JP2010218695A - バー型イオナイザ取り付け具およびバー型イオナイザの取り付け方法 - Google Patents

バー型イオナイザ取り付け具およびバー型イオナイザの取り付け方法 Download PDF

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Abstract

【課題】取り付けが非常に容易であり、かつ、取り付け時における破損のおそれを低減したバー型イオナイザ取り付け具を提供する。
【解決手段】バー型イオナイザ取り付け具61は、所定の場所に固定するための固定部62と、固定部62に接続されており、バー型イオナイザの長手方向に交わる方向に延在して、バー型イオナイザを介して固定部62と対向する位置においてバー型イオナイザを支持する支持部63とを備える。
【選択図】図12

Description

この発明は、バー型イオナイザ取り付け具およびバー型イオナイザの取り付け方法に関するものであり、特に、装置や部屋の天井に長尺のバー型イオナイザを取り付ける際に用いられるバー型イオナイザ取り付け具およびバー型イオナイザの取り付け方法に関するものである。
従来において、FPD(Flat Panel Display)ガラス基板やフィルムにおける静電気破壊や静電気による塵付着、基板同士の貼りつきを防止するため、製造工程において発生した静電気を除去するに際し、静電気除去装置、いわゆる、イオナイザが用いられていた。イオナイザの種類としては、発生させたイオンを含む空気をファンにより除電対象物に吹き付けるファン型イオナイザや、いわゆる棒状であって、長手方向の複数の箇所からイオンを発生させ、イオンを含む空気を除電対象物に吹き付けるバー型イオナイザ等がある。
ここで、バー型イオナイザの構成について簡単に説明する。バー型イオナイザは、イオン発生用の高電圧の発生および制御を行なう高電圧制御部と、高電圧制御部により発生させた高電圧によりイオンを発生させ、除電対象物に吹き付けるイオン発生部と、高電圧制御部およびイオン発生部を収容するフレームとを備える。高電圧制御部およびイオン発生部は、鉛直方向、すなわち、高さ方向に二段となるようにフレーム内に組み込まれる。イオン発生部は、長手方向に所定の間隔を開けて設けられる複数の放電針を含む。この複数の放電針に対して高電圧制御部により発生させた高電圧をかけ、放電針の先端部近辺でコロナ放電させて空気をイオン化させ、除電対象物にイオンを含んだ空気を吹き付けて静電気を除去する。このような構成のバー型イオナイザは、例えば、FPDを製造するクリーンルーム内において、製造装置の出口の天井付近等に水平方向、すなわち、長手方向が天井に対して平行となるように(鉛直方向下向きまたは水平方向にイオンを吹き付けるように)取り付けられ、製造されたFPDガラス基板等の最終的な静電気の除去等を行なう。
近年においては、長手方向に長さの異なる複数の種類のバー型イオナイザがあるが、除電対象物となるFPDガラス基板等は大型化されており、これに伴って、除電領域の長いバー型イオナイザの要求がある。
なお、このような構成のバー型イオナイザに関する技術については、特開2006−59726号公報(特許文献1)に開示されている。
特開2006−59726号公報
ここで、バー型イオナイザの設置について考えると、バー型イオナイザは、上記したように製造装置の天井等に取り付けられるが、従来においては、図19および図20に示すような取り付け具が用いられていた。図19に示すL字状取り付け具101は、略L字形状の取り付け金具であって、バー型イオナイザ103の長手方向両端部に取り付けられる。また、図20に示す中間取り付け具102は、長手方向にスライドするようにしてバー型イオナイザ103に取り付けられる。中間取り付け具102は、バー型イオナイザ103が長手方向に長くなるに従い、中央部が自重で撓んでしまうことを防止するため、バー型イオナイザ103の中央部上側に係合するように取り付けられるものである。L字状取り付け具101および中間取り付け具102はそれぞれ、予めバー型イオナイザ103に取り付けられた後、製造装置の天井等にビス止めされる。なお、従来において、L字状取り付け具101および中間取り付け具102を用いて天井104に取り付けたバー型イオナイザ103の状態を、図21に示す。
ここで、バー型イオナイザ103を天井104に取り付ける場合において、L字状取り付け具101や中間取り付け具102を天井104にビス等で取り付ける際に、バー型イオナイザ103が一時的に撓んだり、局部的に負荷がかかってしまうおそれがある。具体的には、予めL字状取り付け具101や中間取り付け具102をバー型イオナイザ103に取り付けた後、バー型イオナイザ103を天井104に固定する際に、固定されていない側のバー型イオナイザ103の端部が自重により垂れた状態となる。これは、中央取り付け具102を先に固定した場合も同様である。そうすると、内部に形成された高電圧配線やエアー流路が撓みの影響で、バー型イオナイザ103が破損してしまうおそれがある。
