JP2010218096A - 数値設定器およびインバータ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】周波数およびパラメータ値の設定可能な範囲が広い場合でも、その設定のために行う操作の操作性を向上させることができる数値設定器を提供する。
【解決手段】回転可能であるとともにその回転軸方向に押圧可能な操作ノブ5と、操作ノブ5の回転に応じたパルス信号を発生するパルス発生器10と、操作ノブ5の押圧によりオンされる押圧スイッチ11とを設ける。制御部9は、パルス発生器10および押圧スイッチ11からの出力信号に基づいて操作ノブ5の押圧操作、回転操作および押しながら回転操作を検出する。制御部9は、回転操作に応じて数値を変更する数値変更モード中に、押しながら回転操作を検出すると、その数値の増減量の倍率を変更する。
【選択図】図1

Description

本発明は、周波数およびパラメータ値を設定する数値設定器およびこの数値設定器を備えたインバータ装置に関する。
従来より、動作条件等を設定可能に構成された機器、例えばインバータ装置や測定器などには、その動作条件等を設定する各種パラメータを変更するための操作手段と、パラメータに対応した数値を表示するための数値表示器とが設けられている。(例えば特許文献1〜3参照)。このようなパラメータの中には、設定可能な数値の範囲が広いものが存在する。例えば、インバータ装置における運転周波数指令値は、数百Hz〜数千Hzに及ぶ範囲において0.1Hz単位での設定が可能になっている。
このような設定可能範囲の広いパラメータを所望の目標設定値に設定する場合において、現在の設定値と目標設定値とが大きく異なっていると、その設定のために多くの操作が必要となる。つまり、操作手段が押圧スイッチであれば、何回もスイッチを押圧操作する必要が生じる。また、操作手段が回転操作器であれば、回転操作器を何周も回転させなければならず、このような操作に多大な労力と時間を要していた。
この対策として、例えば特許文献2には、回転操作器の回転速度に応じて、数値変更対象とする桁を移動させる技術が開示されている。また、特許文献3には、回転操作器の操作に応じて発生されるパルスの単位時間あたりの変化量に基づいて、数値の増減量を変化させる技術が開示されている。これらの技術によれば、現在の設定値と目標設定値との差が大きい場合でも、少ない操作量で目標設定値に設定することが可能となる。
特開平9−247948号公報 特開平9−062345号公報 特許第3783625号公報
しかしながら、特許文献2、3記載の技術は、いずれも回転操作器の回転速度に基づいて、操作量を低減させるものである。このため、回転操作器を素早く回転させることが困難なユーザにとっては扱いづらいという問題があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、周波数およびパラメータ値の設定可能な範囲が広い場合でも、その設定のために行う操作の操作性を向上させることができる数値設定器およびこの数値設定器を備えたインバータ装置を提供することにある。
上記した目的を達成するために、本発明の数値設定器は、周波数およびパラメータ値を設定する数値設定器において、前記周波数および前記パラメータ値に対応した複数桁の数値を表示する数値表示器と、回転操作と当該回転操作の回転軸方向への押圧操作とを可能に構成された操作手段と、前記操作手段の操作に応じて前記周波数および前記パラメータ値を設定するとともに、前記数値表示器の表示を制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記回転操作に応じて前記周波数およびパラメータ値に対応した数値を所定の倍率に基づいて増減させるとともに、当該増減させた数値を前記数値表示器に表示させ、前記回転操作および前記押圧操作を含む倍率変更操作に応じて前記倍率を変更させるように構成されていることを特徴とする。
このように構成すれば、操作手段の回転操作および押圧操作を含む倍率変更操作が行われることにより、周波数およびパラメータ値に対応した数値を増減する際の増減値の倍率が変更される。周波数およびパラメータ値の設定可能な範囲が広い場合であっても、上記のとおり倍率を変更して増減値を調整すれば、素早い回転操作を必要とすることなく且つ操作手段の回転操作量をむやみに増加させることなく、各数値を所望の目標値に設定することができる。
本発明によれば、周波数およびパラメータ値の設定可能な範囲が広い場合であっても、素早い回転操作を必要とすることなく且つ少ない操作量の回転操作により、各数値を所望の目標値に設定することが可能となるので、周波数およびパラメータ値の設定を行うための操作の操作性を向上させることができる。
