JP2010218904A - 燃料電池システムの制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】それぞれの開閉バルブの閉故障を的確に判断することができる燃料電池システムの制御方法を提供する。
【解決手段】第1の開閉バルブと第2の開閉バルブへの開弁信号が出力され、カソードへの酸化剤ガスの供給が開始された後に、第1の開閉バルブと第2の開閉バルブとの間に設けた圧力センサにより測定された圧力の変化を監視する。圧力がカソードへの空気の供給開始前の圧力に対して圧力上昇を示さない場合には、第1の開閉バルブと第2の開閉バルブの双方が閉故障と判定し、圧力が大気圧を超えて上昇しない場合には、第1の開閉バルブの閉故障と判定し、圧力が急上昇した場合には、第2の開閉バルブの閉故障と判定する。
【選択図】図3

Description

本発明は、発電停止後に燃料電池のカソードを封鎖する開閉バルブの故障検知を行う燃料電池システムの制御方法に関する。
燃料電池システムでは、燃料電池の発電停止時にクロスリークによって、カソードやアノードにおいて酸化剤ガス(酸素)と燃料ガス(水素)とが反応してOHラジカル(ヒドロキシラジカル)が発生し、OHラジカルによってカソードに含まれるカーボンなどが酸化することがある。このような酸化を防止するために、燃料電池のカソードの出入口に開閉バルブを設けて、燃料電池の発電停止後に各開閉バルブを閉じてカソードを封鎖する技術が提案されている。
そこで、開閉バルブの異常の有無を判定することが必要であり、例えば、発電停止時に開閉バルブの弁体が開いたままで閉じなくなる故障(開故障)判定を行う技術が提案されている(特許文献1参照)。
特開2008−153079号公報(図1および図2)
しかしながら、特許文献1に記載の従来の技術では、開閉バルブの開故障を検知するものであり、閉故障(弁体が閉じたままで開かなくなる故障)を検知できるものではない。このため、開閉バルブが未開弁状態で酸化剤ガスが供給された場合に、システム内圧異常により、配管や燃料電池の破損が発生してしまうおそれがある。
また、特許文献1に記載の従来の技術では、上流側の開閉バルブと下流側の開閉バルブのどちらが故障しているかを判定することができず、その後の対策が煩雑になる問題がある。
本発明は、前記従来の課題を解決するものであり、それぞれの開閉バルブの閉故障を的確に判断することができる燃料電池システムの制御方法を提供することを目的とする。
請求項1に係る発明は、アノードに燃料ガスが供給され、カソードに酸化剤ガスが供給される燃料電池と、前記酸化剤ガスを前記燃料電池に供給し、前記燃料電池から排出する酸化剤ガス流路と、前記酸化剤ガス流路の供給側に設けられた第1の開閉バルブと、前記酸化剤ガス流路の排出側に設けられた第2の開閉バルブと、前記燃料電池の発電停止後に前記第1の開閉バルブと前記第2の開閉バルブとを閉状態として前記カソードを封鎖し、前記燃料電池の発電中には前記第1の開閉バルブと前記第2の開閉バルブとを開状態として前記カソードを開放するカソード封鎖可能手段と、前記第1の開閉バルブと前記第2の開閉バルブとの間の圧力を測定する圧力測定手段と、を備えた燃料電池システムにおいて、前記第1の開閉バルブと前記第2の開閉バルブへの開弁信号が出力され、前記カソードへの酸化剤ガスの供給が開始された際に前記圧力測定手段により測定された圧力の変化を監視し、前記圧力が前記カソードへの酸化剤ガスの供給開始前の圧力に対して圧力上昇を示さない場合には、前記第1の開閉バルブと前記第2の開閉バルブの双方が閉故障と判定し、前記圧力が大気圧を超えて上昇しない場合には、前記第1の開閉バルブの閉故障と判定し、前記圧力上昇が所定以上を示す場合には、前記第2の開閉バルブの閉故障と判定することを特徴とする。
これによれば、燃料電池の起動時に酸化剤ガスを供給して第1の開閉バルブと第2の開閉バルブとの間の圧力を監視することにより、第1の開閉バルブの閉故障であるか、第2の開閉バルブの閉故障であるか、または第1の開閉バルブおよび第2の開閉バルブの閉故障であるかを的確に判断することができる。
すなわち、第1の開閉バルブと第2の開閉バルブとの間の圧力が上昇しない場合には、第1の開閉バルブと第2の開閉バルブの双方が故障していると判断でき、また第1の開閉バルブと第2の開閉バルブとの間の圧力は上昇したが大気圧までしか上昇しない場合には、第1の開閉バルブが故障していると判断でき、また第1の開閉バルブと第2の開閉バルブとの間の圧力上昇が所定以上を示した場合には、第2の開閉バルブが故障していると判断できる。なお、所定以上の圧力上昇とは、例えば第1の開閉バルブと第2の開閉バルブがともに正常な場合の圧力上昇よりも急上昇(異常に上昇)した場合である。
