JPS583987Y2 - 吊杆部材へのケ−ブル等の支持具 - Google Patents

吊杆部材へのケ−ブル等の支持具

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JPS583987Y2
JPS583987Y2 JP1979154965U JP15496579U JPS583987Y2 JP S583987 Y2 JPS583987 Y2 JP S583987Y2 JP 1979154965 U JP1979154965 U JP 1979154965U JP 15496579 U JP15496579 U JP 15496579U JP S583987 Y2 JPS583987 Y2 JP S583987Y2
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cable
piece
groove
protrusion
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JP1979154965U
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JPS5671573U (ja
Inventor
村上陽一
Original Assignee
株式会社 ブレスト工業研究所
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は吊杆部材へのケーブル等の支持具に係り、コ
ンクリート建造物等の天井スラブに上端が埋設固定され
て垂設されている吊ボルトや鉄筋等の吊杆部材に係止さ
せることにより、天井懐内にケーブル等を配線支持でき
るようにしたもので、その際、一旦支持後にあっては支
持部分を閉塞構造とすることで確実に握持し、外部から
の衝撃やケーブルの配線方向に直交する方向での衝撃引
張力が作用しても抜脱することなく、安定した支持機能
を発揮すると共に、ケーブルの取外し、交換、増設作業
も容易に行なえるよう改良された吊杆部材へのケーブル
等の支持具に関するものである。
従来、吊ボルトや鉄筋等の吊杆部材を利用して天井懐内
にケーブル等を配線する場合、吊杆部材に番線にて直接
緊縛して支持する手段によれば頗る面倒である。
また、弾撥性ある帯状版材全側面からみて略山形に折曲
し、長手方向−側縁に外部と連通させた挿通係止孔を対
称位置に切設形成した支持金具を用いるとすれば、簡単
に支持できても、吊杆部材に直接ケーブルが接触する不
都合がある。
更には、吊杆部材への嵌着溝金偏えた係止部に断面略溝
形状のケーブル支持部金一体に連設した合成樹脂製支持
具を用いるとすれば、永年使用に伴い係止部が弾性限界
を越えて塑性変形することにより、また例えば実開昭5
2−39597号公報のように、嵌着溝による吊杆部材
への嵌着方向とケーブルの配線方向とが直交するから、
配線方向に直交する方向での衝撃引張力がケーブルに作
用したときは、その衝撃引張力により、支持具全体が抜
脱落下する虞れがある。
そのため、本出願人は、嵌着溝による吊杆部材への嵌着
方向とケーブルの配線方向とを平行配置させることで叙
上の点を解消すべく、実願昭53−〇63653号、実
願昭53−063654号に係る支持具を提案した。
ところが、これらの支持具101は、第1図に示すよう
に、所要の吊杆部材Bに対し直交してこれに嵌着する嵌
着溝102金前縁に備えた係止部103を形成し、ケー
ブルルW等を支持するケーブル支持溝104を備えた支
持部105を前記係止部103側縁から連設して係止部
103、支持部105を一体に形成すると共に、嵌着溝
102の深さ方向とケーブル支持溝104の溝方向とを
略平行に配置した構造を有するため、ケーブル支持溝1
04内にケーブルW等を挿入支持させた場合、ケーブル
支持溝104を形成するその外壁部分が外側へ拡開して
ケーブルW等が抜脱される虞れがあり、支持安定性が充
分でない欠点が認められた。
特に、工事の進行に伴ない複数本のケーブルWを順次支
持させる場合に、先ず1本目を支持させて釦いてもそれ
75咄重で垂れて抜脱されてし1い、次いで2本目を挿
通させるときには再度の支持が必要となり極めて面倒で
