JP2010223701A - 起泡性飲料の泡の泡質を評価する方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】容器に注がれたそのままの状態またはそれにできるだけ近い状態で、起泡性飲料の泡粒の粒径を精度良く測定することができる方法を提供する。
【解決手段】本発明によれば、起泡性飲料が形成する泡の泡質を評価する方法であって、起泡性飲料を容器に注いで泡層を形成させ;形成された泡層を、撮影デバイス付き実体顕微鏡によって撮影して、泡層中の泡粒の画像を得;得られた泡粒の画像を解析して、画像中にある円形の像を泡粒の輪郭として認識させ、その認識された輪郭に基づいて泡粒の粒径を求めて、泡のきめ細かさを測定することを含んでなる方法が提供される。
【選択図】図1
【解決手段】本発明によれば、起泡性飲料が形成する泡の泡質を評価する方法であって、起泡性飲料を容器に注いで泡層を形成させ;形成された泡層を、撮影デバイス付き実体顕微鏡によって撮影して、泡層中の泡粒の画像を得;得られた泡粒の画像を解析して、画像中にある円形の像を泡粒の輪郭として認識させ、その認識された輪郭に基づいて泡粒の粒径を求めて、泡のきめ細かさを測定することを含んでなる方法が提供される。
【選択図】図1
Description
本発明は、起泡性飲料が形成する泡の泡質を評価する方法に関する。詳しくは本発明は、起泡性飲料を容器に注いだときに形成される泡のきめ細かさおよび泡の持続性を評価する方法に関する。本発明はまた、そのような泡質を評価するための測定装置に関する。
起泡性飲料を容器に注ぐと、液の表面に泡の層(泡層)を形成する。起泡性飲料の中でも、特に、ビールに代表されるビール系の起泡性アルコール飲料においては、泡層はその製品を特徴付ける大変重要な品質項目であり、一般的には、きめ細かいクリーミーな泡層が形成されて長時間維持されることが良いとされている。このため、泡層を評価する指標として泡層の持続性(泡持ち)、泡層のきめ細かさを評価する必要があり、それぞれに対する測定方法や装置が検討されている。
泡層の持続性(泡持ち)については、専用装置を用いて炭酸ガスによって飲料を容器から押し出して、強制的に発泡させた泡層の消滅時間を測定するNIBEM法が知られている(日本醸造協会誌 第103巻、第11号、p872−874、「NIBEM−Tを用いた泡持ち測定法」(非特許文献1))。この他には、形成させた泡層を上方より撮影し、得られた映像データにおいて泡部と泡の消滅した液体露出部とを画像上の明暗で判定して泡持ち時間を測定する方法(特開2000−283976号公報(特許文献1))や、実際の飲用時に近い状態で発泡させることに主眼を置いた容器からの注ぎ出し装置(WO99/30149(特許文献2))や、実際の飲用時に近い状態を再現した、泡質の評価に使用する容器(特開2007−178146号公報(特許文献3))などが報告されている。さらに、泡の上方からレーザー光線を照射して泡の時間による下降状態を測定する一方、泡の側面からCCDカメラにより泡の泡厚と泡崩壊に伴う液面上昇を観察することを含む、ビール等の泡持ち測定装置も報告されている(特開2002−55099号公報(特許文献4))。
泡層のきめ細かさとは、より細かく均一な泡粒で構成されている泡層がよりきめ細かな泡層であるということができる。泡層のきめ細かさを評価する方法としては、泡層中の泡粒の大きさを測定する方法が考えられる。このような方法としては、例えば、泡層の中に直接CCDカメラを挿入して撮影した画像から泡粒を観察する方法(RONTELRAP. A. D, HOLLMANS, M., BISPERKIN, C. G. J. and PRINS, A., Tech Q. Master Brew. Assoc. Am., 28, 25, 1991(非特許文献1))や、泡層表面に線上のレーザー光線を照射し、このレーザーラインを撮影して得られた画像からレーザーライン内のエッジ情報に基づいて泡粒の粒径を測定する方法(WO2004/025220(特許文献5))が報告されている。
