JP2010223112A - 圧縮機 - Google Patents

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Yoshinobu Ishigaki
佳伸 石垣
Kazue Murao
和重 村尾
Takahisa Ban
高寿 坂
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Abstract

【課題】圧縮機の組み付けの際、弁形成板とシール体が誤装着されていても、従来よりも圧縮機の組み付け後に両者の誤装着を確認し易くする。
【解決手段】冷媒が導入される空間部を設けたハウジングに接続され、空間部と連通する弁孔を備えた弁板35と、ハウジングと弁板35との間に介在され、弁孔を開閉する弁体とを備えた弁形成板41と、ハウジングと弁形成板41の間に挟持され、空間部の気密性を保持させるシール体46と、を備えた圧縮機10において、弁板35は、ハウジング側へ向けて突出する突起体39を備え、突起体39は、突起体基部39Aと、突起体基部39Aの幅寸法より小さく設定された突起体先端部39Bと、を備え、弁形成板41は突起体基部39Aが嵌挿される貫通孔45を備え、シール体46は、突起体先端部39Bが嵌挿される貫通孔49を備えている。
【選択図】 図5

Description

この発明は、圧縮機に関し、特に、弁板とハウジングの間に弁形成板およびシール体が介在される圧縮機に関する。
従来の圧縮機としては、例えば、特許文献1に開示された圧縮機が存在する。特許文献1に開示された圧縮機では、シリンダブロックとリヤハウジングとの間に、ガスケット、吸入弁プレート、バルブプレート、吐出弁プレート及びリテーナプレートが介在されている。ガスケット、吸入弁プレート、バルブプレート、吐出弁プレート及びリテーナプレートは、いずれもリヤハウジングの外周面付近まで周縁部が延び、このリヤハウジングの外周面付近で2本の位置決めピンによって共通に位置決めされている。位置決めピンは、ハウジングの軸心を中心としてほぼ対角線上に位置している。フロントハウジング、シリンダブロック及びリヤハウジングは複数の通しボルトの締結により相互に接続されている。
別の従来技術としては、例えば、特許文献2に開示された往復動型圧縮機が知られている。この圧縮機では、シリンダブロックとシリンダカバーとの間にバルブプレートが介装され、バルブプレートとシリンダカバーとの間には、吐出弁形成板とリテーナプレートが介装されている。そして、この圧縮機では、吐出弁形成板に形成された複数の位置決め用孔に、バルブプレートに形成された複数のダボまたはピンを圧入して、吐出弁形成板をバルブプレートに離脱不可としている。因みに、位置決め用孔へのダボまたはピンの圧入は、製造工程において吐出弁形成板が外れない程度の強さでよいとしている。
特開2000−345960号公報 特開平11−241678号公報
しかしながら、特許文献1に開示された圧縮機によれば、圧縮機の組み付け工程において、例えば、吸入弁プレートとガスケットが正しい組み付け順序で装着されず、ガスケットがバルブプレートと吸入弁プレートとの間に介在されても、吸入弁プレートとガスケットの誤装着を確認することが困難である。ところで、圧縮機の組み付け完成後は、圧縮機における気密性の異常の有無を確認する気密検査が行われるが、吸入弁プレートとガスケットの誤装着の場合、通しボルトの締結によりガスケットが弾性変形してバルブプレートやシリンダブロックと密着する状態にあり、気密検査を行っても異常を示さない可能性がある。因みに、気密検査は、完成された圧縮機内に検査ガスを入れて出入口を塞ぎ、真空の雰囲気下に圧縮機を収容し、規定時間内での検査ガスの漏れの有無により、気密性の異常の有無を確認する検査である。同様に、リテーナプレートと吐出弁プレートが正しい順序で組み付けられていない誤装着の場合も気密検査において異常を示さない可能性がある。特許文献2に開示された圧縮機についても、吐出弁形成板とリテーナプレートの組み付け順序が間違っている場合、特許文献1の圧縮機と同様に、同種の誤装着を確認することが困難である。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたもので、本発明の目的は、圧縮機の組み付けの際、弁形成板とシール体が誤装着されていても、従来よりも圧縮機の組み付け後に両者の誤装着を確認し易くすることにある。