一方、このような状態を回避するためには、バー型イオナイザの天井への取り付け時において、複数人の作業者が、下側から端部および中央部を支えなければならず、作業性が非常に悪くなる。特許文献1によると、フレームの剛性を確保することができるが、取り付け時の作業性の悪化を改善する余地はない。
この発明の目的は、取り付けが非常に容易であり、かつ、取り付け時における破損のおそれを低減したバー型イオナイザ取り付け具を提供することである。
この発明に係るバー型イオナイザ取り付け具は、長手方向に所定の間隔を開けて設けられる複数の放電針を有し、放電針によるイオン発生用の高電圧を発生すると共に発生させた高電圧の制御を行なう高電圧制御部と、高電圧制御部により発生および制御された高電圧を放電針にかけてイオンを発生させるイオン発生部と、高電圧制御部およびイオン発生部を収容するフレームとを含むバー型イオナイザを所定の場所に取り付けるバー型イオナイザ取り付け具である。バー型イオナイザ取り付け具は、所定の場所に固定するための固定部と、固定部に接続されており、バー型イオナイザの長手方向に交わる方向に延在して、バー型イオナイザを介して固定部と対向する位置においてバー型イオナイザを支持する支持部とを備える。
このような構成のバー型イオナイザ取り付け具によると、予め固定部を所定の場所に固定した後、固定部および支持部により取り付けることができる。そうすると、バー型イオナイザを所定の場所に取り付ける際に、支持部上にバー型イオナイザを支持させながら取り付けることができる。したがって、バー型イオナイザを水平方向に取り付ける際に、バー型イオナイザが取り付け時において自重により垂れることはなく、また、複数人の作業者による下方向からの支持も必要がない。このようなバー型イオナイザ取り付け具によると、取り付け時におけるバー型イオナイザの破損のおそれを低減すると共に、バー型イオナイザの取り付けが容易となる。
好ましくは、バー型イオナイザの所定の箇所に係合する係合部を備える。
さらに好ましくは、係合部は、バー型イオナイザに設けられた凹部または凸部に係合する凸部または凹部を含む。
さらに好ましくは、所定の箇所は、放電針が設けられた位置を避けた位置である。
さらに好ましくは、固定部および支持部のうちの少なくとも一方と着脱自在であって、固定部および支持部を接続する接続部を含む。
さらに好ましくは、接続部には、接続状態を維持するロック機構が設けられている。
さらに好ましくは、固定部は、バー型イオナイザの取り付け角度を変更できる角度変更手段を含む。
この発明の他の局面においては、バー型イオナイザの取り付け方法は、長手方向に所定の間隔を開けて設けられる複数の放電針を有し、放電針によるイオン発生用の高電圧を発生すると共に発生させた高電圧の制御を行なう高電圧制御部と、高電圧制御部により発生および制御された高電圧を放電針にかけてイオンを発生させるイオン発生部と、高電圧制御部およびイオン発生部を収容するフレームとを含むバー型イオナイザを所定の場所に取り付けるバー型イオナイザ取り付け方法であって、所定の場所に固定するための固定部と、固定部に接続されており、バー型イオナイザの長手方向に交わる方向に延在して、バー型イオナイザを介して固定部と対向する位置においてバー型イオナイザを支持する支持部とを備えるバー型イオナイザ取り付け具を複数準備する工程と、複数のバー型イオナイザ取り付け具に含まれる固定部を所定の場所に所定の間隔を開けて取り付ける工程と、複数のバー型イオナイザ取り付け具に含まれる支持部の上にバー型イオナイザの下方端部を接触させるようにして配置する工程とを含む。
このような構成のバー型イオナイザ取り付け具およびバー型イオナイザの取り付け方法によると、予め固定部を所定の場所に固定した後、固定部および支持部により取り付けることができる。そうすると、バー型イオナイザを所定の場所に取り付ける際に、支持部上にバー型イオナイザを支持させながら取り付けることができる。したがって、バー型イオナイザを水平方向に取り付ける際に、バー型イオナイザが取り付け時において自重により垂れることはなく、また、複数人の作業者による下方向からの支持も必要がない。このようなバー型イオナイザ取り付け具およびバー型イオナイザの取り付け方法によると、取り付け時におけるバー型イオナイザの破損のおそれを低減すると共に、バー型イオナイザの取り付けが容易となる。
この発明の一実施形態に係るバー型イオナイザ取り付け具により取り付けられるバー型イオナイザを、長手方向に直交する平面で切断した場合の断面図である。 図1に示すバー型イオナイザに含まれるフレームを示す断面図である。 図1に示すバー型イオナイザの分解斜視図である。 図1に示すバー型イオナイザの側面図であり、図1中の矢印IVで示す方向から見た図である。 図1に示すバー型イオナイザの側面図であり、図4中の矢印Vで示す方向から見た図である。 図1に示すバー型イオナイザの側面図であり、図1中の矢印VIで示す方向から見た図である。 図5に示すバー型イオナイザの一部を、図5中のVII−VII断面で切断した場合の断面図である。 図7に示すバー型イオナイザのうち、VIIIで示す部分の拡大図である。 図7に示すバー型イオナイザのうち、IXで示す部分の拡大図である。 図1に示すバー型イオナイザに含まれるエンドキャップを示す斜視図である。 