しかしながら、前者については、CCDカメラが直接泡層に接触することになり、測定結果からその影響を排除できない。また、挿入時の影響を小さくするために、CCDカメラのレンズの直径を小さくすると、視野角が大きくなり画像の周辺部では画像の歪みによって実際の泡粒よりも大きく撮影されると考えられる。一方、後者については、レーザーライン上の1つ1つのエッジ情報は必ずしも1つ1つの泡粒の直径を表しているとは言えない。すなわち、大きな泡粒の一部でもレーザーライン上に掛かればエッジ情報と認識され、実際の泡粒よりも直径が短い泡粒として計測されてしまう可能性がある。
泡のきめ細かさを評価する方法として、泡粒の粒径を測定する方法が報告されているものの、実際の飲用時そのままの状態またはそれにできるだけ近い状態で精度よく評価できる方法が、依然として求められている。また泡層を評価するためには、泡層のきめ細かさに加えて、泡層の持続性(泡持ち)も評価する必要があることから、これらを同時にかつ簡便に評価可能な方法が求められていると言える。
日本醸造協会誌 第103巻、第11号、p872−874、「NIBEM−Tを用いた泡持ち測定法」
RONTELRAP. A. D, HOLLMANS, M., BISPERKIN, C. G. J. and PRINS, A., Tech Q. Master Brew. Assoc. Am., 28, 25, 1991
本発明者等は今般、透明ガラス容器に起泡性飲料を注ぎ込むことによって泡粒を発生させ、同ガラス容器の平面部分を撮影デバイス(デジタルカメラ)付き実体顕微鏡によって撮影し、得られた画像データを画像解析して、撮影した画像にある円形の像を泡粒の輪郭として認識させ、認識された輪郭に基づいて泡粒の粒径を求めることに成功した。そして、求められた泡粒の粒径および泡粒の数に基づいて、泡のきめ細かさを評価することができた。さらに、泡粒の粒径および数を経時的に測定することで、一旦形成された泡層の泡の持続性(泡持ち)を評価することもできた。さらに、容器として半円筒形の透明ガラス容器を使用し、円筒軸に平行な面越しに撮影することで、ビールジョッキなど実際の飲用時に近い状態の泡層を再現し、その泡の品質を測定することにも成功した。
本発明はこれら知見に基づくものである。
本発明はこれら知見に基づくものである。
よって、本発明は、容器に注がれたそのままの状態またはそれにできるだけ近い状態で、起泡性飲料の泡粒の粒径を精度良く測定することができる方法およびそのような方法を実現できる測定装置の提供をその目的とする。
本発明による方法は、
起泡性飲料が形成する泡の泡質を評価する方法であって、
起泡性飲料を容器に注いで泡層を形成させ、
形成された泡層を、撮影デバイス付き実体顕微鏡によって撮影して、泡層中の泡粒の画像を得、
得られた泡粒の画像を解析して、画像中にある円形の像を泡粒の輪郭として認識させ、その認識された輪郭に基づいて泡粒の粒径を求めて、泡のきめ細かさを測定する
ことを含んでなる。
起泡性飲料が形成する泡の泡質を評価する方法であって、
起泡性飲料を容器に注いで泡層を形成させ、
形成された泡層を、撮影デバイス付き実体顕微鏡によって撮影して、泡層中の泡粒の画像を得、
得られた泡粒の画像を解析して、画像中にある円形の像を泡粒の輪郭として認識させ、その認識された輪郭に基づいて泡粒の粒径を求めて、泡のきめ細かさを測定する
ことを含んでなる。
本発明の一つの好ましい態様によれば、本発明による評価方法において、泡粒の画像を解析して、画像中にある円形の像を泡粒の輪郭として認識させ、その認識された輪郭に基づいて、画像中に含まれる泡粒の粒径と泡粒の数とを求めることをさらに含んでなる。
本発明の一つのより好ましい態様によれば、本発明による評価方法において、形成された泡層から、経時的に泡粒の粒径と泡粒の数を求めることによって、泡層の持続性を測定することをさらに含んでなる。
本発明の好ましい態様によれば、本発明の方法において、容器として、半円筒型透明ガラス容器を使用する。
本発明のより好ましい態様によれば、本発明の方法において、半円筒型容器の円筒軸に平行な平面越しに、泡層を撮影する。
本発明の別の態様によれば、
起泡性飲料が形成する泡の泡質を評価するための測定装置であって、
試料としての起泡性飲料を注いで泡層を形成させるための、半円筒型透明ガラス容器と、
半円筒型容器の円筒軸に平行な平面越しに、該泡層を撮影しうるように設置された、撮影デバイス付き実体顕微鏡と、
該撮影デバイスで撮影された画像を解析して、画像中にある円形の像を泡粒の輪郭として認識させ、その認識された輪郭に基づいて泡粒の粒径を求める、データ処理手段と
