JP2010222916A - キャリアプレートおよびそれを備えたウインドレギュレータ - Google Patents

キャリアプレートおよびそれを備えたウインドレギュレータ Download PDF

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宏幸 高岡
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Abstract

【課題】簡易な構造で上昇端でのモーメント荷重を増加させず、加えて下降端において他の部材との間にスペースを確保できるキャリアプレートおよびそれを用いたウインドレギュレータを提供する。
【解決手段】車両の側面に設けられる窓ガラスを車外側に凸状に湾曲した経路で上昇および下降用インナーケーブル13、14により上下動させるウインドレギュレータのキャリアプレート1であって、上昇および下降用インナーケーブルの端部がそれぞれ係止される係止部2が設けられており、下降用のインナーケーブルの係止部5が上昇用のインナーケーブルの係止部4に対して、下方で、かつ車内側に配置されているキャリアプレート1。
【選択図】図1

Description

本発明は自動車のドアなどに設置されるケーブル式ウインドレギュレータのキャリアプレートおよびそれを用いたウインドレギュレーに関する。
特開2007−278000号
特許文献1にはデッドストロークを減らすことを目的とするキャリアプレートが記載されている。図6にそのキャリアプレート100を示す。キャリアプレート100は、ガラスホルダ101の前面と当接する背面を備え、取付孔102aが形成されたベース部102と、そのベース部102の上端から前方に突出し、かつ先端が下向きに湾曲している上昇用ケーブル103用のエンド係止部104と、ベース部104の下端から前方に突出し、かつ先端が上向きに湾曲している下降ケーブル105用のエンド係止部106と、ベース部104の左端および右端から後方に延びる当接片107と、その当接片107の端部からそれぞれ外向きに延びる仮置き部108とを備えている。
一般的に車の窓ガラスは車内に対して外向きに凸になるように湾曲しており、特定の曲率半径の湾曲経路で上下動されている。そのため、キャリアプレートも湾曲の経路に沿って昇降しながら上または下向きに傾斜する。その傾斜の度合いは湾曲経路の上下端で最も大きくなる。上昇端においてはキャリアプレートには窓ガラスを締め切るための締め切り荷重が上昇用のインナーケーブルを介して加えられている。そのため、キャリアプレートの上昇用のインナーケーブルのエンド係止部付近にはキャリアプレートを上方に引っ張る荷重が加わっている。一方、窓ガラスにはその窓枠のガイドにより前記荷重の反力が生じているため、キャリアプレートには全体としてモーメント荷重が生じている。そのモーメントは、キャリアプレートの係止部やガラスホルダあるいは窓ガラスのガイドなどの耐久性を低下させる原因となる。このようなモーメント荷重を低減する方策として、方向転換部材をガイドに近い側、すなわちなるべく車外側に配置するとよい。
一方、車両のドアの下方の方向転換部材が配置されている付近は、インパクトビームを配置するのに適した位置である。通常、ウインドレギュレータはインナーパネルとインパクトビームとの間に配置される。そのため、通常はインパクトビームが接近しているので、ウインドレギュレータの下方の部位を取り付ける作業は煩雑であった。これに対し、方向転換部材をインパクトビームから遠ざけるように、さらにドアの内側に移動させることが考えられるが、そうすると上昇端においてキャリアプレートの窓ガラスがガイドされている部分と、上昇用のインナーケーブルが係止されている部分との距離が離れるので、モーメント荷重が大きくなる。このように、締め切りによるモーメント荷重に起因するキャリアプレートなどの耐久性の低下を防止することと、下降端でスペースを設け作業効果を高めることとは相反する技術事項である。
そこで、本発明では、簡易な構造で上昇端でのモーメント荷重を増加させず、加えて下降端において他の部材との間にスペースを確保できるキャリアプレートおよびそれを用いたウインドレギュレータを提供することを課題とする。さらに、本発明は十分なインナーケーブルの伸びを吸収するスペースを確保しながら、高さを低くしたキャリアプレートを提供することを課題としている。