図10に示すエンドキャップを長手方向から見た図である。 この発明の一実施形態に係るバー型イオナイザ取り付け具の斜視図であり、接続状態のロックを解除した状態を示す。 図12に示すバー型イオナイザ取り付け具において、接続状態をロックした状態の斜視図である。 この発明の一実施形態に係るバー型イオナイザ取り付け具の斜視図であり、接続状態のロックを解除した状態を示す。 図12に示すバー型イオナイザ取り付け具において、接続状態をロックした状態の斜視図である。 図12および図13に示すバー型イオナイザ取り付け具において、バー型イオナイザを取り付けた状態を示す全体図である。 この発明の他の実施形態に係るバー型イオナイザ取り付け具の斜視図であり、ロックを解除した状態を示す。 図17に示すバー型イオナイザ取り付け具において、ロックした場合の斜視図である。 従来におけるバー型イオナイザのL字状取り付け具の斜視図である。 従来におけるバー型イオナイザの中間バー型取り付け具の斜視図である。 従来において、L字状取り付け具101および中間取り付け具102を用いて天井104に取り付けたバー型イオナイザ103の状態を示す図である。
以下、この発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。まず、この発明の一実施形態に係るバー型イオナイザ取り付け具により取り付けられるバー型イオナイザの全体の構成について説明する。図1は、この発明の一実施形態に係るバー型イオナイザ取り付け具により取り付けられるバー型イオナイザを、長手方向に交わる方向で切断した場合、ここでは、具体的には、長手方向に直交する平面で切断した場合の断面図である。図2は、図1に示すバー型イオナイザに含まれるフレームを示す断面図である。図3は、図1に示すバー型イオナイザの分解斜視図である。図4、図5および図6は、図1に示すバー型イオナイザの側面図である。図4は、図1中の矢印IVで示す方向から見た図である。図5は、図4中の矢印Vで示す方向から見た図である。図6は、図1中の矢印VIで示す方向から見た図である。図7は、図5に示すバー型イオナイザを、図5中のVII−VII断面で切断した場合の断面図である。図8は、図7中のVIIIで示す部分の拡大図である。図9は、図7中のIXで示す部分の拡大図である。図10は、図1に示すバー型イオナイザに含まれるエンドキャップを示す斜視図である。図11は、図10に示すエンドキャップを長手方向から見た図である。なお、理解の容易の観点等から、図4、図6、図7および図9において、バー型イオナイザの長手方向の一部の図示を省略している。また、理解の容易の観点から、以下に示す図1等の断面図において、一部の部材のハッチングを省略している。
図1〜図11を参照して、この発明の一実施形態に係るバー型イオナイザ取り付け具により取り付けられるバー型イオナイザ11は、棒状であって、長手方向に所定の間隔を開けて設けられる複数の放電針を有する。放電針を含む放電ユニットの構成については、後述する。
バー型イオナイザ11は、放電針によるイオン発生用の高電圧を発生すると共に発生させた高電圧の制御を行なう高電圧制御部21と、高電圧制御部21により発生および制御された高電圧を放電針にかけてイオンを発生させるイオン発生部31と、高電圧制御部21およびイオン発生部31を収容するフレーム41とを含む。
高電圧制御部21は、高電圧を発生する高電圧モジュール22と、高電圧モジュール22により発生させた高電圧を制御する制御モジュール23と、外部電源との入出力のインターフェースとなる入出力モジュール24と、長手方向の長さ寸法調整および配線のみを行なうダミーモジュール25とを含む。高電圧モジュール22は、発生させた高電圧をイオン発生部31に出力するための端子26を含む。高電圧モジュール22においては、例えば、約±7.5kV程度の交流電圧を発生させる。制御モジュール23は、動作状態等を示す複数のLED(Light Emitting Diode)からなる表示灯27と、発生させた交流電圧の周波数を切り替える周波数切り替えスイッチ28と、高電圧を制御する制御回路を有する基板29とを含む。高電圧モジュール22、制御モジュール23、入出力モジュール24およびダミーモジュール25は、それぞれ棒状であって、長手方向に連なるように、後述するフレーム41内に収容され、配置される。ダミーモジュール25は、長手方向の長さに応じて複数設けられるが、高電圧モジュール22、制御モジュール23、および入出力モジュール24については、一つのバー型イオナイザ11について、一つずつ設けられている。
イオン発生部31は棒状の複数の放電モジュール32と、放電モジュール32に取り付けられる複数の針モジュール33とを含む。放電モジュール32内には、高電圧用の導線34が長手方向に延在するように配置されている。また、放電モジュール32内には、長手方向に貫通するように、エアーの通路となるエアー流路35が設けられている。複数の放電モジュール32は、長手方向に連結して連なるように配置される。連結された際に、隣接する放電モジュール32間において、上記した導線34およびエアー流路35が連結されるよう構成されている。また、放電モジュール32内には、エアー流路35の連結に際し、エアーの漏れを防止するようOリング36が設けられている。
