JP2010223868A - 電流検出装置の組付け構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成で、組付けを容易化でき、電流検出装置を小型化できるとともに、磁気歪の発生を防止可能にする。
【解決手段】ハウジング20に、このハウジング20の下面から下方に向かって突出する第1の凸部26を突設し、そのハウジング20にバスバー40および磁気シールド50を組付けた後に、熱溶融して固化した第1の凸部26によって、磁気シールド50がハウジング20から抜け出ることを妨げる構成である。
【選択図】図1

Description

本発明は、精度を犠牲にすることなくバスバーに取り付けることができ、しかも量産性の高い電流検出装置の組付け構造に関する。
従来、バッテリーのターミナルに接続されたハーネスに流れる電流から発生する磁束を検出することにより、バッテリーと車輌電装品との間を流れる電流値を検出するための電流検出装置が知られている。この電流検出装置は、ブラケット等の治具を用いて車輌の一部に取り付けられている。そして、この電流検出器の検出孔に前記ハーネスを挿通し、その部分で磁束が検出される。
しかしながら、従来の電流検出装置においては、電流検出器を車輌に取り付けるために、ブラケット等の別体の部品を用いる必要があるため、部品点数が増加し構成が複雑であった。さらに、可撓性を有するハーネスを検出孔に通す必要があるため、作業性の問題から検出孔を大きくする必要がある。このため、電流検出装置の小型化を図ることが難しかった。
そこで、小型化を図るとともに、組立作業性を向上させ、しかも構成が簡単な車輌用電流検出装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この電流検出装置は、図7に示すように、バッテリーのターミナル101に、バスバー200の一端201をネジ102で締付けて接続させているとともに、電流検出器300をバスバー200に支持させている。また、バスバー200の他端202は、車輌電装品(図示しない)と接続されているハーネス400の端部をかみ締めているターミナル401とネジ402により連結される。
また、電流検出器300には、図8に示すように、合成樹脂製の検出器本体301内において、バスバー200が貫通する検出孔304を包囲するようにコア302が固定されており、そのコア302の両端間に位置するようにホール素子303が実装されている。これにより、車輌用電流検出装置を簡単に構成できるとともに、小型化を実現でき、さらに組立作業性の向上を図ることもできる。
特開2001−272422号公報
しかしながら、従来の電流検出装置は、下記のような不都合を生じていた。すなわち、前述したように、磁束を集めるための磁性体コアを設置するため、バスバーが挿通する孔を開口したコアを設け、その孔にバスバーを挿通させる必要があった。また、バスバーの形状が複雑であると、上記孔にバスバーを挿通させるのが難しいので、孔を大きめに形成する必要から、磁性体コアが大型化してしまう。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、簡易な構成であるとともに、組付けが容易で、しかも電流検出装置の小型化に好適な電流検出装置の組付け構造を提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係る電流検出装置の組付け構造は、下記(1)〜(5)を特徴としている。
(1) バスバーと、
前記バスバーから発生する磁気を検出する磁気検出素子を有し、その検出した磁気に基づいて前記バスバーに流れる電流の値を算出するセンサ本体と、
前記センサ本体を収容するセンサ室を有し、前記バスバーの一方の面に下面が臨むハウジングと、
前記センサ本体および前記バスバーが内部に位置するように前記ハウジングに装着される磁気シールドと、
を備え、
前記ハウジングには、該ハウジングの下面から下方に向かって突出する第1の凸部が突設され、
前記ハウジングに前記バスバーおよび前記磁気シールドを組付けた後に熱溶融される前記第1の凸部は、その後固化したときに前記磁気シールドが前記ハウジングから抜け出ることを妨げる形状である、
こと。
(2) 上記(1)の構成の電流検出装置の組付け構造において、
前記磁気シールドには、前記ハウジングに前記バスバーおよび前記磁気シールドを組付けた際に前記第1の凸部によって貫通される孔が形成され、
前記磁気シールドの前記孔を貫通した前記第1の凸部の先端が、該孔に熱溶着する、
こと。
(3)上記(2)の構成の電流検出装置の組付け構造において、