作業能率が悪くなることがあり、また、この種工事が高
所に釦いて行なわれることからも危険なものとなること
があった。
そこでこの考案は、かかる欠点を解消すべく改良したも
ので、所要の吊杆部材に対し直交してこれに嵌着する嵌
着孔を前縁に備えた係止部と、ケーブル等を支持するケ
ーブル支持溝金儲えた支持部とを、嵌着孔の深さ方向と
ケーブル支持溝の溝方向とが略平行して配置されるよう
一体にした支持具本体を形成し、先端に適数の係合突起
を隆設した断面略逆り字形の閉塞片をケーブル支持溝外
壁片開口端に連設すると共に、ケーブル支持溝内壁片開
口端に突設した支持突片先端に、下端が前記係合突起に
係合自在で、かつ上部が支持突片上方に突出している取
外し用摘みとなっている閉止係合片を傾動可能にして連
設し、lた、前記内壁片開口端近傍におち・てケーブル
支持溝内へ突設させた嵌合補助片上面と支持突片下面と
の間で閉塞片全嵌合挾持させるようにしたことに存し、
以下図面を参照してこの考案の実施例を説明すると次の
通りである。
図に釦いて示される符号1は、ポリプロピレン樹脂の如
き合成樹脂にて一体に形成された支持具本体であり、天
井スラブに上端が埋設固定されている吊ボルトや鉄筋等
の所要の吊杆部材Bに対し直交してこれBに嵌着する嵌
着溝2を前縁に備えた係止部3と、ケーブルW等を支持
するケーブル支持溝4を備えた支持部5とが、前者3の
側縁から後者5全連設させた形態で形成され、!た、嵌
着溝2の深さ方向とケーブル支持溝4の溝方向とを略平
行に配置し、ケーブル支持溝4自体は閉塞可能な構造と
しである。
係止部3自体は路盤状に形成されるものであり、嵌着溝
2には、その開口近傍両側に内方へ若干突設させた係止
突起6が設けられ、係止突起6相互の間隙幅會吊杆部材
B径より若干狭幅に形成してかくことにより、吊杆部材
Bへの装着は係止部3自体の弾撥力に抗して稍強制的に
行なわれ、しかも吊杆部材Bを略C字状に囲繞して極め
て安定した装着状態とすることができる。
支持部5自体は、ケーブル支持溝外壁片4Aとケーブル
支持溝内壁片4Bとから断面略U字形、断面略V字形、
断面略U字形等の所定の断面溝形状に形成され、支持す
べきケーブルWの配線数、その断面形状等によって溝幅
、深さは適宜に設定される。
例えば、図示のように、平形のケーブルW會上下複数段
に重ねて支持できる深さと、溝幅とを有するものとする
嵌着溝2の深さ方向とケーブル支持溝4の溝方向、すな
わち吊杆部材Bに対する嵌着方向と、ケーブルWの配線
方向とは略平行に配置され、配線方向に直交する方向で
の衝撃引張力がケーブルWに作用しても、この引張力が
吊杆部材Bに対する嵌着方向には沿わないようにしであ
る。
また、支持部5は、その開口−側端が係止部1側縁と連
設されることで、係止部3と一体化されて釦り、ケーブ
ル支持溝4の開口は係止部3側方に位置して、支持部5
自体は係止部3から垂設される如く形成される。
この支持部5は係止部3の一方側縁から連設されるも、
図示のように係止部3の両側縁から連設されるも任意に
選択でき、ただ後者のように構成することは、ケーブル
Wの支持荷重全左右に分散でき、安定した支持状態を実
現できるばかりでなく、配線容量金増大させることもで
きる。
そして、先端に適数の係合突起7’に隆設した断簡略逆
り字形の閉塞片8をケーブル支持溝外壁片4A開目端に
連設すると共に、ケーブル支持溝内壁片4B開口端に突
設した支持突片10先端に、下端が前記係合突起7に係
合自在で、かつ上部が支持突片10上方に突出している
取外し用摘み9Cとなっている閉止係合片9乞傾動可能
にして連設することにより、ケーブル支持溝4自体の開
閉構造手段とするものである。
閉塞片8自体は、その立読部分にあ−いて外壁片4Aと
一体に連設され、その水平部分がケーブル支持溝4開口
部位會閉塞するようになって釦り、水平部分上面に係合
突起7が隆設される。
この係合突起7は、閉塞片8自出端がわから反対がわへ
至るに伴ない次第に高くなる傾斜滑動面7Aと、水平部
分上面に対し直立している係合面7B、l!l−有する
断面略し字形状金星し、特に、図示のように、閉塞片8
自由端に位置する係合突起7の傾斜滑動面7Aは、水平
部分下面がわの端縁を略鋭角にしておいてこれと滑らか
に連続させ、閉止保合片9との係合に際し、閉塞片8自