このように、第1の開閉バルブと第2の開閉バルブの閉故障を検知できるので、燃料電池システムの内圧が異常に上昇する前に、燃料電池システムの運転を停止させることができる。また、第1の開閉バルブと第2の開閉バルブの一方の故障を検知できるので、故障したバルブ側の部品のみを交換でき、部品交換時の時間短縮やコスト低減を図ることができる。
なお、圧力上昇が所定以上とは、圧力の上昇速度が第1の開閉バルブと第2の開閉バルブがともに正常に作動している場合の圧力の上昇速度よりも速く変化する場合、あるいは到達する圧力の値が第1の開閉バルブと第2の開閉バルブがともに正常に作動している場合の圧力の値(目標圧力)よりも高い場合を意味している。
請求項2に係る発明は、前記第1の開閉バルブの上流にリリーフバルブを備えた燃料電池システムにおいて、前記第1の開閉バルブおよび前記第2の開閉バルブの少なくともひとつが故障と判定されたときには、前記リリーフバルブを開弁することを特徴とする。
これによれば、第1の開閉バルブおよび第2の開閉バルブの少なくともひとつが故障していると判定したときにリリーフバルブを開弁するので、カソード側の圧力を低下させて、カソード側の配管内部の圧力の異常上昇を防止できる。なお、リリーフバルブは、差圧によって開弁するものであってもよく、あるいはソレノイドを備えて、電気的な信号によって開弁するものであってもよい。
請求項3に係る発明は、前記アノードに供給される燃料ガスの圧力調整を、前記酸化剤ガスの供給圧を信号圧として行う圧力調整機構を備え、前記第1の開閉バルブおよび前記第2の開閉バルブの少なくともひとつが故障したと判定されたときには、前記酸化剤ガスの供給を停止することを特徴とする。
これによれば、アノードに供給される燃料ガスの圧力調整を、酸化剤ガスの供給圧を信号圧として行なう圧力調整機構を備えた燃料電池システムにおいて、故障判定時に酸化剤ガスの供給停止に連動して、アノードに供給される燃料ガスの圧力が低下するので、燃料電池のアノードとカソードとの極間差圧の拡大による燃料電池の膜破損といった不具合を防止できる。
本発明によれば、それぞれの開閉バルブの閉故障を的確に判断することができる燃料電池システムの制御方法を提供できる。
本実施形態の制御方法が適用される燃料電池システムを示す全体構成図である。 開閉バルブの構造を示す断面図である。 本実施形態の起動時の制御方法を示すフローチャートである。 起動時の圧力センサによる圧力変化を示すタイムチャートである。 第1の開閉バルブの上流側、第1の開閉バルブと第2の開閉バルブとの間、第2の開閉バルブの下流側の各領域における圧力変化を示す図である。 本実施形態の制御方法が適用される燃料電池システムの変形例を示す全体構成図である。 本実施形態の制御方法が適用される燃料電池システムの他の変形例を示す全体構成図である。
以下、本発明に係る実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下では、本実施形態の燃料電池システムの制御方法を自動車に適用した場合を例に挙げて説明するが、これに限定されるものではなく、船舶、航空機など、または業務用や家庭用で定置式のものなど発電停止時にカソードを封鎖する燃料電池システムを搭載するあらゆるものに適用できる。
本実施形態の制御方法が適用される燃料電池システム1Aは、燃料電池10、アノード系20、カソード系30、制御系40などで構成されている。
燃料電池10は、例えば固体高分子型燃料電池(Polymer Electrolyte Fuel Cell:PEFC)からなり、MEA(Membrane Electrode Assembly、膜電極接合体)を図示しない導電性のセパレータ(図示せず)で挟持してなる単セルが複数積層されて構成されている。
MEAは、電解質膜(固体高分子膜)、これを挟持するアノードおよびカソード等を備える。アノードおよびカソードは、例えば触媒がカーボンなどの触媒担体に担持された電極触媒層からなる。アノードに対向するセパレータには、水素(燃料ガス)が通流するアノード流路11が形成され、カソードに対向するセパレータには、空気(酸化剤ガス)が通流するカソード流路12が形成されている。
このような燃料電池10では、アノードに水素が供給され、カソードに酸素を含む空気が供給されると、アノードおよびカソードに含まれる触媒上で電極反応が起こり、燃料電池10が発電可能な状態となる。
また、燃料電池10は、図示しない外部負荷と電気的に接続され、外部負荷によって電流が取り出されると、燃料電池10が発電するようになっている。なお、外部負荷とは、走行用のモータ、バッテリやキャパシタなどの蓄電装置、後記するエアポンプ31などである。