上記の課題を解決するために、本発明は、冷媒が導入される空間部を設けたハウジングに接続され、前記空間部と連通する弁孔を備えた弁板と、前記ハウジングと前記弁板との間に介在され、前記弁孔を開閉する弁体とを備えた弁形成板と、前記ハウジングと前記弁形成板の間に挟持され、前記空間部の気密性を保持させるシール体と、を備えた圧縮機において、前記弁板は、前記ハウジング側へ向けて突出する突起体を備え、前記突起体は、 突起体基部と、前記突起体基部の幅寸法より小さく幅寸法を設定された突起体先端部と、を備え、前記弁形成板は、前記突起体基部が嵌挿される貫通孔を備え、前記シール体は、前記突起体先端部が嵌挿される貫通孔を備えられていることを特徴とする。
上記の構成によれば、突起体基部が弁形成板の貫通孔に嵌挿されることにより、弁形成板は弁板に対して位置決めされる。突起体先端部が、シール体の貫通孔に嵌挿されることにより、シール体は弁板に対して位置決めされる。突起体基部のシール体の貫通孔への嵌挿は不可であるから、圧縮機の組み付け時において弁形成板とシール体が正しい組み付けの順序で組み付けられていない場合、シール体は突起体の途中に留まり、シール体とハウジングとの間に弁形成板が介在される。シール体とハウジングとの間には、弁形成体の厚みに対応した空隙が形成される。シール体とハウジングとの間では気密性が保たれないことから、弁形成板とシール体の誤装着を従来よりも確認し易くなる。例えば、気密検査では、シール体とハウジングとの間から検査ガスが洩れるから、圧縮機の組み付け後に弁形成板とシール体の誤装着を確認することができる。
また、本発明では、上記の圧縮機において、前記突起体基部の突出方向の長さは、前記弁形成板の板厚以下に設定されてよい。
この場合、弁形成板にシール体が密着することができ、弁形成板とシール体との間に隙間が形成されないから、弁形成板の弁板とシール体の間におけるがたつきを防止することができる。
また、本発明では、上記の圧縮機において、前記突起体の突出方向の長さは、前記弁形成板の板厚と前記シール体の厚さとを加算した値よりも大きく設定され、前記ハウジングは、突起体先端部の嵌挿を可能とするハウジング側孔を備えてもよい。
この場合、突起体先端部の先端がハウジング側孔に嵌挿されることから、ハウジングに対する弁板の位置決めをすることができる。
また、本発明では、上記の圧縮機において、前記弁板は塑性変形可能な金属材料により形成され、前記突起体はプレス成形により形成されてもよい。
この場合、突起体がプレス成形により形成されることから、突起体を形成する他の形成方法と比較して弁板への突起の形成が容易である。
また、本発明では、上記の圧縮機において、前記ハウジングは、前記空間部を形成する複数のシリンダボアを備えたシリンダブロックであり、前記弁形成板は、前記弁体を吸入弁とする吸入弁形成板であってもよい。
この場合、シリンダブロックと弁板との間に吸入弁を形成する吸入弁形成板とシール体が介在される。吸入弁形成板およびシール体の弁板に対する位置決めを行うことができる。また、圧縮機の組み付け時において吸入弁形成板とシール体を誤装着したとき、従来よりも吸入弁形成板とシール体の誤装着を圧縮機の組み付け後に確認し易くなる。
また、本発明では、上記の圧縮機において、前記ハウジングは、前記空間部を形成する吐出室を備えたハウジング体であり、前記弁形成板は、前記弁体を吐出弁とする吐出弁形成板であってもよい。
この場合、ハウジング体と弁板との間に吐出弁を形成する吐出弁形成板とシール体が介在される。吐出弁形成板およびシール体の弁板に対する位置決めを行うことができる。また、圧縮機の組み付け時において吐出弁形成板とシール体を誤装着したとき、従来よりも圧縮機の組み付け後に吐出弁形成板とシール体の誤装着を確認し易い。
本発明によれば、圧縮機の組み付けの際、弁形成板とシール体が誤装着されていても、従来よりも圧縮機の組み付け後に両者の誤装着を確認し易くなる。
本発明の実施形態に係る圧縮機を示す縦断面図である。 本発明の実施形態に係る圧縮機の一部を分解して示す縦断面図である。 (a)はシリンダブロックの後端面を示す背面図、(b)はガスケットの正面図であり、(c)は吸入弁形成板の正面図であり、(d)は弁板の正面図である。 (a)は弁板の背面図であり、(b)は吐出弁形成板の正面図であり、(c)はリテーナの正面図であり、(d)はリヤハウジングの前端面を示す正面図である。 吸入弁形成板とガスケットが正しい順序で組み付けられた圧縮機における弁板及び弁板周辺を示す縦断面図である。 吸入弁形成板とガスケットが正しい順序で組み付けられず誤装着された圧縮機における弁板及び弁板周辺を示す縦断面図である。
以下、本発明の実施形態に係る圧縮機について図面に基づいて説明する。本実施形態では、圧縮機としての可変容量型斜板式圧縮機について説明する。