針モジュール33は、その先端が鋭利に尖っており、導電性を有する金属製の放電針37と、放電針37を支持すると共に、放電針37を保護する放電針ホルダ38とを含む。放電針37は、鉛直方向に延びるように配置される。針モジュール33には、放電針37の周囲において、鉛直方向に延びるように貫通するエアー流路39も設けられている。放電針ホルダ38は、放電針37の先端が針モジュール33から露出しないよう構成されている。針モジュール33は、放電モジュール32に取り付けた際に、放電針37と放電モジュール32に設けられた導線34とが接触し、エアー流路39と放電モジュール32に設けられたエアー流路35とが連なるよう構成されている。
針モジュール33は、放電モジュール32の下部側、具体的には、放電モジュール32の下面から突出するように設けられる。1つの放電モジュール32には、合計3つの針モジュール33が所定の間隔を開けて設けられる。この場合、長手方向に左右非対称となるように、具体的には、両端部に配置される針モジュール33において、一方端部側が一方端部に近い位置に、他方端部側が他方端部から遠い位置に設けられる。こうすることにより、1つの針モジュール33により構成される放電モジュール17を用いて、放電モジュール32を連結した際に、バー型イオナイザ11の両端部に近い位置に針モジュール33を位置させることができ、長手方向の効率的な除電を行うことができる。具体的には、バー型イオナイザ11の長手方向の両端部側にまで、イオンを含んだ空気を吹き付けることができる。
また、針モジュール33は、放電モジュールに着脱自在に設けられている。具体的には、針モジュール33を所定の角度回転させて、放電モジュール32への取り付けおよび放電モジュール32からの離脱を行なう。こうすることにより、消耗品である針モジュール33の交換や放電針37部分の清掃、洗浄等が容易となり、バー型イオナイザ11のメンテナンス性が向上する。
なお、この実施形態においては、1つの放電モジュール32には、3つの針モジュール33が設けられることとしたが、これに限らず、1つの放電モジュール32に対し、1つや2つの針モジュール33を設けてもよいし、4つ以上の針モジュール33を設けることとしてもよい。さらに、複数の針モジュール33が設けられる位置についても、長手方向に左右非対称とならなくてもよく、例えば、長手方向に左右対称に設けることとしてもよい。すなわち、針モジュール33を設ける数や位置、複数の針モジュール33間の間隔等については、例えば、要求されるバー型イオナイザ11の特性や、エアーの圧力等によって、任意に選択される。
ここで、バー型イオナイザ11におけるイオン発生のメカニズムについて、簡単に説明する。高電圧モジュール22により発生させた交流の高電圧は、制御モジュール23によって所定の周波数とされる。そして、導線34を通じて放電針37に電圧がかけられる。そうすると、放電針37の先端部の周辺の空気が電気分解され、プラスイオンおよびマイナスイオンが発生する。そして、エアー流路35、39により送られてきたエアーにより、放電針37の先端部周辺において発生させたイオンを含む空気を、鉛直方向下方側に吹き付けるようにして送風する。ここで、電圧は交流であるため、放電針37からは、プラスイオンおよびマイナスイオンが、時間的に交互に発生する。交互に発生されたプラスイオンおよびマイナスイオンは、長手方向に層となって除電対象物に吹き付けられる。
また、バー型イオナイザ11は、長手方向の両端部に、一対のエンドキャップ12、13を備える。また、バー型イオナイザ11は、エンドキャップ12、13にそれぞれ取り付けられ、バー型イオナイザ11の内部へ空気を供給する一対のエアー供給口15、16を備える。第一のエンドキャップ12は、一方端部側に配置された高電圧モジュール22と、放電モジュール32とを一方端部側から押さえるようにしてバー型イオナイザ11に取り付けられる。第二のエンドキャップ13についても同様に、他方端部側に配置された入出力モジュール24と放電モジュール32とを他方端部側から押さえるようにしてバー型イオナイザ11に取り付けられる。第一のエンドキャップ12は、上下方向に延びるように設けられる金属製のプレート14を含む。このプレート14により、高電圧モジュール22に含まれる端子26と、放電モジュール32に設けられる導線34とを連結する。すなわち、第一のエンドキャップ12を取り付けた際に、端子26とプレート14の一方端部とが電気的に接続され、導線34とプレート14の他方端部とが電気的に接続される。そして、高電圧制御部21とイオン発生部31とが導通されることになる。第二のエンドキャップ13については、プレート14が設けられておらず、単に入出力モジュール24と放電モジュール32とを上下方向に連結するのみである。
