。また、ネットリストインタープリタ21についても、上記第1実施形態(図3)のネットリストインタープリタ10の場合と同様の機能を有している。
次に、図8を参照して、当該実施形態のシーケンス処理方法の操作手順について説明する。
PC11上で、回路図・ネットリスト作成プログラム17を用いてネットリスト5を作成する手順(STP1)は、上記第3実施形態のSTP21の場合と同様である。記憶部13にインストールされているネットリストインタープリタ22を立ち上げることによって、それとCPU12との作用により、当該ネットリスト5は読み込まれ、解析を経て、シーケンス処理命令の出力がなされる(STP2)。その結果、ラダー回路3に表現された所定のシーケンスに対応して、I/O部20に接続された各制御機器のシーケンス制御が実行される。
このように、当該本発明の第4実施形態によれば、ネットリスト5を用いて、所定のシーケンスの実行を、非常に効率的かつ簡便に、その上PC1台により行うことができる。
次に、本発明の第5実施形態のシーケンス処理方法について説明する。当該実施形態はPCを用いてネットリストを得た後、当該シーケンス処理のシミュレーションを行う場合である。
図7は、当該第5実施形態に係るシーケンス処理方法を行うシステム及び処理の流れを示す概略ブロック図である。当該システムは、PC11を主に備えており、上記第4実施形態の場合と異なり、I/O部20には、シーケンス制御する制御機器に接続されている代わりに、シミュレーション結果を表示する装置であるCRT22が接続されている。
また、PC11の記憶部13には、ネットリストインタープリタ23がインストールされているが、当該ネットリストインタープリタ23は、ネットリスト5に基づいて、コンピュータに、シーケンスのシミュレーションを行わせるよう構成されている。すなわち、ネットリストインタープリタ23は、その構成として、ネットリスト5をソースコードとして読み込む読込ステップと、読み込んだネットリストを解析する解析ステップと、その解析の結果に基づいてコンピュータに、当該シーケンスのシミュレーション結果としてCRT22に表示させる表示ステップとを有している。当該ネットリストインタープリタ23は、そのような構成を有する限り、特に限定されるものではない。当該ネットリストインタープリタ23は、周知の標準的なプログラミング技術を用いて構築・作成することができる。
次に、図8を参照して、当該実施形態に係るシーケンス処理方法の操作手順について説明する。
PC11において、回路図・ネットリスト作成プログラム17を用いてネットリスト5を作成する手順(STP1)は、第4実施形態のSTP1と同様である。続いて、記憶部13にインストールされているネットリストインタープリタ23を立ち上げることによって、それとCPU12との作用により、当該ネットリスト5は読み込まれ、解析を経て、シーケンス処理をシミュレーション結果として、CRT22に表示させる命令の出力がなされる(STP2)。その結果ラダー回路3に表現された所定のシーケンスに対応して、I/O部9に接続されたCRT22に、シミュレーション結果が表示される。
このように、当該第5実施形態のシーケンス処理方法によれば、ネットリスト5に基づいて、所定のシーケンス実行のシミュレーションを、非常に効率的かつ簡便に、その上、PC1台により行うことができる。さらに、当該実施形態においては、インタープリタ形式を採用しているので、論理回路の構築・設計においてシミュレーション等を行う場合において、その不備を容易に発見することができ、論理回路設計のスピードアップを図ることができる。
なお、当該シーケンス処理方法は、上記態様の他、種々の変更、改良を施した態様で実施することができる。例えばPLCを用いて、その記憶部に中間言語生成コンパイラと、中間言語実行プログラムの両方をインストールすることによって、ネットリストから中間言語プログラムを経由した所定のシーケンスの実行を行うことができる。このような構成によれば、PLC1台で、シーケンスの高速な実行を実現することができる。
以上のように、本発明のシーケンス処理方法は、コンピュータによるシーケンス制御を実行させるのに適しており、例えば、工業における製造現場においてプログラマブル・ロジック・コントローラ(PLC)を用いて、各種機器を制御するのに適している。
1 回路図CAD装置
2 論理回路作成部
3 ラダー回路
4 ネットリスト生成部
5 ネットリスト
6 プログラマブル・ロジック・コントローラ(PLC)
7 CPU
8 記憶部
9 I/O部
10 ネットリストインタープリタ
11 パーソナルコンピュータ(PC)
12 CPU
13 記憶部
14 中間言語生成コンパイラ