図1に示す圧縮機10では、シリンダブロック11の前端にはフロントハウジング12が接合されている。シリンダブロック11の後端には、ハウジング体としてのリヤハウジング13が接合されている。シリンダブロック11、フロントハウジング12及びリヤハウジング13は、複数の通しボルト(図1においては1つのみ示す)18により相互に接続されている。シリンダブロック11には、通しボルト18を挿通するボルト通孔11Aが形成されているほか、フロントハウジング12にはボルト通孔12Aが形成されている。シリンダブロック11におけるリヤハウジング13側の端面の外周寄りには、環状の外周縁部11Bが形成されている。また、リヤハウジング13には雌ネジを有するボルト孔13Aが形成されているほか、シリンダブロック11側の端面には、環状の外周縁部13Cが形成されている。シリンダブロック11、フロントハウジング12及びリヤハウジング13は、圧縮機10のハウジングの一部を夫々構成する。
フロントハウジング12とシリンダブロック11との接合により、フロントハウジング12内に制御圧室14が形成される。シリンダブロック11及びフロントハウジング12には駆動軸15がラジアル軸受16A、16Bを介して回転自在に支持されている。制御圧室14から外部へ突出する駆動軸15は、エンジン等の外部駆動源Eから回転駆動力を得る。
駆動軸15には回転支持体19が固定されているとともに、斜板20が駆動軸15の軸心P方向へスライド可能かつ傾動可能に支持されている。回転支持体19及び斜板20は連結機構21により連結されている。連結機構21は駆動軸15と一体回転する回転支持体19に斜板20を傾角可変に連結する。この実施形態の連結機構21は、回転支持体19と斜板20との間に設けた中間リンク22と、回転支持体19に中間リンク22を回動自在に支持する第1のピン23と、斜板20に中間リンク22を回動自在に支持する第2のピン24と、を備える。
中間リンク22が第1のピン23及び第2のピン24を介して回転支持体19及び斜板20に対して回動自在に連結されることから、斜板20は駆動軸15の軸心P方向へスライド可能かつ傾動可能であって、駆動軸15と一体回転する。駆動軸15にはコイルスプリング33が嵌挿されており、コイルスプリング33は回転支持体19と斜板20との間に位置する。コイルスプリング33は斜板20を回転支持体19から離す付勢力を斜板20に付与する。回転支持体19とフロントハウジング12の内壁面との間には、駆動軸15の軸方向への荷重を受けるスラスト軸受17が介在されている。
斜板20の径中心部が回転支持体19側へ移動すると、斜板20の傾角が増大する。斜板20の最大傾角は、回転支持体19と斜板20との当接により規定される。因みに、図1に示す実線の斜板20は最大傾角の状態にあり、2点鎖線の斜板20は最小傾角の状態にある。
図1に示すように、シリンダブロック11に形成された複数のシリンダボア25内には、ピストン26が収容されている。斜板20の回転運動は、シュー27を介してピストン26の前後往復運動に変換され、ピストン26がシリンダボア25内を往復動する。シリンダボア25により形成される空間部は圧縮室であり、圧縮室は冷媒が導入される空間部に相当する。
リヤハウジング13内には隔壁13Bが形成されており、隔壁13Bにより吸入室28と吐出室29が区画形成されている。吸入室28と吐出室29は冷媒が導入される空間部に相当する。吸入室28の冷媒ガスは、ピストン26の復動動作(ピストン26の上死点から下死点へ向かう移動)により吸入室28からシリンダボア25内へ流入される。シリンダボア25内に流入した冷媒ガスは、ピストン26の往動動作によりシリンダボア25から吐出室29へ吐出される。
吐出室29へ吐出された冷媒ガスは、圧縮機10外の図示しない外部冷媒回路へ流出する。外部冷媒回路へ流出した冷媒ガスは、吸入室28へ還流する。吐出室29と制御圧室14は給気通路30により連通している。制御圧室14と吸入室28は抽気通路31により連通している。制御圧室14内の冷媒ガスは抽気通路31を介して吸入室28へ流出する。リヤハウジング13には容量制御弁32が設けられており、容量制御弁32は給気通路30を通る冷媒ガスの流量を制御する。
容量制御弁32の弁開度の増大により、給気通路30を通る冷媒ガスの流量が増大すると、制御圧室14内の圧力が高くなる。これにより、斜板20の傾角が減少する。容量制御弁32の弁開度の減少により給気通路30を通る冷媒ガスの流量が減少すると、制御圧室14内の圧力が低くなる。これにより、斜板20の傾角が増大する。
ところで、この実施形態の圧縮機10では、図1および図2に示すように、シリンダブロック11とリヤハウジング13との間には、ガスケット46、吸入弁形成板41、弁板35、吐出弁形成板51およびリテーナ55の順序で固定されている。従って、ガスケット46および吸入弁形成板41は、弁板35とシリンダブロック11との間に挟持されており、吐出弁形成板51およびリテーナ55は弁板35とリヤハウジング13との間に挟持されている。