本発明のキャリアプレートは、車両の側面に設けられる窓ガラスを車外側に凸状に湾曲した経路で上昇および下降用インナーケーブルにより上下動させるウインドレギュレータのキャリアプレートであって、上昇および下降用インナーケーブルの端部がそれぞれ係止される係止部が設けられており、下降用のインナーケーブルの係止部が上昇用のインナーケーブルの係止部に対して、下方で、かつ車内側に配置されていることを特徴としている。
本発明のウインドレギュレータは、上下にそれぞれ設けられる方向転換部材と、それらの方向転換部材の間に配索されるインナーケーブルと、そのインナーケーブルが途中で分離され、それらの端部が係止されると共にウインドガラスを支持する上述のいずれかに記載のキャリアプレートと、前記インナーケーブルを巻き取りあるいは送り出す駆動装置とからなることを特徴とする。
(1)本発明のキャリアプレートは、下降用のインナーケーブルの係止部が上昇用のインナーケーブルの係止部に対して下側に位置し、かつ車内側に配置されているので、下方の方向転換部材を車内側にオフセットでき、そのためインパクトビームなどの部材との干渉を避けることができる。
一方、上方の方向転換部材は車内側に配置しなくてもよいので、キャリアプレートが上昇端にある際に、キャリアプレートに加わるモーメント荷重を増大させないことができる。
(2)このようなキャリアプレートにおいて、前記上昇用のインナーケーブルの係止部が車外側に開口した箱状であり、前記下降用のインナーケーブルの係止部が上昇用のインナーケーブルの係止部の底板の裏側で、側面部分で連続した、上方が開口した有底筒状であり、前記上昇用のインナーケーブルの係止部の側方に窓ガラスの取付部が形成された板状体が設けられている場合は、インナーケーブルに加わる荷重がキャリアプレートを介して、左右方向のトルクを生じることなく効率よく伝達される。そして、高さを低くすることができ、かつ作業スペースを確保することができる。
(3)前記上昇用のインナーケーブルの係止部と下降用のインナーケーブルの係止部とが表側から見たときに上下方向に直線状で、かつ少なくとも一部が高さ方向に重なって配置されている場合は、上下の係止部をコンパクトにまとめることができ、省スペースである。
(4)さらに、前記上昇用のインナーケーブルの係止部と、下降用のインナーケーブルの係止部とを連結している部位の下端付近が、下方で切り欠いた形状となっている場合は、キャリアプレートが下降端にある際に、キャリアプレートの下方の部位とドア内部の部材との間にスペース(空間)を確保できるので、ドア内でのウインドレギュレータの設置や他の部品の組み付け作業を容易にすることができる。
(5)本発明のウインドレギュレータは、車体のドアに配置すると、下方の方向転換部材をオフセット分だけ車内側に配置できるので、その付近の作業スペースを広くすることができる。
つぎに図面を参照しながら本発明のキャリアプレートの実施の形態を説明する。図1は本発明の保持構造を備えたキャリアプレートおよびガラスホルダの斜面図、
図2は本発明が用いられる車両のドアを示す部分断面斜面図、
図3は本発明のキャリアプレートを用いたウインドレギュレータの一実施形態を示す正面図、
図4aはキャリアプレートの正面図、図4bはそのI−I線断面図、
図5aはキャリアプレートが上昇端に上昇した様子を示す模式図、図5bはキャリアプレートが下降端に下降した様子を示す模式図である。
まず、図2を参照して、本発明のウインドレギュレータが用いられるドア20について説明する。図2に示すドア20は自動車などの車体の側面に取り付けられる。そのドア20は室外側のアウターパネル21と室内側のインナーパネル22により構成される中空構造を呈している。前記インナーパネル22には開口部22aが形成されており、中空内に連通している。本発明のウインドレギュレータ10は、中空内に配置される。また、開口部22aの室内側からは防水シート(図示せず)が張られ、その上部を覆うように、内張り23がインナーパネル22の周縁に固定されている。なお、符号22bは後述する方向転換部材のインナーパネル22への取付穴であり、符号22cは駆動装置のモータハウジングの取付穴である。
本実施形態では、車体のリアドアについて説明しているが、車体のフロントドアにも用いることができる。さらに、バックドアあるいはクォータウインドにも用いることができる。
次に、図3を用いて本発明のキャリアプレートが用いられるウインドレギュレータについて説明する。図3に示すウインドレギュレータ10は、車体に組み付けられた際に、車外側から見た様子であり、図2で説明したものとほぼ同じである。以下、図3の見えている側を表側といい、反対を裏側という。