バー型イオナイザ11は、上記した放電モジュール32を長手方向に複数連ねて構成されており、バー型イオナイザ11の組み立てに際しては、要求されるバー型イオナイザ11の長手方向の長さに対して、長手方向に連結する放電モジュール32の個数を調整する。すなわち、要求されるバー型イオナイザ11の長手方向の長さに応じて、フレーム41および要求される長さに相当する個数の放電モジュール32を準備し、これらを長手方向に連結して対応することが可能である。なお、高電圧モジュール22、制御モジュール23、および入出力モジュール24については、一つのバー型イオナイザ11について、それぞれ一つずつでよいため、放電モジュール32の個数に応じた長さ方向の寸法の調整については、上記したダミーモジュール25が用いられる。すなわち、ダミーモジュール25を放電モジュール32の個数に応じて準備し、長手方向に連ねて配置して、高電圧制御部21における長さ調整を行なう。
次に、高電圧制御部21およびイオン発生部31を収容するフレーム41の構成について説明する。フレーム41は、一対の側壁部42、43を備える。一対の側壁部42、43は、それぞれ長手方向に長い平板状である。一対の側壁部42、43は、それぞれ長手方向に略平行になるように設けられている。また、一対の側壁部42、43は、それぞれ上方端部および下方端部が鉛直方向に揃うように設けられている。具体的には、側壁部42の上方端部51の鉛直方向の位置は、側壁部43の上方端部52の鉛直方向の位置と同じであり、側壁部42の下方端部53の鉛直方向の位置は、側壁部43の下方端部54の鉛直方向の位置と同じである。
また、フレーム41は、第一の開口部45を有する第一の収容部47を形成し、第二の開口部46を有する第二の収容部48を形成するように、一対の側壁部42、43を連結する仕切り部44を備える。すなわち、フレーム41は、それぞれ第一および第二の開口部45、46を有する第一および第二の収容部47、48を形成するように一対の側壁部42、43を連結する仕切り部44を備える。仕切り部44についても、長手方向に長い平板状である。仕切り部44は、一対の側壁部42、43とそれぞれ直交するように設けられている。仕切り部44は、側壁部42、43の鉛直方向中央部から延びるように設けられている。側壁部42、43、および仕切り部44のいわゆる板厚については、ほぼ等しく構成されている。一対の側壁部42、43および仕切り部44によって構成されるフレーム41の断面形状、具体的には、フレーム41を長手方向に直交する平面で切断した場合の断面形状は、略H形状である。また、図2に示す断面において、フレーム41の上下左右方向の形状が、対称となるよう構成されている。
ここで、第一の収容部47を、鉛直方向上方側とし、第二の収容部48を鉛直方向下方側とすると、第一の収容部47には、上記した高電圧制御部21、具体的には、高電圧モジュール22、制御モジュール23、入出力モジュール24および複数のダミーモジュール25が収容される。この場合、第一の開口部45を用いて、それぞれの部材が鉛直方向上方側に収容される。一方、第二の収容部48には、上記したイオン発生部31、具体的には、複数の放電モジュール32が収容される。この場合、第二の開口部46を用いて、鉛直方向下方側に収容される。
このような構成のバー型イオナイザ11によると、高電圧制御部21およびイオン発生部31を収容するフレーム41は、一対の側壁部42、43および仕切り部44を含むため、断面係数を高くして、剛性を高くすることができる。また、フレーム41の内部に高電圧制御部21およびイオン発生部31を第一および第二の収容部47、48にそれぞれ収容する際に、第一および第二の開口部45、46を利用して、容易に収容することができる。したがって、このようなバー型イオナイザ11は、組み立てが容易であって、かつ、剛性を高くすることができる。この場合、剛性が高いため、バー型イオナイザ11の天井への取り付け作業時等において、複数人の作業者を要せずとも、バー型イオナイザ11の取り付け時における撓みを抑制することができる。また、バー型イオナイザ11の輸送時においても、梱包を簡素化することができる。
ここで、フレーム41は、金属製、すなわち、導体であって、放電針37に対する放電の基準となる基準電位を有する基準電極である。ここでは、交流電圧において、イオンを発生させるため、フレーム41は、対向電極となる。具体的には、フレーム41の側壁部42、43における下方端部53、54が放電針37の所定の距離内となるように設けられており、フレーム41が接地されている。このような構成のバー型イオナイザ11によると、フレーム41を対向電極としているため、新たな部材として対向電極としての金属板を準備し、これをバー型イオナイザ11の下方側、具体的には、放電モジュール32側にビス止め等して設ける必要がない。したがって、安価な構成とすることができる。さらに、ビスの落下等の問題も解消することができる。なお、上記構成のフレーム41については、直流電圧をかける場合においても、発生させるイオンのイオンバランスを制御するイオンバランス電極となる。