弁板35は、塑性変形可能な金属材料により形成されており、シリンダボア25と相対する位置において、径方向の中心側寄りに吸入孔36が形成され、外周寄りには吐出孔37が形成されている。吸入孔36および吐出孔37は弁孔に相当する。図2〜図4に示すように、弁板35には、通しボルト18を挿通するボルト通孔38が形成されている。弁板35のシリンダブロック11側の表面には、シリンダブロック11へ向けて突出する複数の突起体39が形成されている。この実施形態では、2個の突起体39がシリンダボア25と干渉しない位置にプレス成形により形成されている。
図2及び図5に示すように、突起体39は、基部側となる突起体基部39Aと、突起体基部39Aの幅寸法より小さく設定された先端側の突起体先端部39Bを備えている。このため、突起体39は、突起体基部39Aと突起体先端部39Bとの間に段差が形成されており、突起体39は段差付きの突起体と言える。因みに、突起体39が形成されている逆の面には、プレス成形の際に形成されて凹部35Aが形成される。一方、弁板35のリヤハウジング13側の表面には、リヤハウジング13へ向けて突出する2個の突起体40が形成されている。図2に示すように、リヤハウジング13側の突起体40は突起体基部40Aおよび突起体先端部40Bを備えている。突起体40は、突起体39と同様に段差付きの突起体である。
フロントハウジング12側の突起体39における突起体基部39Aは、吸入弁形成板41の弁板35に対する位置決めの機能を果たし、突起体先端部39Bはガスケット46の弁板35に対する位置決めの機能を果たす。図5に示すように、突起体39の高さはHに設定され、突起体基部39Aの高さはH1に設定されている。突起体基部39Aの高さH1は、吸入弁形成板41の板厚T1以上になるように設定されている。突起体39の高さHは、吸入弁形成板41の板厚T1とガスケット46の板厚T2を重ねて加算した値よりも大きくなるように設定されている。リヤハウジング13側の突起体40における突起体基部40Aは、吐出弁形成板51の弁板35に対する位置決めの機能を果たし、突起体先端部40Bはリテーナ55の弁板35に対する位置決めの機能を果たす。図示はしないが、突起体40の高さはHに設定され、突起体基部40Aの高さはH1に設定されている。
図2および図3に示すように、吸入弁形成板41は、吸入孔36と相対する位置に形成された弁体としてのリード式の吸入弁42と、吐出孔37と相対する位置に形成された吐出通孔43と、通しボルト18を挿通するボルト通孔44を備えている。吸入弁42は吸入孔36を開閉する弁である。吸入弁形成板41には、突起体基部39Aの嵌挿を可能とする貫通孔としての弁側貫通孔45が形成されている。弁側貫通孔45は突起体39に対応する位置に2個形成されている。因みに、吸入弁形成板41の板厚T1は、突起体基部39Aの高さH1以上に設定されている(T1≧H1)。吸入弁形成板41の直径は弁板35の直径よりも小さく設定されている。
図2および図3に示すように、シール体としてのガスケット46には、シリンダボア25に対応するボア対応孔47と、通しボルト18を挿通するボルト通孔48と、突起体39における突起体先端部39Bの嵌挿を可能とする貫通孔としてのガスケット側貫通孔49が形成されている。ガスケット46の外周部には、シリンダブロック11の外周縁部11Bと弁板35に挟持される環状縁部46Aが形成されている。ガスケット46の板厚はT2に設定されている。因みに、吸入弁形成板41とガスケット46を重ねて加算した値(T1+T2)は、突起体39の高さHよりも小さくなるように設定されている(T1+T2<H)。突起体39の高さHは、値(T1+T2)に対して十分に大きな値であることが好ましい。ガスケット46の環状縁部46Aはシリンダブロック11と弁板35に挟持され、ガスケット46はシリンダボア25により形成される空間部の気密性を保持する。
図2および図3に示すように、シリンダブロック11には、突起体39における突起体先端部39Bの嵌挿を可能とするハウジング側孔としてのブロック側孔50が形成されている。
図2及び図4に示すように、弁形成板としての吐出弁形成板51は、吐出孔37と相対する位置に形成された弁体としてのリード式の吐出弁52と、吸入孔36と相対する位置に形成された吸入通孔53と、突起体基部40Aの嵌挿を可能とする貫通孔としての弁側貫通孔54が形成されている。吐出弁52は吐出孔37を開閉する弁である。弁側貫通孔54は突起体40に対応する位置に2個形成されている。図示はしないが、吐出弁形成板51の板厚はT1に設定されており、吐出弁形成板51の板厚T1は突起体基部40Aの高さH1以上に設定されている(T1≧H1)。