前記ウインドレギュレータ10は、上下に方向転換部材を設けている。そして、それら方向転換部材の中央のやや左寄りに駆動装置11を配している。前記方向転換部材のうち上方のものはプーリ12で、下方のものはスライドガイド12´である。なお、スライドガイド12´に代えてプーリ12にすることもできるし、プーリ12に代えてスライドガイド12´することもできる。また、プーリ12およびスライドガイド12´にはそれぞれ上昇用および下降用インナーケーブル13、14が配索されており、それぞれの一端が駆動装置11のドラム11bにそれぞれ係止され巻き取り/送り出されている。その他端は、キャリアプレート1にそれぞれ係止されている。そのキャリアプレート1はガラスホルダ15を介して窓ガラス16を固定している。また、前記下方のスライドガイド12´にはブロック状の受け部12´a(図5b参照)が設けられ、キャリアプレート1の下方への移動を規制する。
前記駆動装置11は、駆動モータ11aと、その駆動モータ11aの出力軸に減速機構(図示せず)を介して連結されているドラム11bと、そのドラム11bを収納すると共に駆動モータ11aが取り付けられるモータハウジング11cとからなる。そのモータハウジング11cと上スライドガイド12´との間にはガイドプレート17が取り付けられている。そのガイドプレート17はモータハウジングに設けられた摺動部11dとスライド自在な断面H字状の棒状体である。
このガイドプレート17はナイロン、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリアセタール(POM)、ポリプロピレン(PP)等の合成樹脂によって形成される。しかし、溶融亜鉛メッキ鋼板(SGCC)、アルミニウム(Al)、亜鉛ダイカスト(ZnDC)等の金属製であっても構わない。
また、駆動装置11は、摺動部11dを摺動させることによりガイドプレート17に沿って移動させることができる。つまり、駆動装置11をガイドプレート17の上端に設けられるプーリ12に対して移動させることができる。そのため、このウインドレギュレータ10を、ドアのインナーパネルに取り付け、その後、駆動装置11をプーリ12に対して移動させることにより、ウインドレギュレータの一部として配索されたインナーケーブル13、14の形状および配索長さを変えることができる。その結果、ケーブルの張力を調整することができる。また、駆動装置11とプーリ12とが一体となっているため、その搬送が煩雑にならず、また、取り付け時も、プーリ12を固定するだけで、一時的に駆動装置11もインナーパネルに固定(仮置き)することができる。
前記上昇用インナーケーブル13は、一端が駆動装置11のドラム11bに係止され、そこから上方に向かい、プーリ12で下方に方向転換され、他端がキャリアプレート1に上方から係止されている。一方、下降用インナーケーブル14は、一端が駆動装置11のドラム11bに係止され、そこから下方に向かい、スライドガイド12´で上方に方向転換され、他端がキャリアプレート1に下方から係止されている。
そのインナーケーブル13、14は金属素線を複数本撚り合わせた従来公知のものである。それらインナーケーブル13、14のキャリアプレート側の端部には、それぞれ円柱状のケーブルエンド13a、14aが結合されている(図4b参照)。それらのケーブルエンド13a、14aの外周にはそれぞれ鍔13b、14bが設けられている。なお、ケーブルエンド13a、14aは鋳型に亜鉛または亜鉛合金などの金属を流しこんで形成されるダイカスト製である。
図1に本発明のキャリアプレートを示す。図1に示すキャリアプレート1は、車体に組み付けられた際に、車外側(表側)から見た様子である。そのキャリアプレート1は、インナーケーブルのケーブルエンド13b、14b(図4b参照)を係止する係止部2と、その係止部2の側方から連続している前記ガラスホルダ15を取り付けるための取付機構3とからなる。
前記係止部2は、上昇用インナーケーブルのケーブルエンド13aを係止する上昇用のインナーブルの係止部4(以下、上方の係止部)と、下降用のインナーケーブルのケーブルエンド14aを係止する下降用のインナーケーブルの係止部5(以下、下方の係止部)とからなる。前記上方の係止部4は表側に設けられ、その上方の係止部4の裏側に下方の係止部5が一体に設けられている。そして、それらのオフセット量(表裏の方向でズレている量)は例えば5〜50mm、好ましくは10〜40mmである。それら上下の係止部4、5の配置は、下方の係止部5が上方の係止部4に対して下方であり、車内側に配置されている。