前記第1の凸部は、前記ハウジングの下面から下方に向かって突出する固定台から、下方に向かって突出し、
前記バスバーには、前記ハウジングに前記バスバーおよび前記磁気シールドを組付けた際の前記固定台に対向する箇所に切欠きが形成され、
前記第1の凸部は、前記ハウジングに前記バスバーおよび前記磁気シールドを組付けた際に、前記バスバーの切欠きを通過して、前記磁気シールドの孔を貫通し、前記固定台によって前記磁気シールドが支持される、
こと。
(4) 上記(1)の構成の電流検出装置の組付け構造において、
前記第1の凸部は、前記ハウジングに組付けられたU字状の前記磁気シールドの底部よりも外側に位置しており、熱溶融時に該磁気シールドの底面に向けて折り曲げられる、
こと。
(5) 上記(1)〜(4)のいずれか一つの構成の電流検出装置の組付け構造において、
前記ハウジングには、該ハウジングの下面から下方に向かって突出する第2の凸部が突設され、
前記バスバーには、前記ハウジングに前記バスバーおよび前記磁気シールドを組付けた際に前記第2の凸部によって貫通される孔が形成され、
前記バスバーの前記孔を貫通した前記第2の凸部の先端が、該孔に熱溶着する、
こと。
上記(1)〜(5)の構成の電流検出装置の組付け構造によれば、センサ本体とバスバーとの一体化を簡易な構成で図ることができるとともに、電流検出装置の組付けが容易で、しかも電流検出装置の小型化に好適な電流検出装置の組付け構造を提供することができる。また、磁気シールドやバスバーをハウジングに固定するのに金属部材による加締部を用いないので、この加締部の形状が不揃いであったり、折損したりすること等による磁気ヒステリシス特性の不均一または劣化を招くといった問題がなくなり、磁気検出および電流検出の感度劣化を未然に回避することができる。
以上、本発明について簡潔に説明した。さらに、以下に説明される発明を実施するための形態を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細はさらに明確化されるであろう。
本発明の第1の実施形態に係る電流検出装置の構成を示す断面図である。 その分解斜視図である。 その組付け方法を示す説明図である。 本発明の第2の実施形態に係る電流検出装置の構成を示す断面図である。 その分解斜視図である。 その組付け方法を示す説明図である。 従来の電流検出装置を示す正面図である。 その側面図である。
以下、本発明に係る好適な実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は本発明に係る電流検出装置の組付け構造を適用して製造された第1の実施形態に係る電流検出装置10Aを示すものであり、この電流検出装置10Aは、車両内に設置されており、ハウジング20と、センサ本体30と、バスバー40と、磁気シールド50と、を備えている。
本実施形態のハウジング20は、適宜の合成樹脂材料などの非磁性および非導電性の材料で一体成形したものであって、バッテリー寄り(図1では右側)の端部側から、順に、固定部γ、コネクタ連結部α、検出部β、固定部γの順で構成されている。
コネクタ連結部αは、図示外の信号線に取り付けてある図示外のコネクタを連結させるためのものであり、本実施形態では周囲四方向が立壁で囲まれた部屋(以下、コネクタ室21)がコネクタを構成している。なお、この信号線は、後述する検出部βの磁気検出素子32で検出する磁界の強さに応じた電気信号を図示外の制御IC部などへ伝達させるためのものである。
検出部βは、周囲四方向を壁で囲まれたセンサ室22内に基板31を設置しており、この基板31上に磁気検出素子32を実装している。また、ハウジング20の検出部βの下面には、下方に向かって突出する固定台23と、その固定台23から下方に向かって突出する第1の凸部26、27が突設されている。詳細は後述するが、ハウジング20にバスバー40を組付ける際に固定台23が切欠き45、46を貫通し、バスバー40が組付けられたハウジング20に磁気シールドを組付ける際に第1の凸部26、27が孔53を貫通することになる。
固定部γは、ハウジング20にバスバー40を組付けた際に、磁気シールド50に設けた孔から突出させたハウジング20下面の第2の凸部24、25を溶融することによって、ハウジング20にバスバー40を固定するものである。このため、ハウジング20の固定部γの下面には、下方に向かって突出する第2の凸部24、25が突設されている。
センサ本体30は、バスバー40から発生する磁界を検出する前述の磁気検出素子32を有しており、その検出した磁界の強さに基づいてバスバー40に流れる電流(I)の値を算出する。本実施形態のセンサ本体30は、上述したように、センサ室22内に基板31を設置しており、この基板31上に磁気検出素子32を実装している。