アノード系20は、水素タンク21、遮断弁22、減圧弁23、パージ弁24、配管a1〜a6などで構成されている。
水素タンク21は、高純度の水素を高圧で圧縮したものであり、配管a1を介して下流側の遮断弁22と接続されている。遮断弁22は、例えば電磁弁作動式のものであり、配管a2を介して下流側の減圧弁23と接続されている。減圧弁23は、上流側(一次側)の水素の圧力を所定圧に減圧するものであり、配管a3を介して下流側の燃料電池10のアノード流路11の入口と接続されている。
パージ弁24は、例えば電磁作動式のものであり、配管a4を介して上流側の燃料電池10のアノード流路11の出口と接続されている。また、入口側の配管a3と出口側の配管a4には、燃料電池10のアノード流路11の出口から排出された未反応の水素をアノード流路11の入口側に戻す配管a5がそれぞれ接続されている。
なお、配管a5から配管a3への合流部には、図示しないエゼクタが設けられ、水素タンク21から供給される水素の流れにより生じる負圧によって、配管a5から戻るガス(水素)を吸引するように構成されている。また、パージ弁24は、配管a6を介して下流側の希釈器36と接続されている。
カソード系30は、エアポンプ31、リリーフバルブ32、第1の開閉バルブ33、第2の開閉バルブ34、背圧弁35、希釈器36、配管c1〜c6(酸化剤ガス流路)などで構成されている。
エアポンプ31は、例えば、図示しないモータで駆動される機械式の過給器であり、取り込んだ外気(空気)を圧縮して燃料電池10に供給する。
リリーフバルブ32は、エアポンプ31と第1の開閉バルブ33との間である配管c1に配管c2を介して接続され、後記するECU(Electronic Control Unit、電子制御装置)41によって開弁制御される。このリリーフバルブ32は、例えば、弁体を駆動するソレノイドを有し、ECU41からの電気信号によって開弁するものである。
なお、リリーフバルブ32は、電気的な信号(開弁信号)よって開弁するものに限定されず、例えば、バルブボディ内部に調節ばねを備え、調整ばねのばね力によってバルブシートに押圧される弁体を有するものであってもよい(図示せず)。このようなリリーフバルブ32では、バルブボディの入口ポートから導入された圧力流体(配管c1,c2を通流する空気)が弁体をバルブシートから離間する方向に押圧して、圧力流体の圧力が調節ばねのばね力に打ち勝つことにより弁体がバルブシートから離間し、圧力流体が図示しないリリーフポートから外部に放出(リリーフ)される。
第1の開閉バルブ33は、酸化剤ガス流路(c1,c3〜c7)の供給側に設けられ、配管c1を介して上流側のエアポンプ31と接続されるとともに、配管c3を介して下流側の燃料電池10のカソード流路12の入口と接続されている。なお、第1の開閉バルブ33と後記する第2の開閉バルブ34の具体的構造については後記する。
第2の開閉バルブ34は、酸化剤ガス流路(c1,c3〜c7)の排出側に設けられ、配管c4を介して上流側の燃料電池10のカソード流路12の出口と接続されるとともに、配管c5を介して下流側の背圧弁35と接続されている。
背圧弁35は、例えばバタフライ弁から構成されたノーマルオープン型(常開型)の弁で構成され、燃料電池10のカソードに供給される空気の圧力を適宜調節する機能を有する。また、背圧弁35は、配管c6を介して下流側の希釈器36と接続されている。
希釈器36は、アノード流路11から排出されたアノードオフガスとカソード流路12から排出されたカソードオフガスとを混合し、アノードオフガスに含まれる水素を、カソードオフガス(空気等)で希釈する容器を有する。希釈後のガスは、配管c7を介して、車外に排出されるようになっている。
なお、図示していないが、カソード系30には、加湿器が設けられ、エアポンプ31からの空気が加湿された後に燃料電池10のカソードに供給されるようになっている。
制御系40は、ECU41、圧力センサ42、イグニッションスイッチ(以下、IGと略記する)43などで構成されている。
ECU41は、CPU(Central Processing Unit)、プログラムを記憶したROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などで構成され、遮断弁22、パージ弁24、第1の開閉バルブ33および第2の開閉バルブ34を開閉し、リリーフバルブ32を開き、背圧弁35の開度を調節し、エアポンプ31のモータ(図示せず)の回転速度を調節する。