本発明の第1の実施形態を示すインバータ装置の電気的構成図 インバータ装置の前面構成を概略的に示す外観図 パルス信号とスイッチ状態信号とを示す図であり、短押し操作がなされたと判断される一例を示す図 長押し操作がなされたと判断される一例を示す図3相当図 押圧操作無しと判断される一例を示す図3相当図 回転操作がなされたと判断される一例を示す図3相当図 押しながら回転操作がなされたと判断される第1の例を示す図3相当図 押しながら回転操作がなされたと判断される第2の例を示す図3相当図 各モニタモードを示す状態遷移図 標準モニタモード中の各状態を示す状態遷移図 設定モニタモード中の各状態を示す状態遷移図 桁移動が行われない場合の数値設定手順を示す図 桁移動が行われる場合の図12相当図 本発明の第2の実施形態を示す図10相当図 回転操作中に短押し操作がなされたと判断される一例を示す図3相当図 回転操作中に長押し操作がなされたと判断される一例を示す図3相当図 本発明の第3の実施形態を示す図10相当図
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態について図1〜図13を参照しながら説明する。
図2は、インバータ装置の前面構成を概略的に示す外観図である。この図2に示すように、インバータ装置1の前面には、数値表示器2および表示ランプ群3からなる表示部4と、操作ノブ5および操作キー群6からなる操作部7が設けられている。
数値表示器2は、7セグメントLED(小数点付き)が4つ併設された構成であり、4桁の英数字を表示可能になっている。表示ランプ群3は、%ランプ3a、Hzランプ3b、RUNランプ3c、PRGランプ3dおよびMONランプ3eからなり、いずれもLEDにより構成されている。%ランプ3aおよびHzランプ3bは、数値表示器2に表示されている数値の単位を表示するために設けられている。RUNランプ3c、PRGランプ3dおよびMONランプ3eは、インバータ装置1の運転状態や動作モードなどを表示するために設けられている。
操作ノブ5(操作手段に相当)は、回転可能に構成されているとともに、その回転軸方向且つインバータ装置1の筐体8側に押圧可能に構成されている。このような構成により、操作ノブ5に対して、押圧操作(後述する短押し操作および長押し操作)、回転操作および押しながら回転操作を行うことが可能になっている。操作キー群6は、LOCREMキー6a、RUNキー6b、MODEキー6cおよびSTOPキー6dからなり、いずれも押圧スイッチにより構成されている。
図1は、インバータ装置1の制御部に係る電気構成を概略的に示している。ただし、図1では、ダイオードをブリッジ接続して構成されるコンバータ部およびスイッチング素子をブリッジ接続して構成されるインバータ部からなる主回路部については図示を省略している。制御部9は、CPU、ROM、RAMなどを備えたマイクロコンピュータを主体として構成されている。
制御部9には、パルス発生器10、押圧スイッチ11、操作キー群6、数値表示器2および表示ランプ群3が接続されている。パルス発生器10は、例えばインクリメンタル方式のロータリエンコーダである。パルス発生器10の回転軸は操作ノブ5の回転に連動して回転されるようになっている。このため、パルス発生器10は、操作ノブ5の回転量および回転方向に応じた2相のパルス信号を発生する。押圧スイッチ11は、例えばモーメンタリ動作する常開形のスイッチであり、操作ノブ5の押圧操作に伴ってオンされるようになっている。なお、パルス発生器10は、アブソリュート方式のロータリエンコーダなど他の方式のものでもよい。また、押圧スイッチ11は、モーメンタリ動作する常閉形のスイッチでもよい。
制御部9には、パルス発生器10から出力されるパルス信号、押圧スイッチ11や操作キー群6の操作状態を示す信号が与えられている。制御部9は、これら操作部7から与えられる信号に基づいて操作ノブ5や操作キー群6に対する操作を検出し、例えば周波数やパラメータの数値の設定など動作条件の設定を行い、設定した動作条件に基づいて前述したインバータ部などの制御を実行する。また、制御部9は、設定された動作条件や、インバータ部ひいてはその負荷の動作状態などを数値表示器2および表示ランプ群3からなる表示部4に表示させるなどの制御も実行する。本実施形態では、上記した表示部4、操作部7、パルス発生器10および押圧スイッチ11により、数値設定器12が構成されている。
続いて、制御部9において、操作ノブ5に対する各操作状態(短押し操作、長押し操作、回転操作、押しながら回転操作)を検出する判断方法について図3〜図8を参照して説明する。図3〜図8は、パルス発生器10から出力されるパルス信号と、押圧スイッチ11の開閉に応じてレベルが変化するスイッチ状態信号を示している。なお、このパルス信号は、パルス発生器10により発生される2相のパルス信号のいずれか一方を表している。また、スイッチ状態信号は、押圧スイッチ11がオフのときにLレベルとなり、オンのときにHレベルとなるものである。制御部9は、これらパルス信号とスイッチ状態信号に基づいて操作ノブ5に対する各操作状態を下記(1)〜(3)のように判断する。
(1)押圧操作の判断
制御部9は、操作ノブ5が押された時点(時刻t1)から離された時点(時刻t2)までの時間が、所定時間T1以上且つ所定時間T2未満である場合には短押し操作がなされたと判断する(図3参照)。また、操作ノブ5が押された時点(時刻t1)から所定時間T2以上経過した場合には長押し操作がなされたと判断する(図4参照)。また、操作ノブ5が押された時点(時刻t2)から離された時点(時刻t3)までの時間が所定時間T1未満である場合には押圧操作がなされなかったと判断する(図5参照)。本実施形態では、所定時間T1を0.03秒に設定するとともに所定時間T2を0.5秒に設定しているが、これらの値は適宜変更可能である。