この磁気検出素子32は、図1に示すバスバー40での電流(I)の流れに対して、この電流(I)の周囲に回るように発生する磁束を検出させるものである。即ち、本実施形態の磁気検出素子32は、バスバー40に流れる電流(I)の磁束密度を検出する平面方向(X−Y面)に配置してあり、バスバー40の平面に垂直なZ方向の磁束は検出しない。このように、バスバー40のX−Y平面に垂直なZ方向については、磁気検出素子32が磁束を検出しない方向である。このような事情から、磁気検出素子32は形状的に上部が開いているが、これによって正確な磁気検出を行う際に悪影響をもたらすことはない。
なお、この磁気検出素子32には、ホール効果を利用したホール素子を用いており、例えば(バスバー40を流れる電流Iの強さに応じて発生する)磁界密度に比例した出力電圧が出力される。
バスバー40は、一方の端部(図1では左端部)が、車両電装品とバッテリー(いずれも図示せず)とを連結させるためのハーネス(図示せず)の一端部に一体に取り付けられているとともに、他方の端部(図1では右端部)がバッテリーのターミナルに一体に取り付けられている。また、本実施形態のバスバー40では、図3に示すように、第2の凸部24、25を挿通させるための孔43、44が開口されている。
さらに、これらの孔43、44に挿入された第2の凸部24、25のうち、バスバー40の背面から突出した部分を溶融すると、その溶融部がその背面に折り返されるように孔43、44に溶着した後、固化する。このためバスバー40は背面側(下面側)からハウジング20に保持される。また、バスバー40の孔43、44間には、幅方向の両側に、該幅方向の外側から内側に向かって切り込まれた切欠き45、46(バスバー40の他の箇所よりも幅が狭くなっている箇所)が設けられている。この切欠き45、46は、ハウジング20にバスバー40を組付ける際に、固定台23によって貫通される。この切欠き45、46は、固定台23を貫通させるために設けられた孔であるが、かならずしも、矩形形状に限るものではない。
磁気シールド50は、適宜の磁性材料、例えば本実施形態の場合には、ばね性を備えた磁性体などで形成されており、ハウジング20の検出部βおよびバスバー40の周囲を外から覆うような状態でハウジング20に外装され、該磁気シールド50外部からの磁気の伝搬をシールドするとともに、該磁気シールド50内部を伝搬する磁界の強度を増幅する。
本実施形態の磁気シールド50は、上面および対向する2側面が開口した略箱型形状を呈するものであり、ハウジング20の検出部βをバスバー20の下方(外側)から包持させハウジング20の検出部βに一体に固定させるため、ハウジング20内の係止爪28、29に係止される係止切欠51、52が設けられている。また、磁気シールド50の一対の立ち上がり片50aによって挟まれる底片50bには、第1の凸部26、27が挿入される各一の孔53が設けられている。
次に、本実施形態に係る電流検出装置10Aの組付け方法について、図2および図3を参照しながら説明する。
(1)初めに、基板31に磁気検出素子32を実装させる。
(2)次に、磁気検出素子32が下面になるように基板31の上下を反転させてから、ハウジング20のセンサ室22に上方から基板31を組み付ける。
(3)その後、ハウジング20を逆さまにしてから、バスバー40を載置する。このとき、第2の凸部24、25を孔43、44に挿入する。また、固定台23を切欠き45、46に挿入する。こうして、バスバー40の一方の面にハウジング20の下面が臨むことになる。
(4)次に、ハウジング20の両側を挟みこむような状態で磁気シールド50を取り付ける。このとき、ハウジング20内の係止爪28、29に磁気シールド50の係止切欠51、52を嵌合させるとともに、第1の凸部26、27を孔53に挿通させる。第1の凸部26、27が孔53を挿通したハウジング20は、図1に示すように、固定台23が磁気シールド50の底片50bに接触し、該底片50bを支持する。
(5)最後に、前記磁気シールド50の孔53から突出する第1の凸部26、27を熱溶融させ、磁気シールド50の下面に折り返すように溶着させ、自然冷却させる。同様に、バスバー40の孔43、44から突出する第2の凸部24、25を熱溶融させ、バスバー40の下面に折り返すように溶着させ、自然冷却させる。これによりバスバー40および磁気シールド50は樹脂の溶着によってハウジング20に一体結合される。