出端と閉止係合片9下端との当接係合音円滑ならしめ、
閉塞片8自身の下方への撓曲ないしは閉止保合片9自身
の上方への起動作用の促進が図られるようにする。
また、保合突起7は、閉塞片8の一側縁から他側縁へ至
るよう略突条に形成されて釦り、第3図及び第7図に示
すようにケーブル支持溝4帽員の調整を可能とすべく複
数段とすると、第8図に示すように1段とするも任意に
選択できるものである。
閉止係合片9は、その下端が、前記傾斜滑動面7Aに滑
動接触する案内滑動面9Aと、前記係合i7Bに当接係
合すべく常態では略直立している当接係合面9Bとから
略鋭角状に形成されており、この下端鋭角部分が支持突
片10下方に突出するよう、かつ常態では当接係合面9
Bが略直立するように、また、上方へ突出される取外し
用摘み9Cは外側へ斜めに立ち上がるようにして、閉止
係合片9自体は支持突片10に対し外側へ稍傾斜状態で
支持突片10に連設され、両者9,10の一体構造は略
倒く字形状を呈するようにしである。
しかして、閉塞片8全押圧し係合突起7の傾斜滑動面γ
Aが閉止保合片90案内滑動面9Aと当接すると、閉塞
片8自身が下方への撓曲ないしは閉止係合片9自身が上
方への起動金開始して保合面7Bと当接係合面9Bとが
係合し、ケーブル支持溝4開口部位を閉塞する。
逆に、閉止係合片9を摘み9Cに対する操作によって外
側から内側へ向って起立させるよう押圧し、当接係合面
9Bの係合面7Bとの係合を解放せしめることで、再び
ケーブル支持溝4開口部位は開口されるものとなってふ
一す、結局、閉止保合片9自身は支持突片10との連設
部位金支点とする略梃子動作を行なうようになる。
図中11は、内壁片4B開口端近傍にかいてケーブル支
持溝4内へ突設させた嵌合補助片であり、その上面と前
記支持突片10下面との間で閉塞片8を嵌合挾持し、、
閉塞片8の必要以上の下方への撓曲を抑制し、閉止係合
片9との係合全確実ならしめるようにする。
12は、ケーブル支持溝4の底壁部内外面に切欠させた
溝条によって肉薄に形成された屈曲部であり、外壁片4
Ak押圧して閉塞片8を閉止係合片9に係合せしめると
き、外壁片4A自体の屈曲容易性全図るためのもので、
必要に応じ形成される。
尚、閉塞片8自体を、外壁片4A肉厚より肉薄に形成し
てかくことで、閉塞片8の押動、復帰が迅速簡易に行な
われるよう考慮することは、係合作業の容易性が図れる
上で極めて好捷しいものである。
しかして、閉塞片8を閉止係合片9に係合させるべく外
壁片4Ak外側から押圧するとき、外壁片4A自体乞内
壁片4Bに対し、例えばケーブル支持溝4内に挿入させ
たケーブルW径が太きいため、あるいは外壁片4A内側
面に突成した突起(図示せず)がケーブルW外面に強く
圧接することで、彎曲させて閉塞片8先端全稍下方へ向
って進入させるようにすることは、前述の嵌合補助片1
1の採用と相俟って、閉止係合片9との保合を円滑なら
しめる利点が得られる。
また、図示のように係止部3両側縁に支持部5を対称的
に連設形成するとき、係止部3後縁から垂設され、かつ
支持部5側壁すなわち内壁片4B後縁相互間全連結させ
る如く架設されている連結部13全形成し、この連結部
13下部に、前記嵌着溝2と同様に吊杆部材Bに嵌着す
る補助嵌着溝14を備え、かつ係止部3と略対峙してい
る規制部15を連設する。
この補助嵌着溝14全備えた規制部15により、吊杆部
材Bに嵌着されたときは、係止部3、支持部5の位置が
正しく規制されて配線力向會安定させ、その荷重によっ
ても揺動しないようになるばかりで、なく、連結部13
により、支持部5相互の揺振全防止し、支持具全体の堅
牢性4強化させる。
更に、前記嵌着溝2には、第2図に示すように、吊杆部
材Bに圧接する略溝形状の金属成製圧着部材16が嵌合
されるようにすることも可能である。
この圧着部材16は、吊杆部材B外周面に沿うような略
C字形状圧着片1Tの開口部に、嵌着溝2の開口部内側
面に押圧される相対峙した抑圧片18を連設し、この抑
圧片18先端に相互に拡開された案内片19を備えた全
体平面が略Ω字形を呈するよう形成されたもので、弾撥
力に富んだ適宜幅員の帯状スプリング鋼販を適宜折曲す
ることにより得られる。
圧着部材16の嵌着溝2内への確実な嵌合状態を図るた