また、鉛直方向においては、鉛直方向上方側から、高電圧モジュール22、フレーム41、エアー流路35、導線34、放電針37の順序で配置されている。すなわち、長手方向に延在し、イオン発生部31により発生させたイオンを吹き付けるための空気を挿通させるエアー流路35の鉛直方向上方側にはフレーム41が設けられており、エアー流路39の鉛直方向下方側には、長手方向に延在し、高電圧制御部21により発生させた高電圧を放電針37にかけるための導線34が設けられている。放電針37および導線34と基準電極となるフレーム41、具体的にはフレーム41に含まれる仕切り部44との間に比誘電率が小さなエアー流路35を設けることにより、この間に形成される寄生容量を小さくすることができ、効率的に電圧を供給することができる。
次に、上記した構成のバー型イオナイザを天井等に取り付ける際に用いられるバー型イオナイザ取り付け具の構成について説明する。図12および図13は、この発明の一実施形態に係るバー型イオナイザ取り付け具61の斜視図である。図12は、後述する接続状態を維持するロック機構が解除された状態を示し、図13は、ロック機構によりロックされた状態を示す。また、図14および図15は、それぞれバー型イオナイザ11を取り付けたバー型イオナイザ取り付け具61を示す斜視図であり、それぞれ図12および図13に相当する。また、図16は、図12および図13に示すバー型イオナイザ取り付け具61において、バー型イオナイザ11を取り付けた状態を示す全体図である。
図12〜図16を参照して、この発明の一実施形態に係るバー型イオナイザ取り付け具61は、樹脂製であって、所定の箇所に固定される固定部62と、後述する一対の接続部64、65を介して固定部62に接続されており、バー型イオナイザ11の長手方向に交わる方向に延在して、バー型イオナイザ11を介して固定部62と対向する位置においてバー型イオナイザ11を支持する支持部63とを備える。
固定部62は、平板状の平板部66と、鉛直方向下方側に突出する突出部67とを含む。平板部66は、略矩形の平板状である。平板部66には、板厚方向に貫通する4つの貫通孔68が設けられている。4つの貫通孔68は、矩形状の平板部66の4つの角の近傍にそれぞれ設けられている。4つの貫通孔68を利用してビス止め等を行って、固定部62をクリーンルームや製造装置等の天井(図示せず)に固定することができる。
支持部63は、棒状であり、バー型イオナイザ11の長手方向から見た場合に、鉛直方向下方側にその中央部が若干突出する形状を有している。こうすることにより、上方に配置されるバー型イオナイザ11の保持を容易にすることができる。
一対の接続部64、65のうち、一方側の接続部64は、固定部62および支持部63に固定されている。具体的には、接続部64の上方端部69は、固定部62に含まれる突出部67の一部に接続され固定されており、接続部64の下方端部70は、支持部63の一方端部71に接続され固定されている。他方側の接続部65の下方端部72は、支持部63の他方端部73と接続され固定されている。一方、他方側の接続部65の一方端部74、具体的には、他方側の接続部65の上方端部74は、固定部62と着脱自在に設けられている。固定部62、支持部63および一方の接続部64をバー型イオナイザ11の長手方向から見た場合には、略コ字形状となる。
ここで、接続部65は、スナップ嵌合により固定部62に接続されている。具体的には、接続部65の上方端部74と固定部62に含まれる突出部67の一部とがスナップ嵌合される。こうすることにより、固定部62、支持部63および接続部64で囲まれる空間に、バー型イオナイザ11を容易に収容することができる。
また、バー型イオナイザ取り付け具61は、接続部64、65における接続状態を維持するロック機構75を備える。ロック機構75は、接続部65および固定部62をスナップ嵌合させ、このスナップ嵌合に含まれる爪部をロックすることにより行なう。こうすることにより、接続部65による接続状態を強固に維持し、不本意なバー型イオナイザ11の支持部63からの脱落等を防止することができる。
ここで、バー型イオナイザ取り付け具61は、バー型イオナイザ11の所定の箇所に係合する係合部としての凸部81を備える。凸部81は、支持部63に設けられており、内方側、すなわち、対向する固定部62側に突出するように設けられている。凸部81は、バー型イオナイザ11に設けられた凹部82に係合する形状である。凹部82は、上記したバー型イオナイザ11において、放電モジュール32のうち、放電針37が設けられた位置を避けた位置、具体的には、針モジュール33が位置する領域を避けた位置に設けられている。凹部82は、放電モジュール32の下方側に位置する面から矩形状に凹んだ形状である。凸部81は、矩形状に凹んだ凹部82に対応するように、矩形状に突出した形状である。こうすることにより、バー型イオナイザ取り付け具61におけるバー型イオナイザ11の移動を規制することができる。したがって、バー型イオナイザ取り付け具61におけるバー型イオナイザ11の保持状態を確実にすることができる。この場合、凸部81および凹部82は、矩形状の凹凸であるため、矩形状の凹凸のうちの長手方向に位置する壁面を利用して、バー型イオナイザ11の長手方向の移動を規制することができる。ここで、バー型イオナイザ11を縦方向、すなわち、一方端部を鉛直方向下方側とし、他方端部を鉛直方向上方側として取り付ける場合がある。この場合においては、上記した凸部81が鉛直方向への移動を規制する。なお、図示するように、凸部81は、接続部64、65に設けられていてもよい。