圧力センサ42は、第1の開閉バルブ33と第2の開閉バルブ34との間の圧力を検出するものであり、第1の開閉バルブ33と燃料電池10のカソード流路12の入口との間を接続する配管c3に設けられている。なお、圧力センサ42の位置は、第2の開閉バルブ34とカソード流路12の出口との間の配管c4に設けられていてもよい。
IG43は、燃料電池システム1Aを起動させるスイッチであり、IG43のオン/オフ信号がECU41によって検知されるようになっている。
図2に示すように、第1の開閉バルブ33は、ノーマルクローズ型の弁で構成され、弁装置50(第1弁)と、通電により弁装置50を開閉操作する駆動装置60(第1の開閉手段)と、を備えている。なお、第2の開閉バルブ34も同様に、ノーマルクローズ型の弁で構成され、弁装置50(第2弁)と、通電により弁装置50を開閉操作する駆動装置60(第2の開閉手段)と、を備えている。ここで、第1の開閉バルブ33と第2の開閉バルブ34との構造は同一の構造であるので、以下、第1の開閉バルブ33について説明し、第2の開閉バルブ34の説明は省略する。
弁装置50は、入口ポート51a及び出口ポート51bが形成されたボディ51(弁箱)と、出口ポート51b周りの弁座51cに対して着座/離座する弁体52と、圧縮コイルばね53と、を備えている。
入口ポート51aには、エアポンプ31からの空気が通流する配管c1が接続されており、出口ポート51bには、配管c3が接続されている。一方、第2の開閉バルブ34の入口ポート51aには配管c4が接続されており、出口ポート51bには配管c5が接続されている。
なお、配管c1,c3,c4,c5の接続構成はこれに限定されず、例えば、前記とは逆に出口ポート51b(この場合入口ポートとなる)に配管c1(c4)が接続され、入口ポート51a(この場合出口ポートとなる)に配管c3(c5)が接続された構成でもよい。あるいは、第1の開閉バルブ33の入口ポート51aに配管c1を接続するとともに出口ポート51bに配管c3を接続し、第2の開閉バルブ34の出口ポート51b(この場合入口ポートとなる)に配管c4を接続するとともに入口ポート51a(この場合出口ポートとなる)に配管c5を接続してもよい。
弁体52は、出口ポート51b周りの弁座51cに対して着座/離座する本体52aと、本体52aと一体に形成され、本体52aの中心から上方に延び、上部がボディ51の天壁部を貫通し、駆動装置60内に延びるロッド52bと、を備えている。なお、ロッド52bの上端には、駆動装置60の固定コア(図示しない)に吸引される可動コア(図示しない)が一体に固定されている。
弁体52の本体52aは円板状を呈し、本体52aが弁座51cから離座すると、弁装置50が開状態となり、入口ポート51aと出口ポート51bとが連通するようになっている。一方、本体52aが弁座51cに着座すると、弁装置50が閉状態となり、入口ポート51aと出口ポート51bとが遮断されるようになっている(図2に示す状態)。
本体52aには、出口ポート51bの開口周縁部に対向する位置に、ゴムなどの弾性材料で形成された環状のシール部材52cが設けられている。そして、本体52aが着座した場合(弁装置50が閉じた場合)、シール部材52cが弾性変形することで、閉状態におけるシール性が高められている。なお、前記とは逆に、シール部材52cが弁座51cに設けられた構成でもよい。
圧縮コイルばね53は、ボディ51の天壁部と、弁体52の本体52aとの間に配設されており、本体52a(弁体52)を閉方向に付勢している。そして、駆動装置60への通電が停止されている場合、圧縮コイルばね53に付勢される本体52aが弁座51cに着座し、これにより、弁装置50がノーマルクローズ型に構成されている。
駆動装置60は、弁装置50を閉状態から開状態に駆動する駆動力を発生させるものであり、ソレノイド61と、ソレノイド61に通電された場合に励磁する固定コア(図示しない)と、を備えている。
そして、ECU41から開弁指令が入力されると、ソレノイド61に通電し、これにより励磁する固定コア(図示しない)に、ロッド52bに固定された可動コア(図示しない)が吸引されることで、弁体52が離座し、弁装置50が開状態となる。なお、駆動装置60は、ボディ51に固定されると共に、蓄電装置(図示しない)を電源としている。
なお、本実施形態では、駆動装置60として、ソレノイドを用いたタイプを例に挙げて説明したが、これに限定されるものではなく、ステッピングモータなどの電気駆動手段からなる回転駆動源と、回転駆動源の回転駆動軸に連結されたピニオンと、ロッド(符号52bに相当するもの)の外周面に設けられ前記ピニオンと噛合するラックとを備えて構成された駆動装置であってもよい。