さて、ユーザが操作ノブ5に対する押圧操作を行う場合において、操作ノブ5を押し始める際、または操作ノブ5を押した後に離す際、操作の状態、例えば押圧角度などによっては、操作ノブ5がわずかに回転してしまう場合もある。本実施形態では、このような回転については回転操作とみなさず、単に押圧操作がなされたと判断するようにしている。
すなわち、操作ノブ5を押し始める際にわずかに回転した場合には、スイッチ状態信号がLレベルからHレベルに転じる時刻t1からパルス信号が発生する(図3〜図5参照)。このパルス信号は、操作ノブ5のわずかな回転により瞬間的に発生したものであるため、その発生時間は短い。そこで、本実施形態の制御部9は、押圧操作の開始時点である時刻t1から所定時間T1が経過するまでの間にパルス信号が発生したとしても、操作ノブ5に対して回転操作がなされたとは判断しない。
また、操作ノブ5を離す際にわずかに回転した場合には、スイッチ状態信号がHレベルからLレベルに転じる時刻t2からパルス信号が発生する(図3参照)。このパルス信号も、操作ノブ5のわずかな回転により瞬間的に発生したものであるため、その発生時間は短い。そこで、本実施形態の制御部9は、押圧操作の終了時点である時刻t2から所定時間T1が経過するまでの間にパルス信号が発生したとしても、操作ノブ5を押し始める際と同様に、操作ノブ5に対して回転操作がなされたとは判断しない。このように、制御部9は、操作ノブ5が押されてから所定時間T1が経過するまでの間、および操作ノブ5が離されてから所定時間T1が経過するまでの間に発生したパルス信号について、そのパルス数に関わらず無視するようになっている。
(2)回転操作の判断
制御部9は、パルス信号が2パルス発生する毎に操作ノブ5に対する回転操作が1回なされたと判断するようになっている。例えば、図6の場合では、6回の回転操作がなされたと判断する。また、ユーザが操作ノブ5に対して回転操作を行う際、操作の状態、例えば力の加え加減などによっては、操作ノブ5が誤って押圧されてしまう場合もある。本実施形態では、このような押圧については押圧操作とみなさず、単に回転操作がなされたと判断するようにしている。
すなわち、操作ノブ5が回転している際に押圧された場合、スイッチ状態信号がLレベルからHレベルに転じる(図6参照)。このスイッチ状態信号の変化は操作ノブ5の瞬間的な押圧によるものであるため、Hレベルである時間は極めて短い。そこで、本実施形態の制御部9は、スイッチ状態信号が所定時間T1未満の時間だけHレベルになったとしても、操作ノブ5に対して押圧操作がなされたとは判断しない。
(3)押しながら回転操作の判断
制御部9は、スイッチ状態信号がHレベルである間にパルス信号が2パルス発生する毎に操作ノブ5に対して押しながら回転操作が1回なされたと判断する(図7および図8参照)。図7は、押圧操作した後、その押圧状態を維持したまま回転操作を行った場合である。図8は、回転操作をしている間に押圧操作を行い、その押圧状態を維持したまま回転操作を継続した場合である。
ただし、これらの場合についても、制御部9は、前述したように操作ノブ5が押された時点から所定時間T1が経過するまでの間に発生したパルス信号は無視する。例えば、図7の場合、操作ノブ5が押された時点から所定時間T1が経過するまでに発生した4パルスは無視し、その後に発生した8パルスのみを検出する。また、図8の場合、操作ノブ5が押されてから所定時間T1が経過するまでに発生した2パルスは無視し、その後に発生した8パルスのみを検出する。このため、図7および図8のいずれの場合も、制御部9は、操作ノブ5に対して押しながら回転操作が4回なされたと判断する。
また、図7において、最初の4パルスと、その後の8パルスとでパルス幅が異なる理由は以下のとおりである。すなわち、パルス信号のパルス幅は、操作ノブ5の回転速度に依存するため、回転速度が速い場合にはパルス幅は狭い。このため、図7では、押圧スイッチ11が押された直後に意図せずに瞬間的に発生したパルス信号のパルス幅が、その後に発生するパルス信号のパルス幅よりも狭くなっている。
なお、操作ノブ5に対する回転操作(または押しながら回転操作)が1回なされたと判断するためのパルス数は、上記した2パルスに限らずともよく、例えば1パルスでもよいし、3パルス以上でもよい。
さて、制御部9は、以下の3つのモニタモードを有しており、各モニタモード毎に設定可能なパラメータおよび表示部4に表示する内容などが変更されるようになっている。すなわち、標準モニタモードでは、操作部7の操作によりインバータ装置1の運転周波数指令値(周波数に相当)の設定が可能になるとともに、表示部4にその数値などが表示される。設定モニタモードでは、操作部7の操作によりインバータ装置1の動作条件などを設定するための各種パラメータ値の設定が可能になるとともに、表示部4にその項目名および数値などが表示される。状態モニタモードでは、表示部4にインバータ装置1の運転状態(入出力電圧値、負荷電流値など)などが表示される。