から構成されてなる、測定装置が提供される。
起泡性飲料が形成する泡の泡質を評価するための測定装置であって、
試料としての起泡性飲料を注いで泡層を形成させるための、半円筒型透明ガラス容器と、
半円筒型容器の円筒軸に平行な平面越しに、該泡層を撮影しうるように設置された、撮影デバイス付き実体顕微鏡と、
該撮影デバイスで撮影された画像を解析して、画像中にある円形の像を泡粒の輪郭として認識させ、その認識された輪郭に基づいて泡粒の粒径を求める、データ処理手段と
から構成されてなる、測定装置が提供される。
本発明によれば、起泡性飲料において形成される泡層の泡のきめ細かさについて、人間の視覚に近く、かつ客観的な数値による評価が可能となる。また本発明によれば、経時的に泡粒の粒径と泡粒の数を測定することで、泡の持続性(泡持ち)を評価することができる。このため、本発明によれば、起泡性飲料の泡のきめ細かさおよび泡の持続性という泡質(泡の品質)を精度良く測定することが可能となる。また本発明においては、容器として、半円筒型透明ガラス容器を使用することで、実際の飲用時と同等の条件で形成された泡の泡質を評価することができる。このため、消費者にできるだけ近い観点からの、製品評価が可能であり、これを精度良く、客観的かつ効率的に行うことができる。さらに、本発明による方法は、起泡性飲料の泡層の評価だけでなく、洗剤など、泡のきめ細かさが品質の重要な訴求要素である製品の評価についても応用が可能である。
本発明による方法は、前記したように、起泡性飲料が形成する泡の泡質を評価する方法であって、
起泡性飲料を容器に注いで泡層を形成させ、
形成された泡層を、撮影デバイス付き実体顕微鏡によって撮影して、泡層中の泡粒の画像を得、
得られた泡粒の画像を解析して、画像中にある円形の像を泡粒の輪郭として認識させ、その認識された輪郭に基づいて泡粒の粒径を求めて、泡のきめ細かさを測定する
ことを含んでなることを特徴とする。
起泡性飲料を容器に注いで泡層を形成させ、
形成された泡層を、撮影デバイス付き実体顕微鏡によって撮影して、泡層中の泡粒の画像を得、
得られた泡粒の画像を解析して、画像中にある円形の像を泡粒の輪郭として認識させ、その認識された輪郭に基づいて泡粒の粒径を求めて、泡のきめ細かさを測定する
ことを含んでなることを特徴とする。
すなわち、本発明によれば、起泡性飲料が形成する泡の泡質を評価する。ここで泡の泡質とは、泡の品質を意味し、より詳しくは、泡のきめ細かさと、泡の持続性(泡持ち)を意味する。ここで泡が「きめ細かい」とは、形成される泡がより細かく、より均一な泡粒で構成されていることをいい、泡層を構成する各泡粒の泡径とその泡粒の数とから、評価することができる。このとき、平均粒径や、粒径分布など算出し、これに基づいて評価しても良い。また泡の持続性が良好であるとは、形成された泡が形成されてから時間がたっても崩壊せず、維持できることをいう。本発明では泡粒の粒径と、泡粒の数とを経時的に測定し、その変化が少ない程、泡の持続性が良好であると評価することができる。
ここで、起泡性飲料とは、保存されたビンや缶などの容器から、飲用用の容器に注いだときに起泡して泡層を形成し、消費者が飲む際まで泡層が残存し得るような飲料をいう。したがって、飲料に含まれる天然成分により起泡性を保持するものであっても、起泡剤や、増粘剤等の追加成分の添加により起泡性を保持するに至ったものであってもいずれのものも本発明における起泡性飲料に含まれうる。またここで起泡性飲料は、アルコール飲料であっても非アルコール飲料であってもよい。アルコール飲料の具体例としては、ビールや発泡酒のようなビール系アルコール飲料、チューハイ、スパークリングワインなどが挙げられる。非アルコール飲料の具体例としては、発泡性の清涼飲料水、ノンアルコールビール類などが挙げられる。
本発明の好ましい態様によれば、起泡性飲料は、発泡性アルコール飲料であり、より好ましくはビール系の発泡性アルコール飲料である。ここでビール系の発泡性アルコール飲料とは、麦芽発酵アルコール飲料の他、麦芽発酵アルコール飲料(特にビール)と同等もしくは類似した風味およびテイストを有する、穀物を原料とするビール様炭酸アルコール飲料が挙げられる。ここで、麦芽発酵アルコール飲料とは、麦芽を用いて得られた加ホップ麦汁を主成分とする原料を、発酵させることによって得られる飲料をいい、例えば、ビール、発泡酒等が挙げられる。またビール様炭酸アルコール飲料の具体例としては、大豆やエンドウ豆のような豆類由来成分とホップとを原料として発酵させることによって得られる飲料や、麦芽発酵アルコール飲料に大麦スピリッツなどの追加の酒成分を添加するなどして得られた飲料などが挙げられる。