また、本実施形態では、第1の開閉バルブ33と第2の開閉バルブ34として、ノーマルクローズ型のものを例に挙げて説明したが、これに限定されるものではなく、ノーマルオープン型の弁を適用してもよい。
次に、本実施形態の燃料電池システム1Aの制御方法について図3および図4を参照して説明する。まず、運転者によってIG43がオフ(IG−OFF)にされると、このオフ信号を検知したECU41は、遮断弁22を閉じて水素タンク21から燃料電池10のアノードへの水素の供給を停止し、エアポンプ31を停止して燃料電池10のカソードへの空気の供給を停止する。また、ECU41は、閉弁信号を出力することで第1の開閉バルブ33および第2の開閉バルブ34を閉じ、燃料電池10のカソード流路12を遮断して、燃料電池10のカソードを封鎖する。
具体的には、ECU41から第1の開閉バルブ33のソレノイド61への通電を停止することにより、圧縮コイルばね53の付勢力によってロッド52bが押し下げられ、弁体52の本体52aが弁座51cに着座し、第1の開閉バルブ33が閉状態となる。なお、第2の開閉バルブ34についても同様にして閉状態となる。
このようにして、燃料電池10の発電停止後において、第1の開閉バルブ33と第2の開閉バルブ34とが閉状態となり、カソード流路12(カソード)が封鎖されるので、車外の空気がエアポンプ31、配管c1、第1の開閉バルブ33を通って、カソード(カソード流路12)に流入することはない。また、背圧弁35がノーマルオープン型の弁で構成されているので、車外の空気が配管c7、希釈器36、配管c6、配管c5、第2の開閉バルブ34を通って、カソード(カソード流路12)に流入することもない。
これにより、アノードとカソードとの間でのクロスリークによって、アノードやカソードにおいてOHラジカルなどの発生が抑制され、アノードおよびカソードの劣化が抑制される。その結果、燃料電池10の劣化が抑制され、その耐久性が高められる。
ちなみに、本実施形態の燃料電池システム1Aでは、燃料電池10の発電停止時に第1の開閉バルブ33と第2の開閉バルブ34とが閉じている場合、例えば、いわゆるクロスリークによって、アノード側の水素が電解質膜を介してカソードに透過して、空気中の酸素と水素とが反応して消費され、またカソード側の空気が電解質膜を介してアノードに透過して、空気中の酸素と水素とが反応して消費され、カソード側に封鎖された空気が消費される。したがって、燃料電池10の起動(IG−ON)前においては、圧力P2が大気圧以下となっている。
その後、運転者によってIG43がオン(IG−ON)にされると、このオン信号を検知したECU41は、ステップS10において、第1の開閉バルブ33および第2の開閉バルブ34を開状態にする開弁信号を出力する。具体的に、ECU41は、駆動装置60のソレノイド61に通電し、弁装置50の弁体52を吸引して引き上げる制御を実行する。
そして、ステップS20に進み、ECU41は、エアポンプ31を駆動して空気(エア)の供給を開始するとともに、圧力センサ42によって第1の開閉バルブ33と第2の開閉バルブ34との間の圧力P2の監視を開始する。なお、ECU41は、同時に遮断弁22を開き、水素タンク21から放出された水素を減圧弁23で減圧した後に燃料電池10のアノードに供給する。
そして、ステップS30に進み、ECU41は、圧力P2が上昇しないか否かを判断する。ECU41は、圧力P2が上昇しない、つまり圧力P2が負圧のままであると判断した場合には(Yes)、ステップS40に進み、第1の開閉バルブ33と第2の開閉バルブ34がともに閉故障(開指令を出力したにもかかわらず閉じたままの状態である故障)であると判断する。
つまり、第1の開閉バルブ33および第2の開閉バルブ34がともに閉故障している場合には、エアポンプ31から供給される空気が第1の開閉バルブ33を介して流入せず、配管c7、希釈器36、配管c6,c5からの空気が第2の開閉バルブ34を介して流入しないため圧力P2は変化しない。よって、第1の開閉バルブ33と第2の開閉バルブ34がともに閉故障している場合には、圧力P2が変化することはない。
したがって、ステップS30において、ECU41は、圧力P2の変化がないと判断した場合には(Yes)、ステップS40に進み、第1の開閉バルブ33と第2の開閉バルブ34がともに故障していると判断する。
そして、ステップS90に進み、ECU41は、リリーフバルブ32を開く制御を行う。リリーフバルブ32を開くことにより、エアポンプ31から供給された空気が配管c2を介して車外に開放されるので、配管c1内の圧力が過度に高まるのを防止でき、配管c1の破損を防止することが可能になる。