図2及び図4に示すように、リテーナ55は、吐出弁52の最大開度を規定する機能をするほか、シール体としての機能を有することから、シール体に相当する。リテーナ55には、吐出弁52に対応する位置に形成されたリテーナ部56と、吸入孔36と相対する位置に形成された吸入通孔57と、通しボルト18を挿通するボルト通孔58と、突起体先端部40Bの嵌挿を可能とする貫通孔としてのリテーナ側貫通孔59が形成されている。リテーナ55の外周部には、リヤハウジング13の外周縁部13Cと弁板35に挟持される環状縁部55Aが形成されている。図示はしないが、リテーナ55の板厚はT2に設定されている。因みに、吐出弁形成板51とリテーナ55を重ねて加算した値(T1+T2)は、突起体40の高さHよりも小さくなるように設定されている(T1+T2<H)。突起体40の高さHは、値(T1+T2)に対して十分に大きな値であることが好ましい。リテーナ55の環状縁部55Aは、リヤハウジング13の外周縁部13Cと弁板35に挟持され、リテーナ55はリヤハウジング13に形成される空間部(吸入室28および吐出室29)の気密性を保持する。
図4に示すように、リヤハウジング13には、吸入室28と吐出室29を隔絶する隔壁13Bと、通しボルト18を挿通するボルト孔13Aと、突起体先端部40Bの嵌挿を可能とするハウジング側孔としてのリヤハウジング側孔60が形成されている。リヤハウジング側孔60は隔壁13Bに形成されている。
次に、本実施形態に係る圧縮機10の組み付けについて説明する。具体的には、吸入弁形成板41及びガスケット46の弁板35への装着と、吸入弁形成板41及びガスケット46を備えた弁板35のシリンダブロック11への組み付けと、吐出弁形成板51とリテーナ55及びリヤハウジング13を弁板35への組み付けである。ここでは、既に、フロントハウジング12内に駆動軸15、回転支持体19、斜板20及び連結機構21等が備えられ、シリンダブロック11のシリンダボア25内にはピストン26が挿入されている状態にある。
まず、弁板35に対する吸入弁形成板41の組み付けについて説明する。弁板35に対する吸入弁形成板41の組み付けでは、突起体39が吸入弁形成板41の弁側貫通孔45に嵌挿されるように、吸入弁形成板41を弁板35に臨ませる。各突起体基部39Aが各弁側貫通孔45に嵌挿されると、弁板35の吸入弁形成板41側の板面に沿う方向への吸入弁形成板41の移動は規制される。各突起体基部39Aが弁側貫通孔45に嵌挿され、弁板35の吸入弁形成板41側の板面と吸入弁形成板41の弁板35側の板面が互いに密着したとき、弁板35に対する吸入弁形成板41の位置決めと組み付けは完了となる。弁板35に対する吸入弁形成板41の組み付けが完了した状態では、弁側貫通孔45から突起体先端部39Bの殆どが突出する。
次に、弁板35に対するガスケット46の組み付けについて説明する。弁板35に対するガスケット46の位置決めでは、突起体先端部39Bがガスケット側貫通孔49に嵌挿されるように、ガスケット46を吸入弁形成板41に臨ませる。突起体先端部39Bがガスケット側貫通孔49に嵌挿されると、吸入弁形成板41のガスケット46側の板面に沿う方向へのガスケット46の移動は規制される。ガスケット46の吸入弁形成板41側の板面と、吸入弁形成板41のガスケット46側の板面が密着したとき、弁板35に対するガスケット46の位置決めと組み付けは完了となる。弁板35に対するガスケット46の組み付けが完了した状態では、ガスケット側貫通孔49から突起体先端部39Bの一部が突出する。なお、ガスケット46の環状縁部46Aは弁板35と密着する。弁板35の直径よりも小さい直径に設定されている吸入弁形成板41は、ガスケット46の環状縁部46Aと重ならない状態にある。
次に、シリンダブロック11に対する弁板35の組み付けについて説明する。吸入弁形成板41及びガスケット46が弁板35に組み付けされた状態で、シリンダブロック11に対する弁板35の組み付けを行う。突起体先端部39Bをシリンダブロック11のブロック側孔50に嵌挿されるように、弁板35をシリンダブロック11へ臨ませる。各突起体先端部39Bが各ブロック側孔50に嵌挿されると、シリンダブロック11の弁板35側の端面に沿う方向への弁板35の移動は規制される。各突起体先端部39Bがブロック側孔50に嵌挿され、シリンダブロック11の弁板35側の端面とガスケット46のシリンダブロック11側の板面が互いに密着したとき、シリンダブロック11に対する弁板35の位置決めと組み付けは完了となる。