本発明のさらに好ましい態様によれば、発泡性飲料は、ビール、発泡酒、または他のビール様炭酸アルコール飲料である。
本発明においては、まず、起泡性飲料を容器に注いで泡層を形成させる。
ここで使用する容器としては、形成される泡層の泡粒を撮影できるように、少なくとも撮影する面が透明である容器を使用する。好ましくは、撮影する際に光を当てることを考慮して、全体が透明である容器を使用する。より好ましくは、実際の消費者の飲用時の条件に近づけるため、透明ガラス容器を使用する。
ここで使用する容器としては、形成される泡層の泡粒を撮影できるように、少なくとも撮影する面が透明である容器を使用する。好ましくは、撮影する際に光を当てることを考慮して、全体が透明である容器を使用する。より好ましくは、実際の消費者の飲用時の条件に近づけるため、透明ガラス容器を使用する。
さらに好ましくは、本発明における容器としては、半円筒型透明ガラス容器を使用する。半円筒型であると、実際の飲用時の容器(例えば、ビールジョッキ)に近い容器内環境が得られる一方で、円筒軸に平行な平面(半円筒型の円筒断片に相当する面)として、湾曲していない平面が確保でき、この面越しに、より精度の高い泡粒を撮影することが可能となる。
本発明のさらにより好ましい態様によれば、透明ガラス容器の大きさは、ビールジョッキに近い大きさであることが望ましい。例えば、直径5cm、高さ10cmの円筒を縦に2分割した、半円筒形の透明ガラス容器を使用することができる。
本発明の方法においては、試料である起泡性飲料を容器に注ぐ場合、予め恒温水槽(例えば、室温または約20℃)に所定の時間(例えば1時間以上)浸漬して静置しておくことが望ましい。これにより、温度や振動による泡立ちのバラツキを極力少なくすることができる。
本発明において、起泡性飲料を容器に注いで泡層を形成させる方法は特に限定はないが、他の測定法との比較に有用である観点から、当該技術分野で広く知られているNIBEM法(文献は前掲)に従って、起泡性飲料を容器に注いで泡層を形成させることが望ましい。NIBEM法を採用することで、測定毎の泡層形成を均一にするすることが期待できる。具体的には、例えば、市販のNIBEM法を実施可能な装置を使用して、NIBEM法に従い透明ガラス容器に注ぎ出すことによって泡層を形成することができる。
なお、NIBEM法による注ぎ出しによって泡層を形成させる場合、使用する起泡性飲料は、密封されたビンまたは缶に封入されていることが望ましい。
なお、NIBEM法による注ぎ出しによって泡層を形成させる場合、使用する起泡性飲料は、密封されたビンまたは缶に封入されていることが望ましい。
本発明においては、次いで、容器内に形成された泡層を、撮影デバイス付き実体顕微鏡によって撮影して、泡層中の泡粒の画像を得る。
ここで、撮影デバイス付き実体顕微鏡とは、泡粒を拡大し、さらに撮影デバイスに撮影画像を送ることができるものであれば特に制限はない。撮影デバイスとしては、撮影した画像を画像解析ソフトウエアによる解析に使用することから、画像をデジタルデータとして取得できるデジタルカメラであることが望ましい。このような撮影デバイス付き実体顕微鏡の具体例としては、市販の実体顕微鏡に、対物レンズを装着し、さらにデジタルカメラを装着したものが挙げられる。
撮影デバイス付き実体顕微鏡による撮影の際には、顕微鏡の倍率を、泡層の泡が、画像データとして解析可能な程度の大きさとなるような倍率に設定することが望ましい。例えば、設定する倍率は、2倍程度である。
撮影についての具体例を述べると、まず、試料である起泡した飲料が入った透明容器を、安定して撮影可能な水平面上に置く。容器が全体が透明な容器である場合、泡粒の状態を明瞭に撮影するため、撮影に当たって撮影対象に照明を当てることが望ましい。例えば、使用する容器が半円筒型の透明ガラス容器である場合、容器の背側、即ち湾曲している円筒面の側から光源の光を照射することが好ましい。泡層の泡粒の撮影は、容器の表側、即ち円筒軸に平行な平面側を、撮像デバイス付き実体顕微鏡に向け、該平面越しに泡層を撮影することが好ましい。容器として円筒型のものも使用可能であるがこの場合には、湾曲している円筒面越しに、泡粒を撮影することになるので、画像解析の際には、この点を補正する必要がある。