また、ステップS30において、ECU41は、圧力P2が上昇したと判断した場合には(No)、ステップS50に進み、圧力P2の上昇が大気圧までか否かを判断する。ステップS50において、ECU41は、圧力P2の上昇が大気圧まで、つまり負圧から大気圧まで上昇したと判断した場合には(Yes)、ステップS60に進み、第1の開閉バルブ33が閉故障している(第2の開閉バルブ34のみが正常である)と判断する。なお、大気圧であるかどうかは、圧力センサ42の値がほぼ0(ゲージ圧)であるか否かにより判定できる。
つまり、第1の開閉バルブ33が閉故障している場合には、エアポンプ31から供給される空気が第1の開閉バルブ33を介して流入しないため圧力P2は上昇しないが、第2の開閉バルブ34が正常に作動しているので、第2の開閉バルブ34が開弁することで、圧力P2は第2の開閉バルブ34の下流側の圧力と同等の圧力に上昇する。すなわち、第2の開閉バルブ34の下流側の圧力は、背圧弁35が開弁した状態で配管c5,c6、希釈器36、配管c7を介して車外(大気)と連通しているので、圧力P2は大気圧まで上昇する。
ステップS60において、ECU41は、第1の開閉バルブ33が閉故障していると判断した場合には(Yes)、ステップS90に進み、ECU41は、リリーフバルブ32を開く制御を行う。
また、ステップS50において、ECU41は、圧力P2の上昇が大気圧を超えて上昇していると判断した場合には(No)、ステップS70に進み、圧力P2の上昇が所定以上であるか否かを判断する。圧力P2の上昇が所定以上とは、第1の開閉バルブ33と第2の開閉バルブ34がともに正常に作動しているときの圧力P2の上昇速度よりも速い上昇速度で圧力が変化する場合、あるいは前記した上昇速度は同じで第1の開閉バルブ33と第2の開閉バルブ34がともに正常に作動しているときの圧力P2(目標エア圧力)よりも高い圧力に達する場合である。
ステップS70において、ECU41は、圧力P2が急上昇したと判断した場合には(Yes)、ステップS80に進み、第2の開閉バルブ34が閉故障している(第1の開閉バルブ33のみが正常である)と判断する。
つまり、第2の開閉バルブ34が閉故障している場合には、エアポンプ31から供給される空気が第1の開閉バルブ33を介して燃料電池10のカソードに流れ込むが、燃料電池10のカソードから排出された空気は、第2の開閉バルブ34によってその流れが遮断されるので、圧力P2が例えば急上昇することになる。
ステップS80において、ECU41は、第2の開閉バルブ34が閉故障していると判断した場合には(Yes)、ステップS90に進み、リリーフバルブ32を開く制御を行う。
また、ステップS70において、ECU41は、圧力P2が急上昇しないと判断した場合には(No)、第1の開閉バルブ33と第2の開閉バルブ34がともに正常であると判断して、処理を終了する。
図4(a)に示すように、IG−ONしたときに目標エア流量となるようにエアポンプ31からエア(空気)を供給した場合、第1の開閉バルブ33と第2の開閉バルブ34がともに正常であれば、図4(b)において実線で示すような圧力(P2)の挙動になる。これに対して、第1の開閉バルブ33と第2の開閉バルブ34がともに閉故障していれば、燃料電池10の上流側からも下流側からも圧力が作用しないので、図4(b)において破線で示すように圧力P2が負圧のまま変化することはない。また、第1の開閉バルブ33のみが閉故障していれば、第2の開閉バルブ34の下流側の圧力(大気圧)が作用するので、図4(b)において一点鎖線で示すように、圧力P2の上昇が負圧から大気圧までとなる。また、第2の開閉バルブ34のみが閉故障していれば、第1の開閉バルブの上流側の圧力(エアポンプ31からの圧力)のみが作用するので、図4(b)において二点鎖線で示すように、圧力P2の上昇速度が正常時の圧力P2の上昇速度(実線)よりも速くなる。
このように、圧力P2の挙動を監視することによって、第1の開閉バルブ33のみが故障しているか、第2の開閉バルブ34のみが故障しているか、あるいは第1の開閉バルブ33と第2の開閉バルブ34の双方が故障しているかを的確に判断することができる。
ちなみに、図5は、第1の開閉バルブ33の上流側の圧力をP1とし、第1の開閉バルブ33と第2の開閉バルブ34との間の圧力をP2とし、第2の開閉バルブ34の下流側の圧力をP3としたときの、第1の開閉バルブ33と第2の開閉バルブ34の故障パターンにおける圧力P1,P2,P3の各挙動をまとめたものである。なお、起動前の圧力P1は、エアポンプ31を介して車外と連通しているので大気圧であり、また圧力P3は、配管c5〜c7等を介して車外と連通しているので大気圧である。