従って、本実施形態に係る車両内の電流検出装置10Aによれば、磁気シールド50が設けられており、外部の電磁気的な悪影響を抑えることができ、正確な電流検出が行える。
例えば、本実施形態に係る車両内の電流検出装置10Aを適用する車両システムによっては、磁気検出素子32として用いているホール素子の周囲に磁界が発生する場合や、近くにリレーやモーターが設置されているような場合には、そこで発生する磁界が原因となって正確な磁気検出が行えない可能性がある。また、車両走行時の環境の影響として、地磁気や高圧電線の影響なども考えられる。しかしながら、本実施形態に係る電流検出装置10Aによれば、磁気シールド50が設けられており、この磁気シールド50はこれらの影響でセンサ出力が大きく変動するのを効果的に防止している。
ところで、例えば、仮に磁気シールド50を加締めなどの手段で止め付けることによって製造された電流検出装置(電流センサ)の場合には、磁気歪が発生し易いといった大きな問題が発生している。しかし、合成樹脂製のハウジングの一部となる第1の凸部26、27や第2の凸部24、25を溶融して固化させ、その凸部が貫通する孔に固着させることで、この第1の実施形態に係る電流検出装置10Aでは、そのような磁気歪みの発生がなく(若しくは可及的に減少され)、信頼度の高い電流センサが実現できる。
従って、本実施形態に係る車両内の電流検出装置10Aの組付け構造によれば、磁気シールド50およびバスバー40のハウジング20への固定に金属材料(磁性材料)を用いないため、従来の加締めによる磁気歪の発生がなくなり、磁気検出および電流検出の精度向上、延いては信頼度の高い電流検出装置が形成される。
また、本実施形態では、ハウジング20の第1の凸部26、27および第2の凸部24、25はそれぞれバスバー40の孔43、44および切欠き45、46、磁気シールド50の孔53が一致するように、これらの孔を介して、各部材の位置決めを行っておくことができるので、組み付け作業が迅速に行える。この結果、簡易な構成で、組付けが容易となり、電流検出装置の小型化が可能になる。また、磁気歪の発生を防止できる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について図4乃至図6を参照しながら説明する。なお、本実施形態において、第1の実施形態と同一部分には同一符号を付して重複説明を避ける。
本実施形態の電流検出装置10Bが第1の実施形態の電流検出装置10Aと異なるところは、主に、第1の実施形態の第1の凸部に相当する部材が、ハウジング20の両端に下方に向かって延設された突起片20Aである点、その突起片20Aがハウジング20に装着された際の磁気シールド50の底片50bよりも外側に位置している点である。さらに、磁気サンセ室60が、ハウジング20の下面において開口されていることと、そのセンサ室60の開口を覆うスペーサ70によって、センサ本体30がセンサ室60内において固定されている点である。スペーサ70を利用した構成については、第1の実施形態に適用することができる。
スペーサ70は、基部71の一面に支承突起72および位置決め突起73を設けており、ハウジング20とバスバー40によって狭持されることによって、支承突起72が基板31の下面を線接触状態で支持するとともに、位置決め突起73が基板31の側面に当接して位置のずれおよび基板31の振動を阻止している。
次に、本実施形態に係る電流検出装置10Bの組付け方法について、図5および図6を参照しながら説明する。
(1)初めに、基板31に磁気検出素子32を実装させる。
(2)次に、ハウジング20を反転させてセンサ室22に磁気検出素子32が下面になるようにして、スペーサ70を介して、基板31をハウジング20のセンサ室60に組み付ける。
(3)その後、ハウジング20を逆さまにしたまま、バスバー40を載置する。このとき孔43、44をハウジング20の第2の凸部24、25に嵌め込む。
(4)次に、ハウジング20の両側を挟みこむような状態で磁気シールド50を取り付ける。このとき、磁気シールド50に形成された係止切欠51、52はハウジング20内の係止爪28、29に係合させる。
(5)最後に、バスバー40の孔43、44から突出する第2の凸部24、25を熱溶融してそのバスバー40の下面に折り返すように溶着させるとともに、ハウジング20の両端に下方に向かって延設された突起片20Aを溶融して、磁気シールド50の底片50bと2つの立ち上がり片50aが連続する角部付近の外側面を覆わせるように、該底片50に向けて折り曲げる。これにより、溶融した突起片20Aが固化することにより、突起片20Aが磁気シールド50がハウジング20から抜け出ることを妨げる形状となっているため、バスバー40および磁気シールド50はハウジング20に対し一体結合される。