よって本発明の好ましい態様によれば、前記したように、本発明の方法において、容器として、半円筒型透明ガラス容器を使用する。本発明のより好ましい態様によれば、本発明の方法において、半円筒型容器の円筒軸に平行な平面越しに、泡層を撮影する。
また、撮影に際しては、予め、画像解析ソフトのキャリブレーション(1画素当りの実際の長さ、単位設定)をし、また予備試料を用いて撮影条件を予め適宜調整しておく必要がある。具体的には、撮影する泡層の高さ、試料背後から当てる光量、および光の角度を調整しておく必要がある。例えば、泡層の保持時間が短い試料の場合、撮影する位置が高すぎると撮影時間内に泡層が撮影位置よりも下がってしまうことがある。また、逆に撮影位置が低すぎると撮影時間内に泡層が液体に戻って液位が上がり、本来撮影したい位置が液体になってしまうことがある。さらに、試料に当てる光量や角度も重要である。例えば、黒ビールのように液体の色度が高い場合、試料背後から当てる光量を多くする必要がある。また、液体の色度によって、画像を見ながら光量を適宜調整すればよい。また、撮影したい泡粒の画像が画像解析ソフトウエアにおいて、円形に認識され易いようなコントラストとなるように、試料と光源と位置関係を調整することが望ましい。
本発明においては、次いで、得られた泡粒の画像を解析して、画像中にある円形の像を泡粒の輪郭として認識させ、その認識された輪郭に基づいて泡粒の粒径を求めて、泡のきめ細かさを測定する。
すなわち、本発明においては、得られた泡粒の画像を解析し、そこに含まれる泡粒画像に相当する円形の像に着目し、この円形の像を、画像解析ソフトウエアによって認識させる。画像解析ソフトウエアは、泡粒の画像としての所定のコントラストを超えた円形の像を、円形の画像があるものと認識し、それ以外の円形を構成しないものや、コントラストが低いものについては、円形の像としては認識しない。コントラストについては、撮影条件や、泡の状態等により、適宜設定することができる。本発明の方法における評価の際には、対照試料で撮影した条件と同じ条件で、試料を撮影し、評価することが望ましい。画像解析によって認識された円形像については、さらにその粒径(泡粒の半径)、および必要であれば、解析する画像中に認識された円形像の数を測定する。このとき、粒径の測定および円形像の数は、画像解析ソフトウエアが自動的に測定してもよい。
このような画像解析ソフトウエアとしては、上記解析が可能なものであれば特に制限はなく、市販品を購入して使用することができる。具体例を挙げると、画像解析ソフトウエアとしては、Win ROOF(ウインルーフ) ver. 5.7(三谷商事株式会社製)が使用可能である。ソフトウエアの設定条件や使用法については添付のマニュアルを適宜参照することができる。
よって本発明の一つの好ましい態様によれば、前記したように、本発明による評価方法において、泡粒の画像を解析して、画像中にある円形の像を泡粒の輪郭として認識させ、その認識された輪郭に基づいて、画像中に含まれる泡粒の粒径と泡粒の数とを求めることをさらに含んでなる。
本発明の一つのより好ましい態様によれば、前記したように、本発明による評価方法において、形成された泡層から、経時的に泡粒の粒径と泡粒の数を求めることによって、泡層の持続性を測定することをさらに含んでなる。
本発明の別の態様によれば、前記したように、
起泡性飲料が形成する泡の泡質を評価するための測定装置であって、
試料としての起泡性飲料を注いで泡層を形成させるための、半円筒型透明ガラス容器と、
半円筒型容器の円筒軸に平行な平面越しに、該泡層を撮影しうるように設置された、撮影デバイス付き実体顕微鏡と、
該撮影デバイスで撮影された画像を解析して、画像中にある円形の像を泡粒の輪郭として認識させ、その認識された輪郭に基づいて泡粒の粒径を求める、データ処理手段と
から構成されてなる、測定装置が提供される。
起泡性飲料が形成する泡の泡質を評価するための測定装置であって、
試料としての起泡性飲料を注いで泡層を形成させるための、半円筒型透明ガラス容器と、