図4に示すように、前記上方の係止部4は表側に開口した箱状の部材である。その箱内の上面4aには開口端から裏側に向けて延びるスリット4bが形成されている。前記上面4aの内側にはケーブルエンド13aが係止されており、上昇用のインナーケーブル13がスリット4bを通して箱の上外側に延ばされている。また、上昇用インナーケーブル13の伸びを吸収するために、圧縮コイルバネ2a(付勢部材)が用いられる。その圧縮コイルバネ2aはその内部にケーブルエンド13aを挿入し、コイルの両端部を鍔13bと箱内の上面4aとに係止し、それらを遠ざける方向に弾性力を働かせている(図4参照)。さらに、上方の係止部4の開口は蓋体4cにより蓋がされている。また、前記圧縮コイルバネ2aの動作のために上方の係止部4の内部にはケーブルエンドのストロークのためのスペースが必要である。
前記下方の係止部5は上方の係止部4の箱の背面と、その裏側で連続しており、一体に成形されている。その下方の係止部5は上方に開口した有底筒状である。その筒状の底部5aの中心には孔5bが形成され、下降用インナーケーブル14が、ケーブルエンド14aを底部に係止させた状態で貫通し、下方に延びている。また、下方の係止部5の側面(図の左方)にはブロック状の当接部5c(図4a参照)が設けられている。この当接部5cは窓ガラス16が下端に来たときに、キャリアプレート1がそれ以上下方に移動しないように規制するための受け具12´aと当接する部分である。さらに、このものも底部5aとケーブルエンドの鍔14bとの間にも前述の伸び取り用の圧縮コイルバネ2aが設けられている。また、下方の係止部5の内部にはケーブルエンドのストロークのためのスペースが必要である。
図4aに示すように前記取付機構3は、上方の係止部4の右方から延びる板状体6と、上方の係止部4の右方から垂直に表側に延びる肩部7とからなる。前記板状体6のほぼ中心には、ガラスホルダ15を貫通させて固定するための貫通孔6a(取付部)が形成されている。その貫通孔6aの下方には下方に向けて先細りになるように開口した筒状部6bが設けられている。一方、板状体6の上端縁からはガイド6cが上方に延びている。前記肩部7の先端には表側の面に向かって上方に開いている傾斜突起7aが形成されている。その肩部7が配置される部位は前記貫通孔6aとほぼ同じ高さである。
また、図4bから分かるように、上方の係止部4と下方の係止部5は圧縮コイルバネ2aを収容し、しかもケーブルエンド13a、14aが上下にスライドするために、そもそもある程度の高さを要する。しかし、上方の係止部4と下方の係止部5とは表裏方向にズレて、前記スペースが重なっているので、それぞれの高さ方向のスペースを確保しつつ、キャリアプレート1の全高も低くすることができ、下方の作業スペースも確保している。
図1に戻って、前記ガラスホルダ15は平面状の本体15aからなる。その本体15aのほぼ中心には前記ガラスホルダの貫通孔6aと同心に配置される取付孔15bが形成されている。また、本体15aの上端縁からは二枚の平行な板状部材からなるガラス保持部15cが上方に延びており、それら板状部材の間に窓ガラス16の下端が挿入され挟持される。さらに、本体15aの下方の部位は下方に向けて先細りな突出部15dが設けられており、キャリアプレートの筒状部6bに差し込まれる。また、本体15aの背面には上下に延びる縦長の突起15eが設けられており、前述のガラスホルダのガイド6cによってガイドされる。本体15aの左方には腕部15fが延びており、傾斜突起7aに案内されてガラスホルダ15の肩部7の上に乗せられるようになっている。
なお、このようなキャリアプレート1およびガラスホルダ15は、亜鉛合金などの金属あるいは合成樹脂で一体成形されるのがよい。また、使用される材料はポリオキシメチレン(POM)またはポリエチレンテレフタレート(PET)が好ましく、特にポリブチレンテレフタレート(PBT)のような耐クリープ性の高い材料が好ましい。
図5bに示すように、下降用のインナーケーブル14の下方の係止部5が上昇用のインナーケーブル13の上方の係止部4に対して下側に位置し、かつ車内側に配置されているので、下方のスライドガイド12´を車内側にオフセットでき、そのためインパクトビーム18などの部材との干渉を避けることができる。すなわち、上下の係止部4、5をキャリアプレート1と略同一面に配置したときに比べ(二点鎖線参照)下降用のインナーケーブル14が、ほぼ真直ぐに下方のスライドガイド12´へ延びている。そして、図5aに示すように上方のプーリ12を車内側に配置しなくてもよいので、キャリアプレート1が上昇端にある際に、締め切り時にキャリアプレート1に加わるモーメント荷重を増大させないようにすることができる。