図9は、3つのモニタモードを示す状態遷移図である。この図9に示すように、各モニタモードは、MODEキー6cが操作される度に、標準モニタモード、設定モニタモード、状態モニタモードの順にモード移行されるようになっている。3つのモニタモードのうち、標準モニタモードおよび設定モニタモードは、運転周波数指令値または各種パラメータ値の変更を行う数値変更モードと、変更可能な数値の桁を移動させる桁移動モードとを含んでいる。
図10は、標準モニタモード中の状態遷移図である。標準モニタモードに移行すると、インバータ装置1の運転周波数の数値を数値表示器2に表示する数値表示状態となる(運転周波数表示)。ここで、回転操作または短押し操作がなされると、数値変更モードに移行する。
数値変更モードでは、運転周波数指令値に対応する複数桁の数値のうち、変更対象となる桁の数値が回転操作の回数に応じて増減される。具体的には、時計回りの回転操作が1回なされる毎に変更対象桁の数値が1ずつ増加し、反時計回りの回転操作が1回なされる毎に変更対象桁の数値が1ずつ減少する。なお、数値表示状態から数値変更モードに移行したこの段階では最下位の桁が変更対象桁となっている。この数値変更モード中に、短押し操作がなされると、運転周波数指令値が決定(設定)され、数値表示状態に戻る。
また、この数値変更モード中に、長押し操作または押しながら回転操作がなされると、桁移動モードに移行する。なお、このモード移行の条件は、押しながら回転操作だけに変更してもよい。この桁移動モードでは、数値変更モードで変更対象とする桁が押しながら回転操作の回数に応じて変更される。具体的には、時計回りの押しながら回転操作が1回なされる毎に変更対象となる桁が1つ右へ移動し、反時計回りの押しながら回転操作が1回なされる毎に変更対象となる桁が1つ左に移動する。この桁移動モード中に、操作ノブ5の押圧状態が解除されると、数値変更モードに戻る。桁移動モードから数値変更モードに移行した段階では、桁移動モードにおいて設定された変更対象となる桁の数値が回転操作の回数に応じて増減される。
数値変更モードでは、各桁について0〜9まで順次変更されるようになっている。すなわち、本実施形態では、小数点以下第一位の桁が変更対象である場合、回転操作が1回なされる毎に運転周波数指令値を0.1Hzずつ増減させる。同様に、一の位の桁が変更対象である場合には1Hzずつ増減させ、十の位の桁が変更対象である場合には10Hzずつ増減させ、百の位の桁が変更対象である場合には100Hzずつ増減させるようになっている。また、数値変更モードでは、桁の繰り上がりおよび繰り下がりについても自動的に行うようになっている。このようなことから、桁移動モードは、数値変更モードで回転操作の回数に応じて変更される数値の増減値に対する倍率を設定するためのモードであると言える。従って、本実施形態では、桁移動モード中における「押しながら回転操作」が倍率変更操作に相当する。
制御部9は、上記した数値変更モードおよび桁移動モード中に数値表示器2に表示する数値について、変更対象の桁の数値を点滅表示させるとともに、その他の桁の数値を点灯表示させる。つまり、制御部9は、変更対象の桁の数値の表示状態と、他の桁の数値の表示状態とを異ならせるようにしている。なお、この表示状態の制御方法は適宜変更可能である。例えば、変更対象の桁の数値を点灯表示させるとともに、他の桁の数値を点滅表示させてもよい。また、変更対象の桁の数値または他の桁の数値のいずれか一方を高輝度表示させてもよい。さらには、これら点灯状態による区別と、輝度レベルによる区別とを組み合わせてもよい。
制御部9は、桁移動モード中において、%ランプ3aおよびHzランプ3bの両方を点滅表示させる。つまり、%ランプ3aおよびHzランプ3bは、操作状態報知手段としても機能する。なお、本実施形態では、桁移動モードにおいて変更対象の桁が設定された後、操作ノブ5に対する操作が所定時間(例えば5分)なされなかった場合には、変更対象の桁が最小の桁である小数点以下第一位の桁に戻るようになっている。
図11は、設定モニタモード中の状態遷移図である。設定モニタモードに移行すると、各種パラメータのうち1つのパラメータの項目名(例えば、加速時間であれば「ACC」)が数値表示器2に表示されるパラメータ名表示状態となる(パラメータ選択)。このときに表示されるパラメータは、回転操作に応じて変更可能となっている。ここで、短押し操作がなされると、そのときに表示されているパラメータの数値を変更可能な数値変更モードに移行する。数値変更モードおよび桁移動モードにおける動作は、前述した標準モニタモードの場合と同様であり、パラメータの数値変更およびその変更対象の桁の移動を行うことができるようになっている。
次に、上記構成の作用について図12および図13も参照して説明する。
図12は、数値の変更対象桁の移動を行なわずに運転周波数指令値の設定変更を行う場合の手順の一例を示している。ここでは、インバータ装置1の運転が停止された状態で、運転周波数指令値を30.0Hzから50.0Hzに設定変更する場合を想定している。まず、MODEキー6cが操作されることにより、標準モニタモードに移行すると、数値表示器2にインバータ装置1の運転周波数の数値が表示されるとともに、Hzランプ3bが点灯表示される(図12(a))。この場合、インバータ装置1の運転が停止されているため、運転周波数の数値は「0.0」となっている。