半円筒型容器の円筒軸に平行な平面越しに、該泡層を撮影しうるように設置された、撮影デバイス付き実体顕微鏡と、
該撮影デバイスで撮影された画像を解析して、画像中にある円形の像を泡粒の輪郭として認識させ、その認識された輪郭に基づいて泡粒の粒径を求める、データ処理手段と
から構成されてなる、測定装置が提供される。
ここでデータ処理手段としては、取得した画像を解析可能な画像解析ソフトウエアを保持するパーソナルコンピュータ等が挙げられる。
本発明による測定装置は、好ましくは、経時的に泡層の撮影ができるように、撮影デバイスと連動した、時間計測手段をさらに保持していてもよい。
なお本明細書において、「約」および「程度」を用いた値の表現は、その値を設定することによる目的を達成する上で、当業者であれば許容することができる値の変動を含む意味である。
本発明を以下の例によって詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
材料および方法:
(1) 使用した透明ガラス容器
泡層を形成させる容器として、直径5cm、高さ10cmの円筒を縦に2分割した、半円筒形の透明ガラス容器を作成した。この容器では、2分割した円筒軸に平行な平面にもガラスが付けられており、容器は円筒軸が鉛直方向となるように立てて使用した。
(1) 使用した透明ガラス容器
泡層を形成させる容器として、直径5cm、高さ10cmの円筒を縦に2分割した、半円筒形の透明ガラス容器を作成した。この容器では、2分割した円筒軸に平行な平面にもガラスが付けられており、容器は円筒軸が鉛直方向となるように立てて使用した。
(2) 試料およびその状態
試料としては、市販ビール製品A〜Gを用意した。製品A〜Gはいずれも、市販のピルスナービールを用意して使用した。
試料としては、市販ビール製品A〜Gを用意した。製品A〜Gはいずれも、市販のピルスナービールを用意して使用した。
試料は、温度や振動による泡立ちのバラツキを極力少なくするため、予め、20℃の恒温水槽に1時間以上浸漬して静置しておいた。NIBEM法による注ぎ出しによって泡層を形成させるため、試料は、密封されたビンまたは缶に封入されているものを使用した。
(3)泡層の形成
泡層の形成は、温度による泡立ちのバラツキを極力少なくするため、20℃に維持した室内で行った。NIBEM法に付属する注ぎ出し装置(Haffmans社製、INPACK2000 Sampler、INPACK2000 Flasher)を用いて、NIBEM法に準拠して前述の専用の透明ガラス容器に注ぎ出すことによって泡層を形成させた。
泡層の形成は、温度による泡立ちのバラツキを極力少なくするため、20℃に維持した室内で行った。NIBEM法に付属する注ぎ出し装置(Haffmans社製、INPACK2000 Sampler、INPACK2000 Flasher)を用いて、NIBEM法に準拠して前述の専用の透明ガラス容器に注ぎ出すことによって泡層を形成させた。
(4) 撮影デバイス付き実体顕微鏡
実体顕微鏡としては、オリンパス社製SZX7の実体顕微鏡を使用し、ここに、対物レンズ(OLYMPUS社製、DFPLAPO 1×−4)と、撮影デバイスとしてデジタルカメラ(DP71)(OLYMPUS社製)とを装着したものを使用した。
実体顕微鏡としては、オリンパス社製SZX7の実体顕微鏡を使用し、ここに、対物レンズ(OLYMPUS社製、DFPLAPO 1×−4)と、撮影デバイスとしてデジタルカメラ(DP71)(OLYMPUS社製)とを装着したものを使用した。
(5) 撮影の状態
前記(3)において形成された泡層と液体とが入った透明ガラス容器をテーブルに置き、容器の背側、即ち湾曲している円筒面の側から、光源としてTH4−100(OLYMPUS社製)を用いて、光を当てた。このとき容器に照射される光量を、画像を見ながら適宜調整した。
容器の表側、即ち円筒軸に平行な平面側を、前記(4)の装置の撮像デバイス方向に向け、該平面越しに泡層を撮影した。撮影は縦撮影した。またこのとき顕微鏡の倍率は、2倍(対物レンズ1倍、ズーム倍率2倍)であった。
なお、撮影に際しては、画像解析ソフトのキャリブレーション(1画素当りの実際の長さ、単位設定)を予め行い、また、予備試料を用いて光量や液量等の各種の撮影条件を予め適宜調整しておいた。