15 中間言語プログラム
16 中間言語実行プログラム
17 回路図・ネットリスト作成プログラム
18 機械語生成コンパイラ
19 機械語プログラム
20 I/O部
21 ネットリストインタープリタ
22 CRT
23 ネットリストインタープリタ
2 論理回路作成部
3 ラダー回路
4 ネットリスト生成部
5 ネットリスト
6 プログラマブル・ロジック・コントローラ(PLC)
7 CPU
8 記憶部
9 I/O部
10 ネットリストインタープリタ
11 パーソナルコンピュータ(PC)
12 CPU
13 記憶部
14 中間言語生成コンパイラ
15 中間言語プログラム
16 中間言語実行プログラム
17 回路図・ネットリスト作成プログラム
18 機械語生成コンパイラ
19 機械語プログラム
20 I/O部
21 ネットリストインタープリタ
22 CRT
23 ネットリストインタープリタ
Claims (10)
- 所定のシーケンスをコンピュータに実行させるためのシーケンス処理方法であって、
論理回路に基づくネットリストを用いて、コンピュータに上記所定のシーケンスを実行可能にするネットリスト処理ステップ
を有することを特徴とするシーケンス処理方法。 - 論理回路から上記ネットリストを生成するネットリスト生成ステップをさらに有する請求項1に記載のシーケンス処理方法。
- 上記コンピュータに、上記ネットリストを読込、解析及び実行可能に構成されるネットリストインタープリタがインストールされている請求項1又は請求項2に記載のシーケンス処理方法。
- 上記コンピュータに、中間言語プログラムを読込及び実行可能に構成される中間言語実行プログラムがインストールされており、
上記ネットリスト処理ステップが、
上記ネットリストから、中間言語生成コンパイラを用いて、中間言語プログラムを生成する中間言語生成ステップと、
上記中間言語実行プログラムを用いて、この中間言語プログラムをコンピュータに実行可能にする中間言語処理ステップと
を有する請求項1又は請求項2に記載のシーケンス処理方法。 - 上記ネットリスト処理ステップが、
上記ネットリストから、機械語生成コンパイラを用いて、機械語プログラムを生成する機械語生成ステップと、
この機械語プログラムをコンピュータに実行可能にする機械語処理ステップと
を有する請求項1又は請求項2に記載のシーケンス処理方法。 - 上記論理回路が、ラダー回路である請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のシーケンス処理方法。
- 請求項3に記載のシーケンス処理方法において、ネットリスト処理ステップをコンピュータに実行させるためのネットリストインタープリタ。
- 請求項4に記載のシーケンス処理方法において、中間言語生成ステップをコンピュータに実行させるための中間言語生成コンパイラ。
- 請求項5に記載のシーケンス処理方法において、機械語生成ステップをコンピュータに実行させるための機械語生成コンパイラ。
- 請求項7に記載のネットリストインタープリタ、請求項8に記載の中間言語生成コンパイラ、及び請求項9に記載の機械語生成コンパイラからなる群より選ばれる少なくとも1種がインストールされたコンピュータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009297434A JP2011138291A (ja) | 2009-12-28 | 2009-12-28 | ネットリストを用いるシーケンス処理方法、それに用いるプログラム及びそのプログラムがインストールされたコンピュータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2011138291A true JP2011138291A (ja) | 2011-07-14 |
Family
ID=44349672
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JP (1) | JP2011138291A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018067148A (ja) * | 2016-10-19 | 2018-04-26 | 東洋電機製造株式会社 | シミュレーションシステム |
-
2009
- 2009-12-28 JP JP2009297434A patent/JP2011138291A/ja not_active Withdrawn
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