ここで、短押し操作または回転操作がなされると、数値変更モードに移行する。すると、数値表示器2に現在の運転周波数指令値(30.0)が表示される(図12(b))。このとき、数値の変更対象桁の小数点以下第一位の桁の数値が点滅表示されるとともに、その他の桁(一の位、十の位)の数値が点灯表示される。
この図12(b)の状態において、反時計回り(CCW)の回転操作が1回なされると、運転周波数指令値が0.1減少されて29.9に変更される(図12(c))。また、時計回り(CW)の回転操作が1回なされると、運転周波数指令値が0.1増加されて30.1に変更される(図12(d))。この場合、時計回りの回転操作が200回なされることにより、運転周波数指令値が目標値の50.0に変更される(図12(e))。
このようにして運転周波数指令値を目標値に合わせた後、短押し操作がなされると、運転周波数指令値が決定(設定)され、その値が制御部9のメモリに書き込まれる。この際、数値表示器2には、設定した運転周波数指令値である「50.0」と、運転周波数指令値を示す項目名である「FC」とが交互に点滅表示される(図12(f))。その後、上記書き込み動作が終了すると、数値表示状態に戻る(図12(a))。
図13は、数値の変更対象桁の移動を行って運転周波数指令値の設定変更を行う場合の手順の一例を示している。ここでも、図12と同様、運転周波数指令値を30.0Hzから50.0Hzに設定変更する場合を想定している。まず、MODEキー6cが操作されることにより、標準モニタモードに移行すると、数値表示器2にインバータ装置1の運転周波数の数値(0.0)が表示されるとともに、Hzランプ3bが点灯表示される(図13(a))。ここで、短押し操作または回転操作がなされると、図12(b)に示した数値変更モードに移行する。
この数値変更モードにおいて、長押し操作または押しながら回転操作がなされると、桁移動モードに移行する。桁移動モードに移行すると、%ランプ3aとHzランプ3bの両方が点滅表示される(図13(b))。
この図13(b)の状態において、反時計回りの押しながら回転操作が1回なされると、変更対象桁が1つ左に移動して一の位に変更される(図13(c))。この図13(c)の状態において、時計回りの押しながら回転操作が1回なされると、変更対象桁が1つ右に移動して小数点以下第一位の桁に戻る(図13(b))。また、図13(c)の状態において、反時計回りの押しながら回転操作が1回なされると、変更対象桁がさらに1つ左に移動して十の位に変更される(図13(d))。この際、変更対象桁の数値のみが点滅表示される。なお、押しながら回転操作がなされることにより、桁移動モードに移行した場合には、モード移行と同時に上記回転操作の回数に応じた変更対象桁の移動が行われることになる。
このような桁移動モードにおいて、操作ノブ5の押圧状態が解除されると、変更対象桁が決定(設定)されるとともに数値変更モードに戻る(図13(e))。ここでは、変更対象桁が十の位に設定された状態で数値変更モードに戻るため、十の位の数値のみ点滅表示されている。また、数値変更モードに戻ると、%ランプ3aが消灯されるとともにHzランプ3bが点灯表示される。
この図13(e)の状態において、反時計回りの回転操作が1回なされると、運転周波数指令値が10減少されて20.0に変更される(図13(f))。また、時計回りの回転操作が1回なされると、運転周波数指令値が10増加されて40.0に変更される(図13(g))。この場合、時計回りの回転操作が2回なされることにより、運転周波数指令値が目標値の50.0に変更される(図13(h))。このようにして運転周波数指令値を目標値に合わせた後、短押し操作がなされると、図12の場合と同様に運転周波数指令値が決定され(図13(i))、その後、数値表示状態に戻る(図13(a))。この図13のように、桁移動モードを利用することにより、図12のように桁移動モードを利用しない場合と比較し、運転周波数指令値の設定変更に係る操作が大幅に低減される。
以上説明したように、本実施形態によれば次のような効果を奏する。
運転周波数指令値または各種パラメータ値を設定する数値変更モード中に、押しながら回転操作が行われることにより、数値変更の対象とする桁が変更される。運転周波数指令値またはパラメータ値の設定可能な範囲が広い場合であっても、上記のとおり数値変更の対象とする桁を変更して数値の増減量を調整すれば、素早い回転操作を必要とすることなく且つ少ない操作量の回転操作により、各数値を所望の目標値に設定可能となるので、運転周波数指令値およびパラメータ値の設定に係る操作の操作性を向上させることができる。また、このように数値の増減量を調整できるので、運転周波数指令値およびパラメータ値について、大幅な変更から微調整まで可能となる。
操作ノブ5を回転可能に構成するとともに回転軸方向に押圧可能に構成し、操作ノブ5の回転に応じたパルス信号を発生するパルス発生器10と、操作ノブ5の押圧によりオンされる押圧スイッチ11とを設け、制御部9は、パルス発生器10および押圧スイッチ11からの出力信号に基づいて操作ノブ5の押圧操作、回転操作および押しながら回転操作を検出する。制御部9は、検出した操作ノブ5の各操作状態に応じて数値の設定や桁移動などを制御する。このような構成によれば、ユーザは、操作ノブ5から指をほとんど移動させることなく、数値の設定や桁移動などを行い得るため、さらに操作性が向上する。