前記(3)において形成された泡層と液体とが入った透明ガラス容器をテーブルに置き、容器の背側、即ち湾曲している円筒面の側から、光源としてTH4−100(OLYMPUS社製)を用いて、光を当てた。このとき容器に照射される光量を、画像を見ながら適宜調整した。
容器の表側、即ち円筒軸に平行な平面側を、前記(4)の装置の撮像デバイス方向に向け、該平面越しに泡層を撮影した。撮影は縦撮影した。またこのとき顕微鏡の倍率は、2倍(対物レンズ1倍、ズーム倍率2倍)であった。
なお、撮影に際しては、画像解析ソフトのキャリブレーション(1画素当りの実際の長さ、単位設定)を予め行い、また、予備試料を用いて光量や液量等の各種の撮影条件を予め適宜調整しておいた。
(6) 画像解析ソフトウエア
撮影された泡粒の画像について、画像中にある円形の像を泡粒の輪郭として認識させ、認識された輪郭に基づいて泡粒の半径を算出した。このとき使用した画像解析ソフトウエアとしては、Win ROOF(ウインルーフ) ver. 5.7(三谷商事株式会社製)を使用した。
撮影された泡粒の画像について、画像中にある円形の像を泡粒の輪郭として認識させ、認識された輪郭に基づいて泡粒の半径を算出した。このとき使用した画像解析ソフトウエアとしては、Win ROOF(ウインルーフ) ver. 5.7(三谷商事株式会社製)を使用した。
実施例1: 泡径測定の精度 − 注ぎ出し後の時間の影響
市販ビール製品Aを用い、前述したようにNIBEM法に従って専用の透明ガラス容器に注ぎだしてから、1分後、2分後、3分後に、容器内に形成された泡層の画像を撮影した。
次いで、撮影された画像を、前記画像解析ソフトウエアを使用して解析し、各時点での泡径(泡粒の半径)を計測した。同じ試料を用いて6回繰り返し測定を行った。得られた泡径の結果と測定された泡粒の個数のデータから、各時点での、泡粒の平均粒径(mm)を求めた。
結果は、表1に示される通りであった。また図2および図3には、注ぎ出し2分後の泡粒について撮影された画像と、その画像解析を行った状態とをそれぞれ示した。
市販ビール製品Aを用い、前述したようにNIBEM法に従って専用の透明ガラス容器に注ぎだしてから、1分後、2分後、3分後に、容器内に形成された泡層の画像を撮影した。
次いで、撮影された画像を、前記画像解析ソフトウエアを使用して解析し、各時点での泡径(泡粒の半径)を計測した。同じ試料を用いて6回繰り返し測定を行った。得られた泡径の結果と測定された泡粒の個数のデータから、各時点での、泡粒の平均粒径(mm)を求めた。
結果は、表1に示される通りであった。また図2および図3には、注ぎ出し2分後の泡粒について撮影された画像と、その画像解析を行った状態とをそれぞれ示した。
結果に示されるように、注ぎ出し2分後の状態が最も平均泡径の変動係数が小さかった。また、注ぎ出し1分後または注ぎ出し3分後の測定であっても、それぞれの測定値の変動係数は5%以下であり、十分に泡粒の大きさを評価できる精度であると言えた。
実施例2: 泡径測定の精度 − 測定日の違いによる影響
測定日の違いによる変化を確認するために、測定日を3日間にわたって設定した以外は、実施例1と同様にして、製品Aを用いて1日あたり6回の繰り返し、形成された泡層の測定を行った。泡層の粒径の測定は、注ぎだし2分後に測定した。
測定日の違いによる変化を確認するために、測定日を3日間にわたって設定した以外は、実施例1と同様にして、製品Aを用いて1日あたり6回の繰り返し、形成された泡層の測定を行った。泡層の粒径の測定は、注ぎだし2分後に測定した。
結果は表2に示される通りであった。
1日毎の測定結果に対して、最小有意差法(LSD法)による多重比較を行った結果、測定日の違いによる平均泡径は異なる測定日の間で有意な差異は認められなかった(危険率5%)。よって、本発明による方法であれば、測定日が異なっても試料特有の泡径を測定できる、即ち、試料間の特徴として泡径が異なっていれば、測定日が異なった測定結果であっても比較することが可能であることが確認された。
実施例3: 市販ビール製品の泡のきめ細かさ評価
用意した市販ビール製品B、C、D、E、FおよびGの6種類の製品について、実施例1と同様にして、注ぎ出し1分後、2分後、および3分後の泡径を測定した。
試料毎の注ぎ出し2分後の泡粒の画像(画像解析した状態のもの)は、それぞれ図4〜9に示した通りであった。