次に、弁板35に対する吐出弁形成板51の組み付けについて説明する。弁板35に対する吐出弁形成板51の組み付けでは、突起体40が吐出弁形成板51の弁側貫通孔54に嵌挿されるように、吐出弁形成板51を弁板35に臨ませる。各突起体基部40Aが各弁側貫通孔54に嵌挿されると、弁板35の吐出弁形成板51側の板面に沿う方向への吸入弁形成板41の移動は規制される。各突起体基部40Aが弁側貫通孔45に嵌挿され、弁板35の吐出弁形成板51側の板面と吐出弁形成板51の弁板35側の板面が互いに密着したとき、弁板35に対する吐出弁形成板51の位置決めと組み付けは完了となる。弁板35に対する吐出弁形成板51の組み付けが完了した状態では、弁側貫通孔54から突起体先端部40Bの殆どが突出する。
次に、弁板35に対するリテーナ55の組み付けについて説明する。弁板35に対するリテーナ55の組み付けでは、突起体先端部40Bがリテーナ側貫通孔59に嵌挿されるように、リテーナ55を吐出弁形成板51に臨ませる。突起体先端部40Bがリテーナ側貫通孔59に嵌挿されると、吐出弁形成板51のリテーナ55側の板面に沿う方向へのリテーナ55の移動は規制される。リテーナ55の吐出弁形成板51側の板面と、吐出弁形成板51のリテーナ55側の板面が密着したとき、弁板35に対するリテーナ55の位置決めと組み付けは完了となる。弁板35に対するリテーナ55の位置決めが完了した状態では、リテーナ側貫通孔59から突起体先端部40Bの一部が突出する。なお、リテーナ55の環状縁部55Aは弁板35と密着する。弁板35の直径よりも小さい直径が設定された吐出弁形成板51は、リテーナ55の環状縁部55Aと重ならない。
次に、リヤハウジング13に対する弁板35の組み付けについて説明する。吐出弁形成板51及びリテーナ55が弁板35に組み付けされた状態で、リヤハウジング13に対する弁板35の組み付けを行う。突起体先端部40Bをリヤハウジング13のリヤハウジング側孔60に嵌挿されるように、リヤハウジング13をリテーナ55へ臨ませる。各突起体先端部40Bが各リヤハウジング側孔60に嵌挿されると、リテーナ55のリヤハウジング13側の端面に沿う方向へのリヤハウジング13の移動は規制される。各突起体先端部40Bがリヤハウジング側孔60に嵌挿され、リヤハウジング13のリテーナ55側の端面とリテーナ55のリヤハウジング13側の板面が互いに密着したとき、リヤハウジング13に対する弁板35の位置決めと組み付けは完了となる。
この状態で、通しボルト18を、フロントハウジング12のボルト通孔12Aと、シリンダブロック11のボルト通孔11Aと、ガスケット46のボルト通孔48と、吸入弁形成板41のボルト通孔44と、弁板35のボルト通孔38と、リテーナ55のボルト通孔58と、リヤハウジング13のボルト孔13Aと、へ挿通し、締結する。通しボルト18の締結により、シリンダブロック11、フロントハウジング12及びリヤハウジング13は相互に接続されている。シリンダブロック11とリヤハウジング13との間には、ガスケット46、吸入弁形成板41、弁板35、吐出弁形成板51およびリテーナ55の固定されている。図4に示すように、ガスケット46および吸入弁形成板41は、弁板35とシリンダブロック11との間に挟持される。ガスケット46の環状縁部46Aは、シリンダブロック11の外周縁部11Bと弁板35との間に挟持される。吐出弁形成板51およびリテーナ55は弁板35とリヤハウジング13との間に挟持される。リテーナ55の環状縁部55Aは、リヤハウジング13の外周縁部13Cと弁板35との間に挟持される。
組み付けが終了して圧縮機10が完成すると、圧縮機10に対する気密検査が行われる。検査ガス(例えば、ヘリウムガス)を圧縮機内に封入し、圧縮機10における出入口(冷媒ガスの吸入口および吐出口等)を全て閉塞する。次に、真空雰囲気下の容器内へ圧縮機10を収容して規定時間における検査ガスの漏れの有無を確認する。気密検査において検査ガスの漏洩が認められなかった圧縮機10は、正しい順序で各部品が組み付けられた圧縮機10であり、正常な圧縮機として取り扱われる。
次に、吸入弁形成板41とガスケット46が正しい順序で組み付けられず(互いに逆の組み付け順序)、弁板35、吸入弁形成板41及びガスケット46がシリンダブロック11に装着された圧縮機10について説明する。図6に示すように、吸入弁形成板41とガスケット46が正しい順序で組み付けられず誤装着の圧縮機10では、ガスケット46が先に弁板35に装着され、吸入弁形成板41が後で弁板35に装着されている。この状態では、ガスケット46のガスケット側貫通孔49は、突起体39における突起体先端部39Bの嵌挿を許容するが、突起体基部39Aの嵌挿を許容しない。一方、弁板35とガスケット46の環状縁部46Aは密着する。ガスケット46とシリンダブロック11との間には、吸入弁形成板41が介装されるから、環状縁部46Aとシリンダブロック11の外周縁部11Bとの間には、吸入弁形成板41の板厚にほぼ対応する空隙が形成され、気密性は保たれない状態にある。