制御部9は、操作ノブ5が押されてから所定時間T1が経過するまでの間、および操作ノブ5が離されてから所定時間T1が経過するまでの間に発生したパルス信号について、そのパルス数に関わらず無視する。これにより、ユーザが操作ノブ5に対する押圧操作を行う場合において、操作ノブ5を押し始める際、または操作ノブ5を押した後に離す際、操作の状態により操作ノブ5が誤って回転した場合でも単なる押圧操作であると判断でき、押しながら回転操作(倍率変更操作)が行われたと誤判断することを防止できる。
制御部9は、スイッチ状態信号が所定時間T1未満の時間だけHレベルになったとしても、操作ノブ5に対して押圧操作がなされたとは判断しない。これにより、ユーザが操作ノブ5に対して回転操作を行う際、操作の状態により操作ノブ5が誤って押圧された場合でも単なる回転操作であると判断でき、押しながら回転操作(倍率変更操作)が行われたと誤判断することを防止できる。
制御部9は、数値変更モードおよび桁移動モード中に数値表示器2に表示する数値について、変更対象の桁の数値を点滅表示させるとともに、その他の桁の数値を点灯表示させる。このように表示状態を異ならせることにより、変更対象の桁がユーザに報知される。従って、ユーザはこの表示を見ながら倍率変更操作を行うことにより、変更対象の桁の設定操作、つまり増減量の倍率調整操作を正確に行うことができる。また、制御部9は、桁移動モード中において、%ランプ3aおよびHzランプ3bの両方を点滅表示させる。これにより、桁移動モード中であることをユーザに対して報知することができる。これら%ランプ3aおよびHzランプ3bは、インバータ装置の表示部に通常設けられるものである。このように、インバータ装置に元々存在するランプを流用するので、新たに桁移動モード中であることを報知するための表示手段を設ける必要がない。
数値表示状態(またはパラメータ名表示状態)から数値変更モードに移行した段階では、運転周波数指令値(または各種パラメータ値)の最下位の桁が回転操作の回数に応じて増減されるようにした。また、桁移動モードにおいて変更対象の桁が設定された後、操作ノブ5に対する操作が所定時間なされなかった場合には、変更対象の桁を最下位の桁に戻すようにした。これにより、運転周波数指令値や各種パラメータ値が不用意に大きく変更されてしまう事態を防止できる。
(第2の実施形態)
以下、本発明の第2の実施形態について図14〜図16を参照しながら、第1の実施形態と異なる部分を主体に説明する。
まず、制御部9における操作ノブ5の各操作状態を検出するための判断方法について図15および図16を参照して説明する。図15および図16は、第1の実施形態における図3相当図である。制御部9は、操作ノブ5に対する操作状態として、短押し操作、長押し操作および回転操作を検出する。つまり、本実施形態の制御部9は、押しながら回転操作を検出しない。このため、制御部9は、図15に示すように、パルス信号が発生している(回転操作がなされている)間に、スイッチ状態信号がHレベルに転じ、そのHレベルである状態が所定時間T1以上且つ所定時間T2未満だけ継続した場合、回転操作の途中で短押し操作がなされたと判断する。また、制御部9は、図16に示すように、回転操作がなされている間に、スイッチ状態信号がHレベルに転じ、そのHレベルである状態が所定時間T2以上継続した場合、回転操作の途中で長押し操作がなされたと判断する。
このように、本実施形態の制御部9は、第1の実施形態における倍率変更操作である押しながら回転操作を検出しない。このため、本実施形態では、標準モニタモードおよび設定モニタモード中における状態遷移のための操作内容が第1の実施形態とは異なっている。図14は、標準モニタモード中の状態遷移図である。図14に示すように、数値表示状態(運転周波数表示)において、回転操作または短押し操作がなされると、数値変更モードに移行する。この数値変更モード中に、長押し操作がなされると、運転周波数指令値が決定(設定)され、数値表示状態に戻る。また、この数値変更モード中に短押し操作がなされると、桁移動モードに移行する。
桁移動モードでは、数値変更モードで変更対象とする桁が回転操作の回数に応じて変更される。具体的には、時計回りの回転操作が1回なされる毎に変更対象となる桁が1つ右へ移動し、反時計回りの回転操作が1回なされる毎に変更対象となる桁が1つ左に移動する。このように、本実施形態では、数値変更モード中に行われる短押し操作と、桁移動モード中に行われる回転操作とが倍率変更操作に相当する。この桁移動モード中に短押し操作がなされると、数値変更モードに戻る。なお、ここでは、設定モニタモードの状態遷移についての説明は省略するが、設定モニタモード中の操作についても上述した標準モニタモードと同様に変更されている。
以上説明したように、本実施形態によれば、運転周波数指令値または各種パラメータ値を設定する数値変更モード中に短押し操作が行われることにより、桁移動モードに移行する。そして、桁移動モードでは、回転操作の回数に応じて数値変更の対象とする桁が変更される。このような構成によっても、数値変更の対象とする桁を変更して数値の増減量を調整することができるので、第1の実施形態と同様の作用および効果が得られる。