すなわち、第1の開閉バルブ33のみが閉故障している場合には、第1の開閉バルブ33によって空気の流れが遮断されるので圧力P1は大気圧から急上昇し、圧力P2は負圧から大気圧に変化し、圧力P3は大気圧のまま上昇しない。また、第2の開閉バルブ34のみが閉故障している場合には、圧力P1は大気圧から急上昇し、圧力P2は負圧から急上昇し、圧力P3は大気圧のまま上昇しない。また第1の開閉バルブ33と第2の開閉バルブ34がともに閉故障している場合には、圧力P1は大気圧から急上昇し、圧力P2はまったく上昇せず、圧力P3は大気圧のまま上昇しない。
なお、第1の開閉バルブ33のみが閉故障している場合と第2の開閉バルブ34が閉故障している場合の圧力変化前(起動前)の圧力P2の状態が負圧であるのは、例えば、発電停止時に第1の開閉バルブ33と第2の開閉バルブ34とが遮断されてカソードが封鎖される燃料電池システム1Aでは、カソード側に封鎖された空気が水素との反応によって消費され、大気圧以下となっていることによる。
このように、圧力P1〜P3における挙動では、圧力P1では、いずれの故障パターンの場合においても互いに同じ圧力挙動となり、また圧力P3では、いずれの故障パターンにおいても互いに同じ圧力挙動となることが見出された。しかし、圧力P2のみ、それぞれの故障パターンに応じてそれぞれ異なる圧力挙動を示すことが見出された。
以上説明したように、本実施形態の燃料電池システム1Aの制御方法によれば、圧力センサ42により第1の開閉バルブ33と第2の開閉バルブ34との間の圧力(P2)を監視することにより、第1の開閉バルブのみが閉故障しているのか、第2の開閉バルブ34のみが閉故障しているのか、あるいは第1の開閉バルブ33と第2の開閉バルブ34の双方が閉故障しているのかを的確に判断することが可能になる。
以上説明したように、本実施形態の燃料電池システム1Aの制御方法によれば、第1の開閉バルブ33と第2の開閉バルブ34のいずれかひとつの閉故障を判断できるので、故障後の処理を簡素化できる。つまり、従来のようにどちらの開閉バルブが故障しているか判断できない場合には、両方の開閉バルブとも交換する必要があり、それに伴って部品交換時間が長くなり、かつ、コスト高となる。しかし、本実施形態では、どちらの開閉バルブ(33,34)が故障しているかを的確に判断できるので、故障している開閉バルブのみを交換すればよいので、部品交換時の時間短縮やコスト低減を図ることができる。
また、本実施形態によれば、第1の開閉バルブ33、第2の開閉バルブ34の少なくとも一方が故障していると判断した場合には、リリーフバルブ32を開いて圧力を開放するので、配管c1,c3,c4内の圧力異常上昇による配管の破損や、燃料電池10の破損を防止することができる。
すなわち、第1の開閉バルブ33のみが閉故障している場合には、第1の開閉バルブ33の上流側の配管c1の破損を防止できる。また、第2の開閉バルブのみが閉故障している場合には、第2の開閉バルブ34の上流側の配管c1,c3,c4の破損および燃料電池10の破損を防止できる。また、第1の開閉バルブ33と第2の開閉バルブ34の双方が閉故障した場合には、第1の開閉バルブ33の上流側の配管c1の破損を防止できる。
図6は、本実施形態の制御方法が適用される燃料電池システムの変形例を示す全体構成図である。この燃料電池システム1Bは、リリーフバルブ32の開放側を、配管c8を介して希釈器36に接続した点において燃料電池システム1Aと異なっている。
この燃料電池システム1Bでは、図2に示すフローチャートに基づいて、第1の開閉バルブ33と第2の開閉バルブ34の少なくともひとつが閉故障していると判断された場合には、ECU41によってリリーフバルブ32を開くことにより、第1の開閉バルブ33の上流側または第2の開閉バルブ34の上流側の空気の圧力が配管c8を介して希釈器36、配管c7から大気中に開放される。
すなわち、第1の開閉バルブ33のみが閉故障している場合には、リリーフバルブ32を開くことで、配管c1内の圧力が配管c8を介して開放され、配管c1の破損を防止できる。また、第2の開閉バルブ34のみが閉故障している場合には、リリーフバルブ32を開くことで、配管c1,c3,c4およびカソード流路12内の圧力が配管c8を介して開放され、配管c1,c3,c4の破損および燃料電池10の破損を防止できる。また、第1の開閉バルブ33と第2の開閉バルブ34の双方が閉故障している場合には、配管c1内の圧力が配管c8を介して開放され、配管c1の破損を防止できる。