次に、上記した構成のバー型イオナイザ取り付け具61を用いて、バー型イオナイザを取り付ける方法について説明する。まず、上記した構成のバー型イオナイザ取り付け具61を複数準備する。そして、複数のバー型イオナイザ取り付け具61を、所定の間隔を開けて、所定の固定場所に固定する。この場合、上記したように、固定部62に含まれる貫通孔68およびビス等を利用して固定する。次に、複数のバー型イオナイザ取り付け具61において、スナップ嵌合を開放した状態、すなわち、バー型イオナイザ取り付け具61を図12に示す状態とした後、バー型イオナイザ11を支持部63上に配置させる。その後、接続部65と固定部62とをスナップ嵌合させて、支持部63上に配置されたバー型イオナイザ11を支持部63によって支持させる。この場合の支持部63は、バー型イオナイザ11を鉛直方向下方側から支持する。
すなわち、この発明の一実施形態に係るバー型イオナイザの取り付け方法は、長手方向に所定の間隔を開けて設けられる複数の放電針を有し、放電針によるイオン発生用の高電圧を発生すると共に発生させた高電圧の制御を行なう高電圧制御部と、高電圧制御部により発生および制御された高電圧を放電針にかけてイオンを発生させるイオン発生部と、高電圧制御部およびイオン発生部を収容するフレームとを含むバー型イオナイザを所定の場所に取り付けるバー型イオナイザ取り付け方法であって、所定の場所に固定するための固定部と、固定部に接続されており、バー型イオナイザの長手方向に交わる方向に延在して、バー型イオナイザを介して固定部と対向する位置においてバー型イオナイザを支持する支持部とを備えるバー型イオナイザ取り付け具を複数準備する工程と、複数のバー型イオナイザ取り付け具に含まれる固定部を所定の場所に所定の間隔を開けて取り付ける工程と、複数のバー型イオナイザ取り付け具に含まれる支持部の上にバー型イオナイザの下方端部を接触させるようにして配置する工程とを含む。
このような構成のバー型イオナイザ取り付け具およびバー型イオナイザの取り付け方法によると、予め固定部を所定の場所に固定した後、固定部および支持部により取り付けることができる。そうすると、バー型イオナイザを所定の場所に取り付ける際に、支持部上にバー型イオナイザを支持させながら取り付けることができる。したがって、バー型イオナイザを水平方向に取り付ける際に、バー型イオナイザが取り付け時において自重により垂れることはなく、また、複数人の作業者による下方向からの支持も必要がない。このようなバー型イオナイザ取り付け具およびバー型イオナイザの取り付け方法によると、取り付け時におけるバー型イオナイザの破損のおそれを低減すると共に、バー型イオナイザの取り付けが容易となる。
また、バー型イオナイザ取り付け具61に含まれる固定部62は、バー型イオナイザ11の取り付け角度を変更できる角度変更手段としての回転部83を備えるよう構成してもよい。回転部83としては、平板部66と突出部67とが別部材で構成されており、互いの部材が、ピン84を支持して回転可能となっている。すなわち、平板部66を基準として、ピン84を中心に突出部67、支持部63、および一対の接続部64、65が所定の角度回転可能である。ここでいう回転の回転軸線方向は、バー型イオナイザ11の長手方向に沿う方向である。こうすることにより、バー型イオナイザ取り付け具61によりバー型イオナイザ11を所定の場所に取り付けた後に、角度変更手段を利用して、バー型イオナイザ11の角度、具体的には、イオンを含んだ空気を吹き付ける角度を容易に変更することができる。
また、フレーム41の材質は、アルミニウムにすることが好ましい。このような材質とすることにより、例えば、フレーム41、引いては、バー型イオナイザ11の高剛性化を図ることができる。
なお、上記の実施の形態においては、フレームについては、平板状の一対の側壁部を含むこととしたが、これに限らず、例えば、側壁部は、曲面を有していたり、湾曲していてもよい。また、上下左右が対称な形状でなくともよい。さらに、仕切り部についても、側壁部の略中央でなくともよく、湾曲形状であってもよい。さらに、側壁部および仕切り部において、必要に応じ、切り欠きや開口穴、凹部や凸部等が設けられていてもよい。
また、上記の実施の形態においては、フレームを金属製とすることとしたが、これに限らず、樹脂製であってもよく、樹脂と金属とを組み合わせた部材であってもよい。また、一体成型されていなくともよく、複数の部材を組み合わせて、上記構成としてもよい。ここで、バー型イオナイザ取り付け具の形状、特に、固定部、支持部、および連結部のうち、バー型イオナイザと当接する部分においては、バー型イオナイザの外形形状に沿う形状とすることが好ましい。こうすることにより、バー型イオナイザ取り付け具により所定の場所に取り付けたバー型イオナイザの確実な保持が可能となる。
なお、上記の実施の形態においては、一つの接続部と固定部とを着脱自在としたが、これに限らず、一つの接続部と支持部とを着脱自在としてもよく、一対の接続部の双方を固定部または支持部と着脱自在な構成としてもよい。