また、図5bに示すように、キャリアプレート1は下降端にあるときは下方の係止部5の側方の当接部5cが下方のスライドガイド12´の受け部12´aに当接し、下方への移動が規制される。また、上方の係止部4と下方の係止部5とを連結している部位(図4bの符号2b参照)の下端は下方で切り欠き状となっている(図4bの符号2c)。上方の係止部の下方が肉厚ではなく、上方の係止部の下側が空間を有し、切り欠かれた様になることによって、キャリアプレート1の下方に形成されたる空間19はインパクトビーム18が配置されるのに適したクリアランスを与えている。そのため、下方のスライドガイド12´の取付作業などが容易になる。また、そのような空間19はその他のドア内で行われる作業の助けにもなる。なお、前記切り欠き部2cの形状は上方に湾曲させた形状など、キャリアプレート1が下降端にある際に、キャリアプレート1の下方で車内側に種々の作業に必要な空間が形成可能な形状であればよい。
図1は本発明の保持構造を備えたキャリアプレートおよびガラスホルダの斜面図である。 図2は本発明が用いられる車両のドアを示す部分断面斜面図である。 図3は本発明のキャリアプレートを用いたウインドレギュレータの一実施形態を示す正面図である。 図4aはキャリアプレートの正面図、図4bはそのI−I線断面図である。 図5aはキャリアプレートが上昇端に上昇した様子を示す模式図、図5bはキャリアプレートが下降端に下降した様子を示す模式図である。 図6は従来の技術を示す斜面図である。
1 キャリアプレート
2 エンド係止部
2a 圧縮コイルバネ
2b 連結部
2c 切り欠き部
3 取付機構
4 上方の係止部
4a 上面
4b スリット
4c 蓋体
5 下方の係止部
5a 底部
5b 孔
5c 当接部
6 板状体
6a 貫通孔
6b 筒状部
7 肩部
7a 傾斜突起
10 ウインドレギュレータ
11 駆動装置
11a 駆動モータ
11b ドラム
11c ドラムハウジング
11d 摺動部
12 プーリ
12´ スライドガイド
12´a 受け具
13 上昇用インナーケーブル
13a 上ケーブルエンド
13b 鍔
14 下降用インナーケーブル
14a 下ケーブルエンド
14b 鍔
15 ガラスホルダ
15a 本体
15b 取付孔
15c ガラス保持部
15d 突出部
15e 縦長の突起
15f 腕部
16 窓ガラス
17 ガイドプレート
18 インパクトビーム
19 空間
20 ドア
21 アウターパネル
22 インナーパネル
22a 開口部
22b 方向転換部材の取付穴
22c 駆動装置の取付穴
23 内張り

Claims (5)

  1. 車両の側面に設けられる窓ガラスを車外側に凸状に湾曲した経路で上昇および下降用インナーケーブルにより上下動させるウインドレギュレータのキャリアプレートであって、
    上昇および下降用インナーケーブルの端部がそれぞれ係止される係止部が設けられており、
    下降用のインナーケーブルの係止部が上昇用のインナーケーブルの係止部に対して、下方で、かつ車内側に配置されているキャリアプレート。
  2. 前記上昇用のインナーケーブルの係止部が車外側に開口した箱状であり、
    前記下降用のインナーケーブルの係止部が上昇用のインナーケーブルの係止部の底板の裏側で、側面部分で連続した、上方が開口した有底筒状であり、
    前記上昇用のインナーケーブルの係止部の側方に窓ガラスの取付部が形成された板状体が設けられている請求項1記載のキャリアプレート。
  3. 前記上昇用のインナーケーブルの係止部と下降用のインナーケーブルの係止部とが表側から見たときに上下方向に直線状で、かつ少なくとも一部が高さ方向に重なって配置されている請求項2記載のキャリアプレート。
  4. 前記上昇用のインナーケーブルの係止部と、下降用のインナーケーブルの係止部とを連結している部位の下端付近が、下方で切り欠いた形状となっている請求項3記載のキャリアプレート。
  5. 上下にそれぞれ設けられる方向転換部材と、
    それらの方向転換部材の間に配索されるインナーケーブルと、
    そのインナーケーブルが途中で分離され、それらの端部が係止されると共にウインドガラスを支持する請求項1〜4いずれかに記載のキャリアプレートと、
    前記インナーケーブルを巻き取りあるいは送り出す駆動装置とからなるウインドレギュレータ。
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