また、桁移動モードに移行した後は、操作ノブ5の押圧状態を解除しても数値変更モードに戻らないため、通常の回転操作によって数値変更の対象とする桁の設定を行うことができる。従って、本実施形態の構成によれば、第1の実施形態の構成と比較して、数値変更の対象とする桁の設定に係る操作の操作性が向上する。また、数値変更モードと桁移動モードとの間は、操作時間が短い短押し操作により双方への移行が可能となっている。このため、数値設定を行うときに頻繁に桁移動をする必要が生じた場合の操作性を一層向上することができる。
(第3の実施形態)
以下、第2の実施形態に対し、標準モニタモードおよび設定モニタモードにおける状態遷移のための操作内容を変更した本発明の第3の実施形態について図17を参照しながら、第2の実施形態と異なる部分を主体に説明する。
図17は、標準モニタモード中の状態遷移図である。図17に示すように、数値表示状態(運転周波数表示)において、回転操作または短押し操作がなされると、数値変更モードに移行する。この数値変更モード中に、短押し操作がなされると、運転周波数指令値が決定(設定)され、数値表示状態に戻る。また、この数値変更モード中に長押し操作がなされると、桁移動モードに移行する。
このように、本実施形態では、数値変更モード中に行われる長押し操作と、桁移動モード中に行われる回転操作とが倍率変更操作に相当する。なお、ここでは、設定モニタモードの状態遷移についての説明は省略するが、設定モニタモード中の操作についても上述した標準モニタモードと同様に変更されている。
以上説明したように、本実施形態によれば、運転周波数指令値または各種パラメータ値を設定する数値変更モード中に長押し操作が行われることにより、桁移動モードに移行する。そして、桁移動モードでは、回転操作の回数に応じて数値変更の対象とする桁が変更される。このような構成によっても、数値変更の対象とする桁を変更して数値の増減量を調整することができるので、第1の実施形態と同様の作用および効果が得られる。また、操作時間が短い短押し操作により数値変更モードから数値表示状態(またはパラメータ名表示状態)に移行可能であるため、運転周波数指令値(または各種パラメータ値)の確認だけを行う場合の操作性を一層向上することができる。
(その他の実施形態)
なお、本発明は上記し且つ図面に記載した各実施形態に限定されるものではなく、次のような変形又は拡張が可能である。
桁移動モード中に%ランプ3aおよびHzランプ3bの両方を点灯表示させてもよい。桁移動モード中に点滅表示または点灯表示させるランプは、%ランプ3aおよびHzランプ3bに限らずともよく、表示ランプ群3の他の表示ランプを用いてもよいし、新たに表示手段を設けてもよい。また、桁移動モード中であることをユーザに報知する手段は、表示ランプの表示に限らずともよい。例えば、数値変更モード中に変更対象の桁を点滅表示させるとともに他の桁を点灯表示させ、桁移動モード中に変更対象の桁を高輝度で点滅表示させるとともに他の桁を点灯表示させてもよい。この方法によれば、数値表示器2の表示状態だけで桁移動モード中であることを報知できる。
桁移動モード中、数値表示器2に運転周波数指令値またはパラメータ値を表示させていたが、これらの表示は必要に応じて行なえばよい。これらを表示しない場合に、変更対象となる桁の7セグメントLEDの一部だけ点灯または点滅表示させてもよい。これにより、桁移動モードにおいて変更対象の桁と他の桁とが明確に区別可能となる。さらに、このようにすれば、7セグメントLEDの表示状態つまり数値表示器2の表示状態だけで、数値変更モードと桁移動モードとの区別を行うことができる。変更対象の桁の表示状態と、他の桁の表示状態とを異ならせる制御は必要に応じて行えばよい。例えば、この制御に代えて、変更対象の桁をユーザに対して報知するための表示手段を新たに設けてもよい。数値表示器は、複数桁の数値を表示可能なものであればよく、例えば液晶表示装置などで構成してもよい。
制御部9は、操作ノブ5が押されてから所定時間T1が経過するまでの間、および操作ノブ5が離されてから所定時間T1が経過するまでの間の回転操作についても検出するようにしてもよい。また、制御部9は、スイッチ状態信号が所定時間T1未満の時間だけHレベルになったとしても、押圧操作がなされたと判断するようにしてもよい。
第3の実施形態において、制御部9は、押しながら回転操作を検出可能に構成してもよい。その場合、数値変更モード中、押しながら回転操作が検出されると桁移動モードに移行するとともに、この押しながら回転操作の回数に応じて変更対象桁を移動させるように構成すればよい。なお、この場合も、桁移動モード中に押圧状態が解除されても数値変更モードに戻らず、その後に短押し操作がなされたときに数値変更モードに戻るようにすればよい。
変更対象の桁に関わらず、時計回りの回転操作に応じて上限値まで増加できるように構成してもよい。また、変更対象の桁に関わらず、反時計回りの回転操作に応じて下限値まで減少できるように構成してもよい。例えば運転周波数指令値の上限値が60.0Hzであるとする。上記各実施形態によれば、現在の運転周波数指令値が30.5Hzであり、変更対象の桁が一の位である場合に桁移動モードを利用しなければ、59.5Hzまでしか設定できない。このような場合に、変更対象の桁に関わらず、時計回りの回転操作の回数に応じて、小数点以下第一位の桁の数値を増加させて60.0Hzまで増加させるようにしてもよい。