また、上記の実施の形態においては、バー型イオナイザの取り付け角度を変更できる角度変更手段を設けることにしたが、これに限らず、図17および図18に示すバー型イオナイザ取り付け具86のように、角度変更手段を設けない構成としてもよい。図17は、図12に対応し、図18は、図13に対応する。
なお、上記の実施の形態においては、バー型イオナイザ取り付け具は、樹脂製とすることとしたが、これに限らず、金属製としてもよいし、他の素材で構成することとしてもよい。
また、上記の実施の形態においては、フレームの断面形状は、略H字形状としたが、これに限らず、例えば、他の形状、例えば、略U字形状であってもよいし、複数の部材から構成されていてもよい。
以上、図面を参照してこの発明の実施形態を説明したが、この発明は、図示した実施形態のものに限定されない。図示した実施形態に対して、この発明と同一の範囲内において、あるいは均等の範囲内において、種々の修正や変形を加えることが可能である。
この発明に係るバー型イオナイザ取り付け具およびバー型イオナイザの取り付け方法は、長手方向に長い長尺のバー型イオナイザを天井等に取り付ける際に、有効に利用される。
11 バー型イオナイザ、12,13 エンドキャップ、14 プレート、15,16 エアー供給口、21 高電圧制御部、22 高電圧モジュール、23 制御モジュール、24 入出力モジュール、25 ダミーモジュール、26 端子、27 LED、28 周波数切り替えスイッチ、29 基板、31 イオン発生部、17,32 放電モジュール、33 針モジュール、34 導線、35,39 エアー流路、36 Oリング、37 放電針、38 放電針ホルダ、41 フレーム、42,43 側壁部、44 仕切り部、45,46 開口部、47,48 収容部、51,52,53,54,69,70,71,72,73,74 端部、61,86 バー型イオナイザ取り付け具、62 固定部、63 支持部、64,65 接続部、66 平板部、67 突出部、68 貫通孔、75 ロック機構、81 凸部、82 凹部、83 回転部、84 ピン。

Claims (8)

  1. 長手方向に所定の間隔を開けて設けられる複数の放電針を有し、前記放電針によるイオン発生用の高電圧を発生すると共に発生させた高電圧の制御を行なう高電圧制御部と、前記高電圧制御部により発生および制御された高電圧を前記放電針にかけてイオンを発生させるイオン発生部と、前記高電圧制御部および前記イオン発生部を収容するフレームとを含むバー型イオナイザを所定の場所に取り付けるバー型イオナイザ取り付け具であって、
    前記所定の場所に固定するための固定部と、
    前記固定部に接続されており、前記バー型イオナイザの長手方向に交わる方向に延在して、前記バー型イオナイザを介して前記固定部と対向する位置において前記バー型イオナイザを支持する支持部とを備える、バー型イオナイザ取り付け具。
  2. 前記バー型イオナイザの所定の箇所に係合する係合部を備える、請求項1に記載のバー型イオナイザ取り付け具。
  3. 前記係合部は、前記バー型イオナイザに設けられた凹部または凸部に係合する凸部または凹部を含む、請求項2に記載のバー型イオナイザ取り付け具。
  4. 前記所定の箇所は、前記放電針が設けられた位置を避けた位置である、請求項2または3に記載のバー型イオナイザ取り付け具。
  5. 前記固定部および支持部のうちの少なくとも一方と着脱自在であって、前記固定部および前記支持部を接続する接続部を含む、請求項1に記載のバー型イオナイザ取り付け具。
  6. 前記接続部には、接続状態を維持するロック機構が設けられている、請求項5に記載のバー型イオナイザ取り付け具。
  7. 前記固定部は、前記バー型イオナイザの取り付け角度を変更できる角度変更手段を含む、請求項1〜6のいずれかに記載のバー型イオナイザ取り付け具。
  8. 長手方向に所定の間隔を開けて設けられる複数の放電針を有し、前記放電針によるイオン発生用の高電圧を発生すると共に発生させた高電圧の制御を行なう高電圧制御部と、前記高電圧制御部により発生および制御された高電圧を前記放電針にかけてイオンを発生させるイオン発生部と、前記高電圧制御部および前記イオン発生部を収容するフレームとを含むバー型イオナイザを所定の場所に取り付けるバー型イオナイザ取り付け方法であって、
    前記所定の場所に固定するための固定部と、前記固定部に接続されており、前記バー型イオナイザの長手方向に交わる方向に延在して、前記バー型イオナイザを介して前記固定部と対向する位置において前記バー型イオナイザを支持する支持部とを備えるバー型イオナイザ取り付け具を複数準備する工程と、
    複数の前記バー型イオナイザ取り付け具に含まれる固定部を所定の場所に所定の間隔を開けて取り付ける工程と、
    複数の前記バー型イオナイザ取り付け具に含まれる支持部の上に前記バー型イオナイザの下方端部を接触させるようにして配置する工程とを含む、バー型イオナイザの取り付け方法。
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