従って、本実施形態に係る車両内の電流検出装置10Cの組付け構造によれば、磁気シールド50およびバスバー40のハウジング20への固定に金属材料(磁性材料)を用いないため、従来の加締めによる磁気歪の発生がなくなり、磁気検出および電流検出の精度向上、延いては信頼度の高い電流家検出装置が形成される。
また、スペーサ70を利用した本実施形態によれば、車両が大きな衝撃を受けてバッテリーのターミナルに接続されたバスバー40などが振動しても、センサ本体30はバスバー40上にあってスペーサ70で固定され、バスバー40に対しズレや変位を発生することはない。従って、前記衝撃が電流センサの電流検出精度に影響を与えることはない。
また、この実施形態でも、ハウジング20の第2の凸部24、25および孔43、44が一致するようにこれらの孔を介して、各部材の位置決めを行っておくことができるので、組み付け作業が迅速に行える。この結果、簡易な構成で、組付けが容易となり、電流検出装置の小型化が可能になる。また、磁気歪の発生も生じない。
なお、本発明の電流検出装置は、これらの実施形態のような車両内のシステムの一部としての適用に限定されるものではなく、バスバーを備えたものであれば、各種分野での電流検出装置としての適用が可能である。
10A、10B、10C 電流検出装置
20 ハウジング
21 コネクタ室
22、60 センサ室
23 固定台
24、25 第2の凸部
26、27 第1の凸部
30 センサ本体
31 基板
32 磁気検出素子
40 バスバー
41、42、43、44、53 孔
45、46 切欠き
50 磁気シールド
α コネクタ連結部
β 検出部
γ 固定部

Claims (5)

  1. バスバーと、
    前記バスバーから発生する磁気を検出する磁気検出素子を有し、その検出した磁気に基づいて前記バスバーに流れる電流の値を算出するセンサ本体と、
    前記センサ本体を収容するセンサ室を有し、前記バスバーの一方の面に下面が臨むハウジングと、
    前記センサ本体および前記バスバーが内部に位置するように前記ハウジングに装着される磁気シールド体と、
    を備え、
    前記ハウジングには、該ハウジングの下面から下方に向かって突出する第1の凸部が突設され、
    前記ハウジングに前記バスバーおよび前記磁気シールドを組付けた後に熱溶融される前記第1の凸部は、その後固化したときに前記磁気シールドが前記ハウジングから抜け出ることを妨げる形状である、
    ことを特徴とする電流検出装置の組付け構造。
  2. 前記磁気シールドには、前記ハウジングに前記バスバーおよび前記磁気シールドを組付けた際に前記第1の凸部によって貫通される孔が形成され、
    前記磁気シールドの前記孔を貫通した前記第1の凸部の先端が、該孔に熱溶着する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の電流検出装置の組付け構造。
  3. 前記第1の凸部は、前記ハウジングの下面から下方に向かって突出する固定台から、下方に向かって突出し、
    前記バスバーには、前記ハウジングに前記バスバーおよび前記磁気シールドを組付けた際の前記固定台に対向する箇所に切欠きが形成され、
    前記第1の凸部は、前記ハウジングに前記バスバーおよび前記磁気シールドを組付けた際に、前記バスバーの切欠きを通過して、前記磁気シールドの孔を貫通し、前記固定台によって前記磁気シールドが支持される、
    ことを特徴とする請求項2に記載の電流検出装置の組付け構造。
  4. 前記第1の凸部は、前記ハウジングに組付けられたU字状の前記磁気シールドの底部よりも外側に位置しており、熱溶融時に該磁気シールドの底面に向けて折り曲げられる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の電流検出装置の組付け構造。
  5. 前記ハウジングには、該ハウジングの下面から下方に向かって突出する第2の凸部が突設され、
    前記バスバーには、前記ハウジングに前記バスバーおよび前記磁気シールドを組付けた際に前記第2の凸部によって貫通される孔が形成され、
    前記バスバーの前記孔を貫通した前記第2の凸部の先端が、該孔に熱溶着する、
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の電流検出装置の組付け構造。
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