め、嵌着溝2の開口部にかいて係止部3上下面に位置す
る係合突起20を押圧片1B外側に突成して卦くとよい
更に、吊杆部材B外周面に先端部が圧止される1対の圧
止片21を圧着片1T内側へ突出するよう、圧着片17
に設けたL字形、コ字形の切込により切起し形成すれば
、吊杆部材B径に若干の大小があってもこれに対応でき
、確実な嵌着係止状態とすることができる。
また、図示のように、係止部3前縁がわ、すなわち嵌着
溝2の開口部がわに段部音形成して肉薄にしてわくと、
係止部3自体に生じる弾撥力を若干減少せしめ装着作業
の容易性を図ることが可能となる。
伺、図中符号22は、係止部3後縁面ないし連結部13
上部面に条設された滑り止め突条であり、吊杆部材Bに
対し係止部3會稍下方へ傾斜させた状態で支持具本体1
全体會上方へ押し上げなから嵌着溝2、圧着部材16に
て係止装着させるときの手指の滑り止めとする。
次にこの考案支持具の使用例を説明すると、天井スラブ
等に上端が埋設固定されている吊ボルトや鉄筋等の吊杆
部材Bの所定位置に、ケーブルWの配線に従ってこの考
案支持具を、必要に応じ係止部3の嵌着溝2に嵌合した
圧着部材16、更には矧焦11部15の補助嵌着溝14
にて強制的に係止装着して釦き、然る後ケーブル支持溝
4内に所定のケーブルWを強制的に挿入し、外壁片4A
、閉塞片8を押動して閉塞片8會嵌合補助片11との間
で嵌合挾持させて閉止係合片9に係合せしめることでケ
ーブル支持溝4を閉塞して配線支持作業を行なうもので
ある。
したづ二つて、ケーブルWの配線支持はケーブル支持溝
4内に挿通された状態でしっかりと安定した状態となり
、しかもその際、ケーブル支持溝4の開口部は閉塞片8
と閉止保合片9とで閉塞構造となるから、下方からの押
圧力が付加されてもケーブルWが抜脱されることは全く
なく、また、嵌着溝2の深さ方向とケーブル支持溝4の
溝方向とを略平行に配置形成したから、配線方向に直交
する方向での引張力が作用しても、嵌着溝2側縁が吊杆
部材Bに強く圧着するのみで、嵌着溝2の深さ方向での
力が作用せず、これがため、吊杆部材Bから支持具本体
1自体は抜出せず、しっかりと係止装着される。
すなわち、ケーブル支持溝外壁片4A開口端には、先端
に適数の係合突起7を隆設した断面略逆り字形の閉塞片
8が連設されて釦り、ケーブル支持溝内壁片4B開口端
にはここに突設した支持突片10先端に、下端が前記係
合突起Tに保合自在で、かつ上部が支持突片10土方に
突出している取外し用摘み9Cとなっている閉止係合片
9が傾動可能にして連設されているから、閉塞片8金外
側から押圧し、支持突片10、嵌合補助片11間に嵌合
挾持させた状態で係合突起7を介して閉塞片8、閉止係
合片9會係合させることでケーブル支持溝4開口部位を
閉塞することができる。
そのため、ケーブル支持溝4内にケーブルWが一旦挿入
支持されると、従来存したように、ケーフルW径、荷重
等によって外壁片4Aが外側へ拡開傾斜することはなく
、ケーブルWをしっかりと握持し、その開口から抜脱さ
れる虞れは全くないものである。
また、必要に応じケーブルWを抜去したり、交換したり
、更には増設する場合は、閉止係合片9上部を内側へ押
圧することによる略梃子作用でその下端と係合突起7と
の係合を解放させることによりケーブル支持溝4は再び
開口されるから、簡単に行なうことができる。
そのため、配線工事に釦いて複数本のケーブルWを順次
通線支持させる場合、最初に1本日を支持させた後にケ
ーブル支持溝4開口を一旦閉塞してむけば、それが垂れ
て抜脱されることもなく、仮止状態となしてかくことが
でき、欠いて2本日を支持させる場合は摘み9Cに対す
る抑圧操作によって閉止係合片9下端の係合突起Tとの
係合が解放されるから、それの増設支持も簡単に行なう
ことができ、高所に釦いて作業を実施するも極めて安全
である。
そればかりでなく、ケーブルWを直持支持させるケーブ
ル支持溝4を備えた支持部5を合成樹脂製とすることに
より、一旦挿入されたケーブルWは被覆が損傷されず極
めて安全で、特別な保護手段を用いる必要がなく、漏電
その他の事故の発生が未然に防止されると共に、断面略
溝形状であるから支持すべきケーブルWを強制的に押し
込むだけで簡単に支持させることができ−る。