用意した市販ビール製品B、C、D、E、FおよびGの6種類の製品について、実施例1と同様にして、注ぎ出し1分後、2分後、および3分後の泡径を測定した。
試料毎の注ぎ出し2分後の泡粒の画像(画像解析した状態のもの)は、それぞれ図4〜9に示した通りであった。
得られた画像の比較から、目視的には、製品Dでは径が小さい泡粒が一様に分布していた一方で、製品Bでは径が大きい泡粒が多く小さな泡粒から大きな泡粒まで存在していた。きめ細かい泡層とは、径の小さく、かつより均一な泡粒によって構成されているものであるので、ここでは、製品Dの泡が最もきめ細かく、製品Bの泡が最もきめが粗いと評価できた。
さらに、得られた画像を解析し、注ぎ出し1分後、2分後、および3分後の泡径分布を比較した。結果は図10に示される通りであった。
図10中、グラフの(i)〜(vi)に、製品B〜Gのそれぞれについての注ぎ出し1分後、2分後、および3分後の泡粒の大きさの分布が示されている。
製品Bでは比較的径の小さい泡粒から比較的径の大きい泡粒まで広く分布している一方、製品Dでは、泡粒の大きさは半径約0.025mm区間に集中していた。このため、製品Bの泡層は他の製品に比較して泡のきめが粗く、製品Dの泡はきめが細かいと評価することができた。
また、製品Dの泡径分布は、注ぎ出し後の時間が経過しても他製品に比較して小さい径の泡が多く分布していることから、きめの細かさを長時間維持できる、すなわち泡の持続性が良好であることと評価できた。
また、製品Dの泡径分布は、注ぎ出し後の時間が経過しても他製品に比較して小さい径の泡が多く分布していることから、きめの細かさを長時間維持できる、すなわち泡の持続性が良好であることと評価できた。
1 半円筒型透明容器
2 起泡性飲料の泡層
3 起泡性飲料
4 撮影デバイス付き実体顕微鏡
5 データ処理手段
6 光源
2 起泡性飲料の泡層
3 起泡性飲料
4 撮影デバイス付き実体顕微鏡
5 データ処理手段
6 光源
Claims (6)
- 起泡性飲料が形成する泡の泡質を評価する方法であって、
起泡性飲料を容器に注いで泡層を形成させ、
形成された泡層を、撮影デバイス付き実体顕微鏡によって撮影して、泡層中の泡粒の画像を得、
得られた泡粒の画像を解析して、画像中にある円形の像を泡粒の輪郭として認識させ、その認識された輪郭に基づいて泡粒の粒径を求めて、泡のきめ細かさを測定する
ことを含んでなる、方法。 - 泡粒の画像を解析して、画像中にある円形の像を泡粒の輪郭として認識させ、その認識された輪郭に基づいて、画像中に含まれる泡粒の粒径と泡粒の数とを求めることをさらに含んでなる、請求項1に記載の方法。
- 形成された泡層から、経時的に泡粒の粒径と泡粒の数を求めることによって、泡層の持続性を測定することをさらに含んでなる、請求項1または2に記載の方法。
- 容器として、半円筒型透明ガラス容器を使用する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
- 半円筒型容器の円筒軸に平行な平面越しに、泡層を撮影する、請求項4に記載の方法。
- 起泡性飲料が形成する泡の泡質を評価するための測定装置であって、
試料としての起泡性飲料を注いで泡層を形成させるための、半円筒型透明ガラス容器と、
半円筒型容器の円筒軸に平行な平面越しに、該泡層を撮影しうるように設置された、撮影デバイス付き実体顕微鏡と、
該撮影デバイスで撮影された画像を解析して、画像中にある円形の像を泡粒の輪郭として認識させ、その認識された輪郭に基づいて泡粒の粒径を求める、データ処理手段と
から構成されてなる、測定装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2009070062A JP2010223701A (ja) | 2009-03-23 | 2009-03-23 | 起泡性飲料の泡の泡質を評価する方法 |
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-
2009
- 2009-03-23 JP JP2009070062A patent/JP2010223701A/ja active Pending
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