図6のように、吸入弁形成板41とガスケット46が誤装着された状態では、気密検査を実施しても、ガスケット46とシリンダブロック11との間の空隙から検査ガスが漏洩し、検査ガスの漏洩により、吸入弁形成板41とガスケット46の誤装着を確認することができる。なお、図示はしないが、吐出弁形成板51とリテーナ55の正しい順序で組み付けていない場合、突起体40の途中にリテーナ55が留まる。リテーナ55とリヤハウジング13との間には、吐出弁形成板51が介装されるから、リヤハウジング13の外周縁部13Cとリテーナ55の環状縁部55Aとの間には、吐出弁形成板51のほぼ板厚に対応する空隙が形成され、気密性は保たれない。従って、気密検査では検査ガスがリテーナ55の環状縁部55Aとリヤハウジング13の外周縁部13Cとの間の空隙から漏洩する。検査ガスの漏洩により、吐出弁形成板51とリテーナ55の誤装着を確認することができる。
この実施形態では以下の効果を奏する。
(1)シリンダブロック11と弁板35との間に吸入弁42を形成する吸入弁形成板41とガスケット46が介在される。複数の突起体39の弁側貫通孔45、ガスケット側貫通孔49への嵌挿により、吸入弁形成板41およびガスケット46の弁板35に対する位置決めを行うことができる。また、圧縮機10の組み付け時において、吸入弁形成板41とガスケット46が正しい順序で組み付けられていない場合、ガスケット46とフロントハウジング12との間に空隙が形成される。このため、例えば、気密検査では、形成された空隙を通じて検査ガスが洩れ、吸入弁形成板41とガスケット46の誤装着を確認することができる。
(2)リヤハウジング13と弁板35との間に吐出弁52を形成する吐出弁形成板51とリテーナ55が介在される。複数の突起体40の弁側貫通孔54、リテーナ側貫通孔59への嵌挿により、吐出弁形成板51およびリテーナ55の弁板35に対する位置決めを行うことができる。また、圧縮機10の組み付け時において、吐出弁形成板51とリテーナ55が正しい順序で組み付けられていない場合、リテーナ55とリヤハウジング13との間に空隙が形成されるから、例えば、気密検査では、形成された空隙を通じて検査ガスが洩れるから、吐出弁形成板51とリテーナ55の誤装着を確認することができる。
(3)突起体基部39Aの突出方向の長さは、吸入弁形成板41の板厚以下に設定されているから、吸入弁形成板41にガスケット46が密着することができる。吸入弁形成板41とガスケット46との間に空隙が形成されないから、弁板35とガスケット46の間における吸入弁形成板41のがたつきを防止することができる。突起体基部40Aの突出方向は吐出弁形成板51の板厚以下に設定されており、吐出弁形成板51にリテーナ55が密着することができ、吐出弁形成板51とリテーナ55との間に空隙が形成されない。弁板35とリテーナ55の間における吐出弁形成板51のがたつきを防止することができる。
(4)突起体39、40が弁板35に形成されていることから、位置決めピンおよび弁板が別部材とした従来の圧縮機と比べて部品点数を削減することができるほか、位置決めピンを組み付ける必要ないことから、圧縮機の組み付け作業の時間の短縮化を図ることができる。
(5)突起体先端部39Bの先端がブロック側孔50に嵌挿されることから、シリンダブロック11に対する弁板35の位置決めをすることができる。突起体先端部40Bの先端がリヤハウジング側孔60に嵌挿されることから、弁板35に対するリヤハウジング13の位置決めをすることができる。
(6)突起体39、40がプレス成形により形成されることから、切削等による突起体の他の形成方法と比較して弁板35への突起体39、40の形成が容易である。
なお、上記の実施形態に係る圧縮機は、本発明の一実施形態を示すものであり、本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、下記のように発明の趣旨の範囲内で種々の変更が可能である。
○ 上記の実施形態では、幅寸法が互いに異なる突起体基部と突起体先端部を備えた段差付きの突起体が弁板に複数個形成される場合について説明したが、弁板に設ける突起体は一個以上であればよい。例えば、1個の突起体を弁板に設ける場合、突起体と別に段差の無い柱体を弁板に設け、柱体を嵌挿する通孔を弁形成板に形成すればよい。この場合、突起体の弁形成板の貫通孔への嵌挿と、柱体の通孔への嵌挿により、弁板に対する弁形成板の位置決めが可能となる。