図7は、本実施形態の制御方法が適用される燃料電池システムの他の変形例を示す全体構成図である。この燃料電池システム1Cは、アノードに供給される水素の圧力調整を、空気の供給圧を信号圧として行う圧力調整機構を減圧弁23に適用した構成である。この信号圧配管c10とオリフィス37とで圧力調整機構が構成されている。
信号圧配管c10は、上流側の端部が配管c1に接続され、エアポンプ31の下流の供給圧を信号圧(パイロット圧)として行い、下流側の端部が減圧弁23に形成された信号圧導入ポート(図示せず)に接続されている。空気の供給圧を信号圧として水素の圧力調整を行う減圧弁としては公知のものを適用できる。
オリフィス37は、信号圧配管c10に設けられ、減圧弁23に入力される圧力変動を大きくさせないようになっている。
したがって、ECU41によって、エアポンプ31が駆動されてカソードに空気が供給され、遮断弁22が開弁されてアノードに水素が供給される際に、エアポンプ31から供給さる空気の圧力に応じて減圧弁23から供給される水素の圧力が変動する。例えば、車両の加速時において、エアポンプ31からの供給圧力が増加した際には、減圧弁23からアノードに供給される水素の圧力も増加するようになっている。また、エアポンプ31が停止した際には、減圧弁23が閉じて、水素タンク21からアノードに新たに水素が供給されないようになっている。
よって、このような燃料電池システム1Cでは、図2に示すフローチャートに基づいて、第1の開閉バルブ33と第2の開閉バルブ34の少なくともひとつが閉故障していると判断された場合には、エアポンプ31を停止して空気の供給を停止するので、アノードに供給される水素の圧力も低下して、燃料電池10のアノードとカソードとの極間差圧の拡大による燃料電池10の膜破損といった不具合を防止できる。
なお、本発明は前記した実施形態に限定されるものではなく、例えば燃料電池システム1A,1Bにおいて、リリーフバルブ32を設けずに、第1の開閉バルブ33と第2の開閉バルブ34の少なくともひとつが閉故障していると判断した場合には、ECU41によってエアポンプ31を停止するようにしてもよい。
1A〜1C 燃料電池システム
10 燃料電池
32 リリーフバルブ
33 第1の開閉バルブ
34 第2の開閉バルブ
37 オリフィス(圧力調整機構)
41 ECU(カソード封鎖可能手段)
42 圧力センサ(圧力測定手段)
43 イグニッションスイッチ
c1〜c7 配管(酸化剤ガス流路)
c8 信号圧配管(圧力調整機構)

Claims (3)

  1. アノードに燃料ガスが供給され、カソードに酸化剤ガスが供給される燃料電池と、
    前記酸化剤ガスを前記燃料電池に供給し、前記燃料電池から排出する酸化剤ガス流路と、
    前記酸化剤ガス流路の供給側に設けられた第1の開閉バルブと、
    前記酸化剤ガス流路の排出側に設けられた第2の開閉バルブと、
    前記燃料電池の発電停止後に前記第1の開閉バルブと前記第2の開閉バルブとを閉状態として前記カソードを封鎖し、前記燃料電池の発電中には前記第1の開閉バルブと前記第2の開閉バルブとを開状態として前記カソードを開放するカソード封鎖可能手段と、
    前記第1の開閉バルブと前記第2の開閉バルブとの間の圧力を測定する圧力測定手段と、を備えた燃料電池システムにおいて、
    前記第1の開閉バルブと前記第2の開閉バルブへの開弁信号が出力され、前記カソードへの酸化剤ガスの供給が開始された際に前記圧力測定手段により測定された圧力の変化を監視し、
    前記圧力が前記カソードへの酸化剤ガスの供給開始前の圧力に対して圧力上昇を示さない場合には、前記第1の開閉バルブと前記第2の開閉バルブの双方が閉故障と判定し、
    前記圧力が大気圧を超えて上昇しない場合には、前記第1の開閉バルブの閉故障と判定し、
    前記圧力上昇が所定以上を示す場合には、前記第2の開閉バルブの閉故障と判定することを特徴とする燃料電池システムの制御方法。
  2. 前記第1の開閉バルブの上流にリリーフバルブを備えた燃料電池システムにおいて、
    前記第1の開閉バルブおよび前記第2の開閉バルブの少なくともひとつが故障と判定されたときには、前記リリーフバルブを開弁することを特徴とする請求項1に記載の燃料電池システムの制御方法。
  3. 前記アノードに供給される燃料ガスの圧力調整を、前記酸化剤ガスの供給圧を信号圧として行う圧力調整機構を備えた燃料電池システムにおいて、
    前記第1の開閉バルブおよび前記第2の開閉バルブの少なくともひとつが故障と判定されたときには、前記酸化剤ガスの供給を停止することを特徴とする請求項1に記載の燃料電池システムの制御方法。
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