また、例えば運転周波数指令値の下限値が0.0Hzであるとする。上記各実施形態によれば、現在の運転周波数指令値が30.5Hzであり、変更対象の桁が一の位である場合に桁移動モードを利用しなければ、0.5Hzまでしか設定できない。このような場合に、変更対象の桁に関わらず、反時計回りの回転操作の回数に応じて、小数点以下第一位の桁の数値を減少させて0.0Hzまで減少させるようにしてもよい。このようにすれば、桁移動モードに移行させてから再び数値変更モードに移行させるという操作が低減され、より利便性が向上する。
標準モニタモードおよび設定モニタモード中の状態遷移の操作パターンとして、第1〜第3の実施形態毎に3つの異なる操作パターンを示した。インバータ装置1は、これら3つの操作パターンの全てを受け付け可能な構成とし、ユーザが所定のパラメータを設定することにより、各操作パターンの中から所望のパターンを選択できるようにしてもよい。数値表示器2および表示ランプ群3の表示制御については、上記したように様々なパターンが考えられる。インバータ装置1は、これら全ての表示制御のパターンを実現可能な構成とし、ユーザが所定のパラメータを設定することにより、各表示制御のパターンの中から所望のパターンを選択できるようにしてもよい。
第1の実施形態においては、押圧スイッチ11として、オルタネイト動作するスイッチを用いることもできる。
本発明の数値設定器は、インバータ装置に限らず、動作条件等を設定可能な機器全般に適用することが可能であり、例えば測定器などに適用してもよい。
図面中、1はインバータ装置、2は数値表示器、3aは%ランプ(操作状態報知手段)、3bはHzランプ(操作状態報知手段)、5は操作ノブ(操作手段)、9は制御部、12は数値設定器を示す。

Claims (13)

  1. 周波数およびパラメータ値を設定する数値設定器において、
    前記周波数および前記パラメータ値に対応した複数桁の数値を表示する数値表示器と、
    回転操作と当該回転操作の回転軸方向への押圧操作とを可能に構成された操作手段と、
    前記操作手段の操作に応じて前記周波数および前記パラメータ値を設定するとともに、前記数値表示器の表示を制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、
    前記回転操作に応じて前記周波数およびパラメータ値に対応した数値を所定の倍率に基づいて増減させるとともに、当該増減させた数値を前記数値表示器に表示させ、
    前記回転操作および前記押圧操作を含む倍率変更操作に応じて前記倍率を変更させるように構成されていることを特徴とする数値設定器。
  2. 前記制御部は、前記押圧操作が行われている状態で前記回転操作が行われると前記倍率変更操作が行われたと判断することを特徴とする請求項1記載の数値設定器。
  3. 前記制御部は、前記押圧操作が行われた後に前記回転操作が行われると前記倍率変更操作が行われたと判断することを特徴とする請求項1記載の数値設定器。
  4. 前記押圧操作は、長押し操作であることを特徴とする請求項3記載の数値設定器。
  5. 前記制御部は、前記押圧操作の開始時点から所定時間経過後の時点までに行われる前記回転操作を無視することを特徴とする請求項2ないし4のいずれかに記載の数値設定器。
  6. 前記制御部は、前記押圧操作の終了時点から所定時間経過後の時点までに行われる前記回転操作を無視することを特徴とする請求項2ないし5のいずれかに記載の数値設定器。
  7. 前記制御部は、前記回転操作が行われている状態で所定時間未満の前記押圧操作が行われた場合には、この押圧操作を無視することを特徴とする請求項2ないし6のいずれかに記載の数値設定器。
  8. 前記制御部は、前記倍率に応じて、前記数値表示器の複数桁のうち、数値変更可能な最下位の桁の表示状態と他の桁の表示状態とを異ならせることを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の数値設定器。
  9. 前記制御部は、前記数値変更可能な最下位の桁および前記他の桁のいずれか一方を点灯表示させるとともに他方を点滅表示させることを特徴とする請求項8記載の数値設定器。
  10. 前記制御部は、前記数値変更可能な最下位の桁および前記他の桁のいずれか一方を高輝度表示させることを特徴とする請求項8または9記載の数値設定器。
  11. 前記数値表示器の各桁は、それぞれ7セグメントLEDにより構成されており、
    前記制御部は、前記数値変更可能な最下位の桁の7セグメントLEDと前記他の桁の7セグメントLEDとを、一部のセグメントの表示状態のみ異ならせることを特徴とする請求項8ないし10のいずれかに記載の数値設定器。
  12. 前記倍率変更操作が行われている期間に、倍率変更操作中であることを使用者に対して報知する操作状態報知手段を備えていることを特徴とする請求項1ないし11のいずれかに記載の数値設定器。
  13. 請求項1ないし12のいずれかに記載の数値設定器を備えたインバータ装置。
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