また、係止部3自体、更には略溝形状の圧着部材16自
体の弾撥力に抗してその開口部を挿通させることにより
、吊杆部材Bへ堅固に装着でき、しかも装着されたとき
は配線支持したケーブルWの支持荷重により支持部5下
部外側面が吊杆部材Bに圧接して、その摩擦力と相倹っ
て相当な荷重が負荷されても容易に装着位置がずれるこ
ともないのである。
そして、係止部3に督ける嵌着溝2の深さ方向と支持部
5にかけるケーブル支持溝4の溝方向とが略平行に設置
形成されることは、配線支持させたケーブルWに何らか
の衝撃が加わるとき、これが配線方向に沿うものであれ
ばケーブルWの支持位置を移動させるだけであるも、配
線方向に直交するものであれば支持部5を介して係止部
3に加えられて、これが吊杆部材Bに対する嵌着方向、
すなわち抜去方向で作用されることを阻止し、吊杆部材
Bへの係止装着の安定性を極めて向上させているのであ
る。
以上明らかなようにこの考案によれば、吊杆部材への装
着、ケーブルの挿通支持は、いずれも係止部、更には支
持部の弾撥力に抗して行なえばよいから、簡易迅速であ
って作業能率の向上は極めて著しいばかりでなく確実に
支持されるのであり、しかも支持部分を保合自在な開閉
構造とすることで確実に握持するから、一旦支持後にあ
ってのケーブルに何らかの衝撃その他が加わっても吊杆
部材からの抜去方向へは作用されず極めて安定的であり
、吊杆部材に直接ケーブルが接触しないため安全である
と共に、一旦装着すると容易に抜脱の虞れはなく、更に
、必要に応じ装着位置の調整、変更や配線数の増減、種
別の変更も簡単である等優れた効果を期待できるのであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例を示す使用状態の斜視図、第2図乃至第
8図はこの考案の実施例を示すもので、第2図は斜視図
、第3図は使用状態の正面図、第4図は平面図、第5図
は横断面図、第6図は縦断面図、第7図は要部詳細図、
第8図は他の実施例に釦ける要部正面図である。 B・・・吊杆部材、W・・・ケーブル、1・・・支持具
本体、2・・嵌着溝、3・・係止部、4・・・ケーブル
支持溝、4A・・・ケーブル支持溝外壁片、4B・・・
ケーブル支持溝内壁片、5・・・支持部、6・・・係止
突起、7・・・係合突起、7A・・・傾斜滑動面、7B
・・・係合面、8・・・閉塞片、9・・・閉止保合片、
9A・・・案内滑動面、9B・・・当接係合面、9C・
・・取外し用摘み、10・・・支持突片、11・・・嵌
合補助片、12・・・屈曲部、13・・連結部、14・
・・補助嵌着溝、15・・・規制部、16・・・圧着部
材、17・・・圧着片、18・・・押圧片、19・・・
案内片、20・・会合突起、21・・・圧止片、22・
・・滑り止め突条、101・・従来の支持具、102・
・・嵌着溝、103・・係止部、104・・・ケーブル
支持溝、105・・・支持部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 所要の吊杆部材に対し直交してこれに嵌着する嵌着孔を
    前縁に備えた係止部と、ケーブル等を支持するケーブル
    支持溝金偏えた支持部とを、嵌着孔の深さ方向とケーブ
    ル支持溝の溝方向とが略平行して配置されるよう一体に
    した支持具本体を形成し、先端に適数の係合突起を隆設
    した断面略逆り字形の閉塞片をケーブル支持溝外壁片開
    口端に連設すると共に、ケーブル支持溝内壁片開口端に
    突設した支持突片先端に、下端が前記係合突起に係合自
    在で、力つ上部が支持突片上方に突出している取外し用
    摘みとなっている閉止保合片を傾動可能にして連設し、
    また、前記内壁片開口端近傍においてケーブル支持溝内
    へ突設させた嵌合補助片上面と支持突片下面との間で閉
    塞片を嵌合挾持させるようにしたことを特徴とする吊杆
    部材へのケーブル等の支持具。
JP1979154965U 1979-11-08 1979-11-08 吊杆部材へのケ−ブル等の支持具 Expired JPS583987Y2 (ja)

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