○ 上記の実施形態では、弁板に形成された突起体がプレス成形により形成されたが、弁板と突起体は別部材であってもよい。例えば、弁板に突起体を圧入固定するための圧入孔を設け、圧入孔に圧入される突起体を形成しておき、突起体の圧入孔への圧入により弁板に突起体を備えることができる。この場合、弁板の圧入孔への圧入により形成された突起体は上記の実施形態の突起と同じ機能を果たす。
○ 上記の実施形態では、シリンダブロックと弁板の間の吸入弁形成板と、リヤハウジングと弁板との間の吐出弁形成板に突起体をそれぞれ備えるようにしたが、いずれか一方に突起体を設けるようにしてもよい。この場合、突起体を設けない側では、従来のように段差のない柱体、あるいは平行ピンを用いてもよい。
○ 上記の実施形態では、圧縮機として片頭ピストンを備えた可変容量型斜板式圧縮機について説明したが、圧縮機は弁板とハウジングの間に弁形成板とガスケットが挟持される斜板式圧縮機であれば特に限定されない。例えば、可変容量型斜板式圧縮機に限らず固定容量型斜板式圧縮機でもよく、あるいは、両頭ピストンを備えた斜板式圧縮機であってもよい。
○ 上記の実施形態では、弁形成板の板厚はT1に設定されており、板厚T1は突起体基部の高さH1以上に設定されている(T1≧H1)としたが、例えば、弁形成板の板厚はT1とシール体の板厚T2との関係では、T1<T2、かつ、T2−T1≒0であってもよい。この場合、弁板とシール体との間には、弁形成板のがたつきを招く隙間が実質的に形成されないから、弁板とシール体との間において弁形成板のがたつきは発生しない。
10 圧縮機
11 シリンダブロック
12 フロントハウジング
13 リヤハウジング
20 斜板
25 シリンダボア
26 ピストン
28 吸入室
29 吐出室
35 弁板
36 吸入孔
37 吐出孔
39 突起体
39A 突起体基部
39B 突起体先端部
40 突起体
40A 突起体基部
40B 突起体先端部
41 吸入弁形成板(弁形成板としての)
42 吸入弁
45 弁側貫通孔(貫通孔としての)
46 ガスケット(シール体としての)
46A 環状縁部
49 ガスケット側貫通孔(貫通孔としての)
50 ブロック側孔
51 吐出弁形成板(弁形成板としての)
52 吐出弁
53 吸入通孔
54 弁側貫通孔(貫通孔としての)
55 リテーナ(シール体としての)
55A 環状縁部
59 リテーナ側貫通孔(貫通孔としての)
60 リヤハウジング側孔
H 突起体の高さ
H1 突起体基部の高さ
T1 吸入弁形成板および吐出弁形成板の板厚
T2 ガスケットおよびリテーナの板厚

Claims (6)

  1. 冷媒が導入される空間部を設けたハウジングに接続され、前記空間部と連通する弁孔を備えた弁板と、
    前記ハウジングと前記弁板との間に介在され、前記弁孔を開閉する弁体とを備えた弁形成板と、
    前記ハウジングと前記弁形成板の間に挟持され、前記空間部の気密性を保持させるシール体と、を備えた圧縮機において、
    前記弁板は、前記ハウジング側へ向けて突出する突起体を備え、
    前記突起体は、
    突起体基部と、
    前記突起体基部の幅寸法より小さく幅寸法を設定された突起体先端部と、を備え、
    前記弁形成板は、前記突起体基部が嵌挿される貫通孔を備え、
    前記シール体は、前記突起体先端部が嵌挿される貫通孔を備えられていることを特徴とする圧縮機。
  2. 前記突起体基部の突出方向の長さは、前記弁形成板の板厚以下に設定されていることを特徴とする請求項1記載の圧縮機。
  3. 前記突起体の突出方向の長さは、前記弁形成板の板厚と前記シール体の厚さとを加算した値よりも大きく設定され、
    前記ハウジングは、突起体先端部の嵌挿を可能とするハウジング側孔を備えていることを特徴とする請求項1又は2記載の圧縮機。
  4. 前記弁板は塑性変形可能な金属材料により形成され、
    前記突起体はプレス成形により形成されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項記載の圧縮機。
  5. 前記ハウジングは、前記空間部を形成する複数のシリンダボアを備えたシリンダブロックであり、
    前記弁形成板は、前記弁体を吸入弁とする吸入弁形成板であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項記載の圧縮機。
  6. 前記ハウジングは、前記空間部を形成する吐出室を備えたハウジング体であり、
    前記弁形成板は、前記弁体を吐出弁とすると吐出弁形成板であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項記載の圧縮機。
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